JPH11344550A - 狭帯域信号追尾方法 - Google Patents

狭帯域信号追尾方法

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JPH11344550A
JPH11344550A JP10152646A JP15264698A JPH11344550A JP H11344550 A JPH11344550 A JP H11344550A JP 10152646 A JP10152646 A JP 10152646A JP 15264698 A JP15264698 A JP 15264698A JP H11344550 A JPH11344550 A JP H11344550A
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JP
Japan
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signal
frequency
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JP10152646A
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English (en)
Inventor
Masato Yamashita
正人 山下
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は記憶容量もデータ転送量も増加する
ことなく、運用中にセクタ開始ビーム番号Pを変更する
ことができる狭帯域信号追尾方法を提供する。 【解決手段】 複数の受波ビームを用いて受波した複数
の信号のうち、ある方位範囲に含まれる連続した信号を
選択し、選択された信号ごとに、その信号の周波数分析
を行い信号強度分布を求め、それぞれ複数の記憶装置に
一定時間分を保存し、複数の記憶装置に保存されたデー
タに基づいて、狭帯域信号の周波数と到来方位を時間的
に継続して測定する際に、選択された信号の周波数分析
結果を記憶装置に保存するときに、選択する方位範囲が
変更され選択される信号が変化しても、同一の受波ビー
ムで受波された信号の周波数分析結果は同一の記憶装置
に保存する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音波等の入力信号
に周波数分析を行うことで得られる信号強度分布に基づ
いて、特性が未知の狭帯域信号の到来方位と周波数とを
時間的に継続して測定する、狭帯域信号追尾方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の狭帯域信号追尾方法を説明
するための説明図である。図において、1は音響センサ
アレイ、2は整相装置、3は高速フーリエ変換装置(以
下、FFT装置という)、4-1〜4-Mはビーム番号決定
装置、5-1〜5-Mはビーム選択装置、6-1〜6-Mは記憶
装置、7-1〜7-Mはニューラルネットワーク、11はイ
ベント検出装置、12は追尾装置、20は制御装置であ
る。
【0003】次に、従来の狭帯域信号追尾方法の動作に
ついて説明する。ここでは例として、入力信号を音波と
している。まず、音響センサアレイ1は、音響信号を受
波し、整相装置2は、整相を行うことで、水平方向に少
しずつ異なる方位に向けられた複数のビームを形成す
る。ここでは、ビームの数をNとし、また、以降の動作
説明においては方位を、複数のビームが向けられた方位
に離散化して考えることにする。
【0004】そして、FFT装置3は、所定の時間ごと
に、各ビームごとに高速フーリエ変換(以下、FFTと
いう)を行い、周波数上の信号強度分布を算出し出力す
る。以降の動作説明では、時刻をFFTが行われる周期
に離散化し、また、周波数をFFT出力の周波数ビンご
とに離散化して考えることにする。
【0005】そして、制御装置20は、操作者の指示に
より、セクタ開始ビーム番号Pを出力する。ここで、理
想的にはビーム0〜(N−1)のすべてを用いることで
全方位の監視が可能となるのであるが、検出処理が多大
な演算能力資源を要求する場合には全ビームに対する処
理は実現が困難である。そこで、操作者の所望する、あ
る限られた方位範囲(以下、セクタという)に限定した
M(M<Nとする)個のビーム(ビームP〜P+M−1
とする)に対して処理を行うようになっている。そし
て、このセクタの最初のビーム番号Pをセクタ開始ビー
ム番号と呼び、これをビーム番号決定装置(4-1〜4-
M)に送る。
【0006】そして、ビーム番号決定装置(4-1〜4-
M)は、ビーム0〜(N−1)のうちから、指定された
ビームP〜(P+M−1)を選択する。これには、i番
目のビーム番号決定装置(4-i)がビーム番号P+(i
−1)を出力すればよい。そして、ビーム選択装置(5
-1〜5-M)は、ビーム番号決定装置(4-1〜4-M)から
ビーム番号を受け取り、そのビーム番号に対応するビー
ムの周波数上の信号強度分布を、FFT装置3から送ら
れたデータのうちから選択して、記憶装置(6-1〜6-
M)に送る。
【0007】そして、記憶装置(6-1〜6-M)は、ビー
ム選択装置(5-1〜5-M)から送られた信号強度分布
を、所定の時間分だけ保存する。これによって、各ビー
ムごとに、時刻×周波数の2次元空間上の信号強度分布
が得られる。もし、ある方位から狭帯域信号が到来して
いるならば、その方位の近辺に向けられたビ−ムの記時
刻×周波数の2次元空間上の信号強度分布中には、直線
状あるいは曲線状のパターンが浮かび上がる。
【0008】ここで、ニューラルネットワーク(7-1〜
7-M)は、あらかじめ、与えられた2次元画像データ中
に直線又は曲線のパターンが存在するときに大きな値を
出力するように、学習を施されている。これは、例え
ば、パターンが存在する入力データに対して教師信号を
1.0、ランダムな入力データに対する教師信号を0.
0としてバックプロパゲーション法(誤差逆伝搬法)を
用いることにより、実現できるものである。
【0009】そして、各周波数fごとに、ビーム選択装
置(5-1〜5-M)から送られた信号強度分布からその周
波数ビンの近傍に限った小区画を切り出し、ニューラル
ネットワーク(7-1〜7-M)に入力する。これを各周波
数fについて繰り返し、各周波数に対するニューラルネ
ットワーク出力をイベント検出装置11に送る。
【0010】そして、イベント検出装置11は、各方位
・各周波数に関するニューラルネットワーク出力を受け
取り、まず、ニューラルネットワーク出力のピークを求
める。このピークとは、方位×周波数の2次元空間上の
点で、同じビーム内で両隣の周波数ビンよりも大きな値
を持ち、かつ両隣のビームにおける同じ周波数の点より
も大きな値を持つ、極大点のことである。
【0011】もし、あるビームのある周波数に、所定の
閾値よりも大きな値を持つピークが現れたとき、該ビー
ムの方位から該周波数の狭帯域信号が到来したと判断
し、これの点をイベントと呼ぶ。イベントが検出された
場合には、その方位と周波数を追尾装置12へ送る。そ
して、追尾装置12は、イベント検出装置11によって
検出されたイベントのうち、近接した周波数と到来方位
を持つイベントを時間的に連結することで、到来する狭
帯域信号の、時々刻々と変化する方位と周波数を追尾す
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
狭帯域信号追尾方法では、制御装置20から指示される
セクタ開始ビーム番号Pが運用中に変更された場合に、
対処が困難であるという問題点があった。次に、この問
題点について説明する。いま、セクタ開始ビーム番号が
P1であったとすると、ビーム選択装置(5-1〜5-M)
の各々が選択するビームの番号は順に、以下のようにな
る。 P1,P1+1,…,P1+M−2,P1+M−1 …(1)
【0013】ここで、追尾中の狭帯域信号を発する信号
源の位置が移動した等の理由により、セクタ開始ビーム
番号を変更する必要が生じることがある。たとえば、セ
クタ開始ビーム番号をP2(=P1+1)に変更する
と、ビーム選択装置(5-1〜5-M)が選択するビームの
番号は、以下のようになる。 P1+1,P1+2,…,P1+M−1,P1+M …(2)
【0014】ところが、記憶装置(5-1〜5-M)は過去
のデータを保存しているのであるから、選択されたビー
ムが変更された場合、変更後一定の時間が経過するまで
は正しい動作ができない。
【0015】そこで、これを防ぐ手段として、各記憶装
置(5-1〜5-M)間に通信路を設けて、セクタ開始ビー
ム番号が変更された場合に、保存してある過去の情報を
各記憶装置で交換することが考えられるが、ニューラル
ネットワーク(7-1〜7-M)の演算量が多大であること
から、この方法による狭帯域信号追尾方法をリアルタイ
ムに実行する装置を、単一のプロセッサ上に実現するこ
とは不可能である場合があった。
【0016】そのとき、各ニューラルネットワーク(7
-1〜7-M)は複数個のプロセッサに分散されることにな
り、各記憶装置(6-1〜6-M)も、それぞれのプロセッ
サ上で動作せざるを得ない。この場合に各記憶装置(6
-1〜6-M)間で情報交換を行うことはプロセッサ間のデ
ータ転送量を大幅に増加させてしまうことになり、好ま
しくない。また別の方法としては、記憶装置(5-1〜5
-M)が、選択された1ビームだけではなく、つねに全ビ
ームの信号強度分布を記憶しておく方法が考えられる
が、これは明らかに大きな記憶容量を必要とするものと
なってしまう。
【0017】
【発明が解決しようとする手段】本発明に係る狭帯域信
号追尾方法は、狭帯域信号をそれぞれ異なる方位への指
向性を持った複数個の受波ビームを用いて受波し、受波
した複数の信号のうち、ある方位範囲に含まれる連続し
た信号を選択し、選択された信号ごとに、その信号の周
波数分析を行い信号強度分布を求め、求めた信号強度分
布をそれぞれ複数の記憶装置に一定時間分を保存して、
時刻×周波数空間上の信号強度分布を生成し、周波数分
析における各周波数ごとに、複数の記憶装置に保存され
た時刻×周波数空間上の信号強度分布のそれぞれについ
て、各周波数の近傍に限った部分の、直線状又は曲線状
のパターンの存在を判定し、複数の記憶装置に保存され
た時刻×周波数空間上の信号強度分布について判定され
た結果に基づいて、方位×周波数空間上の極大点でかつ
予め設定された閾値を超える値を持つ点を検出してイベ
ントとし、近接した方位・周波数を持つイベントの時間
的な連なりを検出して、狭帯域信号の周波数と到来方位
を時間的に継続して測定する狭帯域信号追尾方法におい
て、選択された信号の周波数分析結果を前記記憶装置に
保存するときに、選択する方位範囲が変更され選択され
る信号が変化しても、同一の受波ビームで受波された信
号の周波数分析結果は同一の記憶装置に保存するもので
ある。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1 図1は、本発明の一実施の形態の狭帯域信号追尾方法を
説明するための説明図である。図において、1は音響セ
ンサアレイ、2は整相装置、3は高速フーリエ変換装置
(以下、FFT装置という)、5-1〜5-Mはビーム選択
装置、6-1〜6-Mは記憶装置、7-1〜7-Mはニューラル
ネットワーク、10はビーム整列装置、11はイベント
検出装置、12は追尾装置、30-1〜30-Mはビーム番
号決定装置、40は制御装置である。
【0019】また、音響センサアレイ1は整相装置2へ
接続し、整相装置2はFFT装置3へ接続し、FFT装
置3はビーム選択装置(5-1〜5-M)へ接続する。一
方、制御装置40はビーム番号決定装置(30-1〜30
-M)へ接続し、ビーム番号決定装置(30-1〜30-M)
はビーム選択装置(5-1〜5-M)へ接続する。また、ビ
ーム選択装置(5-1〜5-M)は記憶装置(6-1〜6-M)
へ接続し、記憶装置(6-1〜6-M)はニューラルネット
ワーク(7-1〜7-M)へ接続し、ニューラルネットワー
ク(7-1〜7-M)はビーム整列装置10へ接続する。ま
た、ビーム整列装置10はイベント検出装置11へ接続
し、イベント検出装置11は、追尾装置12へ接続す
る。
【0020】次に、この実施の形態の動作について説明
する。ここでは入力信号として音響信号を例として説明
する。まず、音響センサアレイ1は、音響信号を受波
し、整相装置2は、整相を行うことで、水平方向に少し
ずつ異なる方位に向けられた複数のビームを形成する。
ここでは、ビームの数をNとし、また、以降の動作説明
においては方位を、複数のビームが向けられた方位に離
散化して考えることにする。
【0021】そして、FFT装置3は、所定の時間ごと
に、各ビームごとに高速フーリエ変換(以下、FFTと
いう)を行い、周波数上の信号強度分布を算出し出力す
る。以降の動作説明では、時刻をFFTが行われる周期
に離散化し、また、周波数をFFT出力の周波数ビンご
とに離散化して考えることにする。
【0022】また、制御装置40はビ−ム番号決定装置
に対してセクタ開始ビーム番号Pを供給する。このPの
値は動作中にリアルタイムに可変であり、人間のオペレ
ータが手動で入力してもよいし、あるいは信号到来方位
に応じて自動的に追従するようにしてもよい。
【0023】そして、ビーム番号決定装置(30-1〜3
0-M)は、ビーム番号決定装置(30-1〜30-M)以降
のブロックが処理を行うビ−ム番号J1 〜JM を決定す
る。この際、各ビーム番号Ji は、下式によって定め
る。 Ji =((i−P)mod M)+P(i=1,2,…,M) …(3) ここで、xmod Mは、整数xをMで割ったときの剰余を
求める演算を表わす。ただし、剰余が負のときはMを加
えることとし、つねに0≦(xmod M)<Mとする。
【0024】そして、ビーム選択装置(5-1〜5-M)
は、ビーム番号決定装置(4-1〜4-M)からビーム番号
を受け取り、そのビーム番号に対応するビームの周波数
上の信号強度分布を、FFT装置3から送られたデータ
のうちから選択して、記憶装置(6-1〜6-M)に送る。
【0025】そして、記憶装置(6-1〜6-M)は、ビー
ム選択装置(5-1〜5-M)から送られた信号強度分布
を、所定の時間分だけ保存する。これによって、各ビー
ムごとに、時刻×周波数の2次元空間上の信号強度分布
が得られる。もし、ある方位から狭帯域信号が到来して
いるならば、その方位の近辺に向けられたビ−ムの記時
刻×周波数の2次元空間上の信号強度分布中には、直線
状あるいは曲線状のパターンが浮かび上がる。
【0026】ここで、ニューラルネットワーク(7-1〜
7-M)は、あらかじめ、与えられた2次元画像データ中
に直線あるいは曲線のパターンが存在するときに大きな
値を出力するように、学習を施されている。これは、例
えば、パターンが存在する入力データに対して教師信号
を1.0、ランダムな入力データに対する教師信号を
0.0としてバックプロパゲーション法(誤差逆伝搬
法)を用いることにより、実現できるものである。
【0027】そして、各周波数fごとに、ビーム選択装
置(5-1〜5-M)から送られた信号強度分布からその周
波数ビンの近傍に限った小区画を切り出し、ニューラル
ネットワーク(7-1〜7-M)に入力する。これを各周波
数fについて繰り返し、各周波数に対するニューラルネ
ットワーク出力をビーム整列装置10に送る。
【0028】そして、ビーム整列装置10は、ニューラ
ルネットワーク(7-1〜7-M)の出力をビーム番号の小
さい順にソーティングし、イベント検出装置11に出力
する。これが必要な理由は、従来の方法と異なってニュ
ーラルネットワーク(7-1〜7-M)の出力が必ずしもど
−ム番号の順序に整列していないからである。
【0029】そして、イベント検出装置11は、各方位
・各周波数に関するニューラルネットワーク出力を受け
取り、まず、ニューラルネットワーク出力のピークを求
める。このピークとは、方位×周波数の2次元空間上の
点で、同じビーム内で両隣の周波数ビンよりも大きな値
を持ち、かつ両隣のビームにおける同じ周波数の点より
も大きな値を持つ、極大点のことである。
【0030】もし、あるビームのある周波数に、所定の
閾値よりも大きな値を持つピークが現れたとき、該ビー
ムの方位から該周波数の狭帯域信号が到来したと判断
し、これの点をイベントと呼ぶ。イベントが検出された
場合には、その方位と周波数を追尾装置12へ送る。そ
して、追尾装置12は、イベント検出装置11によって
検出されたイベントのうち、近接した周波数と到来方位
を持つイベントを時間的に連結することで、到来する狭
帯域信号の、時々刻々と変化する方位と周波数を追尾す
る。
【0031】この実施の形態では、式(3)によって算
出される第i番目のビーム番号決定装置(4-i)が選択
するビーム番号Ji は、式(3)より下式に示す関係を
満たしており、 Ji mod M=imod M …(4) すなわち、 (Ji −1)mod M=i−1 …(5) を満たすこととなる。
【0032】この性質から、あるビーム番号jで表わさ
れるビームは、Pの値にかかわらずつねに同一の第i番
目のビーム選択装置によって選択されることになる。こ
こでiは式(5)より下式で表わされる。 i=((j−1)mod M)+1 …(6)
【0033】このように、各ビームは、セクタ開始ビー
ム番号が変更された後でも(そのビームが依然としてセ
クタ内に含まれている限り)同一の記憶装置(6-i)と
ニューラルネットワーク(7-i)で処理される。したが
って、運用中にセクタを変更した場合、変更の前後でと
もにセクタ内にあるビームについては継続した処理が可
能であり、しかも、従来の方法と比較して、記憶容量と
データ転送量は増加しない。したがって、たとえば方位
が移動する信号源からの信号を、適宜セクタを変更しな
がら観測することで継続して追尾し続けることが可能と
なる。
【0034】なお、この実施の形態の図1における各ブ
ロックは、それぞれ電気回路で実現してもよいし、それ
らの一部または全部をコンピュータ処理により行うよう
にしてもよい。また、第j番目のビームがつねに一定の
記憶装置iによって保存されるものであれば、ビームと
記憶装置との対応方法はどのようなものでもよい。たと
えば、式(3)に任意の整定数Qを付加して、第i番目
のビーム番号決定装置(4-i)が選択するビーム番号J
i を下式のようにした場合でも、 Ji =((i−P+Q)mod M)+P …(3A) (i=1,2,…,M) つねに、下式が成り立つので、この実施の形態と同様な
効果が得られる。 i=((j−1−Q)mod M)+1 …(6A)
【0035】また、この実施の形態では、入力信号を音
波として説明したが、これに限定されるものではなく、
他の入力信号にしてもよい。たとえば、入力信号を電波
とした場合、図1において、音響センサアレイ1の代わ
りに受信アンテナを用いれば同様に機能する。また、図
1では整相装置2の後にFFT装置3を配置したが、逆
にFFT処理を行った後に周波数領域で整相を行うよう
にしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、選択さ
れた信号の周波数分析結果を記憶装置に保存するとき
に、選択する方位範囲が変更され選択される信号が変化
しても、同一の受波ビームで受波された信号の周波数分
析結果は同一の記憶装置に保存するようにしたので、運
用中に方位範囲を変更した場合、変更の前後でともに方
位範囲内にあるビームについては継続した処理を行うこ
とができ、また、記憶容量とデータ転送量を増加させず
に処理を行うことができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の狭帯域信号追尾方法を
説明するための説明図である。
【図2】従来の狭帯域信号追尾方法を説明するための説
明図である。
【符号の説明】
1 音響センサアレイ 2 整相装置 3 高速フーリエ変換装置 5-1〜5-M ビーム選択装置 6-1〜6-M 記憶装置 7-1〜7-M ニューラルネットワーク 10 ビーム整列装置 11 イベント検出装置 12 追尾装置 30-1〜30-M ビーム番号決定装置 40 制御装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 狭帯域信号をそれぞれ異なる方位への指
    向性を持った複数個の受波ビームを用いて受波し、 受波した複数の信号のうち、ある方位範囲に含まれる連
    続した信号を選択し、 選択された信号ごとに、その信号の周波数分析を行い信
    号強度分布を求め、 求めた信号強度分布をそれぞれ複数の記憶装置に一定時
    間分を保存して、時刻×周波数空間上の信号強度分布を
    生成し、 前記周波数分析における各周波数ごとに、前記複数の記
    憶装置に保存された時刻×周波数空間上の信号強度分布
    のそれぞれについて、前記各周波数の近傍に限った部分
    の、直線状又は曲線状のパターンの存在を判定し、 前記複数の記憶装置に保存された時刻×周波数空間上の
    信号強度分布について判定された結果に基づいて、方位
    ×周波数空間上の極大点でかつ予め設定された閾値を超
    える値を持つ点を検出してイベントとし、 近接した方位・周波数を持つイベントの時間的な連なり
    を検出して、狭帯域信号の周波数と到来方位を時間的に
    継続して測定する狭帯域信号追尾方法において、 前記選択された信号の周波数分析結果を前記記憶装置に
    保存するときに、選択する方位範囲が変更され選択され
    る信号が変化しても、同一の受波ビームで受波された信
    号の周波数分析結果は同一の記憶装置に保存することを
    特徴とする狭帯域信号追尾方法。
  2. 【請求項2】 狭帯域信号をそれぞれ異なる方位への指
    向性を持った複数の受波ビームk(k=1,2,…,
    N)を用いて受波し、 前記複数の受波ビームのうち、受波ビームPからある方
    位範囲に含まれるM個(M<N)の連続した受波ビーム
    j(j=P,P+1,…,P+M−1)を選択し、 前記選択された受波ビームjで受波した信号ごとに、そ
    の信号の周波数分析を行い信号強度分布を求め、 求めた信号強度分布をそれぞれ複数の記憶装置i(i=
    1,2,…,M)に一定時間分を保存して、時刻×周波
    数空間上の信号強度分布を生成し、 前記周波数分析における各周波数fごとに、前記複数の
    記憶装置iに保存された時刻×周波数空間上の信号強度
    分布のそれぞれについて、前記各周波数の近傍に限った
    部分の、直線状又は曲線状のパターンの存在を複数のニ
    ューラルネットワークにより判定し、 前記複数の記憶装置iに保存された時刻×周波数空間上
    の信号強度分布について、前記ニューラルネットワーク
    により判定された結果に基づいて、方位×周波数空間上
    の極大点でかつ予め設定された閾値を超える値を持つ点
    を検出してイベントとし、 近接した方位・周波数を持つイベントの時間的な連なり
    を検出して、狭帯域信号の周波数と到来方位を時間的に
    継続して測定する狭帯域信号追尾方法において、 前記選択された受波ビームjで受波した信号の周波数分
    析結果を前記複数の記憶装置iに保存するときに、選択
    する方位範囲が変更され選択される受波ビームjが変化
    しても、 自然数を集合{1,2,…,M}に対応づける関数とし
    て、f(x)=f(x+M)となる性質を持つ関数fを
    用いて、 前記選択された受波ビームjで受波した信号の周波数分
    析結果を前記複数の記憶装置iのうち、記憶装置f
    (j)によって保存することを特徴とする狭帯域信号追
    尾方法。
  3. 【請求項3】 前記関数fとして、f(j)=((j−
    1)mod M)+1を用いたことを特徴とする請求項2記
    載の狭帯域信号追尾方法。
JP10152646A 1998-06-02 1998-06-02 狭帯域信号追尾方法 Pending JPH11344550A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018136204A (ja) * 2017-02-22 2018-08-30 沖電気工業株式会社 信号情報表示装置、探知システムおよびプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018136204A (ja) * 2017-02-22 2018-08-30 沖電気工業株式会社 信号情報表示装置、探知システムおよびプログラム

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