JPH11343966A - 斜板式圧縮機 - Google Patents

斜板式圧縮機

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JPH11343966A
JPH11343966A JP10151464A JP15146498A JPH11343966A JP H11343966 A JPH11343966 A JP H11343966A JP 10151464 A JP10151464 A JP 10151464A JP 15146498 A JP15146498 A JP 15146498A JP H11343966 A JPH11343966 A JP H11343966A
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piston
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Kiyoshi Miyazawa
清 宮沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を削減でき、寿命を向上すること。 【解決手段】 ハウジング13に回転自在に配置した駆
動軸11と、該駆動軸11に装着した斜板部材17と、
前記ハウジング内のシリンダボア12内にそれぞれ摺動
自在に挿入されたピストン22とを含み、前記斜板部材
17は中心部分に前記駆動軸11を貫通させた貫通孔5
1を有し、前記駆動軸11は前記ピストン22のストロ
ークが伸長されて吐出容量が大きくなったときの最大容
量時に前記斜板部材17の傾斜角度を前記中心部分で規
制するよう前記斜板部材17内に当接する段差面Aを有
し、前記貫通孔51には前記斜板部材17が最大に傾斜
した時に該段差面Aに突き当たる当接面Bが形成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両空調装置等に用
いられる斜板式圧縮機に属し、特に、駆動軸の回転に従
う斜板部材の回転を利用してピストンを往復動させるタ
イプの斜板式圧縮機に属する。
【0002】
【従来の技術】従来の斜板式圧縮機は、駆動軸の回転に
したがって斜板部材を回転させ、その斜板部材の回転を
利用してピストンを往復動させるものである。この斜板
式圧縮機については、図5及び図6に示す容量可変型の
斜板式圧縮機を参照して説明する。
【0003】図5に示すように、圧縮機10は、複数の
シリンダボア12を有するハウジング13と、ハウジン
グ13内に形成されているクランク室14と、ハウジン
グ13の中心部分に回転自在に配置した駆動軸11と、
クランク室14に配されて駆動軸11に対して傾斜する
よう駆動軸11に装着した斜板部材17と、複数のシリ
ンダボア12内にそれぞれ摺動自在に挿入された複数の
ピストン22と、ハウジング13と一体に形成されシリ
ンダボア12に隣接してクランク室14を規定するシリ
ンダブロック15と、クランク室14内で駆動軸11の
周囲配置されたロータ16と、駆動軸11の一端に貫通
されるとともにシリンダブロック15の一端側のクラン
ク室14を封じるフロントヘッドプレート18と、シリ
ンダブロック15の他端部に設けられた弁板装置19
と、弁板装置19を介してハウジング13に結合されて
いるシリンダヘッド21とを備えている。
【0004】シリンダヘッド21内には、吸入室33及
び吐出室34がそれぞれ隔壁35によって区画形成され
ている。また、シリンダボア12内からクランク室14
に突出してピストン22が設けられている。尚、符号1
1aは,斜板17を傾斜方向の傾斜角度を規制するコイ
ルバネである。
【0005】斜板部材17は、駆動軸11の周囲に設け
られている斜板保持体38と、斜板保持体38に保持さ
れている斜板39と、斜板39を斜板保持体38に固定
するためのねじリング41とを備えている。
【0006】駆動軸11の一端部は,フロントヘッドプ
レート18の突出部23内に設けられている軸受け24
に支持され、さらに外側のシール部材25によって圧縮
機10外部に対して密閉されている。また、駆動軸11
の他端は、シリンダブロック15の内部にあり、軸受け
26に支持され、端面を固定部材27によって軸方向規
制されている。
【0007】弁板装置19は、シリンダボア12内まで
貫通するように設けられた吸入孔28及び吐出孔29を
夫々備えている。吸入孔28のシリンダボア12側及び
吐出孔29のシリンダヘッド21側には、夫々図示しな
い吸入弁及び吐出弁が設けられている。また、弁板装置
19のシリンダヘッド21側には、吐出弁の開放時の移
動距離を調節するためのリテーナ(弁押さえ)31がボ
ルト・ナット32a・32bによって固定されている。
【0008】ピストン22は、シリンダボア12内を往
復動するピストン本体36と、ピストン本体36からク
ランク室14まで駆動軸11方向に延在するピストン駆
動部37とを一体に有している。ロータ16の一端面
は、スラスト軸受け42を介して、フロントヘッドプレ
ート18の内側面に支持されている。
【0009】また、斜板保持体38には、アーム部38
aが設けられており、前述したスライドピン17aがロ
ータ16のロータアーム部16bに設けられている長孔
16aと係合することによって、ロータ16と斜板保持
体38とが連動する構成となっている。アーム部38
a、ロータアーム部16b及び、スライドピン17aは
これらでヒンジ機構を構成している。
【0010】ピストン22には、ピストン駆動部37の
クランク室14側の一端において中心軸側に球面凹部4
5が形成されている。この凹部45内には、斜板39の
外側縁部が挿入されている。さらに、この凹部45内の
斜板39の外側縁部と凹部45の内側面との間には、一
対のシュー44a,44bが斜板39の外側縁部を挟み
込むように設けられている。
【0011】斜板部材17の斜板保持体38には、その
中心部分に貫通孔38fが形成されている。斜板保持体
38の貫通孔38fの内側で駆動軸11の周囲には、す
べりベアリング31を介してスリーブ32が設けられて
いる。スリーブ32は径方向外側へ突出した段部32d
を備え、ロータ16の他端部に一端が当接している。ま
た、ロータ16の他端部と段部32dとの間のスリーブ
32の周囲には、押圧バネ52が配置されている。スリ
ーブ32は、図6にも示すピン35によって斜板部材1
7の斜板保持体38に係合されている。
【0012】駆動軸11には、すべりベアリング31を
内側に備えたスリーブ32が挿通されている。スリーブ
32は、直径方向の両側に突出部32aを備えている。
この突出部32aの夫々には、中心軸に向かってピン3
5を挿入するためのピン貫通孔32bが設けられてい
る。
【0013】斜板保持体38には、図6に示すように、
内側に互いに対向している突出面38cが形成されてお
り、この突出面38cを夫々半径方向外側に貫通するピ
ン貫通孔38bが夫々設けられている。スリーブ32の
突出部32aの端面と斜板保持体38の突出面38cと
は、夫々のピン貫通孔38bを合わせて、このピン貫通
孔32b内にピン35を挿入することによって、スリー
ブ32と斜板保持体38とが係合される。
【0014】以上のような構成の第1の実施の形態によ
る圧縮機において,駆動軸11が回転すると同時にロー
タ16も回転する。ロータ16の回転運動は、長孔16
a及びスライドピン17aからなる係合部を介して斜板
保持体38及び斜板39の駆動軸11回りの回転運動に
変換される。斜板39の回転運動は、斜板39の両周縁
面に摺接する一対のシュー44a,44b,及び凹部4
5を介してピストン22の軸方向の往復動に変換され
る。つまり、一対のシュー44a,44bは、斜板39
の回転運動を直線運動に変換しピストン22に伝達する
役目を果たす。
【0015】シリンダボア12内におけるピストン22
のピストン本体36の往復動によって、図示しない吸入
口から吸入室33に取り入れられた冷却媒体(冷媒ガ
ス)は、吸入孔28を介して吸入され、シリンダボア1
2内で圧縮され、さらに、吐出孔29から吐出室34に
吐出され、図示しない吐出口から排出される。
【0016】尚、圧縮容量の可変動作は、次のようにな
される。図示しないオリフィスによって、吐出室34と
クランク室14とを連通し、一定流量の圧力を吐出室か
らクランク室14に導入している。そして、必要とされ
る所定容量(能力)に満たないときは、図示しない容量
制御弁を一定量開放し、クランク室14の圧力を低下さ
せ,斜板部材17の角度を増加方向へ変化させ、必要と
する所定圧縮容量(能力)まで斜板部材17の角度を変
化させる。
【0017】また、必要とされる所定容量を超えると、
容量制御弁は一定量閉鎖され、クランク室17内の圧力
を増加させ,斜板部材17の角度を減少方向へ変化さ
せ、必要とする所定容量(能力)まで斜板39の角度を
変化させる。
【0018】なお、この従来例においては、斜板部材1
7は、駆動軸11の周囲に設けられている斜板保持体3
8を有するものについて説明したが、斜板保持体38を
有さずに斜板39の中心部分に貫通孔38fが形成され
ている斜板式圧縮機も知られている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
圧縮機は、ロータ16の中心部と斜板保持体38の中央
部とにスリーブ32及びすべりベアリング31を組み込
み、スリーブ32の端面を接触させる構成であることか
ら、すべりベアリング31及びスリーブ32を斜板保持
体38に一体化するための部品が必要となり、部品点数
が増加するという問題がある。
【0020】また、スリーブ32を組み込むために、駆
動軸11の径寸法は太い寸法にできず、駆動軸11の剛
性が劣り、この結果として、駆動時におけるノイズが発
生するとともに圧縮機の寿命も低下するという問題があ
る。
【0021】それ故に本発明の課題は、部品点数を低減
し、駆動軸の剛性を向上し、駆動時におけるノイズの発
生を減少でき、寿命を向上することができる斜板式圧縮
機を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
シリンダボアを有するハウジングと、該ハウジング内に
形成されているクランク室と、該ハウジングの中心部分
に回転自在に配置した駆動軸と、前記クランク室に配さ
れて該駆動軸に対して傾斜するよう該駆動軸に装着した
斜板部材と、前記複数のシリンダボア内にそれぞれ摺動
自在に挿入された複数のピストンと、前記ピストンのそ
れぞれ摺動自在に保持されて前記斜板部材の回転運動を
直線運動に変換し前記ピストンに伝達する手段とを含む
斜板式圧縮機において、前記斜板部材は、前記中心部分
に前記駆動軸を貫通させた貫通孔を有し、前記駆動軸
は、前記ピストンのストロークが伸長されて吐出容量が
大きくなったときの最大容量時の前記斜板部材の傾斜角
度を前記中心部分で規制するよう前記斜板部材に当接す
る段差面を有し、前記貫通孔には、前記斜板部材が最大
に傾斜した時に該段差面に突き当たる当接面が形成され
ていることを特徴とする斜板式圧縮機が得られる。
【0023】
【作用】本発明によると、斜板部材は、駆動軸の軸部分
の周面上を回動し、駆動軸に対して斜板部材の傾斜角度
が大きくなったとき、ピストンのストロークが伸長され
て吐出容量は大きくなる。この際、当接面は、最大容量
時に段差面に当接し、斜板の最大容量を規制し得る傾斜
角度となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の斜板式圧縮機の第
1の実施の形態を図1を参照して説明する。なお、本発
明の斜板式圧縮機の第1の実施の形態を説明するにあた
り、図5に示した容量可変型の斜板式圧縮機と同じ機能
を果たす部分には同じ符号を付して説明する。
【0025】図1を参照して、第1の実施の形態におけ
る圧縮機10は、駆動軸11と、駆動軸11の一端周囲
に配置された複数のシリンダボア12を有するハウジン
グ13と、ハウジング13と一体に形成されハウジング
13内にシリンダボア12に隣接してクランク室14を
規定するシリンダブロック15と、クランク室14内で
駆動軸11の周囲配置されたロータ16と、ロータ16
にヒンジ機構を介して連結された斜板部材17と、駆動
軸11の一端に貫通されるとともにシリンダブロック1
5の一端側のクランク室14を封じるようにハウジング
13に結合されている略漏斗形状を呈するフロントヘッ
ドプレート18と、シリンダブロック15の他端部に設
けられた弁板装置19と、弁板装置19を覆いハウジン
グ13に結合されているシリンダヘッド21とを備えて
いる。
【0026】シリンダヘッド21内は、吸入室33及び
吐出室34が夫々隔壁35によって区画されている。ま
た、シリンダボア12内からクランク室14に突出して
ピストン22が設けられている。
【0027】この第1の実施の形態における圧縮機10
では、ハウジング13とフロントヘッドプレート18と
が一体に形成されている。駆動軸11の一端部は、フロ
ントヘッドプレート18の突出部23内に設けられてい
る軸受け24に支持され、さらに、外側のシール部材2
5によって圧縮機10を外部に対して密閉されている。
【0028】弁板装置19は、吸入室33からシリンダ
ボア12内まで貫通するように設けられた吸入孔28
と、吐出室34からシリンダボア12内まで貫通するよ
うに設けられた吐出孔29と備えている。吸入孔28の
シリンダボア12側、及び吐出孔29のシリンダヘッド
21側には、夫々図示しない吸入弁及び吐出弁が設けら
れている。また、弁板装置19のシリンダヘッド21側
には、吐出弁の開放時の移動距離を調節するためのリテ
ーナ(弁押さえ)31がボルト・ナット32a・32b
によって固定されている。
【0029】ピストン22は、シリンダボア12内を往
復動するピストン本体36と、ピストン本体36からク
ランク室14まで駆動軸11方向に延在するピストン駆
動部37とが一体に設けられている。ピストン22に
は、ピストン駆動部37のクランク室14側の一端で、
中心軸側に球面凹部45が形成されている。この凹部4
5内には,斜板39の外側縁部が挿入されている。さら
に、この凹部45内の斜板39の外側縁部と凹部45の
内側面との間には、一対のシュー44a,44bが斜板
39の外側縁部を挟み込むように設けられている。
【0030】フロントヘッドプレート18側に設けられ
たロータ16には、一端側にスラスト軸受け42が設け
られている。ロータ16の一端面は、スラスト軸受け4
2を介してフロントヘッドプレート18の内側面に支持
されている。
【0031】斜板部材17は、クランク室14内におい
て、駆動軸11を嵌挿させたロータ16の後方で駆動軸
11を貫通させた貫通孔51を有している。斜板部材1
7の中心部分に形成されている貫通孔51内には、軸中
心Xを中心とした円弧状の支持面51aが形成されてい
る。
【0032】支持面51aは、圧縮機10の内部が後述
する最大容量時にある(図1に示す位置)ときの斜板部
材17の傾斜角度において駆動軸11に当接するか、少
し隙間をもって駆動軸11に対向するものである。
【0033】ロータ16に嵌挿されて斜板部材17側へ
のびている駆動軸11の軸部分11aの径寸法L1 は、
貫通孔51に貫通している駆動軸11の軸部分11bの
径寸法L2 よりも大きい寸法となっている(L1 >L2
)。
【0034】すなわち、貫通孔51に貫通している駆動
軸11の軸部分11aとロータ16に嵌挿させた駆動軸
11の軸部分11bとの接続部には、径方向に段差面A
が形成される。さらに、斜板部材17には、段差面Aに
対向する面に当接面Bが形成されている。当接面Bは、
圧縮機10の内部が最大容量時にあるときに段差面Aに
突き当たり当接するものである。駆動軸11及び斜板部
材17には、斜板部材17の最大容量を規制し得る傾斜
角度を設定するために、段差面A及び当接面Bのそれぞ
れが互いに対向するように形成されている。
【0035】ロータ16と斜板部材17との間には、押
圧バネ52が介在されている。押圧バネ52は斜板部材
17をリアハウジング21の方向へ付勢している。押圧
バネ52は駆動軸11の回りに位置している。
【0036】斜板部材17の前面には、ヒンジ機構を構
成する一対のブラケット55が駆動軸11を間に介在し
つつ斜板部材17の上死点位置Tを跨いで突設されてい
る。ブラケット55にはガイドピン56の一端が接続さ
れている。ガイドピン56の他端には球部56aが接続
されている。
【0037】一方、ロータ10の上部には、ヒンジ機構
の残部を構成する一対のロータアーム57が各ガイドピ
ン56と対向するように軸心X方向後方に突出してい
る。各ロータアーム57の各先端部には、駆動軸11の
軸心Xと斜板部材17の上死点位置Tとで決定される面
と平行に、かつ駆動軸11の軸心Xに対して外方から近
付く方向にガイド孔57aが直線状に貫設されている。
これらガイド孔57aの中心線の方向は、斜板部材17
の傾斜変位にかかわらずピストン22の上死点位置Tが
前後にほとんど変化しないように設定されている。
【0038】ガイド孔57aの内部にはそれぞれガイド
ピン56の球部56aが回動かつ摺動可能に挿入されて
いる。なお、リアハウジング21にはクランク室14の
圧力を調整する図示しない容量制御弁が装備されてい
る。
【0039】以上のような構成の第1の実施の形態によ
る圧縮機10において、圧縮容量の可変動作は、次のよ
うになされる。図示しないオリフィスによって、クラン
ク室14と吐出室34とが連通され、一定流量の圧力を
吐出室34からクランク室14に導入している。そし
て、必要とされる所定容量(能力)に満たないときは、
図示しない容量制御弁を一定量開放し、クランク室圧力
を低下させ、斜板部材17の角度を増加方向へ変化さ
せ、必要とする所定容量(能力)まで、斜板部材17の
角度を変化させる。
【0040】また,必要とされる所定容量を超えると、
容量制御弁は一定量閉鎖され、クランク室14内圧力を
増加させ,斜板部材17の角度を角度減少方向へ変化さ
せ、必要とする所定容量(能力)まで斜板部材17の角
度を変化させる。駆動軸11が回転すると同時に、ロー
タ16も回転する。ロータ16の回転運動は、ヒンジ機
構を介して斜板部材17の駆動軸11回りの回転運動に
変換される。
【0041】斜板部材17の回転運動は、この斜板部材
17の両周縁面に摺接する一対のシュー44a,44
b、及び凹部45を介してピストン22の軸方向の往復
動に変換される。つまり、一対のシュー44a,44b
は、斜板部材17の回転運動を直線運動に変換しピスト
ン22に伝達する役目を果たす。
【0042】このとき、シリンダボア12内におけるピ
ストン本体36の往復動によって、図示しない吸入口か
ら吸入室33に取り入れられた冷却媒体(冷媒ガス)
は、吸入孔28を介して吸入され、シリンダボア12内
で圧縮され、さらに、吐出孔29から吐出室34に吐出
されて図示しない吐出口から排出される。
【0043】これによって、吸入室30から圧縮室内に
冷却媒体が吸入され、冷却媒体は圧縮された後、吐出室
31へ吐出される。このとき、吐出室31への吐出され
る冷却媒体の吐出量は、容量制御弁によるクランク室1
4内の圧力調整によって制御される。
【0044】したがって、容量制御弁の圧力調整でクラ
ンク室14の圧力が上昇すれば、ピストン22に作用す
る背圧が上がることにより、斜板部材17の傾斜角度が
小さくなる。つまり、ヒンジ機構におけるガイドピン5
6の球部56aは、ガイド孔57a内を反時計方向に回
動するとともに、ガイド孔57a内を中心線に沿って外
方から軸中心X側に近付く方向に摺動する。
【0045】また、斜板部材17が軸中心Xを中心とす
る支持面51aを駆動軸11の周面を当接させつつ反時
計方向に回動するとともに、押圧バネ52に屈して後退
する。これにより、斜板部材17の傾斜角度が小さくな
るため、ピストン22のストロークが縮小されて吐出容
量は小さくなる。
【0046】逆に、容量制御弁の圧力調整でクランク室
14の圧力が低下すれば、ピストン22に作用する背圧
が下がることにより、斜板部材17の傾斜角度が大きく
なる。つまり、ヒンジ機構におけるガイドピン56の球
部56aは、ガイド孔57a内を中心線Tに沿って内方
から軸中心Xに対し離れる方向に摺動する。
【0047】また、斜板部材17は、駆動軸11の軸部
分11bの周面上を時計方向に回動するとともに押圧バ
ネ52に抗して前進する。これにより、斜板部材17の
傾斜角度が大きくなるため、ピストン22のストローク
が伸長されて吐出容量は大きくなる。この際、当接面B
は、最大容量時に段差面Aに当接し、斜板部材17の最
大容量を規制し得る傾斜角度となる。
【0048】また、斜板部材17は、押圧バネ52の最
延長状態では、貫通孔51の後部に凹状に形成された後
端面51bが駆動軸6に係止されたサークリップ59と
当接することにより、傾斜角度を縮小方向へのさらなる
傾動を規制されている。
【0049】なお、この斜板部材17は、押圧バネ52
の傾斜角度の最縮小状態では、下部に斜状に形成された
前端面17cは、ロータ10の後端面16c当接せず
に、所定の間隔を保っている。
【0050】図2は、圧縮機10の第2の実施の形態を
示している。この圧縮機10は、図1に示した第1の実
施の形態にいおいて、斜板部材17の貫通孔51に貫通
している駆動軸11の軸部分11bの径寸法L2 と、ロ
ータ16に嵌挿させた駆動軸11の軸部分11aの径寸
法L1 とが同じ寸法となっている(L1 =L2 )。そし
て、ロータ16と斜板部材17との間に位置する駆動軸
11の軸部分11cの外周囲上にカラー61が設けられ
ている。また、カラー61の外周面上には、押圧バネ5
2が設けられている。カラー61は、駆動軸11に圧入
によって固着されている。
【0051】この圧縮機10では、貫通孔51に貫通し
ている駆動軸11の軸部分11aの径寸法L2 と、ロー
タ16に嵌挿させた駆動軸11の軸部分11bの径寸法
L1とが同じ寸法となっているが、ロータ16と斜板部
材17との間に位置する駆動軸11の軸部分11cにカ
ラー61が設けられているため、径寸法L1 ,L2 より
もロータ16と斜板部材17との間に位置する駆動軸1
1の軸部分11cの外周面上に位置するカラー61によ
って、その部分の径寸法が大きい寸法となる。
【0052】したがって、斜板部材17の当接面Bは、
圧縮機10の内部が最大容量時にあるときに、貫通孔5
1側のカラー61の端面に当接し、斜板部材17の最大
容量を規制し得る傾斜角度となすことができる。なお、
その他の構成及び動作は、図1に示した第1の実施の形
態と同様であるため省略する。
【0053】図3及び図4は、本発明の斜板式圧縮機の
第3の実施の形態示している。図3は圧縮機10内の最
大容量時を、図4は最小容量時を示している。なお、本
発明の斜板式圧縮機の第3の実施の形態を説明するにあ
たり、図5に示した従来技術における容量可変型の斜板
式圧縮機と同じ機能を果たす部分には同じ符号を付して
説明する。
【0054】図3を参照して、圧縮機10は,駆動軸1
1と、駆動軸11の一端周囲に配置された複数のシリン
ダボア12を備えるとともにハウジング13と一体に形
成されているハウジング13内にシリンダボア12に隣
接してクランク室14を規定するシリンダブロック15
と、クランク室14内で駆動軸11の周囲配置されたロ
ータ16と、ロータ16にスライドピン17aと長孔1
6aとを介して連結された斜板部材17と、駆動軸11
の一端に貫通されるとともにシリンダブロック15の一
端側のクランク室14を封じるフロントヘッドプレート
18と、シリンダブロック15の他端部に設けられた弁
板装置19と、これを覆うシリンダヘッド21とを備え
ている。
【0055】シリンダヘッド21内には、吸入室33及
び吐出室34が夫々隔壁35によって区画形成されてい
る。また、シリンダボア12内からクランク室14に突
出してピストン22が設けられている。斜板部材17
は、駆動軸11の周囲に設けられている斜板保持体38
と、斜板39とを備えている。
【0056】駆動軸11の一端部は、フロントヘッドプ
レート18の突出部23内に設けられている軸受け24
に支持され、さらに外側のシール部材25によって圧縮
機10外部に対して密閉されている。また、駆動軸11
の他端は、シリンダブロック15の内部にあり、軸受け
26に支持され,端面を固定部材27によって軸方向規
制されている。
【0057】弁板装置19は、シリンダボア12内にま
で貫通するように設けられた吸入孔28及び吐出孔29
を夫々備えている。吸入孔28のシリンダボア12側及
び吐出孔29のシリンダヘッド21側には、夫々図示し
ない吸入弁及び吐出弁が設けられている。また,弁板装
置19のシリンダヘッド21側には、吐出弁の開放時の
移動距離を調節するためのリテーナ(弁押さえ)31が
ボルト・ナット32a・32bによって固定されてい
る。
【0058】ピストン22は、シリンダボア12内を往
復動するピストン本体36とピストン本体36からクラ
ンク室14まで駆動軸11方向に延在するピストン駆動
部37とが一体に設けられている。
【0059】フロントヘッドプレート18側に設けられ
たロータ16には、一端側にスラスト軸受け42が設け
られており、ロータ16の一端面は、スラスト軸受け4
2を介して、フロントヘッドプレート18の内側面に支
持されている。
【0060】ピストン22において、ピストン駆動部3
7のクランク室14側の一端で中心軸T側には、球面凹
部45が設けられている。この凹部45内には,斜板3
9の外側縁部が挿入されている。さらに、この凹部45
内の斜板体39の外側縁部と凹部45の内側面との間に
は、一対のシュー44a,44bが斜板39の外側縁部
を挟み込むように設けられている。
【0061】フロントヘッドプレート18には、軸方向
にのびた駆動軸26が貫通し、外部のプーリー77の回
転力の駆動軸11の一端への伝達を電磁クラッチ78に
て掛け外しできるようにされている。駆動軸11の他端
はシリンダブロック21に支持されている。
【0062】クランク室14において、駆動軸11に
は、ロータ16が固定されており、ロータ16には、ロ
ータアーム部16aが設けられている。ロータアーム部
16aには、斜板保持体38からのびているアーム部3
8aの長穴38bとスライドピン81とのヒンジ係合に
より駆動軸11に対する角度を可変に備えられている。
アーム部38aには、スラストコロ軸受82及びアンギ
ュラー球軸受83を介して斜板部材17がその軸中心X
の周りで回転可能に支持されている。なお、図中の符号
85は,スナップリングである。
【0063】一対のシュー44a,44bは、ピストン
駆動部37の凹部45に対向する面をこの凹部45と同
等な曲率の球面形状に作られ、かつ斜板体39に対向す
る部分を平面に作られる。なおクランク室14には潤滑
油が貯溜されると共にブローバイガスが充満するが、そ
の内部圧力は圧力調整弁91により調整される。
【0064】さらに、斜板保持体38は、クランク室1
4内において、駆動軸11を嵌挿させたロータ16の後
方で、駆動軸11を貫通させた貫通孔51を有してい
る。斜板部材17の貫通孔51内には、軸中心Xを中心
とした円弧状の支持面51aと、付加支持面51bとが
形成されている。
【0065】支持面51aは、圧縮機10の内部が最大
容量時にある(図3に示す斜板39の傾斜角度)とき
に、駆動軸11に当接するか、少し離れているものであ
る。ロータ16に嵌挿されて斜板保持体38側へのびて
いる駆動軸11の軸部分11aの径寸法L1 は、斜板保
持体38の貫通孔51に貫通している駆動軸11の軸部
分11bの径寸法L2 よりも大きい寸法となっている
(L1 >L2 )。
【0066】すなわち、貫通孔51に貫通している駆動
軸11の軸部分11bとロータ16に嵌挿させた駆動軸
11の軸部分11aとの接続部には、径方向に段差面A
が形成される。さらに、斜板部材17には、段差面Aに
対向する面に当接面Bが形成されている。当接面Bは、
圧縮機10の内部が最大容量時にあるときに段差面Aに
当接するものである。駆動軸11及び斜板部材17に
は、斜板39の最大容量を規制し得る傾斜角度を設定す
るために、段差面A及び当接面Bのそれぞれが互いに対
向するように形成されている。
【0067】今、駆動軸11が回転すると、これに連れ
てロータアーム部16a及びアーム部38aが駆動軸1
1の周りで回転する。ロータアーム部16a、アーム部
38a、スライドピン81は、これら合せてヒンジ機構
を構成している。アーム部38aが駆動軸11の周りで
回転すると、駆動軸11に対する角度にしたがって斜板
部材17が駆動される。
【0068】なお、斜板部材17の回転にしたがってピ
ストン22がシリンダボア12内で往復動し、これによ
り図1に示した第1の実施の形態の圧縮機10と同様な
作用が得られる。
【0069】この実施の形態においても、図1に示した
圧縮機と同様に、斜板部材17が軸中心Xを中心とする
支持面51aを駆動軸11の周面を当接させるか、少し
離れて反時計方向に揺動するとともに後退する。これに
より図4に示すように、斜板部材17の傾斜角度が小さ
くなるため、ピストン22のストロークが縮小されて吐
出容量は小さくなる(最小容量の状態)。
【0070】逆に、容量制御弁の圧力調整でクランク室
14の圧力が低下すれば、ピストン22に作用する背圧
が下がることにより、図3に示したように斜板39の傾
斜角度が大きくなる(最大容量の状態)。
【0071】また、図4に示したように、ピストン22
のストロークが縮小されて吐出容量が小さく(最小容量
の状態)なったときに、斜板17は貫通孔51の付加支
持面51bが駆動軸11に当接するようにすることがで
き、これによって傾斜角度を縮小方向へのさらなる傾動
を規制することができる。
【0072】なお、上述では容量可変型の斜板式圧縮機
について説明したが、容量可変型の揺動板式圧縮機にお
いて実施することもできる。
【0073】
【発明の効果】以上、実施の形態によって説明したよう
に,本発明の第1及び第3の実施の形態における斜板式
圧縮機では、従来のように斜板部材と駆動軸との間にス
リーブ及び軸ピンを設ける必要がないため、部品点数の
削減を実現することができ、したがって、製造コストの
低廉化及び部品管理等の容易化を実現できる。
【0074】また、本発明の第1及び第3の実施の形態
における斜板式圧縮機では、スリーブを用いずに、駆動
軸の径寸法を太い寸法にして、駆動軸の剛性が増加さ
せ、この結果として、駆動時におけるノイズが発生を防
止し圧縮機の寿命を向上させることができる。
【0075】また、本発明の斜板式圧縮機では、駆動軸
と当接する斜板部材の支持面が磨耗されにくくされてい
るため、斜板部材の傾斜角度が確実に確保され、かつ優
れた耐久性を発揮することができる。
【0076】さらに、本発明の第2の実施の形態におけ
る斜板式圧縮機では、カラーを用いて、実質的に駆動軸
の軸回り径寸法を太い寸法にして、駆動軸の剛性が増加
させ、この結果として、駆動時におけるノイズの発生を
防止し圧縮機の寿命を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による容量可変型の
斜板式圧縮機の構成を示しており、最大容量時の形態を
示す縦断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態による容量可変型の
斜板式圧縮機の構成を示しており、最大容量時の形態を
示す縦断面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態による容量可変型の
斜板式圧縮機の構成を示しており、最大容量時の形態を
示す縦断面図である。
【図4】図3に示した容量可変型の斜板式圧縮機におい
て最小容量時の形態を示す縦断面図である。
【図5】従来の容量可変型の斜板式圧縮機の構成を示し
ており、最大容量時の形態を示す縦断面図である。
【図6】図5のVI-VI 線断面図である。
【符号の説明】
10 圧縮機 11 駆動軸 11a,11b 軸部分 12 シリンダボア 13 ハウジング 14 クランク室 15 シリンダブロック 16 ロータ 17 斜板部材 18 フロントヘッドプレート 19 弁板装置 21 シリンダヘッド 22 ピストン 24 軸受け 25 シール部材 32 スリーブ 32b,32d 段部 33 吸入室 34 吐出室 38 斜板保持体 39 斜板 38f,51 貫通孔 51a 支持面 51b 付加支持面 A 段差面 B 当接面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシリンダボアを有するハウジング
    と、該ハウジング内に形成されているクランク室と、該
    ハウジングの中心部分に回転自在に配置した駆動軸と、
    前記クランク室に配されて該駆動軸に対して傾斜するよ
    う該駆動軸に装着した斜板部材と、前記複数のシリンダ
    ボア内にそれぞれ摺動自在に挿入された複数のピストン
    と、前記ピストンのそれぞれ摺動自在に保持されて前記
    斜板部材の回転運動を直線運動に変換し前記ピストンに
    伝達する手段とを含む斜板式圧縮機において、 前記斜板部材は前記中心部分に前記駆動軸を貫通させた
    貫通孔を有し、前記駆動軸は前記ピストンのストローク
    が伸長されて吐出容量が大きくなったときの最大容量時
    に前記斜板部材の傾斜角度を前記中心部分で規制するよ
    う前記斜板部材内に当接する段差面を有し、前記貫通孔
    には前記斜板部材が最大に傾斜した時に該段差面に突き
    当たる当接面が形成されていることを特徴とする斜板式
    圧縮機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の斜板式圧縮機において、
    前記斜板部材は斜板を有し、前記貫通孔が前記斜板に形
    成されていることを特徴とする斜板式圧縮機。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の斜板式圧縮機において、
    前記段差面が、前記貫通孔を貫通している前記駆動軸の
    軸部分の径寸法と、前記貫通孔を貫通している前記駆動
    軸の軸部分の径寸法よりも大きい径寸法の軸部分との接
    続部分によって形成されていることを特徴とする斜板式
    圧縮機。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の斜板式圧縮機において、
    前記貫通孔を貫通している前記駆動軸の軸部分と、前記
    クランク室内に配されている他の前記駆動軸の軸部分と
    が同じ径寸法をもち、前記貫通孔を貫通している前記駆
    動軸の軸部分の外で前記駆動軸の軸部分の周囲面上に設
    けたカラーを有し、前記段差面が前記カラーを設けた軸
    部分と前記貫通孔を貫通している前記駆動軸の軸部分と
    の径寸法の差によって形成されていることを特徴とする
    斜板式圧縮機。
  5. 【請求項5】 複数のシリンダボアを有するハウジング
    と、該ハウジング内に形成されているクランク室と、該
    ハウジングの中心部分に回転自在に配置した駆動軸と、
    前記クランク室に配されて該駆動軸に対して傾斜するよ
    う該駆動軸に装着した斜板部材と、前記複数のシリンダ
    ボア内にそれぞれ摺動自在に挿入された複数のピストン
    と、前記ピストンのそれぞれ摺動自在に保持されて前記
    斜板部材の回転運動を直線運動に変換し前記ピストンに
    伝達する手段とを含む斜板式圧縮機において、 前記斜板部材は前記中心部分に前記駆動軸を貫通させた
    貫通孔を有し、前記駆動軸は前記ピストンのストローク
    が伸長されて吐出容量が大きくなったときの最大容量時
    の前記斜板部材の傾斜角度を前記中心部分で規制するよ
    う前記斜板に当接する段差面を有し、前記貫通孔には前
    記斜板部材が最大に傾斜した時に該段差面に突き当たる
    当接面が形成されており、前記貫通孔内には円弧状の前
    記駆動軸に対向する支持面と、前記ピストンのストロー
    クが縮小されて吐出容量が小さくなり最小容量の状態と
    なったときに前記駆動軸に当接して前記斜板部材の傾斜
    を規制する付加支持面が形成されていることを特徴とす
    る斜板式圧縮機。
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