JPH11343860A - エンジン発電機 - Google Patents

エンジン発電機

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JPH11343860A
JPH11343860A JP14791398A JP14791398A JPH11343860A JP H11343860 A JPH11343860 A JP H11343860A JP 14791398 A JP14791398 A JP 14791398A JP 14791398 A JP14791398 A JP 14791398A JP H11343860 A JPH11343860 A JP H11343860A
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JP
Japan
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engine
generator
flywheel
recess
engine generator
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JP14791398A
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English (en)
Inventor
Koji Fukui
宏次 福井
Makoto Ishikura
誠 石倉
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のエンジン発電機の如く、エンジンのク
ランク軸に別体の発電機を直結する構造においては、エ
ンジン発電機が大型化していた。また、複数のエンジン
発電機を上下に段積みすることができなかったので、多
数のエンジン発電機を保管する場合には、多くのスペー
スを要していた。 【解決手段】 エンジン1により駆動される発電機15
をフライホイール2の凹部2aに内装し、該エンジン1
の反フライホイール配設側へクランク軸3の軸芯と直交
させて排気マフラ53を配設し、エンジン発電機の下面
に、該エンジン発電機上面の凸部51aが嵌合可能な凹
部50aを形成して、エンジン発電機を上下に段積み可
能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンにより駆
動される発電機であって、該発電機をフライホイールに
内装してコンパクトに構成したエンジン発電機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、エンジンにより駆動されるエ
ンジン発電機は知られており、例えば、エンジンとは別
体に構成した発電機を、該エンジンのクランク軸に直結
して駆動するものがあった。このようなエンジン発電機
は、図6、図7に示すように、エンジン81及び発電機
82を燃料タンク84や排気マフラ83等と共に外装ケ
ース90に収納して構成しており、該排気マフラ83は
クランク軸86の軸芯方向に発電機82と並設され、該
排気マフラ83の外周にはエンジン81の排風通路85
が配設されていた。また、該外装ケース90の上面に
は、燃料タンク84の給油口84aやエンジン発電機を
吊り上げたりするためのフック92等が設けられ、該外
装ケース90の下端部には車輪91・91・・・を設け
てエンジン発電機を移動可能に構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のよう
に、エンジン81のクランク軸86に別体の発電機82
を直結する構造においては、該エンジン81及び発電機
82を収納する外装ケース90のクランク軸86の軸芯
方向の長さは、少なくともエンジン81と発電機82と
の長さを加えた分だけ必要となり、エンジン発電機が大
型化していた。また、発電機82に並設される排気マフ
ラ83は、エンジン発電機を少しでも小さく構成するた
めに、発電機82の長さに合わせて形成していたので、
あまり長くすることができず、大きな消音効果を得るこ
とが困難であった。さらに、外装ケース90の上面には
前記給油口84aやフック92等が突出しており、下面
は平面上に形成されていたので、複数のエンジン発電機
を上下に段積みすることができなかった。従って、同一
のエンジン発電機を数多く所有するレンタル業者等で
は、該エンジン発電機を保管するのに多くのスペースを
要していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、エンジンにより駆動される発
電機を、該エンジンのフライホイールに形成した凹部に
内装し、該フライホイールの凹部内のフライホイール側
の内周面に、強磁性永久磁石である希土類磁石から成る
ロータ磁石を配置し、該ロータ磁石に対向して多数極の
ステータコイルを配置して、フライホイールの凹部に内
装した発電機に構成し、該エンジンの反フライホイール
配設側へクランク軸の軸芯と直交させて排気マフラを配
設した。
【0005】また、エンジンにより駆動される発電機
を、該エンジンのフライホイールに形成した凹部へ内装
し、該フライホイールの凹部内のフライホイール側の内
周面に、強磁性永久磁石である希土類磁石から成るロー
タ磁石を配置し、該ロータ磁石に対向して多数極のステ
ータコイルを配置して、フライホイールの凹部に内装し
た発電機に構成し、エンジン発電機の下面に、該エンジ
ン発電機上面の凸部が嵌合可能な凹部を形成して、エン
ジン発電機を上下に段積み可能とした。
【0006】また、エンジンにより駆動される発電機
を、該エンジンのフライホイールに形成した凹部へ内装
し、該フライホイールの凹部内のフライホイール側の内
周面に、強磁性永久磁石である希土類磁石から成るロー
タ磁石を配置し、該ロータ磁石に対向して多数極のステ
ータコイルを配置して、フライホイールの凹部に内装し
た発電機に構成し、エンジン発電機の下面に、該エンジ
ン発電機上面の凸部が嵌合可能な凹部を形成して、エン
ジン発電機を上下に段積み可能とし、エンジン発電機上
面の凸部とエンジン発電機下面の凹部とが係止して、段
積みしたエンジン発電機を水平方向に位置固定し、外装
ケース下端部に設けた車輪が外装ケース上端部に係止し
て、段積みしたエンジン発電機を車軸方向に位置固定す
るように構成した。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明のエンジン発電機の内部を示す側面
図、図2は同じくエンジン発電機の内部を示す後面図、
図3はエンジン発電機を示す底面図、図4はエンジン発
電機を構成するエンジン及び発電機を示す正面図、図5
は同じく側面図、図6は従来のエンジン発電機の内部を
示す側面図、図7は同じく後面図である。
【0008】まず、本発明のエンジン発電機の概略構成
ついて説明する。図1、図2に示すエンジン発電機にお
いては、複数の車輪52・52・・・により前後(図1
における左右方向)へ走行可能とした台車50上にエン
ジン1が設置され、該エンジン1の一側に排気マフラ5
3が配設されている。該排気マフラ53の外周はエンジ
ン1の排風通路54により覆われ、エンジン1の上方に
は燃料タンク49が配置されている。そして、これらの
エンジン1、排気マフラ53、及び、燃料タンク49等
が外装ケース51内に収納されている。前記台車50下
面の前部及び後部には、車軸52a・52aが固設さ
れ、該車軸52aの両端部には車輪52がそれぞれ回転
自在に軸支されている。また、エンジン1のクランク軸
3の一端部にはフライホイール2が取り付けられ、該フ
ライホイール2には後述する発電機15が内装されてい
る。そして、前記排気マフラ53は、エンジン1の反フ
ライホイール2配設側に配置されて、クランク軸3の軸
芯方向と直交する方向に横設されている。
【0009】次に、前記エンジン1及びフライホイール
2に内装された発電機15について説明する。図4、図
5において、前記エンジン1は、例えば、空冷式ガソリ
ンエンジンに構成されており、該エンジン1のクランク
軸3の一端部にはフライホイール2の中心部に形成した
取付孔2bが嵌合し、該クランク軸3一端部の螺子部3
aに外側からエンドナット12を螺嵌することで、該フ
ライホイール2がクランク軸3に固設され、一体的に回
転可能に構成されている。また、エンジン1のフライホ
イール2固設側面においては、該エンジン1のシリンダ
ボディ4に、コイルプレート5を介して多数極のステー
タコイル6が固設されている。
【0010】前記フライホイール2の、例えば内側面に
は凹部2aを形成し、該凹部2aの内周面に沿ってロー
タ磁石7を取付けている。該凹部2a中心部分にはステ
ータコイル6を収納するためのスペースが形成されてお
り、該凹部2a内には、シリンダボディ4に固設された
前記ステータコイル6が収納されており、該ステータコ
イル6はロータ磁石7に対向して略環状に配置されてい
る。また、シリンダボディ4のフライホイール2配設側
にはファンケース11を取り付けて、該ファンケース1
1によって前記点火コイル10やフライホイール2など
を覆っている。
【0011】また、フライホイール2の、例えば外側面
の外周部には、該フライホイール2と一体的に形成され
る複数の冷却ファン9を設けて、該フライホイール2の
回転に伴って冷却ファン9により送風される冷却風が、
ファンケース11に形成された通風口25から、該ファ
ンケース11内へ侵入するように構成している。ファン
ケース11内へ侵入した冷却風は、点火コイル10配設
部分を通過して、シリンダヘッド28の吸排気バルブや
点火プラグなどの高温部を冷却するのである。さらに、
該フライホイール2の外側壁には冷却風通過孔であるフ
ライホイール側壁孔22を複数形成するとともに、シリ
ンダボディ4の側壁には冷却風取入孔27を設けて、該
冷却風取入孔27から内部へ冷却風が侵入し、侵入した
冷却風がステータコイル6の後方側(図1における左
側)の空間29を通過して、エンジン1のオイルパン3
1及びステータコイル6を冷却しながらフライホイール
側壁孔22から、ファンケース側11側へ抜けていくよ
うに構成している。
【0012】また、フライホイール2外周面は、その一
部を切り欠いて点火用マグネット8を固設しており、該
フライホイール2外周のヘッド部には点火コイル10を
配設している。そして、該点火コイル10のコイル本体
10aが、シリンダボディ4の点火コイル取付けボス2
3によって該シリンダボディ4へ取付けられ、該点火コ
イル10と前記点火用マグネット8とはお互いに対向す
るように配置されている。さらに、該フライホイール2
の内側面端部には始動用のリングギア21を嵌装して、
セルモータによりエンジン1が始動されるように構成し
ている。
【0013】このように、ロータ磁石7及びステータコ
イル6をフライホイール2の凹部2a内に収納して発電
機15を構成することで、フライホイール型発電機を軽
量、且つ、コンパクトに構成している。また、フライホ
イール2の回転に伴って発電機15により発電した電力
を、外部へ供給して作業機を駆動するように構成してい
る。さらに、クランク軸3の反フライホイール2配設側
端部は外部に突出させて出力取出部3bとし、該出力取
出部3bに様々な作業機を連結して、発電機15に接続
する作業機と同時に駆動することを可能としている。
【0014】前記ロータ磁石7は、非常に高い出力エネ
ルギーを有する強磁性永久磁石である希土類磁石により
構成されており、例えば、希土類磁石として、ネオジウ
ムと鉄とほう素とを主原料としたネオジウム系の焼結磁
石を用いている。このネオジウム系の希土類磁石が有す
る最大エネルギー積は、例えば、26〜31MG・Oe
程度であり、一般的に用いられているフェライト磁石に
対して6倍〜7倍程度の出力エネルギーを得ることがで
きる。また、最大エネルギー積と同様に、ネオジウム系
の希土類磁石が有する残留磁束密度も非常に大きなもの
となっている。そして、ロータ磁石7の残留磁束密度が
大きくなると、それに比例して発電機出力は増大するの
で、ロータ磁石7に希土類磁石を用いた場合、従来のフ
ェライト磁石を用いた場合と同等の発電機出力を得るた
めに必要なロータ磁石7の大きさを小さくすることがで
きる。
【0015】従って、本実施例におけるフライホイール
型発電機は、コンパクトに構成しているにもかかわら
ず、非常に大きな発電機出力を得ることを可能にしてい
る。また、発電機15は、前記ステータコイル6を、前
述の如くロータ磁石7に対向させて略環状に多数個配設
して、例えば発電周波数を540Hz程度とした高周波
発電機に構成しているためさらに高出力を得ることがで
きる。例えば、従来のフェライト磁石を用いて100W
程度の発電機出力を得ているフライホイール型発電機と
同程度の大きさに、本フライホイール型発電機を構成し
た場合、少なくとも1kW以上の発電機出力を得ること
ができ、2kW〜3kW程度の発電機出力を得ることも
可能である。
【0016】また、発電機15を高周波発電機に構成し
た場合の出力特性は大きな垂下特性を有しており、メタ
ルハライドランプ等の放電ランプの放電特性に適してい
るため、高価で重量大の安定器を用いずに該放電ランプ
を安定して照灯させることができる。従って、、フライ
ホイール型発電機は、コンパクトで安価に構成すること
ができ、メタルハライドランプ等の放電ランプを具備す
る投光器用の発電機として好適である。尚、本フライホ
イール型発電機を構成するエンジンは、水冷式若しくは
空冷式、又は、ディーゼルエンジン若しくはガソリエン
ジン等、特に形式を問うものではなく、何れの形式であ
っても構成することが可能である。
【0017】次に、外装ケース51内における、エンジ
ン1、発電機15、及び、排気マフラ15等の配置構成
について図1、図2により説明する。前記発電機15
は、台車50上に設置されるエンジン1のフライホイー
ル2に内装されている。即ち、該発電機15は、エンジ
ン1のフライホイール2配設側へ配置されている。ま
た、該エンジン1の反フライホイール2配設側には排気
マフラ53が配設され、クランク軸3の軸芯方向と直交
する方向に横設されている。
【0018】そして、フライホイール2配設側へ配置さ
れた発電機15は、該フライホイール2に形成された凹
部2a内の空間を利用して内装されているため、エンジ
ン1に発電機15を設けることで該エンジン1は大型化
することがなく、エンジン1におけるクランク軸3の軸
芯方向の長さ寸法は、発電機15を具備しない場合のエ
ンジン1の長さ寸法と略同一に構成することができる。
従って、クランク軸に別体の発電機を連結して構成する
エンジン発電機に比べて、該エンジンと発電機が占める
クランク軸の軸芯方向の長さ寸法を大幅に小さくするこ
とができる。また、エンジン1の反フライホイール配設
側へ配置される前記排気マフラ53は、クランク軸3の
軸芯と直交する方向に横設することで、該軸芯方向に占
める寸法を小さくするように構成している。
【0019】このように、外装ケース51内には、クラ
ンク軸3の軸芯方向において、エンジン1とクランク軸
3の軸芯と直交する方向に横設された排気マフラ53が
配置されているのみであるので、クランク軸に別体の発
電機を連結して構成するエンジン発電機よりも、クラン
ク軸3の軸芯方向のエンジン発電機の長さ寸法を大幅に
小さくすることができるのである。この場合、クランク
軸3の軸芯と直交する方向の長さ寸法は、従来と同様に
エンジン1の幅寸法と略同じに構成している。以上の如
く構成することにより、エンジン発電機を、高出力であ
るにもかかわらずコンパクトに構成することが可能とな
って、該エンジン発電機の使用時における移動や設置が
容易となるとともに、保管時の収納スペースを削減する
ことができる。
【0020】一方、クランク軸3と直交する方向におい
ては、排気マフラ53の長さ寸法は、エンジン1が占め
る寸法と略同一の寸法としている。クランク軸3と直交
する方向におけるエンジン1の長さ寸法は、クランク軸
に連結する別体の発電機のクランク軸3方向の長さ寸法
よりも大きいため、前述のような配置構成とすること
で、エンジン発電機のクランク軸3と直交する方向の寸
法を大きくすることなく、排気マフラ53の長さを大き
く確保して、該排気マフラ53による排気音の消音効果
を高めている。
【0021】次に、複数のエンジン発電機を上下方向に
段積みすることを可能とするための構成について説明す
る。図1乃至図3において、エンジン発電機の上面であ
る前記外装ケース51の上面からは、燃料タンク49の
給油口49a、及び、エンジン発電機を吊り上げたりす
るためのフック92が上方へ突出して凸部51aを形成
している。一方、エンジン発電機の下面である前記台車
50の下面には、給油口用凹部61とフック用凹部62
とから成る凹部50aが形成されている。該給油口用凹
部61とフック用凹部62とは、平面視における位置、
大きさ、及び、深さを、それぞれ給油口49aとフック
65とに合わせて形成しており、給油口用凹部61と給
油口49aとが嵌合可能に、フック用凹部62とフック
65とが嵌合可能に構成されている。
【0022】このように、エンジン発電機の下面に前記
凹部50aを形成することにより、該エンジン発電機を
上下方向に積み重ねた場合に、エンジン発電機上面の凸
部51aが該凹部50bに嵌合して、安定して段積みす
ることができるのである。即ち、積み上げた上段のエン
ジン発電機下面に、下段のエンジン発電機上面の凸部5
1aが当接することがなく、上段のエンジン発電機下面
の前部及び後部に固設される前記車軸52a・52a
が、下段のエンジン発電機上面に当接して、該車軸52
a・52aにより上段のエンジン発電機が下段のエンジ
ン発電機に安定して支持されることとなるのである。こ
のように、エンジン発電機の上下方向への積み重ねを可
能として、該エンジン発電機を多段に段積みできるよう
にしている。
【0023】この場合、給油口用凹部61及びフック用
凹部62の大きさを、給油口49a及びフック65の大
きさと略同じか若干大きい程度に形成しており、給油口
用凹部61及びフック用凹部62が、給油口49a及び
フック65に係止して、上段に積み重ねたエンジン発電
機が水平方向に移動することを防止している。また、エ
ンジン発電機を上下に積み重ねた場合には、図1及び図
2に示すように、車軸52aの両端に軸支した車輪52
・52が、外装ケース51上端部を両側から挟み込んで
係止するように、該車輪52・52の間隔を外装ケース
51上端部の幅に合わせて構成している。これにより、
積み重ねたエンジン発電機の車軸52a方向への移動を
さらに確実に防止することが可能となっている。
【0024】このように、エンジン発電機上面の凸部と
下面の凹部とを嵌合させるとともに、エンジン発電機下
端部の車輪52・52によりエンジン発電機の上端部を
係止して、該エンジン発電機を安定して段積みすること
ができるようにしている。また、本エンジン発電機は大
きな出力を有しているにもかかわらず、発電機15をフ
ライホイール2に内装してコンパクトに構成しているた
め、小さな収納スペースで保管することを可能としてい
るが、上述の如く、複数のエンジン発電機を上下方向に
段積み可能に構成することで、多くのエンジン発電機を
保管する場合に、多段に積み重ねて保管することが可能
となるので、収納スペースをさらに削減することが可能
となるのである。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1記載の如
く、フライホイールの凹部に内装した発電機に構成し、
該エンジンの反フライホイール配設側へクランク軸の軸
芯と直交させて排気マフラを配設したので、エンジンの
反フライホイール配設側には、クランク軸の軸芯と直交
させて配設した排気マフラが配置されるのみとなって、
エンジン発電機のクランク軸方向の寸法を大幅に小さく
することができた。これにより、該エンジン発電機を、
高出力であるにもかかわらずコンパクトに構成すること
が可能となって、該エンジン発電機の使用時における移
動や設置が容易となるとともに、保管時の収納スペース
を削減することができる。また、前記排気マフラはクラ
ンク軸3と直交する方向に配設されているので、排気マ
フラの長さを大きく確保することが可能となり該排気マ
フラによる排気音の消音効果を高めることができた。
【0026】さらに、請求項2記載の如く、エンジン発
電機の下面に、該エンジン発電機上面の凸部が嵌合可能
な凹部を形成して、エンジン発電機を上下に段積み可能
としたので、多くのエンジン発電機を保管する場合に、
多段に積み重ねて保管することが可能となる。これによ
り、例えば、エンジン発電機を数多く所有するレンタル
業者等においても、コンパクトに構成したエンジン発電
機の収納スペースをさらに削減することが可能となっ
た。
【0027】さらに、請求項3記載の如く、エンジン発
電機上面の凸部とエンジン発電機下面の凹部とが係止し
て、段積みしたエンジン発電機を水平方向に位置固定
し、外装ケース下端部に設けた車輪が外装ケース上端部
に係止して、段積みしたエンジン発電機を車軸方向に位
置固定するように構成したので、エンジン発電機を安定
して段積みすることが可能となり、段積み状態を安定し
た状態で確実に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンジン発電機の内部を示す側面図で
ある。
【図2】同じくエンジン発電機の内部を示す後面図であ
る。
【図3】エンジン発電機を示す底面図である。
【図4】エンジン発電機を構成するエンジン及び発電機
を示す正面図である。
【図5】同じく側面図である。
【図6】従来のエンジン発電機の内部を示す側面図であ
る。
【図7】同じく後面図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 フライホイール 3 クランク軸 15 発電機 49 燃料タンク 49a 給油口 50 台車 50a 凹部 51 外装ケース 51a 凸部 52 車輪 52a 車軸 53 排気マフラ 61 給油口用凹部 62 フック用凹部 65 フック

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンにより駆動される発電機を、該
    エンジンのフライホイールに形成した凹部に内装し、該
    フライホイールの凹部内のフライホイール側の内周面
    に、強磁性永久磁石である希土類磁石から成るロータ磁
    石を配置し、該ロータ磁石に対向して多数極のステータ
    コイルを配置して、フライホイールの凹部に内装した発
    電機に構成し、該エンジンの反フライホイール配設側へ
    クランク軸の軸芯と直交させて排気マフラを配設したこ
    とを特徴とするエンジン発電機。
  2. 【請求項2】 エンジンにより駆動される発電機を、該
    エンジンのフライホイールに形成した凹部へ内装し、該
    フライホイールの凹部内のフライホイール側の内周面
    に、強磁性永久磁石である希土類磁石から成るロータ磁
    石を配置し、該ロータ磁石に対向して多数極のステータ
    コイルを配置して、フライホイールの凹部に内装した発
    電機に構成し、エンジン発電機の下面に、該エンジン発
    電機上面の凸部が嵌合可能な凹部を形成して、エンジン
    発電機を上下に段積み可能としたことを特徴とするエン
    ジン発電機。
  3. 【請求項3】 エンジンにより駆動される発電機を、該
    エンジンのフライホイールに形成した凹部へ内装し、該
    フライホイールの凹部内のフライホイール側の内周面
    に、強磁性永久磁石である希土類磁石から成るロータ磁
    石を配置し、該ロータ磁石に対向して多数極のステータ
    コイルを配置して、フライホイールの凹部に内装した発
    電機に構成し、エンジン発電機の下面に、該エンジン発
    電機上面の凸部が嵌合可能な凹部を形成して、エンジン
    発電機を上下に段積み可能とし、エンジン発電機上面の
    凸部とエンジン発電機下面の凹部とが係止して、段積み
    したエンジン発電機を水平方向に位置固定し、外装ケー
    ス下端部に設けた車輪が外装ケース上端部に係止して、
    段積みしたエンジン発電機を車軸方向に位置固定するよ
    うに構成したことを特徴とするエンジン発電機。
JP14791398A 1998-05-26 1998-05-28 エンジン発電機 Pending JPH11343860A (ja)

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JP14791398A JPH11343860A (ja) 1998-05-28 1998-05-28 エンジン発電機
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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