JPH11341742A - フライホイール型発電機の冷却構造 - Google Patents
フライホイール型発電機の冷却構造Info
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- JPH11341742A JPH11341742A JP14429398A JP14429398A JPH11341742A JP H11341742 A JPH11341742 A JP H11341742A JP 14429398 A JP14429398 A JP 14429398A JP 14429398 A JP14429398 A JP 14429398A JP H11341742 A JPH11341742 A JP H11341742A
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- flywheel
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Landscapes
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来、エンジンにより駆動され、フライホイ
ールに内装された発電機においては、冷却ファンによる
冷却風はフライホイール内の発電機の冷却を行うのみで
あり、エンジンの冷却は別途行う必要があった。また、
フライホイール内部においては冷却風の流れが不十分で
あり冷却効果が低かった。 【解決手段】 エンジン1により駆動される発電機を、
該エンジン1のフライホイール2に形成した凹部2aへ
内装したフライホイール型発電機に構成し、該フライホ
イール2の凹部2a内のフライホイール2側の内周面
に、強磁性永久磁石である希土類磁石から成るロータ磁
石7を配置し、該ロータ磁石7に対向して多数極のステ
ータコイル6を配置し、該フライホイール2に冷却ファ
ン9を形成し、該フライホイール2に、フライホイール
2の内側と外側とを連通してエンジン下部からの冷却風
が通過する連通孔22を形成した。
ールに内装された発電機においては、冷却ファンによる
冷却風はフライホイール内の発電機の冷却を行うのみで
あり、エンジンの冷却は別途行う必要があった。また、
フライホイール内部においては冷却風の流れが不十分で
あり冷却効果が低かった。 【解決手段】 エンジン1により駆動される発電機を、
該エンジン1のフライホイール2に形成した凹部2aへ
内装したフライホイール型発電機に構成し、該フライホ
イール2の凹部2a内のフライホイール2側の内周面
に、強磁性永久磁石である希土類磁石から成るロータ磁
石7を配置し、該ロータ磁石7に対向して多数極のステ
ータコイル6を配置し、該フライホイール2に冷却ファ
ン9を形成し、該フライホイール2に、フライホイール
2の内側と外側とを連通してエンジン下部からの冷却風
が通過する連通孔22を形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンにより駆
動される発電機であって、該発電機をフライホイールに
内装したフライホイール型発電機の冷却構造に関する。
動される発電機であって、該発電機をフライホイールに
内装したフライホイール型発電機の冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、エンジンにより駆動される発
電機は知られており、例えば、実開昭58−66860
号公報や実開昭58−139880号公報の如くであ
る。これらの発電機は小型化を図るために、発電機を構
成するロータ磁石とステータコイルとを、エンジンのフ
ライホイールに形成した凹部に収納して構成していた。
そして、例えばフライホイールの外側面の外周部に冷却
ファンを形成し、該フライホイールの回転に伴って生じ
る冷却風により発電機の冷却を行っていた。
電機は知られており、例えば、実開昭58−66860
号公報や実開昭58−139880号公報の如くであ
る。これらの発電機は小型化を図るために、発電機を構
成するロータ磁石とステータコイルとを、エンジンのフ
ライホイールに形成した凹部に収納して構成していた。
そして、例えばフライホイールの外側面の外周部に冷却
ファンを形成し、該フライホイールの回転に伴って生じ
る冷却風により発電機の冷却を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の発電機
においては、冷却ファンによる冷却風はフライホイール
内の発電機の冷却を行うのみであり、該発電機を駆動す
るエンジンの冷却は別途行う必要があった。また、発電
機をコンパクトに構成するために冷却ファンは小さく形
成されているとともに、冷却風はフライホイールの一側
面側から内部へ侵入して、同じく一側面側へ出ていくの
で、該フライホイール内部においては冷却風の流れが不
十分であり冷却効果が低かった。
においては、冷却ファンによる冷却風はフライホイール
内の発電機の冷却を行うのみであり、該発電機を駆動す
るエンジンの冷却は別途行う必要があった。また、発電
機をコンパクトに構成するために冷却ファンは小さく形
成されているとともに、冷却風はフライホイールの一側
面側から内部へ侵入して、同じく一側面側へ出ていくの
で、該フライホイール内部においては冷却風の流れが不
十分であり冷却効果が低かった。
【0004】また、フライホイールに発電機を内蔵した
従来の構成では、ロータ磁石やステータコイルの収納ス
ペースが小さく発電能力が低かったので、コンパクト且
つ高出力の発電機が望まれているが、発電機を高出力化
するとステータコイルの発熱量が増大するため、高出力
の発電機においては、ステータコイル等の冷却効果が高
い冷却構造が必要となる。
従来の構成では、ロータ磁石やステータコイルの収納ス
ペースが小さく発電能力が低かったので、コンパクト且
つ高出力の発電機が望まれているが、発電機を高出力化
するとステータコイルの発熱量が増大するため、高出力
の発電機においては、ステータコイル等の冷却効果が高
い冷却構造が必要となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、エンジンにより駆動される発
電機を、該エンジンのフライホイールに形成した凹部へ
内装したフライホイール型発電機に構成し、該フライホ
イールの凹部内のフライホイール側の内周面に、強磁性
永久磁石である希土類磁石から成るロータ磁石を配置
し、該ロータ磁石に対向して多数極のステータコイルを
配置し、該フライホイールに冷却ファンを形成し、該フ
ライホイールに、フライホイールの内側と外側とを連通
してエンジン下部からの冷却風が通過する連通孔を形成
した。
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、エンジンにより駆動される発
電機を、該エンジンのフライホイールに形成した凹部へ
内装したフライホイール型発電機に構成し、該フライホ
イールの凹部内のフライホイール側の内周面に、強磁性
永久磁石である希土類磁石から成るロータ磁石を配置
し、該ロータ磁石に対向して多数極のステータコイルを
配置し、該フライホイールに冷却ファンを形成し、該フ
ライホイールに、フライホイールの内側と外側とを連通
してエンジン下部からの冷却風が通過する連通孔を形成
した。
【0006】また、エンジンにより駆動される発電機
を、該エンジンのフライホイールに形成した凹部へ内装
したフライホイール型発電機に構成し、該フライホイー
ルの凹部内のフライホイール側の内周面に、強磁性永久
磁石である希土類磁石から成るロータ磁石を配置し、該
ロータ磁石に対向して多数極のステータコイルを配置
し、該フライホイールに冷却ファンを形成し、該フライ
ホイールに、フライホイールの内側と外側とを連通して
エンジン下部からの冷却風が通過する連通孔を形成し、
該フライホイールの外側面に補助冷却ファンを形成し
た。
を、該エンジンのフライホイールに形成した凹部へ内装
したフライホイール型発電機に構成し、該フライホイー
ルの凹部内のフライホイール側の内周面に、強磁性永久
磁石である希土類磁石から成るロータ磁石を配置し、該
ロータ磁石に対向して多数極のステータコイルを配置
し、該フライホイールに冷却ファンを形成し、該フライ
ホイールに、フライホイールの内側と外側とを連通して
エンジン下部からの冷却風が通過する連通孔を形成し、
該フライホイールの外側面に補助冷却ファンを形成し
た。
【0007】また、エンジンにより駆動される発電機
を、該エンジンのフライホイールに形成した凹部へ内装
したフライホイール型発電機に構成し、該フライホイー
ルの凹部内のフライホイール側の内周面に、強磁性永久
磁石である希土類磁石から成るロータ磁石を配置し、該
ロータ磁石に対向して多数極のステータコイルを配置
し、該フライホイールに冷却ファンを形成し、該フライ
ホイールに、フライホイールの内側と外側とを連通して
エンジン下部からの冷却風が通過する連通孔を形成し、
該フライホイールの外側面に該冷却風の流れを制御する
ガイド板を形成した。
を、該エンジンのフライホイールに形成した凹部へ内装
したフライホイール型発電機に構成し、該フライホイー
ルの凹部内のフライホイール側の内周面に、強磁性永久
磁石である希土類磁石から成るロータ磁石を配置し、該
ロータ磁石に対向して多数極のステータコイルを配置
し、該フライホイールに冷却ファンを形成し、該フライ
ホイールに、フライホイールの内側と外側とを連通して
エンジン下部からの冷却風が通過する連通孔を形成し、
該フライホイールの外側面に該冷却風の流れを制御する
ガイド板を形成した。
【0008】また、エンジンにより駆動される発電機
を、該エンジンのフライホイールに形成した凹部へ内装
したフライホイール型発電機に構成し、該フライホイー
ルの凹部内のフライホイール側の内周面に、強磁性永久
磁石である希土類磁石から成るロータ磁石を配置し、該
ロータ磁石に対向して多数極のステータコイルを配置
し、該フライホイールに冷却ファンを形成し、該フライ
ホイールに、フライホイールの内側と外側とを連通して
エンジン下部からの冷却風が通過する連通孔を形成し、
該フライホイールの内側面に補助冷却ファンを形成し
た。
を、該エンジンのフライホイールに形成した凹部へ内装
したフライホイール型発電機に構成し、該フライホイー
ルの凹部内のフライホイール側の内周面に、強磁性永久
磁石である希土類磁石から成るロータ磁石を配置し、該
ロータ磁石に対向して多数極のステータコイルを配置
し、該フライホイールに冷却ファンを形成し、該フライ
ホイールに、フライホイールの内側と外側とを連通して
エンジン下部からの冷却風が通過する連通孔を形成し、
該フライホイールの内側面に補助冷却ファンを形成し
た。
【0009】また、エンジンにより駆動される発電機
を、該エンジンのフライホイールに形成した凹部へ内装
したフライホイール型発電機に構成し、該フライホイー
ルの凹部内のフライホイール側の内周面に、強磁性永久
磁石である希土類磁石から成るロータ磁石を配置し、該
ロータ磁石に対向して多数極のステータコイルを配置
し、該フライホイールの側壁をエンジンと発電機との間
に配置した。
を、該エンジンのフライホイールに形成した凹部へ内装
したフライホイール型発電機に構成し、該フライホイー
ルの凹部内のフライホイール側の内周面に、強磁性永久
磁石である希土類磁石から成るロータ磁石を配置し、該
ロータ磁石に対向して多数極のステータコイルを配置
し、該フライホイールの側壁をエンジンと発電機との間
に配置した。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の冷却構造を有したフライホイール
型発電機を示す側面断面図、図2は同じくファンケース
を取り外した状態のフライホイール型発電機を示す正面
図、図3は同じくフライホイール型発電機の第二の実施
例を示す側面断面図、図4は同じくフライホイール型発
電機の第二の実施例を示す側面断面図、図5は同じくフ
ライホイール型発電機の第三の実施例を示す側面断面図
である。
する。図1は本発明の冷却構造を有したフライホイール
型発電機を示す側面断面図、図2は同じくファンケース
を取り外した状態のフライホイール型発電機を示す正面
図、図3は同じくフライホイール型発電機の第二の実施
例を示す側面断面図、図4は同じくフライホイール型発
電機の第二の実施例を示す側面断面図、図5は同じくフ
ライホイール型発電機の第三の実施例を示す側面断面図
である。
【0011】まず、本発明の冷却構造を有するフライホ
イール型発電機を、例えば空冷式ガソリンエンジンに構
成した例について、全体構成を図1、図2により説明す
る。空冷式ガソリンエンジンであるエンジン1のクラン
ク軸3の一端部にはフライホイール2の中心部に形成し
た取付孔2bが嵌合され、該クランク軸3先端部の螺子
部3aに外側からエンドナット12を螺嵌することで、
該フライホイール2がクランク軸3に固設され、一体的
に回転可能に構成されている。また、エンジン1のフラ
イホイール2固設側面においては、該エンジン1のシリ
ンダボディ4に、コイルプレート5を介して多数極のス
テータコイル6が固設されている。
イール型発電機を、例えば空冷式ガソリンエンジンに構
成した例について、全体構成を図1、図2により説明す
る。空冷式ガソリンエンジンであるエンジン1のクラン
ク軸3の一端部にはフライホイール2の中心部に形成し
た取付孔2bが嵌合され、該クランク軸3先端部の螺子
部3aに外側からエンドナット12を螺嵌することで、
該フライホイール2がクランク軸3に固設され、一体的
に回転可能に構成されている。また、エンジン1のフラ
イホイール2固設側面においては、該エンジン1のシリ
ンダボディ4に、コイルプレート5を介して多数極のス
テータコイル6が固設されている。
【0012】前記フライホイール2の、例えば内側面に
は凹部2aを形成し、該凹部2aの内周面に沿ってロー
タ磁石7を取付けている。該凹部2a中心部分にはステ
ータコイル6を収納するためのスペースが形成されてお
り、該凹部2a内には、シリンダボディ4に固設された
前記ステータコイル6が収納されており、該ステータコ
イル6はロータ磁石7に対向して略環状に配置されてい
る。該フライホイール2の、例えば外側面の外周部に
は、該フライホイール2と一体的に形成される複数の冷
却ファン9を設けている。
は凹部2aを形成し、該凹部2aの内周面に沿ってロー
タ磁石7を取付けている。該凹部2a中心部分にはステ
ータコイル6を収納するためのスペースが形成されてお
り、該凹部2a内には、シリンダボディ4に固設された
前記ステータコイル6が収納されており、該ステータコ
イル6はロータ磁石7に対向して略環状に配置されてい
る。該フライホイール2の、例えば外側面の外周部に
は、該フライホイール2と一体的に形成される複数の冷
却ファン9を設けている。
【0013】また、フライホイール2外周面は、その一
部を切り欠いて点火用マグネット8を固設しており、該
フライホイール2外周のヘッド部には点火コイル10を
配設している。そして、該点火コイル10のコイル本体
10aが、シリンダボディ4の点火コイル取付けボス2
3によって該シリンダボディ4へ取付けられ、該点火コ
イル10と前記点火用マグネット8とはお互いに対向す
るように配置されている。さらに、該フライホイール2
の内側面端部には始動用のリングギア21を嵌装して、
セルモータによりエンジン1が始動されるように構成し
ている。そして、シリンダボディ4のフライホイール2
配設側にはファンケース11を取り付けて、該ファンケ
ース11によって前記点火コイル10やフライホイール
2などを覆っている。
部を切り欠いて点火用マグネット8を固設しており、該
フライホイール2外周のヘッド部には点火コイル10を
配設している。そして、該点火コイル10のコイル本体
10aが、シリンダボディ4の点火コイル取付けボス2
3によって該シリンダボディ4へ取付けられ、該点火コ
イル10と前記点火用マグネット8とはお互いに対向す
るように配置されている。さらに、該フライホイール2
の内側面端部には始動用のリングギア21を嵌装して、
セルモータによりエンジン1が始動されるように構成し
ている。そして、シリンダボディ4のフライホイール2
配設側にはファンケース11を取り付けて、該ファンケ
ース11によって前記点火コイル10やフライホイール
2などを覆っている。
【0014】このように、ロータ磁石7及びステータコ
イル6をフライホイール2の凹部2a内に収納して発電
機15を構成し、フライホイール2の回転により発電を
行い、該発電機15により発電した電力を外部へ供給す
るように構成している。そして、フライホイール型発電
機は外部への電力供給が可能な発電機15をフライホイ
ール2内に収納することで、軽量、且つ、コンパクトに
構成しており、クランク軸3の反フライホイール2配設
側端部からは、外部への動力取り出しを可能に構成し
て、様々な作業機を連結して駆動することを可能として
いる。
イル6をフライホイール2の凹部2a内に収納して発電
機15を構成し、フライホイール2の回転により発電を
行い、該発電機15により発電した電力を外部へ供給す
るように構成している。そして、フライホイール型発電
機は外部への電力供給が可能な発電機15をフライホイ
ール2内に収納することで、軽量、且つ、コンパクトに
構成しており、クランク軸3の反フライホイール2配設
側端部からは、外部への動力取り出しを可能に構成し
て、様々な作業機を連結して駆動することを可能として
いる。
【0015】また、前記ロータ磁石7は、非常に高い出
力エネルギーを有する強磁性永久磁石である希土類磁石
により構成されており、例えば、希土類磁石として、ネ
オジウムと鉄とほう素とを主原料としたネオジウム系の
焼結磁石を用いている。このネオジウム系の希土類磁石
が有する最大エネルギー積は、例えば、26〜31MG
・Oe程度であり、一般的に用いられているフェライト
磁石に対して6倍〜7倍程度の出力エネルギーを得るこ
とができる。また、最大エネルギー積と同様に、ネオジ
ウム系の希土類磁石が有する残留磁束密度も非常に大き
なものとなっている。そして、ロータ磁石7の残留磁束
密度が大きくなると、それに比例して発電機出力は増大
するので、ロータ磁石7に希土類磁石を用いた場合、従
来のフェライト磁石を用いた場合と同等の発電機出力を
得るために必要なロータ磁石7の大きさを小さくするこ
とができる。
力エネルギーを有する強磁性永久磁石である希土類磁石
により構成されており、例えば、希土類磁石として、ネ
オジウムと鉄とほう素とを主原料としたネオジウム系の
焼結磁石を用いている。このネオジウム系の希土類磁石
が有する最大エネルギー積は、例えば、26〜31MG
・Oe程度であり、一般的に用いられているフェライト
磁石に対して6倍〜7倍程度の出力エネルギーを得るこ
とができる。また、最大エネルギー積と同様に、ネオジ
ウム系の希土類磁石が有する残留磁束密度も非常に大き
なものとなっている。そして、ロータ磁石7の残留磁束
密度が大きくなると、それに比例して発電機出力は増大
するので、ロータ磁石7に希土類磁石を用いた場合、従
来のフェライト磁石を用いた場合と同等の発電機出力を
得るために必要なロータ磁石7の大きさを小さくするこ
とができる。
【0016】従って、本実施例におけるフライホイール
型発電機は、コンパクトに構成しているにもかかわら
ず、非常に大きな発電機出力を得ることを可能にしてい
る。また、発電機15は、前記ステータコイル6を、前
述の如くロータ磁石7に対向させて略環状に多数個配設
して、例えば発電周波数を540Hz程度とした高周波
発電機に構成しているためさらに高出力を得ることがで
きる。例えば、従来のフェライト磁石を用いて100W
程度の発電機出力を得ているフライホイール型発電機と
同程度の大きさに、本フライホイール型発電機を構成し
た場合、少なくとも1kW以上の発電機出力を得ること
ができ、2kW〜3kW程度の発電機出力を得ることも
可能である。
型発電機は、コンパクトに構成しているにもかかわら
ず、非常に大きな発電機出力を得ることを可能にしてい
る。また、発電機15は、前記ステータコイル6を、前
述の如くロータ磁石7に対向させて略環状に多数個配設
して、例えば発電周波数を540Hz程度とした高周波
発電機に構成しているためさらに高出力を得ることがで
きる。例えば、従来のフェライト磁石を用いて100W
程度の発電機出力を得ているフライホイール型発電機と
同程度の大きさに、本フライホイール型発電機を構成し
た場合、少なくとも1kW以上の発電機出力を得ること
ができ、2kW〜3kW程度の発電機出力を得ることも
可能である。
【0017】また、発電機15を高周波発電機に構成し
た場合の出力特性は大きな垂下特性を有しており、メタ
ルハライドランプ等の放電ランプの放電特性に適してい
るため、安定器を用いずに該放電ランプを安定して照灯
させることができる。従って、本例のフライホイール型
発電機は、コンパクトで安価に構成することができ、メ
タルハライドランプ等の放電ランプを具備する投光機用
の発電機として好適である。尚、本フライホイール型発
電機を構成するエンジンは、水冷式若しくは空冷式、又
は、ディーゼルエンジン若しくはガソリエンジン等、特
に形式を問うものではなく、何れの形式であっても構成
することが可能である。
た場合の出力特性は大きな垂下特性を有しており、メタ
ルハライドランプ等の放電ランプの放電特性に適してい
るため、安定器を用いずに該放電ランプを安定して照灯
させることができる。従って、本例のフライホイール型
発電機は、コンパクトで安価に構成することができ、メ
タルハライドランプ等の放電ランプを具備する投光機用
の発電機として好適である。尚、本フライホイール型発
電機を構成するエンジンは、水冷式若しくは空冷式、又
は、ディーゼルエンジン若しくはガソリエンジン等、特
に形式を問うものではなく、何れの形式であっても構成
することが可能である。
【0018】次に、前述のフライホイール型発電機の冷
却構造について説明する。図1、図2において、フライ
ホイール2の、例えば外側面の外周部には、前述の如
く、該フライホイール2と一体的に形成される複数の冷
却ファン9を設けており、該フライホイール2の回転に
伴って冷却ファン9の働きにより、ファンケース11に
形成された通風口25を通じて、外部から冷却風が該フ
ァンケース11内へ侵入するように構成している。ファ
ンケース11内へ侵入した冷却風は冷却ファン9の外周
方向に送風され、点火コイル10配設部分を通過してシ
リンダヘッド28まで達し、吸排気バルブや点火プラグ
などの高温部を冷却する。
却構造について説明する。図1、図2において、フライ
ホイール2の、例えば外側面の外周部には、前述の如
く、該フライホイール2と一体的に形成される複数の冷
却ファン9を設けており、該フライホイール2の回転に
伴って冷却ファン9の働きにより、ファンケース11に
形成された通風口25を通じて、外部から冷却風が該フ
ァンケース11内へ侵入するように構成している。ファ
ンケース11内へ侵入した冷却風は冷却ファン9の外周
方向に送風され、点火コイル10配設部分を通過してシ
リンダヘッド28まで達し、吸排気バルブや点火プラグ
などの高温部を冷却する。
【0019】フライホイール2の側壁2bは、ロータ磁
石7やステータコイル6が内装される凹部2aの外側に
配置されており、該側壁2bにはフライホイール2の内
側と外側とを連通する連通孔22が複数形成されてい
る。
石7やステータコイル6が内装される凹部2aの外側に
配置されており、該側壁2bにはフライホイール2の内
側と外側とを連通する連通孔22が複数形成されてい
る。
【0020】また、シリンダボディ4の側壁には図2に
示す冷却風取入孔27を開口し、前記冷却ファン9の働
きによって、該冷却風取入孔27からファンケース11
内部へ冷却風が侵入し、侵入した冷却風がシリンダボデ
ィ4下部とステータコイル6との間に形成される空間2
9や、シリンダボディ4下部に配置されるオイルパン3
1の下方に形成される空間32を通過するように構成し
ている。この冷却風は、空間29・31を通過する間に
オイルパン31を冷却し、その後、ステータコイル6を
冷却しながら前記連通孔22からフライホイール2の外
側方向へ抜けていく。このように、連通孔22はフライ
ホイール2の外側と内側とを連通することで、エンジン
1下部からの冷却風が通過する冷却風通過孔として作用
し、発電機15の冷却効率を向上させて高い冷却効果を
得ると同時に、エンジン1下部のオイルパン31を冷却
することを可能としている。
示す冷却風取入孔27を開口し、前記冷却ファン9の働
きによって、該冷却風取入孔27からファンケース11
内部へ冷却風が侵入し、侵入した冷却風がシリンダボデ
ィ4下部とステータコイル6との間に形成される空間2
9や、シリンダボディ4下部に配置されるオイルパン3
1の下方に形成される空間32を通過するように構成し
ている。この冷却風は、空間29・31を通過する間に
オイルパン31を冷却し、その後、ステータコイル6を
冷却しながら前記連通孔22からフライホイール2の外
側方向へ抜けていく。このように、連通孔22はフライ
ホイール2の外側と内側とを連通することで、エンジン
1下部からの冷却風が通過する冷却風通過孔として作用
し、発電機15の冷却効率を向上させて高い冷却効果を
得ると同時に、エンジン1下部のオイルパン31を冷却
することを可能としている。
【0021】また、フライホイール2の側壁2bの外側
面における中心部分には、略すり鉢状に形成した冷却風
ガイド板26を取り付けて、連通孔22を外側から覆っ
ている。そして、前記通風口25を通じてファンケース
11内に侵入した冷却風がフライホイール2側壁2bの
内側へ入り込んだり、オイルパン31やステータコイル
6を冷却した冷却風がフライホイール2の内側へ逆流し
たりすることを防止するとともに、連通孔22からフラ
イホイール2の外側方向へ抜けていく冷却風を冷却ファ
ン9方向へ案内して、該冷却ファン9の外周方向に送風
され易くなるようにしている。即ち、冷却風ガイド板2
6により、冷却風が一定の方向に流れるように流れを制
御して安定させ、冷却効率を向上させているのである。
面における中心部分には、略すり鉢状に形成した冷却風
ガイド板26を取り付けて、連通孔22を外側から覆っ
ている。そして、前記通風口25を通じてファンケース
11内に侵入した冷却風がフライホイール2側壁2bの
内側へ入り込んだり、オイルパン31やステータコイル
6を冷却した冷却風がフライホイール2の内側へ逆流し
たりすることを防止するとともに、連通孔22からフラ
イホイール2の外側方向へ抜けていく冷却風を冷却ファ
ン9方向へ案内して、該冷却ファン9の外周方向に送風
され易くなるようにしている。即ち、冷却風ガイド板2
6により、冷却風が一定の方向に流れるように流れを制
御して安定させ、冷却効率を向上させているのである。
【0022】さらに、フライホイール2の側壁2bの外
側面における冷却ファン9より中心寄りの部分には、複
数の補助冷却ファン30を形成している。該補助冷却フ
ァン30は、フライホイール2の回転に伴って、該フラ
イホイール2の内側から外側方向への流れが生じるよう
に構成されており、オイルパン31やステータコイル6
を冷却した冷却風が、連通孔22を通過してフライホイ
ール2の外側方向へ流れ出る際に流れを強めて安定させ
るようにしている。これにより、冷却効率を向上するこ
とが可能である。
側面における冷却ファン9より中心寄りの部分には、複
数の補助冷却ファン30を形成している。該補助冷却フ
ァン30は、フライホイール2の回転に伴って、該フラ
イホイール2の内側から外側方向への流れが生じるよう
に構成されており、オイルパン31やステータコイル6
を冷却した冷却風が、連通孔22を通過してフライホイ
ール2の外側方向へ流れ出る際に流れを強めて安定させ
るようにしている。これにより、冷却効率を向上するこ
とが可能である。
【0023】また、前記補助冷却ファン30は、フライ
ホイール2の側壁2bの内側に形成してもよい。例え
ば、図3、図4に示すように、フライホイール2の側壁
2bの内側面における連通孔22よりも中心寄りの部分
に、複数の補助冷却ファン33を形成するのである。該
補助冷却ファン33は、前記補助冷却ファン30と同様
に、フライホイール2の回転に伴って、該フライホイー
ル2の内側から外側方向への流れが生じるように構成さ
れており、オイルパン31やステータコイル6を冷却し
た冷却風が、連通孔22を通過してフライホイール2の
外側方向へ流れ出る際に流れを強めて安定させるように
している。これにより、冷却効率を向上することが可能
である。
ホイール2の側壁2bの内側に形成してもよい。例え
ば、図3、図4に示すように、フライホイール2の側壁
2bの内側面における連通孔22よりも中心寄りの部分
に、複数の補助冷却ファン33を形成するのである。該
補助冷却ファン33は、前記補助冷却ファン30と同様
に、フライホイール2の回転に伴って、該フライホイー
ル2の内側から外側方向への流れが生じるように構成さ
れており、オイルパン31やステータコイル6を冷却し
た冷却風が、連通孔22を通過してフライホイール2の
外側方向へ流れ出る際に流れを強めて安定させるように
している。これにより、冷却効率を向上することが可能
である。
【0024】前記フライホイール2は、側壁2bがロー
タ磁石7及びステータコイル6の外側に配置されるよう
にクランク軸3へ取り付けられているが、フライホイー
ルを側壁がロータ磁石7及びステータコイル6の内側に
配置されるように取り付けてフライホイール型発電機を
構成することもできる。例えば、図5に示すように、フ
ライホイール52がクランク軸3に固設されており、該
フライホイール52に外側から形成された凹部52a内
へ、ロータ磁石7及びステータコイル6を内装して発電
機58を構成している。ステータコイル6はファンケー
ス11に固設したコイルプレート55に取り付けられて
いる。そして、フライホイール52の側壁52bをステ
ータコイル6とシリンダボディ4との間に配置し、ステ
ータコイル6の内側を閉塞するとともに、外側を開放し
ている。
タ磁石7及びステータコイル6の外側に配置されるよう
にクランク軸3へ取り付けられているが、フライホイー
ルを側壁がロータ磁石7及びステータコイル6の内側に
配置されるように取り付けてフライホイール型発電機を
構成することもできる。例えば、図5に示すように、フ
ライホイール52がクランク軸3に固設されており、該
フライホイール52に外側から形成された凹部52a内
へ、ロータ磁石7及びステータコイル6を内装して発電
機58を構成している。ステータコイル6はファンケー
ス11に固設したコイルプレート55に取り付けられて
いる。そして、フライホイール52の側壁52bをステ
ータコイル6とシリンダボディ4との間に配置し、ステ
ータコイル6の内側を閉塞するとともに、外側を開放し
ている。
【0025】また、該フライホイール52外周部の外側
端には冷却ファン59を複数取り付けており、前記側壁
52bには該側壁52bの外側と内側とを連通する連通
孔53を複数形成している。そして、フライホイール5
2の回転に伴う冷却ファン59の働きによって、空間2
9・31を通過してオイルパン31を冷却した冷却風
が、連通孔53から側壁52bの外側へ導かれてステー
タコイル6を冷却し、その後、冷却ファン59の外周方
向へ送風されるように構成している。このようにして、
前記発電機15の場合と同様に、冷却効率を向上して高
い冷却効果を得ることができるようにしている。
端には冷却ファン59を複数取り付けており、前記側壁
52bには該側壁52bの外側と内側とを連通する連通
孔53を複数形成している。そして、フライホイール5
2の回転に伴う冷却ファン59の働きによって、空間2
9・31を通過してオイルパン31を冷却した冷却風
が、連通孔53から側壁52bの外側へ導かれてステー
タコイル6を冷却し、その後、冷却ファン59の外周方
向へ送風されるように構成している。このようにして、
前記発電機15の場合と同様に、冷却効率を向上して高
い冷却効果を得ることができるようにしている。
【0026】また、エンジン1は運転中においては高温
となるが、本フライホイール型発電機においては、エン
ジン1と発電機58との間にフライホイール52の側壁
52bを介在させているため、エンジン1からの熱が該
側壁52bにより遮断されて発電機58側へは伝達され
ない。これにより、発電機58の発熱を抑えることがで
き、冷却ファン59による冷却効果をさらに向上するこ
とが可能となる。
となるが、本フライホイール型発電機においては、エン
ジン1と発電機58との間にフライホイール52の側壁
52bを介在させているため、エンジン1からの熱が該
側壁52bにより遮断されて発電機58側へは伝達され
ない。これにより、発電機58の発熱を抑えることがで
き、冷却ファン59による冷却効果をさらに向上するこ
とが可能となる。
【0027】以上のように構成することにより、フライ
ホイール型発電機を、ロータ磁石7として強磁性永久磁
石である希土類磁石を用いて構成して高出力化した場合
においても、効率良く冷却して高い冷却効果を得ること
ができるので、発電機15・58を充分に冷却すること
が可能である。
ホイール型発電機を、ロータ磁石7として強磁性永久磁
石である希土類磁石を用いて構成して高出力化した場合
においても、効率良く冷却して高い冷却効果を得ること
ができるので、発電機15・58を充分に冷却すること
が可能である。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1記載の如
く、エンジンにより駆動される発電機を、該エンジンの
フライホイールに形成した凹部へ内装したフライホイー
ル型発電機に構成し、該フライホイールの凹部内のフラ
イホイール側の内周面に、強磁性永久磁石である希土類
磁石から成るロータ磁石を配置し、該ロータ磁石に対向
して多数極のステータコイルを配置し、該フライホイー
ル外側面の外周部に冷却ファンを形成し、該フライホイ
ールに、フライホイールの内側と外側とを連通してエン
ジン下部からの冷却風が通過する連通孔を形成したの
で、フライホイールの内側部分の冷却風を該フライホイ
ールの外側方向へ送り出すことが可能となる。これによ
り、該連通孔は冷却風通過孔として作用し、フライホイ
ールに内装されるステータコイル等の発電機の構成部材
を効率良く冷却して高い冷却効果を得ると同時に、フラ
イホイールの内側方向に位置するエンジン下部のオイル
パンを冷却することが可能となった。従って、ロータ磁
石として強磁性永久磁石である希土類磁石を用いて構成
し、高出力化したフライホイール型発電機においても、
高い冷却効果を得ることができるので、発電機及びエン
ジンを充分に冷却することが可能となった。
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1記載の如
く、エンジンにより駆動される発電機を、該エンジンの
フライホイールに形成した凹部へ内装したフライホイー
ル型発電機に構成し、該フライホイールの凹部内のフラ
イホイール側の内周面に、強磁性永久磁石である希土類
磁石から成るロータ磁石を配置し、該ロータ磁石に対向
して多数極のステータコイルを配置し、該フライホイー
ル外側面の外周部に冷却ファンを形成し、該フライホイ
ールに、フライホイールの内側と外側とを連通してエン
ジン下部からの冷却風が通過する連通孔を形成したの
で、フライホイールの内側部分の冷却風を該フライホイ
ールの外側方向へ送り出すことが可能となる。これによ
り、該連通孔は冷却風通過孔として作用し、フライホイ
ールに内装されるステータコイル等の発電機の構成部材
を効率良く冷却して高い冷却効果を得ると同時に、フラ
イホイールの内側方向に位置するエンジン下部のオイル
パンを冷却することが可能となった。従って、ロータ磁
石として強磁性永久磁石である希土類磁石を用いて構成
し、高出力化したフライホイール型発電機においても、
高い冷却効果を得ることができるので、発電機及びエン
ジンを充分に冷却することが可能となった。
【0029】さらに、請求項2記載の如く、前記構成に
加えてフライホイールの外側面に補助冷却ファンを形成
したので、該補助冷却ファンにより、前記連通孔を通過
してフライホイールの外側方向へ流れ出る冷却風の流れ
を強めて安定させることができ、冷却効率をさらに向上
することが可能となった。
加えてフライホイールの外側面に補助冷却ファンを形成
したので、該補助冷却ファンにより、前記連通孔を通過
してフライホイールの外側方向へ流れ出る冷却風の流れ
を強めて安定させることができ、冷却効率をさらに向上
することが可能となった。
【0030】さらに、請求項3記載の如く、前記構成に
加えてフライホイールの外側面に該冷却風の流れを制御
するガイド板を形成したので、フライホイール外側から
の冷却風がフライホイールの内側へ入り込んだり、オイ
ルパンや発電機を冷却した後の冷却風がフライホイール
の内側へ逆流したりすることを防止するとともに、冷却
風が一定の方向に流れるように流れを制御して安定さ
せ、さらに冷却効率を向上することができた。
加えてフライホイールの外側面に該冷却風の流れを制御
するガイド板を形成したので、フライホイール外側から
の冷却風がフライホイールの内側へ入り込んだり、オイ
ルパンや発電機を冷却した後の冷却風がフライホイール
の内側へ逆流したりすることを防止するとともに、冷却
風が一定の方向に流れるように流れを制御して安定さ
せ、さらに冷却効率を向上することができた。
【0031】さらに、請求項4記載の如く、前記構成に
加えてフライホイールの内側面に補助冷却ファンを形成
したので、該補助冷却ファンにより、前記連通孔を通過
してフライホイールの外側方向へ流れ出る冷却風の流れ
を強めて安定させることができ、冷却効率をさらに向上
することが可能となった。
加えてフライホイールの内側面に補助冷却ファンを形成
したので、該補助冷却ファンにより、前記連通孔を通過
してフライホイールの外側方向へ流れ出る冷却風の流れ
を強めて安定させることができ、冷却効率をさらに向上
することが可能となった。
【0032】さらに、請求項5記載の如く、フライホイ
ールの側壁をエンジンと発電機との間に配置したので、
エンジンからの熱を該側壁により遮断して発電機側へ伝
達することが防止でき、発電機の発熱を抑えることが可
能となるので、冷却ファン等による発電機の冷却効果を
向上することが可能となる。これにより、ロータ磁石と
して強磁性永久磁石である希土類磁石を用いて構成し、
高出力化したフライホイール型発電機においても、高い
冷却効果を得ることができるので、発電機及びエンジン
を充分に冷却することが可能となった。
ールの側壁をエンジンと発電機との間に配置したので、
エンジンからの熱を該側壁により遮断して発電機側へ伝
達することが防止でき、発電機の発熱を抑えることが可
能となるので、冷却ファン等による発電機の冷却効果を
向上することが可能となる。これにより、ロータ磁石と
して強磁性永久磁石である希土類磁石を用いて構成し、
高出力化したフライホイール型発電機においても、高い
冷却効果を得ることができるので、発電機及びエンジン
を充分に冷却することが可能となった。
【図1】本発明の冷却構造を有したフライホイール型発
電機を示す側面断面図である。
電機を示す側面断面図である。
【図2】同じくファンケースを取り外した状態のフライ
ホイール型発電機を示す正面図である。
ホイール型発電機を示す正面図である。
【図3】同じくフライホイール型発電機の第二の実施例
を示す側面断面図である。
を示す側面断面図である。
【図4】同じくフライホイール型発電機の第二の実施例
を示す側面断面図である。
を示す側面断面図である。
【図5】同じくフライホイール型発電機の第三の実施例
を示す側面断面図である。
を示す側面断面図である。
1 エンジン 2 フライホイール 2a 凹部 2b 側壁 3 クランク軸 4 シリンダボディ 6 ステータコイル 7 発電用マグネット 9 冷却ファン 15 発電機 22 連通孔 26 ガイド板 30 補助冷却ファン 31 オイルパン 33 補助冷却ファン
Claims (5)
- 【請求項1】 エンジンにより駆動される発電機を、該
エンジンのフライホイールに形成した凹部へ内装したフ
ライホイール型発電機に構成し、該フライホイールの凹
部内のフライホイール側の内周面に、強磁性永久磁石で
ある希土類磁石から成るロータ磁石を配置し、該ロータ
磁石に対向して多数極のステータコイルを配置し、該フ
ライホイールに冷却ファンを形成し、該フライホイール
に、フライホイールの内側と外側とを連通してエンジン
下部からの冷却風が通過する連通孔を形成したことを特
徴とするフライホイール型発電機の冷却構造。 - 【請求項2】 エンジンにより駆動される発電機を、該
エンジンのフライホイールに形成した凹部へ内装したフ
ライホイール型発電機に構成し、該フライホイールの凹
部内のフライホイール側の内周面に、強磁性永久磁石で
ある希土類磁石から成るロータ磁石を配置し、該ロータ
磁石に対向して多数極のステータコイルを配置し、該フ
ライホイールに冷却ファンを形成し、該フライホイール
に、フライホイールの内側と外側とを連通してエンジン
下部からの冷却風が通過する連通孔を形成し、該フライ
ホイールの外側面に補助冷却ファンを形成したことを特
徴とするフライホイール型発電機の冷却構造。 - 【請求項3】 エンジンにより駆動される発電機を、該
エンジンのフライホイールに形成した凹部へ内装したフ
ライホイール型発電機に構成し、該フライホイールの凹
部内のフライホイール側の内周面に、強磁性永久磁石で
ある希土類磁石から成るロータ磁石を配置し、該ロータ
磁石に対向して多数極のステータコイルを配置し、該フ
ライホイールに冷却ファンを形成し、該フライホイール
に、フライホイールの内側と外側とを連通してエンジン
下部からの冷却風が通過する連通孔を形成し、該フライ
ホイールの外側面に該冷却風の流れを制御するガイド板
を形成したことを特徴とするフライホイール型発電機の
冷却構造。 - 【請求項4】 エンジンにより駆動される発電機を、該
エンジンのフライホイールに形成した凹部へ内装したフ
ライホイール型発電機に構成し、該フライホイールの凹
部内のフライホイール側の内周面に、強磁性永久磁石で
ある希土類磁石から成るロータ磁石を配置し、該ロータ
磁石に対向して多数極のステータコイルを配置し、該フ
ライホイールに冷却ファンを形成し、該フライホイール
に、フライホイールの内側と外側とを連通してエンジン
下部からの冷却風が通過する連通孔を形成し、該フライ
ホイールの内側面に補助冷却ファンを形成したことを特
徴とするフライホイール型発電機の冷却構造。 - 【請求項5】 エンジンにより駆動される発電機を、該
エンジンのフライホイールに形成した凹部へ内装したフ
ライホイール型発電機に構成し、該フライホイールの凹
部内のフライホイール側の内周面に、強磁性永久磁石で
ある希土類磁石から成るロータ磁石を配置し、該ロータ
磁石に対向して多数極のステータコイルを配置し、該フ
ライホイールの側壁をエンジンと発電機との間に配置し
たことを特徴とするフライホイール型発電機の冷却構
造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14429398A JPH11341742A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | フライホイール型発電機の冷却構造 |
PCT/JP1999/002580 WO1999062167A1 (fr) | 1998-05-26 | 1999-05-17 | Generateur de moteur |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14429398A JPH11341742A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | フライホイール型発電機の冷却構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11341742A true JPH11341742A (ja) | 1999-12-10 |
Family
ID=15358709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14429398A Pending JPH11341742A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | フライホイール型発電機の冷却構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11341742A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009006778A1 (fr) * | 2007-07-11 | 2009-01-15 | Wuxi Kipor Power Co., Ltd | Système de refroidissement pour générateur à aimants permanents |
-
1998
- 1998-05-26 JP JP14429398A patent/JPH11341742A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009006778A1 (fr) * | 2007-07-11 | 2009-01-15 | Wuxi Kipor Power Co., Ltd | Système de refroidissement pour générateur à aimants permanents |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040311 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060314 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060711 |