JP2000213362A - フライホイ―ル型発電機の冷却装置 - Google Patents

フライホイ―ル型発電機の冷却装置

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JP2000213362A
JP2000213362A JP11011250A JP1125099A JP2000213362A JP 2000213362 A JP2000213362 A JP 2000213362A JP 11011250 A JP11011250 A JP 11011250A JP 1125099 A JP1125099 A JP 1125099A JP 2000213362 A JP2000213362 A JP 2000213362A
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cooling air
flywheel
cooling
generator
stator coil
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Koji Fukui
宏次 福井
Naoto Suga
直人 菅
Tadahiko Nishikawa
忠彦 西川
Kanzo Kimura
勘三 木村
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B63/00Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices
    • F02B63/04Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for electric generators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B63/00Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices
    • F02B63/04Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for electric generators
    • F02B63/042Rotating electric generators

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の、発電機をフライホイールに内蔵した
フライホイール型発電機においては、冷却風は発電機の
冷却に加えてエンジンを僅かに冷却するのみであったの
で、エンジンの冷却が十分でなかった。また、フライホ
イール型発電機は、高出力化の傾向にあるが、発電機を
高出力化した場合には特にステータコイルの発熱量が増
大するため、ステータコイル等の冷却効果が高い冷却装
置が必要とされている。 【解決手段】 冷却風を取り入れるための冷却風取入口
27・41をシリンダケース4側に開口し、該冷却風取
入口27・41からの冷却風を発電機15のステータコ
イル6へ案内する案内板47を設け、該冷却風取入口2
7・41を、シリンダヘッド28下方に位置するシリン
ダケース4の側壁、及びオイルパン31下方に位置する
シリンダケース4の底面に開口した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンにより駆
動される発電機であって、該発電機をフライホイールに
内装したフライホイール型発電機の冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、エンジンにより駆動される発
電機は知られており、例えば実開昭58−66860号
公報の如くである。これらの発電機は小型化を図るため
に、発電機を構成するロータ磁石とステータコイルと
を、エンジンのフライホイールの一側面に形成した凹部
に収納して構成するフライホイール型発電機としてい
た。そして、このようなフライホイール型発電機では、
フライホイール側面に冷却ファンを形成し、該フライホ
イールの回転に伴って生じる冷却風により発電機の冷却
を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のフライ
ホイール型発電機においては、冷却ファンによる冷却風
はフライホイール内の発電機の冷却を行うのみ、又は発
電機の冷却に加えてエンジンを僅かに冷却するのみであ
ったので、該発電機を駆動するエンジンの冷却が十分で
なかった。また、発電機をフライホイールに内蔵した構
成のフライホイール型発電機は、高出力化の傾向にある
が、発電機を高出力化した場合には特にステータコイル
の発熱量が増大することとなるため、ステータコイル等
の冷却効果が高い冷却装置が必要とされている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、請求項1においては、エンジ
ンにより駆動される発電機を、該エンジンのフライホイ
ール一側面に形成した凹部へ内装し、該フライホイール
他側面に冷却ファンを形成し、該フライホイールにフラ
イホイールの内側と外側とを連通してシリンダケース側
からの冷却風が通過する連通孔を形成したフライホイー
ル型発電機において、冷却風を取り入れるための冷却風
取入口をシリンダケース側に開口し、該冷却風取入口か
らの冷却風を発電機のステータコイルへ案内する案内板
を設けた。
【0005】また、請求項2においては、前記冷却風取
入口を、シリンダヘッド下方に位置するシリンダケース
の側壁に開口した。
【0006】また、請求項3においては、前記冷却風取
入口を、オイルパン下方に位置するシリンダケースの底
面に開口した。
【0007】また、請求項4においては、前記エンジン
及び発電機を防音ケースにて覆い、該防音ケース下部に
形成され該防音ケース内に冷却風を導入する通風ダクト
からの冷却風を、シリンダケースの底面に開口した前記
冷却風取入口に導入した。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の冷却構造を有したフライホイール
型発電機を示す側面断面図、図2は同じくファンケース
を取り外した状態のフライホイール型発電機を示す正面
図、図3は冷却ファンに取り付けられた仕切板及び閉塞
板を示す側面断面図、図4はフライホイール型発電機を
覆う防音ケースの内部を示す側面図、図5は防音ケース
の底部に形成される通風ダクトの内部を示す底面図であ
る。
【0009】まず、本発明の冷却構造を有するフライホ
イール型発電機を、例えば空冷式ガソリンエンジンに構
成した例について、全体構成を図1、図2により説明す
る。空冷式ガソリンエンジンに構成したエンジン1のク
ランク軸3の一端部にはフライホイール2が嵌合され、
該クランク軸3先端部(図1における右側端部)に外側
からエンドナット12を螺嵌することで、該フライホイ
ール2がクランク軸3に固設され、一体的に回転可能に
構成されている。また、エンジン1のフライホイール2
固設側面においては、該エンジン1のシリンダケース4
に、支持部材であるコイルプレート5を介して多数極の
ステータコイル6が固設されている。
【0010】前記フライホイール2の内側面には凹部2
aを形成し、該凹部2aの内周面に沿ってロータ磁石7
を固設している。該凹部2aの中心部分には前記ステー
タコイル6を収納するためのスペースが形成されてお
り、該凹部2a内には、シリンダケース4に固設された
前記ステータコイル6が収納されており、該ステータコ
イル6はロータ磁石7に対向して略環状に配置されてい
る。前記フライホイール2外側面(図1における右側
面)の外周部には、外側方向に突出する複数の冷却ファ
ン9を形成している。
【0011】また、フライホイール2の外周面は、その
一部を切り欠いて点火用マグネット8を固設しており、
該フライホイール2外周のヘッド部には点火コイル10
を配設している。そして、該点火コイル10のコイル本
体10aが、シリンダケース4の点火コイル取付けボス
23によって該シリンダケース4へ取付けられ、該点火
コイル10と前記点火用マグネット8とはお互いに対向
するように配置されている。さらに、該フライホイール
2の内側面端部には始動用のリングギア21を嵌装し
て、セルモータによりエンジン1が始動されるように構
成している。そして、シリンダケース4のフライホイー
ル2配設側にはファンケース11を取り付けて、該ファ
ンケース11によって前記点火コイル10やフライホイ
ール2等を覆っている。
【0012】このように、ロータ磁石7及びステータコ
イル6をフライホイール2の凹部2a内に収納して発電
機15を構成し、フライホイール2の回転により発電を
行い、該発電機15により発電した電力を外部へ供給す
るように構成している。そして、フライホイール型発電
機は外部への電力供給が可能な発電機15をフライホイ
ール2内に収納することで、軽量、且つ、コンパクトに
構成しており、クランク軸3の反フライホイール2配設
側端部からは、外部への動力取り出しを可能に構成し
て、様々な作業機を連結して駆動することを可能として
いる。
【0013】また、前記ロータ磁石7は、非常に高い出
力エネルギーを有する、例えば希土類磁石等の強磁性永
久磁石により構成されている。ロータ磁石7の残留磁束
密度が大きくなると、それに比例して発電機出力は増大
するので、ロータ磁石7に強磁性永久磁石を用いている
本発電機15はロータ磁石7の大きさを小さく構成する
ことを可能としている。従って、本フライホイール型発
電機は、コンパクトに構成しているにもかかわらず、非
常に大きな発電機出力を得ることができる。尚、本フラ
イホイール型発電機を構成するエンジン1は、水冷式若
しくは空冷式、又は、ディーゼルエンジン若しくはガソ
リエンジン等、特に形式を問うものではなく、何れの形
式であっても構成することが可能である。
【0014】次に、前述のフライホイール型発電機の冷
却装置について説明する。図1、図2において、フライ
ホイール2外側面の外周部には、前述の如く、外側へ突
出する複数の冷却ファン9を設けており、該フライホイ
ール2の回転に伴う冷却ファン9の働きにより、ファン
ケース11に形成された通風口25を通じて、冷却風と
しての外気が該ファンケース11内へ侵入するように構
成している。ファンケース11内へ侵入した冷却風は冷
却ファン9の外周方向に送風され、点火コイル10配設
部分を通過してシリンダヘッド28まで達し、吸排気バ
ルブや点火プラグなどの高温部を冷却する。また、フラ
イホイール2の側壁2bは、ロータ磁石7やステータコ
イル6が内装される凹部2aの外側に配置されており、
該側壁2bにはフライホイール2の内側と外側とを連通
する連通孔22が複数形成されている。
【0015】また、シリンダケース4におけるシリンダ
ヘッド28下方の側壁には、冷却風取入口である冷却風
取入孔27を開口し、前記冷却ファン9の吸引力によっ
て、該冷却風取入孔27からファンケース11内部へ冷
却風としての外気が侵入し、侵入した冷却風がシリンダ
ケース4下部とステータコイル6との間に形成される空
間29や、シリンダケース4下部に配置されるオイルパ
ン31の下方に形成される空間32を通過するように構
成している。また、オイルパン31の下方に位置するシ
リンダケース4下面には冷却風取入口である吸気口41
が開口しており、該吸気口41から冷却風としての外気
を前記空間32内へ取り入れるように構成している。該
吸気口41には導入ダクト45を取り付けて、該導入ダ
クト45により冷却風としての外気を吸気口41へ案内
している。
【0016】これらの吸気口41及び冷却風取入孔27
からの冷却風は、空間29・32を通過する間にオイル
パン31を冷却した後、ステータコイル6の方向へ流れ
て該ステータコイル6を冷却する。この場合、吸気口4
1及び冷却風取入孔27からの冷却風は、シリンダケー
ス4のフライホイール2側端部に配設される案内板47
によりステータコイル6へ集中的に案内される。該案内
板47は、冷却風取入孔27よりも上方の位置から、吸
気口41の反冷却風取入孔27形成側まで、シリンダケ
ース4の形状に沿って略円弧状に形成されている。
【0017】該案内板47における冷却風取入孔27の
上方に位置する部分には上部側板47aを形成して、冷
却風取入孔27から取り入れられた冷却風が上方へ逃げ
ることを防止するとともに、案内板47における吸気口
41の反冷却風取入孔27方向に位置する部分には下部
側板47bを形成して、吸気口41から取り入れた冷却
風が反冷却風取入孔27方向へ逃げることを防止し、吸
気口41及び冷却風取入孔27から取り入れた冷却風を
案内板47の範囲内に集めて、集中的にステータコイル
6を冷却することで冷却効果を高めている。その後、ス
テータコイル6を冷却した冷却風は、前記連通孔22を
通じてフライホイール2の外側方向へ抜けていく。該連
通孔22はフライホイール2の外側と内側とを連通する
ことで、冷却風通過孔として作用している。
【0018】このように、シリンダヘッド28下方の側
壁に冷却風取入孔27を開口することにより、特に高温
となるシリンダヘッド28の下方に位置する部分のステ
ータコイル6を、有効に効率良く冷却することができ、
発電機15を高出力化した場合にもステータコイル6を
十分に冷却することが可能となる。また、オイルパン3
1の下方に位置するシリンダケース4下面に吸気口41
を開口することにより、発電機15のステータコイル6
を冷却するだけでなく、エンジン1のオイルパン31を
も同時に冷却することができ、効率の良い冷却を行うこ
とができる。さらに、シリンダケース4のフライホイー
ル2側方向に案内板47を設けることにより、冷却風取
入孔27及び吸気高41から取り入れた冷却風を集中的
にステータコイル6側へ案内することができ、ステータ
コイル6を重点的に冷却することが可能となって、高温
となるステータコイル6の冷却効率を向上させることが
できる。従って、発電機15を高出力化した場合にもス
テータコイル6を十分に冷却することが可能となる。
【0019】また、図1、図3に示すように、フライホ
イール2の側壁2bの外側面には、中央部を略すり鉢状
に形成し、途中部から外周方向へ向かって側壁2bと略
平行に延設された仕切板26がボルト等により取り付け
られている。該仕切板26は冷却ファン9の半径方向に
おける途中部まで延設されており、フライホイール2の
冷却ファン9形成側の空間、即ち側壁2bとファンケー
ス11との間の空間を該冷却ファンの高さ方向に2分割
して、連通孔22を外側から覆っている。
【0020】これにより、吸気口41及び冷却風取入孔
27から取り入れられて、シリンダケース4側からステ
ータコイル6等を冷却し、連通孔22を通じてフライホ
イール2の外側方向へ抜け出した冷却風は、フライホイ
ール2の側壁2bと該仕切板26との間の空間を通っ
て、冷却ファン9の吸引力により該冷却ファン9の外周
方向へ送風される。また、通風口25からファンケース
11内に吸入された冷却風は、仕切板26とファンケー
ス11との間の空間を通って、冷却ファン9の吸引力に
より該冷却ファン9の外周方向へ送風され、エンジン1
のシリンダヘッド28部等を直接冷却する。そして、ス
テータコイル6等を冷却した吸気口41及び冷却風取入
孔27からの冷却風は、通風口25からの冷却風と冷却
ファン9の外周部で合流して、シリンダヘッド28部等
を冷却する。
【0021】即ち、吸気口41及び冷却風取入孔27か
らの冷却風と通風口25からの冷却風とが冷却ファン9
より内周側で合流すると、両冷却風の流れが乱れて冷却
ファン9に吸引されにくくなるため、仕切板26は、吸
気口41及び冷却風取入孔27からの冷却風と通風口2
5からの冷却風とが冷却ファン9の外周部へ送風される
までの間は合流しないように隔離して、両冷却風の流れ
が安定するように制御し、冷却ファン9による吸引が円
滑に行われるように、該両冷却風を冷却ファン9の方向
へ案内しているのである。尚、仕切板26は、本実施例
のように冷却ファン9と別体に形成したものを該冷却フ
ァン9に取り付けるだけでなく、冷却ファン9と一体的
に形成することもできる。
【0022】また、前記冷却ファン9の高さ方向の先端
部には略リング板状に形成された閉塞板35が取り付け
られており、該閉塞板35はボルト等によりフライホイ
ール2に固設されている。該閉塞板35は、各冷却ファ
ン9間の空間を外側方向から閉塞しており、冷却ファン
9に吸引されて通風口25からファンケース11内に取
り込まれた冷却風が、外側の通風口25側方向へ逆流し
てファンケース11内から出ていってしまうことを防止
している。これにより、通風口25からファンケース1
1内に取り込まれた冷却風が、冷却ファン9により円滑
に吸引されてエンジン1を冷却することが可能となる。
尚、閉塞板35は、本実施例のように冷却ファン9と別
体に形成したものを該冷却ファン9に取り付けるだけで
なく、冷却ファン9と一体的に形成することもできる。
【0023】また、ステータコイル6をシリンダケース
4に取り付けているコイルプレート5は、ボディ取付用
孔5aを介してシリンダケース4に固設され、コイル取
付用孔5bを介してステータコイル6を固設している。
ここで、ステータコイル6は発電機15の運転中には高
温となり、該発電機15を高出力化した場合には特に高
温となるが、該ステータコイル6の熱はコイルプレート
5に伝達されて、該コイルプレート5から放熱すること
によっても冷却される。そこで、コイルプレート5に
は、例えば内周面に放熱フィン5cを形成して、ステー
タコイル6から伝達される熱を該放熱フィン5cから放
熱するように構成し、ステータコイル6の冷却効果を高
めるようにしている。これにより、発電機15を高出力
化した場合においても、ステータコイル6の冷却を十分
に行うことが可能となる。尚、コイルプレート5に形成
する放熱フィンは、該コイルプレート5の内周面のみな
らず適宜箇所に形成することができる。
【0024】次に、前述の如く構成したフライホイール
型発電機を防音ケースで覆った場合の冷却装置について
説明する。図4、図5においては、エンジン1及び発電
機15により構成されるフライホイール型発電機が、車
軸52に回転自在に支持される車輪52によって移動可
能とされる防音ケース51に内装されている。該防音ケ
ース51の底部には通風ダクト51bが形成され、該通
風ダクト51bの上方に形成される機械室51a内にエ
ンジン1及び発電機15が配置されている。前記通風ダ
クト51bの一側面には複数の吸入口60が開口してお
り、該吸入口60から冷却風としての外気を通風ダクト
51b内に取り込むように構成している。
【0025】また、通風ダクト51bの天井面には、該
通風ダクト51bと機械室51aとを連通する通気口6
1・62を開口して、吸入口60から取り入れられた冷
却風が通風ダクト51bを通じて機械室51a内に流入
するように構成している。さらに、エンジン1下方に位
置する部分の通風ダクト51bの天井面には導入口63
を開口して、該導入口63とシリンダケース4下面に開
口する前記吸気口41とを導入ダクト45により連結し
ている。該導入ダクト45により導入口63と吸気口4
1とを連結することにより、シリンダケース4内の前記
空間32に、吸入口60から取り入れられ通風ダクト5
1bを通じて供給される冷却風が直接導入されるように
している。
【0026】尚、通風ダクト51b内には取り込んだ冷
却風の流れを制御する仕切板64が設けられており、吸
入口60から通風ダクト51b内に侵入して冷却風が、
通気口61、導入口63、及び通気口62の順に到達す
るように構成している。
【0027】このように、フライホイール型発電機を防
音ケースで覆った場合には、通風ダクト51bからの冷
却風を、エンジン1のシリンダケース4の底面に開口し
た吸気口41に導入するように構成することにより、冷
却風として取り込んだ新鮮な外気をシリンダケース4内
に直接導入することができるので、オイルパン31やス
テータコイル6等を効率的に冷却することができて、さ
らに高い冷却効果を得ることが可能となる。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1記載の如
く、冷却風を取り入れるための冷却風取入口をシリンダ
ケース側に開口し、該冷却風取入口からの冷却風を発電
機のステータコイルへ案内する案内板を設けたので、冷
却風取入孔及び吸気高といったシリンダケース側に開口
した冷却風取入口から取り入れた冷却風を集中的にステ
ータコイル側へ案内することができ、ステータコイルを
重点的に冷却することが可能となって、高温となるステ
ータコイルの冷却効率を向上させることができる。従っ
て、発電機を高出力化した場合にもステータコイルを十
分に冷却することが可能となる。
【0029】さらに、請求項2記載の如く、前記冷却風
取入口を、シリンダヘッド下方に位置するシリンダケー
スの側壁に開口したので、特に高温となるシリンダヘッ
ドの下方に位置する部分のステータコイルを、有効に効
率良く冷却することができ、発電機を高出力化した場合
にもステータコイルを十分に冷却することが可能とな
る。
【0030】さらに、請求項3記載の如く、前記冷却風
取入口を、オイルパン下方に位置するシリンダケースの
底面に開口したので、冷却風取入口から取り入れた冷却
風により、発電機のステータコイルを冷却するだけでな
く、エンジンのオイルパンをも同時に冷却することがで
き、効率の良い冷却を行うことができる。
【0031】さらに、請求項4記載の如く、前記エンジ
ン及び発電機を防音ケースにて覆い、該防音ケース下部
に形成され該防音ケース内に冷却風を導入する通風ダク
トからの冷却風を、シリンダケースの底面に開口した前
記冷却風取入口に導入したことにより、冷却風として取
り込んだ新鮮な外気をシリンダケース内に直接導入する
ことができるので、オイルパンやステータコイル等を効
率的に冷却することができて、さらに高い冷却効果を得
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷却構造を有したフライホイール型発
電機を示す側面断面図である。
【図2】同じくファンケースを取り外した状態のフライ
ホイール型発電機を示す正面図である。
【図3】冷却ファンに取り付けられた仕切板及び閉塞板
を示す側面断面図である。
【図4】フライホイール型発電機を覆う防音ケースの内
部を示す側面図である。
【図5】防音ケースの底部に形成される通風ダクトの内
部を示す底面図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 フライホイール 4 シリンダケース 6 ステータコイル 9 冷却ファン 15 発電機 25 通風口 27 冷却風取入孔 28 シリンダヘッド 31 オイルパン 32 (シリンダケース内の)空間 41 吸気口 45 導入ダクト 47 案内板 51 防音ケース 51a 機械室 51b 通風ダクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02B 77/13 F02B 77/13 C H02K 9/02 H02K 9/02 B (72)発明者 西川 忠彦 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ーディーゼル株式会社内 (72)発明者 木村 勘三 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ーディーゼル株式会社内 Fターム(参考) 5H609 BB03 BB13 BB18 PP02 PP06 PP09 PP11 PP17 QQ02 QQ12 QQ13 QQ23 RR03 RR06 RR07 RR16 RR22 RR24 RR27 RR32 RR36 RR38 RR42 RR43 RR63 SS12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンにより駆動される発電機を、該
    エンジンのフライホイール一側面に形成した凹部へ内装
    し、該フライホイール他側面に冷却ファンを形成し、該
    フライホイールにフライホイールの内側と外側とを連通
    してシリンダケース側からの冷却風が通過する連通孔を
    形成したフライホイール型発電機において、冷却風を取
    り入れるための冷却風取入口をシリンダケース側に開口
    し、該冷却風取入口からの冷却風を発電機のステータコ
    イルへ案内する案内板を設けたことを特徴とするフライ
    ホイール型発電機の冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記冷却風取入口を、シリンダヘッド下
    方に位置するシリンダケースの側壁に開口したことを特
    徴とする請求項1に記載のフライホイール型発電機の冷
    却装置。
  3. 【請求項3】 前記冷却風取入口を、オイルパン下方に
    位置するシリンダケースの底面に開口したことを特徴と
    する請求項1に記載のフライホイール型発電機の冷却装
    置。
  4. 【請求項4】 前記エンジン及び発電機を防音ケースに
    て覆い、該防音ケース下部に形成され該防音ケース内に
    冷却風を導入する通風ダクトからの冷却風を、シリンダ
    ケースの底面に開口した前記冷却風取入口に導入したこ
    とを特徴とする請求項3に記載のフライホイール型発電
    機の冷却装置。
JP11011250A 1998-05-26 1999-01-20 フライホイ―ル型発電機の冷却装置 Pending JP2000213362A (ja)

Priority Applications (2)

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JP11011250A JP2000213362A (ja) 1999-01-20 1999-01-20 フライホイ―ル型発電機の冷却装置
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JP2008075558A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Ihi Shibaura Machinery Corp 空冷エンジンのフライホイール

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