JP2005012860A - インバータ一体型電動発電機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インバータ一体型電動発電機はハウジング10、ステータ30、ロータ25及び制御装置105から成る。制御装置は、中空孔72aが形成されスイッチ素子88a1等を有するドーナツ形状のインバータケース70と、ブラシ40を保持しインバータケースの中空孔に配置されたブラシホルダ42と、中空孔84が形成されインバータケースに取り付けられた空気案内部材80と、回転軸に固定された第1磁極位置検出部材101及びインバータケース70の内周壁に取り付けられた第2磁極位置検出部材103と、を含む。ブラシホルダとインバータケースとの間に空気流通路86が形成され、側面視で第1、第2磁極位置検出部材がブラシホルダと重なっている。
【選択図】図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動発電機にインバータが一体化されたインバータ一体型電動発電機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、排ガスによる大気汚染の防止や燃料の節約等の観点から、信号待ち等で車両が停止したとき、エンジンのアイドリングを停止させる(アイドルストップ)技術が注目されている。この種の車両ではアイドルストップ後、発進時の駆動源の確保が問題となる。そこで、発電機(オルタネータ)に電動機(モータ)の機能を付与し、燃料による走行時は発電し、アイドルストップ後の発進時等に駆動力を発生する電動発電機(モータゼネレータ(MG))が開発されている。MGは構造的及び機能的に、ハウジング、ステータ及びロータを含む回転部と、その回転を制御する制御装置に大別することができる。
【0003】
従来の回転電機(特許文献1参照)の制御装置では、MGを発電機として機能させるために、ロータが固定された回転軸の端部にブラシが接触され、リヤーカバーに取り付けたブラシホルダにより保持されている。また、MGを電動機として機能させるために、インバータ及び磁極位置検出器が必要である。インバータが内部に搭載したスイッチ素子が直流を交流に変換し、磁極位置検出器はロータの回転方向の位置(位相)をステータコイルに知らせる。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−65620号
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例において、ブラシを保持するブラシホルダと、インバータが収容されたインバータケース(不図示)とを軸方向に並べると、制御装置の軸方向長さが長くなる。また、スイッチ素子が作動時に熱を発生しやすく、発熱による温度上昇を抑制するためにはスイッチ素子の周辺に空気を流通させることが必要である。しかし、インバータの周辺に空気流通路を形成すると、その分制御装置の寸法が大きくなる。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、インバータ一体型電動発電機の制御装置の構成要素を、安価に、スペース効率良く、しかも発熱による温度上昇を抑制しつつ、配置することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願の発明者は、インバータケースとブラシホルダとを半径方向内外に配置すること、及び両者間に形成される空気流通路での空気の流通を妨げない位置に極位置検出器を配置することを思い付いて、本発明を完成した。
【0008】
本発明によるインバータ一体型電動発電機は、請求項1に記載したように、一端壁、他端壁及び周壁を有するハウジングと;周壁に固定されたステータ、及び一端壁及び他端壁に支持された回転軸に固定されステータと対向するロータと;他端壁に取り付けられた制御装置;とから成る。
【0009】
制御装置は、回転軸が貫通する第1中空孔が形成され、直流を交流に変換するスイッチ素子を有し、他端壁に取り付けられた全体的にドーナツ形状のインバータケースと;回転軸に接触するブラシを保持し、主にインバータケースの第1中空孔に配置され、ハウジングの他端壁に固定されたブラシホルダと;回転軸が貫通する第2中空孔が形成され、外側面に空気案内部を有し、インバータケースに取り付けられた空気案内部材と;回転軸上のブラシよりも先端寄りに固定された第1磁極位置検出部材、及び第1磁極位置検出部材と対向する第2磁極位置検出部材と;を含む。
【0010】
ブラシホルダの外周面とインバータケースの内周面との間に空気流通路が形成され、側面視で第1磁極ホルダと重なっている。
【0011】
この発電電動機において、インバータを収容したドーナツ形状のインバータケースとブラシを保持するブラシホルダとを半径方向内外関係に配置し、ブラシホルダとインバータケースとの間に形成された空気流通路に空気を流通させる。側面視でブラシホルダと重なる位置に配置された第1及び第2磁極位置検出部材は空気流通路内の空気流れを妨げることなく、ロータの位相に関する信号をステータコイルに送る。
【0012】
請求項2の発電電動機は、請求項1において、インバータケースはスイッチ素子が取り付けられた底壁、内周壁及び外周壁を有する。請求項3の発電電動機は、請求項2において、インバータケースと空気案内部材とは軸方向に並置され、第1中空孔と第2中空孔とは同じ形状である。
【0013】
請求項4の発電電動機は、請求項2において、インバータケースとブラシホルダとは半径方向で内外関係に配置されている。請求項5の電動発電機は、請求項2において、空気案内部は放射状に形成された複数のフィンである。請求項6の電動発電機は、請求項5において、2磁極位置検出部材は隣接するフィン間に配置され、その太さはフィンの高さよりも小さい。
【0014】
【発明の実施の形態】
<回転部(ハウジング、ステータ及びロータ)>
回転部のハウジングは一端壁、他端壁及び周壁を含む。これらは一対(2つ)のハウジング片で構成されても、1つの部材で構成されても良い。ハウジングは制御装置側の他端壁に第1通気口を持ち、周壁に第1通気口に連通する第2通気口を持つ。
【0015】
周壁部の内周面に固定されたステータはコアとコイルとを含む。両端壁で支持された回転軸にロータが固定されている。ロータはコアとコイルを含んでも、コアと永久磁石を含んでも良い。何れの場合も、ハウジングの他端壁に対向する側面にファンを持つことができる。
<制御装置>
▲1▼インバータケース
インバータケースは中心部に第1中空孔を備え、全体としてドーナツ形状を持ち、例えば、底壁、内周壁及び外周壁を含む。内部には複数のスイッチ素子から成るインバータを収容しており、ハウジングの他端壁に取り付けられている。
▲2▼ブラシ、ブラシホルダ
ブラシを保持するブラシホルダは、主にインバータケースの中空孔に収容され、ハウジングの他端壁に取り付けられている。つまり、ブラシホルダとインバータケースとは半径方向で内外関係に配置されている。ブラシホルダの幅とインバータケースとの幅はほぼ同じでも、何れが一方が他方よりも広くても良い。
▲3▼空気案内部材
空気案内部材(放熱部材)はインバータケースに取り付けられ、取付面と反対側に空気案内用フィン(放熱フィン)を有し、中心に第2中空孔を備えている。第2中空孔の形状や大きさは第1中空孔の形状と同じであっても、多少異なっても良い。
【0016】
ブラシホルダの外周面と第1中空孔及び第2中空孔の内周面との間に、軸方向に延びる空気流通路が形成されている。空気流通路は円周方向全周(環状)に形成しても、一部分のみに形成しても良い。空気流通路はハウジングの他端壁の第1通気口に連通している。
▲4▼磁極位置検出器
制御装置の縦断面視で、磁極位置検出部材は回転軸の先端に取り付けられた磁極プレートと、インバータケースの第1中空孔の内周縁に取り付けられた磁極センサとを含むことができる。制御装置の側面視で、磁極位置検出部材はブラシホルダと重なっている。つまり、フィンが形成された側面から見たとき、ブラシホルダの輪郭内に磁極位置検出部材が位置している。元々ブラシホルダが存在する部分は空気が流通できないので、この領域に磁極位置検出部材を配置しても、空気の流通を妨げる心配はない。
【0017】
【実施例】
以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつつ説明する。
(構成)
図1にハイブリッド車全体の制御システムを示す。この制御システムはバッテリ112、負荷115及びMG110から成る。図1,図2,図3及び図4に示すように、MG110はハウジング10、ステータ30及びロータ25、及び制御装置105等を含む。
【0018】
図2から図4において、一端が開口した容器形状の一対のハウジング11及び16内にステータ及びロータ25が配置されている。つまり、左方ハウジングの端壁12及び右方ハウジング16の端壁17に軸受を介して回転軸20が回転可能に支持されている。端壁12から突出した軸部分にプーリ22が固定され、周壁13及び18に収容された中間部にロータ25が取り付けられている。
【0019】
ロータ25は一対のロータコア26a、26bと、両ロータコア間に巻かれた界磁コイル27とを含む。左方ハウジング11の周壁部12に取り付けられたステータ30は、ステータコア31とそのスロットに挿入されたステータコイル32とを含み、ロータ25と対向している。
【0020】
ロータ25の左側面の外周寄りにファン28が形成され、これに対向して左方ハウジング11の周壁13に通気孔13aが形成されている。また端壁12の表面から周壁13の表面にかけて複数の通気孔14が形成されている。ロータ25の右側面にはファン28bが形成され、これに対応して他方ハウジング16の周壁18の右寄り及び端壁17に通気孔18a,17aが形成されている。
【0021】
図2及び図4から分かるように、制御装置105はインバータケース70と、ブラシ40及びブラシホルダ42と、空気案内部材80と、磁極位置部材101、103とを含む。図4及び図5から分かるように、ブラシ40は所定厚さで、小判形状のブラシホルダ42により保持され、回転軸の右端に取り付けたスリップリング19にその内周部が接触している。
【0022】
図5から分かるように、インバータケース70は底壁部71、内枠部72、外枠部73及び放射状に延びた複数の連結部74を含み、全体としてドーナツ形状を持つ。内枠部72が区画する、小判形状(ブラシホルダ42の輪郭と相似形状)の中心孔72a内に前記ブラシホルダ42が配置されている。
【0023】
インバータケース70の底壁71には内周壁72、外周壁73及び連結部74により区画される空間内に、インバータ50を構成する3組(合計6個)のトランジスタ(スイッチ素子)が配置されている。第1組(U相)のトランジスタ88a、第2組(V相)のトランジスタ88b及び第3組(W相)のトランジスタ88cが、ブスバーによりそれぞれU相、V相及びW相のステータコイル32に接続されている。また、界磁トランジスタ89がロータ25の界磁コイル27に接続されている。
【0024】
図2及び図3から分かるように、空気案内部材80の中空形状の端壁81は小判形状(ブラシホルダ42の輪郭と相似形状で、第1中空孔72aとほぼ同形状)の中空孔84が形成されるとともに外側面に放射状に複数のフィン85が形成されている。ブラシホルダ42の外周面と、内周壁72の内周面及び端壁81の中空孔84との間には全周にわたって環状dえ軸方向に延びる空気流通路86が形成されている。インバータケース70と空気案内部材80とはボルト等により結合されている。
【0025】
外部信号が外部端子91から制御回路92に入力され、制御回路92から各トランジスタ88aから88cや界磁トランジスタ89に入力される。
【0026】
図2及び図3から分かるように、回転軸20の右端にブラシ40よりも更に先端寄りに取り付けられた磁極プレート101は外周に所定ピッチで形成された複数の突起102を有する。インバータケース70は内周壁72に、磁極プレート101に対向して磁極センサ103が半径方向に取り付けられ、制御装置内部に導入される。
【0027】
なお、図4に示すように、空気案内部材80は通気孔を持つカバー94(図2及び図3では図示省略)により覆われている。
(作用)
この実施例の作用は以下の通りである。
(1)MG110が発電機として機能する場合
車両がエンジン(不図示)の駆動力により走行しているとき、エンジンの回転がベルトを介してプーリ22に入力される。ロータ25の界磁コイル27に界磁トランジスタ89、フライオイールダイオード90、ブラシ40及びスリップリング19等を介してバッテリ112からフィールド電流が供給される。
【0028】
ステータ30に対してロータ25が回転し、ステータコイル32に三相交流が発生する。この三相交流はインバータ70のトランジスタ88a1,88a2等に内蔵されたダイオードにより直流に整流され、その後バッテリ112に充電されるか、又は負荷115を駆動する。
(2)MG110が電動機として機能する場合
アイドルトップ後の発進時等は、バッテリ112の直流電流をトランジスタ88a1、88a2等のスイッチング作用で交流電流に整流し、ステータコイル32に供給する。その際、着磁されたロータ25の漏れ磁束を磁極プレート101で収束し、磁極センサ103のホール素子で検出し、ロータ25の磁極の円周方向の位相に応じて、所定のステータコイル32に電流を供給する。
【0029】
その結果、ステータ30に対してロータ25即ち回転軸20が回転し、駆動力がプーリ22及びベルトを介してエンジンに伝達される。
(3)インバータ70の冷却
上述したように、インバータ70はMG110が発電機として機能するときは交流を直流に変換し、電動機として機能するときは直流を交流に変換し、それに伴い発熱する。但し、ロータ25のファン28bによりインバータケース70を厚さ方向(図4で左右方向)に横切る空気(風)の流れが発生され、温度上昇が抑制される。
【0030】
詳述すると、ファン28bの吸引力(送風力)により、空気案内部材80の外部の空気がフィン85に沿って半径方向(矢印x参照)に引き込まれ、ブラシホルダ42とインバータケース70との間の空気流通路86を軸方向に通過する。その際、トランジスタ88a1等が冷却される。
【0031】
空気はその後、右方ハウジング16の端壁17の通気口17aを通過し、左方ハウジング11の周壁18の通気口18aから半径方向外向きに(矢印y参照)からMG110の外部に流出する。
(効果)
この実施例によれば、以下の効果が得られる。
(1)第1に、制御装置105に従来のブラシ40及びブラシホルダ42を流用でき、制御装置105が安価である。流用できたのは、ブラシホルダ42の形状、大きさは変更しないで、インバータケース70の形状、大きさを工夫したことによる。
(2)第2に、インバータケース70内のトランジスタ88a1,88a2等がファン85によって引き込まれた空気により効率よく冷却される。これは、インバータケース70の内面及び内側面(図1で左側面)に沿って積極的に空気を流通させたことによる。
(3)第3に、MG110の制御装置105内に、ブラシホルダ42、インバータケース70及び磁極位置検出部材101,103が効率よく収納される。これは、一つにはインバータケース70を全体としてドーナツ形状とし、その中空孔86にブラシホルダ42を配置したことによる。つまり、中空孔72aの形状をブラシホルダ42の輪部に対応させ、両者を半径方向で内外関係に配置したことにより、軸方向寸法の増加が抑制できる。
【0032】
なお、インバータケース70ではトランジスタ88a1,88a2等やブスバー等の配置を工夫して高集積化を図っており、その外径寸法は小さい。よって、インバータケース70とブラシホルダ42との内外配置による外形寸法の増大は最小限に抑制されている。
【0033】
もう一つには、磁極プレート101及び磁極センサ103を側面視でブラシホルダ42と重なる位置に配置(側面視重複配置)したことによる。この側面視重複配置は、インバータケース70にブラシホルダ42の輪部に相当する中空孔86をあけた上で、磁極センサ103を内周縁に半径方向内向きに取り付けたことより実現された。なお、磁極センサ103はインバータケース70の軸方向に所定の太さを持つが、フィン85の高さよりも小さいので、空気案内部材80から軸方向に突出する心配もない。
【0034】
また、回転軸20の先端(右端)に取り付けた磁極プレート101は、薄い鉄板などで構成されており、同様に空気案内部材80からの突出する心配もない。
【0035】
【発明の効果】
本発明のインバータ一体型電動発電機によれば、まず、制御装置に従来のブラシホルダを流用できるので、制御装置ひいては電動発電機が安価になる。また、インバータケースとブラシホルダとを半径方向内外関係に配置した結果、両者を軸方向に並置する場合に比べて制御装置の軸方向寸法が半減する。
【0036】
更に、ブラシホルダとインバータケースとの間に形成された空気流通路に空気を流通させ、第1及び第2磁極位置検出部材を側面視でブラシホルダと重なる位置に配置したので、空気流通路を流通する空気によりインバータを効率よく冷却し、温度上昇を抑制できる。
【0037】
請求項2の発電電動機によれば、底壁、内周壁及び外周壁が区画する空間内にスイッチ素子を収容でき、しかもこのスイッチ素子が中空孔及び開放側を流れる空気により効果的に冷却される。請求項3の発電電動機によれば、インバータケース及び空気案内部材の軸方向寸法の増加を防止でき、しかも第1及び第2中空孔内に回転軸及びブラシホルダを挿入、収容できる。
【0038】
請求項4の発電電動機によれば、ブラシホルダ及びインバータケースの半径方向寸法の増加を防止できる。請求項5の発電電動機によれば、外部の空気を空気案内部材の第2中空孔ひいては空気流通路に効果的に導くことができる。請求項6の発電電動機によれば、磁極位置検出部材がフィンよりも突出することがなく、軸方向の寸法が最小限に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるハイブリッド車全体のシステムを示す説明図である。
【図2】本発明の実施例の斜視図である。
【図3】同じく右側面図である。
【図4】同じく縦断面図である。
【図5】実施例のインバータケースの内側斜視図(蓋は省略)である。
【符号の説明】
10:ハウジング 25:ロータ
30:ステータ 40:ブラシ
42:ブラシホルダ 50:インバータ
70:インバータケース 72a:中空孔
80:空気案内部材 84:中空孔
85:フィン 86:空気流通路
88a1,88a2等:トランジスタ
101:磁極プレート 103:磁極センサ
Claims (6)
- 一端壁、他端壁及び周壁を有するハウジングと、
前記周壁に固定されたステータ、及び前記一端壁及び前記他端壁に支持された回転軸に固定され前記ステータと対向するロータと、
前記他端壁に取り付けられた制御装置とから成り、
前記制御装置は、
前記回転軸が貫通する第1中空孔が形成され、直流を交流に変換するスイッチ素子を有し、前記他端壁に取り付けられた全体的にドーナツ形状のインバータケースと、
前記回転軸に接触するブラシを保持し、主に前記インバータケースの第1中空孔に配置され、前記ハウジングの他端壁に固定されたブラシホルダと、
前記回転軸が貫通する第2中空孔が形成され、外側面に空気案内部を有し、前記インバータケースに取り付けられた空気案内部材と、
前記回転軸上の前記ブラシよりも先端寄りに固定された第1磁極位置検出部材、及び前記第1磁極位置検出部材と対向する第2磁極位置検出部材と、を含み、前記ブラシホルダの外周面と前記インバータケースの内周面との間に空気流通路が形成され、側面視で前記第1磁極位置検出部材及び前記第2磁極位置検出部材が前記ブラシホルダと重なっていることを特徴とするインバータ一体型電動発電機。 - 前記インバータケースは前記スイッチ素子が取り付けられた底壁、内周壁及び外周壁を有する請求項1に記載のインバータ一体型電動発電機。
- 前記インバータケースと前記空気案内部材とは軸方向に並置され、前記第1中空孔と前記第2中空孔とは同じ形状である請求項2に記載のインバータ一体型電動発電機。
- 前記インバータケースと前記ブラシホルダとは半径方向で内外関係に配置されている請求項2に記載のインバータ一体型電動発電機。
- 前記空気案内部は放射状に形成された複数のフィンである請求項2に記載のインバータ一体型電動発電機。
- 前記第2磁極位置検出部材は隣接する前記フィン間に配置され、その太さは該フィンの高さよりも小さい請求項5に記載のインバータ一体型電動発電機。
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