JPH11343695A - 吊天井根太とその取り付け方法 - Google Patents

吊天井根太とその取り付け方法

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JPH11343695A
JPH11343695A JP10153164A JP15316498A JPH11343695A JP H11343695 A JPH11343695 A JP H11343695A JP 10153164 A JP10153164 A JP 10153164A JP 15316498 A JP15316498 A JP 15316498A JP H11343695 A JPH11343695 A JP H11343695A
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joist
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JP10153164A
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Makoto Kawai
河合  誠
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Mitsui Home Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Home Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】生産性がよく、簡易に取り付けられ、コストの
かからない吊天井根太とその取り付け方法を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】吊天井方式の天井5を支え、一対の転び止
め3の間に掛け渡される吊天井根太1であって、(a)
中空の金属製の角材からなり、両端2の四隅に切り込み
1aを設け、前記両端2の側面板1jが、前記転び止め
3に対し弾性をもって取り付けられる取り付け部1dと
なる、または、(b)中空の金属製の角材からなり、両
端2の上面1hと下面1iの何れか一方に切っ欠き1b
を設け、他面の両隅に切り込み1aを設け、前記両端2
の側面板1jが、前記転び止め3に対し弾性をもって取
り付けられる取り付け部1dとなる、または、(c)中
空の金属製の角材からなり、両端2の上面1hと下面1
iの両方に切っ欠き1bを設け、前記両端2の側面板1
jが、前記転び止め3に対し弾性をもって取り付けられ
る取り付け部1dとなる、ことを特徴とする吊天井根太
1を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建築物の天井の
取り付け方式であって、吊天井方式に使用される吊天井
根太に関するものと、その取り付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物の天井取り付け方式には、騒音等
防止等のため、吊天井方式の天井取り付け方式を採用す
る場合がある。かかる吊天井方式には、天井を取り付け
るために吊天井根太が必要とされる。この吊天井根太
に、金属製の角材を用いることは、従来から行われてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この吊天井根
太は一対の対向する転び止め間に、床根太と平行に取り
付けられるのであるが、前記転び止め間の距離は、ツー
バイフォー工法であっても、設計上、建築する建築物に
よって、異なる種類の距離が存在するため、かかる金属
製の角材の吊天井根太も建築物の設計にあわせて製造す
るか、あるいは、施工する際、前記転び止め間の距離に
あわせて切断する等していた。
【0004】前述のような場合は、吊天井根太自体の生
産性が悪いため、建築物等の建築の工期の長期化、コス
トの増加等の問題があった。
【0005】そこで、この発明は、前記問題を解決する
ため、生産性がよく、簡易に取り付けられ、コストのか
からない吊天井根太とその取り付け方法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明は、『吊天井方式の天井を支え、一対の転
び止めの間に掛け渡される吊天井根太であって、中空の
金属製の角材からなり、両端の四隅に切り込みを設け、
前記両端の側面板が、前記転び止めに対し弾性をもって
取り付けられる取り付け部となることを特徴とする吊天
井根太。』または、『吊天井方式の天井を支え、一対の
転び止めの間に掛け渡される吊天井根太であって、中空
の金属製の角材からなり、両端の上面と下面の何れか一
方に切っ欠きを設け、他面の両隅に切り込みを設け、前
記両端の側面板が、前記転び止めに対し弾性をもって取
り付けられる取り付け部となることを特徴とする吊天井
根太。』または、『吊天井方式の天井を支え、一対の転
び止めの間に掛け渡される吊天井根太であって、中空の
金属製の角材からなり、両端の上面と下面の両方に切っ
欠きを設け、前記両端の側面板が、前記転び止めに対し
弾性をもって取り付けられる取り付け部となることを特
徴とする吊天井根太。』を提供するものである。
【0007】また、この発明に係る吊天井根太は、前記
に加え、『前記吊天井根太の切り込みまたは切っ欠きを
有しない部分の長さが、転び止めを支持する壁とそれに
対向する転び止めを支持する壁との間の長さより短く、
前記吊天井根太の全長が、転び止めとそれに対向する転
び止めの間の長さより長く、形成』してもよい。
【0008】また、この発明に係る吊天井根太は、前記
に加え、『前記吊天井根太の前記取り付け部に、複数の
貫通孔を設け』てもよい。
【0009】さらに、この発明は、吊天井根太を取り付
ける方法としては、『吊天井方式の天井の取り付け方法
において、一対の対向する壁の上方にそれぞれ支持され
た一対の対向する転び止めに吊天井根太を掛け渡し、吊
天井根太を取り付ける方法であって、前記吊天井根太
を、その取り付け部を曲げ広げ、前記一対の対向する壁
に略垂直に掛け渡し、下方から押し上げ、前記一対の対
向する転び止めの下部にまで達した時に、前記取り付け
部の弾性力を利用して前記一対の対向する転び止めに保
持し、前記取り付け部と前記一対の対向する転び止めの
下部を定着し、取り付けることを特徴とする吊天井根太
の取り付け方法。』を提供するものである。
【0010】すなわち、この発明に係る吊天井根太は、
両端に切り込みまたは切っ欠きが形成されているので、
その両端の側面板である取り付け部を曲げ広げることに
より、その弾性力により、吊天井根太の長さが調節でき
るため、長さ調節のための手間が省けるので、生産性が
向上し、さらには、簡易に取り付けることができるとこ
ろに特徴がある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、この発明に
係る実施の形態を説明する。図1は、この発明に係る吊
天井根太の実施の形態を示す斜視図であり、(a)は、
第1の実施の形態、(b)は、第2の実施の形態、
(c)は、第3の実施の形態である。また、図2は、こ
の発明に係る吊天井根太の第4の実施の形態を示す斜視
図であり、(a)は、第1の実施の形態に対応する図、
(b)は、第2の実施の形態に対応する図、(c)は、
第3の実施の形態に対応する図である。また、図3は、
この発明に係る吊天井根太の使用例を示す斜視図であ
り、(a)は、第1の実施の形態に対応する図、(b)
は、第2の実施の形態に対応する図、(c)は、第3の
実施の形態に対応する図である。また、図4は、この発
明に係る吊天井根太の第5の実施の形態を示す側面図で
ある。また、図5は、この発明に係る吊天井根太の説明
図であり、(a)は、上面図、(b)は、側面図であ
る。また、図6は、この発明に係る吊天井根太の取り付
け方法を示す側面図である。さらに、図7は、この発明
に係る吊天井根太を取り付けた完成斜視図である。
【0012】以下、図1(a)に基づきこの発明の第1
の実施の形態を説明する。この発明に係る吊天井根太の
第1の実施の形態は、『吊天井方式の天井5を支え、一
対の転び止め3の間に掛け渡される吊天井根太1であっ
て、中空の金属製の角材からなり、両端2の四隅に切り
込み1aを設け、前記両端2の側面板1jが、前記転び
止め3に対し弾性をもって取り付けられる取り付け部1
dとなることを特徴とする吊天井根太1。』である。
【0013】まず、この吊天井根太1は、中空の金属製
の角材である必要がある。中空の金属製である必要があ
るのは、この吊天井根太1は、長さ調節のために、金属
の弾性力を利用するためであり、弾性力は、ある程度薄
い厚みによるほうが発生しやすいからである。また、角
材である必要があるのは、天井5を支えるため、接して
支える面が必要だからである。
【0014】また、前記両端2の四隅に前記切り込み1
aを設けるのは、この切り込み1aにより、この吊天井
根太1の面でこの切り込み1aに挟まれる部分である側
面板1jを取り付け部1dとして、それを曲げ広げるこ
とにより、長さ調節を可能とするためである。
【0015】前記切り込み1aの長さは、異なる長さに
してもよいが、4辺とも同じ長さが最適である。建築物
に略垂直に取り付けるには、取り付け部1dを折り広げ
たときに、吊天井根太1の下面1iと前記転び止め3に
取り付けられる前記取り付け部1dの面とが略垂直にな
るようにするのが望ましいからである。
【0016】以下、図1(b)に基づきこの発明の第2
の実施の形態を説明する。この発明に係る吊天井根太の
第2の実施の形態は、『吊天井方式の天井5を支え、一
対の転び止め3の間に掛け渡される吊天井根太1であっ
て、中空の金属製の角材からなり、両端2の上面1hと
下面1iの何れか一方に切っ欠き1bを設け、他面の両
隅に切り込み1aを設け、前記両端2の側面板1jが、
前記転び止め3に対し弾性をもって取り付けられる取り
付け部1dとなることを特徴とする吊天井根太1。』で
ある。
【0017】この実施の形態(図1(b))は、第1の
実施の形態(図1(a))における切り込み1aに挟ま
れる上面板を切り落とした形態の切っ欠き1bを有する
吊天井根太1である。まず、第1の実施の形態と同様に
中空の金属製の角材である必要がある。また、この吊天
井根太1は両端2の側面板1jである取り付け部1dを
有しており、上面1hまたは下面1iに、切っ欠き1b
を有しており、かつ、他面の両隅に切り込み1aを有し
ていれば良い。すなわち、前記切っ欠き1bと前記切り
込み1aにより、この吊天井根太1の側面1gでこの切
っ欠き1bおよびこの切り込み1aに挟まれる部分であ
る側面板1jを取り付け部1dとして曲げ広げることに
より、長さ調節を可能とするためである。
【0018】前記切り込み1aの長さと前記切っ欠き1
bの長さは、異なる長さにしてもよいが、同じ長さであ
るのが最適である。建築物に略垂直に取り付けるには、
前記取り付け部1dを折り広げたときに、前記吊天井根
太1の下面1iと前記転び止め3に取り付けられる前記
取り付け部1dの面とが略垂直になるようにするのが望
ましいからである。
【0019】以下、図1(c)に基づきこの発明の第3
の実施の形態を説明する。この発明に係る吊天井根太の
第3の実施の形態は、『吊天井方式の天井5を支え、一
対の転び止め3の間に掛け渡される吊天井根太1であっ
て、中空の金属製の角材からなり、両端2の上面1hと
下面1iの両方に切っ欠き1bを設け、前記両端2の側
面板1jが、前記転び止め3に対し弾性をもって取り付
けられる取り付け部1dとなることを特徴とする吊天井
根太1。』である。
【0020】この実施の形態(図1(c))は、第1の
実施の形態(図1(a))における切り込み1aに挟ま
れる上面板と下面板の両方を切り落とした形態の切っ欠
き1bを有する吊天井根太1である。まず、第1、第2
の実施の形態と同様に中空の金属製の角材である必要が
ある。また、この吊天井根太1は取り付け部1dを有し
ており、この吊天井根太1の両端2の上面1hと下面1
iの両方に切っ欠き1bを有している。すなわち、上面
1hと下面1iの両面の前記切っ欠き1bにより形成さ
れる側面板1jを取り付け部1dとして、曲げ広げるこ
とにより、長さ調節を可能とするためである。
【0021】前記上面1hと下面1iの両面に形成され
た前記切っ欠き1bの長さは、異なる長さにしてもよい
が、同じ長さであるのが最適である。建築物に略垂直に
取り付けるには、前記取り付け部1dを折り広げたとき
に、前記吊天井根太1の下面1iと前記転び止め3に取
り付けられる前記取り付け部1dの面とが略垂直になる
ようにするのが望ましいからである。
【0022】以下、図2に基づき第4の実施の形態につ
いて説明する。この発明に係る吊天井根太の第4の実施
の形態は、『前記吊天井根太1の前記取り付け部1d
に、複数の貫通孔1cを設けたことを特徴とする吊天井
根太。』である。
【0023】すなわち、前記吊天井根太1の両端2の側
面板1jである取り付け部1dに複数の貫通孔1cを設
けることにより、木ねじ、釘等により前記吊天井根太1
を転び止め3に固定しやすくしたものである。
【0024】前述した第1ないし第3の実施の形態その
ままでの実施の形態でも、接着剤等を用いることにより
前記吊天井根太1を転び止め3に取り付けるのも可能で
あるが、定着された場合の強度を考慮すると、前述のよ
うに複数の前記貫通孔1cを設けておき、釘等により固
定するほうがよいからである。
【0025】ここで、前記貫通孔1cの大きさは、釘や
木ねじ等、取り付ける部材の大きさにより適宜選択でき
るものとする。また、前記貫通孔1cの数は、強度等を
考慮して適宜選択できるようにするものとする。
【0026】また、この貫通孔1cは、前述した第1な
いし第3の実施の形態のどの実施の形態に対応してでも
それぞれ実施することができる。
【0027】以下、図3に基づきこの発明の使用例を説
明する。図3(a)は、第1の実施の形態に係る使用例
であるが、まず、前記吊天井根太上1の上面1hの前記
切り込み1aを有する部分を折り広げ、折り広げ部1e
を形成する。また、側面1gの前記切り込み1aを有す
る部分である側面板1jを曲げ広げ、取り付け部1dを
形成する。そして、下面1iの前記切り込み1aを有す
る部分を折り込んで、折り込み部1fを形成する。
【0028】前記のように使用することにより、曲げ広
げた部分により、長さ調節ができ、その弾性力により、
微妙な長さ調節も可能となる。また、前記下面1iには
天井が取り付けられるため、下面1iの前記切り込み1
aを有する部分を折り込んで折り込み部1fを形成する
ほうがこの発明を使用するには適している。
【0029】図3(b)は、第2の実施の形態に係る使
用例であるが、まず、前記吊天井根太1の上面1hに切
っ欠き1bを有する場合は、前記下面1iの前記切り込
み1aを有する部分を折り込み、折り込み部1fを形成
する。また、前記上面1hには前記切っ欠き1bを有す
るため、折り込みや折り広げの必要はない。また、前記
側面1gの前記切り込み1aを有する部分である側面板
1jを曲げ広げ、取り付け部1dを形成する。
【0030】また、図示しないが、前記吊天井根太1の
下面1iに切っ欠き1bを有する場合は、前記上面1h
の前記切り込み1aを有する部分を折り広げ、折り広げ
部1eを形成する。また、前記下面1iには前記切っ欠
き1bを有するため、折り込みや曲げ広げの必要はな
い。また、前記側面1gの前記切り込み1aを有する部
分である側面板1jを折り広げ、取り付け部1dを形成
する。
【0031】前記のように使用することにより、第1の
実施の形態の使用例と同様の効果が得られる。
【0032】図3(c)は、第3の実施の形態に係る使
用例であるが、まず、前記吊天井根太1の上面1hおよ
び下面1iには切っ欠き1bを有するため、折り広げ、
または折り込みの必要はない。また、前記側面1gの前
記切り込み1aを有する部分である側面板1jを曲げ広
げ、取り付け部1dを形成する。
【0033】前記のように使用することにより、第1の
実施の形態の使用例および第2の実施の形態の使用例と
同様の効果が得られる。
【0034】以下、図4、図5に基づきこの発明に係る
吊天井根太の第5の実施の形態を説明する。この発明に
係る吊天井根太の第5の実施の形態は、『前記吊天井根
太1の切り込み1aまたは切っ欠き1bを有しない部分
の長さLbが、転び止め3を支持する壁4とそれに対向
する転び止め3を支持する壁4との間の長さL1より短
く、前記吊天井根太1の全長Laが、転び止め3とそれ
に対向する転び止め3の間の長さL2より長く、形成し
たことを特徴とする吊天井根太1。』である。
【0035】ここで、前記切り込み1aまたは前記切っ
欠き1bの長さをcとし、前記吊天井根太1の全長をL
aとし、一対の対向する壁4の間の距離をL1とし、一
対の対向する転び止め3の間の距離をL2とすると、こ
の実施の形態に係る吊天井根太1は、L1>Lb=La
−2c,La>L2が成り立つように形成される。
【0036】この関係が成り立つように前記吊天井根太
1が形成されると、この発明の実施には最適な吊天井根
太1が形成される。ただし、この関係を満足しないもの
であっても、この発明に係る吊天井根太1を実施するこ
とは可能である。
【0037】また、前記関係は、前述した第1ないし第
3の実施の形態の吊天井根太1のどの実施の形態にでも
適用でき、前述した第4の実施の形態の吊天井根太1の
第1ないし第3の実施の形態に対応する吊天井根太1の
どの実施の形態にでも適用できる。
【0038】また、図5に示すとおり、前記切り込み1
aまたは前記切っ欠き1bの長さcは、以下のようにな
る。前記転び止め3は、前記壁4の中央部に支持される
が、それらの厚みの差によって生じる前記壁4の角部4
aに前記吊天井根太1が掛かる部分である掛かり部分の
長さをmとし、掛からない部分の長さをnとすると、 c=m+n で表される。
【0039】ここで、掛かり部分は、せん断伝達部分と
なるため、掛かり部分の長さmは、やや長めであること
が望ましい。掛かり部分の長さmが長ければ、せん断力
を吊天井根太1に伝える部分の面積が大きくなるため、
せん断耐力が大きくなるからである。また、掛からない
部分の長さnは、なるべく短めであることが望ましい。
この長さが大きくなると座屈を生じやすくなるからであ
る。このように掛かり部分の長さmと掛からない部分の
長さnを選択することにより、より強度の高い吊天井根
太1を提供することができる。
【0040】また、前記切り込み1aまたは前記切っ欠
き1bの長さcは、建築物を設計する際に考慮する様々
な要因等を考慮して、前記掛かり部分の長さmと前記掛
からない部分の長さnを定めることにより決定して、適
宜選択するものとする。
【0041】以下、図6、図7に基づきこの発明に係る
吊天井根太の取り付け方法について説明する。この吊天
井根太の取り付け方法は、『吊天井方式の天井5の取り
付け方法において、一対の対向する壁4の上方にそれぞ
れ支持された一対の対向する転び止め3に吊天井根太1
を掛け渡し、吊天井根太1を取り付ける方法であって、
前記吊天井根太1を、その取り付け部1dを曲げ広げ、
前記一対の対向する壁4に略垂直に掛け渡し、下方から
押し上げ、前記一対の対向する転び止め3の下部3aに
まで達した時に、前記取り付け部1dの弾性力を利用し
て前記一対の対向する転び止め3に保持し、前記取り付
け部1dと前記一対の対向する転び止め3の下部3aを
定着し、取り付けることを特徴とする吊天井根太1の取
り付け方法。』である。
【0042】ここで、この方法に用いられる吊天井根太
1は、前述した、第1の実施の形態ないし第5の実施の
形態のいずれかの実施の形態に係る吊天井根太1であ
る。ただし、図6で図示される前記吊天井根太1は、第
1ないし第5の実施の形態のうちの一例を側面から見た
ものである。
【0043】まず、第1工程として、図3で示す使用例
のように前記吊天井根太1の両端2の側面板1jである
取り付け部1dを曲げ広げる。つぎに、図6(a)に示
すように、一対の対向する壁4に略垂直に下方に掛け渡
す。そして、前記吊天井根太1を下方から徐々に押し上
げる。
【0044】つぎに、第2工程として、図6(b)に示
すように、前記吊天井根太1が前記一対の対向する転び
止め3の下部3aに達したときに、保持する。このと
き、前記吊天井根太1の弾性力により、曲げ広げた取り
付け部分1dの一部が前記一対の対向する転び止め3に
密着状態となり保持できる。
【0045】つぎに、第3工程としては、図6(c)に
示すように、前記吊天井根太1の取り付け部1dを前記
一対の対向する転び止め3の下部に、接着剤や釘や木ね
じ等を用いて、その位置に固着することにより定着す
る。
【0046】そして、図7に示すように、この発明に係
る吊天井根太の取り付け方法により取り付けた吊天井根
太1の下面に天井5を支持させることにより、この吊天
井根太取り付け方法による吊天井は完成する。
【0047】
【発明の効果】前述のように、この発明に係る吊天井根
太を構成したので、簡易な構成であるので、製造が容易
であり、製作コストがかからない。
【0048】また、かかる吊天井根太の両端の取り付け
部の弾性力を利用して長さを調節でき、数種類の前記転
び止め間の距離にあわせて施工できるため、前記転び止
め間の距離にあわせて生産したり、切断等する手間が省
けるので、生産性が向上し、建築物等の建築の工期の短
縮を図ることができ、施工の際のコストを逓減すること
ができる。
【0049】さらに、この発明に係る吊天井根太の取り
付け方法を実施することにより、切断する手間がなく、
取り付けが容易なため、簡易に吊天井根太を取り付ける
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る吊天井根太の実施の形態を示す
斜視図であり、(a)は、第1の実施の形態、(b)
は、第2の実施の形態、(c)は、第3の実施の形態で
ある。
【図2】この発明に係る吊天井根太の第4の実施の形態
を示す斜視図であり、(a)は、第1の実施の形態に対
応する図、(b)は、第2の実施の形態に対応する図、
(c)は、第3の実施の形態に対応する図である。
【図3】この発明に係る吊天井根太の使用例を示す斜視
図であり、(a)は、第1の実施の形態に対応する図、
(b)は、第2の実施の形態に対応する図、(c)は、
第3の実施の形態に対応する図である。
【図4】この発明に係る吊天井根太の第5の実施の形態
を示す側面図である。
【図5】この発明に係る吊天井根太の説明図であり、
(a)は、上面図、(b)は、側面図である。
【図6】この発明に係る吊天井根太の取り付け方法を示
す側面図である。
【図7】この発明に係る吊天井根太を取り付けた完成斜
視図である。
【符号の説明】
1 吊天井根太 1a 切り込み 1b 切っ欠き 1c 貫通孔 1d 取り付け部 1e 折り広げ部 1f 折り込み部 1g 側面 1h 上面 1i 下面 1j 側面板 2 両端 3 転び止め 3a 下部 4 壁 4a 角部 5 天井 6 床根太 La 吊天井根太の全長 Lb 切り込みまたは切っ欠きを有しない部分の長
さ L1 一対の対向する壁の間の距離 L2 一対の対向する転び止めの間の距離 c 切り込みまたは切っ欠きの長さ m 掛かり部分の長さ n 掛からない部分の長さ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吊天井方式の天井を支え、一対の転び止め
    の間に掛け渡される吊天井根太であって、 中空の金属製の角材からなり、 両端の四隅に切り込みを設け、前記両端の側面板が、前
    記転び止めに対し弾性をもって取り付けられる取り付け
    部となることを特徴とする吊天井根太。
  2. 【請求項2】吊天井方式の天井を支え、一対の転び止め
    の間に掛け渡される吊天井根太であって、 中空の金属製の角材からなり、 両端の上面と下面の何れか一方に切っ欠きを設け、他面
    の両隅に切り込みを設け、前記両端の側面板が、前記転
    び止めに対し弾性をもって取り付けられる取り付け部と
    なることを特徴とする吊天井根太。
  3. 【請求項3】吊天井方式の天井を支え、一対の転び止め
    の間に掛け渡される吊天井根太であって、 中空の金属製の角材からなり、 両端の上面と下面の両方に切っ欠きを設け、前記両端の
    側面板が、前記転び止めに対し弾性をもって取り付けら
    れる取り付け部となることを特徴とする吊天井根太。
  4. 【請求項4】前記吊天井根太の切り込みまたは切っ欠き
    を有しない部分の長さが、転び止めを支持する壁とそれ
    に対向する転び止めを支持する壁との間の長さより短
    く、 前記吊天井根太の全長が、転び止めとそれに対向する転
    び止めの間の長さより長く、 形成したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のい
    ずれか一項に記載の吊天井根太。
  5. 【請求項5】前記吊天井根太の前記取り付け部に、複数
    の貫通孔を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求
    項4のいずれか一項に記載の吊天井根太。
  6. 【請求項6】吊天井方式の天井の取り付け方法におい
    て、一対の対向する壁の上方にそれぞれ支持された一対
    の対向する転び止めに吊天井根太を掛け渡し、吊天井根
    太を取り付ける方法であって、 請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の吊天井
    根太を、 その取り付け部を曲げ広げ、前記一対の対向する壁に略
    垂直に掛け渡し、下方から押し上げ、 前記一対の対向する転び止めの下部にまで達した時に、
    前記取り付け部の弾性力を利用して前記一対の対向する
    転び止めに保持し、 前記取り付け部と前記一対の対向する転び止めの下部を
    定着し、 取り付けることを特徴とする吊天井根太の取り付け方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102454243A (zh) * 2010-11-02 2012-05-16 北新集团建材股份有限公司 一种减震吊顶系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102454243A (zh) * 2010-11-02 2012-05-16 北新集团建材股份有限公司 一种减震吊顶系统

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