JPH11342797A - 車載用ディスプレイ装置 - Google Patents

車載用ディスプレイ装置

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JPH11342797A
JPH11342797A JP15602198A JP15602198A JPH11342797A JP H11342797 A JPH11342797 A JP H11342797A JP 15602198 A JP15602198 A JP 15602198A JP 15602198 A JP15602198 A JP 15602198A JP H11342797 A JPH11342797 A JP H11342797A
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Takayoshi Okawa
貴良 大川
Takuya Nogami
卓也 野上
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Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
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Xanavi Informatics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡単な構成で車両の振動等によるモニ
タのガタつきを極力防止する。 【解決手段】 モニタ10の係合部11aと係合する第
1の係合部42aを有し、筐体に対して移動する移動部
材40と、モニタ係合部42aと係合する第2の係合部
31を有し、移動部材40の移動によって駆動されるモ
ニタ係合部11aを所定方向に導くガイド部材30と、
モニタ係合部11aの動作に連動してモニタ10の姿勢
を変更する姿勢変更部材とを有し、移動部材40,ガイ
ド部材30および姿勢変更部材の作用によりモニタ10
を収容状態と突出状態との間で駆動する車載用ディスプ
レイ装置において、モニタ停止時のガタを防止すべくモ
ニタ係合部11aを第1の係合部42aおよび第2の係
合部31の双方に押圧するようモニタ10を付勢する付
勢手段71,72を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筐体に収容された
モニタを使用に際して筐体から突出させることが可能な
車載用ディスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】筐体に収容される収容状態
と筐体から突出する使用状態との間でモニタを電動駆動
可能な車載用ディスプレイ装置が知られている。このよ
うにモニタを移動可能に構成すると、車両の振動によっ
てモニタがガタつき、不快音が発生する等の問題があ
る。特に使用時のモニタ位置(角度)を調節可能なもの
では、モニタを中途半端な位置で停止させることがあ
り、このような場合は通常のガタとりスプリングでは完
全にガタをとることができない。
【0003】本発明の目的は、比較的簡単な構成で車両
の振動等によるモニタのガタつきを極力防止し得る車載
用ディスプレイ装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
〜図17に対応づけて説明すると、本発明は、筐体20
内に収容される収容状態と、筐体20から突出する突出
状態との間で移動可能なモニタ10と、モニタ10の係
合部11aと係合する第1の係合部42aを有し、筐体
20に対して移動する移動部材40と、モニタ係合部4
2aと係合する第2の係合部31を有し、移動部材40
の移動によって駆動されるモニタ係合部11aを所定方
向に導くガイド部材30と、モニタ係合部11aの動作
に連動してモニタ10の姿勢を変更する姿勢変更部材8
0とを有し、移動部材40,ガイド部材30および姿勢
変更部材80の作用によりモニタ10を収容状態と突出
状態との間で駆動する車載用ディスプレイ装置に適用さ
れる。そして、モニタ停止時のガタを防止すべくモニタ
係合部11aを第1の係合部42aおよび第2の係合部
31の双方に押圧するようモニタ10を付勢する付勢手
段71,72を備え、これにより上記問題点を解決す
る。請求項2の発明は、モニタ10が収容状態から所定
の中間状態に達するまでは付勢手段71,72の付勢力
がモニタ10に作用せず、モニタ10が中間状態に達し
てから以降は付勢手段71,72の付勢力がモニタ10
に作用するよう構成したものである。請求項3の発明
は、モニタ係合部11aと係合可能な付勢係合部材71
と、この付勢係合部材71を介してモニタ係合部11a
を付勢するばね部材72とから付勢手段を構成し、ばね
部材72の付勢力がモニタ係合部を第1および第2の係
合部42a,31の双方に押圧する力として作用するよ
う付勢係合部材71がモニタ係合部11aに係合される
ものである。請求項4の発明は、モニタ10が収容状態
から所定の中間状態に達するまでは、モニタ係合部11
aが付勢係合部材71と非係合状態を保持するようにし
たものである。請求項5の発明は、モニタ係合部11a
がその移動に伴って付勢係合部材71をばね部材72の
付勢力に抗して移動させるとともに、付勢係合部材71
に係合するモニタ係合部11aが、第1および第2の係
合部42a,31に対して常に略同一方向に押圧される
よう付勢係合部材71の移動を案内する案内部材34を
備えたものである。
【0005】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が
実施の形態に限定されるものではない。
【0006】
【発明の実施の形態】−第1の実施の形態− 図1〜図17により本発明の第1の実施の形態を説明す
る。本実施の形態にかかる車載用ディスプレイ装置は、
テレビ放送やナビゲーションシステムの各種情報などを
表示するためのもので、車両のダッシュボード1(図
1)に埋設されるものである。モニタ10は、不使用時
にはダッシュボード1内に完全に格納されており、使用
にあたってダッシュボード1のリッド1aを開きつつ視
認可能な位置まで突出する。図2はモニタ10の収容状
態を示し、このときリッド1aは不図示のばねの付勢力
により完全に閉じている。所定操作がなされると、モー
タの駆動力によりモニタ10は図2→図3→図4→図5
のように突出しつつ姿勢を変え、最終的には図6に示す
位置に達する。
【0007】上述したモニタ10の動作を実現するため
の構成を以下に詳述する。図7および図8はモニタ駆動
機構を示し、20はモニタ10を格納する筐体、30は
筐体20の両側壁の内面側にそれぞれ配置されるカム部
材、40は筐体20内をA方向(車両前方)およびB方
向(車両後方)に移動可能なスライドベースである。筐
体20は、底板21と左右の側板22と後板23と前板
24とから成り、底板21には左右にラック部材51が
固着されている。ラック部材51にはA−B方向に延在
するラック51aとガイド溝51bとがそれぞれ形成さ
れ、ラック51aにスライドベース40のピニオン65
が噛み合うよう構成される。両側板22の内面には、後
述するモニタ付勢用の引張ばね91の一端が掛止される
ばね掛け22aが形成されている。
【0008】各カム部材30の内面には、図8に示すよ
うにカム溝31と、直進ガイド溝32と、案内溝34,
35とが形成されている。カム溝31にはモニタ10の
フォロアピン11aが係合され、直進ガイド溝32には
スライドベース40の不図示のガイド突起が係合され
る。案内溝34は、ガタ防止用の係合部材71の移動を
案内するもので、係合部材71に突設された2本のピン
が係合される。係合部材71の一端部は図示の如くカム
溝31側に突出し、ここにフォロアピン11aが係合さ
れる。係合部材71のばね掛けとカム部材30のばね掛
け34aとには引張ばね72の両端が掛止され、このば
ね72の付勢力により係合部材71はA方向に付勢され
ている。案内溝35はばね72の伸縮を案内するもので
ある。
【0009】スライドベース40は、底板41と左右の
側板42と後板43と前板(図7,図8では不図示)と
から成り、側板42には上下方向の長孔42aが形成さ
れる。なお上述した係合部材71は、この側板42とカ
ム部材30の間に配置される。図9に示すように、スラ
イドベース40の底板41には板状のモータブラケット
61を介してモニタ駆動用のモータ62が取付けられ
る。モータ62の出力軸にはウォーム62aが取付けら
れ、モータ62の駆動力はウォーム62a,ウォームホ
イール63を介してクラッチ付きのギア部材64に伝達
された後、不図示の減速ギア列を介してピニオン65
(図7)に伝達される。ピニオン65の回転によりラッ
ク51aを介してスライドベース40がA−B方向に移
動する。
【0010】図10に示すように、モニタ10は前面に
表示画面13を有するとともに、左右の側面にはブラケ
ット11が固着され、各ブラケット11の下端にフォロ
アピン11aが突設されている。これらのフォロアピン
11aが上述したスライドベース40の側面の長孔42
aを貫通してカム部材30のカム溝31に係合される。
14はモニタ10の両側面に設けられた軸支部である。
【0011】モニタ10の内部には、図11に示すよう
なローラ12がベース13を介して取付けられ、ローラ
12の一部がモニタ10の上面と背面との角部中央から
突出している。ローラ12はブッシュ12aとその回り
に配置されるゴム製の当接部12bとを有し、軸14を
介してベース13に回転可能に軸支されている。ブッシ
ュ12aの一端側とベース13との間にはガタとり用の
圧縮ばね15が介装され、このばね15によりローラ1
2は図示右側に押圧されている。モニタ10が突出する
とき、このローラ12が車両側のリッド1aに当接して
回転し、リッド1aを開放する。
【0012】図12〜図14はモニタ駆動用のリンク部
材80を示している。リンク部材80は左右のリンク部
81とそれらを連結する連結部82とから成り、各リン
ク部81にはばね掛け81aが形成されている。また、
各リンク部81には2つの軸支部81b,81cが設け
られ、図2や図15に示すように一方の軸支部81bは
モニタ側面の各軸支部14に、他方の軸支部81cは各
カム部材30に突設された軸支部33にそれぞれ回動可
能に軸支される。各リンク部81のばね掛け81aと筐
体側板22の各ばね掛け22aには、ガタとり用の引張
コイルばね91の両端が掛止され、これによりリンク部
材80は常に図2の時計回り方向に付勢される。
【0013】以上のように構成された車載用ディスプレ
イ装置の動作を詳細に説明する。図2に示す格納位置で
は、モニタ10は画面13が下方を向く横臥姿勢をと
り、完全に筐体20内つまりダッシュボー1ド内に格納
されている。このときダッシュボード1のリッド1aは
不図示のばねの付勢力により閉じ、モニタ10のローラ
12とはまだ非接触である。スライドベース40は図9
に示す位置(モニタ10の後方)にあり、モニタ10は
引張ばね91によりリンク部材80を介して格納位置を
保持する方向に付勢されている。これにより車両に振動
が発生してもモニタ10がガタつくことがなく、不快音
の発生が防止できる。
【0014】所定のモニタ突出操作が行われると、モー
タ62が正方向に回転駆動され、その回転はウォームホ
イール63,ギア部材64および不図示の減速ギア機構
を介して左右のピニオン65に伝達され、ピニオン65
とラック51aとの噛合によりスライドベース40が図
7のB方向に移動を開始する。スライドベース40はラ
ック部材51のガイド溝51bおよびカム部材30のガ
イド溝32によりその移動が案内される。スライドベー
ス40の移動に伴って長孔42a(図8)の端面がモニ
タ10のカムフォロア11aをB方向に押圧し、フォロ
アピン11aは長孔42aを上方に移動しつつカム溝3
1内を移動する。これに連動してリンク部材80が筐体
20に対して回動し、モニタ10の姿勢(角度)を代え
る。このスライドベース40,カム部材30およびリン
ク部材80の作用により、図3に示すようにモニタ10
が移動しつつ起き上がる。各位置におけるモニタ10の
姿勢はカム溝31の形状とリンク部材80の連結位置と
で決る。
【0015】モニタ10が起き上がるとローラ12がリ
ッド1aの下面に当接し、リッド1a上を転動しつつこ
れを押し開ける。図2から図3,図4の状態を順次経て
図5の状態に達するまで、モニタ10はスムーズに起き
上がり、図5の状態で直立姿勢となり、このときリッド
1aは最も開いた状態となる。これ以降はモニタ10が
逆方向に倒れるが、その際、図5に二点鎖線で示すよう
にモニタ10の頂部(ローラ12が設けられた部分)が
開位置にあるリッド1aとほぼ平行に移動するようカム
溝31の形状が定められているので、モニタ10が倒れ
てもリッド1aが閉じ方向に移動することはない。これ
によりあたかもディスプレイ10がリッド1aとは無関
係に移動しているように見え、高級感が損われることが
ない。
【0016】一方、図5の状態になると、図8に二点鎖
線で示すようにフォロアピン11aが係合部材71と係
合し、以降は係合部材71を案内溝34に沿ってばね7
2の付勢力に抗して移動させる。したがってモニタ10
には、フォロアピン11aおよび係合部材71を介して
ばね72の付勢力が作用することになる。その後、図6
の状態になるとスライドベース40が最先端に達し、不
図示の検出スイッチがオンしてモータ62が停止され
る。
【0017】図6の状態では、図16に示すように係合
部材71が先端部に達してばね72が伸びきった状態と
なり、モニタ10にはばね72による最大ばね力が作用
する。係合部材71は、図17の拡大図に示すように斜
めのエッジがフォロアピン11aの図示右上部に係合し
ているので、フォロアピン11aはばね72の付勢によ
って長孔42aの内壁W1およびカム溝31の内壁W2
の双方に押圧されることになる。これによりフォロアピ
ン11aの長孔42aに対するガタおよびカム溝31に
対するガタがいずれも解除され、モニタ10の車両前後
方向および上下方向のガタつきをともに防止できる。
【0018】ところで、本実施の形態ではモニタ10の
使用時における姿勢(角度)が図5の状態と図6の状態
との間で複数段階に調節可能とされる。例えば図6の状
態で角度調整操作を行うと、モータ62が所定量だけ逆
転し、上述とは逆の動作でモニタ角度が所定角度だけ変
更される。このようにモニタ角度調整が可能な範囲で
は、いずれのモニタ角度でもフォロアピン11aが係合
部材71に係合しており、モニタ10には上記ばね72
のばね力が作用する。係合部材71は、上述したように
案内溝34に沿って移動するが、案内溝34はカム溝3
1に対応した形状となっているので、フォロアピン11
aが係合するカム溝31の勾配が変化しても内壁W2と
フォロアピン11aとの当接点に対する係合部材71の
位置および姿勢は一定であり、フォロアピン11aは常
に壁面W2をほぼ同一方向に押圧する。一方、長孔42
aは常に垂直方向に延在しているので、その内壁W1に
対するフォロアピン11aの押圧方向もほぼ一定であ
る。したがって、モニタ10がいずれの位置に設定され
ていてもモニタ10の車両前後方向および上下方向のガ
タつきを確実に防止できる。
【0019】使用後にモニタ10を格納するための操作
を行うと、モータ62が逆転され、上述と逆の動作によ
りモニタ10が格納位置に駆動される。その際、リッド
1aはモニタ10が直立するまでは動かず、それ以降は
不図示のばねの付勢力によりモニタ10の格納動作に追
従して閉じてゆく。また直立姿勢でフォロアピン11a
と係合部材71との係合が解除され、以降はモニタ10
にはばね72の付勢力は作用しない。このようにモニタ
角度調整が可能な範囲外では、モニタ10にばね72の
付勢力が作用しないので、モータに不要な負荷を与える
ことがない。
【0020】以上の実施の形態の構成において、フォロ
アピン11aがモニタ係合部を、スライドベース40が
移動部材を、長孔42aが第1の係合部を、カム部材3
0がガイド部材を、カム溝31が第2の係合部を、リン
ク80が姿勢変更部材を、係合部材71およびばね72
が付勢手段を、案内溝34が案内部材をそれぞれ構成す
る。
【0021】−第2の実施の形態− 図18〜図26により本発明の第2の実施の形態を説明
する。本実施の形態は、車両の天井に取り付けられる吊
り下げ式のディスプレイ装置に適用したものである。図
18は本発明に係る車載用吊り下げ式ディスプレイ装置
の概略斜視図である。このディスプレイ装置は、車室の
天井に固着される筐体110と、筐体110内に配置さ
れるモニタ120とを有する。モニタ120は、筐体1
10内に収容される収容位置と、筐体110から突出す
る使用位置との間で移動可能とされ、その移動はリモコ
ンRMの操作に応答して電動にて行われる。以下、この
電動によるモニタ動作を実現するための構成について詳
述する。
【0022】図19は筐体110の内部構成を示す平面
図(車両装着状態では下から見上げた図)、図20は筐
体110内部を側方から見た図である。筐体110の車
両後方側空間(A方向側空間)にはモニタ120を収容
する収容部CSが設けられ、それよりも車両前方側にモ
ニタ駆動用の動力発生装置130が設けられる。動力発
生装置130は、略コ字状のスライダ140をスライド
させることでモニタ120を駆動するものである。スラ
イダ140は、ラック部141aおよび起立部141b
をそれぞれ有する左右一対のスライド部141と、両ス
ライド部141を連結する連結部142とから成り、左
右の起立部141bに突設されたガイドピン41cがカ
ム部材150の直進溝151(図4)に係合している。
起立部141bには、図20に示すように車両上下方向
の長孔141dが形成され、ここに後述するモニタ12
0のフォロアピン121aが係合される。
【0023】図19において、動力発生装置130は1
つのモータ131を備え、モータ131の出力軸に取り
付けられたウォーム131aの回転が複数のギアG1〜
G6を介してピニオンPG1に伝達される。ピニオンP
G1は軸部材132を介してピニオンPG2に連結さ
れ、これらのピニオンPG1,PG2がスライダ140
の左右ラック部141aに噛み合っている。したがっ
て、ピニオンPG1,PG2の回転によりラック部14
1aを介してスライダ140が車両前後方向(B−A方
向)にスライド移動し、その際、カム部材150の直進
溝151に係合するガイドピン41cによりスライダ1
40の移動が案内される。モータ131,ギアG1〜G
6および軸部材132はブラケットBR1〜BR4を介
して筐体天板111に固定される。
【0024】カム部材150は、筐体110の両側板1
12の内面に沿ってそれぞれ設けられ、図21の如く直
進溝151の下方にカム溝152を有する。カム溝15
2は、B方向端部(車両前方側端部)から中間位置にか
けては略水平に延在するが、中間位置からA方向端部
(車両後方側端部)にかけては下方に傾斜している。こ
のカム溝152にモニタ120のフォロアピン121a
が係合される。カム溝152の更に下方には係合部材1
61の移動を案内する案内溝153が設けられ、係合部
材161の裏面側に突設されたピン161aが案内溝1
53に係合されている。係合部材161の先端は常にカ
ム溝152に突出し、上記フォロアピン121aに係合
する。係合部材161とカム部材150のばね掛け15
4との間には引張ばね162が介装され、このばね16
2の付勢力により係合部材161を介してモニタ120
が付勢される。156はばね162の伸縮を案内するた
めの案内溝である。
【0025】左右カム部材150の下部に設けられたレ
バー取付部LCには、左右レバー70の一端がそれぞれ
回動可能に連結され、レバー170の他端はモニタ12
0の両側面に回動可能に連結される。モニタ120の上
面左右部にはブラケット121を介してフォロアピン1
21aが突設され、このフォロアピン121aが上述し
たようにスライダ起立部141bに形成された長孔14
1dを貫通してカム部材150のカム溝152に係合さ
れる。レバー170の他端と筐体側板112に固着され
たばね掛け12aとの間には引張ばね15が介装され、
このばね115の付勢力によりレバー170がカム部材
150に対して図20の時計回り方向に付勢される。
【0026】以上のように構成されたディスプレイ装置
のモニタ動作を説明する。図20ではモニタ120が収
容状態にあり、モニタ角度(モニタ120のA−B方向
に対する角度)は約0度である。スライダ140は最も
B方向側の位置に位置し、モニタ120のフォロアピン
121aは長孔141dの上端部で、かつカム溝152
のB方向端部に位置している。ばね115はレバー17
0を介してモニタ120を収容方向(突出阻止方向)に
付勢している。
【0027】この状態でリモコンRM(図1)によりモ
ニタ120を突出させるための操作を行うと、動力発生
装置130のモータ131が正転され、その回転がギア
G1〜G6およびピニオンPG1,PG2を介してラッ
ク41aに伝達され、スライダ140がA方向にスライ
ド移動する。スライダ140の移動により長孔141d
の壁面がフォロアピン121aをカム溝152に沿って
水平に押動し、モニタ120を駆動する。このモニタ1
20の動きに連動してレバー170がばね115の付勢
力に抗して筐体110に対して回動し、図示二点鎖線で
示す如くモニタ120の姿勢(角度)を変える。
【0028】その後、図22の状態に至ると、モニタ1
20はほぼ垂直状態となり、このとき、図21に示すよ
うにフォロアピン121aが係合部材161に係合す
る。したがって、これ以降はフォロアピン121aがば
ね162の付勢力に抗して係合部材161を溝156に
沿って移動させ、モニタ120にはばね162の付勢力
が作用する。スライダ140は更に移動を続け、図23
のようにフォロアピン121aがカム溝152の水平部
の端部に達すると、モニタ角度は約105度となる。そ
の後、フォロアピン121aはスライダ140の長孔1
41dを下方に移動しつつカム溝152の傾斜部に沿っ
て移動し、図24の状態を経て図25の状態に至る。図
25の状態に至ったことが不図示の検出機構により検出
されると、モータ131が停止される。
【0029】図25におけるモニタ角度は約140度で
あり、このとき図26に示すように係合部材161は溝
153の端部に達しており、伸張したばね162により
フォロアピン121a、すなわちモニタ120が付勢さ
れている。係合部材161は、第1の実施の形態と同様
に斜めのエッジがフォロアピン121aに係合している
ので、フォロアピン121aはばね162の付勢によっ
て長孔141dの内壁およびカム溝152の内壁の双方
に押圧されることになる。これによりフォロアピン12
1aの長孔141dに対するガタおよびカム溝152に
対するガタがいずれも解除され、モニタ120の車両前
後方向および上下方向のガタつきをともに防止できる。
【0030】ところで、モニタの使用角度は図25の状
態と図23の状態との間で複数段階に調節可能である。
例えば図25の状態でリモコンRMにより調整操作を行
うと、モータ130が所定量だけ逆転され、スライダ1
40が所定量だけB方向に移動してモニタ角度が変更さ
れる。この角度調整可能な範囲では、いずれのモニタ角
度でもフォロアピン121aが係合部材161に係合し
ており、モニタ120には上記ばね162のばね力が作
用する。係合部材161は、上述したように案内溝15
3に沿って移動するが、案内溝153はカム溝152に
対応した形状となっているので、フォロアピン121a
が係合するカム溝152の勾配が変化してもカム溝15
2の内壁とフォロアピン121aとの当接点に対する係
合部材161の位置および姿勢は一定であり、フォロア
ピン121aは常に溝壁面をほぼ同一方向に押圧する。
一方、長孔141dは常に垂直方向に延在しているの
で、その内壁に対するフォロアピン121aの押圧方向
もほぼ一定である。したがって、モニタ120がいずれ
の位置に設定されていてもモニタ120の車両前後方向
および上下方向のガタつきを確実に防止できる。
【0031】モニタ120を収容するための操作を行う
と、動力発生装置130のモータ131が逆転され、上
述と逆の動作でモニタ120が収容状態に向けて駆動さ
れ、モニタ120が収容状態に達するとモータ131が
停止される。このモニタ収容動作時、図22の状態にな
るとフォロアピン121aと係合部材161との係合が
解除され、以降はモニタ120にはばね161の付勢力
は作用しない。このようにモニタ角度調整が可能な範囲
外では、モニタ120にばね162の付勢力が作用しな
いので、モータに不要な負荷を与えることがない。
【0032】以上の実施の形態の構成において、フォロ
アピン121aがモニタ係合部を、スライダ140が移
動部材を、長孔141dが第1の係合部を、カム部材1
50がガイド部材を、カム溝152が第2の係合部を、
レバー170が姿勢変更部材を、係合部材161および
ばね162が付勢手段を、案内溝153が案内部材をそ
れぞれ構成する。
【0033】なお、第1および第2の係合部は溝や孔に
限定されず、フォロアピンの移動を案内する突条であっ
てもよい。またモニタの角度調節が可能な範囲において
のみ付勢手段の付勢力がモニタに作用するようにした
が、モニタ移動範囲全般にわたって付勢力が作用するよ
う構成してもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、移動部材およびガイド
部材の動作によりモニタを駆動するものにおいて、モニ
タ係合部を移動部材の第1の係合部およびガイド部材の
第2の係合部の双方に押圧するようモニタを付勢するよ
うにしたので、車両の振動等に起因するモニタの移動部
材およびガイド部材の双方に対するガタつきが防止でき
る。モニタが収容状態から所定の中間状態に達するまで
は上記付勢力がモニタに作用しないようにすれば、モニ
タを停止させる範囲で上記ガタつきを防止でき、またそ
れ以外の範囲ではモニタ駆動に対して不要な負荷が加わ
るのを防止できる。付勢手段を構成する付勢係合部材が
モニタ係合部に係合することにより、ばね部材の付勢力
がモニタ係合部を第1および第2の係合部の双方に押圧
する力として作用するようにすれば、第1および第2の
係合部にそれぞれ対応する2種類のばね部材を設ける必
要がなく、部品点数の低減が図れる。付勢係合部材を案
内する案内部材を設け、付勢係合部材に係合するモニタ
係合部が、第1および第2の係合部に対して常に同一方
向に押圧されるようにすれば、モニタをいずれの位置で
停止させても上記ガタつきを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における車載用ディス
プレイ装置の車両取付位置を示す図。
【図2】モニタ動作を説明する図。
【図3】図2と同様の図。
【図4】図2と同様の図。
【図5】図2と同様の図。
【図6】図2と同様の図。
【図7】車載用モニタ装置の駆動系を示す平面図。
【図8】カム部材および付勢手段の側面図。
【図9】モニタ駆動機構の一部を示す図。
【図10】モニタを示す斜視図。
【図11】モニタに取り付けられるローラを示す図。
【図12】リンクを示す図。
【図13】図12のF−F方向から見た図。
【図14】図13のG−G方向から見た図。
【図15】ディスプレイ装置の外観を示す斜視図。
【図16】付勢手段の動作を説明する図。
【図17】付勢手段の機能を説明する図。
【図18】本発明の第2の実施の形態における車載用デ
ィスプレイ装置を示す斜視図。
【図19】筐体の内部構成を示す平面図。
【図20】鏡筒の内部構成を示す側面図。
【図21】カム部材および付勢手段を示す側面図。
【図22】モニタ動作を説明する図。
【図23】図22と同様の図。
【図24】図22と同様の図。
【図25】図22と同様の図。
【図26】付勢手段の動作を説明する図。
【符号の説明】
10,120 モニタ 11a,121a フォロアピン 12 ローラ 20,110 筐体 30,150 カム部材 31,152 カム溝 34,153 案内溝 40 スライドベース 62,131 モータ 63 ウォームホイール 64 ギア部材 71,161 係合部材 72,162 ばね 80 リンク部材 140 スライダ 141d 長孔 170 レバー W1,W2 壁面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内に収容される収容状態と、筐体か
    ら突出する突出状態との間で移動可能なモニタと、 前記モニタの係合部と係合する第1の係合部を有し、前
    記筐体に対して移動する移動部材と、 前記モニタ係合部と係合する第2の係合部を有し、前記
    移動部材の移動によって駆動される前記モニタ係合部を
    所定方向に導くガイド部材と、 前記モニタ係合部の動作に連動して該モニタの姿勢を変
    更する姿勢変更部材とを有し、 前記移動部材,ガイド部材および姿勢変更部材の作用に
    より前記モニタを前記収容状態と前記突出状態との間で
    駆動する車載用ディスプレイ装置において、 前記モニタ停止時のガタを防止すべく前記モニタ係合部
    を前記第1の係合部および第2の係合部の双方に押圧す
    るよう前記モニタを付勢する付勢手段を備えたことを特
    徴とする車載用ディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 前記モニタが前記収容状態から所定の中
    間状態に達するまでは前記付勢手段の付勢力がモニタに
    作用せず、前記モニタが前記中間状態に達してから以降
    は前記付勢手段の付勢力がモニタに作用するよう構成し
    たことを特徴とする請求項1に記載の車載用ディスプレ
    イ装置。
  3. 【請求項3】 前記付勢手段は、前記モニタ係合部と係
    合可能な付勢係合部材と、この付勢係合部材を介して前
    記モニタ係合部を付勢するばね部材とから成り、前記付
    勢係合部材は、前記ばね部材の付勢力が前記モニタ係合
    部を前記第1および第2の係合部の双方に押圧する力と
    して作用するよう前記モニタ係合部に係合されることを
    特徴とする請求項1に記載の車載用ディスプレイ装置。
  4. 【請求項4】 前記モニタが前記収容状態から所定の中
    間状態に達するまでは、前記モニタ係合部が前記付勢係
    合部材と非係合状態を保持することを特徴とする請求項
    3に記載の車載用ディスプレイ装置。
  5. 【請求項5】 前記モニタ係合部は、その移動に伴って
    前記付勢係合部材を前記ばね部材の付勢力に抗して移動
    させるとともに、 前記付勢係合部材に係合する前記モニタ係合部が、前記
    第1および第2の係合部に対して常に略同一方向に押圧
    されるよう前記付勢係合部材の移動を案内する案内部材
    を備えたことを特徴とする請求項3または4に記載の車
    載用ディスプレイ装置。
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