JPH11342694A - ボールペン用インク収容管 - Google Patents

ボールペン用インク収容管

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JPH11342694A
JPH11342694A JP10149715A JP14971598A JPH11342694A JP H11342694 A JPH11342694 A JP H11342694A JP 10149715 A JP10149715 A JP 10149715A JP 14971598 A JP14971598 A JP 14971598A JP H11342694 A JPH11342694 A JP H11342694A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
point pen
storage tube
color
ball point
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10149715A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Morita
昌明 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Pencil Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Pencil Co Ltd filed Critical Mitsubishi Pencil Co Ltd
Priority to JP10149715A priority Critical patent/JPH11342694A/ja
Publication of JPH11342694A publication Critical patent/JPH11342694A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクの外観色が暗色であっても、インク収
容管事態の外観色を青色呈色可能とするインク収容管又
はそれを使用したボールペンを提供する。 【解決手段】 インク収容管にフッ素樹脂を使用して、
その結晶部、非結晶部の屈折率の差より、淡青色に発色
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボールペン用のイ
ンク収容管に関し、外観してインク色を呈色可能なイン
ク収容管又は該インク収容管を使用したボールペンに関
する。
【0002】
【従来の技術】ボールペンは、ボールとこれを保持する
チップ、このチップに結合されたチューブにインクが充
填され、このインクがチップ内部を経て、ボール表面に
塗布され紙面等に塗布(筆記)される。このチップとチ
ューブの結合体が指で保持されるホルダー内に嵌着され
てボールペンを構成する。このチューブがインク収容管
であるが、多くはインクの使用によってインク量が減る
ことがわかるように透明あるいは半透明なものが多く使
用されている。
【0003】ボールペンインクは、特に油性ボールペン
においては、着色剤が多く配合されており、着色剤が染
料の場合、そのインク色の外観は例えば黒、赤、青、緑
インクでも、見かけ上、殆ど黒色に近い色を呈色してい
る。また、顔料を使用した場合でも、暖色系の色の場合
はともかく、寒色である青または藍色についてはやは
り、そのインクの外観色は、光を殆ど吸収してしまい、
殆ど黒色に近い色を呈色している。
【0004】また、インク収容管の、チューブの樹脂中
に着色剤を入れて例えば、赤、青、緑色半透明インク収
容管とすることも可能だが、インクの入っていない部分
はそれぞれ、赤、青、緑色とわかるが、インクの入って
いる部分は、殆ど黒色に近い色を呈色している。しか
も、この様なインク収容管とするとインクの色について
インク収容管の汎用性が失なわれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、イン
クの外観色が暗色であっても、インク収容管自体の外観
色を青色呈色可能とするインク収容管又はそれを使用し
たボールペンに関する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は 1.インク収容管に、フッ素樹脂を使用してなるボール
ペン用のインク収容管。
【0007】2.油性ボールペンインクを充填してなる
前記1項記載のボールペン用のインク収容管又は該ボー
ルペン。
【0008】3.油性ボールペンインクが青インクであ
る前記2項記載のボールペン用インク収容管又は該ボー
ルペン。
【0009】本発明で使用する、フッ素樹脂はポリテト
ラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチ
レン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、
テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニル
エーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン
−エチレン共重合体(ETFE)、ポリクロロトリフル
オロエチレン(PCTFE)、ポリフッ化ビニリデン
(PVdF)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオ
ロプロピレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共
重合体(EPE)などが使用可能である。
【0010】本発明において使用するボールペンインク
は水性インク、油性インクを問わないが、特に好適な例
は着色剤を多く含んでおり、インクの外観色が暗色であ
る、油性ボールペンインクが好ましく、それらインクを
充填した本発明のフッ素樹脂の結晶部の如き光を散乱さ
せる粒子を含有し、しかも光の透過が可能であるボール
ペン用のインク収容管の外観色と、筆記描線の色が同系
統の色である青色のインクであることがより好適であ
る。
【0011】
【作用】フッ素樹脂の結晶部、非結晶部の屈折率の差よ
り、可視光の短波長(400〜500nm)側の波長の
散乱光がより強く散乱し、充填されたインクが暗色のた
め、インク収容管の外観が青色呈色となると考えられ
る。
【0012】
【実施例】以下に実施例により、本発明を更に具体的に
説明するが、本発明はこの実施例によって何等限定され
るものではない。
【0013】(実施例1)材質ポリテトラフルオロエチ
レンーパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体
(PFA)製の内径1.6mm、外径2.3mmのチュ
ーブ(A)を成型した。
【0014】(比較例1)ポリプロピレン樹脂を押し出
し成型して、外径3mm、内径1.6mmの半透明のチ
ューブ(B)を作製した。
【0015】これらのチューブ(A),(B)に青イン
ク(C),赤インク(D)を充填した。青インク(C)
は以下の配合成分を60℃、6時間撹拌してインクを得
た。 青インク(C) (wt%) 2−フェノキシエタノール 35.0 ベンジルアルコール 26.5 ポリビニルピロリドン 0.5 S.P.T.ブルー111{染料、保土ケ谷化学工業製} 30.0 オレイン酸 2.0 ハイラック110H{ケトン樹脂、日立化成工業製} 6.0
【0016】 赤インク(D) 2−フェノキシエタノール 41.5 ベンジルアルコール 15.0 ポリビニルピロリドン 0.5 スピロンイエローC−2GH(染料、保土ケ谷化学工業製) 5.0 スピロンレッドC−GH{染料、保土ケ谷化学工業(株)製}16.0 オレイン酸 2.0 ハイラック110H{ケトン樹脂、日立化成工業(株)製) 20.0
【0017】実施例チューブ(A)比較例チューブ
(B)に青インク(C)、赤インク(D)を夫々充填し
て、チューブの片方に直径0.7mmボールのボールペ
ンペン先(ボールペンチップ)をつけてボールペンと
し、以下の試料を作成した。 試料1 実施例1チューブ(A)+青インク(C) 試料2 実施例1チューブ(A)+赤インク(D) 試料3 比較例1チューブ(B)+青インク(C) 試料4 比較例1チューブ(B)+赤インク(D)
【0018】試料1〜4を、D65標準光源F65D−
A型{スガ試験機(株)}下で20人のモニターに色を
視認してもらった。その結果を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】試料1〜4を分光光度計U3000
{(株)日立製作所製}にU3000用150φ積分球
{(株)日立製作所製}を装着して、以下の条件で分光
反射率を測定した。
【0021】 データモード: %T スキャンスピード:600nm/min 波長範囲: 800.00−400.00nm スリット: 5.0nm ベースライン補正:酸化アルミニウム板 サンプリング間隔:2nm
【0022】比較例チューブ(B)を使用した資料3,
4は測定波長範囲では、図1に示す様に一様に平坦なス
ペクトルを示した。実施例チューブ(A)を使用した試
料1,2は青色反射光のピークがあった。図1で、試料
1、試料2の線が1本であるのは、殆んど測定線が重な
って、この太さでは1本になってしまうためである。
【0023】
【発明の効果】ボールペン用のインク収容管に、フッ素
樹脂を使用し、光の透過が可能である様に構成したイン
ク収納管に、インクの外観色が殆ど黒色に近いインクを
充填しても、インク収納管は、青色に呈色し、外観の美
麗なインク収納管となり、かつ、光を透過するため、イ
ンクの内容量も判別できる。また、インクを青インクと
すれば、インク収納管の外観色と筆記描線との色合いが
一致し、使用者は、ボールペンインク収納管を観ただけ
で、又ホルダーに透明な部材を使用すれば、ボールペン
を外観から観ただけで青色ボールペンと視認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は試料1〜4を分光光度計U3000
〔(株)日立製作所製〕にU3000用150φ積分球
を装着して、段落番号21記載の条件で分光反射率を測
定した結果を示したものである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】試料1〜4を分光光度計U300
{(株)日立製作所}にU300用150φ積分球
{(株)日立製作所}を装着して、以下の条件で分光反
射率を測定した。なお、試料は、積分球試料測定窓20
mmφに隙間なく装着するため、試料チューブ8本平行
に束にして測定した
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】条件 データモード: %T スキャンスピード:600nm/min 波長範囲: 800.00−400.00nm スリット: 5.0nm ベースライン補正:酸化アルミニウム板 サンプリング間隔:2nm副白板: 酸化アルミニウム板
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は試料1〜4を分光光度計U300
〔(株)日立製作所製〕にU300用150φ積分球
を装着して、段落番号21記載の条件で分光反射率を測
定した結果を示したものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク収容管に、フッ素樹脂を使用して
    なるボールペン用のインク収容管。
  2. 【請求項2】 油性ボールペンインクを充填してなる請
    求項1記載のボールペン用のインク収容管又は該ボール
    ペン。
  3. 【請求項3】 油性ボールペンインクが青インクである
    請求項2記載のボールペン用インク収容管又は該ボール
    ペン。
JP10149715A 1998-05-29 1998-05-29 ボールペン用インク収容管 Withdrawn JPH11342694A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10149715A JPH11342694A (ja) 1998-05-29 1998-05-29 ボールペン用インク収容管

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JP10149715A JPH11342694A (ja) 1998-05-29 1998-05-29 ボールペン用インク収容管

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JPH11342694A true JPH11342694A (ja) 1999-12-14

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003093028A1 (fr) * 2002-05-01 2003-11-13 Mitsubishi Pencil Kabushiki Kaisha Tube receveur d'encre a ecrire

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003093028A1 (fr) * 2002-05-01 2003-11-13 Mitsubishi Pencil Kabushiki Kaisha Tube receveur d'encre a ecrire
US7056052B2 (en) 2002-05-01 2006-06-06 Mitsubishi Pencil Co., Ltd. Ink reservoir for writing instrument
CN100436159C (zh) * 2002-05-01 2008-11-26 三菱铅笔株式会社 用于书写设备的墨水储存器

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