JP2001205975A - 筆記具 - Google Patents

筆記具

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JP2001205975A
JP2001205975A JP2000021571A JP2000021571A JP2001205975A JP 2001205975 A JP2001205975 A JP 2001205975A JP 2000021571 A JP2000021571 A JP 2000021571A JP 2000021571 A JP2000021571 A JP 2000021571A JP 2001205975 A JP2001205975 A JP 2001205975A
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Hiroshi Miyashita
裕志 宮下
Yasuhiro Takahashi
安弘 高橋
Katsuo Deguchi
勝男 出口
Sachiko Matsuda
幸子 松田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インキ収容管中のインキの色や残量が確認で
きるという特徴を有する筆記具において、インキ逆流防
止体の本来の性能を低下させることなく、近紫外〜紫外
光の照明に対し充分な発光機能を有する、良好な外観装
飾性有する筆記具を提供すること。 【解決手段】 一端にペン先を取り付けた透明又は半透
明なインキ収容管にインキを収容し、このインキ収容管
の他端側にインキ逆流防止体を充填してなる筆記具にお
いて、前記インキ逆流防止体は、難揮発性流体及び/又
は不揮発性流体よりなる基材と、昼光下で無色又は白色
であり、近紫外〜紫外光を吸収して鮮明な有彩色を発光
する蛍光物質とを少なくとも含有したものであることを
特徴とする筆記具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は発光機能を有するイ
ンキ逆流防止体を充填してなる筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内部に収容したインキが外側から
見える型の筆記具の外観装飾性を向上するために、キャ
ップや尾栓にインキと同じ色で着色したり、インキ逆流
防止体それ自身に染料や顔料で着色する方法が知られて
いる。また、装飾性をより強調させるために有機昼光蛍
光顔料を用いる方法もある。この有機昼光蛍光顔料と
は、昼光下において有色の反射光を有し、且つ、昼光中
の近紫外〜紫外光を吸収して反射光と同じか近傍の波長
の発光(即ち、蛍光)を行う着色材である。有機昼光蛍
光顔料は、反射光の波長と蛍光の波長とが同じか近傍の
ため、非常に鮮明な発色をする。即ち、目視により色と
して感知される波長領域の反射光において、一般の染料
や顔料は、通常の反射のみによる発色のため、光源光に
対し反射率が100%未満になるのに比べ、有機昼光蛍
光顔料は、蛍光が加わり、反射光が100%以上となる
メカニズムにより非常に鮮明な発色をするものである。
従って、昼光下での外観装飾性を向上する効果がある。
有機昼光蛍光顔料としては顔料色素タイプとプラスチッ
ク色素タイプのあることが知られている。顔料色素タイ
プとしては、Lumogen L Yellow、Lu
mogen Yellow Orange、Lumog
en L Red Orange(BASF社製、独
国)が知られている。プラスチック粉末タイプは、プラ
スチック微粒子に蛍光性染料を染着したもので、プラス
チック微粒子としてはメラミン・トルエンスルホンアミ
ドホルムアルデヒド・レジン、ベンゾグアナミンホルム
アルデヒド・レジン、ポリアクリル共重合物、ポリ塩化
ビニル等が知られており、蛍光性染料としてはローダミ
ンB、ローダミン6G、アゾソールブリリアントイエロ
ー6G等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、一般の染料
や顔料、有機昼光蛍光顔料をインキ逆流防止体に含有さ
せた場合、インキ消費に従って、追従する逆流防止体の
一部がインキ収容管の内面に付着し、インキの残量が不
明瞭となってしまうという新たな問題が発生したり、或
いは、発光機能を上げるため添加量を多くすると、イン
キの追従性を低下させたり、昼光下で有色の有機昼光蛍
光顔料の一部がインキ中に拡散し、インキを変色させる
という新たな問題が発生する。
【0004】また、近年、有機昼光蛍光顔料の外観装飾
性向上を引き立てるために、近紫外を照明に使用するこ
とが行われている。しかし、蛍光発色を目立たせるため
に、主に暗中で近紫外をあてるために、有機昼光蛍光顔
料の発色の内、昼光の反射光がなくなり、外観装飾性向
上の効果が不十分なものであった。
【0005】即ち本発明は、インキ収容管中のインキの
色や残量が確認できるという特徴を有する筆記具におい
て、インキ逆流防止体の本来の性能を低下させることな
く、近紫外〜紫外光の照明に対し充分な発光機能を有す
る、良好な外観装飾性を有する筆記具を提供することを
課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、一端にペン先
を取り付けた透明又は半透明なインキ収容管にインキを
収容し、このインキ収容管の他端側にインキ逆流防止体
を充填してなる筆記具において、前記インキ逆流防止体
は、難揮発性流体及び/又は不揮発性流体よりなる基材
と、昼光下で無色又は白色であり、近紫外〜紫外光を吸
収して鮮明な有彩色を発光する蛍光物質とを少なくとも
含有したものであることを特徴とする筆記具を要旨とす
るものである。
【0007】以下本発明を詳細に説明する。添付図面
は、本発明の一実施例を示すものであって、ボールペン
用の中芯を記載している。本発明における筆記具は、下
記実施例のような中芯(外装体に収容して用いるも
の)、及び、インキ収容管が筆記具本体を兼ねるものを
含むものであって、本発明は、下記実施例に限定される
ものではない。図1において参照符号1は、透明又は半
透明なインキ収容管である。このインキ収容管の材料と
しては、透明又は半透明な、ポリエチレン又はポリプロ
ピレンなどの合成樹脂が好ましく用いられるが、ガラス
のような材料を用いてもかまわない。このインキ収容管
1の一端にはボールペンペン先2が止着されている。こ
のボールペンペン先2は、タングステンカーバイド、シ
リコンカーバイド、超硬、セラミック等といった材質の
ボールと、洋白製、ステンレス製、真鍮製、樹脂製など
のボールペンチップとより構成されている。但し、ペン
先としては、図示したボールペンペン先以外、繊維を結
束したものや、内部に毛細管を形成した樹脂製のもの
や、パイプ状のものなども使用できる。
【0008】またインキ収容管1の内部には、インキ3
が収容されている。インキ3は、紙などの記録媒体上に
画像を形成する目的で使用するもので、溶媒に溶質の着
色材を溶解したものや、分散媒に分散質の着色材を分散
したものがある。溶質の着色材としてはウォーターブル
ーやメチルバイオレット等の水溶性や油溶性の染料が知
られており、分散質の着色材としては、フタロシアニン
ブルー、モノアゾイエローや酸化チタン、アルミニウム
粉のような有機顔料や無機顔料や金属粉顔料が知られて
いる。溶媒や分散媒は水及びエチレングリコール、グリ
セリン等の水溶性有機溶剤やフェニルセルソルブ、フェ
ニルグリコール、ベンジルアルコールなどの油溶性有機
溶剤が使用できる。その他、必要に応じて増粘剤、分散
剤、湿潤剤、防腐剤、防錆剤、潤滑剤などの種々の添加
剤を使用できる。また、インキ収容管内面にシリコーン
系やフッ素系の撥水・撥油剤を塗布することもできる。
【0009】前記インキ3の他端側には、このインキ3
と相溶しないインキ逆流防止体4が収容されている。こ
のインキ逆流防止体4は、インキ漏れ防止のための難揮
発性流体及び/又は不揮発性流体よりなる基材と、昼光
下で無色又は白色であり、近紫外〜紫外光を吸収して鮮
明な有彩色を発光する蛍光物質とを少なくとも含むもの
である。基材は、従来、インキ逆流防止体用基材として
公知の材料が使用できる。例えばフタル酸ジ−2−エチ
ルヘキシル(比重0.99)、フタル酸ジブチル(比重
1.05)といったフタル酸エステル類、リン酸トリク
レジル(比重1.175)といったリン酸エステル類、
アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル(比重0.93)や
アジピン酸イソデシル(比重0.92)といったアジピ
ン酸エステル類、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル
(比重0.92)といったセバシン酸エステル類、トリ
メリット酸トリ−2−エチルヘキシル(比重0.99)
といったトリメリット酸エステル類、クエン酸トリエチ
ル(比重1.14)やアセチルクエン酸トリブチル(比
重1.04)といったクエン酸エステル類、エポキシ化
大豆油(比重0.99)やエポキシ化アマニ油(比重
1.04)といったエポキシ化植物油やエポキシ化脂肪
酸エステル(比重0.92〜0.97)、ポリエステル
系可塑剤(比重1.02〜1.12)のような可塑剤が
挙げられる。また、ポリブテン(比重0.82〜0.9
0)、ポリブタジエン(比重0.90)、流動パラフィ
ン(比重0.85〜0.90)、α−オレフィンオリゴ
マー(比重0.82〜0.85)といった液状オリゴマ
ーや液状ゴムが挙げられ、パラフィン系・ナフテン系・
アロマ系プロセスオイル(比重0.85〜1.05)や
エクステンダーオイル等の鉱物油、植物油、ポリエーテ
ル変性シリコーン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、
ワセリン等の油脂類が挙げられる。またフルオロアルコ
キシシクロトリホスファゼンとしてはホスファロールN
F46(比重1.76)、同NF68(比重1.7
8)、同NF100(比重1.79)(以上、大塚化学
(株)製)などが挙げられ、塩素化パラフィンとして
は、エンパラK43(塩素含有量42〜44%、比重
1.12〜1.15)、同K45(塩素含有量44〜4
6%、比重1.15〜1.18)、同K47(塩素含有
量47〜49%、比重1.19〜1.22)、同K50
(塩素含有量50〜52%、比重1.23〜1.26)
(以上、味の素(株)製)などが挙げられる。これらは
1種もしくは2種以上混合して使用できる。
【0010】本発明における蛍光とは近紫外〜紫外光を
吸収し、そのエネルギーで刺激を受けて可視光を放出す
る発光をいう。また、本発明における蛍光物質はブラッ
クライトランプに照射されて強く有彩色の可視光を発光
するものである。さらに、昼光下において無色か白色で
あり、近紫外〜紫外光の照射がなくなるとすぐに発光し
なくなるものである。因みに、ブラックライトランプと
は、低圧水銀ランプから出る水銀線から可視部をフィル
ターで遮断し、一般的には254nmまたは365nm
の波長の近紫外光を照射する蛍光放電管の一種である。
昼光下で無色または白色であり、近紫外〜紫外光の照射
によって強く有彩色の可視光を発光する蛍光物質には、
シールド形のものと、付活形のものとが知られている。
シールド形のものとしては、MnCl2、Sm2(S
43・8H2O、Eu2(SO43・8H2Oなどの遷
移金属塩や、CaWO4、CaMo4、BaPt(CN)
4などの遷移金属錯イオンの塩などがある。付活形の蛍
光物質は、母体と付活剤からなり、母体はハロゲン化物
系、硫酸物系、酸素酸塩および複酸化物系があり、付活
剤は重金属(例えばCu、Ag、Bi、Pb、Tl等)
と遷移金属(例えばMn、Sm、Eu等)がある。付活
形の蛍光材料を母体:付活剤の形式で示すと、例えばN
aCl:Mn、KCl:Tl、Zn2SiO4:Mn、6
MgO・AsO5:Mn等がある。市販品としては、L
UMILUX EFFECT PIGMENT Blu
eA、同Green A、同Yelloworange
A、同Red A、同EFFECT PIGMENT
Blue OL、同 Blue−greenO、同W
hite−yellow O、同 Green−yel
low O、Green OL(以上、リーデル・デ・
ハン社製(独国))がある。その使用量はボールペン用
のインキ逆流防止体に使用した場合、その性能を維持す
るためにはインキ逆流防止体全量に対して1〜20重量
%であることが好ましい。使用量が1重量%未満では、
蛍光機能が十分に満足できない場合があり、20重量%
を越えると、インキ逆流防止体の流動性や、インキの消
費に伴う移動に円滑に追随できず、インキの供給が悪く
なる場合があるためである。これらは1種もしくは2種
以上併用できる。
【0011】インキ逆流防止体を得るには、上記の基材
と蛍光物質とを一時にすべて混合して加熱撹拌する方
法、撹拌混合した後、加熱撹拌する方法など、従来イン
キ逆流防止体を製造する各種方法が採用できる。
【0012】なお、上記成分以外、基材の粘性が低い場
合、増粘剤やゲル化剤を併用することもできる。その具
体例としては、アエロジル(日本アエロジル(株)製)
などの微粒子シリカ、ディスパロン305(楠本化成
(株)製)などの水添ひまし油系のもの、ソロイド(三
晶(株)製)などのセルロース系のもの、更に金属セッ
ケン類、ベントナイト等が挙げられる。これらは1種も
しくは2種以上混合して使用できる。更に、インキ収容
管内壁へのインキ付着防止の為に、ソルビタン脂肪酸エ
ステルやグリセリン脂肪酸エステルを用いたり、低温で
の筆記性低下防止の為にメタクリレートコポリマーを用
いたり、その他、種々の添加剤を適宜必要に応じて使用
することもできる。
【0013】
【作用】本発明の筆記具において、無色または白色状の
蛍光物質を含有するインキ逆流防止体は、近紫外光を放
出するブラックランプに照射されて強く可視光(鮮明な
有彩色)を発光する装飾効果があり、明るい場所でみた
ときとは異なるイメージになる。また、透明又は半透明
のインキ収容管を用いているので、インキの色や残量の
確認が極めて容易になる。
【0014】
【実施例】以下、実施例に基づき、更に詳細に説明す
る。本発明の筆記具はペン先とインキ収容管とインキと
インキ逆流防止体とより構成されるので、各構成を表1
のようになして実施例1〜5及び比較例1、2に係る筆
記具用中芯を得た。
【0015】
【表1】
【0016】<ペン先> ボールペン1:チップ;洋白製、ボール;タングステン
カーバイド製、径0.5mm ボールペン2:チップ;ステンレス製、ボール;ジルコ
ニア製、径0.8mm
【0017】<インキ収容管> 外径4mm、内径3mm、長さ120mmの合成樹脂製
軸筒 インキ充填量:0.8gを充填した。 インキ逆流防止体充填量:0.1gを充填した。
【0018】 <インキ> インキ1 クロノスKR380(酸化チタン、チタン工業(株)製) 30.0重量部 ジョンクリルJ61J(スチレン−アクリル酸共重合体のアンモニウム塩、ジ ョンソンポリマー(株)製) 7.0重量部 水 62.1重量部 エチレングリコール 5.0重量部 グリセリン 5.0重量部 ケルザンAR(キサンタンガム、三晶(株)製) 0.9重量部 上記成分中、ケルザンAR以外の各成分を混合し、ボー
ルミルで24時間分散処理を行った後、ケルザンARを
加えて1時間撹拌を行いインキ1を得た。
【0019】 インキ2 カーボンブラック 8.0重量部 エチレングリコール 15.0重量部 グリセリン 5.0重量部 ジャガーHP60(ガーガム、三晶(株)製) 0.5重量部 ジョンクリルJ62(スチレン−アクリル酸共重合体のアンモニウム塩、ジョ ンソンポリマー(株)製) 5.0重量部 ベンゾトリアゾール 0.4重量部 1,2−ベンゾイソチアゾリン 0.2重量部 水 65.9重量部 上記成分中、ジャガーHP60以外の各成分を混合し、
ボールミルで24時間分散処理を行った後、ガーガムを
加えて1時間撹拌を行いインキ2を得た。
【0020】 <インキ逆流防止体> インキ逆流防止体1 モービルSHF1003(α−オレフィンオリゴマー、モービル石油(株)製 ) 50.0重量部 ポリブテンHV−15(日本石油(株)製) 40.8重量部 アエロジルR972(シリカ、日本アエロジル(株)製) 3.0重量部 レオパールKL(デキストリンパルミチン酸エステル、千葉製粉(株)製) 1.2重量部 LUMILUX EFFECT PIGMENT Red A(リーデル・デ ・ハン社製、独国) 5.0重量部 上記成分を150℃で1時間加熱撹拌してインキ逆流防
止体1を得た。
【0021】 インキ逆流防止体2 ルーカントHC−40(エチレン−α−オレフィンオリゴマー、三井石油化学 (株)製) 50.0重量部 ルーカントHC−100(同上) 36.0重量部 アエロジルR972(前述) 3.0重量部 KF410(メチルスチリル変成シリコーンオイル、信越化学(株)製) 1.0重量部 LUMILUX EFFECT PIGMENT Blue A(リーデル・ デ・ハン社製、独国) 10.0重量部 上記成分を140℃で1時間加熱撹拌してインキ逆流防
止体2を得た。
【0022】 インキ逆流防止体3 ポリブテンHV−15(前述) 40.0重量部 エンパラK45(塩素化パラフィン、味の素(株)製) 50.0重量部 レオパールTL(デキストリンパルミチンサンエステル、千葉製粉(株)製) 7.0重量部 LUMILUX EFFECT PIGMENT Blue OL(リーデル ・デ・ハン社製、独国) 3.0重量部 上記成分を100℃で1時間加熱撹拌し、インキ逆流防
止体3を得た。
【0023】 インキ逆流防止体4 モービルSHF1003(前述) 50.0重量部 ポリブテンHV−15(前述) 45.5重量部 アエロジルR972(前述) 3.0重量部 レオパールKL(前述) 1.2重量部 LUMILUX EFFECT PIGMENT Re
d A(リーデル・デ製、独国)
0.3重量部上記成分を
150℃で1時間加熱撹拌してインキ逆流防止体4を得
た。
【0024】 インキ逆流防止体5 ポリブテンHV−15(前述) 28.0重量部 エンパラK45(塩素化パラフィン、味の素(株)製) 40.0重量部 レオパールTL(デキストリンパルミチンサンエステル、千葉製粉(株)製) 7.0重量部 LUMILUX EFFECT PIGMENT Blue OL(リーデル ・デ・ハン社製、独国) 25.0重量部 上記成分を100℃で1時間加熱撹拌し、インキ逆流防
止体5を得た。
【0025】 インキ逆流防止体6 モービルSHF1003(前述) 50.0重量部 ポリブテンHV−15(前述) 40.8重量部 アエロジルR972(前述) 3.0重量部 レオパールKL(前述) 1.2重量部 フタロシアニンブルー(顔料) 5.0重量部 上記成分を150℃で1時間加熱撹拌してインキ逆流防
止体6を得た。
【0026】 逆流防止体7 モービルSHF1003(前述) 50.0重量部 ポリブテンHV−15(前述) 40.8重量部 アエロジルR972(前述) 3.0重量部 レオパールKL(前述) 1.2重量部 FZ−3047(有機昼光蛍光顔料、シンロヒイ(株)製) 5.0重量部 上記成分を130℃で1時間加熱撹拌してインキ逆流防
止体7を得た。
【0027】以上、実施例1〜5、比較例1、2で得た
筆記具用中芯に、暗所においてブラックライトをあて、
インキ逆流防止体の発光状態を目視確認した。また、原
稿用紙に文字を手書きして筆記状態を観察した。結果を
表2に示す。
【0028】
【表2】
【0029】
【発明の効果】以上述べた如く本発明は、インキ逆流防
止体中に、蛍光物質を添加することによって、発光機能
を有しつつ筆記性も損なうことがない優れた筆記具であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の縦断図面である。
【符号の説明】
1 インキ収容管 2 ペン先 3 インキ 4 インキ逆流防止体
フロントページの続き (72)発明者 松田 幸子 埼玉県草加市吉町4−1−8 ぺんてる株 式会社草加工場内 Fターム(参考) 2C350 GA01 GA03 GA06 KA10 KC02 KF01 KF03 NA10 NA11 NA15 NC06 NC20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端にペン先を取り付けた透明又は半透
    明なインキ収容管にインキを収容し、このインキ収容管
    の他端側にインキ逆流防止体を充填してなる筆記具にお
    いて、前記インキ逆流防止体は、難揮発性流体及び/又
    は不揮発性流体よりなる基材と、昼光下で無色又は白色
    であり、近紫外〜紫外光を吸収して鮮明な有彩色を発光
    する蛍光物質とを少なくとも含有したものであることを
    特徴とする筆記具。
  2. 【請求項2】 前記蛍光物質は、インキ逆流防止体に対
    して1〜20重量%含有したものである請求項1記載の
    筆記具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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