JPH11342634A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

Info

Publication number
JPH11342634A
JPH11342634A JP10151455A JP15145598A JPH11342634A JP H11342634 A JPH11342634 A JP H11342634A JP 10151455 A JP10151455 A JP 10151455A JP 15145598 A JP15145598 A JP 15145598A JP H11342634 A JPH11342634 A JP H11342634A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
path
tank
flow path
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10151455A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3794165B2 (ja
Inventor
Masatomo Kojima
正友 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP15145598A priority Critical patent/JP3794165B2/ja
Publication of JPH11342634A publication Critical patent/JPH11342634A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3794165B2 publication Critical patent/JP3794165B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/12Embodiments of or processes related to ink-jet heads with ink circulating through the whole print head

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パージ動作時に、複数のヘッドユニットに供
給するインク量を均一にし、無駄にインクを消費するこ
となく吐出性能を良好に保つことができるインクジェッ
トプリンタを提供する。 【解決手段】 パージ動作時には、空気ポンプ8により
インクタンク6内のインクが循環往路4に圧送され、供
給路21乃至24を介して、並列に配されたヘッドユニ
ット11乃至14にインクを供給し、気泡や固形物と共
に多数のノズルからインクを排出して、残りのインクが
排出路31乃至34を経て循環復路5を通ってサブタン
ク7に回収される。各ヘッドユニット11乃至14にイ
ンクが到達するまで、流路抵抗に大きな差がないので、
用いるインク量を均一化でき、無駄にインクを使用する
ことなく信頼性の高いパージ動作が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数のノズルを配
列して、それぞれからインク滴を吐出させて記録媒体に
対する印刷を行うインクジェットプリンタの技術分野に
属するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタにおいては、イ
ンクジェットヘッドのノズルの目詰まりや吐出不良が信
頼性上の大きな課題となっている。ノズルやインクタン
クから圧力室内に気泡が混入することにより、インクを
適切に加圧できず吐出が不安定になったり、インクの乾
燥等により生じた固形物により、インクの流れが妨げら
れたりするなど種々の弊害が生じて、インクジェットプ
リンタの性能の劣化を引き起こすことになる。よって、
インクジェットヘッド内部への気泡や固形物の混入に対
する何らかの対策を施す必要がある。
【0003】このような問題に対し、いわゆるパージ動
作を行って対策する方法が知られている。すなわち、イ
ンクタンクからインクを供給して、インク流路とノズル
にインクを循環させ、混入した気泡や固形物を強制的に
ノズル外部に排出するものである。これにより、ノズル
の目詰まりや吐出不良が防止され、インク滴の吐出を安
定に行うことが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のパージ動作を行
う場合、ノズル外部に排出させるために、大量のインク
を使用する必要があり、いったん排出されたインクは再
利用できず無駄になってしまうため、経済性の面では問
題がある。また、排出されたインクが記録用紙やその周
辺部を汚してしまうことも懸念される。従って、できる
だけ無駄なく最小限のインク量で、パージ動作を行うこ
とが望ましい。
【0005】しかし、最近のインクジェットプリンタ
は、ノズル数が増加する傾向にあるので、それら全ての
ノズルに対するパージ動作を行う場合には、インクを一
層多く供給しなければならないと共に、インクを循環さ
せる流路は長く複雑なものとなる。しかも、流路抵抗の
影響で、パージ動作時のノズルにかかる圧力が一定にな
らず、各ノズルからのインク排出量に差が生じてしま
う。これにより、インクタンク近くにあるノズルからは
必要以上にインクが排出される一方、インクタンクの遠
方にあるノズルからは十分に気泡や固形物が排出されな
いことになる。
【0006】このように、従来のインクジェットプリン
タでは、多数のノズルに対してパージ動作を行わせよう
とするとき、全てのノズルに対して最適に動作させるこ
とが困難であるという問題点があった。
【0007】そこで、本発明はこのような問題に鑑みな
されたものであり、多数のノズルに対してパージ動作を
行う場合であっても、インクを無駄に消費することな
く、しかもインクジェットヘッドの吐出性能を適切に回
復させることができるインクジェットプリンタを提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1にインクジェットプリンタは、インク供給
口とインク排出口に連通する共通のマニホールドから複
数のノズルにそれぞれ圧力室を介してインクを分配供給
するヘッドユニットを複数個備えるインクジェットプリ
ンタであって、前記各ヘッドユニットに供給するインク
を蓄えるインクタンクと、前記インクタンクに連結さ
れ、前記各ヘッドユニットに供給されるインクが循環す
る流路となる循環往路と、前記各ヘッドユニットから排
出されるインクが循環する流路となる循環復路と、前記
循環往路と前記各ヘッドユニットのインク供給口の間を
連通する複数の供給路と、前記各ヘッドユニットのイン
ク排出口と前記循環往路の間を連通する複数の排出路
と、前記インクタンクに蓄えられたインクを前記循環往
路に給送すると共に、前記各ヘッドユニットを経由して
前記循環復路から前記インクタンクにインクを回収し
て、インクを循環させるインク循環機構とを備えること
を特徴とする。
【0009】この発明によれば、パージ動作を行う場合
に、インクタンクに蓄えられたインクは、インク循環機
構により循環往路に給送され、複数の供給路を通って各
ヘッドユニットに到達する。そして、それぞれのヘッド
ユニットの共通のマニホールドから圧力室を介して複数
のノズルにインクが分配供給され、気泡や固形物をイン
クと共に外部に排出する。その後、残りのインクは複数
の排出路を通って循環復路に流れ込み、最終的にはイン
ク循環機構によりインクタンクに回収される。
【0010】従って、前述のようにインクが循環するこ
とにより、それぞれのヘッドユニットにインクを供給す
る際に、流路抵抗の違いの影響を受けにくく、均一なイ
ンク量でパージが行われることになる。特に、各ヘッド
ユニットには並列にインクが流れ込むため、流路抵抗が
大きいマニホールド等を何回も通りパージの際のインク
圧力を低下させる事態を避けられる。これにより、イン
クを無駄に消費することなく、多数のノズルに対する適
切なパージ動作が実行される。
【0011】請求項2に記載のインクジェットプリンタ
は、請求項1に記載のインクジェットプリンタにおい
て、前記インク循環機構は、前記循環復路から回収され
たインクを蓄え、前記インクタンクに連通されるサブタ
ンクと、前記インクタンクと前記サブタンクとの間のイ
ンク流路を開閉制御する第1のバルブと、前記サブタン
クと前記循環復路との間のインク流路を開閉制御する第
2のバルブと、前記インクタンクに蓄えられたインクを
加圧して前記循環往路に圧送する加圧手段とを含むこと
を特徴とする。
【0012】この発明によれば、パージ動作を行う場合
に、第1のバルブを閉じて、第2のバルブを開いてお
き、インクタンク内のインクを加圧手段により加圧する
と、インクが循環往路に圧送されて、各ヘッドユニット
を経由してサブタンクに回収される。そして、第2のバ
ルブを閉じて、第1のバルブを開くと、サブタンクのイ
ンクがインクタンクに回収される。
【0013】従って、インクは各ヘッドユニットに円滑
に供給されると共に、いったんサブタンクに蓄えるた
め、インクの供給と回収を効率的に行いつつ、前述した
パージ動作が実行される。
【0014】請求項3に記載のインクジェットプリンタ
は、請求項2に記載のインクジェットプリンタにおい
て、前記循環往路と前記循環復路を直接連通するインク
流路を設け、該インク流路を開閉制御する第3のバルブ
を、更に備えることを特徴とする。
【0015】この発明によれば、第3のバルブを閉じる
と、前述のようにインクが循環してパージ動作が行われ
るが、第3のバルブを開くと、インクは循環往路から直
接循環復路に抜けて流れるようになる。
【0016】従って、循環往路や循環復路に存在する気
泡や不要物は、インク流路のサイズが小さい各ヘッドユ
ニットとは異なるルートを経由して流してしまうことが
でき、より状態の良好なインクを用いてパージ動作を行
うことができる。
【0017】請求項4に記載のインクジェットプリンタ
は、請求項3に記載のインクジェットプリンタにおい
て、前記第1のバルブと前記第3のバルブを閉じ、前記
第2のバルブを開いた状態で、前記加圧手段によりイン
クを圧送して前記インクタンクから前記サブタンクにイ
ンクを循環させる第1の工程と、前記第1のバルブを閉
じ、前記第2のバルブと前記第3のバルブを開いた状態
で、前記加圧手段によりインクを圧送して前記インクタ
ンクから前記サブタンクにインクを循環させる第2の工
程と、前記第1のバルブを開き、前記第2のバルブを閉
じた状態で、前記サブタンクから前記インクタンクにイ
ンクを回収する第3の工程とを含むパージ動作を実行す
ることを特徴とする。
【0018】この発明によれば、インクジェットプリン
タにおけるパージ動作の実行が開始されると、インクを
循環させるための加圧手段による圧送が行われる。この
とき、第1のバルブと第3のバルブを閉じ、第2のバル
ブを開いて行うと工程と、第1のバルブを閉じ、第2の
バルブと第3のバルブを開いて行う工程の2種の制御が
適宜に行われる。最終的には、第1のバルブを開き、第
2のバルブを閉じて、サブタンクからインクタンクにイ
ンクが回収される。
【0019】従って、循環往路と循環復路から気泡や不
要物を取り除き、各ヘッドユニット間で均一なインク量
を用いてパージ動作を行った後、用いたインクを回収す
るという一連の制御手順を簡易に行わせることができ
る。
【0020】請求項5に記載のインクジェットプリンタ
は、請求項1から請求項4の何れかに記載のインクジェ
ットプリンタにおいて、前記複数の供給路のそれぞれ
に、インクを通過させ不要物を除去するフィルタが設け
られていることを特徴とする。
【0021】この発明によれば、インクを循環させ、各
ヘッドユニットに供給するに際し、インクをフィルタに
通して、気泡や固形物などの不要物を予め除去してお
く。
【0022】従って、各ヘッドユニットに対し、不要物
の混入したインクを流し込むことがなく、ノズルの目詰
まり等が防止される。
【0023】請求項6に記載のインクジェットプリンタ
は、請求項1から請求項5の何れかに記載のインクジェ
ットプリンタにおいて、前記供給路の前記循環往路側の
連結点から前記排出路の前記循環復路側の連結点に至る
流路におけるインクに対する流路抵抗を、前記ヘッドユ
ニットが前記インクタンクと近接して配置される場合は
大きくし、遠方に配置される場合は小さくすることを特
徴とする。
【0024】この発明によれば、パージ動作を行う場合
に、インクタンクから給送されたインクが循環往路から
インクタンクに近接配置されたヘッドユニットに流れ込
むときは、大きな流路抵抗で循環復路側に到達し、イン
クタンクの遠方に配置されたヘッドユニットに流れ込む
ときは、小さな流路抵抗で循環復路側に到達する。
【0025】従って、パージ動作に伴うインクの循環に
おいて、各ヘッドユニットの配置と構造で定まる流路抵
抗のばらつきを、減少させるようにインク流路の流路抵
抗を調整するので、各ヘッドユニットで用いるインク量
が均一化され、パージ時のインクの無駄な消費を避ける
ことができる。
【0026】請求項7に記載のインクジェットプリンタ
は、請求項6に記載のインクジェットプリンタにおい
て、前記複数のヘッドユニットは何れも同一構造であっ
て、前記供給路の前記流路抵抗と前記排出路の前記流路
抵抗の和を、前記ヘッドユニットが前記インクタンクと
近接して配置される場合は大きくし、遠方に配置される
場合は小さくすることを特徴とする。
【0027】この発明によれば、同一構造のヘッドユニ
ットに対するパージ動作を行う場合に、インクタンクに
近接配置されたヘッドユニットに流れ込むときは、流路
抵抗の大きい供給路及び排出路を通過し、インクタンク
の遠方に配置されたヘッドユニットに流れ込むときは、
流路抵抗の小さい供給路及び排出路を通過しで循環復路
側に到達する。
【0028】従って、パージ動作に伴うインクの循環に
おいて、各ヘッドユニットの配置で定まる流路抵抗のば
らつきを、減少させるように供給路と排出路の流路抵抗
を調整するので、各ヘッドユニットで用いるインク量が
均一化され、パージ時のインクの無駄な消費を避けるこ
とができる。
【0029】請求項8に記載のインクジェットプリンタ
は、請求項7に記載のインクジェットプリンタにおい
て、前記インクタンクに最も近接して配置される第1の
ヘッドユニットから順次遠方に離れて配置される第2乃
至第nのヘッドユニットのn個のヘッドユニットを備
え、隣接するヘッドユニット間で、前記供給路の前記循
環往路側の連結点の間の前記流路抵抗をa、前記排出路
の前記循環復路側の連結点の間の前記流路抵抗をbとし
て一致させ、各ヘッドユニットを配置すると共に、第1
乃至第nのヘッドユニットに対する前記供給路の前記流
路抵抗と前記排出路の前記流路抵抗の和をそれぞれR1
乃至Rnとするとき、R1乃至Rn-1の中の任意の流路抵
抗Riが、 Ri = (n−i)(a+b) + Ri+1 の関係を満足することを特徴とする。
【0030】この発明によれば、1からnの順でインク
タンクから徐々に離れて配置されるn個の同一構造のヘ
ッドユニットに対するパージ動作を行う場合に、i番目
のヘッドユニットにインクが流れ込むとき、その供給路
と排出路の流路抵抗の和が上式の関係を満たすように設
計されている。
【0031】従って、どのヘッドユニットにインクを供
給する場合であっても、インクの循環に伴うトータルの
流路抵抗は一定値に保たれるので、流路抵抗が異なるこ
とによる圧力の変動に起因して、供給されるインク量の
不均一が生じることのないパージ動作が行われ、インク
の無駄を最小限に抑えることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、そ
れぞれ複数のノズルを有するヘッドユニットを4つ設け
て構成されたインクジェットプリンタに対して、本発明
を適用した場合の実施の形態について説明する。
【0033】図1は、本発明の実施形態に係るインクジ
ェットプリンタの全体構成を示す図である。図1に示す
インクジェットプリンタは、4つのヘッドユニット1
1、12、13、14と、各ヘッドユニット11乃至1
4にそれぞれ対応する4つの供給路21、22、23、
24と、4つの排出路31、32、33、34と、循環
往路4と、循環復路5と、インクタンク6と、サブタン
ク7と、空気ポンプ8と、第1バルブ41と、第2バル
ブ42とを備えている。
【0034】図1の構成において、各ヘッドユニット1
1乃至14は、それぞれ共通のマニホールドと複数の圧
力室及び複数のノズルを備えている。このように4つの
ヘッドユニット11乃至14を設けることは、1つのヘ
ッドユニットに多数のノズルや圧力室を設けるよりも、
製造上の歩留まりが向上する点で有利な構成である。な
お、本実施形態においては、ヘッドユニット11乃至1
4が何れも同一構造である場合について説明を行う。
【0035】ここで、図2及び図3により、ヘッドユニ
ット11の構造について、より詳しく説明する。なお、
ヘッドユニット12乃至14の場合もヘッドユニット1
1と同様であるため、代表してヘッドユニット11につ
いて説明する。
【0036】図2は、ヘッドユニット11の分解斜視図
である。図2に示すように、ヘッドユニット11は、キ
ャビティプレート101と、ノズルプレート102と、
圧電素子103と、ダイヤフラム104を接着して一体
化したものである。
【0037】キャビティプレート101には、側壁で仕
切られた複数の圧力室105が形成され、それぞれ共通
のマニホールド109に連通しインクが流れ込むように
なっている。そして、それぞれの圧力室105は、ノズ
ルプレート102に形成された複数のノズル106に連
通し、各圧力室105にて加圧されたインクは、各ノズ
ル106から吐出されるようになっている。
【0038】また、キャビティプレート101上部の開
口側の全体を覆って、ダイヤフラム104が接合され、
更にその上部には圧電素子103が接合されている。圧
電素子103とダイヤフラム104には、マニホールド
109上部において、供給口107と排出口108が形
成されている。そして、供給口107が前述の供給路2
1に、排出口108が前述の排出路31にそれぞれ連通
され、マニホールド109がインクの循環路の一部とな
るよう構成されている。
【0039】なお、図2では、簡単のため、ヘッドユニ
ット11に圧力室105とノズル106がそれぞれ12
個づつ設けらているが、実際には、より多数の圧力室1
05とノズル106を設けてヘッドユニット11を構成
することが可能である。
【0040】図3(a)は、ヘッドユニット11のX−
X断面図である。下部のキャビティプレート101の上
面側に、圧電素子103が桁部をキャビティプレート1
01の各側壁に重なるよう配置され、間にダイヤフラム
104が挟まる構造となっている。また各圧力室105
の上部には、圧電素子103の内部電極110を埋め込
んだ桁部が重なる配置となっている。なお、圧電素子1
03の少なくとも桁部はそれぞれ分極が施されており、
本実施形態では各桁部が図3(a)の図面下向きの方向
に分極がなされている。
【0041】そして、図示しない駆動回路により、前記
桁部にその分極方向と同方向の電界がかかるように、内
部電極110に駆動電圧を印加すると、図3(b)に示
すように、ダイヤフラム104の各圧力室105の上部
を下に凸状に変形させる。これにより、各圧力室105
の容積を減少させ、インクの圧力を上昇させることがで
き、その結果、各ノズル106からインクを吐出させる
ことができる。
【0042】なお、パージ動作時には、圧電素子105
の駆動は行われずに、供給口31を介して強制的に供給
される大量のインクの一部が、各圧力室105を経由し
て各ノズル106から気泡や固形物と共に排出される。
このとき、各ノズル106の外部に、メインテナンスペ
ーパー等を設置して、排出されたインクを拭き取るよう
にしてもよい。
【0043】さて、図1において、インクタンク6は各
ヘッドユニット11乃至14による印字やパージ動作の
際に使用するインクを蓄える容器である。インクタンク
6は、連結される循環往路4にインクを供給すると共
に、第1バルブ41を介してサブタンク7に連通され、
循環したインクをここから回収する。
【0044】空気ポンプ8は、インクタンク6に接続さ
れ、インクタンク6の上部の空気層を加圧する加圧手段
である。空気ポンプ8による加圧を行うと、インクタン
ク6内のインクの圧力が高まり、循環往路4にインクが
圧送されてインクの循環が行われる。
【0045】循環往路4は、インクタンク6から圧送さ
れるインクが循環する流路であり、各ヘッドユニット1
1乃至14にインクを供給するため、各供給路21乃至
24にそれぞれ連通されている。循環往路4から各供給
路21乃至24が連通される連結点までは、供給路2
1、22、23、24の順でインクタンク6から遠ざか
っていくような配置となっている。
【0046】循環復路5は、各ヘッドユニット11乃至
14から排出されたインクを再び循環させる流路であ
り、各排出路31乃至34にそれぞれ連通されている。
循環復路5から各排出路31乃至34が連通される連結
点までは、循環往路4の場合と同様、排出路31、3
2、33、34の順でインクタンク6から遠ざかってい
く配置となっている。また、循環復路5は、第2バルブ
42を介してサブタンク7に連通されている。
【0047】サブタンク7は、各ヘッドユニット11乃
至14を経由して循環されたインクをいったん蓄えてお
く容器である。そして、適宜のタイミングにて第1バル
ブを介して、サブタンク7に蓄えられたインクがインク
タンク6に戻され、再度の循環に供される。
【0048】前述したように、第1バルブ41はインク
タンク6とサブタンク7の間に、第2バルブ42は循環
復路5とサブタンク7の間にそれぞれ挿入され、インク
を通過あるいは遮断することができ、図示しない制御手
段により開閉が制御される。
【0049】このように構成されたインクジェットプリ
ンタにおいて、パージ動作を実行する場合の手順を説明
する。
【0050】まず、前記制御手段により、第1バルブ4
1を閉じ、第2バルブ42を開いた状態とする。これに
より、インクタンク6から循環復路5側へのインクの逆
流を防いで、インクを循環させる方向が定まる。
【0051】そして、この状態で空気ポンプ8を作動さ
せて、インクタンク6内のインクを加圧し、インクを循
環往路4に圧送する。その後、インクは各供給路21乃
至24を経て、各ヘッドユニット11乃至14に到達
し、前述のようにノズル106から一部のインクが排出
される。残りのインクは、各排出路31乃至34を経
て、循環復路5を通過し、第2バルブ42を介してサブ
タンク7に回収される。このようにして、インクタンク
6からサブタンク7に至るインクの循環が行われる。
【0052】その後、適当なタイミングで、前記制御手
段により第1バルブ41を開き、第2バルブ42を閉じ
た状態として、開閉の状態が切り換えられる。すると、
前述のようなインクの循環は停止して、サブタンク7に
回収されたインクが、第1バルブ41を介してインクタ
ンク6に流れ込む。そのため、消費したインクを再度使
用することが可能となる。
【0053】なお、図1に示す構成では、空気ポンプ8
を用いてインクタンク6内の空気を加圧することにより
インクを循環させるが、加圧を行わず、例えば歯車ポン
プやチューブポンプ等でインクを強制的に循環させてイ
ンク循環機構を構成してもよい。
【0054】次に、本実施形態に係るインクジェットプ
リンタにおいて、インクを循環させる際の、インクに対
する流路抵抗について説明する。前述のパージ動作を最
適に行うためには、各ヘッドユニット11乃至14に供
給されるインク量をほぼ等しくする必要がある。以下で
は、各ヘッドユニット11乃至14の間で、流れるイン
ク量を等しくするための流路抵抗の設計条件について説
明する。
【0055】ここで、流路の流路抵抗をR(kgf・s/cm
5)、単位時間あたりの流量をQ(cc/s)、圧力損失を
ΔP(kgf/cm2)としたとき、これらの間には、
【数2】ΔP=QR の関係が成り立つ。また、流路抵抗Rは、流路長に比例
する。このように、流路抵抗は、これらの点で電気抵抗
と同様の性質がある。
【0056】図4は、本実施形態に係るインクジェット
プリンタのインク流路を等価な電気回路に置き換えて示
す図である。図4では、圧力を電圧に、インク流を電流
に、流路抵抗を電気抵抗に、それぞれ置き換えている。
【0057】図4において、空気ポンプ8により、イン
クに圧力Vが加えられたとき、各ヘッドユニット11乃
至14を流れるインク流が、何れも等しくiとなる条件
を求める。このとき、インクタンク6から供給されるト
ータルのインク流は4iとなる。また、ヘッドユニット
11乃至14は同一構造であるため、供給路21乃至2
4から排出路31乃至34までの流路抵抗を、何れもc
とおく。
【0058】そして、循環往路4では、供給路21への
連結部分から供給路22への連結部分までの流路抵抗を
aとし、同様に、供給路22への連結部分と供給路23
への連結部分との間の流路抵抗、供給路23への連結部
分と供給路24への連結部分との間の流路抵抗は、何れ
もaに一致させるようにする。また、循環復路5では、
排出路31との連結部分から排出路32への連結部分ま
での流路抵抗をbとし、同様に、排出路32への連結部
分と排出路33への連結部分との間の流路抵抗、排出路
33への連結部分と排出路34への連結部分との間の流
路抵抗は、何れもbに一致させるようにする。
【0059】更に、ヘッドユニット11に対して、供給
路21の流路抵抗と排出路31の流路抵抗の和をR1と
表す。同様に、ヘッドユニット12に対して、供給路2
2の流路抵抗と排出路32の流路抵抗の和をR2と表
し、ヘッドユニット13に対して、供給路23の流路抵
抗と排出路33の流路抵抗の和をR3と表し、ヘッドユ
ニット14に対して、供給路24の流路抵抗と排出路3
4の流路抵抗の和をR4と表す。
【0060】以上の各値を用いて、図4の回路方程式を
立てると、次のようになる。
【0061】
【数3】 (R1+c)i = 3ai+(R2+c)i+3bi (R2+c)i = 2ai+(R3+c)i+2bi (R3+c)i = ai+(R4+c)i+bi 数3の方程式から、更に次の式が導かれる。
【0062】
【数4】R1 = 3(a+b)+R2 R2 = 2(a+b)+R3 R3 = (a+b)+R4
【0063】従って、前記流路抵抗R1乃至R4を数4
の関係を満たすように設計することにより、各ヘッドユ
ニット11乃至14に流れるインク流iを等しくするこ
とができる。
【0064】なお、本実施形態では、ヘッドユニットを
4つ設ける構成としたので、数4の3式を満足させれば
よいが、より一般的に、n個のヘッドユニットを設ける
構成とした場合を考える。このとき、前述したように、
供給路への接続部分の流路抵抗が隣合うものどうし全て
a、排出路への接続部分の流路抵抗が隣合うものどうし
全てbとなることを前提として、1からN−1までの範
囲の任意のiに対し、次の式が導かれる。
【0065】
【数5】Ri = (n−i)(a+b) + Ri+1
【0066】ただし、数5において、Riはi番目のヘ
ッドユニットについての供給路と排出路の流路抵抗の和
である。数5を満足させて複数のヘッドユニットを並べ
れば、何個ヘッドユニットがある場合であっても、全て
のヘッドユニットに、均一なインク流iを流し込むこと
ができる。
【0067】なお、本実施形態に係るインクジェットヘ
ッドにおいて、より簡易に本発明の効果を達成するため
には、数4に代えて、R1乃至R4をそれぞれ次に示す
関係を満足させるように設計してもよい。
【0068】
【数6】R1>R2>R3>R3
【0069】すなわち、各ヘッドユニット11乃至14
を、インクタンク6に近接して配置されるものほど、供
給路と排出路の流路抵抗の和が大きくなるようにするも
のである。この場合には、各ヘッドユニットに流れ込む
インク流iは必ずしも一致せず、数4を満足させる場合
と同等の効果は得られないが、例えばR1乃至R3を同
一に設計する場合に比べれば、よりインク流iの差が減
少する方向になるため、より良好なパージ動作を行うこ
とができる。
【0070】なお、n個のヘッドユニットを設ける構成
の場合であっても、基本的に数6の関係は変わらず、単
に番号の小さいヘッドユニットほど、すなわちインクタ
ンク6に近接配置されたヘッドユニットほど、供給路と
排出路の流路抵抗の和が大きくなるように設計すればよ
い。
【0071】以上のように、数5又は数6を満足させて
インク流路を設計し、インクジェットプリンタを構成す
ることにより、パージ動作時に各ヘッドユニットに供給
されるインク量を均一あるいはほぼ均一にすることがで
きるので、各ノズル106から外部に排出するインク圧
を一定にでき、概ね同量のインクを用いてパージ動作が
行われる。また、ヘッドユニットの数をより増加してイ
ンクジェットプリンタを構成した場合には、それぞれの
インク量を均一にする必要性は一層高まるので、本発明
を適用することにより更に顕著な効果が得られる。
【0072】なお、それぞれ同一の構造ではない複数の
ヘッドユニットを用いる場合には、流路抵抗R1乃至R
4に、それぞれのヘッドユニット自体の流路抵抗を加え
て、数5又は数6を満足させることにより、前述同様の
効果が得られる。
【0073】更に、数5又は数6に関係を満足しない場
合であっても、図1のようなインク流路を用いてインク
ジェットプリンタを構成すれば、各ヘッドユニット11
乃至14のインク流を、ある程度均一にすることが可能
である。すなわち、図1の構成においては、循環往路4
から、並列に供給路21乃至24を介して、各ヘッドユ
ニット11乃至14を経由し、更に排出路31乃至34
を介して、循環復路5に達するので、複数のヘッドユニ
ットを直列に通過してインクが循環することはない。イ
ンクタンク6から各供給路21乃至24に至るまでに通
過する循環往路4の長さは各ヘッドユニット11乃至1
4毎に異なるが、この循環往路4の流路抵抗が、各ヘッ
ドユニット11乃至14のマニホールド109などと比
べ、はるかに小さくなるよう設計するのは可能である。
よって、インク循環の際のトータルの流路抵抗に与える
影響は小さく、各ヘッドユニット11乃至14をそれぞ
れ経由する場合のトータルの流路抵抗の違いはそれほど
大きくならない。そのため、図1に示す構成を採用した
インクジェットプリンタにおいては、各ヘッドユニット
11乃至14のインク量をある程度均一にする効果が得
られる。
【0074】次に、本発明の実施形態に対する種々の変
形例について説明する。
【0075】(第1の変形例)図5に示す第1の変形例
は、前記実施形態に係るインクジェットプリンタにおけ
る循環往路4から循環復路5に直接インクを流せるよう
にし、その間に第3バルブ43を設ける構成としたもの
である。
【0076】図5の全体構成において、各ヘッドユニッ
ト11乃至14、各供給路21乃至24、各排出路31
乃至34、インクタンク6、サブタンク7、空気ポンプ
8、第1バルブ41、第2バルブ42については、図1
の実施形態の場合と同様であるので説明を省略する。
【0077】図5に示す構成では、循環往路4と循環復
路5が、図1に示す全体構成とは異なり、ヘッドユニッ
ト11乃至14を経由せずにインクを通過させるための
流路が設けられ、その間に第3バルブ43が接続される
構成になっている。そして、第3バルブ43も、第1バ
ルブ41、第2バルブ42と同様、図示しない制御手段
により開閉が制御される。第3バルブ43を開いた状態
にすることにより、各ヘッドユニット11乃至14を経
由しない場合であっても、インクを循環させることが可
能となる。
【0078】図5に示す構成を備えるインクジェットプ
リンタでは、循環往路4に存在する気泡や固形物を、第
3バルブを開いて、直接循環復路5に通過させ、サブタ
ンク7の側にインクと共に流し込むことができる。すな
わち、各ヘッドユニット11乃至14には、これらの気
泡や固形物が流れ込みにくくなるため、より良好な状態
のインクを用いてパージ動作を行うことが可能となる。
【0079】(第2の変形例)図6に示す第2の変形例
は、図5の第1の変形例によるインクジェットプリンタ
に対し、各ヘッドユニット11乃至14の供給路の途中
に、フィルタ51乃至54を設ける構成としたものであ
る。なお、それ以外の構成については、図5に示す構成
と同様である。
【0080】図6に示す構成では、循環往路4から各ヘ
ッドユニット11乃至14にインクが循環するに先立っ
て、フィルタ51乃至54を通り、インクのみが通過す
るが、気泡や固形物などの不要物は除去される。これに
より、不要物の少ない状態の良好なインクを、各ヘッド
ユニット11乃至14に供給することができるため、各
ノズル106の目詰まりや吐出不良を、起こりにくくす
ることができる。
【0081】次に、図5又は図6に示す全体構成による
インクジェットプリンタにおいて、パージ動作を実行す
る場合の手順を説明する。
【0082】まず、図示しない制御手段により、第1バ
ルブ41を閉じ、第2バルブ42と第3バルブ43を開
いた状態とする。この状態で空気ポンプ8を作動させ、
インクタンク6内のインクを加圧し、循環往路4にイン
クを圧送する。これにより、インクは、各ヘッドユニッ
ト11乃至14を経由する流路と、循環往路4から直接
循環復路5に流れる流路の何れかでサブタンク7に至
る。このとき、循環往路4から直接循環復路5に流れる
場合は、流路が太く流れやすいため、循環往路4に存在
する気泡や固形物があると、インクと共にその大部分が
直接循環復路5に抜けて、サブタンク7に流れ込む。
【0083】次いで、前記制御手段により、第1バルブ
41と第2バルブ42は状態を維持し、第3バルブ43
を閉じた状態に切り換える。すると、循環するインク
は、各ヘッドユニット11乃至14の何れかを経由して
流れ、前述のように複数のノズル106から、一部のイ
ンクを排出して、残りのインクが循環復路5を通ってサ
ブタンク7に回収される。
【0084】次いで、前記制御手段により、第1バルブ
41と第2バルブ42は状態を維持し、第3バルブ43
を再び開いた状態に切り換える。これにより、パージ動
作により循環復路5に排出されたインクを、残存する気
泡や固形物と共に、より大きな流量でサブタンク7に流
し込むことができる。
【0085】最後に、適当なタイミングで、前記制御手
段により第1バルブ41を開き、第2バルブ42を閉じ
た状態に切り換える。すると、前述のようなインクの循
環は停止して、サブタンク7に回収されたインクが第1
バルブ41を介してインクタンク6に流れ込む。そのた
め、消費したインクを再度使用することが可能となる。
【0086】以上のような手順でパージ動作を適宜行わ
せることにより、各ヘッドユニット11乃至14のそれ
ぞれのノズル106からの吐出状態を維持、回復させる
ことができる。この際、各ヘッドユニット11乃至14
の間では、使用されるインク量を均一にできるので、無
駄なくインクが使用されると共に、全てのノズル106
に十分にインクを供給して最適なパージ動作が行われ
る。
【0087】なお、以上述べた手順に限らず、第3バル
ブ43を開いて行うパージ動作と、第3バルブ43を閉
じて行うパージ動作を適宜組み合わせることで、循環往
路4、循環復路5、各マニホールド109内の気泡や固
形物を排除できる手順であれば、よい。
【0088】以上説明した実施形態では、各ヘッドユニ
ット11乃至14が物理的に別れている場合について説
明したが、一体化されたヘッドユニットにおいて、マニ
ホールド等のインク流路を分割して形成し、それぞれの
インク流路から複数の圧力室、ノズルにインクを分配供
給するように構成されたインクジェットプリンタに対し
ても、本発明を適用することが可能である。
【0089】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、各ヘッ
ドユニットに並列にインクが流れ込むので、流路抵抗の
違いに影響されにくく、各ノズルでは、均一なインク量
を用いてパージが行われる。よって、インクを無駄に消
費せず、全てのノズルに対する適切なパージ動作が実行
でき、吐出不良が少なく経済的なインクジェットプリン
タを提供できる。
【0090】請求項2に記載の発明によれば、インクの
各ヘッドユニットに対する供給と回収を効率的に行いつ
つ、前述したパージ動作を実行できるので、吐出不良が
少なく経済的で、パージ動作の制御が容易なインクジェ
ットプリンタを提供できる。
【0091】請求項3に記載の発明によれば、循環往
路。循環復路に存在する気泡や不要物を容易に排除し
て、状態の良好なインクを用いてパージ動作を実行でき
るので、一層吐出不良が少なく経済的なインクジェット
プリンタを提供できる。
【0092】請求項4に記載の発明によれば、パージ動
作に伴う一連の制御手順を効率的にに行わせることがで
き、簡易かつ迅速に前述のパージ動作を実行させること
ができる。
【0093】請求項5に記載の発明によれば、フィルタ
により、気泡や固形物などの不要物が予め除去されるの
で、ノズルの目詰まりが有効に防止でき、信頼性の高い
インクジェットプリンタを提供できる。
【0094】請求項6に記載の発明によれば、パージ動
作に伴い、各ヘッドユニットの配置と構造で定まる流路
抵抗のばらつきを減少させるよう、流路抵抗を調整する
ので、インクを無駄に消費することなく適切なパージ動
作が実行でき、高性能かつ経済的なインクジェットプリ
ンタを提供できる。
【0095】請求項7に記載の発明によれば、同一構造
のヘッドユニットに対し、各ヘッドユニットの配置で定
まる流路抵抗のばらつきを減少させるよう、流路抵抗を
調整するので、インクを無駄に消費することなく適切な
パージ動作が実行でき、高性能かつ経済的で、構成のシ
ンプルなインクジェットプリンタを提供できる。
【0096】請求項8に記載の発明によれば、全てのヘ
ッドユニットにインクを供給する際に、インクに対する
トータルの流路抵抗を一定値に保つよう流路抵抗を調整
するので、各ヘッドユニットに対し正確に均等なパージ
動作を、インクの無駄を最小限に抑えつつ行い、一層高
性能で経済的なインクジェットプリンタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るインクジェットプリン
タの全体構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係るヘッドユニットの分解
斜視図である
【図3】本発明の実施形態に係るヘッドユニットの図2
のX−X断面図であり、(a)が圧電素子に駆動電圧を
印加しない場合、(b)が圧電素子に駆動電圧を印加し
た場合の図である。
【図4】本発明の実施形態に係るインクジェットプリン
タのインク流路を等価な電気回路で置き換えて示す図で
ある。
【図5】本発明の実施形態に係るインクジェットプリン
タの第1の変形例を示す全体構成図である。
【図6】本発明の実施形態に係るインクジェットプリン
タの第2の変形例を示す全体構成図である。
【符号の説明】
4…循環往路 5…循環復路 6…インクタンク 7…サブタンク 8…空気ポンプ 11、12、13、14…ヘッドユニット 21、22、23、24…供給路 31、32、33、34…排出路 41…第1バルブ 42…第2バルブ 43…第3バルブ 51、52、53、54…フィルタ 101…キャビティプレート 102…ノズルプレート 103…圧電素子 104…ダイヤフラム 105…圧力室 106…ノズル 107…供給口 108…排出口 109…マニホールド 110…内部電極

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク供給口とインク排出口に連通する
    共通のマニホールドから複数のノズルにそれぞれ圧力室
    を介してインクを分配供給するヘッドユニットを複数個
    備えるインクジェットプリンタであって、 前記各ヘッドユニットに供給するインクを蓄えるインク
    タンクと、 前記インクタンクに連結され、前記各ヘッドユニットに
    供給されるインクが循環する流路となる循環往路と、 前記各ヘッドユニットから排出されるインクが循環する
    流路となる循環復路と、 前記循環往路と前記各ヘッドユニットのインク供給口の
    間を連通する複数の供給路と、 前記各ヘッドユニットのインク排出口と前記循環往路の
    間を連通する複数の排出路と、 前記インクタンクに蓄えられたインクを前記循環往路に
    給送すると共に、前記各ヘッドユニットを経由して前記
    循環復路から前記インクタンクにインクを回収して、イ
    ンクを循環させるインク循環機構と、 を備えることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記インク循環機構は、 前記循環復路から回収されたインクを蓄え、前記インク
    タンクに連通されるサブタンクと、 前記インクタンクと前記サブタンクとの間のインク流路
    を開閉制御する第1のバルブと、 前記サブタンクと前記循環復路との間のインク流路を開
    閉制御する第2のバルブと、 前記インクタンクに蓄えられたインクを加圧して前記循
    環往路に圧送する加圧手段と、 を含むものである請求項1に記載のインクジェットプリ
    ンタ。
  3. 【請求項3】 前記循環往路と前記循環復路を直接連通
    するインク流路を設け、該インク流路を開閉制御する第
    3のバルブを、更に備えることを特徴とする請求項2に
    記載のインクジェットプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記第1のバルブと前記第3のバルブを
    閉じ、前記第2のバルブを開いた状態で、前記加圧手段
    によりインクを圧送して前記インクタンクから前記サブ
    タンクにインクを循環させる第1の工程と、 前記第1のバルブを閉じ、前記第2のバルブと前記第3
    のバルブを開いた状態で、前記加圧手段によりインクを
    圧送して前記インクタンクから前記サブタンクにインク
    を循環させる第2の工程と、 前記第1のバルブを開き、前記第2のバルブを閉じた状
    態で、前記サブタンクから前記インクタンクにインクを
    回収する第3の工程と、 を含むパージ動作を実行することを特徴とする請求項3
    に記載のインクジェットプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記複数の供給路のそれぞれに、インク
    を通過させ不要物を除去するフィルタが設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載
    のインクジェットプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記供給路の前記循環往路側の連結点か
    ら前記排出路の前記循環復路側の連結点に至る流路にお
    けるインクに対する流路抵抗を、前記ヘッドユニットが
    前記インクタンクと近接して配置される場合は大きく
    し、遠方に配置される場合は小さくすることを特徴とす
    る請求項1から請求項5の何れかに記載のインクジェッ
    トプリンタ。
  7. 【請求項7】 前記複数のヘッドユニットは何れも同一
    構造であって、前記供給路の前記流路抵抗と前記排出路
    の前記流路抵抗の和を、前記ヘッドユニットが前記イン
    クタンクと近接して配置される場合は大きくし、遠方に
    配置される場合は小さくすることを特徴とする請求項6
    に記載のインクジェットプリンタ。
  8. 【請求項8】 前記インクタンクに最も近接して配置さ
    れる第1のヘッドユニットから順次遠方に離れて配置さ
    れる第2乃至第nのヘッドユニットのn個のヘッドユニ
    ットを備え、隣接するヘッドユニット間で、前記供給路
    の前記循環往路側の連結点の間の前記流路抵抗をa、前
    記排出路の前記循環復路側の連結点の間の前記流路抵抗
    をbとして一致させ、各ヘッドユニットを配置すると共
    に、第1乃至第nのヘッドユニットに対する前記供給路
    の前記流路抵抗と前記排出路の前記流路抵抗の和をそれ
    ぞれR1乃至Rnとするとき、R1乃至Rn-1の中の任意の
    流路抵抗Riが、 【数1】Ri = (n−i)(a+b) + Ri+1 の関係を満足することを特徴とする請求項7に記載のイ
    ンクジェットプリンタ。
JP15145598A 1998-06-01 1998-06-01 インクジェットプリンタ Expired - Fee Related JP3794165B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15145598A JP3794165B2 (ja) 1998-06-01 1998-06-01 インクジェットプリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15145598A JP3794165B2 (ja) 1998-06-01 1998-06-01 インクジェットプリンタ

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005259690A Division JP3925547B2 (ja) 2005-09-07 2005-09-07 インクジェットプリンタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11342634A true JPH11342634A (ja) 1999-12-14
JP3794165B2 JP3794165B2 (ja) 2006-07-05

Family

ID=15518952

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15145598A Expired - Fee Related JP3794165B2 (ja) 1998-06-01 1998-06-01 インクジェットプリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3794165B2 (ja)

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001341329A (ja) * 2000-03-29 2001-12-11 Canon Inc 液体吐出装置及び該装置の吐出性能維持回復方法
JP2005193674A (ja) * 2004-01-07 2005-07-21 Xerox Corp インクジェットプリンタ
JP2006247899A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Fuji Xerox Co Ltd 液滴吐出装置
JP2007069419A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Fuji Xerox Co Ltd 液滴吐出装置
JP2007313884A (ja) * 2006-04-27 2007-12-06 Toshiba Tec Corp インクジェット装置およびその制御方法
US7407267B2 (en) 2004-05-19 2008-08-05 Fujifilm Corporation Liquid droplet ejection head and image forming apparatus
JP2009029022A (ja) * 2007-07-27 2009-02-12 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 画像記録装置
US7806515B2 (en) 2003-07-16 2010-10-05 Xaar Technology Limited Droplet deposition apparatus
JP2010264678A (ja) * 2009-05-15 2010-11-25 Konica Minolta Holdings Inc 液体吐出装置
JP2011051169A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
JP2011051171A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Seiko Epson Corp 液体噴射装置及び液体噴射装置における液体噴射ヘッドのクリーニング方法
JP2011051170A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
US7992981B2 (en) 2007-12-11 2011-08-09 Seiko Epson Corporation Liquid supply device and liquid ejecting apparatus
US8042896B2 (en) 2008-05-21 2011-10-25 Riso Kagaku Corporation Ink jet printer having ink maintenance system
KR101081572B1 (ko) * 2009-05-29 2011-11-08 제주대학교 산학협력단 다중 프린트 헤드의 잉크 순환 장치 및 방법
JP2012001002A (ja) * 2006-04-27 2012-01-05 Toshiba Tec Corp インクジェット装置およびその制御方法
US8100500B2 (en) 2008-05-15 2012-01-24 Riso Kagaku Corporation Ink jet printer having ink maintenance system controlling maintenance in accordance with the ink viscosity by use of a simple structure
US8100519B2 (en) 2007-03-30 2012-01-24 Sony Corporation Liquid discharging head, liquid discharging apparatus, and bubble removing method for the liquid discharging apparatus
US8147044B2 (en) 2007-12-11 2012-04-03 Seiko Epson Corporation Liquid supply device, liquid ejecting apparatus, and liquid supply method
JP2012148471A (ja) * 2011-01-19 2012-08-09 Seiko Epson Corp 流路ユニット、および、画像形成装置
JP2012152972A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Seiko Epson Corp 流路ユニット、および、流路ユニットを備える画像形成装置
JP5055512B1 (ja) * 2012-02-16 2012-10-24 繁 中島 塗料供給印字装置
JP2013220586A (ja) * 2012-04-17 2013-10-28 Seiko Epson Corp 液体循環装置および液体吐出装置
US8596768B2 (en) 2011-03-04 2013-12-03 Seiko Epson Corporation Liquid discharging apparatus and control method thereof
US8690301B2 (en) 2011-03-04 2014-04-08 Seiko Epson Corporation Liquid discharging apparatus and control method thereof
JP2015058658A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置
US9409402B2 (en) 2013-02-28 2016-08-09 Seiko Epson Corporation Liquid filling method, liquid filling device, and liquid container
JP2020040413A (ja) * 2013-11-26 2020-03-19 ザール テクノロジー リミテッドXaar Technology Limited 液滴堆積装置およびその製造方法
US11065884B2 (en) 2018-09-12 2021-07-20 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid jetting apparatus

Cited By (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001341329A (ja) * 2000-03-29 2001-12-11 Canon Inc 液体吐出装置及び該装置の吐出性能維持回復方法
US7806515B2 (en) 2003-07-16 2010-10-05 Xaar Technology Limited Droplet deposition apparatus
JP2005193674A (ja) * 2004-01-07 2005-07-21 Xerox Corp インクジェットプリンタ
US7407267B2 (en) 2004-05-19 2008-08-05 Fujifilm Corporation Liquid droplet ejection head and image forming apparatus
JP2006247899A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Fuji Xerox Co Ltd 液滴吐出装置
JP2007069419A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Fuji Xerox Co Ltd 液滴吐出装置
JP4682758B2 (ja) * 2005-09-06 2011-05-11 富士ゼロックス株式会社 液滴吐出装置
JP2007313884A (ja) * 2006-04-27 2007-12-06 Toshiba Tec Corp インクジェット装置およびその制御方法
JP2012001002A (ja) * 2006-04-27 2012-01-05 Toshiba Tec Corp インクジェット装置およびその制御方法
US8100519B2 (en) 2007-03-30 2012-01-24 Sony Corporation Liquid discharging head, liquid discharging apparatus, and bubble removing method for the liquid discharging apparatus
JP2009029022A (ja) * 2007-07-27 2009-02-12 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 画像記録装置
US8147044B2 (en) 2007-12-11 2012-04-03 Seiko Epson Corporation Liquid supply device, liquid ejecting apparatus, and liquid supply method
US7992981B2 (en) 2007-12-11 2011-08-09 Seiko Epson Corporation Liquid supply device and liquid ejecting apparatus
US8100500B2 (en) 2008-05-15 2012-01-24 Riso Kagaku Corporation Ink jet printer having ink maintenance system controlling maintenance in accordance with the ink viscosity by use of a simple structure
US8333462B2 (en) 2008-05-21 2012-12-18 Riso Kagaku Corporation Ink jet printer having ink maintenance system
US8042896B2 (en) 2008-05-21 2011-10-25 Riso Kagaku Corporation Ink jet printer having ink maintenance system
JP2010264678A (ja) * 2009-05-15 2010-11-25 Konica Minolta Holdings Inc 液体吐出装置
KR101081572B1 (ko) * 2009-05-29 2011-11-08 제주대학교 산학협력단 다중 프린트 헤드의 잉크 순환 장치 및 방법
JP2011051169A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
JP2011051170A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
US9421784B2 (en) 2009-08-31 2016-08-23 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting apparatus
JP2011051171A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Seiko Epson Corp 液体噴射装置及び液体噴射装置における液体噴射ヘッドのクリーニング方法
US8919917B2 (en) 2009-08-31 2014-12-30 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting apparatus and method of cleaning liquid ejecting head of liquid ejecting apparatus
JP2012148471A (ja) * 2011-01-19 2012-08-09 Seiko Epson Corp 流路ユニット、および、画像形成装置
JP2012152972A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Seiko Epson Corp 流路ユニット、および、流路ユニットを備える画像形成装置
US8690301B2 (en) 2011-03-04 2014-04-08 Seiko Epson Corporation Liquid discharging apparatus and control method thereof
US8596768B2 (en) 2011-03-04 2013-12-03 Seiko Epson Corporation Liquid discharging apparatus and control method thereof
US8939562B2 (en) 2011-03-04 2015-01-27 Seiko Epson Corporation Liquid discharging apparatus and control method thereof
WO2013121565A1 (ja) * 2012-02-16 2013-08-22 株式会社伊万里鉄鋼センター 塗料供給印字装置
JP5055512B1 (ja) * 2012-02-16 2012-10-24 繁 中島 塗料供給印字装置
JP2013220586A (ja) * 2012-04-17 2013-10-28 Seiko Epson Corp 液体循環装置および液体吐出装置
US9527296B2 (en) 2012-04-17 2016-12-27 Seiko Epson Corporation Liquid circulation device and liquid ejection apparatus
US9409402B2 (en) 2013-02-28 2016-08-09 Seiko Epson Corporation Liquid filling method, liquid filling device, and liquid container
JP2015058658A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置
JP2020040413A (ja) * 2013-11-26 2020-03-19 ザール テクノロジー リミテッドXaar Technology Limited 液滴堆積装置およびその製造方法
US11065884B2 (en) 2018-09-12 2021-07-20 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid jetting apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP3794165B2 (ja) 2006-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11342634A (ja) インクジェットプリンタ
JP3925547B2 (ja) インクジェットプリンタ
US9108425B2 (en) Recording apparatus and liquid ejection head
CN107538915B (zh) 喷墨打印装置及控制方法
CN109572226B (zh) 液体喷射头和液体喷射设备
US7806517B2 (en) Liquid-jet recording head
CN109130515B (zh) 液体喷出头和记录设备
US7571990B2 (en) Inkjet heads
JP2008137385A (ja) チェックバルブ兼用のフィルタを備えるプリントヘッドリザーバ
JP2006116955A (ja) 液体噴射装置及びその制御方法
JP2006088493A (ja) インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置
JP3158671B2 (ja) インクジェットヘッド及びその駆動方法
JP2006088575A (ja) インクジェット記録ヘッドのメンテナンス方法及びインクジェット記録装置
JP5024324B2 (ja) 液体吐出装置及び液体吐出装置における液体充填方法
JP4970100B2 (ja) インクジェットヘッド
CN111483225B (zh) 液体喷出头及其控制方法、液体喷出装置及其控制方法
EP3566875B1 (en) Liquid ejecting apparatus, liquid filling method, and air bubble discharging method
US7891786B2 (en) Ink-jet printer and method of controlling ink-jet printer
JP2007021761A (ja) インクジェット記録装置
JP3632201B2 (ja) インクジェット式記録ヘッドのインク吸引方法
JP2002225302A (ja) インクジェット記録装置
JP2012158044A (ja) 画像形成装置
JP2000318187A (ja) インクジェット記録装置
JP5464111B2 (ja) 画像形成装置
JP2003226010A (ja) インクジェットプリンタヘッドおよびインクジェットプリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050707

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050712

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050907

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060404

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090421

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100421

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110421

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120421

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120421

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130421

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130421

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140421

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees