JPH11342632A - インクジェットプリンタ - Google Patents
インクジェットプリンタInfo
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- JPH11342632A JPH11342632A JP15033698A JP15033698A JPH11342632A JP H11342632 A JPH11342632 A JP H11342632A JP 15033698 A JP15033698 A JP 15033698A JP 15033698 A JP15033698 A JP 15033698A JP H11342632 A JPH11342632 A JP H11342632A
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- JP
- Japan
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- ink
- removing member
- comb
- recording head
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- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回復処理に要される時間を短縮することがで
きるとともにインク除去部材の端面とインク吐出口形成
面との適切な相対位置を容易に制御することができるこ
と。 【解決手段】 インク除去部材収容体70が、インクを
吐出するインク吐出口56opが形成されるインク吐出
口形成面56osを有する記録ヘッド56Bkに対して
相対的に移動可能に配され、インク吐出口形成面56o
sに付着したインクIDを、歯部80aiおよび80b
iの相互間に付着させて毛管現象により除去する複数の
インク除去部材80Aおよび80Bを有するもの。
きるとともにインク除去部材の端面とインク吐出口形成
面との適切な相対位置を容易に制御することができるこ
と。 【解決手段】 インク除去部材収容体70が、インクを
吐出するインク吐出口56opが形成されるインク吐出
口形成面56osを有する記録ヘッド56Bkに対して
相対的に移動可能に配され、インク吐出口形成面56o
sに付着したインクIDを、歯部80aiおよび80b
iの相互間に付着させて毛管現象により除去する複数の
インク除去部材80Aおよび80Bを有するもの。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に対して
インクを吐出する記録ヘッドのインク吐出口形成面に付
着したインクを除去することができるインクジェットプ
リンタに関する。
インクを吐出する記録ヘッドのインク吐出口形成面に付
着したインクを除去することができるインクジェットプ
リンタに関する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体の記録面に対してインクを吐出
するインク吐出口が複数形成されるインク吐出口形成面
を有する記録ヘッドを備えるインクジェットプリンタに
おいては、記録動作終了後、記録ヘッドのインク吐出を
常に正常に維持すべく回復処理が行われる。その回復処
理は、インクジェットプリンタに備えられる回復処理系
において、例えば、記録ヘッドにインクの予備吐出を行
わせるものとされる。
するインク吐出口が複数形成されるインク吐出口形成面
を有する記録ヘッドを備えるインクジェットプリンタに
おいては、記録動作終了後、記録ヘッドのインク吐出を
常に正常に維持すべく回復処理が行われる。その回復処
理は、インクジェットプリンタに備えられる回復処理系
において、例えば、記録ヘッドにインクの予備吐出を行
わせるものとされる。
【0003】インクジェットプリンタにおいては、図6
に概略的に示されるように、回復処理に使用されて排出
されたインクを再生し、再生されたインクを記録ヘッド
に循環させることを行う回復処理系が備えられたものが
提案されている。
に概略的に示されるように、回復処理に使用されて排出
されたインクを再生し、再生されたインクを記録ヘッド
に循環させることを行う回復処理系が備えられたものが
提案されている。
【0004】図6は、記録ヘッド2が下降せしめられ最
下端位置をとるとき、そのインク吐出口形成面2osが
インク除去部材収容体4のシール部材4sに当接した状
態を示す。このような状態において、所定の回復処理の
実行が可能となる。
下端位置をとるとき、そのインク吐出口形成面2osが
インク除去部材収容体4のシール部材4sに当接した状
態を示す。このような状態において、所定の回復処理の
実行が可能となる。
【0005】図6における回復処理系におけるインク再
生処理回路部は、回復処理に利用されたインクが再生処
理されて貯留される排液処理タンク38と、排液処理タ
ンク38にインク供給路34を通じて接続されるサブイ
ンクタンク20と、インク除去部材収容体4とサブイン
クタンク20との間を接続するインク供給路26に配さ
れインク除去部材収容体4からのインクをサブインクタ
ンク20に供給する再生用ポンプ24と、記録ヘッド2
の共通液室にインク供給路40を介して接続されインク
供給路内の空気を除去するエアバッファ部22と、記録
ヘッド2の共通液室にインク供給路8を介して接続され
インク供給路内の空気を除去するエアバッファ部10
と、エアバッファ部10とサブインクタンク20との間
を接続するインク供給路12に配されエアバッファ部1
0からのインクをサブインクタンク20に供給する吸引
ポンプ14と、サブインクタンク20とエアバッファ部
22との間を接続するインク供給路18に配されサブイ
ンクタンク20からのインクをエアバッファ部22に供
給する加圧ポンプ16とを主要な要素として構成されて
いる。
生処理回路部は、回復処理に利用されたインクが再生処
理されて貯留される排液処理タンク38と、排液処理タ
ンク38にインク供給路34を通じて接続されるサブイ
ンクタンク20と、インク除去部材収容体4とサブイン
クタンク20との間を接続するインク供給路26に配さ
れインク除去部材収容体4からのインクをサブインクタ
ンク20に供給する再生用ポンプ24と、記録ヘッド2
の共通液室にインク供給路40を介して接続されインク
供給路内の空気を除去するエアバッファ部22と、記録
ヘッド2の共通液室にインク供給路8を介して接続され
インク供給路内の空気を除去するエアバッファ部10
と、エアバッファ部10とサブインクタンク20との間
を接続するインク供給路12に配されエアバッファ部1
0からのインクをサブインクタンク20に供給する吸引
ポンプ14と、サブインクタンク20とエアバッファ部
22との間を接続するインク供給路18に配されサブイ
ンクタンク20からのインクをエアバッファ部22に供
給する加圧ポンプ16とを主要な要素として構成されて
いる。
【0006】サブインクタンク20には、その内部のイ
ンクの液面の位置が所定の位置よりも上昇しないように
制御する液面位置制御部32が備えられている。サブイ
ンクタンク20とインク供給路26における再生用ポン
プ24との間には逆止弁28およびインク内の不所望な
異物などを除去するフィルタ30が設けられている。
ンクの液面の位置が所定の位置よりも上昇しないように
制御する液面位置制御部32が備えられている。サブイ
ンクタンク20とインク供給路26における再生用ポン
プ24との間には逆止弁28およびインク内の不所望な
異物などを除去するフィルタ30が設けられている。
【0007】一端がエアバッファ部22に接続されるイ
ンク供給路40におけるエアバッファ部22と記録ヘッ
ド2との間には、逆止弁42が設けられている。
ンク供給路40におけるエアバッファ部22と記録ヘッ
ド2との間には、逆止弁42が設けられている。
【0008】また、加圧ポンプ16の吐出圧は、吸引ポ
ンプ14の吐出圧に比して大に設定されている。
ンプ14の吐出圧に比して大に設定されている。
【0009】インク除去部材収容体4の内側には、記録
ヘッド2のインク吐出口形成面2osが近接した位置を
とるとき、インク吐出口形成面2osに付着したインク
を吸収除去するインク吸収体6が収容されている。イン
ク吸収体6は、例えば、ウレタンフォームで作られてい
る。
ヘッド2のインク吐出口形成面2osが近接した位置を
とるとき、インク吐出口形成面2osに付着したインク
を吸収除去するインク吸収体6が収容されている。イン
ク吸収体6は、例えば、ウレタンフォームで作られてい
る。
【0010】かかる構成のもとで、このような回復処理
系においては、記録ヘッド2の下降動作に応じた所定の
タイミングで回復処理が開始される。
系においては、記録ヘッド2の下降動作に応じた所定の
タイミングで回復処理が開始される。
【0011】回復処理が開始される場合、加圧ポンプ1
6が作動状態とされるとき、エアバッファ部22内のイ
ンクがインク供給路40を通じて記録ヘッド2の共通液
室に供給される。その際、加圧ポンプ16の吐出圧が吸
引ポンプ14の吐出圧に比して大なので記録ヘッド2に
供給されたインクの大部分は、インク吐出口2opを通
じて吐出され排出される。これにより、インク吐出口2
op内の異物が除去されることとなる。再生用ポンプ2
4は、インク供給路26を通じてインク除去部材収容体
4のインク吸収体6に含まれたインクを吸引し、それを
サブインクタンク20に供給する。
6が作動状態とされるとき、エアバッファ部22内のイ
ンクがインク供給路40を通じて記録ヘッド2の共通液
室に供給される。その際、加圧ポンプ16の吐出圧が吸
引ポンプ14の吐出圧に比して大なので記録ヘッド2に
供給されたインクの大部分は、インク吐出口2opを通
じて吐出され排出される。これにより、インク吐出口2
op内の異物が除去されることとなる。再生用ポンプ2
4は、インク供給路26を通じてインク除去部材収容体
4のインク吸収体6に含まれたインクを吸引し、それを
サブインクタンク20に供給する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように、インク吸収体6に含まれたインクが吸引され
て、それがサブインクタンク20に供給される場合、イ
ンク吸収体6内の流路抵抗に起因してインクを回収する
ために比較的長期間費やされ、回復処理開始から終了に
至るまでの期間が長期間となる虞がある。
ように、インク吸収体6に含まれたインクが吸引され
て、それがサブインクタンク20に供給される場合、イ
ンク吸収体6内の流路抵抗に起因してインクを回収する
ために比較的長期間費やされ、回復処理開始から終了に
至るまでの期間が長期間となる虞がある。
【0013】また、ウレタンフォームなどのインク吸収
体6により付着したインクを除去する場合においては、
ウレタンフォームにおけるインク吐出口形成面2osに
対向する面とインク吐出口形成面2osとの距離を所定
の距離に維持することは、困難となる。そのひとつの理
由しては、ウレタンフォームがインクの吸収により膨潤
する場合があるのでその距離をばらつかせることなくウ
レタンフォームの端面とインク吐出口形成面2osとの
相対位置を制御することが困難となるからである。その
結果、ウレタンフォームの端面がインク吐出口形成面2
osに付着した場合、ウレタンフォームの端面に堆積し
た塵等がインク吐出口形成面2osに付着することによ
り、インクの不吐出の原因となる場合がある。
体6により付着したインクを除去する場合においては、
ウレタンフォームにおけるインク吐出口形成面2osに
対向する面とインク吐出口形成面2osとの距離を所定
の距離に維持することは、困難となる。そのひとつの理
由しては、ウレタンフォームがインクの吸収により膨潤
する場合があるのでその距離をばらつかせることなくウ
レタンフォームの端面とインク吐出口形成面2osとの
相対位置を制御することが困難となるからである。その
結果、ウレタンフォームの端面がインク吐出口形成面2
osに付着した場合、ウレタンフォームの端面に堆積し
た塵等がインク吐出口形成面2osに付着することによ
り、インクの不吐出の原因となる場合がある。
【0014】以上の問題点を考慮し、本発明は、記録媒
体に対してインクを吐出する記録ヘッドのインク吐出口
形成面に付着したインクを除去することができるインク
ジェットプリンタであって、回復処理に要される時間を
短縮することができるとともにインク除去部材の端面と
インク吐出口形成面との適切な相対位置を容易に制御す
ることができるインクジェットプリンタを提供すること
を目的とする。
体に対してインクを吐出する記録ヘッドのインク吐出口
形成面に付着したインクを除去することができるインク
ジェットプリンタであって、回復処理に要される時間を
短縮することができるとともにインク除去部材の端面と
インク吐出口形成面との適切な相対位置を容易に制御す
ることができるインクジェットプリンタを提供すること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るインクジェットプリンタは、インク
を吐出するインク吐出口が形成されるインク吐出口形成
面を有する記録ヘッドに対して相対的に移動可能に配さ
れ、インク吐出口形成面に付着したインクを、複数の歯
部の相互間に毛管現象により付着させて除去する櫛歯状
部をインク吐出口の配列に沿って有するインク除去部材
と、インク除去部材に対向して配されインク除去部材に
より除去されたインクを排出する排出通路と、インク除
去部材により記録ヘッドのインク吐出口形成面に付着し
たインクを除去すべく、インク除去部材を記録ヘッドに
対して相対的に移動させる駆動手段とを備えて構成され
る。
めに、本発明に係るインクジェットプリンタは、インク
を吐出するインク吐出口が形成されるインク吐出口形成
面を有する記録ヘッドに対して相対的に移動可能に配さ
れ、インク吐出口形成面に付着したインクを、複数の歯
部の相互間に毛管現象により付着させて除去する櫛歯状
部をインク吐出口の配列に沿って有するインク除去部材
と、インク除去部材に対向して配されインク除去部材に
より除去されたインクを排出する排出通路と、インク除
去部材により記録ヘッドのインク吐出口形成面に付着し
たインクを除去すべく、インク除去部材を記録ヘッドに
対して相対的に移動させる駆動手段とを備えて構成され
る。
【0016】
【発明の実施の形態】図5は、本発明に係るインクジェ
ットプリンタの一例の概略構成を示す。
ットプリンタの一例の概略構成を示す。
【0017】インクジェットプリンタ42は、図5に示
されるように、例えば、ロール紙収容部43に収容され
るロール紙46を順次、後述する用紙搬送部49に送り
出す給紙部44と、給紙部44からのロール紙46を後
述する記録部56の下方の位置を通過させるとともに印
刷されたロール紙46′を下流側に搬送する用紙搬送部
49と、用紙搬送部49の上方に対向配置され搬送中の
ロール紙46の記録面に対して順次、インクを吐出して
記録動作を行う記録部56と、用紙搬送部49の下方に
対向配置され記録部56に各色のインクをそれぞれ供給
する再生インク供給部120と、記録部56と用紙搬送
部49との間に配され記録部56の記録ヘッドにおける
インク吐出口形成面を選択的に清浄するクリーニング機
構部58とを主要な構成要素として構成されている。
されるように、例えば、ロール紙収容部43に収容され
るロール紙46を順次、後述する用紙搬送部49に送り
出す給紙部44と、給紙部44からのロール紙46を後
述する記録部56の下方の位置を通過させるとともに印
刷されたロール紙46′を下流側に搬送する用紙搬送部
49と、用紙搬送部49の上方に対向配置され搬送中の
ロール紙46の記録面に対して順次、インクを吐出して
記録動作を行う記録部56と、用紙搬送部49の下方に
対向配置され記録部56に各色のインクをそれぞれ供給
する再生インク供給部120と、記録部56と用紙搬送
部49との間に配され記録部56の記録ヘッドにおける
インク吐出口形成面を選択的に清浄するクリーニング機
構部58とを主要な構成要素として構成されている。
【0018】給紙部44は、ロール紙収容部43内に設
けられ1巻のロール紙46を回動可能に支持する支持軸
45と、ロール紙46を順次、協働して送出する給紙ロ
ーラ47Aおよび47B、給紙ローラ48Aおよび48
Bとを含んで構成されている。
けられ1巻のロール紙46を回動可能に支持する支持軸
45と、ロール紙46を順次、協働して送出する給紙ロ
ーラ47Aおよび47B、給紙ローラ48Aおよび48
Bとを含んで構成されている。
【0019】ロール紙46は、所定の長さの用紙がロー
ル状に巻かれて形成されており、また、ロール紙46
は、所定の長さごと分離可能とされ、例えば、ラベルと
して使用される。
ル状に巻かれて形成されており、また、ロール紙46
は、所定の長さごと分離可能とされ、例えば、ラベルと
して使用される。
【0020】給紙ローラ47Bおよび48Bは、図示が
省略される駆動モータの出力軸にそれぞれ連結されてい
る。その駆動モータは、図示が省略される制御部により
駆動制御される。
省略される駆動モータの出力軸にそれぞれ連結されてい
る。その駆動モータは、図示が省略される制御部により
駆動制御される。
【0021】用紙搬送部49は、その最上流側部分に配
され給紙ローラ48Bに対向し給紙部44からのロール
紙46を協働して狭持し導入する搬送ローラ50Aおよ
び50Bと、最下流側部分に配され搬送ローラ50Aお
よび50Bに対向し印刷されたロール紙46′を協働し
て狭持し下流側に向けて排出する排紙ローラ55Aおよ
び55Bと、搬送ローラ50Bと搬送ローラ55Bとの
間に巻装されロール紙46を上流側から下流側に向けて
搬送する搬送ベルト53と、搬送ローラ50Bと搬送ロ
ーラ54Bとの間に配され搬送ベルト53に所定の初張
力を与えるテンショナーローラ52とを含んで構成され
ている。
され給紙ローラ48Bに対向し給紙部44からのロール
紙46を協働して狭持し導入する搬送ローラ50Aおよ
び50Bと、最下流側部分に配され搬送ローラ50Aお
よび50Bに対向し印刷されたロール紙46′を協働し
て狭持し下流側に向けて排出する排紙ローラ55Aおよ
び55Bと、搬送ローラ50Bと搬送ローラ55Bとの
間に巻装されロール紙46を上流側から下流側に向けて
搬送する搬送ベルト53と、搬送ローラ50Bと搬送ロ
ーラ54Bとの間に配され搬送ベルト53に所定の初張
力を与えるテンショナーローラ52とを含んで構成され
ている。
【0022】搬送ローラ50Bおよび54Bは、それぞ
れ、その両端部が回動可能に筺体に支持され互いに略平
行に配されている。また、搬送ローラ50Bと搬送ロー
ラ55Bとの間の下流側には、さらに搬送ローラ54A
および54Bと、ロール紙46の記録面を平坦な状態に
安定させるローラユニット51とが設けられている。
れ、その両端部が回動可能に筺体に支持され互いに略平
行に配されている。また、搬送ローラ50Bと搬送ロー
ラ55Bとの間の下流側には、さらに搬送ローラ54A
および54Bと、ロール紙46の記録面を平坦な状態に
安定させるローラユニット51とが設けられている。
【0023】搬送ローラ50Bの一端には、駆動用モー
タの出力軸が連結されている。その駆動用モータは、図
示が省略される制御部からの駆動制御信号に基づいて制
御される。これにより、駆動制御信号が供給されると
き、搬送ローラ50Bは、搬送ベルト53および搬送ロ
ーラ50Aを伴って回転されることとなる。従って、搬
送ベルト53上に載置されたロール紙46が図5の矢印
の示す方向に沿って下流側に向けて所定の速度で搬送さ
れることとなる。
タの出力軸が連結されている。その駆動用モータは、図
示が省略される制御部からの駆動制御信号に基づいて制
御される。これにより、駆動制御信号が供給されると
き、搬送ローラ50Bは、搬送ベルト53および搬送ロ
ーラ50Aを伴って回転されることとなる。従って、搬
送ベルト53上に載置されたロール紙46が図5の矢印
の示す方向に沿って下流側に向けて所定の速度で搬送さ
れることとなる。
【0024】記録部56は、上流側から下流側に向けて
順次、所定の相互間隔をもって配列される記録ヘッド5
6Bk、56C、56M、および、56Yを含んで構成
されている。記録ヘッド56Bkは、ロール紙46の記
録面に対してブラックのインクを吐出するものとされ、
記録ヘッド56Cは、ロール紙46の記録面に対してシ
アンのインクを吐出するものとされる。また、記録ヘッ
ド56Mは、ロール紙46の記録面に対してマゼンタの
インクを吐出するものとされ、記録ヘッド56Yは、ロ
ール紙46の記録面に対してイエローのインクを吐出す
るものとされる。
順次、所定の相互間隔をもって配列される記録ヘッド5
6Bk、56C、56M、および、56Yを含んで構成
されている。記録ヘッド56Bkは、ロール紙46の記
録面に対してブラックのインクを吐出するものとされ、
記録ヘッド56Cは、ロール紙46の記録面に対してシ
アンのインクを吐出するものとされる。また、記録ヘッ
ド56Mは、ロール紙46の記録面に対してマゼンタの
インクを吐出するものとされ、記録ヘッド56Yは、ロ
ール紙46の記録面に対してイエローのインクを吐出す
るものとされる。
【0025】記録ヘッド56Bk〜56Yは、それぞ
れ、例えば、バブルジェット式とされる既知の構造を有
している。記録ヘッド56Bk〜56Yにおけるロール
紙46の記録面に対向する面には、複数のインク吐出口
がロール紙46の搬送方向に略直交する方向に解像度に
応じた所定の間隔、例えば、360(DPI)間隔で等
間隔に配列されるインク吐出口形成面がそれぞれ形成さ
れている。インク吐出口形成面における長手方向の長さ
は、搬送されるロール紙46の規格サイズの最大長さに
対応した長さに設定されている。
れ、例えば、バブルジェット式とされる既知の構造を有
している。記録ヘッド56Bk〜56Yにおけるロール
紙46の記録面に対向する面には、複数のインク吐出口
がロール紙46の搬送方向に略直交する方向に解像度に
応じた所定の間隔、例えば、360(DPI)間隔で等
間隔に配列されるインク吐出口形成面がそれぞれ形成さ
れている。インク吐出口形成面における長手方向の長さ
は、搬送されるロール紙46の規格サイズの最大長さに
対応した長さに設定されている。
【0026】また、記録部56の記録ヘッド56Bk〜
56Yは、ロール紙46の搬送方向、および、搬送方向
に対して略直交する方向に対して所定の位置に固定され
るとともに、記録ヘッド昇降機構部57により昇降動可
能に支持されている。記録ヘッド昇降機構部57は、各
記録ヘッド38Bk〜38Yのインク吐出口形成面を、
搬送されるロール紙46の記録面に対して近接させ記録
動作位置、または、離隔させて回復処理における予備吐
出位置、もしくは、待機位置とすべく、記録ヘッド56
Bk〜56Yの昇降動作の駆動を行う。
56Yは、ロール紙46の搬送方向、および、搬送方向
に対して略直交する方向に対して所定の位置に固定され
るとともに、記録ヘッド昇降機構部57により昇降動可
能に支持されている。記録ヘッド昇降機構部57は、各
記録ヘッド38Bk〜38Yのインク吐出口形成面を、
搬送されるロール紙46の記録面に対して近接させ記録
動作位置、または、離隔させて回復処理における予備吐
出位置、もしくは、待機位置とすべく、記録ヘッド56
Bk〜56Yの昇降動作の駆動を行う。
【0027】記録ヘッド56Bk〜56Yのそれぞれの
記録動作は、順次、図示が省略される記録動作制御部か
らの駆動制御パルス信号に基づいて制御される。これに
より、記録ヘッド56Bk〜56Yが記録ヘッド昇降機
構部57により下降されて記録動作位置をとるとき、記
録ヘッド56Bk〜56Yが搬送中のロール紙46の記
録面に対して記録動作を行う。記録ヘッド56Bk〜5
6Yには、それぞれ、再生インク供給部120が後述す
るインク供給路を介して接続されており、各色のインク
が再生インク供給部120からそれぞれ供給される。再
生インク供給部120は、ブラックのインクが貯留され
る再生インクタンク120TBk、シアンのインクが貯
留される再生インクタンク120TC、マゼンタのイン
クが貯留される再生インクタンク120TM、イエロー
のインクが貯留される再生インクタンク120TYを含
んで構成されている。各インクタンク120TBk〜1
20TYは、それぞれ、記録ヘッド56Bk〜56Yに
対応して設けられるインク供給路により接続されてい
る。
記録動作は、順次、図示が省略される記録動作制御部か
らの駆動制御パルス信号に基づいて制御される。これに
より、記録ヘッド56Bk〜56Yが記録ヘッド昇降機
構部57により下降されて記録動作位置をとるとき、記
録ヘッド56Bk〜56Yが搬送中のロール紙46の記
録面に対して記録動作を行う。記録ヘッド56Bk〜5
6Yには、それぞれ、再生インク供給部120が後述す
るインク供給路を介して接続されており、各色のインク
が再生インク供給部120からそれぞれ供給される。再
生インク供給部120は、ブラックのインクが貯留され
る再生インクタンク120TBk、シアンのインクが貯
留される再生インクタンク120TC、マゼンタのイン
クが貯留される再生インクタンク120TM、イエロー
のインクが貯留される再生インクタンク120TYを含
んで構成されている。各インクタンク120TBk〜1
20TYは、それぞれ、記録ヘッド56Bk〜56Yに
対応して設けられるインク供給路により接続されてい
る。
【0028】記録部56の記録ヘッド56Bk〜56Y
におけるインク吐出口形成面を清浄するクリーニング機
構部58は、図5に示されるように、各記録ヘッド56
Bk〜56Yに対応してそれぞれ設けられるインク除去
部材収容体70と、4個のインク除去部材収容体70の
一端部を相互に連結する連結板76と、連結板76を支
持するとともに連結板76を伴ってロール紙46の搬送
方向に沿って往復動されるラック部材68と、ラック部
材68の歯部に噛み合わされるピニオンギヤ66を有す
る駆動モータ64とを含んで構成されている。
におけるインク吐出口形成面を清浄するクリーニング機
構部58は、図5に示されるように、各記録ヘッド56
Bk〜56Yに対応してそれぞれ設けられるインク除去
部材収容体70と、4個のインク除去部材収容体70の
一端部を相互に連結する連結板76と、連結板76を支
持するとともに連結板76を伴ってロール紙46の搬送
方向に沿って往復動されるラック部材68と、ラック部
材68の歯部に噛み合わされるピニオンギヤ66を有す
る駆動モータ64とを含んで構成されている。
【0029】ラック部材68は、図4において右端部に
歯部を有しており、筺体に固定される一対のスライドガ
イド部材により摺動可能に支持されている。歯部には、
ピニオンギヤ66が噛み合わされている。
歯部を有しており、筺体に固定される一対のスライドガ
イド部材により摺動可能に支持されている。歯部には、
ピニオンギヤ66が噛み合わされている。
【0030】ピニオンギヤ66を回動させる駆動モータ
64は、制御部からの駆動制御信号に基づいて順方向も
しくは逆方向に回転可能に制御される。記録部56が待
機位置をとり、駆動モータ64が非作動状態とされる初
期位置のとき、図4においてラック部材68の右端部が
右方に突出するものとされて各インク除去部材収容体7
0が各記録ヘッド56Bk〜56Yに対向する位置とさ
れる。その際、各記録ヘッド56Bk〜56Yがヘッド
昇降機構部57により下降せしめられ、後述する回復処
理およびインク除去作業が行われる。
64は、制御部からの駆動制御信号に基づいて順方向も
しくは逆方向に回転可能に制御される。記録部56が待
機位置をとり、駆動モータ64が非作動状態とされる初
期位置のとき、図4においてラック部材68の右端部が
右方に突出するものとされて各インク除去部材収容体7
0が各記録ヘッド56Bk〜56Yに対向する位置とさ
れる。その際、各記録ヘッド56Bk〜56Yがヘッド
昇降機構部57により下降せしめられ、後述する回復処
理およびインク除去作業が行われる。
【0031】また、駆動モータ64が作動状態とされて
順方向に回転される場合、各インク除去部材収容体70
が搬送路の下流側に向かって所定量移動されるとき、各
インク除去部材収容体70が各記録ヘッド56Bk〜5
6Yの相互間に配される。
順方向に回転される場合、各インク除去部材収容体70
が搬送路の下流側に向かって所定量移動されるとき、各
インク除去部材収容体70が各記録ヘッド56Bk〜5
6Yの相互間に配される。
【0032】さらに、記録動作終了後、記録部56が待
機位置をとり、駆動モータ64が作動状態とされて逆方
向に回転されるとき、各インク除去部材収容体70は上
流側に向けて所定量移動され初期の位置に戻される。
機位置をとり、駆動モータ64が作動状態とされて逆方
向に回転されるとき、各インク除去部材収容体70は上
流側に向けて所定量移動され初期の位置に戻される。
【0033】各インク除去部材収容体70は、それぞ
れ、同一構造を有するのでそのうちの一つについて説明
し、他のインク除去部材収容体70についての説明を省
略する。
れ、同一構造を有するのでそのうちの一つについて説明
し、他のインク除去部材収容体70についての説明を省
略する。
【0034】インク除去部材収容体70は、図1に示さ
れるように、各記録ヘッド56Bk〜56Yの正常なイ
ンク吐出を常に維持するために各記録ヘッド56Bk〜
56Yに対して所定のタイミングで予備吐出を行わせる
回復処理系に配される。図1は、記録ヘッド56Bkが
下降せしめられ最下端位置をとるとき、そのインク吐出
口形成面56osがインク除去部材収容体70のシール
部材88に当接した状態を示す。このような状態におい
て、所定の回復処理の実行が可能となる。
れるように、各記録ヘッド56Bk〜56Yの正常なイ
ンク吐出を常に維持するために各記録ヘッド56Bk〜
56Yに対して所定のタイミングで予備吐出を行わせる
回復処理系に配される。図1は、記録ヘッド56Bkが
下降せしめられ最下端位置をとるとき、そのインク吐出
口形成面56osがインク除去部材収容体70のシール
部材88に当接した状態を示す。このような状態におい
て、所定の回復処理の実行が可能となる。
【0035】かかる回復処理系におけるインク再生処理
回路部は、回復処理に利用されたインクが再生処理され
て貯留される再生インクタンク120TBkと、再生イ
ンクタンク120TBkにインク供給路104を通じて
接続されるサブインクタンク102と、インク除去部材
収容体70とサブインクタンク102との間を接続する
インク供給路92に配されインク除去部材収容体70か
らのインクをサブインクタンク102に供給する再生用
ポンプ96と、記録ヘッド56Bkの共通液室にインク
供給路94を介して接続されインク供給路内の空気を除
去すべく、インクIDSを貯留するエアバッファ部10
8と、記録ヘッド56Bkの共通液室にインク供給路9
0を介して接続されインク供給路内の空気を除去するエ
アバッファ部106と、エアバッファ部106とサブイ
ンクタンク102との間を接続するインク供給路114
に配されエアバッファ部106からのインクをサブイン
クタンク102に供給する吸引ポンプ110と、サブイ
ンクタンク102とエアバッファ部108との間を接続
するインク供給路116に配されサブインクタンク10
2からのインクをエアバッファ部108に供給する加圧
ポンプ112とを主要な要素として構成されている。
回路部は、回復処理に利用されたインクが再生処理され
て貯留される再生インクタンク120TBkと、再生イ
ンクタンク120TBkにインク供給路104を通じて
接続されるサブインクタンク102と、インク除去部材
収容体70とサブインクタンク102との間を接続する
インク供給路92に配されインク除去部材収容体70か
らのインクをサブインクタンク102に供給する再生用
ポンプ96と、記録ヘッド56Bkの共通液室にインク
供給路94を介して接続されインク供給路内の空気を除
去すべく、インクIDSを貯留するエアバッファ部10
8と、記録ヘッド56Bkの共通液室にインク供給路9
0を介して接続されインク供給路内の空気を除去するエ
アバッファ部106と、エアバッファ部106とサブイ
ンクタンク102との間を接続するインク供給路114
に配されエアバッファ部106からのインクをサブイン
クタンク102に供給する吸引ポンプ110と、サブイ
ンクタンク102とエアバッファ部108との間を接続
するインク供給路116に配されサブインクタンク10
2からのインクをエアバッファ部108に供給する加圧
ポンプ112とを主要な要素として構成されている。
【0036】サブインクタンク102には、その内部の
インクIDSの液面の位置が所定の位置よりも上昇しな
いように制御する液面位置制御部124が備えられてい
る。サブインクタンク102とインク供給路92におけ
る再生用ポンプ96との間には逆止弁98およびインク
内の不所望な異物などを除去するフィルタ100が設け
られている。
インクIDSの液面の位置が所定の位置よりも上昇しな
いように制御する液面位置制御部124が備えられてい
る。サブインクタンク102とインク供給路92におけ
る再生用ポンプ96との間には逆止弁98およびインク
内の不所望な異物などを除去するフィルタ100が設け
られている。
【0037】一端がエアバッファ部108に接続される
インク供給路94におけるエアバッファ部108と記録
ヘッド56Bkとの間には、逆止弁122が設けられて
いる。
インク供給路94におけるエアバッファ部108と記録
ヘッド56Bkとの間には、逆止弁122が設けられて
いる。
【0038】再生用ポンプ96、吸引ポンプ110、加
圧ポンプ112は、それぞれ、例えば、駆動用モータの
出力軸に連結されるインナーロータの周りに配される複
数のローラと、複数のローラと図示が省略されるポンプ
ヘッドケースとの間に配されインクを送出するチューブ
とを含んでなる既知の構造を備えている。また、加圧ポ
ンプ112の吐出圧は、吸引ポンプ110の吐出圧に比
して大に設定されている。かかる構成のもとで、このよ
うな回復処理系においては、記録ヘッド56Bk〜56
Cの下降動作に応じた所定のタイミングで回復処理が開
始される。
圧ポンプ112は、それぞれ、例えば、駆動用モータの
出力軸に連結されるインナーロータの周りに配される複
数のローラと、複数のローラと図示が省略されるポンプ
ヘッドケースとの間に配されインクを送出するチューブ
とを含んでなる既知の構造を備えている。また、加圧ポ
ンプ112の吐出圧は、吸引ポンプ110の吐出圧に比
して大に設定されている。かかる構成のもとで、このよ
うな回復処理系においては、記録ヘッド56Bk〜56
Cの下降動作に応じた所定のタイミングで回復処理が開
始される。
【0039】回復処理が開始される場合、駆動用モータ
が作動状態とされるとき、図1に示される矢印の示す方
向にインナーロータが回転され、複数のローラがそれぞ
れ自転およびインナーロータの周りを公転せしめられる
ことにより、各インク供給路を形成する柔軟性のあるチ
ューブが複数のローラによりしごかれ、例えば、再生用
ポンプ96は、インク供給路92を通じてインク除去部
材収容体70からのインクをサブインクタンク102に
供給する。また、回復処理において、加圧ポンプ112
が作動状態とされるとき、エアバッファ部108内のイ
ンクがインク供給路94を通じて記録ヘッド56Bkの
共通液室に供給される。その際、加圧ポンプ112の吐
出圧が吸引ポンプ110の吐出圧に比して大なので記録
ヘッド56Bkに供給されたインクの大部分は、インク
吐出口56opを通じて吐出され排出される。これによ
り、インク吐出口56op内の異物が除去されることと
なる。
が作動状態とされるとき、図1に示される矢印の示す方
向にインナーロータが回転され、複数のローラがそれぞ
れ自転およびインナーロータの周りを公転せしめられる
ことにより、各インク供給路を形成する柔軟性のあるチ
ューブが複数のローラによりしごかれ、例えば、再生用
ポンプ96は、インク供給路92を通じてインク除去部
材収容体70からのインクをサブインクタンク102に
供給する。また、回復処理において、加圧ポンプ112
が作動状態とされるとき、エアバッファ部108内のイ
ンクがインク供給路94を通じて記録ヘッド56Bkの
共通液室に供給される。その際、加圧ポンプ112の吐
出圧が吸引ポンプ110の吐出圧に比して大なので記録
ヘッド56Bkに供給されたインクの大部分は、インク
吐出口56opを通じて吐出され排出される。これによ
り、インク吐出口56op内の異物が除去されることと
なる。
【0040】インク除去部材収容体70は、図2および
図3に示されるように、主要な要素としてその内部に、
記録ヘッド56Bkのインク吐出口形成面56osに付
着されたインクIDを除去するインク除去部材80Aお
よび80Bと、インク除去部材80Aおよび80Bにお
ける長手方向の両端部をそれぞれ支持する支持部材82
とを収容している。
図3に示されるように、主要な要素としてその内部に、
記録ヘッド56Bkのインク吐出口形成面56osに付
着されたインクIDを除去するインク除去部材80Aお
よび80Bと、インク除去部材80Aおよび80Bにお
ける長手方向の両端部をそれぞれ支持する支持部材82
とを収容している。
【0041】インク除去部材80Aとインク除去部材8
0Bとは、互いに平行に所定距離、例えば、約0.5
(mm)程度離隔して配されている。
0Bとは、互いに平行に所定距離、例えば、約0.5
(mm)程度離隔して配されている。
【0042】インク除去部材80Aおよび80Bは、そ
れぞれ、互いに同一の構造とされるのでインク除去部材
80Aについて説明し、インク除去部材80Bについて
の説明は省略する。
れぞれ、互いに同一の構造とされるのでインク除去部材
80Aについて説明し、インク除去部材80Bについて
の説明は省略する。
【0043】インク除去部材80Aは、金属材料、例え
ば、厚さ0.2(mm)程度の比較的薄いステンレス鋼
板でインク吐出口形成面56osの吐出口配列に沿った
長さに対応した長さに作られ、記録ヘッド56Bkのイ
ンク吐出口形成面56osに対向する側の端部全体に、
櫛歯状部を有している。
ば、厚さ0.2(mm)程度の比較的薄いステンレス鋼
板でインク吐出口形成面56osの吐出口配列に沿った
長さに対応した長さに作られ、記録ヘッド56Bkのイ
ンク吐出口形成面56osに対向する側の端部全体に、
櫛歯状部を有している。
【0044】インク除去部材80Aの櫛歯状部の上端と
記録ヘッド56Bkのインク吐出口形成面56osとの
間には、図2に示される状態において所定の隙間が形成
されている。
記録ヘッド56Bkのインク吐出口形成面56osとの
間には、図2に示される状態において所定の隙間が形成
されている。
【0045】櫛歯状部は、図4に示されるように、複数
の歯部80ai(i=1〜n、nは整数)が所定の等間
隔でインク吐出口形成面56osの吐出口配列に沿って
配列形成されている。矩形状とされる各歯部80aiの
下端は、それぞれ互いに一体に連結されている。各歯部
80aiの幅および高さは、例えば、インク吐出口形成
面56osのインク吐出口56opの相互間隔に応じて
設定される。また、インク除去部材80Aの各歯部80
aiは、インク除去部材80Bの各歯部80biに対向
した位置に形成されている。
の歯部80ai(i=1〜n、nは整数)が所定の等間
隔でインク吐出口形成面56osの吐出口配列に沿って
配列形成されている。矩形状とされる各歯部80aiの
下端は、それぞれ互いに一体に連結されている。各歯部
80aiの幅および高さは、例えば、インク吐出口形成
面56osのインク吐出口56opの相互間隔に応じて
設定される。また、インク除去部材80Aの各歯部80
aiは、インク除去部材80Bの各歯部80biに対向
した位置に形成されている。
【0046】なお、各歯部80aiおよび80biは、
インク除去部材80Aとインク除去部材80Bとの間に
おいて対向することなく、互いに交互になるように形成
されてもよい。
インク除去部材80Aとインク除去部材80Bとの間に
おいて対向することなく、互いに交互になるように形成
されてもよい。
【0047】これにより、インク吐出口形成面56os
全体に付着したインクが広い範囲で効率よく除去される
こととなる。
全体に付着したインクが広い範囲で効率よく除去される
こととなる。
【0048】インク除去部材80Aの両端部は、図4に
示されるように、それぞれ、インク除去部材80Bとと
もに支持部材82により連結されている。なお、インク
除去部材80Aおよび80Bは、かかる例に限られるこ
となく、3枚以上互いに平行に所定間隔をもって配列さ
れて形成されるものであってもよい。
示されるように、それぞれ、インク除去部材80Bとと
もに支持部材82により連結されている。なお、インク
除去部材80Aおよび80Bは、かかる例に限られるこ
となく、3枚以上互いに平行に所定間隔をもって配列さ
れて形成されるものであってもよい。
【0049】支持部材82には、インク除去部材80A
および80Bの姿勢をインク吐出口形成面56osに対
して略垂直となるように規制するとともにインク除去部
材収容体70の内側に固定するガイド部材84が設けら
れている。
および80Bの姿勢をインク吐出口形成面56osに対
して略垂直となるように規制するとともにインク除去部
材収容体70の内側に固定するガイド部材84が設けら
れている。
【0050】また、インク除去部材収容体70の上部の
開口部70hの周縁部には、インク吐出口形成面56o
sに当接することによりインク除去部材収容体70の内
部を密封するシール部材88が設けられている。このシ
ール部材88がインク吐出口形成面56osに当接され
ることにより、インク除去部材収容体70の内部の保湿
効果が得られる。
開口部70hの周縁部には、インク吐出口形成面56o
sに当接することによりインク除去部材収容体70の内
部を密封するシール部材88が設けられている。このシ
ール部材88がインク吐出口形成面56osに当接され
ることにより、インク除去部材収容体70の内部の保湿
効果が得られる。
【0051】また、インク除去部材収容体70は、斜面
部70sを内側に有している。斜面部70sは、インク
除去部材収容体70の内側の底面部を形成するととも
に、インク除去部材80Aおよび80Bを通じて落下し
たインクを図2に示される矢印の示す方向に沿って伝わ
らせてインク供給路92に通じる排出口70eに効率よ
く導くものとされる。
部70sを内側に有している。斜面部70sは、インク
除去部材収容体70の内側の底面部を形成するととも
に、インク除去部材80Aおよび80Bを通じて落下し
たインクを図2に示される矢印の示す方向に沿って伝わ
らせてインク供給路92に通じる排出口70eに効率よ
く導くものとされる。
【0052】かかる構成のもとで、記録ヘッド56Bk
が図2に示される二点鎖線で示される位置から実線で示
される所定の位置まで下降せしめられることにより、上
述の回復処理が開始される。
が図2に示される二点鎖線で示される位置から実線で示
される所定の位置まで下降せしめられることにより、上
述の回復処理が開始される。
【0053】その際、図3および図4に示されるよう
に、インク吐出口形成面56osに付着したインクID
がインク除去部材80Aおよび80Bの櫛歯状部80a
に付着されて、それが、各歯部80aiの相互間の毛管
作用、各歯部80biの相互間の毛管作用、および、イ
ンク除去部材80Aの歯部80aiとインク除去部材8
0Bの歯部80biとの間の毛管作用に基づいてインク
除去部材80Aとインク除去部材80Bとの間に下降せ
しめられる。
に、インク吐出口形成面56osに付着したインクID
がインク除去部材80Aおよび80Bの櫛歯状部80a
に付着されて、それが、各歯部80aiの相互間の毛管
作用、各歯部80biの相互間の毛管作用、および、イ
ンク除去部材80Aの歯部80aiとインク除去部材8
0Bの歯部80biとの間の毛管作用に基づいてインク
除去部材80Aとインク除去部材80Bとの間に下降せ
しめられる。
【0054】その下降せしめられたインクは、斜面部7
0sを伝わって排出口70eを介してインク供給路92
に導かれることとなる。その際、再生ポンプ96が作動
状態とされるので排出されたインクは、逆止弁98およ
びフィルタ100を介してサブインクタンク102に供
給されることとなる。
0sを伝わって排出口70eを介してインク供給路92
に導かれることとなる。その際、再生ポンプ96が作動
状態とされるので排出されたインクは、逆止弁98およ
びフィルタ100を介してサブインクタンク102に供
給されることとなる。
【0055】従って、インク除去部材80Aおよび80
Bは、再生ポンプ96が作動状態とされるとき、吸引さ
れるインクの流れの比較的大なる抵抗とはならないので
除去されたインクは円滑にインク供給路92に導かれる
こととなる。
Bは、再生ポンプ96が作動状態とされるとき、吸引さ
れるインクの流れの比較的大なる抵抗とはならないので
除去されたインクは円滑にインク供給路92に導かれる
こととなる。
【0056】なお、上例では櫛歯形状を矩形部分が連続
したものとして説明したが、その形状は適宜定めること
ができるのは勿論である。例えば図7(A)〜(C)に
示すような形状としてもよい。また、略同一形状のもの
が連続するものとするのみならず、異種形状の部分を組
合せて連続するものとしてもよい。
したものとして説明したが、その形状は適宜定めること
ができるのは勿論である。例えば図7(A)〜(C)に
示すような形状としてもよい。また、略同一形状のもの
が連続するものとするのみならず、異種形状の部分を組
合せて連続するものとしてもよい。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るインクジェットプリンタによれば、インク除去部
材がインクを吐出するインク吐出口が形成されるインク
吐出口形成面を有する記録ヘッドに対して相対的に移動
可能に配され、インク吐出口形成面に付着したインク
を、複数の歯部の相互間に毛管現象により付着させて除
去する櫛歯状部をインク吐出口の配列に沿って有するの
で付着したインクの除去排出が円滑に行われ、従って、
回復処理に要される時間を短縮することができるととも
に、インク除去部材が例えば金属材料で作られる場合、
インク除去部材の端面とインク吐出口形成面との適切な
相対位置を容易に制御することができる。
に係るインクジェットプリンタによれば、インク除去部
材がインクを吐出するインク吐出口が形成されるインク
吐出口形成面を有する記録ヘッドに対して相対的に移動
可能に配され、インク吐出口形成面に付着したインク
を、複数の歯部の相互間に毛管現象により付着させて除
去する櫛歯状部をインク吐出口の配列に沿って有するの
で付着したインクの除去排出が円滑に行われ、従って、
回復処理に要される時間を短縮することができるととも
に、インク除去部材が例えば金属材料で作られる場合、
インク除去部材の端面とインク吐出口形成面との適切な
相対位置を容易に制御することができる。
【図1】本発明に係るインクジェットプリンタの一例に
備えられる回復処理系の概略構成を示す構成図である。
備えられる回復処理系の概略構成を示す構成図である。
【図2】本発明に係るインクジェットプリンタの一例の
要部を示す断面図である。
要部を示す断面図である。
【図3】図2に示される例における側面から見た断面図
である。
である。
【図4】本発明に係るインクジェットプリンタの一例に
用いられるインク除去部材を示す斜視図である。
用いられるインク除去部材を示す斜視図である。
【図5】本発明に係るインクジェットプリンタの一例の
全体構成を示す外観図である。
全体構成を示す外観図である。
【図6】従来の回復処理系におけるインク再生処理回路
図である。
図である。
【図7】(A)〜(C)は板状部材の櫛歯形状の他の3
例を示す図である。
例を示す図である。
【符号の説明】 56 記録部 56os インク吐出口形成面 80A,80B インク除去部材 80ai,80bi 歯部
Claims (10)
- 【請求項1】 インクを吐出するインク吐出口が形成さ
れるインク吐出口形成面を有する記録ヘッドに対して相
対的に移動可能に配され、該インク吐出口形成面に付着
したインクを、複数の歯部の相互間に毛管現象により付
着させて除去する櫛歯状部を前記インク吐出口の配列に
沿って有するインク除去部材と、 前記インク除去部材に対向して配され該インク除去部材
により除去されたインクを排出する排出通路と、 前記インク除去部材により前記記録ヘッドのインク吐出
口形成面に付着したインクを除去すべく、該インク除去
部材を前記記録ヘッドに対して相対的に移動させる駆動
手段と、を具備して構成されるインクジェットプリン
タ。 - 【請求項2】 前記インク除去部材は、前記櫛歯状部を
有する板状部材が、互いに所定の間隔をもって相対向し
て複数枚設けられて構成されることを特徴とする請求項
1記載のインクジェットプリンタ。 - 【請求項3】 前記インク除去部材が、前記記録ヘッド
の正常なインク吐出を維持させる処理を行う回復処理系
に設けられることを特徴とする請求項1記載のインクジ
ェットプリンタ。 - 【請求項4】 前記インク除去部材の櫛歯状部が金属材
料で作られることを特徴とする請求項1記載のインクジ
ェットプリンタ。 - 【請求項5】 前記インク除去部材により前記付着した
インクが除去されるとき、前記インク除去部材の櫛歯状
部と前記インク吐出口形成面との間に所定の隙間が形成
されることを特徴とする請求項1記載のインクジェット
プリンタ。 - 【請求項6】 前記インク除去部材と前記排出通路との
間に、該インク除去部材により除去されたインクを合流
させて該排出通路に供給する傾斜面部が、加えて備えら
れることを特徴とする請求項1記載のインクジェットプ
リンタ。 - 【請求項7】 前記インク除去部材の櫛歯状部は、矩形
状の歯部が所定の相互間隔をもって配列されて形成され
ていることを特徴とする請求項1記載のインクジェット
プリンタ。 - 【請求項8】 前記櫛歯状部を有する板状部材の該櫛歯
状部の歯部が、互いに対向していることを特徴とする請
求項2記載のインクジェットプリンタ。 - 【請求項9】 前記櫛歯状部を有する板状部材の該櫛歯
状部の歯部が、互いに向かい合う該板状部材において交
互に形成されることを特徴とする請求項2記載のインク
ジェットプリンタ。 - 【請求項10】 前記記録ヘッドは、インクを加熱して
吐出させる電気熱変換体を有することを特徴とする請求
項1記載のインクジェットプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15033698A JPH11342632A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | インクジェットプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15033698A JPH11342632A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | インクジェットプリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11342632A true JPH11342632A (ja) | 1999-12-14 |
Family
ID=15494786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15033698A Withdrawn JPH11342632A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | インクジェットプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11342632A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6866361B2 (en) | 2002-10-02 | 2005-03-15 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Ink-jet recording apparatus and maintenance method of ink-jet head included in ink-jet recording apparatus |
US7178915B2 (en) | 2003-06-30 | 2007-02-20 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Ink-jet recording apparatus |
-
1998
- 1998-05-29 JP JP15033698A patent/JPH11342632A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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