JPH1134244A - 壁紙用積層体 - Google Patents
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- JPH1134244A JPH1134244A JP20848897A JP20848897A JPH1134244A JP H1134244 A JPH1134244 A JP H1134244A JP 20848897 A JP20848897 A JP 20848897A JP 20848897 A JP20848897 A JP 20848897A JP H1134244 A JPH1134244 A JP H1134244A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 成形性、外観性等に優れた壁紙を得ることの
できる壁紙用積層体を提供すること。 【解決手段】 基材にエチレン含有量60モル%以下、
ケン化度90モル%以上のエチレン−酢酸ビニル共重合
体ケン化物を積層するに当たり、積層時の該エチレン−
酢酸ビニル共重合体ケン化物の含水率を10〜60重量
%とする。
できる壁紙用積層体を提供すること。 【解決手段】 基材にエチレン含有量60モル%以下、
ケン化度90モル%以上のエチレン−酢酸ビニル共重合
体ケン化物を積層するに当たり、積層時の該エチレン−
酢酸ビニル共重合体ケン化物の含水率を10〜60重量
%とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体ケン化物(以下、EVOHと略記する)と
塩化ビニル樹脂組成物層等の基材の積層体からなる壁紙
用積層体に関する。
ニル共重合体ケン化物(以下、EVOHと略記する)と
塩化ビニル樹脂組成物層等の基材の積層体からなる壁紙
用積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、塩化ビニル樹脂組成物のシー
トやフィルムは、建築内装用の壁紙(化粧用シート等も
含む)に多用されている。しかしながら、かかる塩化ビ
ニル樹脂組成物中には多量の可塑剤が含有されており、
塩化ビニル樹脂組成物中の可塑剤の悪影響を防ぐために
塩化ビニル樹脂組成物層にEVOHを積層した壁紙(実
公平2−47015号公報)や可塑剤を25〜55重量
%含有するポリ塩化ビニル系フィルムに2〜50μm厚
みのEVOHを積層した積層体(特開昭60−2245
42号公報)が提案されており、更に特開平7−112
502号公報においては、塩化ビニル樹脂組成物の発泡
層をEVOH等の熱可塑性樹脂で覆った発泡内装材が記
載されている。
トやフィルムは、建築内装用の壁紙(化粧用シート等も
含む)に多用されている。しかしながら、かかる塩化ビ
ニル樹脂組成物中には多量の可塑剤が含有されており、
塩化ビニル樹脂組成物中の可塑剤の悪影響を防ぐために
塩化ビニル樹脂組成物層にEVOHを積層した壁紙(実
公平2−47015号公報)や可塑剤を25〜55重量
%含有するポリ塩化ビニル系フィルムに2〜50μm厚
みのEVOHを積層した積層体(特開昭60−2245
42号公報)が提案されており、更に特開平7−112
502号公報においては、塩化ビニル樹脂組成物の発泡
層をEVOH等の熱可塑性樹脂で覆った発泡内装材が記
載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、壁紙等
の内装用途においては、その意匠性を高めるために塩化
ビニル樹脂組成物層等を発泡させてその表面に凹凸模様
を施したりすることが多く、上記の実公平2−4701
5号公報や特開昭60−224542号公報に見られる
ように、ただ単に塩化ビニル樹脂組成物層に積層しただ
けで、該塩化ビニル樹脂組成物層の発泡時の考慮はなさ
れておらず、また、特開平7−112502号公報に記
載の内装材も発砲前の塩化ビニル樹脂組成物層にEVO
Hフィルムをラミネートしているものの、発泡条件に制
約を受けることが予想され、新なる改善が望まれるとこ
ろである。
の内装用途においては、その意匠性を高めるために塩化
ビニル樹脂組成物層等を発泡させてその表面に凹凸模様
を施したりすることが多く、上記の実公平2−4701
5号公報や特開昭60−224542号公報に見られる
ように、ただ単に塩化ビニル樹脂組成物層に積層しただ
けで、該塩化ビニル樹脂組成物層の発泡時の考慮はなさ
れておらず、また、特開平7−112502号公報に記
載の内装材も発砲前の塩化ビニル樹脂組成物層にEVO
Hフィルムをラミネートしているものの、発泡条件に制
約を受けることが予想され、新なる改善が望まれるとこ
ろである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者はかか
る問題を解決するため鋭意研究を重ねた結果、基材にエ
チレン含有量60モル%以下、ケン化度90モル%以上
のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物が積層されて
なり、かつ積層時の該エチレン−酢酸ビニル共重合体ケ
ン化物の含水率が10〜60重量%である壁紙用積層体
は、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物の積層が比
較的低温で行えるため、基材中に含有される発泡剤に与
える影響が少なく、その後の発泡工程での発泡性が良好
で、外観性に優れた壁紙を得ることができることを見出
し、本発明を完成するに至った。
る問題を解決するため鋭意研究を重ねた結果、基材にエ
チレン含有量60モル%以下、ケン化度90モル%以上
のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物が積層されて
なり、かつ積層時の該エチレン−酢酸ビニル共重合体ケ
ン化物の含水率が10〜60重量%である壁紙用積層体
は、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物の積層が比
較的低温で行えるため、基材中に含有される発泡剤に与
える影響が少なく、その後の発泡工程での発泡性が良好
で、外観性に優れた壁紙を得ることができることを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明について具体的に説
明する。本発明のEVOHは、エチレン含量60モル%
以下(更には20〜55モル%)で、酢酸ビニル成分の
ケン化度が90モル%以上(更には95モル%以上)の
ものが用いられ、エチレン含量が60モル%を越える
と、良好な外観が得られ難く、また、ケン化度が90モ
ル%未満でも同様に外観性に欠ける結果となって本発明
の目的を達成することはできない。
明する。本発明のEVOHは、エチレン含量60モル%
以下(更には20〜55モル%)で、酢酸ビニル成分の
ケン化度が90モル%以上(更には95モル%以上)の
ものが用いられ、エチレン含量が60モル%を越える
と、良好な外観が得られ難く、また、ケン化度が90モ
ル%未満でも同様に外観性に欠ける結果となって本発明
の目的を達成することはできない。
【0006】また、該EVOHは更に少量のプロピレ
ン、イソブテン、α−オクテン、α−ドデセン、α−オ
クタデセン等のα−オレフィン、不飽和カルボン酸又は
その塩・部分アルキルエステル・完全アルキルエステル
・ニトリル・アミド・無水物、不飽和スルホン酸又はそ
の塩等のコモノマーを含んでいても差支えない。また、
EVOHのメルトインデックス(MI)は、1〜50g
/10分(210℃、2160g荷重)が好ましく、更
には3〜35g/10分(同上)が好ましい。かかるM
Iが1g/10分(同上)未満では溶液或いは押出コー
ティングにより積層する際の加工性が不良のため外観不
良となり、逆に50g/10分(同上)を越えると積層
体を発泡後に、平滑な表面を得ることができず好ましく
ない。
ン、イソブテン、α−オクテン、α−ドデセン、α−オ
クタデセン等のα−オレフィン、不飽和カルボン酸又は
その塩・部分アルキルエステル・完全アルキルエステル
・ニトリル・アミド・無水物、不飽和スルホン酸又はそ
の塩等のコモノマーを含んでいても差支えない。また、
EVOHのメルトインデックス(MI)は、1〜50g
/10分(210℃、2160g荷重)が好ましく、更
には3〜35g/10分(同上)が好ましい。かかるM
Iが1g/10分(同上)未満では溶液或いは押出コー
ティングにより積層する際の加工性が不良のため外観不
良となり、逆に50g/10分(同上)を越えると積層
体を発泡後に、平滑な表面を得ることができず好ましく
ない。
【0007】本発明においては、上記の如きEVOHを
含水率10〜60重量%に調整した上で、160℃以下
(更には130℃以下、特に110〜70℃)で基材に
積層することを最大の特徴とするもので、かかる条件以
外では本発明の目的を達成することは困難である。即
ち、EVOHの含水率が10重量%未満では、積層時の
温度を高くする必要があり、基材に含有される発泡剤等
に悪影響を与えることになり、逆に60重量%を越える
とEVOH自身が発泡して外観不良となる。
含水率10〜60重量%に調整した上で、160℃以下
(更には130℃以下、特に110〜70℃)で基材に
積層することを最大の特徴とするもので、かかる条件以
外では本発明の目的を達成することは困難である。即
ち、EVOHの含水率が10重量%未満では、積層時の
温度を高くする必要があり、基材に含有される発泡剤等
に悪影響を与えることになり、逆に60重量%を越える
とEVOH自身が発泡して外観不良となる。
【0008】かかる含水EVOHを得る方法としては特
に限定されず、EVOHのペレットと水を混合撹拌して
該ペレットに吸水させても良いし、蒸気を吹き込む方法
も採用される。又、EVOHの製造時に若干のメタノー
ル、イソプロピルアルコール等のアルコールと共に含水
させることも可能であり、この際、少量のエチレングリ
コール、プロピレングリコール、グリセリンなどの可塑
剤を含んでいても差し支えない。
に限定されず、EVOHのペレットと水を混合撹拌して
該ペレットに吸水させても良いし、蒸気を吹き込む方法
も採用される。又、EVOHの製造時に若干のメタノー
ル、イソプロピルアルコール等のアルコールと共に含水
させることも可能であり、この際、少量のエチレングリ
コール、プロピレングリコール、グリセリンなどの可塑
剤を含んでいても差し支えない。
【0009】かくして得られた含水EVOHは、基材と
積層されて、壁紙用の積層体となるのであるが、かかる
基材としては、特に限定されず、塩化ビニル樹脂、ポリ
オレフィン系樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリウレタン樹脂等の樹脂を含有する樹脂組成物
(層)を挙げることができるが、通常は塩化ビニル樹脂
組成物(層)が用いられ、かかる基材について説明する
が、これに限定されるものではない。塩化ビニル樹脂組
成物層としては、通常の壁紙(化粧用シート等も含む)
用途に用いられる軟質塩化ビニル樹脂組成物のシートや
フィルムが用いられ、かかる塩化ビニル樹脂組成物には
通常20〜70重量%程度の可塑剤が含有されるもので
あるが、本発明においては、これらに限定されることな
く可塑剤が無添加の塩化ビニルに適用することも可能で
ある。
積層されて、壁紙用の積層体となるのであるが、かかる
基材としては、特に限定されず、塩化ビニル樹脂、ポリ
オレフィン系樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリウレタン樹脂等の樹脂を含有する樹脂組成物
(層)を挙げることができるが、通常は塩化ビニル樹脂
組成物(層)が用いられ、かかる基材について説明する
が、これに限定されるものではない。塩化ビニル樹脂組
成物層としては、通常の壁紙(化粧用シート等も含む)
用途に用いられる軟質塩化ビニル樹脂組成物のシートや
フィルムが用いられ、かかる塩化ビニル樹脂組成物には
通常20〜70重量%程度の可塑剤が含有されるもので
あるが、本発明においては、これらに限定されることな
く可塑剤が無添加の塩化ビニルに適用することも可能で
ある。
【0010】また、かかる塩化ビニル樹脂組成物層に
は、発泡剤を含有することにより、本発明の壁紙用積層
体は、後述する加熱発泡処理により意匠性に優れた壁紙
となるのである。かかる発泡剤としては、重炭酸ナトリ
ウム、炭酸アンモニウム、ソジウムボロンハイドライ
ド、シリコンオキシハイドライド等の無機発泡剤、アゾ
ジカルボンアミド、アゾビスイソブチロニトリル、ジニ
トロペンタメチレンテトラミン、パラトルエンスルホニ
ルヒドラジド、4,4’−オキシビスベンゼンスルホニ
ルヒドラジド等の有機発泡剤、或いはマイクロカプセル
系の発泡剤等を挙げることができ、これらを塩化ビニル
樹脂100重量部に対して、1〜10重量部含有させる
ことが好ましく、かかる発泡剤の含有量が1重量部未満
では発泡が不十分でクッション性や柔軟性に欠け、逆に
10重量部を越えると積層体(壁紙)の外観不良となっ
て好ましくない。
は、発泡剤を含有することにより、本発明の壁紙用積層
体は、後述する加熱発泡処理により意匠性に優れた壁紙
となるのである。かかる発泡剤としては、重炭酸ナトリ
ウム、炭酸アンモニウム、ソジウムボロンハイドライ
ド、シリコンオキシハイドライド等の無機発泡剤、アゾ
ジカルボンアミド、アゾビスイソブチロニトリル、ジニ
トロペンタメチレンテトラミン、パラトルエンスルホニ
ルヒドラジド、4,4’−オキシビスベンゼンスルホニ
ルヒドラジド等の有機発泡剤、或いはマイクロカプセル
系の発泡剤等を挙げることができ、これらを塩化ビニル
樹脂100重量部に対して、1〜10重量部含有させる
ことが好ましく、かかる発泡剤の含有量が1重量部未満
では発泡が不十分でクッション性や柔軟性に欠け、逆に
10重量部を越えると積層体(壁紙)の外観不良となっ
て好ましくない。
【0011】上記の如く、塩化ビニル樹脂組成物層は、
塩化ビニル樹脂、可塑剤及び発泡剤からなるものである
が、本発明においては、更に充填剤(炭酸カルシウム、
水酸化アルミニウム、クレー、コロイダルシリカ、酸化
チタン、雲母、石綿等を該層中に10〜120重量%含
有)、安定剤(ナトリウム、リチウム、カルシウム、マ
グネシウム、ストロンチウム、バリウム、亜鉛、カドミ
ウム、鉛等の金属或いはこれらの組み合わせからなる金
属とステアリン酸、ラウリル酸、リシノール酸、ナフテ
ン酸、Z−エチルヘキソイン酸等の脂肪酸からなる金属
石鹸等を該層中に1〜5重量%含有)、着色剤(二酸化
チタン等の顔料系着色剤、或いは染料系着色剤等を該層
中に1〜50重量%含有)、架橋性物質(エポキシ化合
物、多価金属、無機又は有機の多塩基酸又はその塩等を
該層中に0.5〜10重量%含有)、補強材(ガラス繊
維、炭素繊維等を該層中に1〜20重量%含有)、艶消
剤(タルク、シリカ系粉末、ポリエチレン、ポリウレタ
ン等の樹脂微粒子粉末などを該層中に1〜20重量%含
有)、難燃剤(リン酸エステル系難燃剤、水酸化アルミ
ニウム、三酸化アンチモン等を該層中に1〜10重量%
含有)、その他酸化防止剤や紫外線吸収剤等を含有させ
ることも可能である。
塩化ビニル樹脂、可塑剤及び発泡剤からなるものである
が、本発明においては、更に充填剤(炭酸カルシウム、
水酸化アルミニウム、クレー、コロイダルシリカ、酸化
チタン、雲母、石綿等を該層中に10〜120重量%含
有)、安定剤(ナトリウム、リチウム、カルシウム、マ
グネシウム、ストロンチウム、バリウム、亜鉛、カドミ
ウム、鉛等の金属或いはこれらの組み合わせからなる金
属とステアリン酸、ラウリル酸、リシノール酸、ナフテ
ン酸、Z−エチルヘキソイン酸等の脂肪酸からなる金属
石鹸等を該層中に1〜5重量%含有)、着色剤(二酸化
チタン等の顔料系着色剤、或いは染料系着色剤等を該層
中に1〜50重量%含有)、架橋性物質(エポキシ化合
物、多価金属、無機又は有機の多塩基酸又はその塩等を
該層中に0.5〜10重量%含有)、補強材(ガラス繊
維、炭素繊維等を該層中に1〜20重量%含有)、艶消
剤(タルク、シリカ系粉末、ポリエチレン、ポリウレタ
ン等の樹脂微粒子粉末などを該層中に1〜20重量%含
有)、難燃剤(リン酸エステル系難燃剤、水酸化アルミ
ニウム、三酸化アンチモン等を該層中に1〜10重量%
含有)、その他酸化防止剤や紫外線吸収剤等を含有させ
ることも可能である。
【0012】上記の如き塩化ビニル樹脂組成物層等の基
材に含水EVOHを積層するに当たっては、特に限定さ
れず、溶液コーティング、押出コーティング、フ
ィルムラミネート(ドライラミネート)等の積層方法を
挙げることができるが、本発明では、押出コーティン
グが好適に採用される。以下、かかる押出コーティン
グについて、詳細に説明する。押出コーティングにお
いては、塩化ビニル樹脂組成物層等の基材表面に必要に
応じてプライマー処理を施しておくことが好ましく、該
プライマー処理剤としては、有機チタン系接着剤、2液
反応型ポリウレタン系接着剤、ポリエステル/イソシア
ネート系接着剤等が挙げられ、好適には2液反応型ポリ
ウレタン系接着剤が使用され、かかるプライマー処理剤
の使用量は0.1〜10g/m2、好ましくは0.3〜
5g/m2である。
材に含水EVOHを積層するに当たっては、特に限定さ
れず、溶液コーティング、押出コーティング、フ
ィルムラミネート(ドライラミネート)等の積層方法を
挙げることができるが、本発明では、押出コーティン
グが好適に採用される。以下、かかる押出コーティン
グについて、詳細に説明する。押出コーティングにお
いては、塩化ビニル樹脂組成物層等の基材表面に必要に
応じてプライマー処理を施しておくことが好ましく、該
プライマー処理剤としては、有機チタン系接着剤、2液
反応型ポリウレタン系接着剤、ポリエステル/イソシア
ネート系接着剤等が挙げられ、好適には2液反応型ポリ
ウレタン系接着剤が使用され、かかるプライマー処理剤
の使用量は0.1〜10g/m2、好ましくは0.3〜
5g/m2である。
【0013】含水EVOHの溶融押出に際しては公知の
溶融押出機を用いることができ、(必要によりプライマ
ー処理された)塩化ビニル樹脂組成物層等の基材表面に
溶融押出コーティングすることが好ましい。この時の含
水EVOHの押出し温度は160℃以下とすることが好
ましく、更には70〜130℃で、特には80〜110
℃が好ましく、かかる温度が160℃を越えると、基材
に含有される発泡剤等に悪影響を与えることになり外観
不良を起こす恐れがあり好ましくない。このとき、積層
直後のEVOH層を160℃以下の温度で加熱乾燥さ
せ、含水率5重量%以下(更には0.5〜4重量%)に
なるように調整することも重要で、かかる含水率が5重
量%を越えると、後述する加熱発泡処理工程においてE
VOH自身が発泡してしまい良好な外観を有する壁紙が
得られ難く好ましくない。
溶融押出機を用いることができ、(必要によりプライマ
ー処理された)塩化ビニル樹脂組成物層等の基材表面に
溶融押出コーティングすることが好ましい。この時の含
水EVOHの押出し温度は160℃以下とすることが好
ましく、更には70〜130℃で、特には80〜110
℃が好ましく、かかる温度が160℃を越えると、基材
に含有される発泡剤等に悪影響を与えることになり外観
不良を起こす恐れがあり好ましくない。このとき、積層
直後のEVOH層を160℃以下の温度で加熱乾燥さ
せ、含水率5重量%以下(更には0.5〜4重量%)に
なるように調整することも重要で、かかる含水率が5重
量%を越えると、後述する加熱発泡処理工程においてE
VOH自身が発泡してしまい良好な外観を有する壁紙が
得られ難く好ましくない。
【0014】また、溶融押出コーティングの際には、含
水EVOHの安定したコーティングを行うために必要に
応じてポリオレフィン系樹脂等のサポート層を入れて、
2種2層以上の溶融押出コーティングを行ってもよい。
また、含水率5重量%以下に調整されたEVOH層の厚
みは特に限定されないが、1〜50μmが好ましく、特
に2〜10μmとすることが好ましい。
水EVOHの安定したコーティングを行うために必要に
応じてポリオレフィン系樹脂等のサポート層を入れて、
2種2層以上の溶融押出コーティングを行ってもよい。
また、含水率5重量%以下に調整されたEVOH層の厚
みは特に限定されないが、1〜50μmが好ましく、特
に2〜10μmとすることが好ましい。
【0015】かくして含水EVOHが塩化ビニル樹脂組
成物層等の基材に積層された壁紙用積層体が得られるわ
けであるが、本発明では次いで、加熱処理により基材
(層)が発泡されて意匠性に優れた壁紙が得られるので
ある。かかる加熱発泡処理は、170〜260℃(更に
は200〜240℃)で行うことが好ましく、かかる温
度が170℃未満では発泡が不十分でクッション性や柔
軟性に欠け、逆に260℃を越えると壁紙の外観不良と
なって好ましくない。かくして本発明の壁紙が得られる
わけであるが、かかる壁紙は建築用内装材用途に有用
で、かかる壁紙の塩化ビニル樹脂組成物層等の基材の裏
面には洋紙、和紙、不織布、アスベスト、紙、ガラス、
繊維、布等の壁紙用の基材を粘(接)着剤を塗布し、カ
レンダー法、ラミネート法等の方法で張り合わせること
も可能である。
成物層等の基材に積層された壁紙用積層体が得られるわ
けであるが、本発明では次いで、加熱処理により基材
(層)が発泡されて意匠性に優れた壁紙が得られるので
ある。かかる加熱発泡処理は、170〜260℃(更に
は200〜240℃)で行うことが好ましく、かかる温
度が170℃未満では発泡が不十分でクッション性や柔
軟性に欠け、逆に260℃を越えると壁紙の外観不良と
なって好ましくない。かくして本発明の壁紙が得られる
わけであるが、かかる壁紙は建築用内装材用途に有用
で、かかる壁紙の塩化ビニル樹脂組成物層等の基材の裏
面には洋紙、和紙、不織布、アスベスト、紙、ガラス、
繊維、布等の壁紙用の基材を粘(接)着剤を塗布し、カ
レンダー法、ラミネート法等の方法で張り合わせること
も可能である。
【0016】また、該壁紙の意匠性等の付加価値を更に
高めるために該壁紙の少なくとも一方の表面にエンボス
加工を施して凹凸模様を形成することも有用であり、凹
凸模様としては木目導管模様、塗装板の表面を模したも
の、抽象模様、石目模様、布目模様、万線模様、木肌模
様及びそれらを組み合わせたもの等を用いることがで
き、かかるエンボス加工により形成される凹凸模様の深
さは模様により異なるが、壁紙用途の場合、通常1〜2
00μm程度に形成するのが、良好な立体感を付与する
こととなり好ましい。
高めるために該壁紙の少なくとも一方の表面にエンボス
加工を施して凹凸模様を形成することも有用であり、凹
凸模様としては木目導管模様、塗装板の表面を模したも
の、抽象模様、石目模様、布目模様、万線模様、木肌模
様及びそれらを組み合わせたもの等を用いることがで
き、かかるエンボス加工により形成される凹凸模様の深
さは模様により異なるが、壁紙用途の場合、通常1〜2
00μm程度に形成するのが、良好な立体感を付与する
こととなり好ましい。
【0017】エンボス加工により凹凸模様を形成する方
法としては、所望の凹凸模様を形成した通常の熱エンボ
ス機を用いてエンボス加工を施す方法やエクストルージ
ョンコート装置の冷却ロール等に所望の凹凸模様を付与
したエンボスロールを用い、樹脂組成物層を形成するの
と同時にエンボス加工を行う所謂ダブリングエンボス法
等いわゆるメカニカルエンボス法あるいは発泡抑制剤や
発泡促進剤を含むインクを印刷し、加熱発泡処理工程で
凹凸模様をつけるケミカルエンボス法等が用いられる。
法としては、所望の凹凸模様を形成した通常の熱エンボ
ス機を用いてエンボス加工を施す方法やエクストルージ
ョンコート装置の冷却ロール等に所望の凹凸模様を付与
したエンボスロールを用い、樹脂組成物層を形成するの
と同時にエンボス加工を行う所謂ダブリングエンボス法
等いわゆるメカニカルエンボス法あるいは発泡抑制剤や
発泡促進剤を含むインクを印刷し、加熱発泡処理工程で
凹凸模様をつけるケミカルエンボス法等が用いられる。
【0018】尚、上記の如き壁紙におけるEVOHおよ
び塩化ビニル樹脂組成物層等の基材の厚みは、一概に規
定できないが、通常は前者が1〜50μm、後者が50
〜10000μm程度の範囲から任意に選択され、層間
に接着剤を用いる場合の該接着剤層の厚みは0.1〜1
0μm程度である。
び塩化ビニル樹脂組成物層等の基材の厚みは、一概に規
定できないが、通常は前者が1〜50μm、後者が50
〜10000μm程度の範囲から任意に選択され、層間
に接着剤を用いる場合の該接着剤層の厚みは0.1〜1
0μm程度である。
【0019】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明の方法を具体
的に説明する。尚、「%」、「部」とあるのは特にこと
わりのない限り、いずれも重量基準を意味する。
的に説明する。尚、「%」、「部」とあるのは特にこと
わりのない限り、いずれも重量基準を意味する。
【0020】実施例1 EVOH[エチレン含有量38モル%、ケン化度99.
7モル%]100部を温水に投入して、水50部を含有
せしめて、含水EVOHを得た。(含水率33%) 一方、塩化ビニル樹脂(三菱化学社製、『P452』)
/可塑剤(DOP)/発泡剤(アゾジカルボンアミド
系)/充填剤(炭酸カルシウム)/安定剤(Zn−Ba
系)/顔料(二酸化チタン)=100/45/5/95
/3/20重量部からなる配合混合物をロータリースク
リーンにて、原紙(坪量75g/m2)に塗布し、14
0℃で乾燥して塩化ビニル樹脂組成物の積層体(130
μm厚みの塩化ビニル樹脂組成物層の片面に紙が積層)
を得た。
7モル%]100部を温水に投入して、水50部を含有
せしめて、含水EVOHを得た。(含水率33%) 一方、塩化ビニル樹脂(三菱化学社製、『P452』)
/可塑剤(DOP)/発泡剤(アゾジカルボンアミド
系)/充填剤(炭酸カルシウム)/安定剤(Zn−Ba
系)/顔料(二酸化チタン)=100/45/5/95
/3/20重量部からなる配合混合物をロータリースク
リーンにて、原紙(坪量75g/m2)に塗布し、14
0℃で乾燥して塩化ビニル樹脂組成物の積層体(130
μm厚みの塩化ビニル樹脂組成物層の片面に紙が積層)
を得た。
【0021】かかる積層体の塩化ビニル樹脂組成物層の
表面に、イソシアネート反応型ポリウレタン系接着剤
(東洋モートン社製、AD−335A/cat−10)
を1.5g/m2塗工して乾燥後、単軸押出機で溶融し
た上記の含水EVOHを95℃で、押出コート後、15
0℃の温度で加熱乾燥し、含水率を3重量%(EVOH
層の厚み10μm)に調整して、本発明の壁紙用積層体
を得た。得られた壁紙用積層体を230℃のギャーオー
ブン中で30秒間加熱処理を行って、塩化ビニル樹脂組
成物層を発泡させて壁紙を得て、以下の評価を行った。
表面に、イソシアネート反応型ポリウレタン系接着剤
(東洋モートン社製、AD−335A/cat−10)
を1.5g/m2塗工して乾燥後、単軸押出機で溶融し
た上記の含水EVOHを95℃で、押出コート後、15
0℃の温度で加熱乾燥し、含水率を3重量%(EVOH
層の厚み10μm)に調整して、本発明の壁紙用積層体
を得た。得られた壁紙用積層体を230℃のギャーオー
ブン中で30秒間加熱処理を行って、塩化ビニル樹脂組
成物層を発泡させて壁紙を得て、以下の評価を行った。
【0022】(外観)得られた壁紙のEVOH表面を、
目視により観察して、以下のとおり評価した。 ○ −−− 平滑で均一な表面状態であった。 × −−− 発泡等が見られ、不均一な表面状態であった。 (発泡追従性)得られた壁紙の該EVOH表面にヨウ素
を塗布してEVOHを呈色させて、EVOH層の連続性
を目視観察して、以下のとおり評価した。 ○ −−− 完全にEVOH層の連続性が確認された。 △ −−− 単位面積当たり90%以上の連続性が確認された。 × −−− 単位面積当たりの連続性が90%未満であった。
目視により観察して、以下のとおり評価した。 ○ −−− 平滑で均一な表面状態であった。 × −−− 発泡等が見られ、不均一な表面状態であった。 (発泡追従性)得られた壁紙の該EVOH表面にヨウ素
を塗布してEVOHを呈色させて、EVOH層の連続性
を目視観察して、以下のとおり評価した。 ○ −−− 完全にEVOH層の連続性が確認された。 △ −−− 単位面積当たり90%以上の連続性が確認された。 × −−− 単位面積当たりの連続性が90%未満であった。
【0023】(発泡性)得られた壁紙の断面を光学顕微
鏡にて、発泡状態を目視観察すると同時に表面状態も目
視観察して、以下のとおり評価した。 ○ −−− 発泡セルは均一に分布し、発泡セルの大きさも均一で、かつ表 面にも均一な発泡状態が認められた。 △ −−− 発泡セルの大きさには多少ばらつきは認められるものの、表面 には均一な発泡状態が認められた。 × −−− 発泡セルに大きなばらつきが認められ、かつ表面には水泡状の 不均一な発泡状態が認められた。
鏡にて、発泡状態を目視観察すると同時に表面状態も目
視観察して、以下のとおり評価した。 ○ −−− 発泡セルは均一に分布し、発泡セルの大きさも均一で、かつ表 面にも均一な発泡状態が認められた。 △ −−− 発泡セルの大きさには多少ばらつきは認められるものの、表面 には均一な発泡状態が認められた。 × −−− 発泡セルに大きなばらつきが認められ、かつ表面には水泡状の 不均一な発泡状態が認められた。
【0024】(汚染除去性)得られた壁紙の該EVOH
層表面に約70℃のホットコーヒーを直径2cm程度の
大きさに塗布あるいは滴下し、40℃で24時間放置後
に水を含ませたさらし木綿で拭き取った後の積層体の表
面状態を目視により以下の通り評価した。なお、塩化ビ
ニル樹脂組成物層単独についても同様に行った。尚、靴
墨(中性洗剤で拭き取った)、和がらし、水性マジック
(市販の洗剤(マジックリン)で拭き取った)について
も同様に評価した。 ○ −−− 完全に拭き取れて汚染の痕跡が認められない。 △ −−− 汚染の痕跡は認められるものの、塩化ビニル樹脂組成物層単独 の場合よりも痕跡は少ない。 × −−− 塩化ビニル樹脂組成物層単独の場合と同等の痕跡が認められる 。
層表面に約70℃のホットコーヒーを直径2cm程度の
大きさに塗布あるいは滴下し、40℃で24時間放置後
に水を含ませたさらし木綿で拭き取った後の積層体の表
面状態を目視により以下の通り評価した。なお、塩化ビ
ニル樹脂組成物層単独についても同様に行った。尚、靴
墨(中性洗剤で拭き取った)、和がらし、水性マジック
(市販の洗剤(マジックリン)で拭き取った)について
も同様に評価した。 ○ −−− 完全に拭き取れて汚染の痕跡が認められない。 △ −−− 汚染の痕跡は認められるものの、塩化ビニル樹脂組成物層単独 の場合よりも痕跡は少ない。 × −−− 塩化ビニル樹脂組成物層単独の場合と同等の痕跡が認められる 。
【0025】(可塑剤移行性)得られた壁紙(10cm
×10cm)を該EVOH層が上になるように平坦な場
所に置き、該EVOH層表面と接するように厚さ3m
m,直径5cmの可塑剤無添加の塩化ビニル樹脂板を置
いた後、均一に50g/cm2の荷重をかけて、70
℃、90%RHで10日放置後の該塩化ビニル樹脂板の
重量変化(可塑剤移行量)(g/m2)を測定して、以
下の通り評価した。 ○ −−− 重量変化が2g/m2未満 × −−− 重量変化が2g/m2以上
×10cm)を該EVOH層が上になるように平坦な場
所に置き、該EVOH層表面と接するように厚さ3m
m,直径5cmの可塑剤無添加の塩化ビニル樹脂板を置
いた後、均一に50g/cm2の荷重をかけて、70
℃、90%RHで10日放置後の該塩化ビニル樹脂板の
重量変化(可塑剤移行量)(g/m2)を測定して、以
下の通り評価した。 ○ −−− 重量変化が2g/m2未満 × −−− 重量変化が2g/m2以上
【0026】実施例2 実施例1において、含水EVOHの含水率を45%とし
た以外は同様に壁紙用積層体を得て、同様に評価を行っ
た。
た以外は同様に壁紙用積層体を得て、同様に評価を行っ
た。
【0027】実施例3 実施例1において、含水EVOHの押出し温度を105
℃とした以外は同様に壁紙用積層体を得て、同様に評価
を行った。
℃とした以外は同様に壁紙用積層体を得て、同様に評価
を行った。
【0028】実施例4 実施例1において、EVOHのエチレン含有量を29モ
ル%とした以外は同様に壁紙用積層体を得て、同様に評
価を行った。
ル%とした以外は同様に壁紙用積層体を得て、同様に評
価を行った。
【0029】実施例5 実施例1において、加熱発泡処理条件を200℃で60
秒とした以外は同様に壁紙用積層体を得て、同様に評価
を行った。
秒とした以外は同様に壁紙用積層体を得て、同様に評価
を行った。
【0030】実施例6 実施例1において、該EVOH層の厚さを3μmとした
以外は同様に壁紙用積層体を得て、同様に評価を行っ
た。
以外は同様に壁紙用積層体を得て、同様に評価を行っ
た。
【0031】実施例7 実施例1において、充填剤(炭酸カルシウム)に配合量
を70部とした以外は同様に壁紙用積層体を得て、同様
に評価を行った。
を70部とした以外は同様に壁紙用積層体を得て、同様
に評価を行った。
【0032】比較例1 実施例1において、含水EVOHの含水率を3%とした
以外は同様に壁紙用積層体を得て、同様に評価を行っ
た。
以外は同様に壁紙用積層体を得て、同様に評価を行っ
た。
【0033】比較例2 実施例1において、含水EVOHの含水率を70%とし
た以外は同様に壁紙用積層体を得て、同様に評価を行っ
た。
た以外は同様に壁紙用積層体を得て、同様に評価を行っ
た。
【0034】実施例及び比較例の評価結果を表1に示
す。
す。
【表1】 外観 発泡追従性 発泡性 汚染除去性 可塑剤移行性 実施例1 ○ ○ ○ ○ ○ 〃 2 ○ ○ ○ ○ ○ 〃 3 ○ ○ ○ ○ ○ 〃 4 ○ ○ ○ ○ ○ 〃 5 ○ ○ ○ ○ ○ 〃 6 ○ ○ ○ ○ ○ 〃 7 ○ ○ ○ ○ ○ 比較例1 × ○ × ○ ○ 〃 2 × × × × ×
【0035】
【発明の効果】本発明の壁紙用積層体は、特定の含水率
を有するEVOHを基材に積層しているため、成形性に
優れ、該基材を発泡させて意匠性を高める場合にも外観
性に優れた壁紙を得ることができ、更には耐汚染性や可
塑剤の移行防止性等にも優れた壁紙を得ることもできる
ものである。
を有するEVOHを基材に積層しているため、成形性に
優れ、該基材を発泡させて意匠性を高める場合にも外観
性に優れた壁紙を得ることができ、更には耐汚染性や可
塑剤の移行防止性等にも優れた壁紙を得ることもできる
ものである。
フロントページの続き (72)発明者 長谷川 雅士 茨城県牛久市東猯穴町1000番地 三菱化学 株式会社筑波事業所内
Claims (7)
- 【請求項1】 基材にエチレン含有量60モル%以下、
ケン化度90モル%以上のエチレン−酢酸ビニル共重合
体ケン化物が積層されてなり、かつ積層時の該エチレン
−酢酸ビニル共重合体ケン化物の含水率が10〜60重
量%であることを特徴とする壁紙用積層体。 - 【請求項2】 エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
が押出コーティング法により基材に積層されてなること
を特徴とする請求項1記載の壁紙用積層体。 - 【請求項3】 積層時のエチレン−酢酸ビニル共重合体
ケン化物の温度が160℃以下であることを特徴とする
請求項1または2記載の壁紙用積層体。 - 【請求項4】 積層時のエチレン−酢酸ビニル共重合体
ケン化物の温度が70〜130℃以下であることを特徴
とする請求項1または2記載の壁紙用積層体。 - 【請求項5】 基材にエチレン−酢酸ビニル共重合体ケ
ン化物を積層後、170〜260℃で加熱発泡させてな
ることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の壁紙用
積層体。 - 【請求項6】 加熱発泡に供されるエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体ケン化物の含水率が5重量%以下であること
を特徴とする請求項5記載の壁紙用積層体。 - 【請求項7】 基材が塩化ビニル樹脂組成物からなり、
かつ塩化ビニル樹脂100重量部に対して、30〜15
0重量部の充填剤を含有してなることを特徴とする請求
項1〜6いずれか記載の壁紙用積層体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20848897A JPH1134244A (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 壁紙用積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20848897A JPH1134244A (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 壁紙用積層体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1134244A true JPH1134244A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16557001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20848897A Pending JPH1134244A (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 壁紙用積層体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1134244A (ja) |
-
1997
- 1997-07-16 JP JP20848897A patent/JPH1134244A/ja active Pending
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