JPH1134234A - 化粧板 - Google Patents

化粧板

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Publication number
JPH1134234A
JPH1134234A JP20713097A JP20713097A JPH1134234A JP H1134234 A JPH1134234 A JP H1134234A JP 20713097 A JP20713097 A JP 20713097A JP 20713097 A JP20713097 A JP 20713097A JP H1134234 A JPH1134234 A JP H1134234A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
veneer
decorative
plywood
adhesive
decorative board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20713097A
Other languages
English (en)
Inventor
Naotoshi Kira
直敏 吉良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dantani Plywood Co Ltd
Original Assignee
Dantani Plywood Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dantani Plywood Co Ltd filed Critical Dantani Plywood Co Ltd
Priority to JP20713097A priority Critical patent/JPH1134234A/ja
Publication of JPH1134234A publication Critical patent/JPH1134234A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的安価に製造が可能でしかも合板の表単
板の模様が浮き出て美観を損ねたりあるいは化粧単板に
ひび割れ等が入り難い化粧板を提供する。 【解決手段】 合板11の表面に接着剤を介して緩衝紙
12が接着され、緩衝紙12の表面に接着剤を介して化
粧単板13が接着された化粧板10において、合板11
の表単板14の繊維方向と化粧単板13の繊維方向を直
交させると共に、緩衝紙12に合板11の表単板14の
繊維方向と直交する方向にシワ15が形成されたものを
用いた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面に化粧単板が
積層された床材や壁材として用いることが可能な化粧板
に関する。
【0002】
【従来の技術】合板の表面に接着剤を介して化粧単板
(突板)を接着し、表面を必要に応じて塗装仕上げした
化粧板があり、床材や壁材に広く使用されている。とこ
ろで、この化粧板は周囲の湿気の変化により合板の表単
板が動き、これが表面の化粧単板に伝播して化粧単板に
ひび割れが生じることがあった。そこで、化粧単板の細
胞組織内に合板樹脂を注入し、含浸処理(WPC処理)
して化粧単板の硬度を向上させ、ひび割れを低減させる
化粧板が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記化
粧板はその製造工程が非常に繁雑で高価格になるという
問題がある。また、化粧単板の厚さもコストダウンのた
め極力薄く形成させるが、化粧単板の厚みが0.3mm
以下になると、特に合板の表単板の繊維方向と化粧単板
の繊維方向とを直交させて接着した場合、合板の表単板
の繊維目が化粧単板の表面に浮き出て美観を損ね、しか
もひび割れが生じやすくなるという問題があった。本発
明はかかる事情に鑑みてなされたもので、比較的安価に
製造が可能でしかも合板の表単板の模様が浮き出て美観
を損ねたりあるいは化粧単板にひび割れ等が入り難い化
粧板を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的に沿う請求
項1記載の化粧板は、合板の表面に接着剤を介して緩衝
紙が接着され、該緩衝紙の表面に接着剤を介して化粧単
板が接着された化粧板において、前記合板の表単板の繊
維方向と前記化粧単板の繊維方向を直交させると共に、
前記緩衝紙に前記合板の表単板の繊維方向と直交する方
向にシワが形成されたものを用いている。また、請求項
2記載の化粧板は、請求項1記載の化粧板において、前
記合板の表面に貼着する緩衝紙を接合する接着剤には、
粉状の無機質系充填剤が混入されている。
【0005】請求項1、2記載の化粧板は、合板の表面
に合板の表単板の繊維方向と直交する方向にシワが形成
された緩衝紙が配置され、その上に薄い化粧単板が積層
されているので、化粧単板の下方の合板の表単板が見え
難くなる。ここで、緩衝紙にシワのないものを使用した
場合には、緩衝紙が均一に透き通っているので、更に下
層の合板の表単板が見えるが、緩衝紙に化粧単板の模様
(即ち、突板の木目模様)と同一方向のシワがあると、
そのシワが見えることになるが、化粧単板の模様と同一
方向であるので、見かけ上不自然さを感じさせない。
【0006】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明
の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の形態
に係る化粧板の説明図、図2は同化粧板の断面図であ
る。
【0007】図1、図2に示すように、本発明の一実施
の形態に係る化粧板10は、下部の合板11と、合板1
1の上に積層された緩衝紙12と、緩衝紙12の上に積
層された化粧単板(突板)13とを有している。以下、
これらについて詳しく説明する。
【0008】基材となる前記合板11は厚さ3〜15m
m程度のもので、表単板14の繊維方向を最上部に載せ
る化粧単板13の化粧単板の繊維方向と直交させるた
め、一般に矩形状の化粧板を得る場合は長手方向と直交
させている。化粧単板13は厚さ0.3mm前後の薄い
ものが用いられ、合板11の長手方向と化粧単板13の
繊維方向とを同一方向にして接着される。合板11と化
粧単板13との中間に配置される緩衝紙12は和紙やク
ラフト紙などが用いられる。
【0009】前記緩衝紙12に合板11の表単板14の
繊維方向と直交する方向にシワ15を予め形成してお
く。このシワ15は長さが10〜50mm、幅が1mm
程度であって、微細な凹凸を有するロール等で押圧して
一定方向に形成するとよい。なお、隣り合うシワ15の
距離は2mm以内とする。
【0010】前記緩衝紙12及び化粧単板13を接合す
る接着剤は、尿素樹脂やメラミン樹脂、ラテックス系、
酢酸ビニル樹脂系など常用のものが用いられる。化粧単
板13の表面は必要に応じて着色ワイピング処理した
後、ウレタン塗料等で塗装仕上げする。
【0011】なお、合板11に緩衝紙12を接着する際
に使用する接着剤及び/又は緩衝紙12に化粧単板13
を接合する接着剤に炭酸カルシウムなどの粉状の無機質
系充填剤を混入すると、繊維間に充填剤が埋まってより
繊維目の現出を抑制することができる。混入量は接着剤
に対して5〜15重量部程度とし、あまり多く入れると
接着力が低下して剥離してしまう。
【0012】
【発明の効果】請求項1、2記載の化粧板は以上の説明
からも明らかなように、化粧単板の下層に配置されてい
る緩衝紙に、化粧単板の繊維方向と同一方向のシワが設
けられているので、下層の合板の表単板の模様が浮き出
て美観を損ねるという弊害が解消される。更には、化粧
単板にひび割れが生じにくいという利点がある。更に
は、化粧単板の細胞内に合成樹脂を含浸させる方法に比
較して安価に化粧板を製造できる。特に、請求項2記載
の化粧板においては、下部の合板の表単板の繊維模様の
現出を更に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る化粧板の説明図で
ある。
【図2】同化粧板の断面図である。
【符号の説明】
10 化粧板 11 合板 12 緩衝紙 13 化粧単板 14 表単板 15 シワ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合板の表面に接着剤を介して緩衝紙が接
    着され、該緩衝紙の表面に接着剤を介して化粧単板が接
    着された化粧板において、 前記合板の表単板の繊維方向と前記化粧単板の繊維方向
    を直交させると共に、前記緩衝紙に前記合板の表単板の
    繊維方向と直交する方向にシワが形成されたものを用い
    たことを特徴とする化粧板。
  2. 【請求項2】 前記合板の表面に貼着する緩衝紙を接合
    する接着剤には、粉状の無機質系充填剤が混入されてい
    る請求項1記載の化粧板。
JP20713097A 1997-07-15 1997-07-15 化粧板 Pending JPH1134234A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20713097A JPH1134234A (ja) 1997-07-15 1997-07-15 化粧板

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20713097A JPH1134234A (ja) 1997-07-15 1997-07-15 化粧板

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Publication Number Publication Date
JPH1134234A true JPH1134234A (ja) 1999-02-09

Family

ID=16534698

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JP20713097A Pending JPH1134234A (ja) 1997-07-15 1997-07-15 化粧板

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JP (1) JPH1134234A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7562594B2 (en) 2004-08-30 2009-07-21 Smc Corporation Electric actuator capable of converting rotational motion to a linear motion

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