JPH11341668A - Cvケーブル接続方法及びプレハブ式接続部の構造 - Google Patents

Cvケーブル接続方法及びプレハブ式接続部の構造

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JPH11341668A
JPH11341668A JP10155310A JP15531098A JPH11341668A JP H11341668 A JPH11341668 A JP H11341668A JP 10155310 A JP10155310 A JP 10155310A JP 15531098 A JP15531098 A JP 15531098A JP H11341668 A JPH11341668 A JP H11341668A
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conductor
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克利 岡地
Hiromasa Sato
浩正 佐藤
Atsuhiro Arai
敦宏 新井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業効率を著しく向上させることのできるC
Vケーブル接続方法及びそのためのプレハブ式接続部の
構造を提供する。 【解決手段】 導体接続管6は、第1及び第2スリーブ
7、8と、第1及び第2スリーブ7、8に対して着脱自
在に取り付けられた接触金具61と、接触金具61に着
脱自在に取り付けられた固定ピン64とを有する。第1
CVケーブルの先端導体4を導体接続管6の第1スリー
ブ7に固着した後にエポキシユニット10、ストレスコ
ーン18、ストレスコーン圧縮装置27などを第1CV
ケーブル2の端末処理されたケーブル端末部2Aへと挿
入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば154kV
といった超高圧用のCVケーブルを接続する時に使用さ
れるCVケーブル接続方法及びそのためのプレハブ式接
続部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば154kVといった超高圧
用のCVケーブルを中間接続する場合には、プレハブ式
接続箱が使用される。図5にプレハブ式接続箱1Aを使
用したプレハブ型中間接続部の構造の一例を示す。
【0003】本例にて、接続されるべき第1CVケーブ
ル2と第2CVケーブル3とのケーブル導体先端部4、
5は対向配置され、導体接続管6の両スリーブ7、8に
嵌入後、両スリーブ7、8を圧縮することにより接続さ
れる。導体接続管6の中央部には、両スリーブ7、8よ
り半径方向へと突出して一体的に接触リング9が形成さ
れている。
【0004】一方、プレハブ式接続箱1Aの円筒状エポ
キシユニット10の内周部には一体に埋設電極11が設
けられており、前記導体接続管6の接触リング9の外周
面が埋設電極11の内周面12に接触している。埋設電
極11の内周面12には、図6をも参照すると理解され
るように、直径方向に対向した位置に直線状の案内溝1
3が形成され、埋設電極11の内周面に形成した円周方
向溝14に連通している。
【0005】前記接触リング9の外周面には、直径方向
に対向して固定ピン15が形成されている。このピン1
5は、エポキシユニット10を軸線方向に移動すること
によって、埋設電極11の前記直線状案内溝13に沿っ
て案内され、更に、エポキシユニットを軸線の回りに回
転することによって、円周方向に形成された円周方向溝
14内に嵌合され、それによって、導体接続管6とエポ
キシユニット10との軸線方向の相対的移動を規制する
作用をなす。
【0006】埋設電極11の両側には例えばFRP製の
ストッパリング16、17が配置されており、図5にて
右側のストッパリング16は、第1CVケーブル2のE
Pゴムストレスコーン18と当接し、左側のストッパリ
ング17は、第2CVケーブル3のEPゴムストレスコ
ーン19と当接している。
【0007】エポキシユニット10の両端部には、フラ
ンジ金具21、22が取り付けられ、その外周にはユニ
ット保護管23が配置されている。図5にて、右側のフ
ランジ金具21には、絶縁筒24がボルト25にて固着
されている。絶縁筒24の他端には、絶縁筒フランジ2
6を介してストレスコーン圧縮装置27が取り付けられ
ており、ストレスコーン18をエポキシユニット10へ
と押圧している。
【0008】フランジ金具22には、絶縁筒フランジ2
8を介してストレスコーン圧縮装置29が取り付けられ
ており、ストレスコーン19をエポキシユニット10へ
と押圧している。上記各ストレスコーン圧縮装置27、
29はそれぞれ円筒状のケーブル保護ユニット30、3
1にて包囲されている。
【0009】次に、斯かる中間接続部の施工手順につい
て、図7を参照して説明する。
【0010】本実施例では、図7にて右側に位置した第
1CVケーブル2の接続のために端末処理されたケーブ
ル端末部2Aに、ストレスコーン圧縮装置27、ストレ
スコーン18及びエポキシユニット10などを挿入す
る。次いで、先端導体4に導体接続管6の一方側のスリ
ーブ7を嵌入し、圧縮して、先端導体4と導体接続管6
とを一体に接続する。
【0011】引き続いて、図7にて左側に位置した第2
CVケーブル3の接続のために端末処理されたケーブル
端末部3Aに、ストレスコーン圧縮装置29、ストレス
コーン19、ストップリング17などを挿入した後、先
端導体5を導体接続管6の他方のスリーブ8に嵌入し、
圧縮する。これにより、先端導体5と導体接続管6とが
一体に接続され、第2CVケーブル3の先端導体5は、
導体接続管6を介して第1CVケーブル2と電気的に接
続される。
【0012】次いで、第1CVケーブル2のケーブル端
末部2Aに挿入されていたエポキシユニット10、スト
レスコーン18、ストレスコーン圧縮装置27などを、
図7にて左側へと移動し、図5に示すような所定位置に
設置する。このとき、導体接続管6のリング9に形成し
たピン15が、エポキシユニット10の埋設電極11に
形成した直線状案内溝13に適合するようにエポキシユ
ニット10を軸線方向に移動し、その後エポキシユニッ
ト10を円周方向へと所定角度回転することにより、ピ
ン15が埋設電極11に形成した円周方向溝14内に嵌
合される。その後、ストレスコーン圧縮装置27を、エ
ポキシユニット10に固着された絶縁筒24にボルト止
めし、ストレスコーン圧縮装置27を調整することによ
りストレスコーン18をエポキシユニット10に押圧す
る。
【0013】次に、第2CVケーブル3のケーブル端末
部3Aに挿入されていたストップリング17、ストレス
コーン19及びストレスコーン圧縮装置29などを、図
7にて右側へと移動し、図5に示すような所定位置に設
置し、ストレスコーン圧縮装置29をエポキシユニット
10にボルト止めする。更に、ストレスコーン圧縮装置
29を調整することによりストレスコーン19をエポキ
シユニット10に押圧する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記説明にて理解され
るように、従来のプレハブ型中間接続部の構造によれ
ば、即ち、従来のプレハブ型中間接続箱1Aを使用して
CVケーブルを接続する場合には、エポキシユニット1
0に形成した埋設電極11の内周面の径と、導体接続管
6の固定ピン15の外径との間の径差は少なく、例えば
1mmもないために、図7に示すように、エポキシユニ
ット10及びストレスコーン18などを予め端末処理し
たケーブル端末部2Aへと挿入しておくことが必要であ
る。更に、エポキシユニット10の左側端部は導体接続
管6のスリーブ7より右側に位置させ、第1CVケーブ
ル2の先端導体4と導体接続管6との圧縮接続作業に必
要な空間を提供することが必須である。
【0015】従って、従来においては、第1CVケーブ
ル2の端末処理されたケーブル端末部2Aの長さ(L)
を大きく取る必要があり、そのために、第1CVケーブ
ル2側の接続箱部分の長さが長くなり、その結果、接続
箱1の全体寸法が大となるといった問題があった。
【0016】更に、第1CVケーブル2の先端導体4を
導体接続管6と一体に接続した後、第1CVケーブル2
の端末処理されたケーブル端末部2Aへと移動していた
エポキシユニット10を、図7にて左側へと戻して、図
5に示すような所定位置に設置することが必要である
が、この作業自体、煩雑であり、作業効率の点で問題が
ある。加うるに、更に、エポキシユニット10を所定位
置へと移動するときに、実際の作業では、エポキシユニ
ット10に形成した埋設電極11の内周面と、導体接続
管のスリーブ7、リング9或いはピン15の外径部分と
が引っ掛かり、エポキシユニット10を所定位置に設置
するのが極めて困難であるといった問題を有しており、
この点でも更なる改善が望まれている。
【0017】従って、本発明の目的は、第1CVケーブ
ルの先端導体を導体接続管と一体に接続した後にエポキ
シユニット、ストレスコーン、ストレスコーン圧縮装置
などを第1CVケーブルの端末処理されたケーブル端末
部へと挿入することができ、更には、エポキシユニット
の所定位置への設定を容易に行うことができ、作業効率
を著しく向上させることのできるCVケーブル接続方法
及びそのためのプレハブ式接続部の構造を提供すること
である。
【0018】本発明の他の目的は、作業性に優れ、全体
構造をより小型とし得るCVケーブルを接続するための
プレハブ式接続部の構造を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
CVケーブル接続方法及びプレハブ式接続部の構造にて
達成される。要約すれば、本発明は、エポキシユニッ
ト、エポキシユニットの両側に各々少なくともストレス
コーン及びストレスコーン圧縮装置を備えたプレハブ式
接続部を使用して、第1及び第2スリーブと、前記第1
及び第2スリーブに対して着脱自在に取り付けられた接
触金具と、前記接触金具に着脱自在に取り付けられた固
定ピンとを備えた導体接続管にて第1CVケーブルと第
2CVケーブルとを接続する方法において、(a)前記
第1CVケーブルの先端導体に前記導体接続管の前記第
1スリーブを嵌入し、圧縮して、前記第1CVケーブル
の前記先端導体と前記導体接続管とを一体に接続する工
程、(b)前記導体接続管から前記接触金具及び前記固
定ピンを外した状態で、前記第1CVケーブル側の少な
くともストレスコーン圧縮装置、ストレスコーン及びエ
ポキシユニットを前記第1CVケーブル2の端末処理さ
れたケーブル端末部に挿入する工程、(c)前記第2C
Vケーブルの端末処理されたケーブル端末部に、前記第
2CVケーブル側の少なくともストレスコーン圧縮装置
及びストレスコーンを挿入した後、前記第2CVケーブ
ルの先端導体を前記導体接続管の前記第2スリーブに嵌
入し、圧縮して、前記第2ケーブルの前記先端導体と前
記導体接続管とを一体に接続する工程、(d)前記導体
接続管に前記接触金具及び前記固定ピンを取り付け、そ
の後、前記第1CVケーブルの前記ケーブル端末部に挿
入されていた前記エポキシユニットを前記接触金具の方
に移動し、前記接触金具に形成した前記固定ピンを前記
エポキシユニットの内周部に設けられた埋設電極の円周
方向溝内に係合させる工程、(e)前記第1CVケーブ
ルの前記ケーブル端末部に挿入されていた前記ストレス
コーン圧縮装置を前記エポキシユニットに固着し、前記
ストレスコーンを前記エポキシユニットに押圧する工
程、及び(f)前記第2CVケーブルのケーブル端末部
に挿入されていた前記ストレスコーン及び前記ストレス
コーン圧縮装置を前記エポキシユニットの方へと移動
し、前記ストレスコーン圧縮装置を前記エポキシユニッ
トに固着し、前記ストレスコーンを前記エポキシユニッ
トに押圧する工程、の各工程を有することを特徴とする
CVケーブル接続方法である。
【0020】本発明の他の態様によると、対向配置され
た第1及び第2CVケーブルを電気的に接続する導体接
続管と、前記導体接続管を覆って配置された、内周部に
一体に埋設電極を備えたエポキシユニットとを有し、前
記第1及び第2CVケーブルに設けた各ストレスコーン
圧縮装置にて前記第1及び第2CVケーブルに設けたス
トレスコーンを前記エポキシユニットの対応した側面に
各々押圧するようにしたプレハブ式接続部の構造におい
て、前記導体接続管は、前記対向配置された第1及び第
2CVケーブルの先端導体が嵌入される第1及び第2ス
リーブと、前記導体接続管のほぼ中央部に形成され、前
記スリーブの外径より大きな外径を有した支持リング
と、前記支持リングに着脱自在に取り付けられた接触金
具と、前記接触金具の外周面に着脱自在に取り付けられ
た固定ピンと、を備えており、前記支持リングの外周面
の直径は、前記第1CVケーブルの前記ストレスコーン
圧縮装置、前記ストレスコーン及び前記エポキシユニッ
ト埋設電極の内周面の径より小とされることを特徴とす
るプレハブ式接続部の構造が提供される。好ましくは、
前記接触金具は、複数の分割体より構成される。
【0021】更に好ましくは、前記接触金具には、コン
タクト手段が設けられ、前記コンタクト手段は、前記接
触金具の外周面に形成した凹部に固着されたハウジング
と、このハウジングに上下動自在に嵌入されたコンタク
トボールと、前記コンタクトボールを前記エポキシユニ
ット埋設電極の方へと押圧する圧縮バネとを有する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るCVケーブル
接続方法及びプレハブ式接続部の構造を図面に則して更
に詳しく説明する。
【0023】図1に、本発明のCVケーブル接続に使用
されるプレハブ式接続箱1、即ち、プレハブ式接続部の
構造の一実施例を示す。本実施例のプレハブ式接続箱1
は、図5〜図7を参照して説明したプレハブ式接続箱1
Aと全体構成においては同様であるので、同じ構成及び
作用をなす部材には同じ参照番号を付し、詳しい説明は
省略する。以下に、本発明の特徴をなす導体接続管6の
構成及び本発明のプレハブ式接続箱1を使用したCVケ
ーブルの接続方法について詳しく説明する。
【0024】図1及び図2にて明らかなように、本発明
の特徴をなす導体接続管6は、接触金具61を有する構
成において、従来の導体接続管6と大きく異なる。
【0025】つまり、本発明に従えば、導体接続管6
は、対向配置された第1及び第2CVケーブルの先端導
体2、3が嵌入される第1及び第2スリーブ7、8と、
導体接続管6のほぼ中央部に形成され、このスリーブ
7、8の外径より大きな外径を有した支持リング60
と、この支持リング60に、即ち、前記第1及び第2ス
リーブ7、8に対して着脱自在に取り付けられた接触金
具61とを備えている。支持リング60の外周面の直径
は、ストレスコーン圧縮装置27、ストレスコーン1
8、ストップリング16、エポキシユニット埋設電極1
1などの内周面12の内径より小とされる。
【0026】接触金具61は、一体の円筒状スリーブと
することもできるが、本実施例では、支持リング60に
対する着脱をより容易とするために、図3に示すよう
に、半割(2分割)とされる接触金具半分体61a、6
1bにて構成され、ネジ65にて支持リング60に固着
される。勿論、接触金具61は、3分割、又はそれ以上
の複数の分割体より構成することも可能である。又、本
発明の接触金具61は、その一方端、即ち、第1CVケ
ーブル2方向の外周面にテーパ部62が形成される。こ
れは、後で説明するが、第1CVケーブル2の端末処理
されたケーブル端末部2Aに装入されていたエポキシユ
ニット10を所定位置へと戻す際のガイドとして機能す
る。接触金具61の外周面の直径は、エポキシユニット
の埋設電極の内周面に接触する大きさとされる。又、本
発明によれば、接触金具61は、その軸線方向の幅が、
従来の接触リング9の幅に比較して、ほぼ1.5〜2.
5倍程度にまで広幅とされ、このことも又、エポキシユ
ニット10を所定位置へと戻す際のガイドとしての機能
を増大する。
【0027】更に、本実施例によれば、接触金具61に
は、コンタクト手段70が設けられる。コンタクト手段
70は、接触金具61の外周面に形成した凹部63に固
着されたハウジング71と、このハウジング71に上下
動自在に嵌入されたコンタクトボール72とを有する。
コンタクトボール72は圧縮バネ73により外方へと付
勢されており、ハウジングの入口部に形成したストッパ
片74により、接触金具61の外周面より僅かに突出し
た状態に保持し、それ以上の外方へと飛び出しが規制さ
れている。
【0028】更に、本発明の導体接続管6によれば、図
3をも参照すると理解されるように、前記接触金具61
には、従来のピン15と同じ機能をなすために、本実施
例では、固定ピンとしての六角穴付きボルト64を接触
金具61の外周面に、例えば、直径方向に対向して螺合
される。
【0029】次に、本発明に従って構成される上記プレ
ハブ式中間接続部の施工手順について、図4を参照して
説明する。
【0030】本発明によれば、先ず、図4(A)に示す
ように、第1CVケーブル2の先端導体4に導体接続管
6の第1スリーブ7を嵌入し、圧縮して、先端導体4と
導体接続管6とを一体に接続する。このとき、先端導体
4と導体接続管6との圧縮接続作業は、限定されるもの
ではないが、図示するように、導体接続管6から接触金
具61及び固定ピン64を外した状態で行われる。
【0031】次いで、図4(B)に示すように、導体接
続管6から接触金具61及び固定ピン64を外した状態
で、本実施例では図4にて左側から右側へと、ストレス
コーン圧縮装置27、ストレスコーン18、ストップリ
ング16及びエポキシユニット10などを第1CVケー
ブル2の端末処理されたケーブル端末部2Aに挿入す
る。このとき、エポキシユニット10などは、最小限度
の範囲で、即ち、次に行う第2CVケーブル3の導体圧
着作業が可能な範囲で、第1CVケーブル2内へと挿入
すればよく、従来に比し、その挿入量は、具体的には、
100〜150mm程度短くすることができた。
【0032】引き続いて、図4(C)にて左側に位置し
た第2CVケーブル3の端末処理されたケーブル端末部
3Aに、ストレスコーン圧縮装置29、ストレスコーン
19及びストップリング17などを挿入した後、先端導
体5を導体接続管6の第2スリーブ8に嵌入し、圧縮す
る。これにより、先端導体5と導体接続管6とが一体に
接続され、これによって、第2CVケーブル3の先端導
体5は、導体接続管6を介して第1CVケーブル2と電
気的に接続される。
【0033】次いで、導体接続管6に接触金具61及び
固定ピン64を取り付け、その後、第1CVケーブル2
のケーブル端末部2Aに挿入されていたエポキシユニッ
ト10、ストップリング16、ストレスコーン18及
び、ストレスコーン圧縮装置27などを、図4(C)に
て左側へと移動する。このとき、接触金具61の一端に
形成したテーパ部62がエポキシユニット10の埋設電
極11の内周面に係合し、エポキシユニット10の接触
金具61への挿入を案内し、エポキシユニット10の移
動が極めて容易に達成される。
【0034】エポキシユニット10は、従来と同様に、
接触金具61に取り付けた固定ピン64が、エポキシユ
ニット埋設電極11の直線状案内溝13内に適合するよ
うに軸線方向に移動し、その後エポキシユニット10を
円周方向へと所定角度回転することにより、ピン64が
埋設電極11に形成した円周方向溝14内に嵌合する。
この状態で、接触金具61に設けたコンタクト手段70
のコンタクトボール72が埋設電極11に圧縮バネ73
に押圧されて埋設電極11の内周面12と接触状態とさ
れる。これにより、第1、第2CVケーブル導体4、5
と埋設電極11との間の電気的接触が確保される。
【0035】次いで、ストレスコーン圧縮装置27をエ
ポキシユニット10にボルト止めし、更に、ストレスコ
ーン圧縮装置27を調整することによりストレスコーン
18をエポキシユニット10に押圧する。
【0036】次に、第2CVケーブル3のケーブル端末
部3Aに挿入されていたストップリング17、ストレス
コーン19及びストレスコーン圧縮装置29などを、図
4にて右側へと移動し、図1に示すような所定位置に設
置し、ストレスコーン圧縮装置29をエポキシユニット
10にボルト止めする。更に、ストレスコーン圧縮装置
29を調整することによりストレスコーン19をエポキ
シユニット10に押圧する。
【0037】上記接続手順にて、図1に示すプレハブ式
中間接続部が達成される。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るCV
ケーブル接続方法及びプレハブ式接続部の構造によれ
ば、導体接続管は、第1及び第2スリーブと、第1及び
第2スリーブに対して着脱自在に取り付けられた接触金
具と、接触金具に着脱自在に取り付けられた固定ピンと
を有し、第1CVケーブルの先端導体を導体接続管の第
1スリーブに固着した後にエポキシユニット、ストレス
コーン、ストレスコーン圧縮装置などを第1CVケーブ
ルの端末処理されたケーブル端末部へと挿入し、第2C
Vケーブルの先端導体を導体接続管に固着した後に所定
位置へと戻す構成とされるので、作業効率を著しく向上
させることができ、しかも、プレハブ式接続部の構造
は、作業性に優れ、全体構造をより小型とし得る、とい
った効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプレハブ式接続部の構造の一実施
例を示す一部断面図である。
【図2】エポキシユニット及び導体接続管の部分拡大断
面図である。
【図3】導体接続管の正面図である。
【図4】本発明に係るCVケーブル接続方法を説明する
工程図である。
【図5】従来のプレハブ式接続部の構造を示す一部断面
図である。
【図6】エポキシユニットの埋設電極の直線状案内溝及
び円周方向溝を示す正面図である。
【図7】従来のCVケーブル接続方法を説明するための
図である。
【符号の説明】
1 プレハブ式接続箱 2、3 第1及び第2CVケーブ
ル 4、5 第1及び第2CVケーブ
ルの導体 6 導体接続管 7、8 第1及び第2スリーブ 10 エポキシユニット 11 埋設電極 13 直線状案内溝 14 円周方向溝 16、17 ストップリング 18、19 ストレスコーン 27、28 ストレスコーン圧縮装置 60 支持リング 61 接触金具 64 固定ピン 70 コンタクト手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エポキシユニット、エポキシユニットの
    両側に各々少なくともストレスコーン及びストレスコー
    ン圧縮装置を備えたプレハブ式接続部を使用して、第1
    及び第2スリーブと、前記第1及び第2スリーブに対し
    て着脱自在に取り付けられた接触金具と、前記接触金具
    に着脱自在に取り付けられた固定ピンとを備えた導体接
    続管にて第1CVケーブルと第2CVケーブルとを接続
    する方法において、(a)前記第1CVケーブルの先端
    導体に前記導体接続管の前記第1スリーブを嵌入し、圧
    縮して、前記第1CVケーブルの前記先端導体と前記導
    体接続管とを一体に接続する工程、(b)前記導体接続
    管から前記接触金具及び前記固定ピンを外した状態で、
    前記第1CVケーブル側の少なくともストレスコーン圧
    縮装置、ストレスコーン及びエポキシユニットを前記第
    1CVケーブル2の端末処理されたケーブル端末部に挿
    入する工程、(c)前記第2CVケーブルの端末処理さ
    れたケーブル端末部に、前記第2CVケーブル側の少な
    くともストレスコーン圧縮装置及びストレスコーンを挿
    入した後、前記第2CVケーブルの先端導体を前記導体
    接続管の前記第2スリーブに嵌入し、圧縮して、前記第
    2ケーブルの前記先端導体と前記導体接続管とを一体に
    接続する工程、(d)前記導体接続管に前記接触金具及
    び前記固定ピンを取り付け、その後、前記第1CVケー
    ブルの前記ケーブル端末部に挿入されていた前記エポキ
    シユニットを前記接触金具の方に移動し、前記接触金具
    に形成した前記固定ピンを前記エポキシユニットの内周
    部に設けられた埋設電極の円周方向溝内に係合させる工
    程、(e)前記第1CVケーブルの前記ケーブル端末部
    に挿入されていた前記ストレスコーン圧縮装置を前記エ
    ポキシユニットに固着し、前記ストレスコーンを前記エ
    ポキシユニットに押圧する工程、及び(f)前記第2C
    Vケーブルのケーブル端末部に挿入されていた前記スト
    レスコーン及び前記ストレスコーン圧縮装置を前記エポ
    キシユニットの方へと移動し、前記ストレスコーン圧縮
    装置を前記エポキシユニットに固着し、前記ストレスコ
    ーンを前記エポキシユニットに押圧する工程、の各工程
    を有することを特徴とするCVケーブル接続方法。
  2. 【請求項2】 対向配置された第1及び第2CVケーブ
    ルを電気的に接続する導体接続管と、前記導体接続管を
    覆って配置された、内周部に一体に埋設電極を備えたエ
    ポキシユニットとを有し、前記第1及び第2CVケーブ
    ルに設けた各ストレスコーン圧縮装置にて前記第1及び
    第2CVケーブルに設けたストレスコーンを前記エポキ
    シユニットの対応した側面に各々押圧するようにしたプ
    レハブ式接続部の構造において、 前記導体接続管は、前記対向配置された第1及び第2C
    Vケーブルの先端導体が嵌入される第1及び第2スリー
    ブと、前記導体接続管のほぼ中央部に形成され、前記ス
    リーブの外径より大きな外径を有した支持リングと、前
    記支持リングに着脱自在に取り付けられた接触金具と、
    前記接触金具の外周面に着脱自在に取り付けられた固定
    ピンと、を備えており、前記支持リングの外周面の直径
    は、前記第1CVケーブルの前記ストレスコーン圧縮装
    置、前記ストレスコーン及び前記エポキシユニット埋設
    電極の内周面の径より小とされることを特徴とするプレ
    ハブ式接続部の構造。
  3. 【請求項3】 前記接触金具は、複数の分割体より構成
    されることを特徴とする請求項2のプレハブ式接続部の
    構造。
  4. 【請求項4】 前記接触金具には、コンタクト手段が設
    けられ、前記コンタクト手段は、前記接触金具の外周面
    に形成した凹部に固着されたハウジングと、このハウジ
    ングに上下動自在に嵌入されたコンタクトボールと、前
    記コンタクトボールを前記エポキシユニット埋設電極の
    方へと押圧する圧縮バネとを有することを特徴とする請
    求項2又は3のプレハブ式接続部の構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN117438830A (zh) * 2023-10-23 2024-01-23 广东电网有限责任公司广州供电局 一种加长型110kV接头

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