JPH1134143A - 成形方法及びこれに使用される押出成形機 - Google Patents

成形方法及びこれに使用される押出成形機

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JPH1134143A
JPH1134143A JP9205211A JP20521197A JPH1134143A JP H1134143 A JPH1134143 A JP H1134143A JP 9205211 A JP9205211 A JP 9205211A JP 20521197 A JP20521197 A JP 20521197A JP H1134143 A JPH1134143 A JP H1134143A
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JP
Japan
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extruder
raw material
molding
fine powder
material pellets
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JP9205211A
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Ryochi Hiruma
良智 昼間
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Placo Co Ltd
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    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/36Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多軸スクリュー押出機を活用し、簡単な工程
で、再利用する古紙微粉末などの粉末状の添加剤を原料
ペレットに充分にまぶして、合成樹脂の劣化を伴わずに
所望の成形品を低コスト、省エネルギーで成形可能 【解決手段】 合成樹脂製原料ペレットに対して古紙微
粉末を予備混合し、合成樹脂製原料ペレット周面に古紙
微粉末をまぶす。この混合物をホッパー11を介して2
軸スクリュー押出機10のシリンダ内に投入し、これら
を混練し前記インフレーションフイルム成形ダイ12に
供給し、このインフレーションフイルム成形ダイ12の
環状吐出口から古紙の灰色を帯びたバブルBを吐出し、
このバブルBをエアで膨張させ、インフレーションフイ
ルムに成形し、案内板で2つ折りにし、このインフレー
ションフイルムをピンチロールで引取り、巻取装置でロ
ールに巻き取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、成形方法及びこれに
使用される押出成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂に古紙微粉末を混合してなるフ
イルムが、特開平8ー183909号公報に記載されて
いる。この公報に記載されたフイルムは、ゴミの焼却炉
の燃焼熱を低くし、焼却炉の損傷を防止することを目的
としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記公報にお
いては、ポリエチレンワックス、低密度ポリエチレン、
古紙微粉末をヘキシェルミキサで軽く混合した後、加熱
3本ロールで混練し溶融、脱気して、シート状として、
次いで、冷却し、粗粉砕してマスターバッチとし、この
マスターバッチと低密度ポリエチレンとを等重量%で混
合し、単軸押出機で混練し溶融、脱気してなるものであ
り、その成形方法に手間がかかっており、装置としても
コスト高で、大型化しているのが現状である。この発明
は前記公報の加熱3本ロールによるシート化工程を省略
し、多軸スクリュー押出機を活用し、簡単な工程で、再
利用する古紙微粉末などの粉末状の添加剤を原料ペレッ
トに充分にまぶして、合成樹脂の劣化を伴わずに所望の
成形品を低コスト、省エネルギーで成形可能な成形方法
を提供することを目的とする。この発明の他の目的は、
前記課題を多軸スクリュー押出機の活用にて解決し、装
置の設置面積を少なくし、小型化した押出成形機を提供
することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、特定発明は、合成樹脂製原料ペレットに対して粉末
状の添加剤を予備混合し、この混合物を多軸スクリュー
押出機に投入し、これらを混練し溶融、脱気して成形ダ
イに供給することを特徴とする成形方法としてある。
【0005】前記課題を解決するために、関連発明は合
成樹脂製原料ペレットと粉末状の添加剤を別々に重量測
定し、所定の重量比で多軸スクリュー押出機に投入し、
これらを混練し溶融、脱気して成形ダイに押出すことを
特徴とする成形方法としてある。
【0006】前記課題を解決するために、前記成形方法
における前記粉末状の添加剤を、古紙微粉末、穀類の脱
殻、豆類の脱殻、無機粉末のうちの少なくとも1種とす
ることを特徴とすることが混練上好ましい。
【0007】前記課題を解決するために、前記成形方法
における前記成形ダイを利用してインフレーションフイ
ルムを成形することを特徴とする。
【0008】前記課題を解決するために、前記成形方法
における前記ダイを利用してブロー成形することを特徴
とする。
【0009】前記課題を解決するために、関連発明は、
合成樹脂製原料ペレットと粉末状の添加剤を混練するる
押出機が多軸スクリユー押出機としてあることを特徴と
する押出成形機としてある。
【0010】前記課題を解決するために、この押出成形
機における前記原料ペレットと粉末状の添加剤の予備混
合物を前記押出機に投入するホッパーが設けられている
ことが望ましい。
【0011】前記課題を解決するために、この押出成形
機における前記原料ペレットと前記粉末状の添加剤を別
々に重量測定する測定器が設けてあり、所定の重量比で
前記ホッパーに投入されることを特徴とすることが好ま
しい。
【0012】前記課題を解決するために、この押出成形
機における前記粉末状の添加剤を古紙微粉末、穀類の脱
殻、豆類の脱殻、無機粉末のうちの一種を前記原料ペレ
ツトと共に前記押出機に投入するホッパーが設けられて
いることもある。
【0013】前記課題を解決するために、この押出成形
機における前記押出機の先端に設けた成形ダイがインフ
レーションフイルム成形ダイとしてあることを特徴とす
る場合もある。
【0014】前記課題を解決するために、この押出成形
機における前記押出機の先端に設けた成形ダイがブロー
成形ダイとしてあることを特徴とすることもある。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1 この形態は請求項6、7、9、10記載の発明の代表的
な実施の形態である。図1において、Aは押出成形機で
あり、この押出成形機Aにおける合成樹脂製原料ペレッ
ト(例えば、LーLDPE)と粉末状添加剤の一種であ
る古紙微粉末を投入する押出機が2軸スクリユー押出機
(例えば、同方向噛合型2軸スクリユー押出機)10と
してある。前記原料ペレットと古紙微粉末の予備混合物
を前記2軸スクリユー押出機10のシリンダ内に投入す
るためのホッパー11が設けられている。この2軸スク
リユー押出機10の先端に設けた成形ダイがインフレー
ションフイルム成形ダイ12としてある。13は2軸押
出機10の脱気口である。この形態の作用を請求項1、
3、4記載の方法発明の代表的な実施の形態として説明
する。先ず、合成樹脂製原料ペレットに対して古紙微粉
末をヘンシェルミキサなどの混合機により予備混合し、
合成樹脂製原料ペレット周面に古紙微粉末をまぶす。こ
の混合物を前記ホッパー11を介して前記2軸スクリュ
ー押出機10のシリンダ内に投入し、これらを混練し溶
融して、前記脱気口13から蒸気などを脱気して前記イ
ンフレーションフイルム成形ダイ12に供給し、このイ
ンフレーションフイルム成形ダイ12の環状吐出口から
古紙の灰色を帯びたバブルBを吐出し、このバブルBを
エアで膨張させ、インフレーションフイルムに成形し、
案内板で2つ折りにし、このインフレーションフイルム
をピンチロールで引取り、巻取装置でロールに巻き取
る。この際、前記古紙微粉末の添加重量%は例えば10
〜100重量%、好ましくは10〜20重量%で、前記
古紙微粉末の平均粒径は0.5〜1000ミクロン、好
ましくは5〜200ミクロンとしてある。この際、前記
2軸スクリュー押出機10とインフレーションフイルム
成形ダイ12との間には樹脂圧を上げるためにギヤポン
プGが介設されていることは勿論である。なお、前記古
紙微粉末に替えて、炭酸カルシウムを粉末状添加剤の一
種として使用する場合もある。
【0016】実施の形態2 この形態は請求項6、8、9、10記載の発明の代表的
な実施の形態である。実施の形態1と異なるところは、
前記原料ペレットと前記古紙微粉末を別々に重量測定す
る測定器(図示せず)が設けてあり、所定の重量比(例
えば前記原料ペレット100重量部に対して前記古紙微
粉末を13.6重量部とする)で前記ホッパー11に投
入されることである。その他、実施の形態1と同一の符
号は同一の構成である。この形態の作用はほぼ実施の形
態1と同様であり、請求項2記載の方法発明を実施す
る。即ち、合成樹脂製原料ペレットと前記古紙微粉末を
前記測定器で別々に重量測定し、所定の重量比で前記2
軸スクリュー押出機10に投入し、これらを混練し溶
融、脱気して前記インフレーションフイルム成形ダイ1
2に供給し、インフレーションフイルムを成形する。
【0017】実施の形態3 この形態は請求項6、7、9、11記載の発明の代表的
な実施の形態である。実施の形態1と異なるところは、
前記2軸スクリュー押出機10の先端に設けた成形ダイ
がブロー成形ダイ12aとしてあることである(図2参
照)。この形態の作用を請求項1、3、5記載の方法発
明の代表的の実施の形態として説明する。先ず、合成樹
脂製原料ペレットに対して古紙微粉末を混合機で予備混
合し、合成樹脂製原料ペレット周面に古紙微粉末をまぶ
す。この混合物を前記ホッパー11を介して前記2軸ス
クリュー押出機10に投入し、これらを混練し溶融、脱
気して前記ブロー成形ダイ12aに供給し、少し古紙の
灰色を帯びたブロー成形品(例えば二重壁中空成形品、
容器)を製造する。この際、前記古紙微粉末の添加重量
%、平均粒径は実施の形態1で記載した範囲が好まし
い。
【0018】実施の形態4 この形態は請求項6、7、9、10記載の発明のその他
の実施の形態である。実施の形態1と異なるところは、
前記古紙微粉末に代えて穀類の脱殻、豆類の脱殻、無機
粉末のうちの一種、例えば豆類であるコーヒーを挽いた
後のの脱殻が投入されることである。この形態の作用を
請求項1、3、4記載の方法発明のその他の形態として
説明する。実施の形態1と異なる作用としては、合成樹
脂製原料ペレットに対してコーヒーを挽いた後の脱殻を
混合機で予備混合し、合成樹脂製原料ペレット周面にこ
の脱殻をまぶす。この混合物を前記ホッパー11を介し
て前記2軸スクリュー押出機10のシリンダ内に投入
し、これらを混練し溶融、脱気して前記インフレーショ
ンフイルム成形ダイ12に供給する。これ以降の作用は
実施の形態1と同じである。この際、コーヒーを挽いた
後の脱殻の添加重量%は例えば、10〜100重量%、
好ましくは10〜20重量%としてある。
【0019】
【発明の効果】前記請求項1、2、3、4、5に記載し
た発明においては、古紙微粉末を従来の前記公報のよう
にマスタバッチ化する工程を不要とし、多軸スクリュー
押出機で充分にこの原料ペレットと粉末状の添加剤を混
練し溶融、脱気して、両者の混練状態をほゞ均一として
成形ダイに供給することができる。この結果として、、
簡単な工程で、再利用する古紙微粉末などの粉末状の添
加剤を原料ペレットに充分にまぶして、合成樹脂の劣化
を伴わずに所望の成形品を低コスト、省エネルギーで成
形出来る。殊に、請求項1記載の発明においては、前記
効果に加えて、合成樹脂製原料ペレットに対して粉末状
の添加剤を予備混合するため、合成樹脂製原料ペレット
周面に古紙微粉末をまぶすことが出来、多軸スクリュー
押出機での混練を負荷を高めることなく、円滑に行なう
ことが出来る。請求項2記載の発明においては、前記効
果に加えて、この原料ペレットと粉末状の添加剤との混
合比を重量比で定め、所定割合で混練することができ
る。
【0020】請求項3に記載された発明においては、請
求項1、2記載の効果に加えて、粉末状の添加剤によ
り、原料ペレットの使用量を低減でき、燃焼熱を低くで
きる。
【0021】請求項4記載の発明において、前記効果に
加えて、前記成形ダイを利用して、原料ペレットの使用
量を低減し、インフレーションフイルムを成形すること
ができる。
【0022】請求項5記載の発明において、前記効果に
加えて前記成形ダイを利用して原料ペレットの使用量を
低減して、ブロー成形することができる。
【0023】請求項6記載の発明においては、請求項
1、2記載の方法発明を実施出来、その効果を発揮する
ことが出来、押出成形機全体の設置面積を少なくし、押
出成形機を小型化出来、殊に原料ペレツトと粉末状の添
加剤を多軸スクリュー押出機で充分に混練出来る。請求
項7記載の発明においては、請求項6記載の発明の効果
に加えて、殊に請求項1記載の方法発明を実施でき、そ
の効果を発揮できる。請求項8記載の発明においては、
請求項6記載の発明の効果に加えて、殊に請求項2記載
の方法発明を実施でき、その効果を発揮できる。請求項
9記載の発明においては、請求項6、7、8記載の発明
の効果に加えて、殊に請求項3記載の方法発明を実施で
き、その効果を発揮できる。請求項10記載の発明にお
いては、請求項6、7、8、9記載の発明の効果に加え
て、殊に請求項4記載の方法発明を実施でき、その効果
を発揮できると共に、殊に古紙微粉末を粉末状の添加剤
として使用した場合には、全体半透明のインフレーショ
ンフイルムを自動的に成形出来、古紙の再利用を促進で
き、低カロリーで燃焼出来るインフレーションフイルム
を得ることが出来る。請求項11記載の発明において
は、請求項6、7、8、9記載の発明の効果に加えて、
殊に請求項5記載の方法発明を実施でき、その効果を発
揮できると共に、殊に古紙微粉末を粉末状の添加剤とし
て使用した場合には、原料ペレットの使用量を低減し、
全体半透明のブロー成形品を成形出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の概略正面図である。
【図2】実施の形態3の概略正面図である。
【符号の説明】
10 2軸スクリュー押出機 11 ホッパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29K 105:16 B29L 7:00

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製原料ペレットに対して粉末状の
    添加剤を予備混合し、この混合物を多軸スクリュー押出
    機に投入し、これらを混練し溶融、脱気して成形ダイに
    供給することを特徴とする成形方法。
  2. 【請求項2】合成樹脂製原料ペレットと粉末状の添加剤
    を別々に重量測定し、所定の重量比で多軸スクリュー押
    出機に投入し、これらを混練し溶融、脱気して成形ダイ
    に供給することを特徴とする成形方法。
  3. 【請求項3】前記粉末状の添加剤を、古紙微粉末、穀類
    の脱殻、豆類の脱殻、無機粉末のうちの少なくとも1種
    とすることを特徴とする請求項1又は2記載の成形方
    法。
  4. 【請求項4】前記成形ダイを利用してインフレーション
    フイルムを成形することを特徴とする請求項1、2又は
    3記載の成形方法。
  5. 【請求項5】前記ダイを利用してブロー成形することを
    特徴とする請求項1、2又は3記載の成形方法。
  6. 【請求項6】合成樹脂製原料ペレットと粉末状の添加剤
    を混練する押出機が多軸スクリユー押出機としてあるこ
    とを特徴とする押出成形機。
  7. 【請求項7】前記原料ペレットと粉末状の添加剤の予備
    混合物を前記押出機に投入するホッパーが設けられてい
    ることを特徴とする請求項6記載の押出成形機。
  8. 【請求項8】前記原料ペレットと前記粉末状の添加剤を
    別々に重量測定する測定器が設けてあり、所定の重量比
    で前記ホッパーに投入されることを特徴とする請求項6
    記載の押出成形機。
  9. 【請求項9】前記粉末状の添加剤を古紙微粉末、穀類の
    脱殻、豆類の脱殻、無機粉末のうちの一種として原料ペ
    レットと共に前記押出機に投入するホッパーが設けられ
    ていることを特徴とする請求項6、7又は8記載の押出
    成形機。
  10. 【請求項10】前記押出機の先端に設けた成形ダイがイ
    ンフレーションフイルム成形ダイとしてあることを特徴
    とする請求項6、7、8又は9記載の押出成形機。
  11. 【請求項11】前記押出機の先端に設けた成形ダイがブ
    ロー成形ダイとしてあることを特徴とする請求項6、
    7、8又は9記載の押出成形機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010173169A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Toppan Printing Co Ltd コーヒーかすを含有する成形品の製造方法および成形品
EP2537891A1 (en) * 2011-06-22 2012-12-26 Kankyokeieisogokenkyusho Co, Inc. Manufacturing method for resin composition containing fine paper powder

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US9169397B2 (en) 2011-06-22 2015-10-27 Kankyokeieisogokenkyusho Co., Inc. Manufacturing method for resin composition containing fine paper powder

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