JPH11341211A - 画像表示方法および画像表示装置 - Google Patents
画像表示方法および画像表示装置Info
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- JPH11341211A JPH11341211A JP10149554A JP14955498A JPH11341211A JP H11341211 A JPH11341211 A JP H11341211A JP 10149554 A JP10149554 A JP 10149554A JP 14955498 A JP14955498 A JP 14955498A JP H11341211 A JPH11341211 A JP H11341211A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】入出力される画像データの形式や画像データの
サイズによらず、同じ画像データの処理系で処理して、
1コマあるいは複数コマをディスプレイに表示すること
ができる画像表示方法および装置を提供する。 【解決手段】画像データに画像処理を施して可視像とし
て表示するに際し、前記画像データの前記画像処理に対
応する形式への変換および前記画像データの所定の画像
サイズの画像データへの変換の少なくとも一方を行った
後に、前記画像処理を施して可視像として表示すること
により、前記課題を解決する。
サイズによらず、同じ画像データの処理系で処理して、
1コマあるいは複数コマをディスプレイに表示すること
ができる画像表示方法および装置を提供する。 【解決手段】画像データに画像処理を施して可視像とし
て表示するに際し、前記画像データの前記画像処理に対
応する形式への変換および前記画像データの所定の画像
サイズの画像データへの変換の少なくとも一方を行った
後に、前記画像処理を施して可視像として表示すること
により、前記課題を解決する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルフォトプ
リンタ等に好適に利用されるディスプレイの画像表示の
技術分野に属する。
リンタ等に好適に利用されるディスプレイの画像表示の
技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】現在、ネガフィルム、リバーサルフィル
ム等の写真フィルム(以下、フィルムとする)に撮影さ
れた画像の感光材料(印画紙)への焼き付けは、フィル
ムの画像を感光材料に投影して露光する、いわゆる直接
露光(アナログ露光)が主流である。
ム等の写真フィルム(以下、フィルムとする)に撮影さ
れた画像の感光材料(印画紙)への焼き付けは、フィル
ムの画像を感光材料に投影して露光する、いわゆる直接
露光(アナログ露光)が主流である。
【0003】これに対し、近年では、デジタル露光を利
用する焼付装置、すなわち、フィルムに記録された画像
を光電的に読み取って、読み取った画像をデジタル信号
とした後、種々の画像処理を施して記録用の画像データ
とし、この画像データに応じて変調した記録光によって
感光材料を走査露光して画像(潜像)を記録し、(仕上
り)プリントとするデジタルフォトプリンタが実用化さ
れた。
用する焼付装置、すなわち、フィルムに記録された画像
を光電的に読み取って、読み取った画像をデジタル信号
とした後、種々の画像処理を施して記録用の画像データ
とし、この画像データに応じて変調した記録光によって
感光材料を走査露光して画像(潜像)を記録し、(仕上
り)プリントとするデジタルフォトプリンタが実用化さ
れた。
【0004】デジタルフォトプリンタでは、画像をデジ
タルの画像データとして、画像データ処理によって焼付
時の露光条件を決定することができるので、逆光やスト
ロボ撮影等に起因する画像の飛びやツブレの補正、シャ
ープネス(鮮鋭化)処理等を好適に行って、従来の直接
露光では得られなかった高品位なプリントを得ることが
できる。また、複数画像の合成や画像分割、さらには文
字の合成等も画像データ処理によって行うことができ、
用途に応じて自由に編集/処理したプリントも出力可能
である。しかも、デジタルフォトプリンタによれば、画
像をプリント(写真)として出力するのみならず、画像
データをコンピュータ等に供給したり、フロッピーディ
スク等の記録媒体に保存しておくこともできるので、画
像データを、写真以外の様々な用途に利用することがで
きる。
タルの画像データとして、画像データ処理によって焼付
時の露光条件を決定することができるので、逆光やスト
ロボ撮影等に起因する画像の飛びやツブレの補正、シャ
ープネス(鮮鋭化)処理等を好適に行って、従来の直接
露光では得られなかった高品位なプリントを得ることが
できる。また、複数画像の合成や画像分割、さらには文
字の合成等も画像データ処理によって行うことができ、
用途に応じて自由に編集/処理したプリントも出力可能
である。しかも、デジタルフォトプリンタによれば、画
像をプリント(写真)として出力するのみならず、画像
データをコンピュータ等に供給したり、フロッピーディ
スク等の記録媒体に保存しておくこともできるので、画
像データを、写真以外の様々な用途に利用することがで
きる。
【0005】このようなデジタルフォトプリンタは、基
本的に、フィルムに読取光を入射して、その投影光を読
み取ることによって、フィルムに記録された画像を光電
的に読み取るフィルムスキャナと、フィルムスキャナに
よって読み取られた画像データやデジタルカメラ等から
供給された画像データに所定の画像処理を施し、画像記
録のための画像データすなわち露光条件とする画像処理
装置と、画像処理装置から出力された画像データに応じ
て、例えば光ビーム走査によって感光材料を走査露光し
て潜像を記録するプリンタ(画像記録装置)と、プリン
タによって露光された感光材料に現像処理を施して、画
像が再生された(仕上り)プリントとするプロセサ(現
像装置)とを有して構成される。
本的に、フィルムに読取光を入射して、その投影光を読
み取ることによって、フィルムに記録された画像を光電
的に読み取るフィルムスキャナと、フィルムスキャナに
よって読み取られた画像データやデジタルカメラ等から
供給された画像データに所定の画像処理を施し、画像記
録のための画像データすなわち露光条件とする画像処理
装置と、画像処理装置から出力された画像データに応じ
て、例えば光ビーム走査によって感光材料を走査露光し
て潜像を記録するプリンタ(画像記録装置)と、プリン
タによって露光された感光材料に現像処理を施して、画
像が再生された(仕上り)プリントとするプロセサ(現
像装置)とを有して構成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フィルムに
撮影される画像の状態は、撮影条件によって左右され、
例えば、自然光下の撮影とストロボ撮影とでは得られる
画像の状態が異なる。また、逆光、露光過剰(オーバ
ー)や露光不足(アンダー)等の不適性な条件下で撮影
された画像も少なくはない。そのため、フォトプリンタ
では、適正な画像が再生されたプリントを安定して得る
ために、フィルムに撮影された画像をプリントに再生し
た際の仕上り予測画像(シュミレーション画像)をディ
スプレイに表示して、必要に応じて、画像の色や濃度を
調整する、いわゆるモニタ検定が行われている。
撮影される画像の状態は、撮影条件によって左右され、
例えば、自然光下の撮影とストロボ撮影とでは得られる
画像の状態が異なる。また、逆光、露光過剰(オーバ
ー)や露光不足(アンダー)等の不適性な条件下で撮影
された画像も少なくはない。そのため、フォトプリンタ
では、適正な画像が再生されたプリントを安定して得る
ために、フィルムに撮影された画像をプリントに再生し
た際の仕上り予測画像(シュミレーション画像)をディ
スプレイに表示して、必要に応じて、画像の色や濃度を
調整する、いわゆるモニタ検定が行われている。
【0007】モニタ検定は、通常、フィルムに撮影され
た画像をCCDセンサ等で光電的に読み取り、得られた
画像データを画像を解析して、画像の色/濃度の調整
量、すなわちデジタルフォトプリンタであれば画像処理
条件、アナログフォトプリンタであれば色フィルタの挿
入量や可変絞りの絞り値を決定して、前記画像データ
に、この色/濃度の調整に対応する画像処理を施し、デ
ィスプレイ(検定モニタ)による表示に対応する画像デ
ータに変換して、シュミレーション画像として表示する
ことによって行われる。オペレータは、このシュミレー
ション画像を見て、必要に応じて画像の色/濃度調整を
行い、これに応じて前述の画像処理条件や色フィルタの
挿入量等が調整される。
た画像をCCDセンサ等で光電的に読み取り、得られた
画像データを画像を解析して、画像の色/濃度の調整
量、すなわちデジタルフォトプリンタであれば画像処理
条件、アナログフォトプリンタであれば色フィルタの挿
入量や可変絞りの絞り値を決定して、前記画像データ
に、この色/濃度の調整に対応する画像処理を施し、デ
ィスプレイ(検定モニタ)による表示に対応する画像デ
ータに変換して、シュミレーション画像として表示する
ことによって行われる。オペレータは、このシュミレー
ション画像を見て、必要に応じて画像の色/濃度調整を
行い、これに応じて前述の画像処理条件や色フィルタの
挿入量等が調整される。
【0008】ここで、前述のデジタルフォトプリンタ
は、フィルムスキャナの読み取り画素密度を変えて、異
なるデータサイズ(画素数)の出力を行うこともでき、
また、複数台のスキャナを接続して、プリント作成を行
うことも可能であり、出力するデータサイズが異なるフ
ィルムスキャナが接続されることもある。さらに、デジ
タルフォトプリンタであれば、フィルムスキャナ以外に
も、印刷物等の反射原稿の画像を読み取る反射原稿スキ
ャナ、デジタルカメラ等の撮像デバイス、フロッピーデ
ィスク等の記録媒体等から画像データを得て、プリント
として出力することができる。ところが、このような画
像のデータサイズや形式(フォーマット)の異なる画像
データは、同じ画像データの処理系で処理することがで
きないので、これらをディスプレイに表示してモニタ検
定を行うためには、供給される画像データに対応して多
数の画像データ処理系を用意する必要がある。
は、フィルムスキャナの読み取り画素密度を変えて、異
なるデータサイズ(画素数)の出力を行うこともでき、
また、複数台のスキャナを接続して、プリント作成を行
うことも可能であり、出力するデータサイズが異なるフ
ィルムスキャナが接続されることもある。さらに、デジ
タルフォトプリンタであれば、フィルムスキャナ以外に
も、印刷物等の反射原稿の画像を読み取る反射原稿スキ
ャナ、デジタルカメラ等の撮像デバイス、フロッピーデ
ィスク等の記録媒体等から画像データを得て、プリント
として出力することができる。ところが、このような画
像のデータサイズや形式(フォーマット)の異なる画像
データは、同じ画像データの処理系で処理することがで
きないので、これらをディスプレイに表示してモニタ検
定を行うためには、供給される画像データに対応して多
数の画像データ処理系を用意する必要がある。
【0009】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決することにあり、入出力される画像データの形式や
画像データのサイズによらず、同じ画像データの処理系
で処理して、1コマあるいは複数コマをディスプレイに
表示することができる画像表示方法および画像表示装置
を提供することにある。
解決することにあり、入出力される画像データの形式や
画像データのサイズによらず、同じ画像データの処理系
で処理して、1コマあるいは複数コマをディスプレイに
表示することができる画像表示方法および画像表示装置
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の画像表示方法は、画像データに画像処理を
施して可視像として表示するに際し、前記画像データの
前記画像処理に対応する形式への変換、および前記画像
データの所定の画像サイズへの変換の少なくとも一方を
行った後に、前記画像処理を施して可視像として表示す
ることを特徴とする画像表示方法を提供する。
に、本発明の画像表示方法は、画像データに画像処理を
施して可視像として表示するに際し、前記画像データの
前記画像処理に対応する形式への変換、および前記画像
データの所定の画像サイズへの変換の少なくとも一方を
行った後に、前記画像処理を施して可視像として表示す
ることを特徴とする画像表示方法を提供する。
【0011】また、本発明の画像表示装置は、画像デー
タを処理して所定形式の画像データとする変換処理部
と、画像データを所定のサイズの画像データとするサイ
ズ変換部と、必要に応じて形式変換およびサイズ変換の
少なくとも一方を施された画像データに画像処理を施し
て表示用の画像データとする画像処理部と、前記画像処
理部で処理された画像データを表示する表示手段とを有
することを特徴とする画像表示装置を提供する。
タを処理して所定形式の画像データとする変換処理部
と、画像データを所定のサイズの画像データとするサイ
ズ変換部と、必要に応じて形式変換およびサイズ変換の
少なくとも一方を施された画像データに画像処理を施し
て表示用の画像データとする画像処理部と、前記画像処
理部で処理された画像データを表示する表示手段とを有
することを特徴とする画像表示装置を提供する。
【0012】また、前記本発明において、写真プリンタ
のモニタ検定に使用されるのが好ましく、また、前記画
像データが、画像読取装置から供給された画像データ、
画像読取装置から供給された画像フォーマット、記録媒
体から供給された画像データ、記録媒体から供給された
画像フォーマット、撮像デバイスから供給された画像デ
ータ、撮像デバイスから供給された画像フォーマット、
通信手段から供給された画像データ、および通信手段か
ら供給された画像フォーマットの少なくとも一つである
のが好ましい。
のモニタ検定に使用されるのが好ましく、また、前記画
像データが、画像読取装置から供給された画像データ、
画像読取装置から供給された画像フォーマット、記録媒
体から供給された画像データ、記録媒体から供給された
画像フォーマット、撮像デバイスから供給された画像デ
ータ、撮像デバイスから供給された画像フォーマット、
通信手段から供給された画像データ、および通信手段か
ら供給された画像フォーマットの少なくとも一つである
のが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像表示方法およ
び画像表示装置について、添付の図面に示される好適実
施例を基に詳細に説明する。
び画像表示装置について、添付の図面に示される好適実
施例を基に詳細に説明する。
【0014】図1に、本発明を利用するデジタルフォト
プリンタの一例のブロック図が示される。図1に示され
るデジタルフォトプリンタ(以下、フォトプリンタ10
とする)は、基本的に、フィルムFに撮影された画像を
光電的に読み取るフィルムスキャナ12と、画像データ
の画像処理やフォトプリンタ10全体の操作および制御
等を行う画像処理装置14と、画像処理装置14から出
力された画像データに応じて変調した光ビームで感光材
料(印画紙)を画像露光し、現像処理して(仕上り)プ
リントとして出力するプリンタ16とを有して構成され
る。また、画像処理装置14には、様々な条件の入力
(設定)、処理の選択や指示、色/濃度補正などの指示
等を入力するためのキーボード18aおよびマウス18
bを有する操作系18と、モニタ検定のためのプリント
のシュミレーション画像、各種の操作指示、条件の設定
/登録画面等を表示するディスプレイ20が接続され
る。
プリンタの一例のブロック図が示される。図1に示され
るデジタルフォトプリンタ(以下、フォトプリンタ10
とする)は、基本的に、フィルムFに撮影された画像を
光電的に読み取るフィルムスキャナ12と、画像データ
の画像処理やフォトプリンタ10全体の操作および制御
等を行う画像処理装置14と、画像処理装置14から出
力された画像データに応じて変調した光ビームで感光材
料(印画紙)を画像露光し、現像処理して(仕上り)プ
リントとして出力するプリンタ16とを有して構成され
る。また、画像処理装置14には、様々な条件の入力
(設定)、処理の選択や指示、色/濃度補正などの指示
等を入力するためのキーボード18aおよびマウス18
bを有する操作系18と、モニタ検定のためのプリント
のシュミレーション画像、各種の操作指示、条件の設定
/登録画面等を表示するディスプレイ20が接続され
る。
【0015】このディスプレイ20と画像処理装置14
は、本発明の画像表示装置を構成するが、本発明は、こ
のようなフォトプリンタ10以外にも、画像データを可
視像としてディスプレイに表示、すなわちソフトコピー
として出力する各種の用途に利用可能である。
は、本発明の画像表示装置を構成するが、本発明は、こ
のようなフォトプリンタ10以外にも、画像データを可
視像としてディスプレイに表示、すなわちソフトコピー
として出力する各種の用途に利用可能である。
【0016】フィルムスキャナ12は、フィルムF等に
撮影された画像を光電的に読み取る装置で、光源22
と、可変絞り24と、フィルムFに入射する読取光をフ
ィルムFの面方向で均一にする拡散ボックス28と、結
像レンズユニット32と、R(赤)、G(緑)およびB
(青)の各画像読取に対応するラインCCDセンサを有
するイメージセンサ34と、アンプ(増幅器)36と、
A/D(アナログ/デジタル)変換器38とを有して構
成される。
撮影された画像を光電的に読み取る装置で、光源22
と、可変絞り24と、フィルムFに入射する読取光をフ
ィルムFの面方向で均一にする拡散ボックス28と、結
像レンズユニット32と、R(赤)、G(緑)およびB
(青)の各画像読取に対応するラインCCDセンサを有
するイメージセンサ34と、アンプ(増幅器)36と、
A/D(アナログ/デジタル)変換器38とを有して構
成される。
【0017】また、フォトプリンタ10においては、新
写真システム(Advanced Photo System)や135サイズ
のネガ(あるいはリバーサル)フィルム等のフィルムの
種類やサイズ、ストリップスやスライド等のフィルムの
形態等に応じて、フィルムスキャナ12の本体に装着自
在な専用のキャリアが用意されており、キャリアを交換
することにより、各種のフィルムや処理に対応すること
ができる。フィルムに撮影され、プリント作成に供され
る画像(コマ)は、このキャリアによって所定の読取位
置に搬送される。このようなフィルムスキャナ12にお
いて、フィルムFに撮影された画像を読み取る際には、
光源22から射出され、可変絞り24によって光量調整
された読取光が、キャリアによって所定の読取位置に位
置されたフィルムFに入射して、透過することにより、
フィルムFに撮影された画像を担持する投影光を得る。
写真システム(Advanced Photo System)や135サイズ
のネガ(あるいはリバーサル)フィルム等のフィルムの
種類やサイズ、ストリップスやスライド等のフィルムの
形態等に応じて、フィルムスキャナ12の本体に装着自
在な専用のキャリアが用意されており、キャリアを交換
することにより、各種のフィルムや処理に対応すること
ができる。フィルムに撮影され、プリント作成に供され
る画像(コマ)は、このキャリアによって所定の読取位
置に搬送される。このようなフィルムスキャナ12にお
いて、フィルムFに撮影された画像を読み取る際には、
光源22から射出され、可変絞り24によって光量調整
された読取光が、キャリアによって所定の読取位置に位
置されたフィルムFに入射して、透過することにより、
フィルムFに撮影された画像を担持する投影光を得る。
【0018】キャリア30は、図2(A)に示されるよ
うに、所定の読取位置にフィルムFを位置しつつ、イメ
ージセンサ34のラインCCDセンサの延在方向(主走
査方向)と直交する副走査方向に、フィルムFの長手方
向を一致して搬送する、読取位置を副走査方向に挟んで
配置される搬送ローラ対30aおよび30bと、フィル
ムFの投影光を所定のスリット状に規制する、読取位置
に対応して位置する主走査方向に延在するスリット40
aを有するマスク40とを有する。フィルムFは、この
キャリア30によって読取位置に位置されて副走査方向
に搬送されつつ、読取光を入射される。これにより、結
果的にフィルムFが主走査方向に延在するスリット40
aによって2次元的にスリット走査され、フィルムFに
撮影された各コマの画像が読み取られる。
うに、所定の読取位置にフィルムFを位置しつつ、イメ
ージセンサ34のラインCCDセンサの延在方向(主走
査方向)と直交する副走査方向に、フィルムFの長手方
向を一致して搬送する、読取位置を副走査方向に挟んで
配置される搬送ローラ対30aおよび30bと、フィル
ムFの投影光を所定のスリット状に規制する、読取位置
に対応して位置する主走査方向に延在するスリット40
aを有するマスク40とを有する。フィルムFは、この
キャリア30によって読取位置に位置されて副走査方向
に搬送されつつ、読取光を入射される。これにより、結
果的にフィルムFが主走査方向に延在するスリット40
aによって2次元的にスリット走査され、フィルムFに
撮影された各コマの画像が読み取られる。
【0019】新写真システムのフィルムには、磁気記録
媒体が形成されており、新写真システムのフィルム(カ
ートリッジ)に対応するキャリアには、この磁気記録媒
体に記録された情報を読み取り、また、必要な情報を記
録する磁気ヘッド42が配置されている。フィルムの磁
気記録媒体に記録された情報は、キャリア30の磁気ヘ
ッド42で読み取られて、フィルムスキャナ12本体か
ら画像処理装置14等の必要な部位に送られ、あるい
は、画像処理装置14等からの情報が、フィルムスキャ
ナ12本体からキャリア30に転送され、磁気ヘッド4
2によってフィルムFの磁気記録媒体に記録される。ま
た、キャリア30には、フィルムに光学的に記録される
DXコード、拡張DXコード、FNSコード等のバーコ
ードや、フィルムに光学的に記録された各種の情報を読
み取るためのコードリーダ44が配置されており、コー
ドリーダ44で読み取られた各種の情報が画像処理装置
14等の必要な部位に送られる。
媒体が形成されており、新写真システムのフィルム(カ
ートリッジ)に対応するキャリアには、この磁気記録媒
体に記録された情報を読み取り、また、必要な情報を記
録する磁気ヘッド42が配置されている。フィルムの磁
気記録媒体に記録された情報は、キャリア30の磁気ヘ
ッド42で読み取られて、フィルムスキャナ12本体か
ら画像処理装置14等の必要な部位に送られ、あるい
は、画像処理装置14等からの情報が、フィルムスキャ
ナ12本体からキャリア30に転送され、磁気ヘッド4
2によってフィルムFの磁気記録媒体に記録される。ま
た、キャリア30には、フィルムに光学的に記録される
DXコード、拡張DXコード、FNSコード等のバーコ
ードや、フィルムに光学的に記録された各種の情報を読
み取るためのコードリーダ44が配置されており、コー
ドリーダ44で読み取られた各種の情報が画像処理装置
14等の必要な部位に送られる。
【0020】前述のように、読取光はキャリア30に保
持されたフィルムFを透過して画像を担持する投影光と
なり、この投影光は、結像レンズユニット32によって
イメージセンサ34の受光面に結像される。図2(B)
に示されるように、イメージセンサ34は、R画像の読
み取りを行うラインCCDセンサ34R、G画像の読み
取りを行うラインCCDセンサ34G、およびB画像の
読み取りを行うラインCCDセンサ34Bを有する、い
わゆる3ラインのカラーCCDセンサで、各ラインCC
Dセンサは、前述のように主走査方向に延在している。
フィルムFの投影光は、このイメージセンサ34によっ
て、R、GおよびBの3原色に分解されて光電的に読み
取られる。イメージセンサ34の出力信号は、アンプ3
6で増幅され、A/D変換器38でデジタル信号とされ
て、画像処理装置14に送られる。
持されたフィルムFを透過して画像を担持する投影光と
なり、この投影光は、結像レンズユニット32によって
イメージセンサ34の受光面に結像される。図2(B)
に示されるように、イメージセンサ34は、R画像の読
み取りを行うラインCCDセンサ34R、G画像の読み
取りを行うラインCCDセンサ34G、およびB画像の
読み取りを行うラインCCDセンサ34Bを有する、い
わゆる3ラインのカラーCCDセンサで、各ラインCC
Dセンサは、前述のように主走査方向に延在している。
フィルムFの投影光は、このイメージセンサ34によっ
て、R、GおよびBの3原色に分解されて光電的に読み
取られる。イメージセンサ34の出力信号は、アンプ3
6で増幅され、A/D変換器38でデジタル信号とされ
て、画像処理装置14に送られる。
【0021】フィルムスキャナ12においては、フィル
ムFに撮影された画像の読み取りを、低解像度で読み取
るプレスキャンと、出力画像の画像データを得るための
高解像度での画像読取である本スキャンとの、2回の画
像読取で行う。プレスキャンは、フィルムスキャナ12
が対象とする全てのフィルムの画像を、イメージセンサ
34が飽和することなく読み取れるように、あらかじめ
設定された、プレスキャンの読取条件で行われる。これ
に対し、本スキャンは、プレスキャンデータから、その
画像(コマ)の最低濃度よりも若干低い濃度でイメージ
センサ34が飽和するように、各コマ毎に設定された本
スキャンの読取条件で行われる。従って、プレスキャン
と本スキャンの出力データは、データサイズ(画素数)
と出力レベルが異なる。
ムFに撮影された画像の読み取りを、低解像度で読み取
るプレスキャンと、出力画像の画像データを得るための
高解像度での画像読取である本スキャンとの、2回の画
像読取で行う。プレスキャンは、フィルムスキャナ12
が対象とする全てのフィルムの画像を、イメージセンサ
34が飽和することなく読み取れるように、あらかじめ
設定された、プレスキャンの読取条件で行われる。これ
に対し、本スキャンは、プレスキャンデータから、その
画像(コマ)の最低濃度よりも若干低い濃度でイメージ
センサ34が飽和するように、各コマ毎に設定された本
スキャンの読取条件で行われる。従って、プレスキャン
と本スキャンの出力データは、データサイズ(画素数)
と出力レベルが異なる。
【0022】なお、本発明において、フィルムスキャナ
は、このようなスリット走査によるものに限定はされ
ず、1コマの画像の全面を一度に読み取る、面露光を利
用するものであってもよい。この場合には、例えば、エ
リアCCDセンサを用い、光源とフィルムFとの間に、
R、GおよびBの各色フィルタの挿入手段を設け、色フ
ィルタを挿入してエリアCCDセンサで画像を読み取る
ことを、R、GおよびBの各色フィルタで順次行い、フ
ィルムに撮影された画像を3原色に分解して順次行えば
よい。
は、このようなスリット走査によるものに限定はされ
ず、1コマの画像の全面を一度に読み取る、面露光を利
用するものであってもよい。この場合には、例えば、エ
リアCCDセンサを用い、光源とフィルムFとの間に、
R、GおよびBの各色フィルタの挿入手段を設け、色フ
ィルタを挿入してエリアCCDセンサで画像を読み取る
ことを、R、GおよびBの各色フィルタで順次行い、フ
ィルムに撮影された画像を3原色に分解して順次行えば
よい。
【0023】また、本発明を利用するフォトプリンタ1
0においては、フィルムスキャナ12以外にも、出力す
るデータサイズが異なるフィルムスキャナ、反射原稿の
画像を光電的に読み取る反射原稿スキャナ、デジタルカ
メラやデジタルビデオカメラ等の撮像デバイス、LAN
(Local Area Network)やコンピュータ通信ネットワーク
等の通信手段、フロッピーディスク等の記録媒体(記録
媒体に対応するデータ読取手段)等の、各種の画像読取
手段や撮像デバイス、記録媒体を画像データ供給源Rと
して、これらの各種の画像データ供給源Rから原画像の
画像データや画像フォーマットを受け取り、その画像の
ディスプレイ20への表示や、その画像を再生したプリ
ントを作成することもできる。なお、画像データ供給源
Rとなる記録媒体には特に限定はなく、例えば、前記フ
ロッピーディスクを初めとして、リムーバブルハードデ
ィスク(Zip,Jaz等)、DAT(デジタルオーデ
ィオテープ)等の磁気記録媒体、MO(光磁気)ディス
ク、MD(ミニディスク)、DVD(デジタルビデオデ
ィスク)等の光磁気記録媒体、CD−R(CD−レコー
ダブル)やCD−ROM等の光記録媒体、PCカードや
スマートメディア等のカードメモリなどが例示される。
0においては、フィルムスキャナ12以外にも、出力す
るデータサイズが異なるフィルムスキャナ、反射原稿の
画像を光電的に読み取る反射原稿スキャナ、デジタルカ
メラやデジタルビデオカメラ等の撮像デバイス、LAN
(Local Area Network)やコンピュータ通信ネットワーク
等の通信手段、フロッピーディスク等の記録媒体(記録
媒体に対応するデータ読取手段)等の、各種の画像読取
手段や撮像デバイス、記録媒体を画像データ供給源Rと
して、これらの各種の画像データ供給源Rから原画像の
画像データや画像フォーマットを受け取り、その画像の
ディスプレイ20への表示や、その画像を再生したプリ
ントを作成することもできる。なお、画像データ供給源
Rとなる記録媒体には特に限定はなく、例えば、前記フ
ロッピーディスクを初めとして、リムーバブルハードデ
ィスク(Zip,Jaz等)、DAT(デジタルオーデ
ィオテープ)等の磁気記録媒体、MO(光磁気)ディス
ク、MD(ミニディスク)、DVD(デジタルビデオデ
ィスク)等の光磁気記録媒体、CD−R(CD−レコー
ダブル)やCD−ROM等の光記録媒体、PCカードや
スマートメディア等のカードメモリなどが例示される。
【0024】前述のように、フィルムスキャナ12から
の出力データは、画像処理装置14に出力される。図3
に、画像処理装置14のブロック図を示す。図3に示さ
れるように、画像処理装置14(以下、処理装置14と
する)は、データ処理部46、Log変換器48、プレ
スキャン(フレーム)メモリ50、本スキャン(フレー
ム)メモリ52、プレスキャン処理部54、本スキャン
処理部56、条件設定部58、データ変換部80および
画像サイズ変換部82を有して構成される。なお、図3
は、主に画像処理関連の部位を示すものであり、画像処
理装置14には、これ以外にも、画像処理装置14を含
むフォトプリンタ10全体の制御や管理を行うCPU、
フォトプリンタ10の作動等に必要な情報を記憶するメ
モリ、可変絞り24の絞り値やCCDセンサ34の蓄積
時間を決定する手段等が配置され、また、操作系18や
ディスプレイ20は、このCPU等(CPUバス)を介
して各部位に接続される。
の出力データは、画像処理装置14に出力される。図3
に、画像処理装置14のブロック図を示す。図3に示さ
れるように、画像処理装置14(以下、処理装置14と
する)は、データ処理部46、Log変換器48、プレ
スキャン(フレーム)メモリ50、本スキャン(フレー
ム)メモリ52、プレスキャン処理部54、本スキャン
処理部56、条件設定部58、データ変換部80および
画像サイズ変換部82を有して構成される。なお、図3
は、主に画像処理関連の部位を示すものであり、画像処
理装置14には、これ以外にも、画像処理装置14を含
むフォトプリンタ10全体の制御や管理を行うCPU、
フォトプリンタ10の作動等に必要な情報を記憶するメ
モリ、可変絞り24の絞り値やCCDセンサ34の蓄積
時間を決定する手段等が配置され、また、操作系18や
ディスプレイ20は、このCPU等(CPUバス)を介
して各部位に接続される。
【0025】フィルムスキャナ12から出力されたR,
GおよびBの各出力データは、まず、データ処理部46
において、DCオフセット補正、暗時補正、シェーディ
ング補正等の所定の処理を施され、Log変換器48で
変換されてデジタルの画像データとされ、プレスキャン
(画像)データはプレスキャンメモリ50に、本スキャ
ン(画像)データは本スキャンメモリ52に、それぞれ
記憶(格納)される。前述のように、プレスキャンと本
スキャンは出力データのサイズが異なるので、プレスキ
ャンデータと本スキャンデータは、画像データサイズ
(以下、データサイズとする)が異なる。
GおよびBの各出力データは、まず、データ処理部46
において、DCオフセット補正、暗時補正、シェーディ
ング補正等の所定の処理を施され、Log変換器48で
変換されてデジタルの画像データとされ、プレスキャン
(画像)データはプレスキャンメモリ50に、本スキャ
ン(画像)データは本スキャンメモリ52に、それぞれ
記憶(格納)される。前述のように、プレスキャンと本
スキャンは出力データのサイズが異なるので、プレスキ
ャンデータと本スキャンデータは、画像データサイズ
(以下、データサイズとする)が異なる。
【0026】プレスキャンメモリ50に記憶されたプレ
スキャンデータはプレスキャン処理部54において、本
スキャンメモリ52に記憶された本スキャンデータは、
基本的に本スキャン処理部56において、それぞれ処理
されるが、本発明にかかるフォトプリンタ10において
は、本スキャンメモリ52に記憶された本スキャンデー
タや画像データを、プレスキャン処理部54で処理して
ディスプレイ20に表示することもできる。また、フロ
ッピーディスクなどの記録媒体やデジタルカメラなどの
撮像デバイス等の、フィルムスキャナ12以外の画像デ
ータ供給源Rから供給される画像データは、データ変換
部80に供給され、ここから本スキャンメモリ52に供
給される。
スキャンデータはプレスキャン処理部54において、本
スキャンメモリ52に記憶された本スキャンデータは、
基本的に本スキャン処理部56において、それぞれ処理
されるが、本発明にかかるフォトプリンタ10において
は、本スキャンメモリ52に記憶された本スキャンデー
タや画像データを、プレスキャン処理部54で処理して
ディスプレイ20に表示することもできる。また、フロ
ッピーディスクなどの記録媒体やデジタルカメラなどの
撮像デバイス等の、フィルムスキャナ12以外の画像デ
ータ供給源Rから供給される画像データは、データ変換
部80に供給され、ここから本スキャンメモリ52に供
給される。
【0027】データ変換部80は、画像データ供給源R
から処理装置14(フォトプリンタ10)に対応しない
形式の画像データや画像フォーマット(画像ファイル)
が供給された際に、これを処理装置14に対応する形式
に変換するものである。本発明が対応する画像データや
画像フォーマットには限定はなく、いわゆる画像フォー
マット(ファイルフォーマット)がすべて利用可能であ
る。一例として、BMP(Microsoft Windows bitmap ma
ge file)、GIFF(Compuserve Graphics image fil
e)、EXIF(JEIDA Exchengeable image file forma
t)、Flash Pix、JPEG(Joint Photographi
c Experts Group file format)、PICT(Apple Macin
tosh QuickDraw/PICT file) 、TIFF(Tagged Image
File Format)、汎用フォーマット等が例示される。な
お、データ変換部80における画像データの変換は、公
知のファイル変換方法によって行えばよい。
から処理装置14(フォトプリンタ10)に対応しない
形式の画像データや画像フォーマット(画像ファイル)
が供給された際に、これを処理装置14に対応する形式
に変換するものである。本発明が対応する画像データや
画像フォーマットには限定はなく、いわゆる画像フォー
マット(ファイルフォーマット)がすべて利用可能であ
る。一例として、BMP(Microsoft Windows bitmap ma
ge file)、GIFF(Compuserve Graphics image fil
e)、EXIF(JEIDA Exchengeable image file forma
t)、Flash Pix、JPEG(Joint Photographi
c Experts Group file format)、PICT(Apple Macin
tosh QuickDraw/PICT file) 、TIFF(Tagged Image
File Format)、汎用フォーマット等が例示される。な
お、データ変換部80における画像データの変換は、公
知のファイル変換方法によって行えばよい。
【0028】図示例の処理装置14においては、モニタ
検定等を行うために、画像データ供給源Rから供給され
た画像データや本スキャンデータの画像をディスプレイ
20に表示する際には、本スキャンメモリ52からプレ
スキャンメモリ50に画像データを送って、プレスキャ
ン処理部54で画像データを処理して、画像をディスプ
レイ20に表示する。ここで、本スキャンメモリ52と
プレスキャンメモリ50の間には、画像サイズ変換部8
2が配置されている。
検定等を行うために、画像データ供給源Rから供給され
た画像データや本スキャンデータの画像をディスプレイ
20に表示する際には、本スキャンメモリ52からプレ
スキャンメモリ50に画像データを送って、プレスキャ
ン処理部54で画像データを処理して、画像をディスプ
レイ20に表示する。ここで、本スキャンメモリ52と
プレスキャンメモリ50の間には、画像サイズ変換部8
2が配置されている。
【0029】画像サイズ変換部82は、必要に応じて、
本スキャンメモリ52から送られる画像データや本スキ
ャンデータのデータサイズを、プレスキャンデータ(プ
レスキャン処理部54)に対応するデータサイズに変換
して、プレスキャンメモリ50に供給する部位である。
本発明においては、データ変換部80および画像サイズ
変換部82を有することにより、入出力画像データの種
類やデータサイズによらず、プレスキャン処理部54で
全画像データを処理して、画像をディスプレイ20に表
示することができ、また、ディスプレイ20への画像表
示領域を割り振ることにより、種類やデータサイズの異
なる複数コマの画像を受け取って、同時にディスプレイ
20に表示することもできる。
本スキャンメモリ52から送られる画像データや本スキ
ャンデータのデータサイズを、プレスキャンデータ(プ
レスキャン処理部54)に対応するデータサイズに変換
して、プレスキャンメモリ50に供給する部位である。
本発明においては、データ変換部80および画像サイズ
変換部82を有することにより、入出力画像データの種
類やデータサイズによらず、プレスキャン処理部54で
全画像データを処理して、画像をディスプレイ20に表
示することができ、また、ディスプレイ20への画像表
示領域を割り振ることにより、種類やデータサイズの異
なる複数コマの画像を受け取って、同時にディスプレイ
20に表示することもできる。
【0030】画像サイズ変換部82におけるデータサイ
ズの変換方法には特に限定はなく、公知の方法が各種利
用可能であるが、例えば、間引き、加算平均、電子変倍
処理(拡縮処理)等が例示される。
ズの変換方法には特に限定はなく、公知の方法が各種利
用可能であるが、例えば、間引き、加算平均、電子変倍
処理(拡縮処理)等が例示される。
【0031】プレスキャン処理部54は、画像処理部6
2とデータ変換部64とを有するもので、プレスキャン
メモリ50から画像データを読み出して、画像処理部6
2で所定の画像処理を施し、データ変換部64でディス
プレイ20による画像表示に対応する画像データに変換
するものである。また、複数コマの画像をディスプレイ
20に同時に表示する際には、画像処理部62で変倍処
理および画像の割り振りを行う。他方、本スキャン処理
部56は、画像処理部66とデータ変換部68とを有す
るもので、本スキャンメモリ52から画像データを読み
出して、画像処理部66で所定の画像処理を施し、デー
タ変換部64でプリンタ16による画像記録に対応する
画像データに変換するものである。両処理部における画
像処理条件は、条件設定部58において設定される。
2とデータ変換部64とを有するもので、プレスキャン
メモリ50から画像データを読み出して、画像処理部6
2で所定の画像処理を施し、データ変換部64でディス
プレイ20による画像表示に対応する画像データに変換
するものである。また、複数コマの画像をディスプレイ
20に同時に表示する際には、画像処理部62で変倍処
理および画像の割り振りを行う。他方、本スキャン処理
部56は、画像処理部66とデータ変換部68とを有す
るもので、本スキャンメモリ52から画像データを読み
出して、画像処理部66で所定の画像処理を施し、デー
タ変換部64でプリンタ16による画像記録に対応する
画像データに変換するものである。両処理部における画
像処理条件は、条件設定部58において設定される。
【0032】画像処理部62および画像処理部66は、
処理する画像データのデータサイズが異なる以外には、
基本的に同様の画像処理を施す。画像処理は、具体的に
は、グレイバランス調整、階調調整、濃度調整、彩度調
整、シャープネス(鮮鋭化)処理、覆い焼き処理(画像
ダイナミックレンジの圧縮)、電子変倍処理、幾何学歪
補正、周辺光量補正等の各種の画像処理の1以上が例示
される。これらの各処理は、共に公知の画像処理方法で
行えばよく、処理演算、LUT(ルックアップテーブ
ル)による処理、マトリクス(MTX)演算、ローパス
フィルタ(LPF)による処理等を適宜組み合わせて行
われる。データ変換部64およびデータ変換部68にお
いては、これらの画像処理を施された画像データを、例
えば、3D(3次元)−LUT等で変換する。
処理する画像データのデータサイズが異なる以外には、
基本的に同様の画像処理を施す。画像処理は、具体的に
は、グレイバランス調整、階調調整、濃度調整、彩度調
整、シャープネス(鮮鋭化)処理、覆い焼き処理(画像
ダイナミックレンジの圧縮)、電子変倍処理、幾何学歪
補正、周辺光量補正等の各種の画像処理の1以上が例示
される。これらの各処理は、共に公知の画像処理方法で
行えばよく、処理演算、LUT(ルックアップテーブ
ル)による処理、マトリクス(MTX)演算、ローパス
フィルタ(LPF)による処理等を適宜組み合わせて行
われる。データ変換部64およびデータ変換部68にお
いては、これらの画像処理を施された画像データを、例
えば、3D(3次元)−LUT等で変換する。
【0033】前述のように、プレスキャン処理部54お
よび本スキャン処理部56における画像処理条件(変換
も含む)は、条件設定部58によって設定される。この
条件設定部58は、セットアップ部70、キー補正部7
4およびパラメータ統合部76を有して構成される。
よび本スキャン処理部56における画像処理条件(変換
も含む)は、条件設定部58によって設定される。この
条件設定部58は、セットアップ部70、キー補正部7
4およびパラメータ統合部76を有して構成される。
【0034】セットアップ部70は、プレスキャン処理
部54および本スキャン処理部56で施す画像処理条件
を設定する。具体的には、セットアップ部70は、プレ
スキャンデータから、濃度ヒストグラムの作成や、平均
濃度、ハイライト(最低濃度)やシャドー(最高濃度)
等の濃度ヒストグラムの頻度所定%点、LATD(大面
積透過濃度)等の画像特徴量の算出等を行い、前述のよ
うに本スキャンの読取条件を設定し、さらに、濃度ヒス
トグラムや画像特徴量を用いた画像解析や、オペレータ
の指示等に応じて、前述の各種の画像処理から実行する
画像処理ならびに実行順序を決定し、さらに、画像処理
等の処理条件を決定し、パラメータ統合部76に供給す
る。なお、セットアップ部70は、プリントを作成する
コマの画像データのみから画像処理条件を設定するのに
限定はされず、例えば、フィルム1本の全コマの画像デ
ータや、先に処理された複数コマの画像データも用い
て、画像処理条件を設定してもよい。
部54および本スキャン処理部56で施す画像処理条件
を設定する。具体的には、セットアップ部70は、プレ
スキャンデータから、濃度ヒストグラムの作成や、平均
濃度、ハイライト(最低濃度)やシャドー(最高濃度)
等の濃度ヒストグラムの頻度所定%点、LATD(大面
積透過濃度)等の画像特徴量の算出等を行い、前述のよ
うに本スキャンの読取条件を設定し、さらに、濃度ヒス
トグラムや画像特徴量を用いた画像解析や、オペレータ
の指示等に応じて、前述の各種の画像処理から実行する
画像処理ならびに実行順序を決定し、さらに、画像処理
等の処理条件を決定し、パラメータ統合部76に供給す
る。なお、セットアップ部70は、プリントを作成する
コマの画像データのみから画像処理条件を設定するのに
限定はされず、例えば、フィルム1本の全コマの画像デ
ータや、先に処理された複数コマの画像データも用い
て、画像処理条件を設定してもよい。
【0035】キー補正部74は、操作系18のキーボー
ド18aやマウス18bから入力された、色補正、濃度
補正、階調補正等のオペレータによる補正指示に応じ
て、画像の補正量を算出し、パラメータ統合部76に供
給するものである。
ド18aやマウス18bから入力された、色補正、濃度
補正、階調補正等のオペレータによる補正指示に応じ
て、画像の補正量を算出し、パラメータ統合部76に供
給するものである。
【0036】パラメータ統合部76は、セットアップ部
70が設定した画像処理条件等を受け取って、プレスキ
ャン処理部54および本スキャン処理部56の所定位置
(ハードウエア)に設定する。また、パラメータ統合部
76は、オペレータによる補正指示に応じてキー補正部
74で算出された補正量に応じて、この補正を行うため
の補正条件を設定してプレスキャン処理部54および本
スキャン処理部56の所定位置に設定し、また、先に設
定した画像処理条件を再設定あるいは補正する。
70が設定した画像処理条件等を受け取って、プレスキ
ャン処理部54および本スキャン処理部56の所定位置
(ハードウエア)に設定する。また、パラメータ統合部
76は、オペレータによる補正指示に応じてキー補正部
74で算出された補正量に応じて、この補正を行うため
の補正条件を設定してプレスキャン処理部54および本
スキャン処理部56の所定位置に設定し、また、先に設
定した画像処理条件を再設定あるいは補正する。
【0037】前述のように、処理装置14のプレスキャ
ン処理部54で処理された画像データはディスプレイ2
0に、本スキャン処理部56で処理された画像データは
プリンタ16に、それぞれ送られる。本発明において、
ディスプレイ20には特に限定はなく、CRT(Cathode
RayTube)、液晶ディスプレイ等、公知の表示手段が各
種利用可能である。
ン処理部54で処理された画像データはディスプレイ2
0に、本スキャン処理部56で処理された画像データは
プリンタ16に、それぞれ送られる。本発明において、
ディスプレイ20には特に限定はなく、CRT(Cathode
RayTube)、液晶ディスプレイ等、公知の表示手段が各
種利用可能である。
【0038】プリンタ16は、供給された画像データに
応じて感光材料(印画紙)を露光して潜像を記録するプ
リンタ(焼付装置)と、露光済の感光材料に所定の処理
を施してプリントとして出力するプロセサ(現像装置)
とを有して構成される。プリンタでは、例えば、感光材
料をプリントに応じた所定長に切断した後に、バックプ
リントを記録し、次いで、感光材料の分光感度特性に応
じたR露光、G露光およびB露光の3種の光ビームを処
理装置14から出力された画像データに応じて変調して
主走査方向に偏向すると共に、主走査方向と直交する副
走査方向に感光材料を搬送することにより、前記光ビー
ムで感光材料を2次元的に走査露光して潜像を記録し、
プロセサに供給する。感光材料を受け取ったプロセサ
は、発色現像、漂白定着、水洗等の所定の湿式現像処理
を行い、乾燥してプリントとし、フィルム1本分等の所
定単位に仕分して集積する。
応じて感光材料(印画紙)を露光して潜像を記録するプ
リンタ(焼付装置)と、露光済の感光材料に所定の処理
を施してプリントとして出力するプロセサ(現像装置)
とを有して構成される。プリンタでは、例えば、感光材
料をプリントに応じた所定長に切断した後に、バックプ
リントを記録し、次いで、感光材料の分光感度特性に応
じたR露光、G露光およびB露光の3種の光ビームを処
理装置14から出力された画像データに応じて変調して
主走査方向に偏向すると共に、主走査方向と直交する副
走査方向に感光材料を搬送することにより、前記光ビー
ムで感光材料を2次元的に走査露光して潜像を記録し、
プロセサに供給する。感光材料を受け取ったプロセサ
は、発色現像、漂白定着、水洗等の所定の湿式現像処理
を行い、乾燥してプリントとし、フィルム1本分等の所
定単位に仕分して集積する。
【0039】なお、本発明にかかるフォトプリンタ10
においては、出力用の画像データは、プリンタ16のみ
ならず、フロッピーディスク、MOディスク等の前述の
各種の記録媒体に出力して、画像ファイルとしてもよ
い。
においては、出力用の画像データは、プリンタ16のみ
ならず、フロッピーディスク、MOディスク等の前述の
各種の記録媒体に出力して、画像ファイルとしてもよ
い。
【0040】以下、フォトプリンタ10の作用を説明す
ることにより、本発明について、より詳細に説明する。
ることにより、本発明について、より詳細に説明する。
【0041】まず、画像データがスキャナ12以外の画
像データ供給源Rから供給された場合を例に説明する。
オペレータがプリントサイズ等の必要な指示を入力した
後に、画像データの読み込みを指示すると、接続された
画像データ供給源R、例えば、デジタルカメラから画像
データが読み出され、まず、データ変換部80において
画像データの形式(フォーマット)を処理装置14に対
応するものに変換され、本スキャンメモリ52に記憶さ
れる。
像データ供給源Rから供給された場合を例に説明する。
オペレータがプリントサイズ等の必要な指示を入力した
後に、画像データの読み込みを指示すると、接続された
画像データ供給源R、例えば、デジタルカメラから画像
データが読み出され、まず、データ変換部80において
画像データの形式(フォーマット)を処理装置14に対
応するものに変換され、本スキャンメモリ52に記憶さ
れる。
【0042】本スキャンメモリ52に画像データが記憶
されると、画像データが画像サイズ変換部82に送ら
れ、必要に応じて、例えば間引きによってデータサイズ
をプレスキャンデータに相応するサイズに変換した後
に、プレスキャンメモリ50に記憶される。プレスキャ
ンメモリ50に画像データが記憶されると、セットアッ
プ部70がこれを読み出し、前述のように、濃度ヒスト
グラムの作成や画像特徴量の算出を行い、その結果およ
びオペレータによる指示に応じて、その画像データに対
して実行する画像処理および順番、画像処理条件を設定
(算出)する。設定された画像処理条件等は、パラメー
タ統合部76に送られ、ここからプレスキャン処理部5
4および本スキャン処理部56の所定位置に設定され
る。
されると、画像データが画像サイズ変換部82に送ら
れ、必要に応じて、例えば間引きによってデータサイズ
をプレスキャンデータに相応するサイズに変換した後
に、プレスキャンメモリ50に記憶される。プレスキャ
ンメモリ50に画像データが記憶されると、セットアッ
プ部70がこれを読み出し、前述のように、濃度ヒスト
グラムの作成や画像特徴量の算出を行い、その結果およ
びオペレータによる指示に応じて、その画像データに対
して実行する画像処理および順番、画像処理条件を設定
(算出)する。設定された画像処理条件等は、パラメー
タ統合部76に送られ、ここからプレスキャン処理部5
4および本スキャン処理部56の所定位置に設定され
る。
【0043】検定を行う場合には、画像処理条件がプレ
スキャン処理部54に設定されると、プレスキャンメモ
リ50から画像データが読み出され、設定された画像処
理条件の下、プレスキャン処理部54の画像処理部62
で画像処理されて、データ変換部64でディスプレイ2
0に対応する画像データに変換され、プリントに再生す
る画像のシュミレーション画像としてディスプレイ20
に表示される。
スキャン処理部54に設定されると、プレスキャンメモ
リ50から画像データが読み出され、設定された画像処
理条件の下、プレスキャン処理部54の画像処理部62
で画像処理されて、データ変換部64でディスプレイ2
0に対応する画像データに変換され、プリントに再生す
る画像のシュミレーション画像としてディスプレイ20
に表示される。
【0044】オペレータは、ディスプレイ20の表示を
見て、画像の確認(検定)を行い、必要に応じて、画像
の補正指示を行う。補正指示の入力信号は、キー補正部
74に送られ、キー補正部74は、これに応じた画像の
補正量を算出し、これをパラメータ統合部76に送る。
パラメータ統合部76は、送られた補正量に応じて、こ
の補正を実施する画像処理条件を設定してプレスキャン
処理部54および本スキャン処理部56の所定位置に設
定し、また、送られた補正量に応じて、先に両処理部に
設定した画像処理条件を補正する。従って、オペレータ
による補正指示に応じて、ディスプレイ20に表示され
るシュミレーション画像も変化する。オペレータは、デ
ィスプレイ20に表示される画像が適正である判定(検
定OK)すると、キーボード18a等を用いて、その旨
を指示し、これにより、画像処理条件が確定する。
見て、画像の確認(検定)を行い、必要に応じて、画像
の補正指示を行う。補正指示の入力信号は、キー補正部
74に送られ、キー補正部74は、これに応じた画像の
補正量を算出し、これをパラメータ統合部76に送る。
パラメータ統合部76は、送られた補正量に応じて、こ
の補正を実施する画像処理条件を設定してプレスキャン
処理部54および本スキャン処理部56の所定位置に設
定し、また、送られた補正量に応じて、先に両処理部に
設定した画像処理条件を補正する。従って、オペレータ
による補正指示に応じて、ディスプレイ20に表示され
るシュミレーション画像も変化する。オペレータは、デ
ィスプレイ20に表示される画像が適正である判定(検
定OK)すると、キーボード18a等を用いて、その旨
を指示し、これにより、画像処理条件が確定する。
【0045】ここで、本発明においては、同じもしくは
異なる画像データ供給源Rから供給された複数コマの画
像データをディスプレイ20に同時に表示してもよいの
は前述のとおりである。この際には、シュミレーション
画像はデータ変換部64によって割り振られてディスプ
レイ20に表示されると共に、このコマの表示処理に並
行して、他の画像データが画像データ供給源Rから供給
され、同様に、データ変換部80で変換され、本スキャ
ンメモリ52に記憶されると共に、画像サイズ変換部8
2でデータサイズを変換されてプレスキャンメモリ50
に記憶され、画像処理条件を設定された後にプレスキャ
ン処理部54に送られ、画像処理部62で画像処理され
て、データ変換部64でディスプレイ20に対応する画
像データに変換され、さらに割り振られて、先のコマの
画像と共にディスプレイ20に表示され、同様に検定が
行われる。
異なる画像データ供給源Rから供給された複数コマの画
像データをディスプレイ20に同時に表示してもよいの
は前述のとおりである。この際には、シュミレーション
画像はデータ変換部64によって割り振られてディスプ
レイ20に表示されると共に、このコマの表示処理に並
行して、他の画像データが画像データ供給源Rから供給
され、同様に、データ変換部80で変換され、本スキャ
ンメモリ52に記憶されると共に、画像サイズ変換部8
2でデータサイズを変換されてプレスキャンメモリ50
に記憶され、画像処理条件を設定された後にプレスキャ
ン処理部54に送られ、画像処理部62で画像処理され
て、データ変換部64でディスプレイ20に対応する画
像データに変換され、さらに割り振られて、先のコマの
画像と共にディスプレイ20に表示され、同様に検定が
行われる。
【0046】なお、検定を行わない場合には、パラメー
タ統合部76は、セットアップ部70から画像処理条件
を受け取った時点で本スキャン処理部56にこれを設定
し、これにより画像処理条件が確定する。フォトプリン
タ10においては、後述するフィルムFからのプリント
作成も含んで、このような検定の有無は、モードとして
選択可能にするのが好ましい。
タ統合部76は、セットアップ部70から画像処理条件
を受け取った時点で本スキャン処理部56にこれを設定
し、これにより画像処理条件が確定する。フォトプリン
タ10においては、後述するフィルムFからのプリント
作成も含んで、このような検定の有無は、モードとして
選択可能にするのが好ましい。
【0047】画像処理条件が確定すると、本スキャンメ
モリ52から画像データが読み出され、本スキャン処理
部56に送られ、本スキャン処理部56の画像処理部6
6およびデータ変換部68において、確定した画像処理
条件で処理されて出力用の画像データとされ、プリンタ
16に出力され、この画像データを再生したプリントが
作成される。ここで、画像データ供給源Rから供給され
た画像データが完成されたものである場合には、画像処
理条件の設定等を行わず、画像データが本スキャンメモ
リ52に記憶されたら、本スキャン処理部56に画像デ
ータを送り、画像処理部66では処理をせず、また、デ
ータ変換部68では固定条件で変換を行って、出力用の
画像データとしてプリンタ16に出力してもよい。
モリ52から画像データが読み出され、本スキャン処理
部56に送られ、本スキャン処理部56の画像処理部6
6およびデータ変換部68において、確定した画像処理
条件で処理されて出力用の画像データとされ、プリンタ
16に出力され、この画像データを再生したプリントが
作成される。ここで、画像データ供給源Rから供給され
た画像データが完成されたものである場合には、画像処
理条件の設定等を行わず、画像データが本スキャンメモ
リ52に記憶されたら、本スキャン処理部56に画像デ
ータを送り、画像処理部66では処理をせず、また、デ
ータ変換部68では固定条件で変換を行って、出力用の
画像データとしてプリンタ16に出力してもよい。
【0048】一方、フィルムFに撮影された画像を再現
したプリントの作成は、基本的に、以下の様に行われ
る。フィルムFのプリント作成を依頼されたオペレータ
は、フィルムFに応じたキャリアをフィルムスキャナ1
2の所定位置に装着して、フィルムFをキャリアの所定
位置にセットし、キャリア30の所定位置にフィルムF
をセットし、プリントサイズ等の必要な指示を入力した
後に、プリント作成開始を指示する。これにより、フィ
ルムスキャナ12の可変絞り24の絞り値やイメージセ
ンサ(ラインCCDセンサ)34の蓄積時間がプレスキ
ャンの読取条件に応じて設定され、その後、キャリア3
0がフィルムFをプレスキャンに応じた速度で副走査方
向に搬送して、前述のように所定の読取位置において、
フィルムFがスリット走査されて投影光がイメージセン
サ34に結像して、フィルムFに撮影された画像がR,
GおよびBに分解されて光電的に読み取られる。
したプリントの作成は、基本的に、以下の様に行われ
る。フィルムFのプリント作成を依頼されたオペレータ
は、フィルムFに応じたキャリアをフィルムスキャナ1
2の所定位置に装着して、フィルムFをキャリアの所定
位置にセットし、キャリア30の所定位置にフィルムF
をセットし、プリントサイズ等の必要な指示を入力した
後に、プリント作成開始を指示する。これにより、フィ
ルムスキャナ12の可変絞り24の絞り値やイメージセ
ンサ(ラインCCDセンサ)34の蓄積時間がプレスキ
ャンの読取条件に応じて設定され、その後、キャリア3
0がフィルムFをプレスキャンに応じた速度で副走査方
向に搬送して、前述のように所定の読取位置において、
フィルムFがスリット走査されて投影光がイメージセン
サ34に結像して、フィルムFに撮影された画像がR,
GおよびBに分解されて光電的に読み取られる。
【0049】なお、プレスキャンおよび本スキャンは、
1コマずつ行ってもよく、全コマあるいは所定の複数コ
マずつ、連続的にプレスキャンおよび本スキャンを行っ
てもよい。以下の例では、説明を簡潔にするために1コ
マずつを例に説明を行う。
1コマずつ行ってもよく、全コマあるいは所定の複数コ
マずつ、連続的にプレスキャンおよび本スキャンを行っ
てもよい。以下の例では、説明を簡潔にするために1コ
マずつを例に説明を行う。
【0050】イメージセンサ34からの出力は、アンプ
36で増幅され、A/D変換器38でデジタル信号とさ
れて、処理装置14に送られ、データ処理部46でオフ
セット補正等の所定の処理を施された後、Log変換器
48で変換されてデジタルの画像データとされ、プレス
キャンメモリ50に記憶される。
36で増幅され、A/D変換器38でデジタル信号とさ
れて、処理装置14に送られ、データ処理部46でオフ
セット補正等の所定の処理を施された後、Log変換器
48で変換されてデジタルの画像データとされ、プレス
キャンメモリ50に記憶される。
【0051】プレスキャンメモリ50にプレスキャンデ
ータが記憶されると、セットアップ部70がこれを読み
出し、濃度ヒストグラムの作成や画像特徴量の算出を行
い、その結果から、本スキャンの読取条件を設定してフ
ィルムスキャナ12に送ると共に、先と同様に、そのコ
マに実行する画像処理および順番、画像処理条件を設定
し、パラメータ統合部76からプレスキャン処理部54
および本スキャン処理部56の所定位置(ハードウエ
ア)に設定される。次いで、前述の例と同様にして、必
要に応じてプレスキャンメモリ50からプレスキャンデ
ータが読み出されてプレスキャン処理部54で処理され
てディスプレイ20に表示されて検定が行われ、画像処
理条件が確定する。
ータが記憶されると、セットアップ部70がこれを読み
出し、濃度ヒストグラムの作成や画像特徴量の算出を行
い、その結果から、本スキャンの読取条件を設定してフ
ィルムスキャナ12に送ると共に、先と同様に、そのコ
マに実行する画像処理および順番、画像処理条件を設定
し、パラメータ統合部76からプレスキャン処理部54
および本スキャン処理部56の所定位置(ハードウエ
ア)に設定される。次いで、前述の例と同様にして、必
要に応じてプレスキャンメモリ50からプレスキャンデ
ータが読み出されてプレスキャン処理部54で処理され
てディスプレイ20に表示されて検定が行われ、画像処
理条件が確定する。
【0052】画像処理条件が確定すると、本スキャンが
開始され、フィルムスキャナ12において可変絞り24
の絞り値等が供給された本スキャンの読取条件に設定さ
れると共に、キャリア30が本スキャンに対応する速度
でフィルムFを搬送する。本スキャンは、読取条件が異
なる以外はプレスキャンと同様に行われ、イメージセン
サ34からの出力信号はアンプ36で増幅されて、A/
D変換器38でデジタル信号とされ、処理装置14のデ
ータ処理部46で処理されて、Log変換器48で本ス
キャンデータとされ、本スキャンメモリ52に送られ
る。本スキャンデータが本スキャンメモリ52に送られ
ると、本スキャン処理部58に送られ、確定した画像処
理条件で処理されて出力用の画像データとされ、プリン
タ16に出力され、この画像データを再生したプリント
が作成される。
開始され、フィルムスキャナ12において可変絞り24
の絞り値等が供給された本スキャンの読取条件に設定さ
れると共に、キャリア30が本スキャンに対応する速度
でフィルムFを搬送する。本スキャンは、読取条件が異
なる以外はプレスキャンと同様に行われ、イメージセン
サ34からの出力信号はアンプ36で増幅されて、A/
D変換器38でデジタル信号とされ、処理装置14のデ
ータ処理部46で処理されて、Log変換器48で本ス
キャンデータとされ、本スキャンメモリ52に送られ
る。本スキャンデータが本スキャンメモリ52に送られ
ると、本スキャン処理部58に送られ、確定した画像処
理条件で処理されて出力用の画像データとされ、プリン
タ16に出力され、この画像データを再生したプリント
が作成される。
【0053】なお、必要に応じて、本スキャンデータが
本スキャンメモリ52に記憶された後に、本スキャンデ
ータを画像サイズ変換部82に送ってデータサイズをプ
レスキャンデータに応じたものに変換して、プレスキャ
ンメモリ50に送り、同様にしてディスプレイ20に表
示してもよい。
本スキャンメモリ52に記憶された後に、本スキャンデ
ータを画像サイズ変換部82に送ってデータサイズをプ
レスキャンデータに応じたものに変換して、プレスキャ
ンメモリ50に送り、同様にしてディスプレイ20に表
示してもよい。
【0054】以上、本発明の画像表示方法および画像表
示装置について詳細に説明したが、本発明は上記実施例
に限定はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て、各種の改良および変更を行ってもよいのはもちろん
である。
示装置について詳細に説明したが、本発明は上記実施例
に限定はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て、各種の改良および変更を行ってもよいのはもちろん
である。
【0055】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、異なる画像データ供給源から供給された画像デ
ータのように、入出力画像データのサイズや画像データ
の形式(フォーマット)によらず、1つの画像処理系統
で全ての画像データを処理して、1コマあるいは複数コ
マの画像をディスプレイに表示することができる。
よれば、異なる画像データ供給源から供給された画像デ
ータのように、入出力画像データのサイズや画像データ
の形式(フォーマット)によらず、1つの画像処理系統
で全ての画像データを処理して、1コマあるいは複数コ
マの画像をディスプレイに表示することができる。
【図1】 本発明のプリントシステムを利用するデジタ
ルフォトプリンタの一例のブロック図である。
ルフォトプリンタの一例のブロック図である。
【図2】 (A)は図1に示されるデジタルフォトプリ
ンタに装填されるスキャナの概念図を、(B)は図1に
示されるデジタルフォトプリンタに配置されるイメージ
センサの概念図を、それぞれ示す。
ンタに装填されるスキャナの概念図を、(B)は図1に
示されるデジタルフォトプリンタに配置されるイメージ
センサの概念図を、それぞれ示す。
【図3】 図1に示されるデジタルフォトプリンタの画
像処理装置の一例のブロック図である。
像処理装置の一例のブロック図である。
【符号の説明】 10 (デジタル)フォトプリンタ 12 スキャナ 14 画像処理装置 16 プリンタ 18 操作系 20 ディスプレイ 22 光源 24 可変絞り 28 拡散ボックス 30 キャリア 32 結像レンズユニット 34 イメージセンサ 36 アンプ 38 A/D変換器 42 磁気ヘッド 44 コードリーダ 46 データ処理部 48 Log変換器 50 プレスキャン(フレーム)メモリ 52 本スキャン(フレーム)メモリ 54 プレスキャン処理部 56 本スキャン処理部 58 条件設定部 70 セットアップ部 74 キー補正部 76 パラメータ統合部 80 データ変換部 82 画像サイズ変換部
Claims (4)
- 【請求項1】画像データに画像処理を施して可視像とし
て表示するに際し、 前記画像データの前記画像処理に対応する形式への変換
および前記画像データの所定の画像サイズへの変換の少
なくとも一方を行った後に、前記画像処理を施して可視
像として表示することを特徴とする画像表示方法。 - 【請求項2】画像データを処理して所定形式の画像デー
タとする変換処理部と、画像データを所定のサイズの画
像データとするサイズ変換部と、形式変換およびサイズ
変換の少なくとも一方を必要に応じて施された画像デー
タに画像処理を施して表示用の画像データとする画像処
理部と、前記画像処理部で処理された画像データを表示
する表示手段とを有することを特徴とする画像表示装
置。 - 【請求項3】写真プリンタのモニタ検定に使用される請
求項2に記載の画像表示装置。 - 【請求項4】前記画像データが、画像読取装置から供給
された画像データ、画像読取装置から供給された画像フ
ォーマット、記録媒体から供給された画像データ、記録
媒体から供給された画像フォーマット、撮像デバイスか
ら供給された画像データ、よび撮像デバイスから供給さ
れた画像フォーマット、通信手段から供給された画像デ
ータ、および通信手段から供給された画像フォーマット
の少なくとも一つである請求項2または3に記載の画像
表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10149554A JPH11341211A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 画像表示方法および画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10149554A JPH11341211A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 画像表示方法および画像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11341211A true JPH11341211A (ja) | 1999-12-10 |
Family
ID=15477712
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10149554A Withdrawn JPH11341211A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 画像表示方法および画像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11341211A (ja) |
-
1998
- 1998-05-29 JP JP10149554A patent/JPH11341211A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050802 |