JPH11340524A - 熱電ユニット - Google Patents

熱電ユニット

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Publication number
JPH11340524A
JPH11340524A JP10141732A JP14173298A JPH11340524A JP H11340524 A JPH11340524 A JP H11340524A JP 10141732 A JP10141732 A JP 10141732A JP 14173298 A JP14173298 A JP 14173298A JP H11340524 A JPH11340524 A JP H11340524A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fins
thermoelectric
heat
thermoelectric module
cutting
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10141732A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Okada
浩明 岡田
Nobuteru Maekawa
展輝 前川
Michimasa Tsuzaki
通正 津崎
Narimasa Iwamoto
成正 岩本
Teruaki Komatsu
照明 小松
Shinya Murase
慎也 村瀬
Hiroyuki Inoue
宏之 井上
Masayuki Sagawa
昌幸 佐川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP10141732A priority Critical patent/JPH11340524A/ja
Publication of JPH11340524A publication Critical patent/JPH11340524A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面積が大で冷却効率が高い上に安価である
放熱フィンを備えたものとする。 【解決手段】 所要のパターンで熱電素子が配列されて
いる熱電モジュール1の片面側に放熱部材2を、他面側
に吸熱部材3を配した熱電ユニットである。放熱部材2
は放熱用のフィン20を備えている。両側面が波形をな
すものとして押し出し成形にて形成された該フィン20
は押し出し方向と直交する方向に切断されて棒状のもの
となっている。両側面が波形である棒状のものであるた
めに、表面積がきわめて大きく、しかも押し出し成形と
切断で得たものであるために低コストである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所要のパターンで
熱電素子が配列されている熱電モジュールの片面側に放
熱部材を、他面側に吸熱部材を配している熱電ユニット
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数個の熱電素子(ペルチェ素子)を並
置配設するとともに各熱電素子を接合電極に接合するこ
とで各熱電素子を電気的に直列に且つP型の熱電素子と
N型の熱電素子とを交互に接続するとともに、これら熱
電素子が熱的には並列となるように接続配置することで
形成された熱電モジュールは、その通電時に熱電素子群
の片側が吸熱側、他方側が放熱側として作用するため
に、実使用に際しては、片側に吸熱部材を、他方側に放
熱部材を装着することで、吸熱面積及び放熱面積の拡大
を図る。
【0003】この時、放熱部材はその表面積が大である
ことが好ましいために、放熱用のフィンを備えたものが
用いられるが、多数のピン状(棒状)のフィンを備えた
ものはその製造コストの点で高価なものとなり、安価に
製作できる板状フィンを備えたものが多用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、板状フィンを
備えたものは冷却効率の点で劣るために、熱電モジュー
ルの性能を生かしきれないことがあった。
【0005】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
であって、その目的とするところは表面積が大で冷却効
率が高い上に安価である放熱フィンを備えた熱電ユニッ
トを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、所要
のパターンで熱電素子が配列されている熱電モジュール
の片面側に放熱部材を、他面側に吸熱部材を配している
熱電ユニットにおいて、放熱部材は放熱用のフィンを備
えているとともに、両側面が波形をなすものとして押し
出し成形にて形成された該フィンは押し出し方向と直交
する方向に切断されて棒状のものとなっていることに特
徴を有している。押し出し成形で両側面が波形であるも
のを形成してこれを押し出し方向と直交する方向に切断
することで棒状のフィンとしているために、表面積がき
わめて大きいものを簡便に得ることができる。
【0007】この時、フィンの配列ピッチは熱電モジュ
ールとの相対位置で非相対位置の部分より小さくしてい
ると、さらに高い冷却性能を得ることができる。
【0008】フィンの基部にはフィンの切断に際して形
成された溝を設けておくのも好ましい。
【0009】フィンを表面から突出させている放熱部材
のベース部はその両側面に凹凸条を備えたものとしてお
くとよく、この場合、凹凸条には凹溝である方がコスト
の点で好ましい。
【0010】放熱部材もしくは吸熱部材における熱電モ
ジュールとの対向面は、切削で仕上げられた面としてお
くのが平面度の確保の点で好ましく、さらには放熱部材
もしくは吸熱部材における熱電モジュール側に凸部を設
けて該凸部の先端面を熱電モジュールとの対向面として
おくと、生産性の向上を図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明を図示の実施の形態の
一例に基づいて詳述すると、図2は全体構成を示してお
り、図中1は熱電モジュールであって、該熱電モジュー
ル1は複数個の熱電素子(ペルチェ素子)を並置配設す
るとともに各熱電素子を接合電極に接合することで各熱
電素子を電気的に直列に且つP型の熱電素子とN型の熱
電素子とを交互に接続するとともに、これら熱電素子が
熱的には並列となるように接続配置することで形成され
ており、通電時に放熱側となる面には放熱部材2が取り
付けられ、吸熱側となる面には吸熱部材3が取り付けら
れる。なお、熱良導体で形成される放熱部材2と吸熱部
材3とは図3に示すように相互にビス等の連結具4を用
いて連結することで、熱電モジュール1を間に挟みこ
む。
【0012】ここにおける放熱部材2は、その表面に棒
状のフィン20が多数突出するものとなっているが、該
フィン20は図4に示すように押し出し成形で板状フィ
ン21を形成した後、図5に示すように押し出し方向と
直交する方向に板状フィン21を切断することで形成さ
れたものであり、特に押し出しに際して、両側面が波形
をなすように形成されたものとなっている。なお、図に
示すものでは、フィン20における切断面22は平面と
なっているが、切断用の鋸や回転砥石として波形断面を
持つものを用いることで、切断面22も波形をなしてい
るものとしてもよい。また、ここでいう波形とは、ロー
レット形状のものを含むものとする。いずれにしても、
上記棒状フィン20は、板状のものに比して表面積が大
きいだけでなく、通常の棒状フィンと比べても、側面が
波形となっているためにさらに表面積が大きいものであ
り、高い冷却効率を得ることができるものとなってい
る。なお、放熱部材2におけるフィン20が片面より突
出しているベース部23は、上記板状フィン21の切断
に際して溝25(図3参照)が同時に切削されるように
しておくとよい。押し出し方向と直交する方向に形成さ
れた溝25は、フィン20間を通るファン等による空気
流に乱流を生じさせるために、熱交換性能の向上を得る
ことができる。
【0013】また、上記ベース部23は、その押し出し
成形時に両側面に凹溝24が設けられたものとしておく
とよい。この凹溝24の存在は、押し出し後にベース部
22が反ってしまうことを抑制する。凹溝24に代えて
凸条を設けてもよいが、省材料の点では凹溝24の方が
好ましい。
【0014】また、押し出し成形で得たベース部23
は、熱電モジュール2との接触面の平面度がどうしても
劣るために、図1に示すように、予め少し膨らませた形
状としておき、その後図中Cで示す線まで切削で仕上げ
ることによって高い平面度を得るようにするとよい。
【0015】吸熱部材3にしても、押し出し成形で得る
場合、放熱部材2の場合と同様に両側面に凹溝34(も
しくは凸条)を設けるのが好ましく、熱電モジュール1
との接触面は切削で仕上げるようにしておくとよい。吸
熱部材3における熱電モジュール1側に凸部30を設け
て該凸部30の先端面を熱電モジュール1との対向面と
なるようにしているのは、上記切削面積を少なくして生
産性の向上を図るためである。図中35はサーミスタや
温度ヒューズなどを設置するための溝であり、該溝35
も押し出し成形時に同時に形成しているが、この溝35
も反りの抑制に役立つものとなっている。
【0016】板状フィン21を切断部材6で切断して棒
状フィン20を得るにあたり、等ピッチで切断するので
はなく、図7に示すように、熱電モジュール1と対向す
ることになる中央部分でのピッチを小さくしておくと、
表面積をさらに大きくすることができる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明においては、放熱部
材の放熱用の棒状フィンを、両側面が波形をなすものと
して押し出し成形にて形成したものを押し出し方向と直
交する方向に切断したものとして設けているために、側
面が波形側であることもあってきわめて大きい表面積を
有するものであり、しかも大きなプレスを用いて鍛造で
作成する棒状フィンと比較すれば、表面積がより大きい
だけでなく、コスト的にも有利なものであって、良好な
熱交換性能を有するものを安価に得ることができる。
【0018】この時、フィンの配列ピッチは熱電モジュ
ールとの相対位置で非相対位置の部分より小さくしてい
ると、さらに高い冷却性能を得ることができる。
【0019】フィンの基部にはフィンの切断に際して形
成された溝を設けておくと、フィン間を通る空気流に乱
流を生じさせることができるために、さらに高い冷却性
能を得ることができる。
【0020】フィンを表面から突出させている放熱部材
のベース部はその両側面に凹凸条を備えたものとしてお
くと、押し出し成形後の反りの問題を抑制することがで
き、この場合、凹凸条には凹溝を用いると省材料とする
ことができる。
【0021】放熱部材もしくは吸熱部材における熱電モ
ジュールとの対向面は、切削で仕上げられた面としてお
くと、良好な平面度を確保することができる。この時、
放熱部材もしくは吸熱部材における熱電モジュール側に
凸部を設けて該凸部の先端面を熱電モジュールとの対向
面としておくと、切削面積を少なくすることができるた
めに生産性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例における放熱部材を
示すもので、(a)は正面図、(b)はフィンの正面図、(c)
はフィンの側面図である。
【図2】同上の放熱部材と熱電モジュールと吸熱部材の
分解斜視図である。
【図3】(a)は同上の側面図、(b)は同上の断面図、(c)
は同上の平面図である。
【図4】同上の切断前の放熱部材の斜視図である。
【図5】同上の切断後の放熱部材の斜視図である。
【図6】同上の吸熱部材の側面図である。
【図7】(a)(b)は切断ピッチについて説明する斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 熱電モジュール 2 放熱部材 3 吸熱部材 20 フィン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩本 成正 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 小松 照明 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 村瀬 慎也 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 井上 宏之 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 佐川 昌幸 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要のパターンで熱電素子が配列されて
    いる熱電モジュールの片面側に放熱部材を、他面側に吸
    熱部材を配している熱電ユニットにおいて、放熱部材は
    放熱用のフィンを備えているとともに、両側面が波形を
    なすものとして押し出し成形にて形成された該フィンは
    押し出し方向と直交する方向に切断されて棒状のものと
    なっていることを特徴とする熱電ユニット。
  2. 【請求項2】 フィンの配列ピッチが熱電モジュールと
    の相対位置で非相対位置の部分より小さくなっているこ
    とを特徴とする請求項1記載の熱電ユニット。
  3. 【請求項3】 フィンの基部にはフィンの切断に際して
    形成された溝があることを特徴とする請求項1または2
    記載の熱電ユニット。
  4. 【請求項4】 フィンを表面から突出させている放熱部
    材のベース部はその両側面に凹凸条を備えていることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の熱電ユ
    ニット。
  5. 【請求項5】 凹凸条は凹溝であることを特徴とする請
    求項4記載の熱電ユニット。
  6. 【請求項6】 放熱部材もしくは吸熱部材における熱電
    モジュールとの対向面は、切削で仕上げられた面となっ
    ていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に
    記載の熱電ユニット。
  7. 【請求項7】 放熱部材もしくは吸熱部材における熱電
    モジュール側に凸部を設けて該凸部の先端面が熱電モジ
    ュールとの対向面とされていることを特徴とする請求項
    6に記載の熱電ユニット。
JP10141732A 1998-05-22 1998-05-22 熱電ユニット Withdrawn JPH11340524A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10141732A JPH11340524A (ja) 1998-05-22 1998-05-22 熱電ユニット

Applications Claiming Priority (1)

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JP10141732A JPH11340524A (ja) 1998-05-22 1998-05-22 熱電ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11340524A true JPH11340524A (ja) 1999-12-10

Family

ID=15298931

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10141732A Withdrawn JPH11340524A (ja) 1998-05-22 1998-05-22 熱電ユニット

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JP (1) JPH11340524A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007123564A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Kyocera Corp 熱交換装置
CN102345490A (zh) * 2010-08-03 2012-02-08 通用电气公司 用于利用从涡轮发动机生成的废热的热电元件的紊流布置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007123564A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Kyocera Corp 熱交換装置
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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050802