JPH11340420A - マイクロ波半導体集積回路装置 - Google Patents

マイクロ波半導体集積回路装置

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JPH11340420A
JPH11340420A JP14678498A JP14678498A JPH11340420A JP H11340420 A JPH11340420 A JP H11340420A JP 14678498 A JP14678498 A JP 14678498A JP 14678498 A JP14678498 A JP 14678498A JP H11340420 A JPH11340420 A JP H11340420A
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JP
Japan
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spiral inductor
wiring
integrated circuit
circuit device
substrate
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JP14678498A
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English (en)
Inventor
Motoko Furukawa
元子 古川
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアブリッジを用いた構造では、インダクタ
の損失が大きくなり、スパイラルインダクタの損失の低
減が制限されるという問題があった。 【解決手段】 渦巻き状のスパイラルインダクタ2の中
心部分に位置する端部にバンプ3による接続を行うため
の領域を設け、外部基板5とはバンプ3を介して外部基
板5のグランド面から延ばされた配線と接続している。
スパイラルインダクタ3のもう一方の端部は外周に位置
しているので、任意の位置で外部基板とバンプを介して
接続しているか、又は半導体基板1に形成されたキャパ
シタ等の他の素子と接続している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波半導体
集積回路装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は第1の従来の半導体基板と外部基
板とが接続された状態の上面透視図であり、図5(a)
は図4におけるA−A断面図、(b)は図4におけるB
−B断面図である。図6は第2の従来のマイクロ波半導
体集積回路装置の断面図であり、図7は第3の従来のマ
イクロ波半導体集積回路装置の断面図であり、図8は第
4の従来のマイクロ波半導体集積回路装置の上面図であ
る。
【0003】21は上層配線、22は上層配線21を渦
巻き状に巻いて構成しスパイラルインダクタ、23はエ
アブリッジ配線、24は下層配線でスパイラルインダク
タ22のエアブリッジ配線23直下の交差部に当たる厚
みの薄い部分であり、25は上層配線と下層配線とを接
続するためのコンタクト部、点線で囲まれた部分26は
スパイラルインダクタ22の中の交差する部分において
エアブリッジ配線23と下層配線24とがお互いに電気
的に接触しないように持ち上げたエアブリッジの部分で
あり、27は半導体基板である。28はグランド面、2
9はボンディングバンプであり、外部基板30のグラン
ド面31とボンディングバンプ29を介して接続する。
【0004】このエアブリッジの形成方法は、下層配線
の形成後、レジストで、下層配線付近をカバーし、渦巻
き状のスパイラルインダクタを形成し、その後、レジス
トを除去すると図5(b)に示すように、交差部では上
層配線がエアブリッジの状態となっている。
【0005】製造工程上、下層配線の抵抗を下げるた
め、下層配線の厚さを厚くすることは、エアブリッジを
高くすることになるが、これは壊れやすいので、好まし
くない。下層配線の幅を大きくして抵抗を下げる方法も
考えられるが、上層配線と下層配線との交差部で寄生容
量が大きくなり、デジタル携帯電話などはマイクロ波を
使用しているため、寄生容量が大きくなることは、高周
波帯での動作特性が悪くなるという欠点があるので、好
ましくなく、通常は上層配線を厚くして、下層配線は薄
くしている。エアブリッジが使用されているのも、絶縁
膜では比誘電率が大きいため、寄生容量が大きくなるか
らである。
【0006】他に、壊れやすいエアブリッジの方法を避
ける方法として、特開平9−162357号公報ではエ
アブリッジではなく、図6に示すように、上層配線35
と薄い下層配線34との間に絶縁膜33を形成してい
る。しかし、このスパイラルインダクタの中心部の端部
は従来と同様に下層配線で引き出し、バンプで別の基板
と接続させている。この方法はエアブリッジが壊れるこ
とがないが、下層配線と上層配線との間は絶縁膜が介在
しているために、静電結合による寄生容量が大きくな
る。図6において、32、33は絶縁層間膜、34は配
線層、35はスパイラルインダクタを構成する配線層、
36はシリコン半導体基板を示す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】マイクロ波集積回路装
置においては、コイルとコンデンサにより構成された整
合回路部分、特に、スパイラルインダクタにおける損失
をできるだけ小さくすることが必要不可欠である。従来
は配線の導電体を厚くすることによって問題解決を目指
していた。しかし、上述のように構成されているので、
エアブリッジ配線の直下の薄い下層配線の部分は抵抗が
大きくなるので、インダクタの損失が大きくなり、スパ
イラルインダクタの損失の低減が制限されるという問題
があった。
【0008】その他に、特開平6−267745号公報
では、図7に示すように、基板に深い溝を形成し、その
溝に下層配線を埋め込む方法や、図8に示すように、ス
パイラルインダクタの中心部分から同じ回転方向の渦巻
きにしてスパイラルインダクタの中の端部を外側に引き
出し、交差させない方法が考えられている。
【0009】これらの方法は、配線の一部が薄くなるこ
とはないが、図7の方法は、溝を掘る工程(レジストを
マスクにして、基板をエッチングする。)と、溝の中の
み配線材料を埋め込む工程の増加以外に、溝の底部のみ
均一に埋め込むこと自体、困難な技術である。例えば、
溝を掘るために用いたレジストを残した状態で、配線材
料を蒸着などで堆積してレジストを除去するリフトオフ
法又はメッキ法は溝の側壁にも形成されるので、これも
上層配線とのショートの可能性の問題がある。
【0010】また、図8の往復スパイラル構造では、工
程は簡単だが、電流の流れが逆向きになるので、磁界が
打ち消し合い、単位面積当たりの大きなインダクタンス
が得られない。また、配線も長くなるので、抵抗が大き
くなり、インダクタンスの損失が大きくなる。
【0011】尚、図7及び図8において、41、45は
半導体基板、42、46は線路、43は導電体、44は
絶縁体である。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
のマイクロ波半導体集積回路装置は、受動素子としてス
パイラルインダクタを有する半導体基板と、該半導体基
板と電気的に接続される配線を有する外部基板とを備え
たマイクロ波半導体集積回路装置において、上記スパイ
ラルインダクタは、一端を内側に位置させて渦巻き状に
形成し、他端が外側に位置し、上記スパイラルインダク
タの上記一端はバンプを介して、対向する上記外部基板
に形成された配線と電気的に接続されることを特徴とす
るものである。
【0013】また、請求項2に記載の本発明のマイクロ
波半導体集積回路装置は、上記スパイラルインダクタが
2層の積層構造の導電層からなることを特徴とする、請
求項1に記載のマイクロ波半導体集積回路装置である。
【0014】更に、請求項3に記載の本発明のマイクロ
波半導体集積回路装置は、上記外部基板に形成された配
線が上記スパイラルインダクタの電流の流れる方向と同
一方向となるように渦巻き状に形成されていることを特
徴とする、請求項1又は請求項2に記載のマイクロ波半
導体集積回路装置である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、一実施の形態に基づいて、
本発明について詳細に説明する。
【0016】図1(a)は本発明の第1の実施の形態の
半導体基板と外部基板とが接続された状態の上面透視
図、同(b)は図1(a)におけるA−A断面図、図2
は本発明の第2の実施の形態の半導体基板と外部基板と
が接続された状態の断面図、図3(a)は本発明の第3
の実施の形態の外部基板の上面図、同(b)は図3
(a)におけるA−A断面での半導体基板と外部基板と
が接続された状態の断面図である。図1乃至図3におい
て、1は半導体基板、2はスパイラルインダクタ、3は
バンプ、4は外部基板5に形成された配線、6はキャパ
シタの誘電体膜を示す。
【0017】本発明は、渦巻き状のスパイラルインダク
タ2の中心部分に位置する端部にバンプ3による接続を
行うための領域を設け、外部基板5とはバンプ3を介し
て外部基板5のグランド面から延ばされた配線と接続し
ている。スパイラルインダクタ3のもう一方の端部は外
周に位置しているので、任意の位置で外部基板とバンプ
を介して接続しているか、又は半導体基板1に形成され
たキャパシタ等の他の素子と接続している。
【0018】本発明では、従来のようにスパイラルイン
ダクタの中心部分の端部を引き出す下層配線は存在しな
いが、その代わりを外部基板側の配線が行っている。
【0019】半導体基板側のスパイラルインダクタ2と
外部基板側の配線4は、空気を介して位置している。こ
の距離はバンプ3の高さによって決まり、このバンプ3
の高さは数十μmと大きくすることが可能なので、従来
のエアブリッジの距離である数μmよりは大きくできる
ので、寄生容量の影響も小さい。
【0020】また、外部基板側の配線4の厚さは任意に
決定できるので、ここでの抵抗の増大もない。バンプ3
を複数個にしているのは、バンプ接合を確実にするため
であるが、1個の接合でも可能である。
【0021】マイクロ波半導体集積回路に用いられるス
パイラルインダクタ2は、製造工程上、コイルであるス
パイラルインダクタ2とコンデンサとが同一基板で形成
される。この場合、酸化膜などの誘電体膜6を用いたコ
ンデンサでは、その誘電体膜6の上下にある電極2a、
2bの形成工程があるので、スパイラルインダクタをそ
の電極形成時の上下電極材料で多層で形成して、スパイ
ラルインダクタ2a、2bとして、スパイラルインダク
タの厚さを稼いでいる場合でも、図2に示すように本発
明の方法が応用できる。
【0022】また、図3(a)、(b)に示すように、
上方の外部基板5における、スパイラルインダクタ2と
バンプ3を介して接続される配線4の形状を渦巻き状に
し、その渦巻き状の中心部をバンプ3で互いに接続する
場合にも応用できる。この場合、上部の外部基板5に形
成する配線4の渦巻きの巻く方向は、スパイラルインダ
クタ2と、バンプ3で接続した状態において、電流の流
れる方向がスパイラルインダクタ2と同一の方向にする
必要がある。
【0023】図3(a)は外部基板5と半導体基板1と
を接合した状態で、上側より見た外部基板側に形成した
スパイラルインダクタ2の渦巻きの状態であり、図1
(a)の半導体基板側のスパイラルインダクタとは逆向
きとなっている。この構成で電流の流れる回転方向は、
両方のスパイラルインダクタにおいて、同一方向とな
り、インダクタを稼げることになる。即ち、単位面積当
たりで大きなインダクタが得られる。
【0024】尚、本実施例では、スパイラルインダクタ
の渦巻き状の内側の端部はグランド面に接続されている
が、グランド面でなく、何らかのバイアス供給端子に接
続されていてもよいことは言うまでもない。また、図に
おいては4角形状のスパイラルインダクタで図示してい
るが、多角形でも円形でもよい。
【0025】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、渦巻き状のスパイラルインダクタの内側の端部
にボンディングバンプを構成し、フリップチップボンデ
ィングを行うことにより、半導体基板上で導電層の交差
部を作ることなく、スパイラルインダクタの渦巻き状の
内側に巻き込まれた側の端部を引き出すことが可能であ
る。
【0026】したがって、損失の支配的な要因となって
いたエアブリッジ配線の直下の薄い配線を無くすことが
できるので、スパイラルインダクタ部分の損失を、工程
数の増加なしに容易に低減することができる。
【0027】また、請求項2に記載の本発明を用いるこ
とにより、工程数を増やすことなく多層スパイラルイン
ダクタを形成することができ、抵抗を下げることもでき
る。
【0028】更に、請求項3に記載の本発明を用いるこ
とにより、より単位面積当たりで大きなインダクタを得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施の形態の半導体基
板と外部基板とが接続された状態の上面透視図、(b)
は(a)におけるA−A断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の半導体基板と外部
基板とが接続された状態の断面図である。
【図3】(a)は本発明の第3の実施の形態の外部基板
の上面図、(b)は(a)におけるA−A断面での半導
体基板と外部基板とが接続された状態の断面図である。
【図4】第1の従来の半導体基板と外部基板とが接続さ
れた状態の上面透視図である。
【図5】(a)は図4におけるA−A断面図、(b)は
図4におけるB−B断面図である。
【図6】第2の従来のマイクロ波半導体集積回路装置の
断面図である。
【図7】第3の従来のマイクロ波半導体集積回路装置の
断面図である。
【図8】第4の従来のマイクロ波半導体集積回路装置の
上面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 スパイラルインダクタ 3 バンプ 4 外部基板に形成された配線 5 外部基板 6 キャパシタの誘電体膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受動素子としてスパイラルインダクタを
    有する半導体基板と、該半導体基板と電気的に接続され
    る配線を有する外部基板とを備えたマイクロ波半導体集
    積回路装置において、 上記スパイラルインダクタは、一端を内側に位置させて
    渦巻き状に形成し、他端が外側に位置し、上記スパイラ
    ルインダクタの上記一端はバンプを介して、対向する上
    記外部基板に形成された配線と電気的に接続されること
    を特徴とするマイクロ波半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 上記スパイラルインダクタが2層の積層
    構造の導電層からなることを特徴とする、請求項1に記
    載のマイクロ波半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 上記外部基板に形成された配線が上記ス
    パイラルインダクタの電流の流れる方向と同一方向とな
    るように渦巻き状に形成されていることを特徴とする、
    請求項1又は請求項2に記載のマイクロ波半導体集積回
    路装置。
JP14678498A 1998-05-28 1998-05-28 マイクロ波半導体集積回路装置 Pending JPH11340420A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6713375B2 (en) * 1998-12-17 2004-03-30 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method of making an electronic product including package-based inductor coupled to integrated circuit
US7619296B2 (en) 2005-02-03 2009-11-17 Nec Electronics Corporation Circuit board and semiconductor device

Cited By (3)

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