JPH11338641A - ディスク制御装置及びその制御方法 - Google Patents

ディスク制御装置及びその制御方法

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JPH11338641A
JPH11338641A JP10140922A JP14092298A JPH11338641A JP H11338641 A JPH11338641 A JP H11338641A JP 10140922 A JP10140922 A JP 10140922A JP 14092298 A JP14092298 A JP 14092298A JP H11338641 A JPH11338641 A JP H11338641A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】CKDフォーマットの上位装置とFBAフォー
マット上位装置の両方によりFBAディスク装置を共用
させる。 【解決手段】CKDフォーマットの第1上位装置12と
FBAフォーマットの第2上位装置14を専用の第1及
び第2チャネルアダプタ18,20により個別に接続可
能とし、ディスク制御装置10は、第1上位装置12の
CKDフォーマットとディスク装置のFBAフォーマッ
トの変換機能をベースに、第2チャネルアダプタ20に
第2上位装置14のFBAフォーマットとディスク制御
装置内のCKDフォーマットとの変換機能を持たせるこ
とで、CKDフォーマットとFBAフォーマットの上位
装置12,14にディスク資源を共用させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上位装置のアクセスに
基づきデータをキャッシュメモリを介してディスク装置
に書き込み、あるいはディスク装置より読み取ったデー
タをキャッシュメモリから読み出して上位装置に転送す
るディスク制御装置及びその制御方法に関し、特に、可
変長フォーマットによるアクセスを行う上位装置と固定
長フォーマットによるアクセスを行う上位装置の両方の
アクセスを処理可能とするためのディスク制御装置及び
その制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスクサブシステムは、I/Oデ
バイスとして磁気ディスク装置(DASD:Direct Acc
ess Storage Device)と、上位装置と該磁気ディスク装
置の間に設けられ、磁気ディスク装置へのデータの書き
込み及び磁気ディスク装置からのデータの読み出しを制
御するディスク制御装置を備えている。
【0003】磁気ディスク装置は機械的動作を伴うた
め、アクセス時間はミリ秒台より高速にすることが困難
で、半導体メモリのアクセス時間に比べると、相当の開
きがある。そこで、アクセス速度を向上させるためにデ
ィスク制御装置内にキャッシュメモリを備えたディスク
キャッシュがある。ディスクキャッシュは、ホストから
のアクセスが磁気ディスク装置上の特定データに集中す
る傾向にあることを利用して、参照頻度が高いデータを
キャッシュメモリに複写し、複写したデータへの再アク
セスは磁気ディスク装置上のデータをアクセスする代わ
りに、キャッシュメモリ上から直接転送するものであ
る。
【0004】データはLRU(Least Recently Used)ア
ルゴリズムに基づき入れ替えられるため、その時点でア
クセス頻度が高いデータを保持する。アクセス頻度の高
いデータは機械的な動作が不要となり、I/O応答時間
を大幅に短縮できる。従来、メインフレームを構築する
グーバルサーバにあっては、可変長レコードのCKDフ
ォーマット(Count Key Data Format) に従って磁気デ
ィスク装置のアクセスを行っており、このため磁気ディ
スク制御装置にはCKDフォーマットを前提としたディ
スク装置(ハードディスクドライブ)しか接続できな
い。
【0005】ところが、近年、SCSI等のインタフェ
ースを保持する固定ブロックアーキテクチャーFBA
(Fixed Bloc Architecture)のディスク装置の容量が技
術の進歩に伴って飛躍的に大きくなり、従来のCKDデ
ィスク装置並の容量を実現しつつある。固定長レコード
のFBAフォーマットは、論理デバイス上の全ての論理
ブロック(FBAブロック)の長さが等しい。このため
CKDフォーマットをFBAフォーマット上に格納する
ためには、1CKDトラックを所定数のFBAブロック
に分割したトラックフォーマットをもつ必要がある。1
CKDトラックを分割した各FBAブロックは、固有の
識別番号0,1,2,3,・・・を有し、その先頭には
64バイトのCKD・FBAフォーマット変換用ID
部、即ちCOF(CKD ON FBA) 変換用ID部を設けてい
る。
【0006】この論理FBAブロックは、FBAディス
ク装置の物理FBAブロックに分割されてディスク上に
書き込まれ、物理FBAブロックの先頭にはFBAブロ
ックアドレスを記憶するID部が設けられる。このよう
なFBAディスク装置は、小型で価格も安く、大型計算
機の外部記憶装置としても十分使用できる性能を持って
いる。このためCKDフォーマットの上位装置にFBA
ディスク装置を適用するためのディスク制御装置が実用
化されている(特開平7−141117号)。
【0007】このディスク制御装置は、上位装置におけ
るCKDフォーマットのデータとディスク装置における
FBAフォーマットとの間の相互変換を行う機能をディ
スク制御装置内に設け、上位装置のCKDフォーマット
に従ったFBAディスク装置のアクセスを実現してい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】近年、メインフレーム
を構築するグローバルサーバの分野においても、UNI
XサーバやPCサーバ等のオープンサーバを用いたオー
プン化が急速に進んでおり、メインフレームの外部記憶
装置として、CKDフォーマットとFBAフォーマット
の変換機能を備えたディスク制御装置によってFBAデ
ィスク装置を接続した磁気ディスクサブシステムを構築
した場合、メインフレームのグローバルサーバみなら
ず、UNIXやPC等のオープンサーバからも磁気ディ
スクサブシステムの資源を利用できる共用化が強く望ま
れる。
【0009】また磁気ディスクサブシステムに対しメイ
ンフレーム(グローバルサーバ)とオープンサーバが資
源を共用する場合、メインフレームのもつ大容量データ
の高速処理性能と高信頼性という利点と、オープンサー
バのもつ日常的なトランザクションの処理性能が高いと
いう利点を生かした資源の共用化が望まれる。従って、
本発明の目的は、メインフレーム(グローバルサーバ)
等の可変長フォーマット上位装置とオープンサーバ等の
FBAフォーマット上位装置の両方によりFBAディス
ク装置を共用できるディスク制御装置及びその制御方法
を提供する。
【0010】また本発明の他の目的は、可変長フォーマ
ット上位装置のもつ大容量処理性能と高信頼性、FBA
フォーマットの上位装置のもつトランザクション処理性
能の高さという各々の利点を生かしたアクセスを可能と
するディスク制御装置及びその制御方法を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。まず本発明のディスク制御装置10は、図1
(A)のように、可変長フォーマットの第1上位装置
(メインフレームのグローバルサーバ)12とFBAフ
ォーマットの第2上位装置(UNIXやPC等のオープ
ンサーバ)14と、FBAフォーマット対応のFBAデ
ィスク装置40との間に接続される。
【0012】このディスク制御装置10には、第1チャ
ネルアダプタ18、第2チャネルアダプタ20、デバイ
スアダプタ22、キャッシュメモリ26、キャッシュ機
能エンジン28及びリソースマネジャー30が設けられ
る。第1チャネルアダプタ18は、第1上位装置12と
ディスク装置40の間に設けられ、第1上位装置12か
らの可変長フォーマットに従ったアクセスコマンドを受
信して処理結果を応答する。第2チャネルアダプタ20
は、第2上位装置14とディスク装置40の間に設けら
れ、第2上位装置14からのFBAフォーマットに従っ
たアクセスコマンドを受信して処理結果を応答する。
【0013】デバイスアダプタ22は、ディスク装置4
0に対しFBAブロック単位で第1上位装置12又は第
2上位装置14から指示されたアクセスコマンドを実行
する。キャッシュメモリ26は、1CKDトラックを複
数のFBAブロックに分割し、各FBAブロックの所定
位置に、FBAブロックに含まれるレコードの番号とレ
コード位置との対応関係を示すID部を配置したフォー
マットのトラックデータをキャッシャブロックとして展
開する。
【0014】キャッシュ機能エンジン28は、キャッシ
ュメモリ26を制御する。更にリソースマネジャー30
は、全体的な資源管理および処理動作を制御する。この
ようなディスク制御装置について本発明は、第2チャネ
ルアダプタ20に、第2上位装置14からFBAフォー
マットの位置アドレス(論理ブロックアドレス)LBA
が指令された時に、受信した位置アドレスLBAを可変
長フォーマットの位置アドレスCCHHに変換するアド
レス変換部60を設ける。
【0015】またリソースマネジャー30に、第1上位
装置12のアクセスに対応した第1制御部70と、第2
上位装置14のアクセスに対応した第2制御部72を設
ける。リソースマネジャー30の第1制御部70は、第
1上位装置12から可変長フォーマットの位置アドレス
CCHHが指令された時、この位置アドレスCCHHに
対応するディスク装置40のFBAブロック番号を求
め、このFBAブロック番号が指示するFBAブロック
を含むCKDトラックをディスク装置40から読み取っ
てキャッシュメモリ26に展開し、キャシュメモリ26
上で第1上位装置12より指示されたレコードをID部
の対応関係を参照して検索する。
【0016】またリソースマネジャー30の第2制御部
72は、第2上位装置14からFBAフォーマットの位
置アドレスLBAが指令されてアドレス変換部60で可
変長フォーマットの位置アドレスCCHHが得られた
時、この位置アドレスCCHHに対応するディスク装置
40のFBAブロック番号を求め、このFBAブロック
番号が指示するFBAブロックを含むCKDトラックを
ディスク装置から読み取ってキャッシュメモリ26に展
開し、キャシュメモリ26上で第2上位装置14より指
示されたレコードをID部の対応関係を参照して検索す
る。
【0017】このように可変長フォーマットの第1上位
装置12とFBAフォーマットの第2上位装置14を専
用の第1及び第2チャネルアダプタ18,20により個
別に接続可能とし、ディスク制御装置は、第1上位装置
14の可変長フォーマットとディスク装置40のFBA
フォーマットの変換機能を基本とし、第2チャネルアダ
プタ20に第2上位装置14のFBAフォーマットとデ
ィスク制御装置内の可変長フォーマットとの変換機能を
持たせることで、可変長フォーマットの第1上位装置1
2とFBAフォーマットの第2上位装置14にディスク
装置40の資源を共用させることができる。
【0018】第2チャネルアダプタ20のアドレス変換
部60は、論理ブロックの論理アドレスに対応した物理
ブロックの物理アドレスを、物理アドレス=論理アドレ
ス×(論理ブロックサイズ/物理ブロックサイズ)より
算出する。
【0019】次に可変長フォーマットのシリンダ番号
を、 シリンダ番号={物理アドレス+1トラック内ブロック
数×(1シリンダのトラック数+1)}/(1トラック
内ブロック数×1シリンダのトラック数) の商として算出する。
【0020】次に可変長フォーマットのトラック番号
を、シリンダ番号を算出した際に得られた余りを1トラ
ック内のブロック数で割った商として求め、更に、可変
長フォーマットのセクタ番号をシリンダ番号を算出した
際に得られた余りと各レコードの物理ブロック数から求
める。本発明の望ましい形態にあっては、FBAフォー
マットの第2上位装置(オープンサーバ)14は、トラ
ンザクション等の一般的な業務を運用するためにディス
ク装置40に対するアクセスコマンドを処理し、可変長
フォーマットの第1上位装置2は、第2上位装置14の
アクセスで生成されたディスク装置40のデータをバッ
クアップするためにディスク装置40に対するアクセス
コマンドを処理する。
【0021】このためディスク制御装置のリソースマネ
ジャー30は初期化処理部66を備え、初期化処理部6
6は、第1上位装置12から初期化コマンドが指令され
た際に、ディスク装置の各トラックを、1CKDトラッ
クを複数のFBAブロックに分割して各FBAブロック
の所定位置にFBAブロックに含まれるレコードの番号
とレコード位置との対応関係を示すID部を配置したフ
ォーマットデータセット(順編成データセット)の書込
みにより初期化する。
【0022】初期化処理部66による初期化されるディ
スク装置40のトラックフォーマットは、図1(B)の
ように、1CKDトラックを所定長の論理FBAブロッ
ク104で複数に分割して各論理FBAブロックの先頭
位置にID部106を配置し、CKDトラックのレコー
ド部は、各論理FADブロックに後詰めで配置する。こ
の各論理FBAブロックに対するCKDレコード部の後
詰めにより、FBAブロック単位でディスク装置をアク
セスした場合のマージ処理を不要とし、アクセス時間を
短縮できる。
【0023】初期化処理部66によるディスク装置の具
体的なトラックフォーマットは、1CKDトラックを、
ディスク装置の物理FBAブロック86の整数倍となる
論理FBAブロック104で複数に分割し、各論理FB
Aブロック104の先頭の物理FBAブロック86の対
応位置にID部106を配置し、2番目以降の物理FB
Aブロックの対応位置にレコード部を後詰めで配置す
る。
【0024】本発明で使用する1CKDトラック100
は、図1(B)のように、ホームアドレスHA、システ
ム領域としてのROレコード、及びユーザ領域としての
R1レコードとR2レコードを有する。このため初期化
処理部66によるディスク装置のトラックフォーマット
は、1CKDトラックをディスク装置の物理FBAブロ
ック86の整数倍となる論理FBAブロック104で複
数に分割し、先頭論理FBAブロックにホームアドレス
HAとROレコードを配置し、残りの論理FBAブロッ
クに後詰めでR1レコードとR2レコードを配置する。
【0025】R1レコードとR2レコードの配置する複
数の論理FBAブロックは、先頭に位置する物理FBA
ブロックの先頭位置にID部を配置してブロック末尾ま
でを空きとし、2番目の物理FBAブロックから最後の
物理FBAブロックまでにR1レコード又はR2レコー
ドを順次分割して配置する。物理FBAブロック86は
例えば512バイトであり、各論理FBAブロック10
4は8倍の4096バイトであり、1トラックは論理F
BAブロックの13倍の53キロバイトであり、更にR
IレコードとR2レコードの各々は物理FBAブロック
86の45倍の23キロバイトである。
【0026】リソースマネジャー30は、第1上位装置
12の可変長フォーマットの論理ボリューム番号(CK
D論理機番)と第2上位装置14のFBAフォーマット
の論理ボリューム番号(SCSI論理ユニット番号LU
N)との対応関係を定義したボリューム定義情報68を
有する。初期化処理部66は、第1上位装置12から初
期化コマンドを受信した際に、ボリューム定義情報68
に示された可変長フォーマットの論理ボリューム番号単
位にディスク装置をフォーマットする。初期化処理部6
6によりディスク装置40をフォーマットする際には、
第2上位装置(オープンサーバ)14による第2ホスト
アダプタ20に対するアクセスを停止させる。
【0027】初期化処理部66によりディスク装置40
のフォーマットが終了した後は、第1装置12による第
1ホストアダプタ18に対するアクセスを停止させ、第
2上位装置14による第2ホストアダプタ20に対する
アクセスのみを有効として運用させる。第2上位装置1
4による第2ホストアダプタ20に対するアクセスのみ
を有効とした運用中に、第2上位装置14によるアクセ
スを一次中断させ、第1上位装置12からのコマンドに
よりリソースマネジャー30はディスク装置40のデー
タを読み出し転送してバックアップさせる。この場合、
リソースマネジャー30は、ボリューム定義情報68の
参照によりFBAフォーマットの論理ボリュームに対応
する1又は複数の可変長フォーマットの論理ボリューム
をバックアップする。
【0028】また本発明は、ディスク制御装置の制御方
法を提供する。ディスク制御装置は、図1(A)のよう
に、可変長フォーマットの第1上位装置(メインフレー
ムのグローバルサーバ)とFBAフォーマットの第2上
位装置(オープンサーバ)と、FBAフォーマット対応
のFBAディスク装置との間に接続され、第1チャネル
アダプタ、第2チャネルアダプタ、デバイスアダプタ、
キャッシュメモリ、キャッシュ機能エンジン及びリソー
スマネジャーを備える。
【0029】このようなディスク制御装置の制御方法と
して本発明は、第1上位装置から可変長フォーマットの
位置アドレスCCHHが指令された時、位置アドレスC
CHHに対応するディスクのFBAブロック番号を求
め、FBAブロック番号が指示するFBAブロックを含
むCKDトラックをディスク装置から読み取ってキャッ
シュメモリに展開し、キャシュメモリ上で第1上位装置
より指示されたレコードをID部の対応関係を参照して
検索する第1制御過程;第2チャネルアダプタに、第2
上位装置からFBAフォーマットの位置アドレスLBA
が指令された時に、受信した位置アドレスLBAを可変
長フォーマットの位置アドレスCCHHに変換するアド
レス変換過程;アドレス変換過程で得た位置アドレスC
CHHに対応する実デバイスのFBAブロック番号を求
め、FBAブロック番号が指示するFBAブロックを含
むCKDトラックを前記ディスク装置から読み取って前
記キャッシュメモリに展開し、キャシュメモリ上で第2
上位装置より指示されたブロックをID部の対応関係を
参照して検索する第2制御過程;を備えたことを特徴と
する。
【0030】このような本発明によるディスク制御装置
の制御方法の詳細は、ディスク制御装置の場合と基本的
に同じである。
【0031】
【発明の実施の形態】<目 次> 1.ハードウェア構成 2.ディスク制御装置の機能構成 3.トラックフォーマット 4.初期化、運用・バックアップ 5.キャッシュ制御 1.ハードウェア構成 図2は本発明のディスク制御装置のハードウェア構成を
上位装置及びディスク装置と共に示したブロック図であ
る。
【0032】図2において、本発明のディスク制御装置
となるディスクコントロールユニットDCU)10は、
上位装置とディスク装置の間に設けられる。本発明にあ
っては、上位装置として、CKDフォーマットのアクセ
スを行う第1上位装置としてのグローバルサーバ(メイ
ンフレーム)12と、LBAフォーマットのアクセスを
行う第2上位装置としての例えばUNIXサーバやPC
サーバ等のオープンサーバ14を接続している。またデ
ィスク装置としては複数のディスクモジュールを実装し
たデバイスクラスタ16−1,16−2を接続してい
る。
【0033】ディスクコントロールユニット10は二重
化構成を備える。即ち、グローバルサーバ12に対応し
て第1チャネルアダプタ18−1,18−2が設けら
れ、またオープンサーバ14に対応して第2チャネルア
ダプタ20−1,20−2が設けられている。第1チャ
ネルアダプタ18−1,18−2は、チャネルパスによ
りグローバルサーバ12の例えばチャネル装置32−
1,32−4に接続される。また第2チャネルアダプタ
20−1,20−2は、オープンサーバ14にSCSI
インタフェースパスで接続される。
【0034】即ち第1チャネルアダプタ20−1はSC
SIポード番号#0を持ち、これに対しオープンサーバ
14のSCSIポート36−1はポート番号#7を持
つ。同様に第2チャネルアダプタ20−2は別のSCS
Iインタフェースパスのポート番号#0に接続され、オ
ープンサーバ14のSCSIポート36−2はポート番
号#7となる。
【0035】この実施形態にあっては、二重構成のSC
SIインタフェースパスに対しそれぞれ単一の第2チャ
ネルアダプタ20−1,20−2を接続しているが、デ
ィスクコントロールユニット10側でSCSIポート番
号#0〜#5が割り当てられることから、第2チャネル
アダプタ20−1,20−2はそれぞれ最大6ユニット
まで増設することができる。
【0036】ディスクコントロールユニット10には、
ディスクキャッシュを実現するため二重化構成のキャッ
シュメモリ26−1,26−2が設けられる。キャッシ
ュメモリ26−1,26−2は例えば最大構成で6ギガ
バイトが確保できる。キャッシュメモリ26−1,26
−2に対してはキャッシュファンクションエンジン(C
FE)28−1,28−2が設けられ、上位装置からの
アクセス要求に対しLRUアルゴリズムに従ったキャッ
シュ制御を行う。
【0037】またディスクコントロールユニット10に
はデバイスアダプタ22−1〜22−4が設けられる。
デバイスアダプタ22−1,22−3はデバイスクラス
タ16−1に対するアクセスを実行し、一方、デバイス
アダプタ22−2,22−4はデバイスクラスタ16−
2に対するアクセスを実行する。更にディスクコントロ
ールユニット10にはリソースマネジャー30−1,3
0−2が設けられ、ディスクコントロールユニット10
における全体的な資源の管理と上位装置からのアクセス
要求に対する制御を行う。
【0038】図3は図2のデバイスクラスタ16−1の
詳細である。デバイスクラスタ16−1は拡張デバイス
アダプタ(EDA)38−1,38−2を有し、拡張デ
バイスアダプタ38−1,38−2からそれぞれ3つず
つデバイスパスが引き出されており、各デバイスパスに
複数のディスクモジュール40が接続されている。デバ
イスクラスタ16−1に設けられた複数のディスクモジ
ュール40はFBAフォーマットに対応しており、例え
ば512バイトの物理FBAブロックを最長単位とした
データのアクセスを行うことができる。
【0039】再び図2を参照するに、ディスクコントロ
ールユニット10に設けられた各モジュールの動作を簡
単に説明すると次のようになる。まず第1チャネルアダ
プタ18−1,18−2は、第1上位装置となるグロー
バルサーバ12とデバイスクラスタ16−1,16−2
の間に設けられ、グローバルサーバからのCKBフォー
マットに従ったアクセスコマンドを受信し、デバイスク
ラスタ16−1,16−2に対するアクセス処理結果を
応答する。
【0040】第2チャネルアダプタ20−1,20−2
は、第2上位装置としてのオープンサーバ14とデバイ
スクラスタ16−1,16−2の間に設けられ、オープ
ンサーバ14からのSCSIインタフェースによるFB
Aフォーマットに従ったアクセスコマンドを受信し、デ
バイスクラスタ16−1,16−2のアクセスによる処
理結果を応答する。
【0041】デバイスアダプタ22−1〜22−4は、
第1チャネルアダプタ18−1,18−2または第2チ
ャネルアダプタ20−1,20−2で受信した上位装置
からのアクセスコマンドをリソースマネジャー30−1
の管理の下に受信し、デバイスクラスタ16−1,16
−2に対しFBAブロック単位で指示されたアクセスコ
マンドを実行する。
【0042】キャッシュメモリ26−1,26−2は、
グローバルサーバ12またはオープンサーバ14からの
アクセスコマンドに伴うデバイスクラスタ16−1,1
6−2に対するライトアクセスまたはリードアクセスに
ついて、キャッシュメモリ26−1,26−2上に該当
するトラックデータが存在するキャッシュヒットの場合
には、キャッシュ上で該当トラックのアクセスデータに
対する処理を行って上位装置に応答する。
【0043】このようなキャッシュメモリ26−1,2
6−2を経由したデバイスクラスタ16−1,16−2
のアクセスを実行するため、上位装置からのアクセスが
あると、アクセス対象となったデータを含むトラックの
一部あるいは全部がデバイスクラスタ16−1,16−
2側からキャッシュメモリ26−1,26−2にステー
ジングされる。このステージングには ステージング後にホストへ転送 ステージング中にホストへ転送 ホストへ転送後にステージング があるが、本発明にあってはホストへの転送とステージ
ングを並行して行うことでオーバヘッドを最小にしてい
る。
【0044】本発明のディスクコントロールユニット1
0は、CKDフォーマットのグローバルサーバ12とL
BAフォーマットのオープンサーバ14の両方のアクセ
スコマンドに対応するため、グローバルサーバ12から
のCKDフォーマットに従ったアクセスコマンドに対
し、FBAフォーマットに対応したデバイスクラスタ1
6−1,16−2のアクセスを可能とするため、上位装
置からのCKDフォーマットのアクセスコマンドをデバ
イスクラスタ16−1,16−2側のFBAフォーマッ
トのアクセスコマンドに変換する機能を備える。
【0045】即ち、グローバルサーバ12からのCKD
フォーマットによるアクセスコマンドはチャネルアダプ
タ18−1,18−2で受信され、このアクセスコマン
ドの位置アドレスであるシリンダ番号CC、ヘッド番号
HH、レコード番号R、セクタ番号SSを受信する。こ
のCKDフォーマットの位置アドレスCCHHRSS
は、例えばデバイスアダプタ22−1〜22−4側に準
備されたFBAフォーマットへの変換機能によりFBA
フォーマットの位置アドレスである先頭FBAブロック
番号に変換される。
【0046】アドレス変換で得られた先頭FBAブロッ
ク番号は、デバイスクラスタ16−1,16−2に送ら
れ、CKDフォーマットで指定された位置アドレスCC
HHに対応したデバイスクラスタ16−1,16−2内
のディスクモジュール40のトラックにヘッドを位置付
けるシーク制御を行う。デバイスクラスタ16−1,1
6−2側のディスクモジュール40における先頭LBA
ブロック番号を含むトラックへの位置付けによるシーク
完了が得られると、そのトラックの一部または全体が読
み出され、キャッシュメモリ26−1,26−2上に位
置CKDトラックデータとしてステージングにより展開
される。
【0047】そして、キャッシュメモリ26−1,26
−2上に展開されたトラックデータについて、CKDフ
ォーマットのレコード番号Rとセクタ番号SSから該当
するレコード位置のFBAブロック番号を求めることで
目的とするデータを獲得する。この場合、リードアクセ
スであれば獲得したデータを第1チャネルアダプタ18
−1または18−2によりグローバルサーバ12に転送
する。またライトアクセスであれば、キャッシュメモリ
上の該当トラックの獲得FBAブロックを受信したライ
トデータで更新する。
【0048】このようなグローバルサーバ12のCKD
フォーマットをベースとしたディスクコントロールユニ
ット10において、LBAフォーマットのアクセスを行
うオープンサーバ14を接続する第2チャネルアダプタ
20−1,20−2は、オープンサーバ14からのアク
セスコマンドにより得られる位置アドレスが論理ブロッ
ク番号LBAであることから、第2チャネルアダプタ2
0−1,20−2内に設けたアドレス変換機能により、
受信した位置アドレスLBAをCKDフォーマットの位
置アドレスCCHHに変換する。
【0049】第2チャネルアダプタ30−1,30−2
で変換された位置アドレスCCHHはリソースマネジャ
ー30−1,30−2に引き渡され、リソースマネジャ
ー30−1,30−2の管理の下に、デバイスアダプタ
22−1〜22−3のいずれかに変換した位置アドレス
CCHHを引き渡し、デバイスアダプタ22−1〜22
−4側で、受信した位置アドレスCCHHをFBAフォ
ーマットの先頭FBAブロック番号に変換し、デバイス
クラスタ16−1,16−2側に設けているディスクモ
ジュール40のヘッド位置付けのためのシーク制御を行
う。
【0050】シーク完了となった場合には、目的トラッ
クのトラックデータ全体をキャッシュメモリ26−1,
26−2にステージングする。ステージングされたトラ
ックデータについては、第1チャネルアダプタ20−
1,20−2のアドレス変換の計算パラメータからレコ
ード番号及びレコード内のセクタ番号に対応するFBA
ブロック番号が分かっていることから、このブロック番
号に該当するレコード位置のデータを、リードコマンド
であれば上位装置にデータ転送し、ライトコマンドであ
れば受信したライトデータで更新する。
【0051】図4は、図2のLBAフォーマットのオー
プンサーバ14を接続する第1チャネルアダプタ20−
1のハードウェア構成である。第1チャネルアダプタ2
0−1は、MPU42、SRAMを用いたシステムスト
レージ44、PROAを用いたシステムストレージ4
5、オープンサーバ14とのSCSIインタフェースパ
スを接続するSCSIドライバ/レシーバ48、SCS
Iプロトコルチップ50、データ転送ロジック52、デ
ータバッファ54、及びデバイスアダプタ及びキャッシ
ュメモリに対するインタフェース制御を行うバスインタ
フェースロジック56を備え、これらのモジュールはM
PU42に対しバス46を介して接続されている。 2.ディスク制御装置の機能構成 図5は、図2のハードウェア構成を持つ本発明のディス
クコントロールユニット10の機能構成のブロック図で
ある。
【0052】図5において、ディスクコントロールユニ
ット10は、図2の二重化構成に対し、説明を簡単にす
るため、単一構成の第1チャネルアダプタ18、第2チ
ャネルアダプタ20、デバイスアダプタ22、キャッシ
ュメモリ26及びリソースマネジャー30で表してお
り、キャッシュメモリ26を制御するキャッシュファン
クションエンジンは省略し、またデバイスアダプタ22
に対するデバイスクラスタ16−1,16−2側につい
ては単一のディスクモジュール40で代表している。
【0053】第1チャネルアダプタ18は、CKDフォ
ーマットでディスクモジュール40をアクセスするグロ
ーバルサーバ12に接続されており、グローバルサーバ
12のCKDフォーマットに従ったアクセスコマンドに
よりキューイングレジスタ64にCKDアドレス「CC
HH」が受信されると、この受信アドレス「CCHH」
によりキャッシュメモリ26のヒット判定を行う。
【0054】キャッシュメモリ26がミスヒットであれ
ば、デバイスアダプタ22のレジスタ80にCKDアド
レス「CCHH」を転送し、アドレス変換部82でアド
レス変換を行って先頭FBAブロック番号Xを求める。
この先頭FBAブロック番号Xの算出は次式で行うこと
ができる。 X={M−1)×F+N}×E (1) 但し、E:1トラック内のブロック数(80ブロック) F:1シリンダ当りのトラック数(15トラック) M:シリンダ番号CC N:ヘッド番号HH アドレス変換部82で求めた先頭FBAブロック番号X
は、レジスタ84に保持された後、シークコマンドのパ
ラメータとしてディスクモジュール40に通知され、先
頭FBAブロック番号Xを含む目標トラック85にヘッ
ドを位置付けるシーク制御を行う。ディスクモジュール
40で目標トラック85に対するシーク制御が完了する
と、例えば目標トラック85全体を読み出してキャッシ
ュメモリ26上にキャッシュブロック74として展開す
る。
【0055】キャッシュメモリ26に展開されたキャッ
シュブロック74は、リソースマネジャー30に設けた
初期化部66によるディスクモジュール40のフォーマ
ットに使用したフォーマットデータセットに従ってお
り、この実施形態ではR1レコード部76とR2レコー
ド部78の2レコード構成を持っている。R1レコード
部76はカウント部76−1とデータ部76−2で構成
される。
【0056】データ部76−2はディスクモジュール4
0の物理FBAブロックのブロックサイズを512バイ
トとすると、45ブロックの分割領域に相当する23キ
ロバイトブロックを備える。第2レコード部78も同様
にカウント部78−1とデータ部78−2で構成され、
データ部78−2は512バイトの物理FBAブロック
が40ブロックに分割された23キロバイトブロックを
配置している。尚、キャッシュブロック74に展開され
るFBAブロックで分割したCDKトラックのフォーマ
ット詳細は後の説明で明らかにされる。
【0057】更にキャッシュブロック74は、ディスク
モジュール40のFBAトラック85に対応しており、
FBAトラック85は512バイトの物理FBAブロッ
ク86−1〜86−104の104個のブロックで構成
されている。グローバルサーバ12からのCKDアドレ
ス「CCHH」に基づいてディスクモジュール40から
キャッシュメモリ26にステージングされたキャッシュ
ブロック74について、アクセス対象となる先頭ブロッ
ク番号Yは、CKDフォーマットのアクセスコマンドと
してセクタ番号Sが得られていることから、次式により
算出することができる。 Y=S×(K/L) (2) 但し、S:セクタ番号 K:論理FBAブロックサイズ(4096バイト) L:物理FBAブロックサイズ(512バイト) このようなグローバルサーバ12によるCKDフォーマ
ットに従ったアクセスに対応して、リソースマネジャー
30には第1制御部70が設けられている。第1制御部
70はグローバルサーバ12からCKDフォーマットの
位置アドレスCCHHのアクセスコマンドが指令された
とき、この位置アドレスCCHHに対応するディスクモ
ジュール40の先頭FBAブロック番号Xを例えばデバ
イスアダプタ22のアドレス変換部82を使用して求
め、先頭FBAブロック番号Xが指示するディスクモジ
ュール40の目標トラック85を読み取ってキャッシュ
メモリ26にキャッシュブロック74のようにステージ
ングする。
【0058】更にキャッシュメモリ26上でCKDフォ
ーマットのアクセスコマンドで指示されたセクタ番号S
から(2)式により対応するFBAブロック番号Yを求
め、リードコマンドであれば第1チャネルアダプタ18
を介してグローバルサーバ12にデータ転送し、ライト
コマンドであればグローバルサーバ12から受信したラ
イトデータで該当するブロックを書替え更新する。
【0059】尚、キャッシュメモリ26上でキャッシュ
ブロック24の任意のブロックを書き替えた場合には、
リソースマネジャー30のライトバックスケジュールに
基づいて、更新されたキャッシュブロック74のディス
クモジュール40に対する書き戻しが行われる。一方、
第2チャネルアダプタ20にはFBAフォーマットによ
りディスクアクセスを行うオープンサーバ14が接続さ
れており、オープンサーバ14からのアクセスコマンド
に伴って位置アドレスとしてレジスタ58に論理ブロッ
クアドレスLBAが受信されると、アドレス変換部60
により論理ブロックアドレスLBAをグローバルサーバ
12のアクセスコマンドで得られた位置アドレスに相当
するCKDアドレス「CCHH」に変換する。
【0060】このアドレス変換部60による論理ブロッ
クアドレスLBAのCKDアドレスCCHHへの変換は
次のようにして行われる。まずオープンサーバ14から
受信した論理ブロックアドレスLBAをディスクモジュ
ール40の物理FBAブロックに対応した物理ブロック
アドレスFBAに変換する。この変換は次式で行う。 A=B×(D/C) (3) 但し,A:物理ブロックアドレス(PBA) B:論理ブロックアドレス(LBA) C:物理ブロックサイズ(512バイト) D:論理ブロックサイズ(512バイト) この実施形態にあっては、物理ブロックサイズCと論理
ブロックサイズDは共に512バイトであることから、
論理ブロックアドレスBはそのまま物理ブロックアドレ
スAとして使用することができる。
【0061】このようにして論理ブロックアドレスから
物理ブロックアドレスが求められたならば、CKDアド
レスのシリンダ番号CCの値Mを次式により算出する。 M={A+E×(F+1)}/(E×F)の商G・・・余りH (4) 但し、A:物理ブロックアドレス(PBA) E:1トラック内のブロック数(80ブロック) F:1シリンダ当りのトラック数(15トラック) M:シリンダ番号CC 続いて、(4)式で算出した余りHを使用して次式によ
りCKDアドレスのヘッド番号HHの値Nを算出する。 N=(H/E)の商I・・・余りJ (5) 但し、E:1トラック内のブロック数(80ブロック) N:ヘッド番号HH このようにしてアドレス変換部60で求められたCKD
アドレスCCHH=MNはレジスタ62に保持され、リ
ソースマネジャー30の制御によって図示しないキャッ
シュファンクションエンジンに送られ、キャッシュメモ
リ26に対するヒット判定が行われる。
【0062】キャッシュメモリ26のヒット判定がミス
ヒットであれば、レジスタ62のCKDアドレスCCH
H=MNはデバイスアダプタ22のレジスタ80に送ら
れ、アドレス変換部82で前記(1)式により先頭FB
Aブロック番号Xが算出されてレジスタ84にセットさ
れ、ディスクモジュール40に送られることで先頭FB
Aブロック番号Xを含むトラック85にヘッドを位置付
けるシークが行われ、シーク完了でトラック85のトラ
ックデータが読み出され、キャッシュメモリ26にキャ
ッシュブロック74としてステージングされる。
【0063】キャッシュメモリ26にステージングされ
たキャッシュブロック74のアクセスレコード及びレコ
ード内のブロック位置の算出は、R1レコード部76,
R2レコード部78のデータ部76−2,78−2のブ
ロック数が固定であることから、アドレス変換部64の
アドレス変換におけるヘッド番号HHの値Nの算出で得
られた余りJから一義的にアクセス対象となるブロック
番号を決めることができる。このキャッシュブロック7
4におけるレコード番号及びブロック番号の獲得は、後
の説明で詳細が明らかにされる。
【0064】このようなFBAフォーマットにより行わ
れるオープンサーバ14からの第2チャネルアダプタ2
0に対するアクセスに対応して、リソースマネジャー3
0には第2制御部72が設けられている。第2制御部7
2はオープンサーバ14からFBAフォーマットの位置
アドレスLBAがコマンドパラメータとして指令された
場合、アドレス変換部60でCKDフォーマットの位置
アドレスCCHHが獲得されることから、このアドレス
変換による位置アドレスCCHHに対応するディスクモ
ジュール40の先頭FBAブロック番号Xを例えばデバ
イスアダプタ22のアドレス変換部82により求め、先
頭FBAブロック番号を含むトラック85を読み取って
キャッシュメモリ26にステージングするそして、キャ
ッシュメモリ26上でオープンサーバ14から指示され
た論理ブロック番号LBAに対応するレコード内のブロ
ック番号を求め、リードアクセスであれば該当ブロック
をオープンサーバ14にデータ転送し、ライトアクセス
であれば該当ブロックを、受信したライトデータで更新
する。
【0065】もちろん、アドレス変換部60で獲得した
CKDアドレスCCHH=MNによるキャッシュ判定で
ヒットとなった場合には、ヒットしたキャッシュブロッ
ク74を対象にリード転送またはライト更新を行う。更
にリソースマネジャー30には初期化部66が設けられ
ている。本発明のディスクコントロールユニット10
は、グローバルサーバ12からのCKDフォーマットを
ディスクモジュール40のFBAフォーマットに内部的
に変換してアクセスを処理することをベースとしてい
る。
【0066】このため、ディスクコントロールユニット
10の運用を開始する場合には、まずグローバルサーバ
12からの初期化コマンドを受けてリソースマネジャー
30の初期化部66が、キャッシュメモリ26のキャッ
シュブロック74に示すようなトラックフォーマットの
データセットを使用してディスクモジュール40のトラ
ックをフォーマットする初期化処理を実行する。
【0067】このディスクモジュール40の各トラック
をキャッシュブロック74に2レコード構成で各レコー
ド部が45ブロックに分割されたフォーマットデータセ
ットを書き込むトラックフォーマットの際には、リソー
スマネジャー30に予め定義されたボリューム定義情報
68を参照し、CKDフォーマットの論理機番で決まる
ボリューム単位にトラックフォーマットを実行する。 3.トラックフォーマット 図6は図2のデバイスクラスタ16−1,16−2で実
現される論理ディスクモジュール88をCKDフォーマ
ットのグローバルサーバ12とLBAフォーマットのオ
ープンサーバ14から見たボリューム構成である。
【0068】まず論理ディスクモジュール88は、例え
ば48,000論理トラックを備え、12,000論理
トラック単位に4つのモジュール90−1,90−2,
90−3,90−4に分割され、それぞれCKD論理機
番#0,#1,#2,#3が割り当てられている。この
ため、図5のグローバルサーバ12はCKD論理機番#
0〜#3により、それぞれのモジュール90−1〜90
−4を単一の論理ディスクモジュールとしてCKDフォ
ーマットに従った初期化及びアクセスを行う。
【0069】これに対し図5のFBAフォーマットによ
るアクセスを行うオープンサーバ14のSCSI論理機
番(LUN)も、この実施形態にあっては12,000
論理トラック単位のモジュール90−1〜90−4に対
応してSCSI論理機番#0〜#3を割り当てている。
また別のボリューム構成として、SCSI論理機番#0
のみを割り当てることで、モジュール90−1〜90−
4を単一のボリュームとして扱うこともできる。
【0070】このような論理ディスクモジュール88に
対するCKD論理機番とSCSI論理機番とのボリュー
ムの対応関係が、図5のリソースマネジャー30のボリ
ューム定義情報68に格納されている。図7はボリュー
ム定義情報の具体例である。図7(A)は図6のCKD
論理機番とSCSI論理機番を1対1に対応させた場合
である。また図7(B)のボリューム定義情報68−2
は、図6においてCKD論理機番#0〜#3を単一のS
CSI論理機番#0に対応させた場合である。更に図7
(C)のボリューム定義情報68−3は、CKD論理機
番#0,#1をSCSI論理機番#2に対応させ、CK
D論理機番#2,#3をSCSI論理機番#1,#2に
対応させた場合である。
【0071】図5のリソースマネジャー30に設けた初
期化部66は、このようなボリューム定義情報68を参
照し、ボリューム定義情報68に定義されたCKD論理
機番で決まるボリューム単位、例えば図7(A)のボリ
ューム定義情報68−1が設定されていた場合には、C
KD論理機番#0〜#3で決まる図6のボリューム90
−1〜90−4ごとに、所定のデータセットを使用した
トラックフォーマットを実行する。
【0072】図8は、論理ディスクモジュール88のC
KD論理機番#0〜#3のそれぞれのボリューム90−
1〜90−4の各フォーマットによる初期化処理であ
り、CKD論理機番#0のボリューム90−1の初期化
内容を取り出している。このボリューム90−1の初期
化にあっては、先頭の位置アドレスCCHH=X´00
00´にボリュームラベル92を割り当て、次の位置ア
ドレスCCHH=X´0001´〜X´0100´にボ
リューム目録(VTOC)94を割り当てる。
【0073】ボリューム目録94にはボリューム90−
1が含んでいるファイルに関する情報や使用可能な空き
領域に関する情報が含まれる。残りの位置アドレスCC
HH=X´0101´以降のトラックがフォーマット領
域96となり、各トラック毎に23Kバイトブロックの
2レコードのCKDトラックをフォーマットする。図9
は、図5のグローバルサーバ12におけるCKDトラッ
ク98、ディスクコントロールユニット10における論
理FBAトラック100、及びディスクモジュール40
における物理FBAトラック102のトラックフォーマ
ットと対応関係である。
【0074】図9(A)はグローバルサーバ12がアク
セスするCKDトラック98であり、インデックスに続
いてホームアドレスHA、R0レコード、先頭にカウン
ト部R1Cを持つR1レコード部、先頭にカウント部R
2Cを持つR2レコード部で構成される。図9(B)は
図5のディスクコントロールユニット10のキャッシュ
メモリ26上に展開されるキャッシュブロック74の形
式となる論理FBAトラック100である。このキャッ
シュ上に展開される論理FBAトラック100は所定ブ
ロックサイズを持った論理FBAブロック104−1〜
104−13に分割されている。各論理FBAブロック
104−1〜104−13の先頭には、COF変換用I
D部106を配置している。この論理FBAトラック1
00におけるCOF変換用ID部106を除いた位置に
は、図9(A)のCKDトラック98が分割されて破線
で結ぶように割り当てられる。
【0075】図9(C)は、ディスクモジュール40の
物理FBAトラック85であり、物理FBAトラック8
5は例えば512バイトの物理FBAブロック86−1
〜86−104の104ブロックに分割されている。こ
の物理FBAトラック85の8つの物理FBAブロック
が、図9(B)の論理FBAトラック100における1
つの論理FBAブロック104−1〜104−13に対
応している。即ち、 の関係を持っている。
【0076】図10は、図9(A)のCKDトラック9
8の詳細である。CKDトラック98において、トラッ
ク開始位置を示すインデックスマークIndexに続い
てホームアドレス領域HAが設けられ、ホームアドレス
領域HAはトラックのアドレスCCHHを記述する領域
である。ホームアドレス領域HAの次には、システムプ
ログラムが使用するR0レコードが設けられる。
【0077】R0レコードはカウント領域Cとデータ領
域Dで構成される。続いてR1レコードとR2レコード
が設けられる。R1レコード及びR2レコードはユーザ
領域であり、カウント領域C、キー領域K及びデータ領
域Dから構成される。本発明のCKDトラック98にあ
っては、R1,R2の2レコード構成であり、データ領
域Dは23Kバイトの固定ブロック長としている。
【0078】R1レコード及びR2レコードのカウント
部Cには、シリンダ番号CC、ヘッド番号HH、レコー
ド番号R、キー領域データ長K、及びデータ領域Dの長
さDD等が記述されている。CKDフォーマットの上位
装置は、R1レコードのカウント領域Cにおけるブロッ
クアドレスCCHHとレコード番号Rを指定することに
より個々のレコードをアクセスすることができる。尚、
キー領域は設けなくともよい。
【0079】図11は、図10のCKDトラック98と
キャッシュ上に展開される論理FBAトラック100の
対応関係を表している。図11(A)のCKDトラック
98に対応した図11(B)の論理FBAトラック10
0は、4096バイトのブロックサイズを持つ13個の
論理FBAブロック104−1〜104−13に分割さ
れており、各論理FBAブロック104−1〜104−
13の先頭の64バイトの領域をCOF変換用ID部1
06に割り当てており、残り4032バイトの領域に分
割してCKDトラック98を配置している。
【0080】図12は、図11(B)の論理FBAトラ
ック100の詳細である。図12において、論理FBA
トラック100は4096バイト長を持つ13個の論理
FBAブロック104−1〜104−13に分けて上下
に並べて配置している。論理FBAブロック104−1
〜104−13のそれぞれは、512バイトのディスク
モジュール40側における物理FBAブロックによりそ
れぞれ8ブロックに分割できる。
【0081】論理FBAブロック104−1〜104−
13の先頭位置には64バイトのCOF変換用ID部1
06が配置される。この64バイトのCOF用ID部1
06は図13に示す内容を記述している。これをまとめ
ると次のようになる。 セクタ値 論理FBAブロックに格納されるCKDトラックの先頭
セクタ値を表す。
【0082】ブロックフラグ 論理FBAブロックに有効なレコードが存在するか否か
等のブロック固有情報を格納する。 CCHH 論理FBAブロックのCKDトラックにおける論理CC
HHを格納する。
【0083】ALT CCHH 交替されるCKDトラックの論理CCHHまたは不良ト
ラックの論理CCHHを格納する。 レコードNo 論理FBAブロックに存在する個々のレコード番号を格
納する。
【0084】レコードディスクリプタ 論理FBAブロックに存在する個々のレコード情報を格
納する。 レコードポインタ 論理FBAブロックに格納されているCKDトラックデ
ータ(CCHH)の先頭からカウントホームアドレス領
域HA/トラック終了位置EOTまでのバイト数を格納
する。
【0085】再び図12を参照するに、先頭の論理FB
Aブロック104−1には後詰めでCKDトラック98
のホームアドレス領域112とR0レコード領域114
が割り当てられる。2番目の論理FBAブロック104
−2から7番目の論理FBAブロック104−7にはC
KDトラックのR1レコード部76が割り当てられる。
【0086】ここでR1レコード部76は、物理LBA
ブロック番号LBA0〜LBA39に示すように40ブ
ロックが割り当てられており、データサイズは512バ
イト×40ブロック=20480バイト=20キロバイ
トとなっている。この40ブロック分のR1レコード7
6の配置において、論理FBAブロック104−2〜1
04−7の先頭の64バイトにはCOF用ID部106
が配置され、更に論理FBAブロック104−2につい
てはR1レコードカウント部(R1C)116の64バ
イトも配置される。
【0087】このため、先頭の512バイトの空き領域
にはR1レコード部76の割り当ては行わず、空き領域
とし、後詰めで7ブロック、7ブロック、7ブロック、
7ブロック、7ブロック、5ブロックを配置している。
更にR1レコード部76の最後の論理FBAブロック1
04−7については、ブロック番号LBA35〜LBA
39の5ブロックで終了しており、次の512バイトの
1ブロックを空きブロックとして、次のR2レコード部
78のR2レコードカウント部(R2C)118を最後
のブロックの先頭64バイトに配置している。
【0088】そして8番目から13番目の論理FBAブ
ロック104−8〜104−13に同じくブロック番号
LBA0〜LBA39の40ブロック分のR2レコード
部78のデータを後詰めで割り当てている。そしてR2
レコード部78の最後の論理FBAブロック104−1
3における末尾の2ブロックは空きブロックとなってい
る。
【0089】この結果、論理FBAトラック100にお
けるR1レコード部76の40ブロックとR2レコード
部78の40ブロックの配置が、6つずつの論理FBA
ブロック104−2〜104−7と104−8〜104
−13に同じ位置関係で割り当てられ、R1レコードか
R2レコードが識別できれば、その中のブロック位置は
同じアルゴリズムで一義的に獲得することができる。
【0090】図14は、図12に詳細を示した論理FB
Aトラック100とディスクモジュール40における物
理FBAトラック85の対応関係の詳細である。図14
(A)は、図12の論理FBAトラック100の先頭の
論理FBAブロック104−1を取り出しており、これ
に対応して図14(B)のディスクモジュール40上の
物理FBAトラック85はID部110と512バイト
の物理FBAブロック86−1〜86−8で構成されて
いる。8つの物理FBAブロック86−1〜86−8の
先頭位置に配置されたID部110には、物理FBAブ
ロックを識別するためのブロック番号が記述される。
【0091】図15は、図12の論理FBAトラック1
00において、R1レコード部76,R2レコード部7
8のデータを配置する40ブロックを、各論理FBA1
04−2〜104−13について後詰めで配置すること
によって、ディスクモジュール40で512バイト単位
のアクセスを行った際のキャッシュ上でのマージを解消
できる特徴を説明する。
【0092】図15(A)は、例えば図12の2番目の
論理FBAブロック104−2について、図12のよう
に後詰めとせず、64バイトのCOF用ID部106及
び64バイトのR1レコードカウント部(R1C)11
6に続いて、512バイトのブロック番号FBA0のブ
ロック118を斜線のように配置した場合である。この
ようなブロック118の配置を行った場合には、物理F
BAトラック102に示すように、先頭から512バイ
トの物理FBAブロック108−9と次の512バイト
の物理FBAブロック108−10に部分ブロック11
8−1,118−2として分割される。
【0093】このため物理FBAブロック単位のアクセ
スでキャッシュ上にブロック118を獲得したい場合に
は、まず先頭の物理FBAブロック108−9を読み出
し、次に2番目の物理FBAブロック108−10を読
み出し、それぞれの部分ブロック118−1,118−
2をマージすることでマージブロック120を得ること
になる。このため物理FBAブロック単位のアクセスで
マージ処理が必要となり、その分、アクセス性能が低下
する。
【0094】これに対し図15(B)の本発明の後詰め
による配置にあっては、論理FBAブロック104−2
の先頭の512バイトのブロックについては、COF用
ID部106とR1レコードカウント部116を配置し
た後の残り384バイトは空き領域122とし、次の5
12バイトにブロック番号FBA0のブロックデータ1
18を割り当てる。
【0095】このような後詰めにより配置したブロック
データ118を持つ論理FBAブロック104−2は、
ディスクモジュール40の物理FBAトラックにおける
512バイトの物理FBAブロック108−9,108
−10に1対1に対応して配置され、マージ処理を必要
とすることなく物理FBAトラック102よりブロック
データ118のアクセスが実現できる。
【0096】更に図12の論理FBAトラック100に
あっては、CKDフォーマットを実質的にディスクモジ
ュールの512バイト長の物理FBAブロックで分割し
て配置しているため、図2のディスクコントロールユニ
ット10としてグローバルサーバ12を外し、FBAフ
ォーマットのオープンサーバ14のみのアクセスを処理
する構成に変更した場合には、図12の中からCKDフ
ォーマットに固有なホームアドレス領域112、R0レ
コード領域114、R1レコードカウント部116、R
2レコードカウント部118を除くだけで、ブロック数
104のFBAフォーマットに直ちに変更することがで
きる。
【0097】即ち図12のフォーマットは、本発明が提
供するCKDフォーマットとFBAフォーマットの共用
形態、及びCKDフォーマットまたはFBAフォーマッ
トのいずれかの単独使用形態のいずれにも、非常に高い
整合性を確保することができる。 4.初期化、運用・バックアップ 図16は、図5の機能ブロックのように、CKDフォー
マットのグローバルサーバ12とLBAフォーマットの
オープンサーバ14に対し本発明のディスクコントロー
ルユニット10によりディスクモジュール40を接続し
た場合のグローバル/オープン共用運用形態のフローチ
ャートである。
【0098】この運用形態にあっては、オープンサーバ
14が日常的なトランザクション業務等の運用のための
アクセスをディスクコントロールユニット10に対し行
っており、グローバルサーバ12はディスクモジュール
40の初期化とオープンサーバ14の運用によりディス
クモジュール40上に生成されたデータのバックアップ
を行う。
【0099】図16のフローチャートにおいて、まずス
テップS1で運用開始に先立ちグローバルサーバ12に
よりディスクモジュール40の初期化を実行する。この
グローバルサーバ12によるディスクモジュール40の
初期化処理は、グローバルサーバ12からディスクコン
トロールユニット10の第1チャネルアダプタ18に対
しCKDフォーマットのトラックフォーマットを行うた
めの初期化コマンドを発行する。
【0100】グローバルサーバ12でディスクモジュー
ル40を初期化する際には、オープンサーバ14を停止
するなどにより、オープンサーバ14からのディスクコ
ントロールユニット10に対するアクセスを行えないよ
うにしておく。グローバルサーバ12からの初期化コマ
ンドを受信したディスクコントロールユニット10は、
リソースマネジャー30の初期化部66を起動し、ボリ
ューム定義情報68を参照することで、例えば図8のよ
うに論理ディスクモジュール88が4つのボリューム9
0−1〜90−4に分かれていることを認識し、CKD
論理機番#0のボリューム90−1から初期化処理を開
始する。
【0101】この初期化処理により図8のボリューム9
0−1は、右側に取り出して示すように、ボリュームラ
ベル92、ボリューム目録94が生成され、続いて図1
2に示した論理FBAトラック100のトラックフォー
マットデータセットを使用したディスクモジュール40
のトラック単位の書き込みにより、1トラック当たり2
3バイトブロックのR1レコード部76とR2レコード
部78を持つ論理FBAブロックにより分割されたCK
Dトラックフォーマットの書込み生成を行う。
【0102】続いて図16のステップS2で全てのCK
D論理ボリュームの初期化終了の有無をチェックし、全
ボリュームの初期化終了を認識すると、ステップS3に
進み、図5におけるグローバルサーバ12を停止した状
態でオープンサーバ14によるSCSIバス接続機構を
初期化し、ステップS4でオープンサーバ14による日
常的な業務の運用を開始する。
【0103】オープンサーバ14による運用中にあって
は、ステップS5でグローバルサーバ12のバックアッ
プタイミングをチェックしており、例えば24時間の運
用スケジュールにあってはオープンサーバ14からのア
クセスが休止している夜間などの所定の時間帯にバック
アップ開始時刻が設定されている。このためバックアッ
プ開始時刻への到達によりバックアップタイミングを判
別し、ステップS6に進み、グローバルサーバ12が停
止状態にあればグローバルサーバを起動し、またグロー
バルサーバ12がオフライン状態にあればオンライン状
態に切り替えることで、ディスクコントロールユニット
10に対しバックアップコマンドを発行し、ディスクモ
ジュール40よりボリューム単位にデータをグローバル
サーバ12に転送して、グローバルサーバ12に外部装
置として接続されている磁気テープ装置や光ディスク装
置などのバックアップ装置にボリュームデータを書き込
むバックアップ処理を行う。
【0104】このステップS6のバックアップ処理にあ
っては、図5のリソースマネジャー30に設けているボ
リューム定義情報68を参照し、オープンサーバ14側
のボリューム単位であるSCSI論理機番であるLUN
#0〜#3に従ってボリューム単位にバックアップを行
う。例えば図7(A)のボリューム定義情報68−1の
場合には、CKD論理機番とSCSI論理機番が1対1
に対応していることから、この場合には図6のボリュー
ム90−1〜90−4のそれぞれごとにバックアップを
行えば良い。
【0105】これに対し図7(B)のボリューム定義情
報68−2のように、CKD論理機番#0〜#3に対し
SCSI論理機番が#0と単一ボリュームを定義してい
る場合には、オープンサーバ14側のボリューム単位で
あるSCSI論理機番#0をボリューム単位としたバッ
クアップが必要である。この場合にはCKD論理機番#
0〜#3のボリューム90−1〜90−4を1つのボリ
ュームとしてグローバルサーバ12にバックアップする
ようになる。
【0106】図16のステップS6でグローバルサーバ
12によるボリュームのバックアップが終了すると、ス
テップS7で運用停止の有無をチェックし、運用継続で
あればステップS4に戻り、グローバルサーバ12を停
止するかオフラインとした状態でオープンサーバ14に
よる運用を再開する。 5.キャッシュ制御 次に図5において、グローバルサーバ12によるディス
クモジュール40の初期化終了により停止またはオフラ
インに切り離され、オープンサーバ14の起動により日
常的な業務運用のためのアクセスを開始した運用状態に
おけるオープンサーバ14からのアクセスに対するディ
スクコントロールユニット10の処理を説明する。
【0107】図17は、オープンサーバ14からディス
クコントロールユニット10がリードコマンドを受信し
た場合のリード処理のフローチャートである。オープン
サーバ14において、ディスクモジュール40からデー
タを読み出すための読出要求が発生すると、オープンサ
ーバ14はディスク制御装置10の第2チャネルアダプ
タ20に対しリードコマンドを発行する。このリードコ
マンドはステップS1で受信される。
【0108】オープンサーバ14からのリードコマンド
にはボリュームを示すSCSI論理機番#iと、論理機
番#iのボリュームにおける先頭位置の論理ブロック番
号LBA、及び要求データのブロック長がコマンドパラ
メータとして含まれている。リードコマンドを受信した
第2チャネルアダプタ20は、受信コマンドをコマンド
待ち行列にキューイングし、オープンサーバ14に対し
コマンド正常終了をエミュレートすることでSCSIバ
スとの接続を切り離す。
【0109】続いて第2チャネルアダプタ20は、ステ
ップS2でアドレス変換部60により、受信した論理ブ
ロックアドレスLBAを前記(3)(4)(5)式に従
ってCKDフォーマットの位置アドレスCCHHに変換
する。このアドレス変換された位置アドレスCCHH及
びコマンド情報は、リソースマネジャー30に通知さ
れ、リソースマネジャーはコントロールストレージに設
けられている内部制御テーブルTCB(Task Controol
Block )に設定する。
【0110】続いてステップS4で、リソースマネジャ
ー30は、リードコマンドにより指定されたリードデー
タのエクステントをチェックする。即ちステップS2の
アドレス変換で得られた開始トラックを示す開始位置ア
ドレスCCHHとブロック長から求めたトラック数に基
づく終了トラックを示す終了位置アドレスCCHHを定
義し、リード対象となったファイルデータ等の連続領域
を認識する。
【0111】続いてステップS5に進み、リソースマネ
ジャー30は、図2に示したキャッシュファンクション
エンジンに対し、アドレス変換で得られたCKDフォー
マットの位置アドレスCCHHをボリュームを示すSC
SI論理機番#iと共に引き渡し、キャッシュメモリ2
6上に存在するか否かのキャッシュ判定を依頼する。具
体的には、ボリュームを示すSCSI論理機番#iと位
置アドレスCCHHをマッピングハードウェアに引き渡
し、ハッシュポインタを生成することで、キャッシュ管
理情報が格納されたハッシュテーブルを検索し、ハッシ
ュテーブルに対象データが存在すれば、キャッシュヒッ
トと判定してキャッシュメモリのエントリアドレスを獲
得する。
【0112】ハッシュテーブルでエントリアドレスが検
索できなかった場合には、キャッシュメモリ26上に存
在しないミスヒットを通知する。リソースマネジャー3
0は、ステップS5のキャッシュ判定結果を受け、ステ
ップS6でヒットを判定すると、ステップS10に進
み、ヒット判定で得られたエントリアドレスによりキャ
ッシュメモリ26を参照し、該当するキャッシュブロッ
ク74の該当するブロックから指定されたブロック長分
のデータを読み出して、ステップS11で第2チャネル
アダプタ20を介してオープンサーバ14にリードデー
タの転送を行う。
【0113】これに対しキャッシュメモリ26上に対象
データが存在しないミスヒットの場合には、オープンサ
ーバ14に対する第2チャネルアダプタ20の接続をス
テップS7で切り離し、ステップS8でデバイスアダプ
タに位置アドレスCCHHに基づくシークを指示する。
具体的には、リソースマネジャー30は、キャッシュ機
能エンジンよりキャッシュミスヒットの通知を受ける
と、そのとき空き状態にあるデバイスアダプタ22を選
択し、選択したデバイスアダプタ22の選択情報を第2
チャネルアダプタ20に通知する。
【0114】これを受けて第2チャネルアダプタ20は
オープンサーバ14との接続を切り離すと同時に、リソ
ースマネジャー30から通知されたデバイスアダプタ2
2に対しアドレス変換部60で得ている位置アドレスC
CHHに基づくシークコマンドを発行する。デバイスア
ダプタ22は第2チャネルアダプタ20からの位置アド
レスCCHHを、そのアドレス変換部82により前記
(1)式に従ってディスクモジュール40における先頭
物理FBAブロック番号Xを求め、これをディスクモジ
ュール40に通知して、目的とする物理FBAトラック
85にヘッドを位置付けるシークを行う。
【0115】ディスクモジュール40のシークが完了す
ると、デバイスアダプタ22はリードコマンドを発行
し、これによって目標トラックのトラックデータがディ
スクモジュール40から読み出され、キャッシュメモリ
26上にキャッシュブロック74として展開されるステ
ージングが行われる。キャッシュメモリ26に対する位
置アドレスCCHHのトラックデータのステージングが
行われると、ステップS9のキャッシュ判定結果は、ス
テップS10でヒットとなり、これに基づき第2チャネ
ルアダプタ20はオープンサーバ14に対する接続要求
を行う。再接続が完了すると、キャッシュメモリ26に
展開したキャッシュブロック74の中の先頭ブロックか
ら要求されたブロック長分のデータを読み出して、ステ
ップS11でデータ転送する。そしてステップS12で
正常終了をチェックし、一連の処理を終了する。もし正
常終了でなければ、ステップS13でリトライ等のエラ
ー処理を行うことになる。
【0116】ステップS6でミスヒットを判定した際の
ステップS7からS11におけるディスクモジュール4
0からキャッシュメモリ26に対するステージングとオ
ープンサーバ14に対するリードデータの転送は、実際
には並列的に行われる。即ちデバイスアダプタ22はア
ドレス変換部82で変換した位置アドレスCCHHに基
づく先頭物理FBAブロック番号Xによるシーク完了で
1CKDトラック分の物理FBAブロックをディスクモ
ジュール40から読み取って内蔵したデータバッファに
記憶しながら、このデータバッファより1論理FBAブ
ロック単位にキャッシュメモリ26に展開する。キャッ
シュメモリ26上に1論理FBAブロック分のデータが
記憶されるごとに、記憶完了をキャッシュ管理テーブル
書き込む。
【0117】第2チャネルアダプタ20は常にキャッシ
ュメモリ26側のキャッシュ管理テーブルを参照してお
り、1論理FBAブロック分の書き込み完了を認識する
と、オープンサーバ14のリードコマンドで指示された
論理ブロックアドレスを含む論理FBAブロックか否
か、その先頭に設けられたCOF用ID部を参照して検
索し、存在する場合にはキャッシュメモリ26から該当
するブロックを読み出してオープンサーバ14に転送す
る。
【0118】これによってディスクモジュール40から
キャッシュメモリ26に対する論理FBAブロックの書
込みとキャッシュメモリ26からオープンサーバ14に
対する読出データの転送を並行して実行することができ
る。図18は、図17のステップS2の第2チャネルア
ダプタ20に設けたアドレス変換部60によるオープン
サーバ14からのコマンドパラメータとして受信された
FBAフォーマットに従った論理ブロックアドレスLB
AからCKDフォーマットの位置アドレスCCHHにア
ドレス変換するための処理である。
【0119】まずステップS1で、受信した論理アドレ
スLBAからディスクモジュール40の論理ブロックア
ドレスからディスクモジュール40の物理ブロックアド
レスに前記(3)式に従って変換する。この実施形態に
あっては、論理ブロックサイズと物理ブロックサイズは
共に512バイトであることから、論理アドレスはその
まま物理アドレスとして扱うことができる。続いてステ
ップS2に進み、CKDフォーマットにおけるシリンダ
アドレスCCを前記(4)式により獲得する。
【0120】更にステップS3で、ステップS2で獲得
したシリンダアドレスCCの算出で求めた余りを使用し
てCKDフォーマットのヘッドアドレスHHを前記
(5)式で獲得する。このステップS1〜S3のアドレ
ス変換により、ディスクモジュール40からCKDフォ
ーマットのトラックデータをキャッシュメモリ26にス
テージングするための位置アドレスCCHHが得られ
る。
【0121】ステップS4は、キャッシュメモリ26上
にディスクモジュール40から位置アドレスCCHHの
1CKDトラックデータがステージングされた状態でオ
ープンサーバ14からの論理ブロックアドレスに対応す
るレコード番号Rnとセクタ番号SS(ブロック番号)
を獲得する。このステップS4の処理は、図19のサブ
ルーチンのようになる。まずステップS1で図18のス
テップS3のヘッドアドレスHHの獲得で得られた余り
を読み込み、ステップS2で、この余りから1CKDト
ラックデータのR1レコードのブロック数を引いた値が
0に等しいかそれより小さいマイナスの値を持つか否か
チェックする。
【0122】ここで図12に示したように、1CKDト
ラックデータのR1レコードの物理FBAブロック数は
40ブロックであり、シリンダアドレスの算出で得られ
た余りが40ブロック以下であれば、そのブロックはR
1レコード部に存在することが分かる。この場合にはス
テップS3に進み、レコード番号=R1を認識し、更に
ステップS4でセクタ番号=ステップS1のシリンダア
ドレス算出の余りで決まるブロックを獲得する。
【0123】一方、ステップS2で余りからR1レコー
ド部のブロック数40を差し引いた値が1以上であった
場合には、この場合には該当ブロックはR2レコード部
の41〜80ブロックのいずれかであることから、ステ
ップS5に進み、レコード番号=R2とし、更にステッ
プS6でセクタ番号として余りからR1レコードのブロ
ック数40を差し引いた値を獲得する。
【0124】図20は、図5においてオープンサーバ1
4からディスクコントロールユニット10がライトコマ
ンドを受信した場合のフローチャートである。ステップ
S1で第2チャネルアダプタ20がライトコマンドを受
信すると、ステップS2でコマンドパラメータとして得
られた論理ブロックアドレスLBAをCKDフォーマッ
トの位置アドレスCCHHに変換する。続いてステップ
S3でリソースマネジャー30が内部制御テーブルに、
受信したライトコマンドに対応した位置アドレスCCH
H及びコマンド種別などのパラメータを登録し、ステッ
プS4でライトコマンドの対象となったファイルデータ
の連続領域を認識するエクステントのチェックを行う。
【0125】続いてステップS5でコマンドパラメータ
として得られたSCSI論理機番#iと位置アドレスC
CHHをハッシュパラメータとしたポインタの生成でハ
ッシュテーブルを検索するキャッシュ判定を行う。この
キャッシュ判定によりキャッシュメモリ26上に該当デ
ータが存在すれば、ステップS6でヒット判定となり、
ステップS11でキャッシュメモリ26上でオープンサ
ーバ14から受信したデータによる該当ブロックのデー
タライトを行う。
【0126】一方、ステップS6でキャッシュメモリ2
6上に該当データが存在せずにミスヒットとなった場合
には、ステップS7でチャネルアダプタ20のオープン
サーバ14との接続を切り離し、位置アドレスCCHH
によるディスクモジュール40のシークをステップS8
でデバイスアダプタ22に指示し、ディスクモジュール
40から該当するトラックデータのキャッシュメモリ2
6に対するステージングを行う。このステージングによ
りステップS9でヒット判定を行ったとすると、ステッ
プS10でキャッシュヒットとなり、第2チャネルアダ
プタ20からの接続要求でオープンサーバ14から転送
されたライトデータをキャッシュメモリ11上でステー
ジングしたCKDトラックデータの該当ブロックに書き
込むデータライトをステップS11で行う。
【0127】ステップS11でキャッシュメモリ26上
でのデータライトの終了をチェックし、ステップS12
で正常終了であれば、一連の処理を終了する。もし正常
終了でなかった場合には、ステップS13でリトライ等
のエラー処理を行う。このライトコマンド受信における
ステップS6でキャッシュミスヒットとなった場合のス
テップS7〜S11のディスクモジュール40からキャ
ッシュメモリ26にCKDトラックデータをステージン
グしてライトデータを書き込む処理についても、キャッ
シュメモリ26に1論理FBAブロックを展開するごと
にチャネルアダプタ20がそのCOF用ID部をチェッ
クし、該当ブロックが存在すれば書込みを行うことで、
キャッシュメモリ26に対するディスクモジュール40
からのステージングと、ステージングされた論理FBA
ブロックに対するチャネルアダプタ20からのデータラ
イトを並行して実行することができる。
【0128】また図20のキャッシュメモリ26のデー
タライトにあっては、ステップS6でキャッシュヒット
となってステップS11でキャッシュ上のデータライト
が行われた場合には、キャッシュ管理テーブルに設けて
いるライトバックフラグをオンにセットしておく。図2
1は、キャッシュメモリ26上でデータ書込みが行われ
たCKDトラックデータを、ディスクモジュール40に
書き戻すためのライトバック処理のフローチャートであ
る。
【0129】図5のディスクコントロールユニット10
に設けられたリソースマネジャー30は、ステップS1
でライトバックのスケジューリングを行う。このスケジ
ューリングは、キャッシュメモリ26側のキャッシュ管
理テーブルを参照し、ライトバックフラグがオンとなっ
ているキャッシュブロックを認識してライトバックのス
ケジュールリストにそのエントリアドレス等を登録す
る。
【0130】続いてステップS2でデバイスアダプタ2
2が空き状態となるレディ状態を監視しており、レディ
状態になるとライトバックのためにデバイス選択を行
う。続いてステップS3で、ライトバックのスケジュー
ルリストの先頭にあるキャッシュブロックの位置アドレ
スCCHHを選択したデバイスアダプタ22のアドレス
変換部82に与えて、前記(1)式によりディスクモジ
ュール40の先頭論理FBAブロック番号Xに変換し、
ステップS4において、選択したデバイスアダプタ22
にライトコマンドを発行する。
【0131】更にステップS5で、キャッシュメモリ2
6から選択したデバイス22にライトバックの対象とな
るキャッシュブロックの1CKDトラックデータを転送
する。これによってデバイスアダプタ22は、ディスク
モジュール40に対しライトバックのためのライトコマ
ンドを指令する。この状態でデバイスアダプタ22は、
ステップS6でディスクモジュール40の接続を切り離
し、ステップS7でディスクモジュール40に対するス
テータスコマンドで状態監視を行う。
【0132】ディスクモジュール40側でライトバック
データの正常書込みが終了すると、ステップS8で正常
終了を認識し、ステップS9でキャッシュメモリ26側
のキャッシュ管理テーブルにおけるライトバックが済ん
だキャッシュブロックのライトバックフラグをオフに戻
す。ステップS8でディスクモジュール40のライト動
作が正常終了でなかった場合には、ステップS10に進
み、ディスクモジュール40に対するライトコマンドの
再発行によるリトライ等のエラー処理を行う。
【0133】このようなキャッシュメモリ26上で書き
替えられたCKDトラックデータをディスクモジュール
40に書き戻すライトバックを行うことで、常にキャッ
シュメモリ26上のCKDトラックデータとディスクモ
ジュール40側にFBAブロックで分割されて記憶され
ているCKDトラックデータとの同一性を確保すること
ができる。
【0134】更にキャッシュメモリ26上のデータは、
オープンサーバ14からのアクセスがないとLRUアル
ゴリズムによりキャッシュメモリ26から除去されるキ
ャッシュ追い出しを行うが、このキャッシュ追い出しの
際に、もしライトバックフラグがオンであれば、優先的
にライトバックを実行した後にキャッシュメモリ26上
からクリアする。
【0135】尚、上記の実施形態は、オープンサーバ1
4による日常的な運用によるディスクモジュール40に
対するアクセスをディスクコントロールユニット10で
処理し、オープンサーバ14によるディスクモジュール
40上に作成されたデータのバックアップをグローバル
サーバ12で行うようにした運用形態での制御を例にと
っているが、ディスクコントロールユニット10に対し
グローバルサーバ12とオープンサーバ14のアクセス
を競合させない運用形態であれば、オープンサーバ14
による運用とグローバルサーバ12によるバックアップ
に限定されず、適宜の運用形態にそのまま適用すること
ができる。
【0136】また上記の実施形態にあっては、グローバ
ルサーバ12で初期化するディスクモジュール40上の
1CKDトラックフォーマットはR1レコードとR2レ
コードの2レコードを例にとっているが、このレコード
数も必要に応じて適宜に定めることができる。もちろ
ん、FBAフォーマットにおける論理FBAブロック及
びディスクモジュール40の物理FBAブロックのブロ
ックサイズも必要に応じて適宜に定めることができ、実
施例による数値限定は受けない。
【0137】更に本発明は、その目的と利点を損なわな
い範囲で適宜の変形を含む。
【0138】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、CKDフォーマットの上位装置とFBAフォーマッ
トの上位装置を専用のチャネルアダプタにより個別に接
続可能とし、ディスク制御は上位装置のCKDフォーマ
ットとディスク装置のFBAフォーマットの変換機能を
基本とし、FBAフォーマットの上位装置からのアクセ
スについて、ディスク制御内でのCKDフォーマットへ
の変換機能を持たせたことで、CKDフォーマットとF
BAフォーマットの上位装置にディスク装置の資源を共
用させることができる。
【0139】特にCKDフォーマットの上位装置として
オープンフレームとして知られたグローバルサーバを接
続し、一方、FBAフォーマットの上位装置としてMU
IX−PC等のオープンサーバを接続し、日常的な運用
はオープンサーバのアクセスで行い、オープンサーバに
よるアクセスでディスク装置に生成されたデータのバッ
クアップをグローバルサーバからのアクセスで行うこと
で、任意フレームとしてのグローバルサーバの持つ大容
量データの高速処理性能と高信頼性の実現と、オープン
サーバの持つ日常的なトランザクションの高さという利
点を生かした資源の共用化を達成することができる。
【0140】更に、単にフォーマットを変換するだけで
なく、フォーマットに特徴を持たせた故に、処理の高速
化を図ることができる。以上の説明に関して更に以下の
項目を開示する。 (1)ディスク制御装置に於いて、アドレス変換部は、
論理ブロックの論理アドレスに対応した物理ブロックの
物理アドレスを、 物理アドレス=論理アドレス×(論理ブロックサイズ/
物理ブロックサイズ) により算出し、次にCKDフォーマットのシリンダ番号
を、 シリンダ番号={物理アドレス+1トラック内ブロック
数×(1シリンダのトラック数+1)}/(1トラック
内ブロック数×1シリンダのトラック数) の商として算出し、次にCKDフォーマットのトラック
番号を、前記シリンダ番号を算出した際に得られた余り
を1トラック内のブロック数で割った商として求め、更
に、CKDフォーマットのセクタ番号を前記シリンダ番
号を算出した際に得られた余りと各レコードの物理ブロ
ック数から求める。 (2)第1項のディスク制御装置に於いて、前記第2上
位装置による日常的な業務を運用するためアクセスコマ
ンドを処理し、前記第1上位装置によるバックアップの
ためのアクセスコマンドを処理する。 (3)第2項のディスク制御装置に於いて、前記リソー
スマネジャーは、前記第1上位装置から初期化コマンド
が指令された際に、前記ディスク装置の各トラックを、
1CKDトラックを複数のFBAブロックに分割して各
FBAブロックの所定位置に該FBAブロックに含まれ
るレコードの番号と該レコード位置との対応関係を示す
ID部を配置したトラックフォーマットのデータセット
の書込みにより初期化する初期化処理部を備える。 (4)第3項のディスク制御装置に於いて、前記初期化
処理部によるディスク装置のトラックフォーマットは、
1CKDトラックを前記ディスク装置の物理FBAブロ
ックの整数倍となる論理FBAブロックで複数に分割
し、各論理FBAブロックの先頭の物理FBAブロック
の対応位置に前記ID部を配置し、2番目以降の物理F
BAブロックの対応位置にレコード部を後詰めで配置す
る。 (5)第4項のディスク制御装置に於いて、前記1CK
Dトラックは、ホームアドレスHA、システム領域とし
てのROレコード、及びユーザ領域としてのR1レコー
ドとR2レコードを有し、前記初期化処理部によるディ
スク装置のトラックフォーマットは、1CKDトラック
を前記ディスク装置の物理FBAブロックの整数倍とな
る論理FBAブロックで複数に分割し、先頭論理FBA
ブロックに前記ホームアドレスHAとROレコードを配
置し、残りの論理FBAブロックに後詰めで前記R1レ
コードとR2レコードを配置する。 (6)第5項のディスク制御装置に於いて、前記物理F
BAブロックは512バイトであり、前記各論理FBA
ブロックは8倍の4096バイトであり、1トラックは
前記論理FBAブロックの13倍の53キロバイトであ
り、更に前記RIレコードとR2レコードの各々は前記
物理FBAブロックの45倍の23キロバイトである。 (7)第6項のディスク制御装置に於いて、前記初期化
処理部により前記ディスク装置をフォーマットする際
に、前記第2上位装置による前記第2ホストアダプタに
対するアクセスを停止させる。 (8)第7項のディスク制御装置に於いて、前記初期化
処理部により前記ディスク装置をフォーマットが終了し
た後は、前記第1装置による前記第1ホストアダプタに
対するアクセスを停止させ、前記第2上位装置による前
記第2ホストアダプタに対するアクセスのみを有効とし
て運用させる。 (9)第8項のディスク制御装置に於いて、前記第2上
位装置による前記第2ホストアダプタに対するアクセス
のみを有効とした運用中に、前記第2上位装置によるア
クセスを一次中断させ、前記第1上位装置からのコマン
ドにより前記リソースマネジャーは前記ディスク装置の
データを転送してバックアップさせる。 (10)第9項のディスク制御装置に於いて、前記リソ
ースマネジャーは、前記ボリューム定義情報の参照によ
りFBAフォーマットの論理ボリュームに対応する1又
は複数のCKDフォーマットの論理ボリュームをバック
アップする。 (11)ディスク制御装置の制御方法に於いて、アドレ
ス変換過程は、論理ブロックの論理アドレスに対応した
物理ブロックの物理アドレスを、 物理アドレス=論理アドレス×(論理ブロックサイズ/
物理ブロックサイズ) より算出し、次にCKDフォーマットのシリンダ番号
を、 シリンダ番号={物理アドレス+1トラック内ブロック
数×(1シリンダのトラック数+1)}/(1トラック
内ブロック数×1シリンダのトラック数) の商として算出し、次にCKDフォーマットのトラック
番号を、前記シリンダ番号を算出した際に得られた余り
を1トラック内のブロック数で割った商として求め、更
に、CKDフォーマットのセクタ番号を前記シリンダ番
号を算出した際に得られた余りと各レコードの物理ブロ
ック数から求めたことを特徴とするディスク制御方法。 (12)第11項の制御方法に於いて、前記第2上位装
置による日常的な業務を運用するためアクセスコマンド
を処理し、前記第1上位装置によるバックアップのため
のアクセスコマンドを処理する。 (13)第12項の制御方法に於いて、前記第1上位装
置から初期化コマンドが指令された際に、前記ディスク
装置の各トラックを、1CKDトラックを複数のFBA
ブロックに分割して各FBAブロックの所定位置に該F
BAブロックに含まれるレコードの番号と該レコード位
置との対応関係を示すID部を配置したフォーマットデ
ータセットの書込みにより初期化する初期化処理過程を
設ける。 (14)第13項の制御方法に於いて、前記初期化処理
過程でのディスク装置のトラックフォーマットは、1C
KDトラックを前記ディスク装置の物理FBAブロック
の整数倍となる論理FBAブロックで複数に分割し、各
論理FBAブロックの先頭の物理FBAブロックの対応
位置に前記ID部を配置し、2番目以降の物理FBAブ
ロックの対応位置にレコード部を後詰めで配置する。 (15)第14項の制御方法に於いて、前記1CKDト
ラックは、ホームアドレスHA、システム領域としての
ROレコード、及びユーザ領域としてのR1レコードと
R2レコードを有し、前記初期化処理過程によるディス
ク装置のトラックフォーマットは、1CKDトラックを
前記ディスク装置の物理FBAブロックの整数倍となる
論理FBAブロックで複数に分割し、先頭論理FBAブ
ロックに前記ホームアドレスHAとROレコードを配置
し、残りの論理FBAブロックに後詰めで前記R1レコ
ードとR2レコードを配置する。 (16)第15項の制御方法に於いて、前記物理FBA
ブロックは512バイトであり、前記各論理FBAブロ
ックは8倍の4096バイトであり、1トラックは前記
論理FBAブロックの13倍の53キロバイトであり、
更に前記RIレコードとR2レコードの各々は前記物理
FBAブロックの45倍の23キロバイトである。 (17)第16項の制御方法に於いて、前記初期化処理
過程で前記ディスク装置をフォーマットする際に、前記
第2上位装置による前記第2ホストアダプタに対するア
クセスを停止させる。 (18)第17項の制御方法に於いて、前記初期化処理
過程で前記ディスク装置をフォーマットが終了した後
は、前記第1装置による前記第1ホストアダプタに対す
るアクセスを停止させ、前記第2上位装置による前記第
2ホストアダプタに対するアクセスのみを有効として運
用させる。 (19)第18項の制御方法に於いて、前記第2上位装
置による前記第2ホストアダプタに対するアクセスのみ
を有効とした運用中に、前記第2上位装置によるアクセ
スを一次中断させ、前記第1上位装置からのコマンドに
基づき前記ディスク装置のデータを転送してバックアッ
プさせる。 (20)第19項の制御方法に於いて、前記ボリューム
定義情報の参照によりFBAフォーマットの論理ボリュ
ームに対応する1又は複数のCKDフォーマットの論理
ボリュームをバックアップする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明のハードウェア構成のブロック図
【図3】図2のデバイスクラスタの説明図
【図4】図2のチャネルアダプタのハードウェア構成の
ブロック図
【図5】本発明の機能ブロック図
【図6】上位装置から見た論理ディスクモジュールのボ
リューム構成の説明図
【図7】図5のリソースマネジャーに配置するボリュー
ム定義情報の説明図
【図8】ボリューム単位にCKDフォーマットで初期化
された論理ディスクモジュールの説明図
【図9】本発明におけるCKDトラック、論理FBAト
ラック及び物理FBAトラックのフォーマット説明図
【図10】CKDトラックの詳細説明図
【図11】本発明におけるCKDトラックと論理FBA
トラックの対応説明図
【図12】本発明のCKDトラックをFBAブロックで
複数に分割した本発明の論理FBAトラックの詳細フォ
ーマットの説明図
【図13】図12の論理FBAブロックの先頭に配置し
たID部の記憶情報の説明図
【図14】本発明における論理FBAトラックと物理F
BAトラックの対応説明図
【図15】本発明の論理FBAブロックにレコード部を
後詰め配置したことによるマージ回避機能の説明図
【図16】本発明のディスク制御装置を用いた運用手順
のフローチャート
【図17】オープンサーバからのリードアクセスに対す
るディスク制御のフローチャート
【図18】オープンサーバからのアクセスに対するアド
レス変換処理のフローチャート
【図19】図18におけるレコード番号とセクタ番号の
獲得処理の詳細のフローチャート
【図20】オープンサーバからのライトアクセスに対す
るディスク制御のフローチャート
【図21】キャッシュメモリからディスク装置に対する
ライトバック処理のフローチャート
【符号の説明】
10:ディスク制御装置 12:グローバルサーバ(第1上位装置:メインフレー
ム) 14:オープンサーバ(第2上位装置) 16−1,16−2:デバイスクラスタ 18,18−1,18−2:第1チャネルアダプタ 20,20−1,20−2:第2チャネルアダプタ 22,22−1〜22−4:デバイスアダプタ 25−1,25−2:共通バス 26,26−1,26−2:キャッシュメモリ 28−1.28−2:キャッシュ機能エンジン(CF
E) 30:リソースマネジャー(RM) 32−1,32−4,36−1,36−2:SCSIチ
ャネル装置 38−1,38−2:拡張デバイスアダプタ(EDA) 40:FBAディスク装置(ドライブモジュールDM) 42:MPU 44,45:システムストレージ 46:バス 48:SCSIレシーバ/ドライバ 50:SCSIプロトコルチップ 52:データ転送ロジック 54:データバッファ 56:バスインタフェースロジック 58,62,64,80,84:レジスタ 60,82:アドレス変換部 66:初期化部 68,68−1〜68−3:ボリューム定義情報 70:第1制御部 72:第2制御部 74:キャッシュブロック 76:R1レコード部 78:R2レコード部 85:論理FBAトラック 86−1〜86−13:論理FBAブロック 88:論理ディスクモジュール 90−1〜90−4:論理ボリューム 92:ボリュームラベル 94:ボリューム目録(VTOC:Volum table of Cont
ents) 96:フォーマット領域 98:CKDトラック 100:論理FBAトラック 102:物理FBAトラック 104−1〜104−13:論理FBAトラック 106:COF変換用ID部 108−1〜108−10:物理FBAブロック 110:FBAブロックID部 112:ホームアドレスHA 114:ROレコード部 116:R1レコードカウント部(R1C) 118:R2レコードカウント部(R2C) 120:マージブロック 122:空き領域

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1上位装置とディスク装置の間に設けら
    れ、前記第1上位装置からの可変長フォーマットに従っ
    たアクセスコマンドを受信して処理結果を応答する第1
    チャネルアダプタと、 第2上位装置と前記ディスク装置の間に設けられ、前記
    第2上位装置からの固定長フォーマットに従ったアクセ
    スコマンドを受信して処理結果を応答する第2チャネル
    アダプタと、 前記ディスク装置に対しFBAブロック単位で前記第1
    上位装置又は第2上位装置から指示されたアクセスコマ
    ンドを実行するデバイスアダプタと、 1CKDトラックを複数のFBAブロックに分割したフ
    ォーマットのトラックデータをキャッシュブロックとし
    て展開したキャッシュメモリと、 前記キャッシュメモリを制御するキャッシュ機能エンジ
    ンと、 全体の資源管理及び処理動作を制御するリソースマネジ
    ャーと、を備えたディスク制御装置に於いて、 前記第2チャネルアダプタに、第2上位装置から固定長
    フォーマットの位置アドレスLBAが指令された時に、
    受信した位置アドレスLBAを前記可変長フォーマット
    の位置アドレスCCHHに変換するアドレス変換部を設
    け、 前記リソースマネジャーに、 第1上位装置から可変長フォーマットの位置アドレスC
    CHHが指令された時、該位置アドレスCCHHに対応
    する前記ディスクのFBAブロック番号を求め、該FB
    Aブロック番号が指示するFBAブロックを含むCKD
    トラックを前記ディスク装置から読み取って前記キャッ
    シュメモリに展開し、前記キャシュメモリ上で前記第1
    上位装置より指示されたレコードを検索する第1制御部
    と、 前記第2上位装置から固定長フォーマットの位置アドレ
    スLBAが指令されて前記アドレス変換部で前記可変長
    フォーマットの位置アドレスCCHHが得られた時、該
    位置アドレスCCHHに対応する実デバイスのFBAブ
    ロック番号を求め、該FBAブロック番号が指示するF
    BAブロックを含むCKDトラックを前記ディスク装置
    から読み取って前記キャッシュメモリに展開し、前記キ
    ャシュメモリ上で前記第2上位装置より指示されたブロ
    ックを検索する第2制御部と、を設けたことを特徴とす
    るディスク制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のディスク制御装置に於い
    て、前記初期化処理部によるディスク装置のトラックフ
    ォーマットは、1CKDトラックを所定長の論理FBA
    ブロックで複数に分割して各論理FBAブロックの先頭
    位置に前記ID部を配置し、前記CKDトラックのレコ
    ード部は、各論理FADブロックに後詰めで配置したこ
    とを特徴とするディスク制御装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のディスク制御装置に於い
    て、前記1CKDトラックは、ユーザ領域としてのR1
    レコードとR2レコードを有し、前記R1レコードとR
    2レコードに配置する複数の論理FBAブロックは、先
    頭に位置する物理FBAブロックの先頭位置に前記ID
    部を配置して該ブロック末尾までを空きとし、2番目の
    物理FBAブロックから最後の物理FBAブロックまで
    にR1レコード又はR2レコードを順次分割して配置す
    ることを特徴とするディスク制御装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載のディスク制御装置に於い
    て、 前記リソースマネジャーは、前記第1上位装置の可変長
    フォーマットの論理ボリューム番号と前記第2上位装置
    の固定長フォーマットの論理ボリューム番号との対応関
    係を定義したボリューム定義情報を有し、前記第1上位
    装置から初期化コマンドを受信した際に、前記ボリュー
    ム定義情報に示された可変長フォーマットの論理ボリュ
    ーム番号単位に前記ディスク装置をフォーマットするこ
    とを特徴とするディスク制御装置。
  5. 【請求項5】第1上位装置とディスク装置の間に設けら
    れ、前記第1上位装置からの可変長フォーマットに従っ
    たアクセスコマンドを受信して処理結果を応答する第1
    チャネルアダプタと、 第2上位装置と前記ディスク装置の間に設けられ、前記
    第2制御装置からのFBAフォーマットに従ったアクセ
    スコマンドを受信して処理結果を応答する第2チャネル
    アダプタと、 前記ディスク装置に対しFBAブロック単位で前記第1
    上位装置又は第2上位装置から指示されたアクセスコマ
    ンドを実行するデバイスアダプタと、 1CKDトラックを複数のFBAブロックに分割したフ
    ォーマットのトラックデータをキャッシャブロックに展
    開するキャッシュメモリと、 前記キャッシュメモリを制御するキャッシュ機能エンジ
    ンと、 全体の資源管理及び処理動作を制御するリソースマネジ
    ャーと、を備えたディスク制御装置の制御方法に於い
    て、 第1上位装置から可変長フォーマットの位置アドレスC
    CHHが指令された時、該位置アドレスCCHHに対応
    する前記ディスクのFBAブロック番号を求め、該FB
    Aブロック番号が指示するFBAブロックを含むCKD
    トラックを前記ディスク装置から読み取って前記キャッ
    シュメモリに展開し、前記キャシュメモリ上で前記第1
    上位装置より指示されたレコードを前記ID部の対応関
    係を参照して検索する第1制御過程と、 前記第2チャネルアダプタに、第2上位装置からFBA
    フォーマットの位置アドレスLBAが指令された時に、
    受信した位置アドレスLBAを前記可変長フォーマット
    の位置アドレスCCHHに変換するアドレス変換過程
    と、 前記アドレス変換過程で得た位置アドレスCCHHに対
    応する実デバイスのFBAブロック番号を求め、該FB
    Aブロック番号が指示するFBAブロックを含むCKD
    トラックを前記ディスク装置から読み取って前記キャッ
    シュメモリに展開し、前記キャシュメモリ上で前記第2
    上位装置より指示されたブロックを検索する第2制御過
    程と、を備えたことを特徴とするディスク制御装置の制
    御方法。
  6. 【請求項6】請求項5記載のディスク制御装置の制御方
    法に於いて、前記リソースマネジャーは、初期化処理に
    おけるディスク装置のトラックフォーマットとして、1
    CKDトラックを所定長の論理FBAブロックで複数に
    分割して各論理FBAブロックの先頭位置に前記ID部
    を配置し、前記CKDトラックのレコード部は、各論理
    FADブロックに後詰めで配置したことを特徴とするデ
    ィスク制御装置の制御方法。
  7. 【請求項7】請求項6記載のディスク制御装置の制御方
    法に於いて、前記1CKDトラックは、ユーザ領域とし
    てのR1レコードとR2レコードを有し、前記R1レコ
    ードとR2レコードの配置する複数の論理FBAブロッ
    クは、先頭に位置する物理FBAブロックの先頭位置に
    前記ID部を配置して該ブロック末尾までを空きとし、
    2番目の物理FBAブロックから最後の物理FBAブロ
    ックまでにR1レコード又はR2レコードを順次分割し
    て配置することを特徴とするディスク制御装置の制御方
    法。
  8. 【請求項8】請求項1記載のディスク制御装置の制御方
    法に於いて、 前記第1上位装置の可変長フォーマットの論理ボリュー
    ム番号と前記第2上位装置のFBAフォーマットの論理
    ボリューム番号との対応関係を定義したボリューム定義
    情報を有し、 前記初期化処理過程は、前記第1上位装置から初期化コ
    マンドを受信した際に、前記ボリューム定義情報に示さ
    れた可変長フォーマットの論理ボリューム番号単位に前
    記ディスク装置をフォーマットすることを特徴とするデ
    ィスク制御装置の制御方法。
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