JP4008752B2 - 記憶装置システムの制御方法、及び記憶装置システム - Google Patents

記憶装置システムの制御方法、及び記憶装置システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、記憶装置システムの制御方法、及び記憶装置システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、企業などにおけるシステムは、パソコンやワークステーションなどの、いわゆるオープンシステムコンピュータ(以下、「オープンコンピュータ」と称する)を用いて構成されることが多い。
【0003】
しかしながら、永年にわたって蓄積された資産の有効利用や、高安定性、高信頼性などの要求に応じるため、例えば、オンライン系や基幹系業務の分野では、依然としてメインフレームコンピュータ(もしくは、汎用コンピュータ)(以下、「メインフレーム」と称する)に対するニーズが高い。最近では、例えば、メインフレームが要求される場面ではメインフレームを用い、意志決定業務や分析業務などの情報系業務についてはオープンコンピュータを用いる混在系として構築されるシステムも存在する。
【0004】
なお、このようなシステムとして、例えば、USP5,530,845には、一つの記憶制御装置に、メインフレームと複数の異種のオープンコンピュータとを接続し、コントローラ(Programmable Storage Controller)により記憶制御装置をエミュレートする技術が開示されている。
【0005】
ところで、一般に、オープンコンピュータでは、ディスクドライブの記録形式として論理ブロックアドレスを指定する「FBA(Fixed Block Architecture)」形式が用いられ、一方、メインフレームでは、ディスクドライブへのデータの記録形式として、シリンダ番号・ヘッド番号・レコード番号を指定する「CKD(Count Key Data)」形式が用いられる。そして、オープンコンピュータは、「FBA」形式で記録されたデータへのアクセス手段のみを有し、一方、メインフレームは、「CKD」形式で記録されたデータへのアクセス手段のみを有するため、メインフレームのデータをオープンコンピュータが直接利用することはできないし、逆に、オープンコンピュータのデータをメインフレームが直接利用することもできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような不都合を回避するため、図6に示すように、メインフレーム10の「CKD」形式のデータをオープンコンピュータ20の「FBA」形式のデータに変換する変換ソフトウエア70をオープンコンピュータ20上で稼働させ、記憶制御装置30に記憶されているデータについての記録形式の変換を、オープンコンピュータ20上で行うようにする仕組みが知られている(例えば、特開平9−258908号公報を参照)。
【0007】
しかしながら、この仕組みにはつぎのような問題を有していた。
(1)変換ソフトウエア70は、オープンコンピュータ20ごとに用意しなければならず、これではインストールやバージョンアップなどのメンテナンスに手間がかかる。また、変換ソフトウエア70によりオープンコンピュータ20の記憶領域やプロセッサなどのリソースも消費されてしまう。
(2)変換作業はオープンコンピュータ20のユーザが負担することになり、変換にかかる処理をユーザに意識させる必要がある。
(3)変換に際し発生するデータ伝送が、記憶制御装置30とオープンコンピュータ20とを結ぶ通信線上のトラフィックを増大させ、これが他の通信を圧迫する。また、変換効率が通信線の性能に左右される。
(4)オープンコンピュータ20上で変換処理が行われるため、オープンコンピュータ20上で実行される他のプログラムの処理に影響を与える。また、オープンコンピュータ20として処理性能の高いものが要求され、装置コストの増大に繋がる。
(5)メインフレーム10や各オープンコンピュータ20から記憶制御装置30のデータにアクセスさせるためには、本来、排他制御が必要であるが、現状ではメインフレーム10とオープンコンピュータ20の混在系で有効に排他制御を行う仕組みは存在せず、また、このような仕組みを新規開発しようとすれば相当の手間とコストがかかり、従って、現状では運用でカバーせざるを得ない。
【0008】
この発明は、以上の問題を解決するもので、メインフレームおよびオープンシステムのそれぞれが記憶しているデータを、メインフレームおよびオープンシステムそれぞれが利用できる記録形式のデータとして効率よく簡便に提供することができる記憶装置システムの制御方法、及び記憶装置システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するための、本発明の主たる発明は、ディスクアレイ装置と、前記ディスクアレイ装置に通信可能に接続するメインフレームと、前記ディスクアレイ装置に通信可能に接続するオープンコンピュータと、を含んで構成される記憶装置システムの制御方法であって、前記ディスクアレイ装置は、CPU、キャッシュメモリ、及びディスクドライブと、前記ディスクドライブに対するデータの入出力を制御するデータコントローラと、前記メインフレームと通信可能に接続するための通信手段と、前記オープンコンピュータと通信可能に接続するための通信手段と、前記ディスクドライブが提供する記憶領域に編成される、CKD形式でデータが記憶されるメインフレームボリュームと、前記ディスクドライブが提供する記憶領域に編成される、CKD形式でデータが記憶される中間ボリュームと、前記ディスクドライブが提供する記憶領域上に編成される、FBA形式でデータが記憶されるオープンボリュームと、前記オープンコンピュータからファイル名指定によるデータ入出力要求を受信して、前記オープンボリュームにファイル単位でデータ入出力を行うファイルシステムと、前記オープンボリュームにFBA形式で記憶されているファイルに記述されているデータをCKD形式のデータとして前記中間ボリュームに記憶させる変換エンジンと、を有し、前記メインフレームでは、前記メインフレームボリュームに対してデータ入出力を行うデータ転送プログラムが稼働し、前記変換エンジンは、前記オープンボリュームに新たな引渡ファイルが記憶されたことを検知した場合に、前記メインフレームに変換後のデータの書き出し先となる記憶領域であるデータセットの作成要求を送信し、前記データ転送プログラムは、前記作成要求を受信すると、前記中間ボリュームに、前記データセット、前記データセットにデータが記憶されているかどうかを示す開始フラグ又は前記データセットに対するアクセスが可能かどうかを示すスタートフラグがセットされる開始フラグ用データセット、及び前記データセットへのデータの書き出しが終了したかどうかを示す終了フラグがセットされる終了フラグ用データセット、のそれぞれの記憶領域を確保し、前記データ転送プログラムは、前記データセットが排他制御状態かどうかをリアルタイムに監視し、排他制御状態でない場合には前記スタートフラグをオンにし、前記変換エンジンは、前記開始フラグ用データセットの前記スタートフラグがオンであった場合に、前記引渡ファイルに記述されているデータを前記データセットに書き出し、前記書き出しが終了した後、前記スタートフラグをオフにするとともに前記終了フラグ用データセットに終了フラグを書き込み、前記データ転送プログラムは、前記終了フラグ用データセットに前記終了フラグが書き込まれていることを検知すると、前記データセットに書き出されているデータを前記メインフレームボリュームに転送するものである。
【0010】
本発明によれば、従来のようにオープンコンピュータごとに変換ソフトウエアを用意する必要がなく、インストールやバージョンアップなどのメンテナンスに手間がかかることもなく、また、オープンコンピュータの記憶領域やプロセッサなどのリソースが消費されることもない。
【0011】
また、変換作業をオープンコンピュータのユーザが負担することもなく、ユーザに変換処理を意識させない。更新ファイルの生成を自動的に検知するようにすることで、データフォーマット変換を記憶制御装置内で自動化することが可能となる。
【0012】
変換に際し記憶制御装置とオープンコンピュータとを結ぶ通信線上のトラフィックを増大させることが無く、通信線の性能により変換効率が左右されこともない。またその結果、データ変換性能の高速化とオープンシステムのデータアクセスも高速化可能となる。
【0013】
オープンコンピュータ上で変換処理が行われないため、オープンコンピュータ上で実行される他のプログラムの処理に影響を与えることが無い。また、オープンコンピュータに高性能が要求されることもなく、システム構築にかかるコストの低廉に抑えられる。また、従来、オープンシステム毎に記憶している必要のなった、変換前後のデータが記憶制御装置に一元管理され、記憶資源の有効利用が図られる。
【0014】
さらに、本発明によれば、オープンコンピュータ上でメインフレームのデータを利用したデータウェアハウスなどの意志支援業務や、メインフレームのオンライントランザクション処理を代行する処理などを容易に実施することが可能となり、オープンシステムとメインフレームの垣根を無くし、各種ニーズに対応できる融合性の高い柔軟なシステムを提供することが可能となる。
【0015】
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【0016】
【発明の実施の形態】
===開示の概要===
以下の開示により、少なくとも次のことが明らかにされる。
オープンコンピュータが読み書き可能な記録形式αに従ってデータが記憶される記憶領域Aと、メインフレームコンピュータが読み書き可能な記録形式βに従ってデータが記憶される記憶領域Bと、オープンコンピュータから送られてくるデータ入出力要求を受信しこの要求に応じて前記記憶領域Aに対するデータ入出力処理を行うデータ入出力手段aと、メインフレームコンピュータから送られてくるデータ入出力要求を受信しこの要求に応じて前記記憶領域Bに対するデータ入出力処理を行うデータ入出力手段bと、前記記録形式αに従って前記記憶領域Aに記憶されているデータを前記記録形式βに従って前記記憶領域Bに記憶するデータ記録形式の変換手段Xと、を有することを特徴とする記憶制御装置。
【0017】
ここで記録形式αとは、例えば、「FBA」形式であり、記録形式βとは、例えば、「CKD」形式である。記憶制御装置は、例えば、後述するディスクアレイ装置である。記憶領域Aは、例えば、後述するオープンボリュームである。データ入出力手段aは、例えば、オープンコンピュータからファイル名指定によるデータ入出力要求を受信しファイル名により記憶領域Aに記憶されているデータを特定するいわゆるファイルシステム(例えば、NFS)としての機能を備える、例えば、後述するNASエンジンを有する。データ入出力手段bは、ACONARC(登録商標)などに準拠した通信手段である。変換手段Xは、例えば、後述する変換エンジンである。
【0018】
また、前記記憶制御装置は、前記記録形式βに従って前記記憶領域Bに記憶されているデータを前記記録形式αに従って前記記憶領域Aに記憶するデータ記録形式の変換手段Yを有する構成としてもよい。なお、この場合変換手段Xがあってもよいし無くてもよい。変換手段Yは、例えば、後述する変換エンジンである。
【0019】
また、変換手段Xが、データ入出力手段aにより記憶領域A上の特定の記憶領域に新たにデータが書き込まれたことを認知した場合に、そのデータを自動的に記録形式βに従って記憶領域Bに記憶する手段を備えていてもよい。これにより記憶形式αで記憶されているデータの記憶形式βへの変換を簡便を行うことができる。なお、前記特定の記憶領域は、例えば、ファイルシステムにおけるディレクトリとして指定される。
【0020】
また、変換手段Yが、データ入出力手段bにより記憶領域B上に新たにデータを書き込まれたことを認知した場合にそのデータを自動的に記録形式αに従って記憶領域Aに記憶する手段を備えていてもよい。これにより記憶形式βで記憶されているデータの記憶形式αへの変換を、簡便に行うことができる。この処理は、例えば、後述する(S315)の処理が対応する。
【0021】
変換手段Xが、前記記憶領域Aまたは前記記憶領域Bのあるデータについての処理を行っている際に前記データに排他制御を施すようにしてもよい。また、変換手段Yが、前記記憶領域Aまたは前記記憶領域Bのあるデータについての処理を行っている際に前記データに排他制御を施すようにしてもよい。この処理は、例えば、後述する(S515)の処理が対応する。
【0022】
また、例えばLANなどにより変換手段Xと前記メインフレームコンピュータとを通信可能に接続し、変換手段Xが、記憶領域A上の特定の記憶領域に新たにデータが書き込まれたことを認知した場合にその旨を通知するメッセージをメインフレームコンピュータに送信し、メインフレームコンピュータが、メッセージを受信すると記憶領域B上に前記データの記憶先となる記憶領域B上の書き出し先の領域を確保し、変換手段Xが、記憶領域Aに記憶されている前記データを記録形式βに従って前記書き出し先の領域に記憶するようにしてもよい。これにより、オープンコンピュータ側から簡便に変換を行うことができる。
【0023】
ここで変換手段Xが、記憶領域A上の特定の記憶領域に新たにデータが書き込まれたことを認知した場合にその旨を通知するメッセージをメインフレームコンピュータに送信する処理は、例えば、後述する(S211)〜(S214)の処理が対応する。また、メインフレームコンピュータが、メッセージを受信すると記憶領域B上に前記データの記憶先となる記憶領域B上の書き出し先の領域を確保する処理は、例えば、後述する(S311〜S313)の処理が対応する。さらに、変換手段Xが、記憶領域Aに記憶されている前記データを記録形式βに従って前記書き出し先の領域に記憶する処理は、例えば、後述する(S215〜(S219)の処理が対応する。
【0024】
===実施例===
図1は本発明の一実施例として説明する記憶装置システムの概略的な構成である。少なくとも一台のメインフレーム10と、パソコンやUNIX(登録商標)マシンなどの少なくとも一台のオープンコンピュータ20とが、ディスクアレイ装置30に接続している。なお、ディスクアレイ装置30は、後述するファイルシステムを備え、いわゆるNAS(Network Attached Storage)としての機能を備える。
【0025】
メインフレーム10とディスクアレイ装置30とは、ACONARC(登録商標)などに準拠した通信手段40により接続する。また、メインフレーム10とディスクアレイ装置30とは、LAN(Local Area Network)50によっても接続している。また、オープンコンピュータ20とディスクアレイ装置30とは、例えば、LANやFibre/SCSIなどの通信手段60により接続している。
【0026】
ディスクアレイ装置30は、CPU、制御メモリ、ディスクドライブなどの物理デバイス、物理デバイスに対するデータ入出力を制御するデータコントローラ、キャッシュメモリなどを備える。ディスクアレイ装置30のディスクドライブが提供する記憶領域上には、メインフレームボリューム31、中間ボリューム32、オープンボリューム33が編成されている。このうちメインフレームボリューム31および中間ボリューム32には「CKD」形式でデータが記憶される。また、オープンボリューム33には「FBA」形式でデータが記憶される。
【0027】
ディスクアレイ装置30上では、当該装置30と通信手段60を通じて接続するオープンコンピュータ20からファイル名指定によるデータ入出力要求を受信してオープンボリューム33にファイル単位でのデータ入出力を行うファイルシステムであるNASエンジン34が稼働している。ファイルシステムとしては、例えば、NFS(Network File System)が採用される。
【0028】
オープンコンピュータ20がオープンボリューム33に入出力するデータは、オープンボリューム33上にファイルとして記憶される。なお、オープンボリューム33上には、少なくとも一つのファイルが対応づけて格納される記憶領域であるディレクトリが編成されることもある。ディスクアレイ装置30は、前述の通信手段40を介してメインフレーム10から送信されてくるデータ入出力命令に応じてメインフレームボリューム31および中間ボリューム32に対してデータ入出力を行う。
【0029】
また、ディスクアレイ装置30上では、変換エンジン35が稼働する。変換エンジン35は、オープンボリューム33に「FBA」形式で記憶されているファイルに記述されているデータを「CKD」形式のデータとして中間ボリューム32上に記憶させ、また「CKD」形式で中間ボリューム32上に記憶されているデータを「FBA」形式のファイルとしてオープンボリューム33上に記憶させる。なお、変換エンジン35の機能は、例えば、ディスクアレイ装置30上で実行されるソフトウエアにより提供される。
【0030】
メインフレーム10上では、通信手段40を経由して「CKD」形式であるメインフレームボリューム31および中間ボリューム32に対し、シリンダ番号、ヘッド番号、およびレコード番号を指定してデータ入出力を行う機能と、LAN50を経由して変換エンジンと通信する機能とを提供する、データ転送プログラムが稼働する。なお、通信手段60はLAN50と接続していてもよいし、接続していなくてもよい。一方、オープンコンピュータ20上では、ファイル指定によりNASエンジンに対してデータ入出力要求を行う機能を提供する、アプリケーションプログラム21が稼働する。
【0031】
つぎに、以上の構成からなる記憶装置システムにおいて、「FBA」形式によりオープンボリューム33に管理されているデータを、メインフレーム10において利用する場合に行われる処理、および、「CKD」形式でメインフレームボリューム31に管理されているデータをオープンコンピュータ20において利用する場合に行われる処理について説明する。
【0032】
===形式変換===
(1)まず、「FBA」形式によりオープンボリューム33に管理されているデータをメインフレーム10において利用する場合に行われる処理について、図2および図3のフローチャートとともに説明する。なお、図2は変換エンジン35により行われる処理、図3はメインフレーム10上のデータ転送プログラム11により行われる処理である。
【0033】
オープンボリューム33には、メインフレーム10に利用させるためのファイルが記憶される引渡用ディレクトリ36が編成されている。このディレクトリ36には、メインフレーム10に利用させるためのファイル(以下、「引渡ファイル」と称する)が記憶される。
【0034】
変換エンジン35は、引渡用ディレクトリ36の内容をポーリング処理等によりリアルタイムに参照している(S211)。変換エンジン35は、新たな引渡ファイルが引渡用ディレクトリ36に記憶されたことを検知すると(S212)、変換後のデータの書き出し先となるデータセットの記憶領域が中間ボリューム32上に確保されているかどうかを調べる(S213)。ここでデータセットとは、メインフレーム10が中間ボリューム32にデータを書き出したり読み出したりする際に、例えば、データの受け渡し用として中間ボリューム上に確保される記憶領域である。変換エンジン35は、中間ボリューム32上にデータセットが確保されていない場合には、メインフレーム10に対しLAN50経由でデータセットの作成要求を送信する(S214)。
【0035】
一方、図3に示すように、メインフレーム10上で稼働するデータ転送プログラム11は、変換エンジン35から前記作成要求を受信すると、中間ボリューム32に、データセット、開始フラグ用データセット、終了フラグ用データセットのそれぞれに対応する記憶領域を確保する(S311〜S313)。ここで開始フラグ用データセットには、そのデータセットにデータが記憶されているかどうかを示す開始フラグ、データセットに対するアクセスが可能かどうかを示すスタートフラグが記憶される。スタートフラグは、例えば、変換エンジン35がデータセットにデータが書き出し可能である場合にオンとなる。また、終了フラグ用データセットには、データセットへのデータの書き出しが終了したかどうかを示す終了フラグが記憶される。
【0036】
一方、図2に示すように、変換エンジン35は、変換後のデータの書き出し先となるデータセットの記憶領域が確保されると、中間ボリューム32に開始フラグ用データセットの記憶領域が確保されているかどうかを確認する(S215)。確保されていなければ、メインフレーム10に対し、データセットの作成要求を送信する(S214)。変換エンジン35は、開始フラグ用データセットの存在を確認すると、開始フラグ用データセットを読み込み(S216)、スタートフラグの状態を調べる(S217)。そして、スタートフラグがオンであった場合には、引渡ファイルを排他状態でオープンし(S218)、引渡ファイルに記述されているデータを前記のデータセットに書き出す(S219)。この書き出しが終了した後、変換エンジン35は、スタートフラグをオフにし(S220)、また、終了フラグ用データセットに終了フラグを書き込む(S221)。そして、引渡ファイルの排他制御を解除し、引渡ファイルをクローズする(S222)。
【0037】
一方、図3に示すように、データ転送プログラム11は、データセットが使用可になっているかどうか(排他制御状態かどうか)をリアルタイムに監視しており(S314)、使用可になっている場合(排他制御状態でない場合)には、開始フラグ用データセットのスタートフラグをオンにする(S315)。ここで他のプログラムは、スタートフラグがオンであるかどうかに応じて該当のデータセットが排他制御状態にあるかどうかを判断しており、スタートフラグがオンになることでデータセットはデータ転送プログラム11のみが利用可能な排他制御状態となる。
【0038】
データ転送プログラム11は、終了フラグ用データセットに終了フラグが書かれていないかどうかをポーリングによりリアルタイムに監視している(S316,S317)。そして、この監視により終了フラグがオンになったことを検知すると、データ転送プログラム11はポーリング処理を終了し(S318)、データセットに書き出されているデータをメインフレームボリューム31に転送する(S319)。
【0039】
つぎに、データ転送プログラム11は、終了フラグがデータセットの保存属性になっているかどうかを調べ(S320)、保存属性になっていない場合には、データ転送終了後、前記のデータセット、開始フラグ用データセット及び終了フラグ用データセットを中間ボリューム上から削除する(S321)。
【0040】
一方、データセットの保存属性になっている場合には、開始フラグ用データセットのスタートフラグがオンになっているかどうかを確認し(S322)、スタートフラグがオンである場合には、これをオフにする(S323)。また、終了フラグ用データセットの終了フラグをオフにして処理を終了する(S324)。なお、次回処理時には、当該データセットへのデータ複写後に開始フラグ用データセットのスタートフラグをオンにして、前述の処理が繰り返されることになる。
【0041】
以上のようにして「FBA」形式によりオープンボリューム33に管理されているデータがメインフレームボリューム31に記憶されることになり、「FBA」形式で記憶されていたオープンボリューム33のデータを、メインフレーム10側から利用できるようになる。
【0042】
(2)つぎに、「CKD」形式でメインフレームボリューム31に管理されているデータをオープンコンピュータ20において利用する場合に行われる処理について、図4、図5に示すフローチャートとともに説明する。なお、図4はメインフレーム10上のデータ転送プログラム11により行われる処理、図5は変換エンジン35により行われる処理である。
【0043】
図4に示すように、まず、メインフレーム10のユーザ等が、メインフレーム10のユーザインタフェースを操作して、中間ボリューム32にデータセットの作成指示を行う(S411)。データセット転送プログラム11は、前記作成指示に応じ、中間ボリューム32にデータセット、開始フラグ用データセット、終了フラグ用データセットを生成する(S412〜S414)。
【0044】
つぎにデータ転送プログラム11は、データセットが使用可能かどうか(排他制御状態かどうか)を確認する(S415)。ここで使用可能な場合、すなわち、排他制御状態でない場合には、データ転送プログラム11は、メインフレームボリューム31からオープンコンピュータ20に引き渡すデータ(以下、「引渡データ」と称する)を、前記データセットに記憶する(S416)。そしてその後、データ転送プログラム11は、開始用フラグ用データセットのスタートフラグをオンにする(S417)。
【0045】
データ転送プログラム11は、終了フラグ用データセットをポーリングしてその終了フラグの状態をリアルタイムに監視している(S418)。終了フラグがオンになっていた場合(S419)、データ転送プログラム11は、ポーリング処理を終了する(S420)。
【0046】
つぎに、データ転送プログラム11は、終了フラグがデータセット保存属性になっているかどうかを調べる(S421)。ここでデータセット保存属性になっていない場合には、中間ボリューム32に生成したデータセット、開始フラグ用データセット、終了フラグ用データセットを削除する(S422)。
【0047】
一方、終了フラグがデータセット保存属性になっている場合には、開始フラグ用データセットのスタートフラグの内容を確認し(S423)、スタートフラグがオンであった場合にはこれをオフとする(S424)。また、終了フラグ用データセットの終了フラグをオフする(S425)。以上のようにして中間ボリュームのデータセットに引渡データが記憶されることになる。
【0048】
一方、変換エンジン35は、図5に示すように中間ボリューム32にデータセットが生成されているかどうかをリアルタイムに監視している(S511)。変換エンジン35は、中間ボリューム32にデータセットが生成されていることを検知すると、そのデータセットの開始フラグ用データセットが中間ボリューム32に存在するかどうかを調べる(S512)。ここで開始フラグ用データセットが存在する場合には、開始フラグ用データセットを読み込み(S513)、そのスタートフラグがオンになっているかどうかを調べる(S514)。ここでスタートフラグがオンになっていた場合には、オープンボリューム33上の書き出し先ファイルを排他制御状態でオープンする。このとき、書き出し先ファイルが存在しない場合には、書きだし先ファイルをオープンボリューム33上に新規に生成する(S515)。
【0049】
つぎに、変換エンジン35は、前記データセットに書き出されているデータをオープンボリューム33上に書き出す(S516)。これによりメインフレーム10のデータが、オープンボリューム33上に「FBA」形式でファイルとして記憶されることになる。書き出し終了後、変換エンジン35は、スタートフラグをオフにし(S517)、終了フラグ用データセットの終了フラグをオンにする(S518)。さらに、書きだし先ファイルをクローズする(S519)。
【0050】
以上のようにして「CKD」形式によりメインフレームボリューム31に管理されているデータが「FBA」形式のファイルとしてオープンボリューム33に記憶され、「CKD」形式でメインフレームボリューム31に記憶されていたデータを、オープンボリューム33で利用できるようになる。
【0051】
===その他の実施例===
メインフレーム10が変換エンジン35に対してLAN50を通じてオープンボリューム33上に記憶されているファイルを指定し、これに応じて変換エンジン35が指定された前記ファイルのデータを「CKD」形式のデータとして中間ボリューム32に記憶するようにしてもよい。逆に中間ボリューム32のデータセットを指定し、変換エンジン35がFBA形式のデータとして中間ボリューム32上へ記憶するようにしてもよい。
【0052】
また、オープンコンピュータ20、変換エンジン35、メインフレーム10を、互いにLANで接続し、オープンコンピュータ20からメインフレーム10に対してメインフレームボリューム31に記憶されているデータを中間ボリューム32に記憶するよう指示を出し、変換エンジン35が自動的にそのデータをオープンボリューム33上に「FBA」形式のファイルとして記憶するように構成してもよい。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、メインフレームおよびオープンシステムのそれぞれが記憶しているデータを、メインフレームおよびオープンシステムそれぞれが利用できる記録形式のデータとして効率よく簡便に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例として説明する記憶装置システムの概略的な構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例による、変換エンジンが行う処理を説明するフローチャートである。
【図3】本発明の一実施例による、メインフレーム上のデータ転送プログラムが行う処理を説明するフローチャートである。
【図4】本発明の一実施例による、メインフレーム上のデータ転送プログラムが行う処理を説明するフローチャートである。
【図5】本発明の一実施例による、変換エンジンが行う処理を説明するフローチャートである。
【図6】従来の記憶装置システムの概略的な構成を示す図である。
【符号の説明】
10 メインフレーム
11 データ転送プログラム
20 オープンコンピュータ
30 ディスクアレイ装置
31 メインフレームボリューム
32 中間ボリューム
33 オープンボリューム
34 NASエンジン
35 変換エンジン
40 通信手段
50 LAN
60 通信手段

Claims (4)

  1. ディスクアレイ装置と、
    前記ディスクアレイ装置に通信可能に接続するメインフレームと、
    前記ディスクアレイ装置に通信可能に接続するオープンコンピュータと、
    を含んで構成される記憶装置システムの制御方法であって、
    前記ディスクアレイ装置は、
    CPU、キャッシュメモリ、及びディスクドライブと、
    前記ディスクドライブに対するデータの入出力を制御するデータコントローラと、
    前記メインフレームと通信可能に接続するための通信手段と、
    前記オープンコンピュータと通信可能に接続するための通信手段と、
    前記ディスクドライブが提供する記憶領域に編成される、CKD形式でデータが記憶されるメインフレームボリュームと、
    前記ディスクドライブが提供する記憶領域に編成される、CKD形式でデータが記憶される中間ボリュームと、
    前記ディスクドライブが提供する記憶領域上に編成される、FBA形式でデータが記憶されるオープンボリュームと、
    前記オープンコンピュータからファイル名指定によるデータ入出力要求を受信して、前記オープンボリュームにファイル単位でデータ入出力を行うファイルシステムと、
    前記オープンボリュームにFBA形式で記憶されているファイルに記述されているデータをCKD形式のデータとして前記中間ボリュームに記憶させる変換エンジンと、
    を有し、
    前記メインフレームでは、前記メインフレームボリュームに対してデータ入出力を行うデータ転送プログラムが稼働し、
    前記変換エンジンは、前記オープンボリュームに新たな引渡ファイルが記憶されたことを検知した場合に、前記メインフレームに変換後のデータの書き出し先となる記憶領域であるデータセットの作成要求を送信し、
    前記データ転送プログラムは、前記作成要求を受信すると、前記中間ボリュームに、前記データセット、前記データセットにデータが記憶されているかどうかを示す開始フラグ又は前記データセットに対するアクセスが可能かどうかを示すスタートフラグがセットされる開始フラグ用データセット、及び前記データセットへのデータの書き出しが終了したかどうかを示す終了フラグがセットされる終了フラグ用データセット、のそれぞれの記憶領域を確保し、
    前記データ転送プログラムは、前記データセットが排他制御状態かどうかをリアルタイムに監視し、排他制御状態でない場合には前記スタートフラグをオンにし、
    前記変換エンジンは、前記開始フラグ用データセットの前記スタートフラグがオンであった場合に、前記引渡ファイルに記述されているデータを前記データセットに書き出し、前記書き出しが終了した後、前記スタートフラグをオフにするとともに前記終了フラグ用データセットに終了フラグを書き込み、
    前記データ転送プログラムは、前記終了フラグ用データセットに前記終了フラグが書き込まれていることを検知すると、前記データセットに書き出されているデータを前記メインフレームボリュームに転送すること、
    を特徴とする記憶装置システムの制御方法。
  2. 請求項1に記載の記憶装置システムの制御方法であって、
    前記変換エンジンは、CKD形式で前記中間ボリュームに記憶されているデータをFBA形式のファイルとして前記オープンボリュームに記憶させ、
    前記データ転送プログラムは、ユーザの操作入力に応じて、前記中間ボリュームに、前記変換エンジンによる変換後のデータの書き出し先となる記憶領域であるデータセット、前記データセットにデータが記憶されているかどうかを示す開始フラグ又は前記データセ ットに対するアクセスが可能かどうかを示すスタートフラグがセットされる開始フラグ用のデータセット、及び前記データセットへのデータの書き出しが終了したかどうかを示す終了フラグがセットされる終了フラグ用データセット、のそれぞれの記憶領域を確保し、
    前記データ転送プログラムは、前記データセットが排他制御状態でない場合には、前記オープンコンピュータに引き渡すデータである引渡データをデータセットに記憶し、前記開始用データセットのスタートフラグをオンにし、
    前記変換エンジンは、前記中間ボリュームに新たな前記データセットが生成されていることを検知すると、前記データセットの前記開始フラグ用データセットの前記スタートフラグがオンになっているかどうかを調べ、前記スタートフラグがオンになっている場合は前記データセットに書き出されている前記データを前記オープンボリュームに書き出し、その後、前記スタートフラグをオフにし、前記終了フラグ用データセットの前記終了フラグをオンにすること
    を特徴とする記憶装置システムの制御方法。
  3. ディスクアレイ装置と、
    前記ディスクアレイ装置に通信可能に接続するメインフレームと、
    を含んで構成される記憶装置システムであって、
    前記ディスクアレイ装置は、
    CPU、キャッシュメモリ、及びディスクドライブと、
    前記ディスクドライブに対するデータの入出力を制御するデータコントローラと、
    前記メインフレームと通信可能に接続するための通信手段と、
    オープンコンピュータと通信可能に接続するための通信手段と、
    前記ディスクドライブが提供する記憶領域に編成される、CKD形式でデータが記憶されるメインフレームボリュームと、
    前記ディスクドライブが提供する記憶領域に編成される、CKD形式でデータが記憶される中間ボリュームと、
    前記ディスクドライブが提供する記憶領域上に編成される、FBA形式でデータが記憶されるオープンボリュームと、
    前記オープンコンピュータからファイル名指定によるデータ入出力要求を受信して、前記オープンボリュームにファイル単位でデータ入出力を行うファイルシステムと、
    前記オープンボリュームにFBA形式で記憶されているファイルに記述されているデータをCKD形式のデータとして前記中間ボリュームに記憶させる変換エンジンと、
    を有し、
    前記メインフレームでは、前記メインフレームボリュームに対してデータ入出力を行うデータ転送プログラムが稼働し、
    前記変換エンジンは、前記オープンボリュームに新たな引渡ファイルが記憶されたことを検知した場合に、前記メインフレームに変換後のデータの書き出し先となる記憶領域であるデータセットの作成要求を送信し、
    前記データ転送プログラムは、前記作成要求を受信すると、前記中間ボリュームに、前記データセット、前記データセットにデータが記憶されているかどうかを示す開始フラグ又は前記データセットに対するアクセスが可能かどうかを示すスタートフラグがセットされる開始フラグ用データセット、及び前記データセットへのデータの書き出しが終了したかどうかを示す終了フラグがセットされる終了フラグ用データセット、のそれぞれの記憶領域を確保し、
    前記データ転送プログラムは、前記データセットが排他制御状態かどうかをリアルタイムに監視し、排他制御状態でない場合には前記スタートフラグをオンにし、
    前記変換エンジンは、前記開始フラグ用データセットの前記スタートフラグがオンであった場合に、前記引渡ファイルに記述されているデータを前記データセットに書き出し、前記書き出しが終了した後、前記スタートフラグをオフにするとともに前記終了フラグ用データセットに終了フラグを書き込み、
    前記データ転送プログラムは、前記終了フラグ用データセットに前記終了フラグが書き込まれていることを検知すると、前記データセットに書き出されているデータを前記メインフレームボリュームに転送すること、
    を特徴とする記憶装置システム。
  4. 請求項3に記載の記憶装置システムであって、
    前記変換エンジンは、CKD形式で前記中間ボリュームに記憶されているデータをFBA形式のファイルとして前記オープンボリュームに記憶させ、
    前記データ転送プログラムは、ユーザの操作入力に応じて、前記中間ボリュームに、前記変換エンジンによる変換後のデータの書き出し先となる記憶領域であるデータセット、前記データセットにデータが記憶されているかどうかを示す開始フラグ又は前記データセットに対するアクセスが可能かどうかを示すスタートフラグがセットされる開始フラグ用のデータセット、及び前記データセットへのデータの書き出しが終了したかどうかを示す終了フラグがセットされる終了フラグ用データセット、のそれぞれの記憶領域を確保し、
    前記データ転送プログラムは、前記データセットが排他制御状態でない場合には、前記オープンコンピュータに引き渡すデータである引渡データをデータセットに記憶し、前記開始用データセットのスタートフラグをオンにし、
    前記変換エンジンは、前記中間ボリュームに新たな前記データセットが生成されていることを検知すると、前記データセットの前記開始フラグ用データセットの前記スタートフラグがオンになっているかどうかを調べ、前記スタートフラグがオンになっている場合は前記データセットに書き出されている前記データを前記オープンボリュームに書き出し、その後、前記スタートフラグをオフにし、前記終了フラグ用データセットの前記終了フラグをオンにすること
    を特徴とする記憶装置システム。
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