JP3093657B2 - Fba−ckd変換方式 - Google Patents

Fba−ckd変換方式

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JP3093657B2
JP3093657B2 JP08263233A JP26323396A JP3093657B2 JP 3093657 B2 JP3093657 B2 JP 3093657B2 JP 08263233 A JP08263233 A JP 08263233A JP 26323396 A JP26323396 A JP 26323396A JP 3093657 B2 JP3093657 B2 JP 3093657B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はFBA−CKD変換
方式に関し、特にフアイル形式が特定の場合に目的のレ
コードの検索時間が短縮できるFBA−CKD変換方式
に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、CKD(Count Key D
ata)フオーマットおよびFBA(Fixed Bl
ock Arckitecture)フオーマットにつ
いて説明する。
【0003】CKDフオーマットはインデックスがトラ
ックに1つ存在し、トラックの始まりを知らせる。ホー
ムアドレス(以後HAと略す)はトラックの最初のフイ
ールドでトラックアドレスやトラックの状態を示す。H
A以降にはレコード0〜nが存在する。各レコードはカ
ウント部、キー部、データ部からなる。カウント部は各
レコードの最初のフイールドで、レコードの位置、状
態、同じレコード内のキー部の長さ(以後キー長とす
る)、同じレコード内のデータ部の長さ(以後データ長
とする)などが記録されている。キー部は後続のデータ
部の索引となる情報を記録する。データ部は、純粋なデ
ータを記録する。レコード0はシステム制御用に使用さ
れ、レコード1以降がユーザによって実際に使用される
レコードである。イデックス、HA、カウント部、キー
部、データ部の間にはそれぞれを分けるギャップが存在
する。
【0004】次にFBAフオーマットについて説明す
る。FBAフオーマットはインデックスと一定の長さの
セクタとからなる。セクタはID部とデータ部から構成
される。ID部には、当該セクタの位置識別情報などが
記録されている。データ部は、純粋なデータを記録し、
データ部の長さは全セクタ共通である。
【0005】従来のFBA−CKD変換方式、すなわ
ち、FBAフオーマットでデータが格納されているデイ
スク(以後FBAデイスクという)でCKDフオーマッ
トをエミュレートする方式の例が特開平5−30744
0号公報および特開平6−12786号公報に記載され
ている。
【0006】特開平5−307440号公報に記載され
たFBA−CKD変換方式は、CKDフオーマットの1
トラックから全てのギャップを削除し、そのトラックデ
ータをFBAフオーマットのセクタサイズの整数倍に相
当する管理単位に分割し、その管理単位に含まれる全て
のCKDレコードの位置を示すアドレス情報と各CKD
レコードのCKDフオーマットでのトラックの先頭から
の相対位置を示す相対位置情報とを上記管理単位に書き
入れた後、FBAフオーマットのセクタサイズに分割し
て記憶する。以上の変換動作は特開平5−307440
号公報の37ページから39ページの図3、4および5
に示されている。
【0007】次に、特開平5−307440号公報の3
6ページの図2に示されている磁気デイスク制御装置で
目的のレコードを見つける動作について説明する。目的
のレコードにアクセスするために、磁気デイスク制御装
置内の位置計算部は推測によりアクセスしようとするC
KDレコードが記憶されていると考えられる管理単位の
位置を計算し、磁気デイスク制御装置内の管理単位検索
部は、アクセスしようとするレコードの相対位置情報と
キャッシュメモリに読み込まれた管理単位に保持されて
いる相対位置情報とを比較し、アクセスしようとする相
対位置情報を持つ管理単位が見つかるまでFBAデイス
クに存在する管理単位を順にキャッシュメモリに読み込
む。磁気デイスク制御装置内のレコード特定部は管理単
位検索部により目的の管理単位が検索された場合にアク
セスしようとするCKDレコードをその管理単位に含ま
れるアドレス情報を用いて特定していた。
【0008】特開平6−12786号公報に記載された
FBA−CKD変換は、FBAデイスクの各セクタにC
KDフオーマットのデータを記録する場合、各セクタの
先頭に、次のカウント部の位置を示すデータ(以後CP
と略す)を書き込み、次にカウント部、キー部、データ
部と連続して書き込み、その後各フイールド間のギャッ
プの合計分に相当するギャップを書き込む。
【0009】次に目的のレコードを見つける動作につい
て説明する。アクセスしようとするCKDフオーマット
のトラックに対応するFBAデイスクのセクタの先頭か
ら読み出し、まずCPに示される位置のカウント部をリ
ードして、ID情報から目的のレコードか否かを判断す
る処理を繰り返すことにより目的のレコードを検索して
いた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のFBA
−CKD変換方式は、CKDフオーマットのレコード位
置を検索する場合、FBAデイスクからのリード動作の
回数や転送データ量が多くなるという欠点を有してい
る。
【0011】一般にOSがCKDフオーマットでデイス
ク装置にフアイルをアロケートする場合、1トラックの
中に複数のフアイルをアロケートすることはなく、ま
た、アロケートするフアイルのフアイル形式は、レコー
ド長つまりキー長/データ長が1フアイルの中では長さ
が全て等しくなっているようなフアイル形式が殆どを占
ている。そのためFBA−CKD変換機能を持つデイス
ク制御装置に接続され、OSでフオーマットされたFB
Aデイスクの殆どのトラックでは、アクセスしようとす
るCKDフオーマットレコードの位置が容易に計算、検
索できるはずである。
【0012】しかし、特開平5−307440号公報で
は、アクセスしようとするCKDレコードの相対位置情
報を持つ管理単位が見つかるまでFBAデイスクに存在
する管理単位を読み込むことを繰り返さなければならな
かった。
【0013】また、特開平6−12786号公報では、
アクセスしようとするCKDフオーマットのトラックに
対応するFBAデイスクのセクタの先頭から読み出し、
まず、CPを解読し、次に、CPに示される位置のカウ
ント部情報に含まれるID情報から目的のレコードか否
かを判断することをアクセスしようとする目的のレコー
ドが見つけるまで繰り返さなければならなかった。
【0014】その理由は、目的のレコードを検索するの
に、レコード長が1フアイルの中で長さが全て等しくな
っているようなフアイル形式なのか否か、更に前記のよ
うなフアイル形式であった場合にキー長/データ長はい
くつなのかを認識することができなかったことが理由で
ある。
【0015】本発明の目的は、FBAデイスクでCKD
フオーマットをエミュレーションする場合において、F
BAデイスクに対してFBA−CKD変換に伴うアクセ
ス回数を削減し、目的のレコードを検索する時間を短縮
できるFBA−CKD変換方式を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1の発明のFBA−C
KD変換方式は、FBA(Fixed BlockAr
itecture)フオーマットによりデータを格
納する磁気デイスク装置には格納されている各フアイル
のシリンダ番号とヘッド番号とからなる格納位置と前記
フアイルのレコード長が固定長か可変長かを示すフアイ
ル形式と固定長の場合にはそのレコードサイズとを含む
ラベル情報を対応する前記磁気デイスク装置の磁気デイ
スクに記憶する第1の記憶手段と装置種類識別子を前記
磁気デイスクに記憶する第2の記憶手段とを有し、前記
磁気デイスク装置の読み出し書き込み制御を行なう磁気
デイスク制御装置には前記第2の記憶手段から前記装置
種類識別子を読み出し対応するセクタサイズを格納する
セクタサイズ格納手段と、前記第1の記憶手段からラベ
ル情報を読出しこれを解析して各フアイル毎にそのフア
イル形式とレコードサイズとフアイル格納位置とよりな
るフアイル情報を出力するラベル情報解析手段と、前記
フアイル情報を記憶する第3の記憶手段と、上位装置か
ら供給されるアクセスを要求するCKD(Count
Key Data)フオーマットデータのシリンダ番号
とヘッド番号とレコード番号とからなるアクセスアドレ
スと前記第3の記憶手段に格納されているフアイル情報
とを比較し対応するフアイルを検索しそのフアイル形式
とレコードサイズとを出力する検索手段と、前記フアイ
ル形式が固定長レコードを示すときには前記上位装置か
ら供給されるCKDフオーマットのアクセスアドレスと
前記セクタサイズ格納手段から供給されるセクタ長と前
記検索手段から供給されるレコードサイズとからアクセ
ス要求のあったCKDフオーマットデータのセクタアド
レスを計算するセクタアドレス計算手段と前記各手段を
制御するプロセッサとを含んで構成されている。
【0017】第2の発明のFBA−CKD変換方式は、
第1の発明のFBA−CKD変換方式において、アクセ
スしているトラックアドレスを記憶する第4の記憶手段
を有し、上位装置からのコマンドが書き込み時に前記第
4の記憶手段に記憶されているトラックアドレスが第1
の記憶手段に対応するときにはプロセッサは第3の記憶
手段の更新処理をラベル情報解析手段に行なわせること
を特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0019】図1は本発明のFBA−CKD変換方式の
一実施の形態を示すブロック図である。
【0020】本実施の形態のFBA−CKD変換方式
は、図1に示すように、ホストコンピュータ200と磁
気デイスク制御装置100と磁気デイスク装置300と
から構成されており、磁気デイスク装置300にはFB
Aデイスクが収容されている。ホストコンピュータ20
0と磁気デイスク制御装置100とはホストインタフエ
ース信号201を介して接続が行なわれ、磁気デイスク
制御装置100と磁気デイスク装置300とはデイスク
インタフエース信号101を介して接続が行なわれる。
そしてこのFBA−CKD変換は磁気デイスク制御装置
100により行なわれることとなる。
【0021】磁気デイスク制御装置100は図1に示す
ように、上位装置やチャネルとの転送制御とソフトウエ
アコマンド(特にオペレーテイングシステムのことで以
後OSと略す)のデコードを行なうチャネルアダプタ部
110と、磁気デイスク装置300とチャネルアダプタ
部110との間でDMA転送を制御するDMA制御部1
20と、接続されている磁気デイスク装置300のセク
タ長を格納するセクタサイズ格納部130と、磁気デイ
スク装置300のフアイル管理領域の全てのラベル情報
を解析してフアイル単位にフアイル形式とレコードサイ
ズとフアイル位置の情報を抽出するラベル解析部140
と、ラベル解析部140により抽出された情報を格納す
るフアイル情報格納部150と、OSが示してきたCK
Dフオーマットのアクセスアドレス(磁気デイスク装置
300のトラックを特定するシリンダ番号とヘッド番号
と、トラック内のレコード番号とからなり、以後CKD
アクセスアドレスとする)とフアイル情報格納部150
のフアイル位置情報とからアクセスフアイルを検索する
検索部160と、検索部160が検出したフアイルのレ
コードサイズとセクタサイズ格納部130のセクタ長と
から一レコード当りのセクタ数を算出し更にその算出さ
れたセクタ数とCKDアクセスアドレスとから目的のF
BAフオーマットのセクタアドレスを計算しプロセッサ
180に通知するセクタアドレス計算部170と、各部
を制御するプロセッサ180と、現在アクセスしている
トラックアドレスを格納しているトラックアドレス格納
部190とを含んで構成されている。
【0022】次に磁気デイスク制御装置100内の各部
の出力信号について説明する。チャネルアダプタ部11
0はホストインタフエース信号201をホストコンピュ
ータ200に、コマンドデコード結果111をトラック
アドレス格納部190とプロセッサ180とに、アクセ
スデータ112をDMA制御部120とラベル解析部1
40とに出力し、DMA制御部120はアクセスデータ
112をチャネルアダプタ部110とラベル解析部14
0とに、デイスクインタフエース信号101を磁気デイ
スク装置300にステータスデータ122をプロセッサ
180に出力し、セクタサイズ格納部130はセクタ長
131をセクタアドレス計算部170に出力し、ラベル
解析部140はフアイル形式141とレコードサイズ1
42とフアイル位置143とをフアイル情報格納部15
0に出力し、フアイル情報格納部150はフアイル情報
151を検索部160に出力し、検索部160はフアイ
ル形式161をプロセッサ180に、レコードサイズ1
62をセクタアドレス計算部170に出力し、セクタア
ドレス計算部170はセクタアドレス171をプロセッ
サ180に出力し、プロセッサ180はコマンド転送ラ
イン181を介してコマンドをチャネルアダプタ部11
0とラベル解析部140とDMA制御部120とに、ア
クセスアドレスと検索指示コマンドの対182を検索部
160に、セクタ長183をセクタサイズ格納部130
に、トラックアドレスとレコード番号の対184をセク
タアドレス計算部170に、トラックアドレス185を
トラックアドレス格納部190に出力し、トラックアド
レス格納部190はトラックアドレス191をプロセッ
サ180に出力している。
【0023】図2はOSでフオーマットされた状態の磁
気デイスク装置の各フアイルのラベル情報その他フアイ
ルの管理に必要な情報を格納するフアイル管理領域およ
び各フアイルのレコードを格納するフアイル領域を示す
模式図であり、本例ではシリンダ0番だけがフアイル管
理領域で、他のシリンダは全てフアイル領域として使用
されている。ラベル情報はフアイル管理領域にのみ存在
する。ラベル情報とフアイルとは1対1に対応し、対応
するフアイルの位置(シリンダ番号とヘッド番号と等)
やサイズなどのデータから構成され、全てのラベル情報
は同じサイズである。図2に示すように、シリンダ(m
−1)番、ヘッド(n−1)番に対応するトラックに格
納されているフアイルFのラベル情報Fはシリンダ0
番、ヘッド(n−1)番のトラックに格納されている。
一般的にはシリンダ1〜m番、ヘッド(n−1)番に対
応するトラックに格納されているフアイルのラベル情報
はシリンダ0番、ヘッド(n−1)番のトラックにまと
めて格納されている。
【0024】次に本実施の形態の動作について図1、2
および3を参照して説明する。
【0025】FBA−CKD変換を行なう磁気デイスク
制御装置100は、ホストコンピュータ200から磁気
デイスク装置300に対して通常のアクセスが行なわれ
る前に接続されているそれぞれの磁気デイスク装置30
0の種類(以後デバイスタイプとする)(例えば、装置
種類識別子のデータは磁気デイスク装置300のレジス
タ等に予め格納されている)の判別と、それぞれの磁気
デイスク装置300に格納されているフアイルを識別す
るための情報を磁気デイスク制御装置100内に保持し
ておく必要がある。
【0026】そのため、磁気デイスク制御装置100は
初期化処理が終了すると接続されている磁気デイスク装
置300にポーリング処理を行ない、DMA制御部12
0はデイスクインタフエース信号101により磁気デイ
スク装置300から採取したデバイスタイプをステータ
スデータ122として出力する。デバイスタイプにより
磁気デイスク装置300のセクタ長は一義的に決まるた
め、プロセッサ180は接続されている磁気デイスク装
置300のデバイスタイプを認識すると、セクタサイズ
格納部130にセクタ長183を書き込む。またセクタ
サイズ格納部130には装置種類識別子とセクタ長との
対応表を有し装置種類識別子の供給に応じてセクタサイ
ズを記憶してもよい。
【0027】次に磁気デイスク制御装置100は、磁気
デイスク装置300に格納されているフアイルを識別す
るためのラベル情報を採取する。プロセッサ180は、
コマンド転送ライン181からDMA制御部120に対
して、図2に示す磁気デイスク装置300上のフアイル
管理領域の位置する全トラックをリードするコマンドを
発行し、ラベル解析部140にはラベル解析コマンドを
発行する。
【0028】磁気デイスク装置300がデイスクインタ
フエース信号101を介してフアイル管理領域からのデ
ータを転送すると、DMA制御部120は、そのデータ
をアクセスデータ112に出力する。
【0029】ラベル解析部140はアクセスデータ11
2からのすべてのラベル情報を解析して、対応するフア
イル毎にフアイル形式141とレコードサイズ142と
フアイル位置143とを抽出し、フアイル情報として順
次フアイル情報格納部150に格納する。フアイル形式
141はレコード長が固定長か可変長かの別、レコード
サイズ142はレコード長が固定長の場合のそのサイ
ズ、フアイル位置143はフアイルの先頭位置と終了位
置のデータを含んでいる。
【0030】図3にフアイル情報格納部150に格納さ
れているフアイル情報の格納状態が示されている。
【0031】以上のようにして、ホストコンピュータ2
00からのアクセス動作に先だって、接続されている磁
気デイスク装置300のセクタ長および磁気デイスク装
置300に格納されているフアイルの識別情報であるラ
ベル情報からフアイル情報を取り出し、磁気デイスク制
御装置100内に格納する。
【0032】次に、ホストコンピュータ200が、通常
の運用で磁気デイスク制御装置100にコマンドを発行
すると、チャネルアダプタ部110は、コマンドデコー
ド結果111を出力する。
【0033】コマンドデコード結果111がシーク系の
コマンドやサーチ系のコマンドの場合について説明す
る。
【0034】プロセッサ180は、シーク系のコマンド
で指示されたアクセスアドレスと検索指示コマンドの対
182を検索部160に発行する。
【0035】検索部160は、指示されたCKDアクセ
スアドレスをフアイル情報151の中のフアイル位置情
報から検索し、一致したフアイル位置情報を含むフアイ
ルのフアイル形式161をプロセッサ180に出力し、
更に、レコードサイズ162をセクタアドレス計算部1
70に出力する。
【0036】フアイル形式161が、フアイル内のキー
長、データ長それぞれ全レコードで同一の形式、すなわ
ち、レコードサイズが固定長ならば、プロセッサ180
は、トラックアドレスとレコード番号の対184をセク
タアドレス計算部170に出力する。
【0037】セクタアドレス計算部170は、検索部1
60からのレコードサイズ162とセクタサイズ格納部
130からのセクタ長131とから1レコードのセクタ
数を算出し、続いてプロセッサ180からのCKDアク
セスアドレスであるトラックアドレスとレコード番号の
対184から目的のレコードのセクタアドレスを算出
し、プロセッサ180に報告する。
【0038】ここで、ホストコンピュータ200がリー
ド系のコマンドを発行してきた場合について説明する。
本例ではリード・キー・データコマンドを発行したとす
る。
【0039】リード・キー・データコマンドとチャネル
アダプタ部110がデコードすると、プロセッサ180
はチャネルアダプタ部110とDMA制御部120に対
して、セクタアドレス計算部170より報告されたセク
タアドレス171からのリードを指示するコマンドをコ
マンド転送ライン181から発行する。
【0040】DMA制御部120は、磁気デイスク装置
300上の指示されたセクタアドレスからのリードを行
ないチャネルアダプタ部110にリードデータを転送す
る。さらに、チャネルアダプタ部110からホストコン
ピュータ200にリードデータが転送される。
【0041】また、ライト系コマンドが発行された場合
も目的のレコードのセクタアドレスを計算するまての動
作は同じで、プロセッサ180がチャネルアダプタ部1
10とDMA制御部120に対してライトコマンドを発
行し、データ転送がホストコンピュータ200からチャ
ネルアダプタ部110、DMA制御部120、磁気デイ
スク装置300へと行なわれる。
【0042】次にホストコンピュータ200が、運用中
に新しいフアイルをアロケートしたり、フアイルを消去
するなど、フアイル管理領域にライトコマンドが実行さ
れた場合について述べる。
【0043】トラックアドレス格納部190は、プロセ
ッサ180により現在アクセスしているトラックアドレ
スが格納されている。プロセッサ180はライトコマン
ドを実行すると、トラックアドレス191がフアイル管
理領域のトラックか否かをチェックする。
【0044】チェック結果がフアイル管理領域でなけれ
ば、そのままコマンドの実行を続ける。またチェック結
果がフアイル管理領域の場合、プロセッサ180はラベ
ル解析部140にトラックアドレス191に対応する領
域のデータの無効化を行ない、さらに、DMA制御部1
20に無効化したフアイル管理領域のトラックをリード
するコマンドと、ラベル解析部140にはフアイル管理
領域からリードしたラベル情報の解析命令を発行し、以
後磁気デイスク制御装置100はホストコンピュータ2
00から磁気デイスク装置300に対して通常のアクセ
クが行なわれる前と同様の動作を行なってフアイル情報
格納部150の対応するフアイル情報を更新する。
【0045】以上の説明では、フアイル形式161が、
フアイル内のキー長、データ長それぞれ全レコードで同
一の形式、すなわち、レコードサイズが固定長の場合と
しているが、そうでないフアイル形式の場合には、従来
技術でのべられたような方式により処理されることとな
る。
【0046】しかしながら、CKDフオーマットのフア
イル形式は、レコード長、つまり、キー長/データ長が
1フアイルの中では長さが全て等しくなっているような
形式のフアイルが殆どを占ているので、このようなもの
に対しては、本実施の形態のFBA−CKD変換方式
は、デイスク装置に格納されているフアイル管理領域の
ラベル情報を磁気デイスク制御装置立ち上げ後、または
フアイル管理領域に書き込みがあった後にのみ、フアイ
ル管理領域のトラックをリードするだけで、CKDフオ
ーマットのアクセスアドレスをFBAフオーマットのセ
クタアドレスに変換し、1回で目的のレコードがアクセ
スできるため、目的のレコードへアクセスするまでの時
間が短縮されるため、磁気デイスク装置とのスループッ
トを格段に向上できる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本実施の形態のF
BA−CKD変換方式は、フアイル形式が、フアイル内
のキー長、データ長それぞれ全レコードで同一の形式、
すなわち、レコードサイズが固定長の場合には、目的の
レコードへアクセスするまでの時間が短縮されるため、
磁気デイスク装置とのスループットを格段に向上できる
という効果を有している。
【0048】その理由は、CKDフオーマットのフアイ
ル形式は、レコード長、つまり、キー長/データ長が1
フアイルの中では長さが全て等しくなっているような形
式のフアイルが殆どを占ているので、そのような場合に
は本方式は、デイスク装置に格納されているフアイル管
理領域のラベル情報を磁気デイスク制御装置立ち上げ
後、またはフアイル管理領域に書き込みがあった後にの
み、フアイル管理領域のトラックをリードするだけで、
CKDフオーマットのアクセスアドレスをFBAフオー
マットのセクタアドレスに変換し、1回で目的のレコー
ドがアクセスできるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のFBA−CKD変換方式の一実施の形
態を示すブロック図である。
【図2】OSでフオーマットされた状態のフアイル管理
領域およびフアイル領域を示す模式図である。
【図3】フアイル情報の格納状態を示すデータ格納図で
ある。
【符号の説明】 100 磁気デイスク制御装置 101 デイスクインタフエース信号 110 チャネルアダプタ部 111 コマンドデコート結果 112 アクセスデータ 120 DMA制御部 122 ステータスデータ 130 セクタサイズ格納部 131 セクタ長 140 ラベル解析部 141 フアイル形式 142 レコートサイズ 143 フアイル位置 150 フアイル情報格納部 151 フアイル情報 160 検索部 161 フアイル形式 162 レコードサイズ 170 セクタアドレス計算部 171 セクタアドレス 180 プロセッサ 181 コマンド転送ライン 182 アクセスアドレスと検索指示コマンドの対 183 セクタ長 184 トラックアドレスとレコード番号の対 185 トラックアドレス 190 トラックアドレス格納部 191 トラックアドレス 200 ホストコンピュータ 201 ホストインタフエース信号 300 磁気デイスク装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FBA(Fixed Block Ar
    itecture)フオーマットによりデータを格
    納する磁気デイスク装置には格納されている各フアイル
    のシリンダ番号とヘッド番号とからなる格納位置と前記
    フアイルのレコード長が固定長か可変長かを示すフアイ
    ル形式と固定長の場合にはそのレコードサイズとを含む
    ラベル情報を対応する前記磁気デイスク装置の磁気デイ
    スクに記憶する第1の記憶手段と装置種類識別子を前記
    磁気デイスクに記憶する第2の記憶手段とを有し、前記
    磁気デイスク装置の読み出し書き込み制御を行なう磁気
    デイスク制御装置には前記第2の記憶手段から前記装置
    種類識別子を読み出し対応するセクタサイズを格納する
    セクタサイズ格納手段と、前記第1の記憶手段からラベ
    ル情報を読出しこれを解析して各フアイル毎にそのフア
    イル形式とレコードサイズとフアイル格納位置とよりな
    るフアイル情報を出力するラベル情報解析手段と、前記
    フアイル情報を記憶する第3の記憶手段と、上位装置か
    ら供給されるアクセスを要求するCKD(CountK
    ey Data)フオーマットデータのシリンダ番号と
    ヘッド番号とレコード番号とからなるアクセスアドレス
    と前記第3の記憶手段に格納されているフアイル情報と
    を比較し対応するフアイルを検索しそのフアイル形式と
    レコードサイズとを出力する検索手段と、前記フアイル
    形式が固定長レコードを示すときには前記上位装置から
    供給されるCKDフオーマットのアクセスアドレスと前
    記セクタサイズ格納手段から供給されるセクタ長と前記
    検索手段から供給されるレコードサイズとからアクセス
    要求のあったCKDフオーマットデータのセクタアドレ
    スを計算するセクタアドレス計算手段と前記各手段を制
    御するプロセッサとを含むことを特徴とするFBA−C
    KD変換方式。
  2. 【請求項2】 アクセスしているトラックアドレスを記
    憶する第4の記憶手段を有し、上位装置からのコマンド
    が書き込み時に前記第4の記憶手段に記憶されているト
    ラックアドレスが第1の記憶手段に対応するときにはプ
    ロセッサは第3の記憶手段の更新処理をラベル情報解析
    手段に行なわせることを特徴とする請求項1記載のFB
    A−CKD変換方式。
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