JPH11338540A - トレンドデータ表示装置 - Google Patents

トレンドデータ表示装置

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JPH11338540A
JPH11338540A JP14410898A JP14410898A JPH11338540A JP H11338540 A JPH11338540 A JP H11338540A JP 14410898 A JP14410898 A JP 14410898A JP 14410898 A JP14410898 A JP 14410898A JP H11338540 A JPH11338540 A JP H11338540A
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JP
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JP14410898A
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Masami Aoki
昌美 青木
Yutaka Kaneko
金子  豊
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、特に、水質検査等に用いるト
レンドデータ表示装置において、基準値のベースとなる
基準時点を変えた場合にも、基準値の表示を容易に行え
る実用的なトレンドデータ表示装置を提供することにあ
る。 【解決手段】演算処理装置20は、入力された数値デー
タ及びこの数値データより前の複数の数値データに基づ
いて求めた基準値を、入力された数値データの日時を基
準とする各基準時点毎に複数の基準値として、データバ
ッファ32に記憶する。表示装置40には、データバッ
ファ32に記憶された基準値を、基準時点に基づいて読
み出した上で、折れ線グラフ表示とともに表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、過去の特定期間の
データをグラフ表示するトレンドデータ表示装置に係
り、特に、水質管理等において用いるに好適なトレンド
データ表示装置に関する。
【0002】
【従来の発明】従来、複数の浄水場の水質を管理する水
質管理センタにおいては、トレンドデータ表示装置を用
いて、水道用水を製造するための原料となる河川などか
ら採取した原水や、浄水場で製造された水道用水(浄
水)や、工場から排出される廃水中の微量の有機物,金
属,農薬などの含有量を測定した結果を、横軸が時間軸
になるような折れ線グラフとして表示するようにしてい
る。例えば、浄水に対しては、最大で85項目の測定を
月に一回以上行うことが法律でさだめられており、測定
結果も5年以上保管する必要があることから、測定結果
を管理する装置を導入する事が一般的に行われている。
原水,浄水,廃水中に含まれる有機物などの量は、液体
クロマトグラフや原子吸光光度形をなどを用いてバッチ
処理により測定され、1回/日などのように非連続的に
測定結果が管理される。一方、原水にしろ、浄水にしろ
測定結果は大きくは変動しないのが通常である。そこで
過去の測定結果と比較する事で、現時点での測定結果が
妥当なものであるかあるいは特異なものであるかを判断
する事が一般的に行われている。そのため、従来のトレ
ンドデータ表示装置では、特定期間の数値データを折れ
線グラフ等により表示装置上に表示することにより、現
時点での測定結果が妥当なものであるかどうかを判断し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
特定期間のデータを折れ線グラフとして表示する方法で
は、現時点の測定結果が妥当であるかどうかの判断基準
が必ずしも明確でなく、判断者によるバラツキも生じる
ため、判断の信頼性がかならずしも高いものでないもの
であった。
【0004】ここで、プロセスの異常診断の方法に関連
して、例えば、特開平7−129876号公報に記載さ
れているように、プラントの運転状況を示すデータを折
れ線グラフで表示するとともに、表示されたデータの平
均値や標準偏差値を表示する考え方が知られている。
【0005】特開平7−129876号公報に記載され
ている方式では、基準値が示されるため、データの異常
判断の正確性が増すものではあるが、この方式はそのま
までは、水質管理等のトレンドデータ表示装置には適用
できないことが判明した。
【0006】水質管理センタにおいては、原水,浄水,
排水等について、300〜500箇所のポイントから水
をサンプリングし、それぞれのサンプリングされた水に
ついて、85〜500項目の検査項目について分析を行
うため、1年間のデータ点数は、例えば、30万点とな
る。さらに、法律で5年間のデータ保存が義務付けられ
ているため、総データ点数は150万点と膨大なデータ
となる。これらのデータは、一般には帳票形式でプリン
トアウトするため、この出力形式に合わせたデータ構成
となっている。
【0007】一方、平均値や標準偏差値を求めるために
は、これらの150万点に及ぶデータの中から数十点
(例えば、30点)のデータを読み出して、演算処理を
行う必要があるが、データ形式が帳票形式に合わせてあ
るため、データの検索・読み出しに、CPUの処理速度
に拘らず、数分(例えば、5分)の長時間を要すること
が判明した。従って、水質管理用のトレンドデータ表示
装置において、平均値や標準偏差等の基準値を表示する
実用上長時間を要するため、困難であるという問題があ
ることが判明した。
【0008】特に、水質管理においては、過去のデータ
の傾向管理をするためには、最新の時点を基準として、
それ以前の特定期間のデータの折れ線グラフを表示しな
がらも、最新の時点よりも前の基準点をベースとした平
均値や標準偏差を表示することにより、より正確な測定
結果の妥当性を検証したい場合もあり、かかる場合に
は、平均値や標準偏差値等の基準値の表示に長時間を要
すると実用的でないという問題があることが判明した。
【0009】本発明の目的は、特に、水質検査等に用い
るトレンドデータ表示装置において、基準値のベースと
なる基準時点を変えた場合にも、基準値の表示を容易に
行える実用的なトレンドデータ表示装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、入力された数値データをグラフ表
示として表示手段に表示するトレンドデータ表示装置に
おいて、入力された数値データ及びこの数値データより
前の複数の数値データに基づいて求めた基準値を、入力
された数値データの日時を基準とする各基準時点毎に複
数の基準値として記憶するデータバッファと、上記デー
タバッファに記憶された基準値を、基準時点に基づいて
読み出した上で、上記表示手段に上記グラフ表示ととも
に表示するようにしたものである。かかる構成により、
基準値は予め記憶手段に記憶されているため、容易に表
示手段に表示することが可能であり、基準値のベースと
なる基準時点を変えた場合にも、基準値の表示を容易に
行えるため、トレンドデータの妥当性の判断を容易に行
い得るものとなる。
【0011】(2)上記(1)において、好ましくは、
上記基準値は、平均値及び標準偏差値であり、上記表示
手段には、平均値及び平均値±3・(標準偏差値)の線
を表示するようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図9を用いて、本発
明の一実施形態によるトレンドデータ表示装置について
説明する。最初に、図1を用いて、本実施形態によるト
レンドデータ表示装置の構成について説明する。
【0013】キーボード10は、数値データを入力する
ためのものである。原水,浄水,排水中の有機物等の量
について液体クロマトグラフや原子吸光光度計より測定
された数値データは、キーボード10から入力される。
【0014】演算処理装置20は、キーボード10から
入力された数値データを、記憶装置であるハードディス
ク(H/D)装置30内のデータファイル32に記憶す
る。データファイル32に記憶される数値データは、過
去5年分の毎日の数値データである。
【0015】また、演算処理装置20は、データファイ
ル32に記憶された特定期間の数値データに基づいて、
平均値や標準偏差値等の基準値を演算する。演算により
求められた基準値は、データバッファ34,36に格納
される。ここで、データバッファ34は、基準時点を年
月日とし、その基準時点から以前の特定期間(例えば、
30日間)の数値データにより求めた基準値を格納して
ある。しかも、基準値は、各基準時点毎に求められた上
で格納されている。即ち、例えば、基準日が1997年
12月19日とすると、1997年11月20日から1
997年12月19日までの数値データの平均値及び標
準偏差等の基準値や、基準日を1997年12月18日
とすると、1997年11月19日から1997年12
月18日までの数値データの平均値及び標準偏差等の基
準値等のように、各基準日についての基準値が5年分格
納されている。なお、数値データの中には、毎日測定さ
れるもの以外に、月1回測定されるものや週1回測定さ
れるものもあるが、これらについても、データバッファ
32内に格納されている。
【0016】また、季節データバッファ36には、1年
間を4つの季節(例えば、春:4月〜6月、夏:7月〜
9月、秋:10月〜12月、冬:1月〜3月)に分け、
それぞれの季節の初日の基準値を格納してある。
【0017】演算処理装置20は、データファイル32
から特定期間の数値データを読み出して、CRT等の表
示装置40に折れ線グラフとして表示するとともに、デ
ータバッファ34から基準値を読み出して、表示装置4
0に表示する。また、必要に応じて、データバッファ3
4に代えて、季節データバッファ36から基準値を読み
出して、表示装置40に表示する。
【0018】なお、H/D装置30内には、この他にト
レンドデータ表示装置全体を動作させるためのシステム
プログラムなどが含まれているが、その説明は省略す
る。
【0019】次に、図2〜図6を用いて、本実施形態に
よるデータファイルとデータバッファの作成処理につい
て説明する。図2は、データファイルとデータバッファ
の作成処理の流れを示すフローチャートであり、図3
は、データファイル32の中に構成される測定結果蓄積
ファイルの構成を示し、図4は、データファイル32の
中に構成される地点名定義ファイルの構成を示し、図5
は、データファイル32の中に構成される検査項目定義
ファイルの構成を示し、図6は、データバッファ34の
構成を示している。
【0020】図2のステップS100において、図1に
示した演算処理装置20は、キーボード10から入力さ
れる数値データを取り込む。入力されるデータには、サ
ンプリング地点や検査項目の情報も含まれる。次に、ス
テップS110において、演算処理装置20は、入力さ
れた数値データを、データファイル32に格納する。
【0021】ここで、図3を用いて、データファイル3
2の中に構成される測定結果蓄積ファイルFの構成につ
いて説明する。測定結果蓄積ファイルFは、測定結果を
格納するファイルであり、管理NoF1,サンプリング
日時F2,サンプリング地点名F3,検査項目F4及び
測定結果F5の各エントリーから構成されるテーブル形
式のファイルである。測定結果蓄積ファイルFは、各日
毎に構成され、測定結果蓄積ファイルF1997121
9は、1997年12月19日の数値データのファイル
であり、測定結果蓄積ファイルF19971218は、
1997年12月18日の数値データのファイルであ
る。そして、測定結果蓄積ファイルF1992122
0,即ち、1992年12月20日の数値データのファ
イルまでの5年分のファイルがある。
【0022】各ファイルにおいて、管理NoF1には、
サンプリング地点及び検査項目を特定するための番号が
格納される。サンプリング日時F2には、測定対象の水
をサンプリングした日時が格納される。例えば、「19
9712190900」は、1997年12月19日の
9時にサンプリングされたことを示している。サンプリ
ング地点名F3には、サンプリングした地点の名称が格
納される。なお、サンプリング地点名は、コードNoで
入力されており、このコードNoとサンプリング地点名
称の対応関係を示すリストは、地点名称定義ファイルに
格納されている。地点名称定義ファイルの構成について
は、図4を用いて後述する。
【0023】検査項目F4には、検査項目が格納され
る。なお、検査項目は、コードNoで入力されており、
このコードNoと検査項目の対応関係を示すリストは、
検査項目定義ファイルに格納されている。検査項目定義
ファイルの構成については、図5を用いて後述する。測
定結果F5には、液体クロマトグラフ等の分析装置によ
って測定された結果が格納される。
【0024】ここで、図4を用いて、地点名称定義ファ
イルSの構成について説明する。地点名称定義ファイル
Sは、測定を行う原水や浄水を採取した地点の名称を定
義するファイルであり、コードNoS1と、サンプリン
グ地点名称S2との各エントリーから構成されているテ
ーブル形式のファイルである。コードNoS1は、図3
に示したサンプリング地点名称F3に格納されるコード
である。サンプリング地点名称S2には、サンプリング
地点の名称が格納される。図示の例では、コードNo
「1」は、サンプリング地点が「地点A」であることを
定義し、コードNo「2」は、サンプリング地点が「地
点B」であることを定義している。サンプリング地点
は、通常の水質管理センタにおいては、300〜500
ポイントとなるため、そのポイント数に応じたコードN
oが付与される。
【0025】次に、図5を用いて、検査項目定義ファイ
ルIの構成について説明する。検査項目定義ファイルI
は、検査項目の名称と基準値を定義するファイルであ
り、コードNoI1と、検査項目I2と、基準値I3
と、単位I4の各エントリーから構成されているテーブ
ル形式のファイルである。コードNoI1は、図3に示
した検査項目F4に格納されるコードである。検査項目
I2には、検査項目の名称が格納される。基準値I3に
は、その検査項目に対する基準値が格納される。単位I
4には、その検査項目の基準値の単位が格納される。図
示の例では、コードNo「1」は、検査項目が「項目
A」であり、基準値が「0.01mg/l」であること
が定義されている。検査項目は、通常85〜500項目
となるため、そのポイント数に応じたコードNoが付与
される。
【0026】次に、図2に戻り、ステップS120にお
いて、演算処理装置20は、過去のデータを検索する。
検索されるデータの範囲は、ステップS100において
入力されたデータのサンプリング日時を基準日として、
それ以前の特定期間(例えば、30日)の範囲とする。
次に、ステップS130において、演算処理装置20
は、検索された過去のデータに基づいて、平均値及び標
準偏差値等の基準値を求める。そして、求められた基準
値は、データバッファ34に格納される。
【0027】ここで、図6を用いて、データバッファ3
4の構成について説明する。データバッファ34のファ
イルBは、管理NoB1,統計量計算設定データ数B
2,平均値B3,標準偏差値B4の各エントリーから構
成されるテーブル形式のファイルである。データバッフ
ァ34は、各日毎に構成され、データバッファ34のフ
ァイルB19971219は、1997年12月19日
の基準値のファイルであり、ファイルB1997121
8は、1997年12月18日の基準値のファイルであ
る。そして、ファイルB19921220,即ち、19
92年12月20日の基準値のファイルまでの5年分の
ファイルがある。
【0028】各ファイルにおいて、管理NoF1には、
サンプリング地点及び検査項目を特定するための番号が
格納されるものであり、図3に示した管理NoF1に対
応するものである。統計量計算設定データ数B2には、
平均値等の基準値を求める際の統計量計算のための基礎
となるデータ数が設定される。例えば、図示する例で
は、設定データ数B2が「30」とは、30点のデータ
に基づいて統計量が計算されることを示しており、数値
データが毎日のデータである場合には、30日分のデー
タに基づいて統計量が計算される。平均値B3には、3
0点のデータについて求められた平均値が格納される。
標準偏差値B4には、30点のデータについて求められ
た標準偏差値が格納される。
【0029】次に、図7〜図9を用いて、本実施形態に
よる表示処理について説明する。図7は、表示処理の流
れを示すフローチャートであり、図8は、表示例を示
し、図9は、基準時点を変えた場合の基準値の変化の説
明である。
【0030】図7のステップS200において、演算処
理装置20は、キーボード10から入力されるグラフ表
示の基準時点,サンプリング地点,検査項目を取り込
む。以下の例では、基準時点として、年月日を入力する
ようにしている。
【0031】次に、ステップS210において、演算処
理装置20は、入力されたサンプリング地点及び検査項
目をキーとして、基準時点以前の複数のデータを、図3
に示したデータファイル21から読み込む。次に、ステ
ップS220において、演算処理装置20は、読込んだ
複数の数値データを折れ線グラフとして、表示装置40
に表示する。
【0032】ここで、図8を用いて、表示装置40への
表示例について説明する。表示装置40には、トレンド
データが折れ線グラフ41として表示される。表示装置
40には、トレンドデータを表示する期間42が示され
ている。この期間42は、キーボード10から入力され
た値が表示される。また、表示装置40には、地点名称
43と検査項目44も表示される。折れ線グラフ41
は、期間42に示される期間,例えば、図示の例では、
1997年12月9日から1997年12月19日まで
の期間について、地点名称43である「地点A」で、検
査項目44である「検査1」についての数値データに基
づいて、データファイル32内検索され、検索してきた
数値データを横軸が時間軸、縦軸が検査項目の単位軸に
なるような折れ線グラフ41として表示する。
【0033】次に、図7に戻り、ステップS230にお
いて、演算処理装置20は、ステップS200において
入力された基準時点についての基準値のデータを、デー
タバッファ34から読み込む。そして、ステップS24
0において、演算処理装置20は、読み込まれた基準値
(平均値及び標準偏差(s))に基づいて、図8に示す
ように、平均値45及び(平均値+3s)46A及び
(平均値−3s)46Bを示す基準線を、折れ線グラフ
41の上に表示する。さらに、基準線の元となった基準
時点(日)を示すための線47を表示する。
【0034】図8に示すように、折れ線グラフ41の上
に、平均値45及び(平均値+3s)46A及び(平均
値−3s)46Bを示す基準線を表示することにより、
各データの妥当性を容易に判断できる。例えば、12/
13のデータは、(平均値+3s)46Aを越えた数値
データであることが一目で判断できる。また、12/1
0のデータは、他のデータから比べて低いようではある
が、(平均値−3s)46B以内の数値データであるこ
とが容易に判断できる。
【0035】さらに、図7に戻り、ステップS250に
おいて、演算処理装置20は、基準線表示の基準時点が
変更された否かを判断する。変更されると、ステップS
260において、演算処理装置20は、データバッファ
34から変更された基準時点における平均値及び標準偏
差値の基準値データを読み込む。ここで、変更された基
準時点に関する基準値データは、予め作成されているた
め、短時間で読み込むことが可能である。
【0036】そして、ステップS270において、演算
処理装置20は、新たな基準線を表示装置40に表示す
る。図8に示すように、基準時点が変更されると、基準
線の元となった基準時点(日)を示すための線47’も
表示する。
【0037】ここで、図9を用いて、基準時点を変更す
るメリットについて説明する。図8に示す例では、19
97年12月19日から12月9日までのトレンドデー
タを折れ線グラフ41として表示し、さらに、1997
年12月19日を基準時点とする平均値45及び(平均
値+3s)46A及び(平均値−3s)46Bを示す基
準線を、折れ線グラフ41の上に表示する。
【0038】トレンドデータは、1997年12月9日
からさらに遡った場合、図9に示すような傾向を示して
いるものとする。即ち、月日の経過とともに値が徐々に
小さくなるようなものである。ここで、基準時点を19
97年12月14日に変更して、基準線を表示すると、
例えば、平均値45’及び(平均値+3s)46A’及
び(平均値−3s)46B’を示す基準線となるとす
る。
【0039】例えば、12/13のデータは、1997
年12月19日を基準時点とする場合には、(平均値+
3s)46Aを越えることとなり、正常範囲を越えるこ
ととなるが、1997年12月14日を基準時点とする
場合には、(平均値+3s)46A’を越えないため、
正常範囲となる。このような過去の傾向を見て、データ
の妥当性を判断することにより、より信頼性の高い判断
を下すことが可能となる。
【0040】同様にして、例えば、12/16のデータ
は、1997年12月19日を基準時点とする場合に
は、(平均値−3s)46Bを越えないため、正常範囲
内であるが、1997年12月14日を基準時点とする
場合には、(平均値−3s)46B’を越えることとな
り、正常範囲を越えることとなる。このような過去の傾
向を見て、データの妥当性を判断することにより、より
信頼性の高い判断を下すことが可能となる。
【0041】また、基準時点として、春夏秋冬のような
季節を選ぶことにより、季節データバッファ36に格納
されている季節を代表する基準値を表示装置40に表示
することにより、季節の基準に対するトレンドデータの
妥当性を判断することができる。
【0042】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、統計量として平均値と標準偏差を用いてこれを格納
したデータバッファをもたせることで、トレンドデータ
を表示させるときに効率よくデータの確認を行うことが
でき、傾向管理や妥当性の判定を行うこと可能である。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、水質検査等に用いるト
レンドデータ表示装置において、基準値のベースとなる
基準時点を変えた場合にも、基準値の表示を容易に行
え、妥当性の判定を容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるトレンドデータ表示
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態によるトレンドデータ表示
装置に用いるデータファイルとデータバッファの作成処
理の流れを示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施形態によるトレンドデータ表示
装置に用いるデータファイルの中に構成される測定結果
蓄積ファイルの構成図である。
【図4】本発明の一実施形態によるデータファイルの中
に構成される地点名定義ファイルの構成図である。
【図5】本発明の一実施形態によるデータファイルの中
に構成される検査項目定義ファイルの構成図である。
【図6】本発明の一実施形態によるデータバッファの構
成図である。
【図7】本発明の一実施形態によるトレンドデータ表示
装置における表示処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図8】本発明の一実施形態によるトレンドデータ表示
装置における表示例の説明図である。
【図9】本発明の一実施形態によるトレンドデータ表示
装置における基準時点を変えた場合の基準値の変化の説
明図である。
【符号の説明】 10…キーボード 20…演算処理装置 30…H/D装置 32…データファイル 34…データバッファ 40…表示装置 41…折れ線グラフ 45…平均値 46…平均値±s 46…基準時点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された数値データをグラフ表示として
    表示手段に表示するトレンドデータ表示装置において、 入力された数値データ及びこの数値データより前の複数
    の数値データに基づいて求めた基準値を、入力された数
    値データの日時を基準とする各基準時点毎に複数の基準
    値として記憶するデータバッファと、 上記データバッファに記憶された基準値を、基準時点に
    基づいて読み出した上で、上記表示手段に上記グラフ表
    示とともに表示することを特徴とするトレンドデータ表
    示装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のトレンドデータ表示装置に
    おいて、 上記基準値は、平均値及び標準偏差値であり、上記表示
    手段には、平均値及び平均値±3・(標準偏差値)の線
    を表示することを特徴とするトレンドデータ表示装置。
JP14410898A 1998-05-26 1998-05-26 トレンドデータ表示装置 Pending JPH11338540A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012206161A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Panasonic Industrial Devices Sunx Co Ltd レーザ加工装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012206161A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Panasonic Industrial Devices Sunx Co Ltd レーザ加工装置

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