JP2008112428A - 水処理施設における流入水水質の統計的予測方法及びその装置 - Google Patents

水処理施設における流入水水質の統計的予測方法及びその装置 Download PDF

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Abstract

【課題】リアルタイムで計測ができない例えばBODなどの水質パラメータを効果的にシミュレーションすることができる水処理施設における流入水水質の統計的予測方法及びその装置の提供を目的とする。
【解決手段】被測定水を一定期間モニタリングすることにより複数種の測定データを収集して(ステップS1)、これら測定データの中からリアルタイムで検出できない第1の測定データとリアルタイムで検出可能な第2の測定データとの相関関係を分析し(ステップS2及び3)、その分析結果から、第1の測定データに対して最大の相関関係を有する第2の測定データの1つ又は複数を最適パラメータとして選択した後(ステップS4)、この最適パラメータと第1の測定データとの相関関係に基づき、被測定水における第1の測定データを予測する回帰モデルを設定し、この回帰モデルに基づき第1の測定データの予測値をリアルタイムで演算する(ステップS5〜11)。
【選択図】図2

Description

本発明は下水処理場、浄水場、産業排水処理設備等の水処理施設において、リアルタイムでの計測ができない水質パラメータを統計的に予測する方法及びその装置に関する。
水処理設備に導かれる流入水において、BOD(生物化学的酸素要求量)、全窒素などの水質パラメータと呼ばれる要素は、リアルタイムでの計測ができない。例えば、流入水内のBODの正確な値を知るためには、被測定水をサンプリングした後、5日間、20℃に保ち、この5日間に消費される溶存酸素の量(mg/l)を測定する必要がある。すなわち、水処理に必要なBODのデータを得るためには、最低5日もの日数が必要であり、BODの検査結果に基づくリアルタイムな水処理ができないという問題があった。そのため、このような問題を解決するために、リアルタイムで計測できない水質パラメータについては、概算したデータを事前に用意しておき、この既存のデータに基づき遅延を発生させない水処理を行っていた。
このような水処理に関連した技術としては、特開2000−107796号公報(特許文献1)に示される下水処理プロセスシミュレータシステム、特開2001−334253号公報(特許文献2)に示される水質シミュレータ、特開2002−336889号公報(特許文献3)に示される水質シミュレーション装置、特開2004−105952号公報(特許文献4)に示される下水処理運転支援装置、特開2004−121953号公報(特許文献5)に示される下水処理プロセスのシミュレーション方法などが知られている。これらの特許文献に示される技術は、いずれも、外部から入力された水質データと、予め設定記憶させておいた演算式とに基づき、処理水中に含まれる成分の状況をシミュレーションするものである。
特開2000−107796号公報 特開2001−334253号公報 特開2002−336889号公報 特開2004−105952号公報 特開2004−121953号公報
ところで、上記特許文献1〜5に示される技術では、水処理に係わる様々なシミュレーションを実施するものではあるが、リアルタイムで計測ができない例えばBODなどの水質パラメータについては未だ現状を正確に把握するのは困難であり、現状のBODを正確に把握するための、有効なシミュレーション技術の提供が求められていた。
本発明は、従来の有していた問題を解決しようとするものであって、リアルタイムで計測ができない例えばBOD、全窒素などの水質パラメータを効果的にシミュレーションすることができる水処理施設における流入水水質の統計的予測方法及びその装置の提供を目的とする。
そして、上記目的を達成するために本発明の水処理施設における流入水水質の統計的予測方法は、水処理施設における流入水水質の統計的予測装置の水処理施設における流入水水質の統計的予測方法であって、前記水処理施設における流入水水質の統計的予測装置のモニタリング手段が、被測定水をモニタリングして生成された測定データであって、リアルタイムで検出できない第1の測定データとリアルタイムで検出可能な複数の第2の測定データとの入力を受け付け、記憶手段が、前記モニタリング手段に入力された第1の測定データと第2の測定データとを記憶し、パラメータ判定手段が、前記記憶手段に記憶された第1の測定データと第2の測定データとを読み出し、読み出した第1の測定データと第2の測定データとの相関関係を分析し、その分析結果から、第1の測定データに対して最大の相関関係を有する第2の測定データの1つ又は複数を最適パラメータとして選択し、予測手段が、前記パラメータ判定手段で選択された最適パラメータと前記第1の測定データとの相関関係に基づき、被測定水における第1の測定データを予測する回帰モデルを設定し、この回帰モデルに基づき前記第1の測定データの予測値を演算することを特徴とする。
また、本発明の水処理施設における流入水水質の統計的予測方法は、前記回帰モデルとして、期間毎にモニタリングした最適パラメータに基づき、季節毎に複数の季節モデルが設定されることを特徴とする。
また、本発明の水処理施設における流入水水質の統計的予測方法は、前記最適パラメータは、前記第2の測定データの中から任意に設定可能であることを特徴とする。
また、水処理施設における流入水水質の統計的予測装置は、被測定水をモニタリングして生成された測定データであって、リアルタイムで検出できない第1の測定データとリアルタイムで検出可能な複数の第2の測定データとの入力を受け付けるモニタリング手段と、前記モニタリング手段に入力された第1の測定データと第2の測定データとを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された第1の測定データと第2の測定データとを読み出し、読み出した第1の測定データと第2の測定データとの相関関係を分析し、その分析結果から、第1の測定データに対して最大の相関関係を有する第2の測定データの1つ又は複数を最適パラメータとして選択するパラメータ判定手段と、前記パラメータ判定手段によって選択された最適パラメータと前記第1の測定データとの相関関係に基づき、被測定水における第1の測定データを予測する回帰モデルを設定し、この回帰モデルに基づき前記第1の測定データの予測値を演算する予測手段とを有することを特徴とする。
また、水処理施設における流入水水質の統計的予測装置は、前記予測手段は、回帰モデルとして、期間毎にモニタリングした最適パラメータに基づき、季節毎に複数の季節モデルを設定することを特徴とする。
また、水処理施設における流入水水質の統計的予測装置は、前記最適パラメータは、第2の測定データの中から任意に設定可能とすることを特徴とする。
そして、以上のように構成された水処理施設における流入水水質の統計的予測方法では以下に示す作用が得られる。すなわち、モニタリング手段によって、被測定水が一定期間モニタリングされて、リアルタイムで検出できない第1の測定データとリアルタイムで検出可能な第2の測定データとの入力が受け付けられる。そして、モニタリング手段に入力された第1の測定データと第2の測定データとが記憶手段に記憶される。さらに、パラメータ判定手段によって、記憶手段に記憶された第1の測定データと第2の測定データとが読み出され、これら読み出された第1の測定データと第2の測定データとの相関関係が分析され、その分析結果から、第1の測定データに対して最大の相関関係を有する第2の測定データの1つ又は複数が最適パラメータとして選択される。そして、予測手段によって、パラメータ判定手段で選択された最適パラメータと第1の測定データとの相関関係に基づき、被測定水における第1の測定データを予測する回帰モデルが設定され、この回帰モデルに基づき第1の測定データの予測値が演算される。
これにより、従来のようにリアルタイムで検出できない水質パラメータの検査結果を得るために数日の日数を費やす必要がない。なお、予測値としてはBODに限ることはなく、適宜変更可能である。
また、本発明に示される水処理施設における流入水水質の統計的予測方法では、回帰モデルとして、期間毎にモニタリングした最適パラメータに基づき、季節毎に複数の季節モデルが設定される。
これにより、季節に応じたの測定データの変動にも柔軟に対応することができる。
また、本発明に示される水処理施設における流入水水質の統計的予測方法では、最適パラメータが、第2の測定データの中から任意に設定される。
例えば、最適パラメータとしてBODと最も高い相関関係のあるSSを選択及び設定することにより、上述したBODの予測を高い精度で行なえる。なお、パラメータとしてはBODやSSに限ることはなく、適宜変更可能である。
また、本発明に示される水処理施設における流入水水質の統計的予測装置では、モニタリング手段によって、被測定水が一定期間モニタリングされて、リアルタイムで検出できない第1の測定データとリアルタイムで検出可能な第2の測定データとの入力が受け付けられる。そして、モニタリング手段に入力された第1の測定データと第2の測定データとが記憶手段に記憶される。さらに、パラメータ判定手段によって、記憶手段に記憶された第1の測定データと第2の測定データとが読み出され、読み出された第1の測定データと第2の測定データとの相関関係が分析され、その分析結果から、第1の測定データに対して最大の相関関係を有する第2の測定データの1つ又は複数が最適パラメータとして選択される。そして、予測手段によって、パラメータ判定手段により選択された最適パラメータと第1の測定データとの相関関係に基づき、被測定水における第1の測定データを予測する回帰モデルが設定され、この回帰モデルに基づき前記第1の測定データの予測値が演算される。
これにより、従来のようにリアルタイムで検出できない水質パラメータの検査結果を得るために数日の日数を費やす必要がない。なお、予測値としてはBODに限ることはなく、適宜変更可能である。
また、本発明に示される水処理施設における流入水水質の統計的予測装置では、予測手段によって、回帰モデルとして、期間毎にモニタリングした最適パラメータに基づき、季節毎に複数の季節モデルが設定される。
これにより、これら季節モデルを選択的に用いることにより、季節に応じたの測定データの変動にも柔軟に対応することができる。
また、本発明に示される水処理施設における流入水水質の統計的予測装置では、最適パラメータが第2の測定データの中から任意に設定される。
例えば、最適パラメータとしてBODと最も高い相関関係のあるSSが選択及び設定されることにより、水質パラメータの予測を高い精度で行うことができる。なお、パラメータとしてはBODやSSに限ることはなく、適宜変更可能である。
本発明に示される水処理施設における流入水水質の統計的予測方法では、従来のようにリアルタイムで計測できない水質パラメータの検査結果を得るために数日の日数を費やすことがなく、回帰モデルに基づく計算によって、リアルタイムで被処理水の水質パラメータを検出することが可能となる。
また、本発明に示される水処理施設における流入水水質の統計的予測方法では、期間毎にモニタリングした最適パラメータに基づき季節毎に複数の季節モデルが設定されるので、これら季節モデルを選択的に用いることにより、季節に応じたの測定データの変動にも柔軟に対応することができ、正確な水質パラメータを予測することが可能となる。
また、本発明に示される水処理施設における流入水水質の統計的予測方法では、最適パラメータは、第2の測定データの中から任意に設定可能であることにより、水質パラメータの予測を高い精度で行うことができる。
また、本発明に示される水処理施設における流入水水質の統計的予測装置では、従来のようにリアルタイムで計測できない水質パラメータの検査結果を得るために数日の日数を費やすことがなく、回帰モデルに基づく計算によって、リアルタイムで被処理水の水質パラメータを検出することが可能となる。
また、本発明に示される水処理施設における流入水水質の統計的予測装置では、期間毎にモニタリングした最適パラメータに基づき季節毎の複数の季節モデルを設定したので、これら季節モデルを選択的に用いることにより、季節に応じたの測定データの変動にも柔軟に対応することができ、正確な水質パラメータを予測することが可能となる。
また、本発明に示される水処理施設における流入水水質の統計的予測装置では、最適パラメータは、第2の測定データの中から任意に設定可能であることにより、水質パラメータの予測を高い精度で行うことができる。
以下に本発明の実施の形態を図1〜図16に基づいて説明する。
図1及び図2は、水処理施設における流入水水質の統計的予測装置10の概略を示す図であって、この図において符号1は測定データ取込み部である。この測定データ取込み部1には、水温、pH、SS(浮遊物質濃度)、気温、降水量、流入水量などの測定データが毎日取込まれ、また、BOD(生物化学的酸素要求量)、COD(化学的酸素要求量)、大腸菌群数などの測定データが一定期間毎(例えば1週間に1回)に取り込まれ一時記憶される。また、これら測定データはセンサーを通じて自動的に取込んでも良く、また、BODなどの測定データは、測定結果が出るまでに数日を要するために、後日、キーボードなどの入力部(図示せず)を通じて取込んでも良い。
符号2は水質モニタリングデータ記憶部であって、測定データ取込み部1にて取込まれた長期間(例えば1年間)の測定データがモニタリングデータとして記憶されている。この水質モニタリングデータ記憶部2に記憶される測定データとしては、7種の水質パラメータ(水温、透視度、pH、SS、COD、BOD、大腸菌群数)、3種の気象パラメータ(気温、降水量、流入水量)がある。なお、水質モニタリングデータ記憶部2は、統計的予測装置10に内蔵されたRAM(Random Access Memory)によって構成されるものである。
符号3はシミュレータであって、このシミュレータ3では、前述した測定データ取込み部1から供給される現状の水質を示す測定データと、水質モニタリングデータ記憶部2に記憶されている過去の測定データであるモニタリングデータとに基づき、種々のシミュレーションを実施する。なお、このシミュレータ3の内容は、図2のフローチャートを参照して後述する。
符号4は演算部であって、シミュレータ3で得た理想回帰モデルと、測定データ取込み部1から供給された最新の測定データとに基づき、リアルタイムで計測することができないBODなどの水質パラメータ(第1の測定データ)を算出する。
符号5は水処理施設制御部であって、演算部4にて演算されたBODなどの水質パラメータ、及び測定データ取込み部1からリアルタイムで供給されるBOD以外のパラメータ(第2の測定データ)に基づき、水処理施設100内にある曝気装置、散気装置等の運転をコントロールする。
次に図2のフローチャートを参照して、統計的予測装置10の水質シミュレーションの処理ステップについて説明する。なお、以下の処理ステップでは、リアルタイムで計測することができない水質パラメータ(第1の測定データ)の1つであるBODの値を、実測したBOD以外の測定データ(第2の測定データ)から予測することを、例として説明する。なお、図2のフローチャートにおいては、あらかじめ、測定データ取込み部1が各測定データを取り込み、これら取り込まれた測定データを水質モニタリングデータ記憶部2が記憶しているものとする。
まず、シミュレータ3は、ステップS1にて、水質モニタリングデータ記憶部2に記憶されている過去の測定データであるモニタリングデータ(7種の水質パラメータ及び3種の気象パラメータ)を読み出した後、ステップS2において、これら10種類の水質及び気象パラメータの相関関係を解析する。図3は、その解析結果を相関係数行列として示すものである。そして、図3に示す「水質及び気象パラメータの相関解析の結果」を参照して判るように、BODに関し、SS及びBODの2つのパラメータが最も高い相関性を有することが分析できる。また、気温と水温についても高い相関性があることが数値の上からも実証される。
さらに、シミュレータ3は、ステップS3にて、BODと、BOD以外のパラメータとについて単回帰分析を実施する。この単回帰分析では、まず、シミュレータ3が、水質モニタリングデータ記憶部2に過去の測定データとして記憶されたBODと、BOD以外のパラメータとから、これらBODとBOD以外のパラメータとの相関関係を表す回帰直線の回帰係数(直線の傾き)と定数項(定数)とを計算により求める。その回帰分析の結果を図4に示す。なお、このステップS3では、シミュレータ3が、回帰係数及び定数項の他に、sで示される標準誤差、Fで示される回帰モデルに対する統計量も計算する。また、図4中、符号nで示されるものはサンプル数であり、符号rはBODとその他のパラメータとの相関を示す相関係数(図3に示す)である。
前記単回帰分析の結果において、BODとSSとの相関関係を図5に示す。また、先に計算したBODとBOD以外のパラメータとの相関関係(図4)からは、BODとSSとの相関関係を示す回帰直線は以下の式(1)ように表され、これを図5中に示す。
(式1)BOD=0.797××(SS)+23.688
(n=49、r=0.797、s=31.101、F=81.862)
図5は、前記単回帰分析により求められたBODとSSとの相関関係を示す回帰直線(式1)と、水質モニタリングデータ記憶部2にモニタリングデータとして記憶されている「SSに対するBOD」の値の分布を示すものであるが、この表からも明らかなように、両者の間には良好な正の相関がある。なお、図5中、丸で囲んだ測定データは回帰直線から大きく外れ、さらに標準誤差からも大きく外れている。
また、前記単回帰分析の結果において、BODとCODとの関係を図6に示す。また、先に計算したBODとBOD以外のパラメータとの相関関係(図4)から、BODとCODとの相関関係を示す回帰直線は以下の式(2)ように表され、これを図6に示す。
(式2)BOD=1.482×(COD)+33.179
(n=49、r=0.532、s=43.603、F=18.562)
図6は、前記単回帰分析により求められたBODとCODとの相関関係を示す回帰直線(式2)と、水質モニタリングデータ記憶部2にモニタリングデータとして記憶されている「CODに対するBOD」の値の分布を示すものであるが、この図6からも明らかなように、BODとSSとの相関関係と同様、両者の間には正の相関がある。なお、図6中、丸で囲んだ部分には、回帰直線から大きく外れ、さらに標準誤差からも大きく外れた一測定データがある。そして、その後、図5及び図6にて回帰直線から大きく外れている2つの測定データを分析検討したところ、同一日のものであることが判明したため、これらを削除する。そして、削除した後の測定データに基づき、シミュレータ3が、BODとBOD以外のパラメータとの相関関係を表す回帰直線の回帰係数(直線の傾き)と定数項(定数)とを再度計算するとともに、標準誤差s、回帰モデルに対する統計量Fも再度計算する。その計算結果は図7に示す。なお、再度計算したBODとSSとの相関関係を示す回帰直線は式(3)、また、BODとCODとの相関関係を示す回帰直線は式(4)のようになる。
(式3)BOD=0.784×(SS)+23.313
(n=48、r=0.883、s=21.660、F=163.255)
(式4)BOD=1.618×(COD)+14.289
(n=48、r=0.651、s=35.054、F=33.900)
さらに、シミュレータ3は、ステップS4で、ステップS2で求めたBODと他のパラメータとの相関関係(図3参照)、及びステップS3で再計算した標準誤差s(図7参照)とから、BODを計算するために最適パラメータを判定する。そして、シミュレータ3は、このステップS4で、BODと相関関係が最大で、かつ標準誤差sが最小であるSSを最適パラメータとして選択する。また、SSに次いで最適なパラメータはCODである。そして、その後、シミュレータ3は、BODとSSとの相関関係を示す直線回帰式(3)を用い、SSからBODを計算により求める。この計算したBODと、実測したBODとを比較する。その比較結果は図8、図9に示す。
これら図8及び図9に示されるように、SSから計算により求めたBODと、実測したBODとの差は僅かであり、SSから計算により求めたBODの数値が十分に使用に値することが実証されている。なお、ステップS4では単回帰分析を行ったが、重回帰分析であっても良い。この重回帰分析は、2つ以上のパラメータによりシミュレータ3がBODの予想演算を行うものであり、まず単回帰分析において最良の結果を得たパラメータ(本例の場合はSS)を固定し、2番目の最適なパラメータ(本例ではCOD)について順次変数を変えながら演算されるBODの予想測定値を検討する方式である。さらに、3番目の最適なパラメータがあるのであれば、先の1番目、2番目のパラメータを固定し、3番目の最適なパラメータを変位させながら、BODの予想測定値を検討する(以降、4番目以降の最適パラメータについても同様の方法で、BOD予想測定値を検討する)。そして、このような重回帰分析を行うか、本実施例で説明しているような単回帰分析とするかは、演算結果の正確度から判断する。
さらに、シミュレータ3は、次のステップS5で、季節に応じた精度の高いBODを得ることを目的として、一定期間毎(本実施例では月毎)のBODと、BOD以外のパラメータとの相関関係を分析する。ここでの分析は主成分分析法が採用される。主成分分析法は、多変量データを合成して、1つ又は少数の主成分(本実施例では2成分)からなる総合的指標に変換する方式であり、例えば、本実施例では、シミュレータ3が、変数となるモニタリングされた10種類の測定データ(必要に応じて選択)を多変量空間内においた後、各測定データ点の位置関係を相互に保存しながら、互いの測定データをベクトルにより合成し、最終的には2成分からなる低次元の座標軸内に写像するものである。なお、このような主成分分析法自体は一般に知られた周知なものである。また、モニタリングされた変数となる測定データは10種類であるが、pHについては全ての月で同じ値であり変動がないので、実際の分析では、これを省略して9種類の測定データを用いる。
そして、上記のような主成分分析法を用いて、シミュレータ3は、モニタリングされた9種類の多次元測定データを2次元の座標軸内に写像する。そして、このような2次元の座標軸内への写像は、月毎の測定データについて行い、これにより、シミュレータ3は、
図10に示されるような12個の代表パターン(図10中に示される1〜12は、各月の代表パターンを示す)を有する2次元線形写像を作成する。なお、このステップS5にて実際に計算された累積寄与率(正確さの度合い)は75%、誤差は25%であった。
次いで、シミュレータ3は、ステップS6において、ステップS5で作成された12ヶ月分の代表パターンについて、ユークリッド距離を基に、どの月の代表パターンがグループ化して季節モデルとなるのかを知るために、最近接法による全域木(MST:Minimal Spanning Tree)を分析する。そして、その分析結果から、シミュレータ3は、図11に示されるように、冬グループ(11月〜3月)、春夏グループ(4月〜6月及び8月)、秋グループ(9月、10月)、7月グループ(7月)とにグループ化をする。そして、シミュレータ3は、これらの各グループについて、SSを変数とする単回帰モデルを以下のように作成する(式(5)〜式(9)参照)。なお、これら回帰モデルは、ステップS3と同様に、水質モニタリングデータ記憶部2にモニタリングデータとして記憶された各グループの期間毎のBOD及びSSとから、シミュレータ3が、回帰直線の回帰係数(直線の傾き)と定数項(定数)とを計算によりそれぞれ求める。
冬グループ(式5):BOD=0.660×(SS)+52.906
(n=19、r=0.864、s=16.100、F=50.284)
春夏グループ(式6):BOD=0.567×(SS)+65.003
(n=15、r=0.689、s=23.725、F=11.753)
秋グループ(式7):BOD=1.037×(SS)−44.968
(n=15、r=0.955、s=19.229、F=72.754)
7月グループ(式8):BOD=−2.500×(SS)+668.000
(n=15、r=0.815、s=14.491、F=5.952)
さらに、シミュレータ3は、ステップS7で、図12に示されるように、ステップS6にて計算された回帰直線と、実際の測定値との関係を示す季節モデル毎のBOD値とをプロット(全4グループ)する。なお、ステップS6では、7月を独立した7月グループの季節モデルに分類したが、7月は、季節で見れば春夏グループ(4月〜6月及び8月)の季節モデルに近いために、この春夏グループ内に組み入れても良い。そして、この場合、春夏グループは4月〜8月となり、回帰直線の回帰係数(直線の傾き)と定数項(定数)は、再計算した結果、式(9)で示され、また、この回帰直線と、実際の測定値との関係を示す散布図は図13で示される。
春夏グループ(式9):BOD=0.554×(SS)+65.094
(n=20、r=0.622、s=23.842、F=11.369)
さらに、シミュレータ3は、ステップS8〜ステップS9で、BODの実測値に対する、通年モデルの回帰直線式(3)により算出されるBODと、春夏モデルの回帰直線式(9)により算出されるBODとを比較する(ステップS8)。その比較結果を図14に示す。そして、図14を参照して判るように、通年モデルの回帰直線式(3)により算出されるBODの標準誤差は26.8(mg/l)であるのに対して、春夏モデルの回帰直線式(9)により算出されるBODの標準誤差は23.8(mg/l)と小さい。シミュレータ3は、これら標準誤差の大小を判定する。目的とする流入水中のBODの推定には、季節モデル毎の回帰直線式(5)(7)又は(9)を用いる方(標準誤差の小さい方)が、通年モデルの回帰直線式(3)よりも、より精度の高いBOD推定値が得られることになる。
さらに、シミュレータ3は、ステップS9で、回帰直線で得られたモデルを分割するに際してその予測安定性を調べるために交差検証法(Cross Validation)による検証を事前に実施している。この交差検証法は、過去にモニタリングされた測定データを複数のグループに分割し、そのグループ毎に回帰分析を実施し、その回帰分析の結果から予測されるBODの予測値が実測値とどれほど相違しているかを検証するものである。そして、交差検証法により各グループ毎にBODを予測及び実測を行った結果、全サンプルに対する標準誤差は22.350であり、SSを変数とする回帰モデルが高い予測安定性を有していることが実証されている。
なお、シミュレータ3は、ステップS1〜ステップS9にて求められた通年モデルの回帰直線式(3)、及び季節モデル毎の回帰直線式(5)(7)(9)を、シミュレータ3内の実測データ演算部(図示せず)内に記憶設定しておく。
演算部4は、ステップS10で、その実測データ演算部に記憶された各回帰直線式と、測定データ取込み部1に入力された測定データとを読み出して、測定データから各回帰直線式によってBODの予測値を演算する。実際の演算を行った結果を、図15及び図16に示す。
これらの図15及び図16を参照して判るように、回帰直線式(3)及び季節モデルの回帰直線式(5)(7)(9)のいずれを用いてBODを予測しても、その予測BODは、実際に計測された実測データの10%以内の誤差範囲であり、十分に使用可能であることが確認された。なお、ステップS10にて、ステップS1〜ステップS9にて求められた通年モデルの回帰直線式、及び季節モデルの回帰直線式を、シミュレータ3内の実測データ演算部(図示せず)内に記憶設定しているが、これらの回帰直線式は、新たな実測データがモニタリングされて取り込まれた場合、演算部4が、一定の期間毎(例えば1年毎)に演算をやり直し、アップデートすることが好ましい(ステップS11)。
なお、水処理施設制御部5は、演算部4によって演算されたBODなどの水質パラメータと、測定データ取込み部1からリアルタイムで供給されるBOD以外のパラメータとに基づいて、水処理施設100内にある曝気装置、散気装置等の運転を制御する。例えば、水処理施設制御部5は、演算部4によって演算された予測値と、不図示の記憶部にあらかじめ記憶された目標値とを読み出す。そして、水処理施設制御部5は、読み出した予測値と目標値とを比較して、予測値が目標値を越えていると判定すると、BOD、COD、大腸菌群数などを管理対象として、曝気装置、散気装置等を駆動して、薬品の投入、攪拌、温度制御などを行う。そして、水処理施設制御部5は、予測値が目標値内であると判定すると、曝気装置、散気装置等の駆動を停止し、又は、薬品の投入量、攪拌速度、温度の制御量等を変更する。これにより、水処理施設100の水質をリアルタイムで調整することができ、高精度な水質管理を行うことができる。
また、本実施例では、相関関係があるSS又はCODを用いてBODを推定したが、これに限定されず、例えば、CODの測定データがリアルタイムで得られない場合に、SSのパラメータからCODを推測しても良く、どのパラメータを用いてどのパラメータを予測するかについては任意に設定できるものとする。また、本実施例では、シミュレーション3の制御内容を示すステップS1が、「モニタリング手段」の処理に相当し、ステップS2及び3が、「分析手段」の処理に相当し、ステップS4が、「最適パラメータ判定手段」の処理に相当し、ステップS5〜11が「予測手段」の処理に相当する。
以上のように構成された水処理施設における流入水水質の統計的予測装置10によれば、シミュレータ3において、被測定水を一定期間モニタリングすることによりBODを含む複数種の測定データを収集して(ステップS1)、BODとBOD以外の測定データとの相関関係を分析し(ステップS2及び3)、その分析結果から、BODに対して最大の相関関係を有する測定データを最適パラメータとして選択した後(ステップS4)、この最適パラメータに基づき、被測定水のBODを予測する回帰モデルを設定し、この回帰モデルに基づきBODの予測値を演算する(ステップS5〜11)ようにしたので、従来のようにBODの検査結果を得るために数日の日数を費やすことがなく、計算によりリアルタイムで被処理水のBODを検出することが可能となる。また、上記流入水水質の統計的予測装置10では、季節毎にグループ化した複数の回帰モデル(冬グループ、春夏グループ、秋グループの回帰モデル)を用いることにより、季節に応じたの測定データの変動にも柔軟に対応することができ、正確なBODを予測することが可能となる効果が得られる。
また、図1におけるシミュレータ3、演算部4、水処理施設演算部5の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、各種水質パラメータのシミュレーション、予測値の演算又は水処理施設の制御などを行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
本発明は下水処理場、浄水場、産業排水処理設備等の水処理施設にて利用される水質パラメータ統計的予測方法及びその装置に関する。
水処理施設における流入水水質の統計的予測装置10の概略図 シミュレータ3の処理内容を示すフローチャート 水質及び気象パラメータの相関解析の結果を示す表 BODに対する単回帰分析の結果を示す表 BODとSSとの相関関係を示す散布図及び回帰直線を示す図 BODとCODとの相関関係を示す散布図及び回帰直線を示す図 誤差範囲外の測定データを除いて再計算したBODに対する単回帰分析の結果を示す表 BODの回帰推定値と実測値との相関プロットを示す図 BODの回帰推定値と実測値との誤差を示す表 主成分分析の結果を示す図 主成分分析の結果を季節モデル毎に分類した図 各季節モデル毎の散布図及び回帰直線を示す図 春夏モデルのSSに対するBODの散布図と回帰直線を示す図 通年モデルと季節モデルとに別けて計算したBODの演算値を示す図 通年モデルを使用した場合のBODの予測値を示す図 季節モデルを使用した場合のBODの予測値を示す図
符号の説明
1 測定データ取込み部
2 水質モニタリングデータ記憶部
3 シミュレータ
4 演算部
5 水処理施設制御部
10 統計的予測装置
100 水処理施設

Claims (6)

  1. 水処理施設における流入水水質の統計的予測装置の水処理施設における流入水水質の統計的予測方法であって、
    前記水処理施設における流入水水質の統計的予測装置のモニタリング手段が、被測定水をモニタリングして生成された測定データであって、リアルタイムで検出できない第1の測定データとリアルタイムで検出可能な複数の第2の測定データとの入力を受け付け、
    記憶手段が、前記モニタリング手段に入力された第1の測定データと第2の測定データとを記憶し、
    パラメータ判定手段が、前記記憶手段に記憶された第1の測定データと第2の測定データとを読み出し、読み出した第1の測定データと第2の測定データとの相関関係を分析し、その分析結果から、第1の測定データに対して最大の相関関係を有する第2の測定データの1つ又は複数を最適パラメータとして選択し、
    予測手段が、前記パラメータ判定手段で選択された最適パラメータと前記第1の測定データとの相関関係に基づき、被測定水における第1の測定データを予測する回帰モデルを設定し、この回帰モデルに基づき前記第1の測定データの予測値を演算する
    ことを特徴とする水処理施設における流入水水質の統計的予測方法。
  2. 前記回帰モデルとして、期間毎にモニタリングした最適パラメータに基づき、季節毎に複数の季節モデルが設定されることを特徴とする請求項1に記載の水処理施設における流入水水質の統計的予測方法。
  3. 前記最適パラメータは、前記第2の測定データの中から任意に設定可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の水処理施設における流入水水質の統計的予測方法。
  4. 被測定水をモニタリングして生成された測定データであって、リアルタイムで検出できない第1の測定データとリアルタイムで検出可能な複数の第2の測定データとの入力を受け付けるモニタリング手段と、
    前記モニタリング手段に入力された第1の測定データと第2の測定データとを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された第1の測定データと第2の測定データとを読み出し、読み出した第1の測定データと第2の測定データとの相関関係を分析し、その分析結果から、第1の測定データに対して最大の相関関係を有する第2の測定データの1つ又は複数を最適パラメータとして選択するパラメータ判定手段と、
    前記パラメータ判定手段によって選択された最適パラメータと前記第1の測定データとの相関関係に基づき、被測定水における第1の測定データを予測する回帰モデルを設定し、この回帰モデルに基づき前記第1の測定データの予測値を演算する予測手段と
    を有することを特徴とする水処理施設における流入水水質の統計的予測装置。
  5. 前記予測手段は、回帰モデルとして、期間毎にモニタリングした最適パラメータに基づき、季節毎に複数の季節モデルを設定することを特徴とする請求項4に記載の水処理施設における流入水水質の統計的予測装置。
  6. 前記最適パラメータは、第2の測定データの中から任意に設定可能とすることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の水処理施設における流入水水質の統計的予測装置。

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