JPH11338312A - 像形成体の駆動装置及び画像形成装置 - Google Patents

像形成体の駆動装置及び画像形成装置

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JPH11338312A
JPH11338312A JP10149300A JP14930098A JPH11338312A JP H11338312 A JPH11338312 A JP H11338312A JP 10149300 A JP10149300 A JP 10149300A JP 14930098 A JP14930098 A JP 14930098A JP H11338312 A JPH11338312 A JP H11338312A
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image forming
forming body
drive
driving
fixed
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JP10149300A
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Inventor
Toru Makino
徹 牧野
Yoshihiko O
兆彦 王
Naoto Tokutake
直人 徳武
Satoshi Hamaya
聡 濱谷
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量、コンパクト、低コストで、外乱等によ
る影響を受けにくく、伝達関数のゲインを低下し高精度
な駆動を達成する感光体ドラムの駆動装置の提供。 【解決手段】 駆動歯車34の側面と感光体ドラム10
のフランジ101の側面との間に駆動歯車34に固定さ
れた剛体の突起352と、フランジ101の端面に固定
された弾性部材351で、前記突起352と当接するこ
とにより駆動歯車34に伝達された回転駆動力をフラン
ジ101に伝達する梁部351Aと、フランジ101の
端面に固定され、かつ梁部351Aと突起352の当接
で生じる梁部351Aの弾性的な挙動に作用する粘弾性
体353とを有した駆動伝達部35を設けると共に、フ
ランジ102とカートリッジ10Aの側板102Aとの
間には片面が摺動性の良い材料で構成された粘弾性部材
からなる摺動部材110を圧縮状態で固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光体を駆動回転
させる像形成体の駆動装置、及びデジタル方式によって
回転する感光体上に像形成を行う画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式による複写機やプリンタ等
では、像形成体として回転する円筒状の感光体の表面
や、ベルト状の感光体を走行させその表面に静電潜像を
形成し、形成した静電潜像にトナーを付着させて現像
し、このトナー画像を記録紙上に転写,定着して画像を
得るようにしている。
【0003】そして、一様の速度をもって回転すべき像
形成体である感光体に速度の変動(回転ムラ)が生じる
とスモールピッチバンディングの現象が生じ、出力され
た画像にジッタや画像ムラが生じる。このことは、感光
体への書き込みを半導体レーザの走査によって行わせる
デジタル方式の電子写真技術においては特に顕著に現
れ、感光体の回転の速度変動が書き込み系の副走査方向
の速度変動となり書き込みラインの間隔に微妙なずれを
生じさせて画像品質を著しく低下させる原因となる。
【0004】一様の回転速度をもって回転すべき像形成
体駆動の精度向上のための技術に関しては多くの提案が
あるが、大きくは次の2つの流れがみられる。
【0005】1つは駆動系にフライホイールを組み込む
もので、従来フライホイールの着脱を容易化したもの
が、特開平7−281500号、同8−202205号
明細書に見られる。また、像形成体内にフライホイール
を設けるものとして、特開平6−130872号、同6
−130874号、同7−302025号、同8−20
2206号明細書などにみられる。更に、像形成体の周
波数特性を検知し、加振周波数との関連で、フライホイ
ールの慣性モーメントを適正化するものが、特開平8−
63041号、同8−115041号、同8−2209
66号明細書にみられる。
【0006】また、もう一つの大きな流れとして、像形
成体駆動系の途中に弾性部材を組み込んだ歯車やタイミ
ングベルト・プーリーを用いることにより、駆動伝達系
の回転方向振動を吸収するというものである。具体的に
は、特開平6−249321号、同6−294453
号、同7−325445号、同7−325446号、同
8−54047号明細書などがあげられる。
【0007】このように、従来技術の中ではフライホイ
ールの使用が像形成体の駆動精度向上のための最も有効
な技術手段であったが、装置が大型化することと、回転
の立ち上がり時に大きなトルクを必要とすることが原理
的な問題がある。また、フライホイールそのものが回転
の運動エネルギーにより回転振動を低減するものである
ため、像形成体を低速度で回転する場合には、効果が認
められるためには像形成体に比して大きな径のフライホ
イールを採用する必要がある。従って、装置の大型化を
避けるため、像形成体内にフライホイールを設ける場合
にも機能的な限界を認めざるを得なかった。
【0008】近年になって像形成体の駆動系の固有振動
数を求め、加振周波数との関係を考慮しながら駆動系を
設計するということと、固有振動数を中心とする回転系
の周波数応答を求め慣性量の設計により周波数特性の形
状すなわち伝達関数の形状を変化させ、このピーク位置
を変更し、駆動系を最適化するという考え方が一般化し
てきた。この場合の最大の問題点は、一つの像形成体駆
動系では固有振動数を低周波数領域へ移動させることを
考えると必然的にフライホイールの径を大きくするかそ
の重量を大きくすることになる。これは、すなわち、基
本周波数の固有振動数fが
【0009】
【数1】
【0010】であらわされるとすると、慣性モーメント
Iを大きくすることにより、固有振動数fの値を小さく
することに相当する。
【0011】一方で、駆動系の途中に弾性部材を設ける
ことによって駆動精度の向上をはかることは、駆動系で
発生する回転方向の振動成分を弾性部材内で熱に変換
し、散逸させるものである。ここには駆動系の周波数特
性や伝達関数といった概念が入っていないので、発生す
る振動の加振周波数や駆動系の構成によりその効果が予
測できず、効果のレベルもまちまちであった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、デジタ
ル方式の画像形成装置の開発では、性能が向上するにつ
れ、レーザによる書き込みによる1ドットラインの再現
性が厳密に求められ、駆動系に要求される精度も急速に
厳しいものになった。ここで要求される精度は、レーザ
による書き込みの副走査方向の均一性が視覚系の可視感
度との関係で保証されるレベルであり、記録密度が60
0dpiから2400dpiといった高密度記録化に伴
って、スモールピッチバンディングが人間に認識できな
い高レベルを満足する高精度の回転ムラのない像形成体
の駆動が要求される。
【0013】この為、従来技術の範囲においては、像形
成体の駆動の高精度化には高精度歯車や、駆動の専用
化、大型のフライホイールの採用などが一般に行われて
いる。しかしフライホイールの採用は既に述べたように
重量や装置が大きくなることは避けられない。さらに電
子写真方式のプリンターを提供する為にも、軽量、コン
パクト、低コストで高精度な駆動を構成するという要求
の為に、歯車駆動力を弾性部材を介して感光体ドラム等
の回転体に伝達する構造等が提案されている。ところが
この技術においては、弾性部材のみでは、固有振動数以
上の速度ムラ低減効果は大きいが、共振領域のゲインが
大きくなり、共振領域近傍の速度ムラや、負荷変動の影
響を大きく受け、バンディングが悪化する問題があっ
た。
【0014】本発明は、それらの問題を解決する新しい
構造により、軽量、コンパクト、低コストで、外乱等に
よる影響を受けにくく、高精度な駆動が達成することに
より、高画質の画像出力を可能とする像形成体の駆動装
置、及び画像形成装置の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的とする像形成
体の駆動装置は、駆動歯車の側面と、像形成体又は像形
成体と直結した慣性部材の側面との間で、一方の側面に
は円柱状の駆動連結部材を設け、他方の側面には前記駆
動連結部材が当接し、樹脂の梁状部分が弾性的に変形す
る弾性部材と、前記樹脂の梁状部分に前記駆動連結部材
の当接点とは反対側に一定面積で面状に当接する粘弾性
部材とを設け、両側面の間で駆動力の伝達を行うと共
に、一方の側面には固定し、他方の面には接触して粘弾
性的に係合する粘弾性部材を設けたことを特徴とする像
形成体の駆動装置(請求項1の発明)及び、駆動歯車の
側面と、像形成体又は像形成体と直結した慣性部材の側
面との間で、一方の側面には円柱状の駆動連結部材を設
け、他方の側面には前記駆動連結部材が当接し、樹脂の
梁状部分が弾性的に変形する弾性部材と、前記樹脂の梁
状部分に前記駆動連結部材の当接点とは反対側に一定面
積で面状に当接する粘弾性部材とを設け、両側面の間で
駆動力の伝達を行うと共に、像形成体又は像形成体と直
結した慣性部材の側面と、像形成体を保持するカートリ
ッジの内側面との間には、片面が摺動性の良い材料で構
成された粘弾性部材が一方の側面に圧縮状態で固定され
ていることを特徴とする像形成体の駆動装置(請求項2
の発明)により達成される。
【0016】上記の目的とする画像形成装置は、カート
リッジ内には像形成を行うドラム状の像形成体と、前記
像形成体を駆動回転する駆動歯車が同軸上に支持されて
いて、前記駆動歯車の側面と、像形成体又は像形成体と
直結した慣性部材の側面との間で、一方の側面には円柱
状の駆動連結部材を設け、他方の側面には前記駆動連結
部材が当接し、樹脂の梁状部分が弾性的に変形する弾性
部材と、前記樹脂の梁状部分に前記駆動連結部材の当接
点とは反対側に一定面積で面状に当接する粘弾性部材と
を設け、両側面の間で駆動力の伝達を行うと共に、一方
の側面には固定し、他方の面には接触して粘弾性的に係
合する粘弾性部材を設け、像形成体又は像形成体と直結
した慣性部材の側面と、前記カートリッジの内側面との
間には、片面が摺動性の良い材料で構成された粘弾性部
材が一方の側面に圧縮状態で固定されていることを特徴
とする画像形成装置(請求項4の発明)により達成され
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下説明する本発明の像形成体の
駆動装置及びかかる駆動装置を設けた画像形成装置の従
来技術との最大の相違点は次の2点である。
【0018】1 本発明は、フライホイールにより周波
数特性における伝達関数の形を変更するものとは原理的
に異なり、フライホイールを用いることなく、きわめて
簡単な構成で周波数特性のコントロールを可能にするも
のである。すなわち、これまでの技術が慣性モーメント
Iを変化させ固有振動数fを変更していた(図11
(a)参照)ものに対し、駆動系の実質的な駆動系のね
じり剛性Kを変化させ、周波数特性のコントロールを可
能にするものである。
【0019】2 本発明は、周波数特性のピーク位置の
変更により周波数特性をコントロールするだけでなく、
周波数特性の大きさすなわち伝達関数のゲインの大きさ
を自由に低減することが可能である。これは、伝達関数
のピークを平行移動するだけでなく、大きさ方向にも移
動させ伝達関数の高さを低くすることに相当する(図1
1(b)参照)。
【0020】これにより、対応する周波数領域にある回
転方向の振動の絶対値が著しく低減する効果を持つもの
である。
【0021】次に、本発明にかかる像形成体の駆動装置
が適用されるカラー画像形成装置の構成とその作用を図
1の断面構成図によって説明する。
【0022】このカラー画像形成装置は、像形成体であ
る感光体ドラム上に順次形成される各色トナー像を重ね
合わせたのち、転写部で記録紙上に1回で転写してカラ
ー画像を形成し、その後、分離手段により像担持体面か
ら剥離する方式のカラー画像形成装置である。
【0023】図1において、10は直径120mmの円
筒状をなす感光体ドラムで、OPC感光体(有機感光
体)をドラム基体上に塗布形成したもので、接地されて
図示の時計方向に線速100mm/secで駆動回転さ
れる。11はスコロトロン帯電器で、感光体ドラム10
周面に対し高電位VHの一様な帯電をグリッド電位VG
電位保持されたグリッドとコロナ放電ワイヤによるコロ
ナ放電によって与えられる。このスコロトロン帯電器1
1による帯電に先だって、前プリントまでの感光体の履
歴をなくすために発光ダイオード等を用いた帯電前除電
器(PCL)12による露光を行って感光体周面の除電
をしておく。
【0024】感光体ドラム10への一様帯電ののち、像
露光手段13により画像信号に基づいた像露光が行われ
る。像露光手段13は図示しないレーザーダイオードを
発光光源とし回転するポリゴンミラー、fθレンズ、シ
リンドリカルレンズを経て反射ミラーにより光路を曲げ
られ走査がなされるもので、感光体ドラム10の回転に
よって潜像が形成される。本実施例では文字部に対して
露光を行い、露光部電位VLの方が帯電電位VHよりも低
電位となるような反転潜像を形成する。
【0025】感光体ドラム10の周縁には、イエロー
(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒色(K)等
のトナーとキャリアとから成る二成分現像剤をそれぞれ
内蔵した現像器14Y,14M,14C,14Kから成
る現像装置14が設けられている。
【0026】先ず1色目のイエローの現像が、マグネッ
トを内蔵し現像剤を保持して回転する現像スリーブ14
1によって行われる。現像剤はフェライトをコアとして
そのまわりに絶縁性樹脂をコーティングしたキャリア
と、ポリエステルを主材料として色に応じた顔料と荷電
制御剤、シリカ、酸化チタン等を加えたトナーとからな
るもので、現像剤は後述する現像剤層形成手段によって
現像スリーブ141上に100〜600μmの現像剤層
厚に規制されて現像領域へと搬送される。
【0027】現像領域における現像スリーブ141と感
光体ドラム10との間隙は現像剤層厚よりも大きい0.
2〜1.0mmとして、この間にACバイアスVACとD
CバイアスVDCが重畳して印加される。DCバイアスV
DCと感光体帯電電位VH、トナーの帯電は同極性である
ため、ACバイアスVACによってキャリアから離脱する
きっかけを与えられたトナーは、正帯電時にはDCバイ
アスVDCより電位の高い感光体帯電電位VHの部分には
付着せず、DCバイアスVDCより電位の低い露光部電位
L部分に付着し顕像化(反転現像)が行われる。
【0028】1色目の顕像化が終った後、2色目のマゼ
ンタの画像形成行程に入り、再びスコロトロン帯電器1
1による一様帯電が行われ、2色目の画像データによる
潜像が像露光手段13によって形成される。このとき1
色目の画像形成行程で行われたPCL12による除電
は、1色目の画像部に付着したトナーがまわりの電位の
急激な低下により飛び散るため行わない。
【0029】再び感光体ドラム10周面の全面に亘って
感光体帯電電位VHに帯電された感光体のうち、1色目
の画像のない部分に対しては1色目と同様の潜像がつく
られ現像が行われるが、1色目の画像がある部分に対し
再び現像を行う部分では、1色目の付着したトナーによ
り遮光とトナー自身のもつ電荷の影響によって、1色目
の露光部電位VLよりも若干高い電位VMの潜像が形成さ
れ、DCバイアスVDCと電位VMの電位差に応じた現像
が行われる。
【0030】3色目のシアン、4色目の黒色についても
2色目のマゼンタと同様の画像形成行程が行われ、感光
体ドラム10周面上には4色の顕像が形成される。
【0031】上記各現像器14Y,14M,14C,1
4Kに新規の各色トナーを制御して補給するトナー供給
装置は、着脱可能な複数のトナーカートリッジ15
(Y,M,C,K)、トナー貯蔵手段16(Y,M,
C,K)、トナー搬送手段161(Y,M,C,K)か
ら構成されている。
【0032】一方、給紙カセット20より半月ローラ2
1を介して搬出された一枚の転写材(転写紙等)Pは、
中間給紙ローラ対22A,22Bを経て、レジストセン
サ位置近傍で一旦停止し、転写のタイミングの整った時
点で、給紙部のレジストローラ対23の回転作動により
転写域へと給紙される。
【0033】転写域においては転写のタイミングに同期
して感光体ドラム10の周面にトナー像を転写するため
の電圧を印加する転写手段17が圧接され、給紙された
転写材Pを挟着して多色像が一括して転写される。
【0034】次いで、転写材Pは鋸歯電極等の分離手段
18によって除電され、感光体ドラム10の周面より分
離して定着装置24に搬送され、熱ローラ(上ローラ)
241と圧着ローラ(下ローラ)242の加熱、加圧に
よってトナーを溶着したのち、排紙ローラ対25A,2
5B,25Cを経て装置外部の排紙トレイ26上に排出
される。なお、転写手段17は転写材Pの通過後感光体
ドラム10の周面より退避離間して、次なるトナー像の
形成に備える。
【0035】一方、転写材Pを分離した感光体ドラム1
0は、クリーニング装置19のブレード191の圧接に
より残留トナーを除去・清掃され、再びPCL12によ
る除電とスコロトロン帯電器11による帯電を受けて次
なる画像形成のプロセスに入る。なお、ブレード191
は感光体面のクリーニング後、直ちに移動して感光体ド
ラム10の周面より退避する。ブレード191によって
クリーニング装置19内に掻き落された廃棄トナーは、
スクリュー192により排出されたのち、図示しない廃
トナー回収容器内へ貯留される。
【0036】感光体ドラム10を中心としてクリーニン
グ装置19、スコロトロン帯電器11は感光体カートリ
ッジ10A内に取り付けられている。また複数の現像器
14を収める現像ユニットは操作側面の近くに位置して
いるので、簡単な操作によって装置の前面に引き出せる
構造とすることが可能であり、さらに装置本体の上部を
開放できるようにすることにより感光体カートリッジ1
0Aを装置外部に取り出すことも可能である。
【0037】図2は感光体カートリッジ10Aの断面図
を示したもので、感光体ドラム10は駆動機構30によ
ってドラム軸100を回動軸として駆動回転する。駆動
機構30は装置本体側に設けたパルスモータ等の駆動用
モータ(駆動源)M1とそれに連結した歯車列31〜3
3から成っている。歯車列31〜33の最終歯車33
は、感光体ドラム10と同軸上に回転可能に設けた、感
光体ドラム10と近似したピッチ円をもつ駆動歯車(駆
動伝達部材)34と噛み合っている。
【0038】本発明の像形成体の駆動装置は、駆動歯車
34から感光体ドラム10への回転伝達に当たって負荷
変動や駆動系の速度ムラによる影響を極く小さくするこ
とに成功したもので、2つの実施形態について説明す
る。
【0039】(実施形態1)図3は本発明の第1の実施
形態を示すカートリッジ部の側断面図である。断面がコ
の字状をしたカートリッジ10Aの両側板101A、1
02Aの間に、ドラム軸100が固定して支持されてい
る。駆動歯車34は例えばオイルレスベアリング341
を介してドラム軸100に嵌合している。また感光体ド
ラム10の両側面をなすフランジ101、102はそれ
ぞれベアリング103を介してドラム軸100に嵌合し
ている。なお、本実施形態においてはドラム軸100を
固定しているが、ドラム軸100はカートリッジ10A
の両側板101A、102Aに回動可能に支持されて、
感光体ドラム10をドラム軸100に対して固定する構
成であっても差し支えない。
【0040】本実施形態においては、駆動歯車34の側
面と感光体ドラム10のフランジ101との間に駆動伝
達部35を設けて負荷変動や駆動系の速度ムラによる影
響を抑制すると共に、感光体ドラム10の反対側のフラ
ンジ102の側面とカートリッジ10Aの側板102A
の内壁面との間に摺動部材110を設けてスラスト荷重
の安定化をはかっているので、これについて詳しく説明
する。
【0041】本実施形態においては、フランジ101の
側面と駆動歯車34の側面とは所定の間隔、本実施形態
においては約10mmの間隔をもって位置していて、そ
の間に設けられた駆動伝達部35によって駆動用モータ
31の駆動力は感光体ドラム10に伝達される。
【0042】図4(a)は、駆動伝達部35の一実施形
態の構造を示す分解斜視図である。駆動歯車34と感光
体ドラム10のフランジ101との間で駆動伝達を行う
駆動伝達部35には、梁部351Aを有した梁状弾性体
351が駆動歯車34の端面に設けられ、梁部351A
が駆動歯車34のほぼ半径方向となる位置関係に固設さ
れていて、フランジ101の端面には棒状で剛体の駆動
連結突起352が固設されている。そして組み立てられ
た状態においては、図4(b)に示すように駆動連結突
起352は梁状弾性体351の梁部351Aのほぼ中央
位置に当接し、駆動歯車34の回転に伴って駆動連結突
起352は梁部351Aを介して矢示方向に押され、感
光体ドラム10への駆動伝達がなされる。
【0043】本実施形態の駆動伝達部35では、梁部3
51Aの駆動連結突起352の当接点とは反対側に一定
の圧縮率で変形しながら面接触する粘弾性体353が設
けられている。本発明は弾性的な変形挙動によって像形
成体と駆動源から成る駆動系の固有振動数を決定する第
1の弾性部材(梁部351A)と、第1の弾性部材の弾
性的な挙動に作用し、その減衰特性を増加させる第2の
弾性部材(粘弾性体353)とを駆動伝達部に有するも
ので、以下これに関して詳しく説明する。
【0044】本実施形態の梁状弾性体351はポリアセ
タール(POM)を材料とする樹脂成型部材であって、
例えば3本のネジによって駆動歯車34に強固に固定さ
れている。梁部351Aは、厚さ1.8mm、長さ35
mmの両端固定の両持梁であって、これにより固有振動
数が決定する。梁状弾性体351の材料としては、上記
以外にABS樹脂(ABS)、SUS合金、亜鉛メッキ
綱板(SECC−C−20/20)、アルミ合金等弾性
特性を有した工業用樹脂材や金属材を選択的に用いるこ
とができる。また実施形態においては両持梁の形態をな
しているが図4(c)に示すような片持梁の形態をなし
ていても差し支えない。
【0045】本実施形態の粘弾性体353には、クロロ
プレンゴム(CR)、エチレンプロピレンゴム(EPD
M)、シリコンゲル、オイル含浸多孔質ゴム、ブチルゴ
ム、熱可塑性エラストマー、熱可塑性樹脂に高い振動吸
収性能を付加した高機能材料が用いられる。該粘弾性体
353はJISゴム硬度が20度ないし100度、好ま
しくは40度ないし80度の間にある弾性体で、弾性体
内での内部摩擦の大きさを表す力学的損失係数tanδ
が0.3以上、好ましくは0.5以上3以下の粘弾性体
が用いられる。こような特性を有した粘弾性体353は
図4(b)に示すように圧縮率1%から15%の予め圧
縮された状態で、梁部351Aの駆動連結突起352の
当接点とは反対側に一定面積で面接触している。
【0046】かかる構成によって、粘弾性体353は極
めて効果的に減衰係数を支配的に自在にコントロールす
ることができる。なお本実施形態においては図4(b)
に示すように粘弾性体353は、梁部351Aの駆動連
結突起352と当接する側と反対側で当接しているが、
図5(a)に示すように粘弾性体353は梁部351A
の駆動連結突起352と当接する側と同じ側で当接する
ような構成であってもよい。更にまた図5(b)に示す
ように粘弾性体353は梁部351Aの駆動連結突起3
52と当接する側の側面で当接するような構成であって
もよい。粘弾性体353の梁部351Aと当接する位置
は1ヶ所に限定されるものではなく、例えば図5(c)
で示すように粘弾性体353の梁部351Aとの当接位
置は駆動連結突起352と当接する側と同じ側と反対側
との両方に当接する構成であってもよい。
【0047】粘弾性体353は1%から15%の間の予
め圧縮された状態で梁部351Aに当接するが、図5
(d)に示すように梁状弾性体351とは別体に梁部3
51Aとの間隔を微調可能とする押圧部材354を設
け、その間に挿入された粘弾性体353の最適とする圧
縮率を求めてセットする構成であってもよい。
【0048】また以上説明した実施形態の駆動伝達部3
5は、駆動歯車34の端面に梁状弾性体351を固設
し、またフランジ101の端面には駆動連結突起352
を固設し、梁状弾性体351の梁部351Aと駆動連結
突起352とを当接させ、駆動歯車34の駆動回転を梁
部351Aを介して駆動連結突起352に伝達する構成
(図4参照)であったが、これとは全く逆の構成とする
ことによっても全く同一の効果を得ることができる。図
6はこの実施形態の駆動伝達部35′の構造を示したも
ので、図6(a)の分解斜視図で示すように、梁部35
1A′を有した梁状弾性体351′はフランジ101′
の端面に設けられ、梁部351A′がフランジ101′
のほぼ半径方向となる位置関係に固設されている。そし
て梁部351A′には粘弾性体353′が当接した形で
設けられている。また駆動歯車34′の端面には棒状で
剛体の駆動連結突起352′が固設されていて、組立ら
れた状態では図6(b)に示すように駆動連結突起35
2′は梁部351A′のほぼ中央位置に当接し、駆動歯
車34′の回転に伴って駆動連結突起352′は梁部3
51A′を矢示方向に押して感光体ドラム10への駆動
伝達が行われる。
【0049】本発明者らは慣性モーメント27000g
cm2の感光体ドラム10について、ゴム硬度61度の
CRゴムを材料とする粘弾性体353を用い、圧縮率1
0%をもって梁部351Aの裏面側に当接するよう構成
し、固有振動数が25Hzの梁部351Aに対して粘弾
性体353を当接することにより固有振動数を、15H
zとし、伝達係数のゲインの低減を可能とし、速度ムラ
を低減することとなる。
【0050】以上説明した駆動伝達部35を、駆動歯車
34と感光体ドラム10又は感光体ドラム10と一体的
に接続する慣性部材との間に設けることにより、第1の
弾性部材(梁部)によって回転体のねじりの固有振動数
を支配的に第2の弾性部材(粘弾性体)で減衰係数を支
配的に自在にコントロールすることが出来、設計の自由
度が格段に向上する。回転体駆動系の固有振動数と減衰
係数を自由に設定できるということは、具体的な効果と
して、固有振動数よりも高周波の領域においては、伝達
関数のゲインが本来低下する領域にあることにより、速
度ムラが低減し、また、減衰部材の効果で、伝達関数の
ゲインそのものが低減するという効果により、固有振動
数近傍の共振レベルが低くなるという効果として現れ、
全体として回転体駆動に関わる速度ムラが効率よく低減
し、回転体駆動精度が著しく向上するという効果を得る
ことができる。
【0051】この結果、共振領域近傍の速度ムラ、画像
形成装置にあっては現像駆動部からの振動、或いは接離
を行うクリーニングブレード、転写ローラ、転写材の転
写領域への進入等の負荷変動等の外乱に対して強い、安
定した駆動系が得られる。
【0052】図7は、摺動部材110の一実施形態を示
す分解斜視図である。感光体ドラム10のフランジ10
2の側面とカートリッジ10Aの側板102Aの内壁面
との間に、片面に固定された形で表面が摺動性の良い材
料で構成された粘弾性部材を設けたもので、摺動部材1
10はフランジ102の側面と側板102Aの内壁面と
の間で常時圧縮された状態でスラスト荷重を受ける機能
を有している。摺動部材110に用いる粘弾性部材とし
ては発泡状のEPDM、シリコンゲル、オイル含浸多孔
質ゴム、ブチルゴム、熱可塑性エラストマー、熱可塑性
樹脂に高い振動吸収性能を負荷した高機能材料が用いら
れ、粘弾性部材の表面の摺動面に該当する部分には摺動
性の良いテフロンやPETフィルムが粘弾性部材に貼付
いた形で用いられている。本実施形態においては、厚さ
3mmでφ40mm程度のリング状の粘弾性部材を両面
接着テープを用いて側面102Aに貼付け、700gf
のスラスト荷重を受けて約1.5mmに圧縮した形で使
用している。
【0053】本発明者らの検討によれば、摺動部材11
0にかかる粘弾性部材を用い、圧縮された状態で使用す
ることによりスラスト荷重は安定し画像記録を行う際の
走査方向の画像上に認められる振動は皆無の状態とな
り、先に述べた駆動伝達部35の効果が更に向上してい
ることが認められた。
【0054】(実施形態2)図8は本発明の第2の実施
形態を示すカートリッジ部の側断面図である。本実施形
態は、先に説明した第1の実施形態に加えて、駆動歯車
34の側面と感光体ドラム10のフランジ101の側面
との間に駆動伝達付加部材36を設けたものである。以
下、第1の実施形態と相異した箇所についてのみ説明を
行う。
【0055】本実施形態においては、駆動歯車34の側
面又はフランジ101の側面に複数の駆動伝達付加部材
36を固設し、固設した駆動伝達付加部材36の固設し
た面とは反対面をフランジ101の側面又は駆動歯車3
4の側面に当接するようにしている。図9はフランジ1
01の側面に駆動伝達付加部材36を固設した状態の一
例を示す平面図である。
【0056】駆動伝達付加部材36は例えばサイコロ形
状又は円柱状をした粘弾性部材であって、複数個の駆動
伝達付加部材36はフランジ101の側面の同一円周上
に等間隔に固定されている。駆動伝達付加部材36の粘
弾性部材としてはEPDM、シリコンゲル、オイル含浸
多孔質ゴム、ブチルゴム、熱可塑性エラストマー、熱可
塑性樹脂に高い振動吸収性能を付加した高機能材料が用
いられ、等間隔に3個のサイコロ状の駆動伝達付加部材
36を固設している。本実施形態においては、駆動歯車
34の側面とフランジ101の側面との間隔は可変とな
っていて、700gfのスラスト方向の力を受けて駆動
伝達付加部材36の上面が駆動歯車34の側面に当接す
る構成となっている。かかる構成とすることにより定常
速度ムラ、負荷変動時の速度ムラともに改善が認められ
た。
【0057】なお上記の駆動歯車34から感光体ドラム
10への動力伝達に当たって、次の2項目が特に良質の
動力伝達を行うのに有効である。
【0058】駆動歯車34の穴径とドラム軸100の
径dとの間のはめ合いのクリアランスcは50μm以下
であることが必要で、クリアランスcが50μm以上の
場合には、駆動歯車34の倒れやガタツキの影響があら
われて、例えば転写材の転写領域への進入時等の負荷変
動時には速度ムラが現れるようになる。多くの実験結果
としては、はめ合いのクリアランスcは35μm以下
で、すきま比(c/d)は0.002以下であることが
望ましい。
【0059】駆動歯車34は型成形した樹脂部材が用
いられる。型成形の際はユビキ(固化時の収縮)の関係
から一様の薄肉形状とすることが好ましく、リブ等を設
けて強度的な補強を行うことがなされている。しかし本
発明者らの検討によれば、かかる駆動歯車に補強用の放
射状のリブを設けることは好ましくない。リブ部分の近
くの歯車ピッチとリブ以外の箇所の歯車ピッチとの間で
微妙な差異が生じ、速度ムラの原因となるからである。
図10に示す駆動歯車34の断面図はこの問題への対応
を示したもので、例えばSUS材等の金属円板342を
リベットや小ネジ等を用いて歯車の薄肉状態にある平面
部に固定して補強している。リブに代えて金属円板34
2を設けることにより前記の速度ムラを解消することが
できる。なお金属円板342を省略すると、側面にスラ
スト負荷がかかる駆動歯車34では薄肉の平面部からは
駆動伝達時に固有振動が生じこれによる影響が認められ
るようになる。
【0060】(比較検討)既に本発明による優れた効果
は図11によって説明した。更に実施形態1と実施形態
2との比較検討を行ったが、これを図示したのが図12
である。図12(a)は感光体駆動系の伝達関数を示す
グラフで、横軸に周波数(Hz)、縦軸に伝達関数のゲ
インをとって示している。また図12(b)は負荷変動
時の速度ムラの比較を示すグラフである。
【0061】実施形態(T1によって示す)に対して、
実施形態2では駆動伝達付加部材36の条件を変更した
2種のテストを行っている。T2Aで示したのは駆動伝
達付加部材36として15×15×10(mm)の粘弾
性部材を3個取付けて行ったテスト結果であり、T2B
で示したのは駆動伝達付加部材36として10×10×
10(mm)の粘弾性部材を3個取付けて行ったテスト
結果である。T2Aにおいては負荷変動時の速度ムラは
T1に対して約1/2に減少するが伝達関数の高周波ゲ
インが高くなり、速度ムラは逆に大きくなる。しかし、
T2Bにおいては負荷変動時の速度ムラはT2Aより若
干大きくなるが、画像上ほぼ問題ないレベルで、なおか
つ伝達関数において、加振周波数、のゲインがT1
に対して大きく減少し、加振周波数、においては若
干増加するが、画像上問題ないレベルである。
【0062】上記のテスト結果から明らかなことは、T
1において従来の駆動伝達とは格段の効果が得られる
が、画像形成装置における加振周波数を測定把握し、こ
れに対応した駆動伝達付加部材36を設けることによ
り、更に定常速度ムラ、負荷変動時の速度ムラ共に改善
され、画像品質がより向上するよう構成することが可能
となった。
【0063】
【発明の効果】本発明(請求項1〜6)により、負荷変
動や、駆動系の速度ムラによる影響を極小さく出来るた
め、回転体や画像を形成する感光体ドラムにあっては常
に高精度かつ安定した回転が得られる。
【0064】その結果、画像形成装置にあっては、感光
体の速度ムラに起因する主要な画像トラブルであるスモ
ールピッチ・バンディングを著しく低減させ、これを人
間に認識できないレベルとし、高画質の画像を安定して
提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施形態を示す断面
構成図。
【図2】感光体カートリッジの断面図。
【図3】第1の実施形態を示すカートリッジ部の側断面
図。
【図4】駆動伝達部の一実施形態を示す分解斜視図。
【図5】駆動伝達部における粘弾性体の設置例を示す説
明図。
【図6】駆動伝達部の他の実施形態を示す説明図。
【図7】摺動部材の一実施形態を示す分解斜視図。
【図8】第2の実施形態のカートリッジ部の側断面図。
【図9】第2の実施形態のフランジの平面図。
【図10】駆動歯車の断面図。
【図11】周波数特性のコントロールに関する説明図。
【図12】本実施形態における比較グラフ。
【符号の説明】
10 感光体ドラム 10A (感光体)カートリッジ 30 駆動機構 34 駆動歯車 35 駆動伝達部 36 駆動伝達付加部材 100 ドラム軸 101,102 フランジ 101A,102A 側板 110 摺動部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱谷 聡 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動歯車の側面と、像形成体又は像形成
    体と直結した慣性部材の側面との間で、一方の側面には
    円柱状の駆動連結部材を設け、他方の側面には前記駆動
    連結部材が当接し、樹脂の梁状部分が弾性的に変形する
    弾性部材と、前記樹脂の梁状部分に前記駆動連結部材の
    当接点とは反対側に一定面積で面状に当接する粘弾性部
    材とを設け、両側面の間で駆動力の伝達を行うと共に、
    一方の側面には固定し、他方の面には接触して粘弾性的
    に係合する粘弾性部材を設けたことを特徴とする像形成
    体の駆動装置。
  2. 【請求項2】 駆動歯車の側面と、像形成体又は像形成
    体と直結した慣性部材の側面との間で、一方の側面には
    円柱状の駆動連結部材を設け、他方の側面には前記駆動
    連結部材が当接し、樹脂の梁状部分が弾性的に変形する
    弾性部材と、前記樹脂の梁状部分に前記駆動連結部材の
    当接点とは反対側に一定面積で面状に当接する粘弾性部
    材とを設け、両側面の間で駆動力の伝達を行うと共に、
    像形成体又は像形成体と直結した慣性部材の側面と、像
    形成体を保持するカートリッジの内側面との間には、片
    面が摺動性の良い材料で構成された粘弾性部材が一方の
    側面に圧縮状態で固定されていることを特徴とする像形
    成体の駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記像形成体はカートリッジ内に保持さ
    れていて、像形成体又は像形成体と直結した慣性部材の
    側面と、前記カートリッジの内側面との間には、片面が
    摺動性の良い材料で構成された粘弾性部材が一方の側面
    に圧縮状態で固定されていることを特徴とする請求項1
    に記載の像形成体の駆動装置。
  4. 【請求項4】 カートリッジ内には像形成を行うドラム
    状の像形成体と、前記像形成体を駆動回転する駆動歯車
    が同軸上に支持されていて、前記駆動歯車の側面と、像
    形成体又は像形成体と直結した慣性部材の側面との間
    で、一方の側面には円柱状の駆動連結部材を設け、他方
    の側面には前記駆動連結部材が当接し、樹脂の梁状部分
    が弾性的に変形する弾性部材と、前記樹脂の梁状部分に
    前記駆動連結部材の当接点とは反対側に一定面積で面状
    に当接する粘弾性部材とを設け、両側面の間で駆動力の
    伝達を行うと共に、一方の側面には固定し、他方の面に
    は接触して粘弾性的に係合する粘弾性部材を設け、像形
    成体又は像形成体と直結した慣性部材の側面と、前記カ
    ートリッジの内側面との間には、片面が摺動性の良い材
    料で構成された粘弾性部材が一方の側面に圧縮状態で固
    定されていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動歯車の穴径と前記軸の径のはめ
    合いが50μm以下の構成であることを特徴とする請求
    項4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動歯車の側面には金属の円盤状部
    材が固定されていることを特徴とする請求項4又は5に
    記載の画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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