JP2002357987A - 画像形成装置及びそれに用いるカートリッジ - Google Patents

画像形成装置及びそれに用いるカートリッジ

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JP2002357987A
JP2002357987A JP2002144552A JP2002144552A JP2002357987A JP 2002357987 A JP2002357987 A JP 2002357987A JP 2002144552 A JP2002144552 A JP 2002144552A JP 2002144552 A JP2002144552 A JP 2002144552A JP 2002357987 A JP2002357987 A JP 2002357987A
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photosensitive drum
layer
cartridge
sliding member
viscoelastic layer
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Tadashi Miwa
正 三輪
Isao Matsuoka
松岡  功
Eisuke Matsunaga
栄甫 松永
Itsutaka Miyamoto
厳恭 宮本
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Konica Minolta Inc
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動系の振動や負荷変動による感光体の速度
変動を抑制して、それ等に起因する画質の低下を回避す
る。 【解決手段】 感光体ドラム及び感光体ドラムを収容す
るカートリッジと、前記感光体ドラムに駆動力を伝達す
る駆動部とを有し、前記感光体ドラムの側面或いは前記
感光体ドラムの側面に対向する前記カートリッジの内面
の何れか一方に、粘弾性層或いは粘弾性層と該粘弾性層
を保護する表面層の2層或いは粘弾性層と該粘弾性層を
補強するベース層と表面層の3層から形成されるリング
状の摺動部材が、前記感光体ドラムの駆動により前記摺
動部材が対向する前記カートリッジの内面或いは感光体
ドラムの側面に摺擦される電子写真方式の画像形成装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式によ
りデジタル方式で画像形成を行う画像形成装置の感光体
の駆動に係わり、特に感光体の周囲に複数の現像器を配
置して現像した単色のトナー像を重ね合わせることによ
ってカラーのトナー像を形成する画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式による複写機やプリンタ等
では、円筒状或いはベルト状の感光体を回転してその走
行する表面に静電潜像を形成し、現像によりトナーを付
着させてトナー像とし、このトナー像を転写材上に転
写、定着して画像を得るようにしている。
【0003】かかる画像形成装置においては、何等かの
影響でこの回転する感光体に速度の変動が生じると出力
された画像にジッタや画像ムラが生じる。このことは、
感光体への書き込みを半導体レーザの走査によって行わ
せるデジタル方式の電子写真技術においては特に顕著に
現れ、感光体の回転の速度変動が書き込み系の副走査方
向の速度変動となり書き込みラインの間隔に微妙なずれ
を生じさせて画像品質を著しく低下させる原因となって
いた。
【0004】特に、像形成体の周面に複数の現像器を配
し、単色のトナー像を重ね合わせることによってカラー
のトナー像を形成するカラー画像形成装置においては、
2層以上のトナー層で形成される2次色の色調が各層の
各色のトナーの適切な付着量で決定されるため、各層ご
との位置の精度が厳密に要求される。即ち、2層目以降
の画像形成プロセスにおいては、感光体上で既に形成さ
れたトナー層の上から、半導体レーザ等による露光が行
われるため、トナー層上に露光されるべきものが感光体
の速度変動の影響により位置がずれた場合、トナー層の
ない感光体表面を露光することになる。このとき、感光
体の表面電位の絶対値はトナー層が既に存在する場合に
比べ低下するため、現像後のトナー付着量がトナー層上
で考えた場合と比較して多くなる。この結果、この部分
の色調が目標値からずれることになる。デジタル方式の
画像出力機器においては、画像をドットの連続体である
ラインで構成することも多く、この場合には感光体の速
度変動で露光間隔が狭くなった部分と広くなった部分に
おいては潜像形成過程に差を生じ、感光体の電位分布が
異なるため結果としてトナー付着量の差が大きくなり、
これが画像としては感光体の回転方向の色ムラになって
現れる。これは、カラー画像の品位を著しく劣化させる
ことになる。
【0005】一方、従来複写機やプリンタ等の駆動系の
設計は、駆動対象を、製品仕様から導かれたラインスピ
ード、回転数等の数値を満足させながら、許容されるス
ペースとの関係で適正配置を探ることに力点が置かれて
いた。即ち動力源からの動力を駆動対象までどのように
伝達するか、動力伝達の機械要素として何を用いるかと
言うようなことが大きな関心事であった。従って、でき
あがった製品に段ムラ、回転ムラが発生すると原因を探
り感光体の駆動軸の軸受けを焼結品に変更したり、感光
体の駆動軸にフライホイールを連結させたり、感光体の
回転軸にばねと摩擦部材を組み合わせたブレーキを取り
付けたり、歯車精度を向上させたり、種々のねじり角を
持つはすば歯車を使用する等という対策がとられてい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、デジタ
ルの画像形成の画質向上のために、感光体の駆動精度を
向上させることが必須の状況になっている。
【0007】感光体の駆動精度を劣化させている要因と
して、種々のものをあげることが出来る。感光体の駆動
そのものを担っている感光体駆動系に関してはメインモ
ータの駆動ムラ、モータ軸のフレ、モータ固有の構造的
な問題で持っている特有の周波数成分などがあげられ
る。駆動系を構成する歯車列に関しては、歯車の精度、
とりわけ、歯形精度、歯筋精度、歯車のフレ精度(偏心
など)による歯車一歯ないし、一回転の変動があげられ
る。また、モータ、歯車などから駆動系を構成する場合
においても、モータ軸、歯車軸の位置関係、とくに軸間
距離は歯車のバックラッシュ量に直接影響を与え、軸の
アライメントの誤差は歯車どうしの噛み合わせの部分で
振動を発生する要因になっている。
【0008】感光体の駆動精度は、感光体の駆動系だけ
でなく、周辺にあるユニットが作動する際の影響を受け
る。最も大きな影響を与えているユニットの一つが現像
ユニットである。現像ユニットは現像スリーブや撹伴ス
クリューなど比較的高速で回転する可動部をそなえてお
り、そのための駆動系を独自でまたは他のユニットと共
用でもっている。ここで発生した振動は、現像ユニット
と感光体間の距離を感光体表面に部材(突き当てコロな
ど)により位置決めしている場合は、この部材を通じて
直接感光体に伝わり感光体の駆動精度に影響を与える。
また現像駆動系においても、現像ユニットと駆動系のカ
ップリング部の噛み合わせ状態により、振動が発生す
る。これは、主として、カップリング歯車のバックラッ
シュ量と、駆動軸のミスアライメントにもとづく。現像
ユニットで発生する振動が感光体に伝わる割合は、現像
ユニットの支持方法により、変化する。ユニットの支持
が比較的強固な場合は、感光体に伝わる振動が少なく、
ユニットの支持が不十分な場合は、ユニット自身がそこ
で振動し、各部の振動が減衰されないまま感光体に伝わ
る。
【0009】現像ユニットのみならずクリーニング・ユ
ニットや転写ユニットと搬送ユニット、或いはそれらを
一体化した転写・搬送ユニットについても可動部を備え
ているため、かならず振動を発生する。これらの振動
は、近接する感光体カートリッジ或いは感光体の架台、
さらには本体骨格を通じて感光体に伝わり各々の振動が
もっている周波数の変動を感光体或いは感光体の駆動系
に対して与え、感光体駆動精度を劣化させる。
【0010】以上のようにして感光体の駆動精度の劣化
が起こるとレーザによる書き込みプロセスにおいて、ラ
インの位置変動が発生して画像の濃度変化や色ムラを引
き起こす。
【0011】本発明はこれ等の点を解決して改良した結
果、極めて簡易な装置を設けることにより感光体の速度
変動を効率良く低減し、それによって感光体を常に安定
した回転速度をもって駆動することの出来る画像形成装
置の提供を目的としたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、 1) 感光体ドラム及び感光体ドラムを収容するカート
リッジと、前記感光体ドラムに駆動力を伝達する駆動部
とを有する、電子写真方式の画像形成装置において、前
記感光体ドラムの側面或いは前記感光体ドラムの側面に
対向する前記カートリッジの内面の何れか一方に、粘弾
性層或いは粘弾性層と該粘弾性層を保護する表面層の2
層或いは粘弾性層と該粘弾性層を補強するベース層と表
面層の3層から形成されるリング状の摺動部材が、前記
感光体ドラムの駆動により前記摺動部材が対向する前記
カートリッジの内面或いは感光体ドラムの側面に摺擦さ
れる画像形成装置、 2) 感光体ドラムを収容するカートリッジと、前記感
光体ドラムに駆動力を伝達する駆動部とを有する、電子
写真方式の画像形成装置において、前記感光体ドラムの
側面或いは前記感光体ドラムの側面に対向する前記カー
トリッジの内面の何れか一方に、粘弾性層或いは粘弾性
層と該粘弾性層を保護する表面層の2層或いは粘弾性層
と該粘弾性層を補強するベース層と表面層の3層から形
成されるリング状の摺動部材を設け、前記感光体ドラム
が駆動されることにより発生する軸方向の推力により、
前記感光体ドラムを前記摺動部材に圧接させ、前記感光
体ドラムの駆動により前記摺動部材の表面層が対向する
前記カートリッジの内面或いは感光体ドラムの側面に摺
擦される画像形成装置、 3) 前記摺動部材は、前記感光体ドラムの側面及び前
記感光体ドラムの側面に対向する前記カートリッジの内
面の双方に設け、前記感光体ドラムの駆動により前記摺
動部材の双方の表面層が摺擦される1)又は2)の画像
形成装置、 4) 少なくとも感光体ドラムを収容して一体化され、
装置本体に対し着脱可能に構成される画像形成装置のカ
ートリッジにおいて、前記感光体ドラムの側面或いは前
記感光体ドラムの側面に対向する前記カートリッジの内
面の何れか一方に、粘弾性層或いは粘弾性層と該粘弾性
層を保護する表面層の2層或いは粘弾性層と該粘弾性層
を補強するベース層と表面層の3層から形成されるリン
グ状の摺動部材を設け、前記感光体ドラムの駆動により
前記摺動部材の表面層が対向する前記カートリッジの内
面或いは感光体ドラムの側面に摺擦されるカートリッ
ジ、 5) 少なくとも感光体ドラムを収容して一体化され、
装置本体に対し着脱可能に構成される画像形成装置のカ
ートリッジにおいて、前記感光体ドラムの側面或いは前
記感光体ドラムの側面に対向する前記カートリッジの内
面の何れか一方に、粘弾性層或いは粘弾性層と該粘弾性
層を保護する表面層の2層或いは粘弾性層と該粘弾性層
を補強するベース層と表面層の3層から形成されるリン
グ状の摺動部材を設け、前記感光体ドラムが駆動される
ことにより発生する軸方向の推力により、前記感光体ド
ラムを前記摺動部材に圧接させ、前記感光体ドラムの駆
動により前記摺動部材の表面層が対向する前記カートリ
ッジの内面或いは感光体ドラムの側面に摺擦されるカー
トリッジ、 6) 前記摺動部材は、前記感光体ドラムの側面及び前
記感光体ドラムの側面に対向する前記カートリッジの内
面の双方に設け、前記感光体ドラムの駆動により前記摺
動部材の双方の表面層が摺擦される4)又は5)のカー
トリッジ、 7) 感光体ドラム及び感光体ドラムを収容するカート
リッジと、前記感光体ドラムを帯電するための帯電手段
及び潜像を形成するための露光手段と、前記潜像を現像
してトナー像を得るための複数の現像手段と、前記トナ
ー像を転写材に転写するための転写手段と、前記トナー
像転写後の前記感光体ドラムをクリーニングするための
クリーニング手段と、を有し、前記トナー像を重ね合わ
せて一括して転写材に転写する電子写真方式の画像形成
装置において、前記感光体ドラムの側面或いは前記感光
体ドラムの側面に対向する前記カートリッジの内面の何
れか一方に、粘弾性層或いは粘弾性層と該粘弾性層を保
護する表面層の2層或いは粘弾性層と該粘弾性層を補強
するベース層と表面層の3層から形成されるリング状の
摺動部材が、前記感光体ドラムの駆動により前記摺動部
材が対向する前記カートリッジの内面或いは感光体ドラ
ムの側面に摺擦される画像形成装置、 8) 感光体ドラム及び感光体ドラムを収容するカート
リッジと、前記感光体ドラムを帯電するための帯電手段
及び潜像を形成するための露光手段と、前記潜像を現像
してトナー像を得るための複数の現像手段と、前記トナ
ー像を転写材に転写するための転写手段と、前記トナー
像転写後の前記感光体ドラムをクリーニングするための
クリーニング手段と、を有し、前記トナー像を重ね合わ
せて一括して転写材に転写する電子写真方式の画像形成
装置において、前記感光体ドラムの側面或いは前記感光
体ドラムの側面に対向する前記カートリッジの内面の何
れか一方に、粘弾性層或いは粘弾性層と該粘弾性層を保
護する表面層の2層或いは粘弾性層と該粘弾性層を補強
するベース層と表面層の3層から形成されるリング状の
摺動部材を設け、前記感光体ドラムを前記摺動部材に圧
接させ、前記感光体ドラムの駆動により前記摺動部材の
表面層が対向する前記カートリッジの内面或いは感光体
ドラムの側面に摺擦される画像形成装置、 9) 前記摺動部材は、前記感光体ドラムの側面及び前
記感光体ドラムの側面に対向する前記カートリッジの内
面の双方に設け、前記感光体ドラムの駆動により前記摺
動部材の双方の表面層が摺擦される7)又は8)画像形
成装置、 10) 感光体ドラムを収容するカートリッジと、前記
感光体ドラムに駆動力を伝達する駆動部とを有する、電
子写真方式の画像形成装置において、前記感光体ドラム
の側面或いは前記感光体ドラムの側面に対向する前記カ
ートリッジの内面の何れか一方に、粘弾性層或いは粘弾
性層と該粘弾性層を保護する表面層の2層或いは粘弾性
層と該粘弾性層を補強するベース層と表面層の3層から
形成されるリング状の摺動部材を設け、前記感光体ドラ
ムの軸方向の推力により、前記感光体ドラムを前記摺動
部材に圧接させ、前記感光体ドラムの駆動により前記摺
動部材の表面層が対向する前記カートリッジの内面或い
は感光体ドラムの側面に摺擦される画像形成装置、 11) 少なくとも感光体ドラムを収容して一体化さ
れ、装置本体に対し着脱可能に構成される画像形成装置
のカートリッジにおいて、前記感光体ドラムの側面或い
は前記感光体ドラムの側面に対向する前記カートリッジ
の内面の何れか一方に、粘弾性層或いは粘弾性層と該粘
弾性層を保護する表面層の2層或いは粘弾性層と該粘弾
性層を補強するベース層と表面層の3層から形成される
リング状の摺動部材を設け、前記感光体ドラムの軸方向
の推力により、前記感光体ドラムを前記摺動部材に圧接
させ、前記感光体ドラムの駆動により前記摺動部材の表
面層が対向する前記カートリッジの内面或いは感光体ド
ラムの側面に摺擦されるカートリッジ、 12) 感光体ドラム及び感光体ドラムを収容するカー
トリッジと、前記感光体ドラムを帯電するための帯電手
段及び潜像を形成するための露光手段と、前記潜像を現
像してトナー像を得るための複数の現像手段と、前記ト
ナー像を転写材に転写するための転写手段と、前記トナ
ー像転写後の前記感光体ドラムをクリーニングするため
のクリーニング手段と、を有し、前記トナー像を重ね合
わせて一括して転写材に転写する電子写真方式の画像形
成装置において、前記感光体ドラムの側面或いは前記感
光体ドラムの側面に対向する前記カートリッジの内面の
何れか一方に、粘弾性層或いは粘弾性層と該粘弾性層を
保護する表面層の2層或いは粘弾性層と該粘弾性層を補
強するベース層と表面層の3層から形成されるリング状
の摺動部材を設け、前記感光体ドラムの軸方向の推力に
より、前記感光体ドラムを前記摺動部材に圧接させ、前
記感光体ドラムの駆動により前記摺動部材の表面層が対
向する前記カートリッジの内面或いは感光体ドラムの側
面に摺擦される画像形成装置、によって達成される。
【0013】
【作用】図14(a)は従来の感光体駆動技術よる駆動
系の速度変動のパワースペクトルを示す。ここにはモー
タの1回転にもとづく変動成分や歯車の1歯にもとづく
変動成分が鋭いピークとして現れている。また、特定の
変動成分によらず数十Hzにわたり共振している様子が
現れている。この共振領域は、図14(b)に示す感光
体駆動系の周波数応答関数(伝達関数)と良い対応がつ
く。この様子は上記の2つの図を重ね合わせた図14
(c)に顕著に示されている。
【0014】図15(a)は、本発明にもとづいた構造
において、感光体駆動系が有する周波数応答関数の形状
を示している。関数のピーク形状が小さくなっているこ
とがわかる。これは、図14(a)で示された元の駆動
系と比較して図示された周波数領域の変動成分に対する
感度が低いことを示している。図15(b)は本発明に
もとづいた駆動系の速度変動のパワースペクトルであ
る。特定の周波数のピークが若干認められるものの、図
14(a)で現れていた変動成分はほとんどなくなり、
また、共振現象も解消している。
【0015】画像サンプルを見ても、図14(a)の駆
動系で現れていた副走査方向のライン状の濃度ムラおよ
び、色ムラも図15(b)の駆動系においては、ほとん
ど識別できないくらいのレベルに軽減されている。これ
は、本発明の実用面での有効性を良く現しているもので
ある。
【0016】
【実施例】本発明の実施例の説明に先立って、本発明の
カラー画像形成装置の構成とその作用を図1ないし図8
によって説明する。
【0017】図において10は像担持体である感光体ド
ラムで、OPC感光体をドラム上に塗布したもので接地
されて時計方向に駆動回転される。12はスコロトロン
帯電器で、感光体ドラム10周面に対しVHの一様な帯
電をVGに電位保持されたグリッドとコロナ放電ワイヤ
によるコロナ放電によって与えられる。このスコロトロ
ン帯電器12による帯電に先だって、前プリントまでの
感光体の履歴をなくすために発光ダイオード等を用いた
PCL11による露光を行って感光体周面の除電をして
おく。
【0018】感光体への一様帯電ののち像露光手段13
により画像信号に基づいた像露光が行われる。像露光手
段13は図示しないレーザダイオードを発光光源とし回
転するポリゴンミラー131、fθレンズ等を経て反射
ミラー132により光路を曲げられ走査がなされるもの
で、感光体ドラム10の回転(副走査)によって潜像が
形成される。本実施例では文字部に対して露光を行な
い、文字部の方が低電位VLとなるような反転潜像を形
成する。
【0019】感光体ドラム10周縁にはイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒色(K)等
のトナーとキャリアとから成る現像剤をそれぞれ内蔵し
た現像器14が設けられていて、先ず1色目の現像がマ
グネットを内蔵し現像剤を保持して回転する現像スリー
ブ141によって行われる。現像剤はフェライトをコア
としてそのまわりに絶縁性樹脂をコーティングしたキャ
リアと、ポリエステルを主材料として色に応じた顔料と
荷電制御剤、シリカ、酸化チタン等を加えたトナーとか
らなるもので、現像剤は層形成手段によって現像スリー
ブ141上に100〜600μmの層厚(現像剤)に規
制されて現像域へと搬送される。
【0020】現像域における現像スリーブ141と感光
体ドラム10との間隙は層厚(現像剤)よりも大きい
0.2〜1.0mmとして、この間にVACのACバア
イスとVDCのDCバイアスが重畳して印加される。V
DCとVH、トナーの帯電は同極性であるため、VAC
によってキャリアから離脱するきっかけを与えられたト
ナーはVDCより電位(絶対値)の高いVHの部分には
付着せず、VDCより電位の低いVL部分に付着し顕像
化(反転現像)が行われる。
【0021】1色目の顕像化が終った後2色目の画像形
成行程にはいり、再びスコロトロン帯電器12による一
様帯電が行われ、2色目の画像データによる潜像が像露
光手段13によって形成される。このとき1色目の画像
形成行程で行われたPCL11による除電は、1色目の
画像部に付着したトナーがまわりの電位の急激な低下に
より飛び散るため行わない。
【0022】再び感光体ドラム10周面の全面に亘って
VHの電位となった感光体のうち、1色目の画像のない
部分に対しては1色目と同様の潜像がつくられ現像が行
われるが、1色目の画像がある部分に対し再び現像を行
う部分では、1色目の付着したトナーにより遮光とトナ
ー自身のもつ電荷によってVM′の潜像が形成され、V
DCとVM′の電位差に応じた現像が行われる。この1
色目と2色目の画像の重なりの部分では1色目の現像を
VLの潜像をつくって行うと、1色目と2色目とのバラ
ンスが崩れるため、1色目の露光量を減らしてVH>V
M>VLとなる中間電位とすることもある。
【0023】3色目、4色目についても2色目と同様の
画像形成行程が行われ、感光体ドラム10周面上には4
色の顕像が形成される。
【0024】一方給紙カセット15より半月ローラ16
を介して搬出された記録紙Pは一旦停止し、転写のタイ
ミングの整った時点で給紙ローラ17の回転作動により
転写域へと給紙される。
【0025】転写域においては転写のタイミングに同期
して感光体ドラム10の周面に転写ローラ18が圧接さ
れ、給紙された記録紙Pを挟着して多色像が一括して転
写される。
【0026】次いで記録紙Pはほぼ同時に圧接状態とさ
れた分離ブラシ19によって除電され感光体ドラム10
の周面により分離して定着装置20に搬送され、熱ロー
ラ201と圧着ローラ202の加熱、加圧によってトナ
ーを溶着したのち排紙ローラ21を介して装置外部に排
出される。なお前記の転写ローラ18および分離ブラシ
19は記録紙Pの通過後感光体ドラム10の周面より退
避離間して次なるトナー像の形成に備える。
【0027】一方記録紙Pを分離した感光体ドラム10
は、クリーニング装置22のブレード221の圧接によ
り残留トナーを除去・清掃し、再びPCL11による除
電と帯電器12による帯電を受けて次なる画像形成のプ
ロセスに入る。なお前記のブレード221は感光体面の
クリーニング後直ちに移動して感光体ドラム10の周面
より退避する。
【0028】図2は前記装置を構成する各ユニットの平
面のレイアウトを示したもので、矢示Aにて示す側が装
置の前面即ち操作側の側面に相当する。
【0029】装置の本体は直立した2枚の側面パネル1
と側面パネル2とを有していて、これ等の側面パネルの
間に前記の像露光手段13である書込みユニットと、感
光体ドラム10と、複数の現像器14を収める現像ユニ
ットとさらに定着装置20のユニットと、DC電源ユニ
ットが組み込まれ、一方側面パネル1の外側には駆動系
とプリンターコマンドを解読するフォーマッタと機械の
動作シーケンス制御用の制御基板類が収められ、また側
面パネル2の外側には現像ユニット内の各現像器14に
接続するトナーボックスが収容される。
【0030】前記の感光体ドラム10および現像ユニッ
トは装置の操作側面の近くに位置しているので、簡単な
操作によって装置の前面に引き出せる構造とすることが
可能であり、さらに本体の上部を開放出来るようにする
ことで、感光体ドラム10や現像ユニットを本体より取
り出すことなくドラム架台を引出位置まで引出すことに
よって転写位置でのジャム処理を行うことも可能であ
る。
【0031】さらに給紙部でのジャム処理は、感光体ド
ラム10や現像ユニットの下部に装填される給紙カセッ
ト15を装置外部に取出すことによって可能であり、ま
た排紙部でのジャム処理も装置の背側面を開放する構造
とすることによって実現される。
【0032】以下前記装置の画像形成部を構成する各機
材の機能,性能の特徴について説明する。 (感光体)感光体ドラム10は前記の帯電器12、転写
ローラ18更にクリーニング装置22と共にカートリッ
ジ30に収めて一体化された状態で装置本体に対し着脱
される。
【0033】感光体ドラム10は一体とする回転軸を前
記カートリッジ30の両側壁に軸受け支持されていて、
カートリッジ30装着時には図3に示すモータmを動力
源とするヘリカル歯車Gに接続して軸方向に推力を受け
つつ時計方向に所定の速度をもって駆動回転される。
【0034】感光体ドラム10は安定した回転作動によ
り周面のOPC感光体に前記のスコロトロン帯電器12
による均一な帯電作用が実現される。帯電に際しグリッ
ド電位が制御されて帯電電位の安定が図られる。感光体
の仕様ならびにその帯電条件は一例として次のように設
定される。
【0035】 感光体 : OPC φ120 線速 100mm/sec 負帯電 帯電条件: 帯電ワイヤ:白金線(クラッド又はアロイ)が好ましく用いられ る。VH−850V,VL−50V (像露光)図4(a)は像露光手段13のレイアウトの
平面と側面を、また図4(b)は前記像露光手段13に
使用される半導体レーザユニット135の説明図であ
る。
【0036】感光体ドラム10周面のOPC感光体は帯
電器12により負帯電されたあと、像露光手段13の半
導体レーザユニット135の発光による露光を受けて静
電潜像を形成する。
【0037】前記のフォーマッタからの画像データはレ
ーザダイオード(LD)変調回路に送られて、変調され
た画像信号により半導体レーザユニット135のLDが
発光すると、そのビーム光はミラー137を介しビーム
インデックス136により各走査線の同期が図られてポ
リゴンミラー131に投射される。
【0038】ポリゴンミラー131はその多面体でビー
ム光を反射して走査し、その走査光はfθレンズ13
3、シリンドリカルレンズ134によりビーム形が補正
されたあと反射ミラー132を介して感光体を露光して
主走査を行い、静電画像を形成する。
【0039】レーザ光は光学系により600DPI相当
にビーム系が絞られる。従って高品質画像を得るために
はトナーの粒径も小さくする必要がある。本実施例では
各色とも8μmのサイズのトナーを使用している。ただ
しユーザにとって最も重要なのは黒色の文字品質であ
り、黒色トナーは小粒径トナー(7〜11μm)が好適
である。
【0040】像露光の光学系としては例えば次に記す構
成のものが使用される。 (現像)図5は現像器14の構成を示したもので、前記
のトナーボックスより供給されたトナーは現像器の右端
部に落下され、相反する方向に回転する一対の撹拌スク
リュ142によってキャリアと撹拌混合され、所定の帯
電量(Q/M)に設定される。
【0041】一方トナー濃度は磁気検知方式により検知
され、この出力周波数にもとづいてトナーの供給量を制
御して5ないし7%程度のトナー濃度値に設定制御され
る。
【0042】撹拌された二成分現像剤は供給ローラ14
3を介して現像スリーブ141に搬送され、層厚規制部
材144によって薄層とされて感光体ドラム10の現像
域に搬送され、次に記す現像条件によって静電潜像の反
転現像を行う。
【0043】 現像間隙 : 0.5mm トナー搬送量 : 20〜30mg/cm2 現像バイアス(AC): 2kV,8kHZ (DC): −750V 現像スリーブ回転方向: 感光体ドラムに対し正転 画像濃度調整 : 現像スリーブ回転数制御または現像バイアス 制御(レーザビームにより感光体に標準票板を形成し、現 像後反射濃度を測定し画像濃度調整を行う) トナー濃度制御 : 磁気検知方式 なお図示しないが前記のトナーボックスに装填するトナ
ーボトルをそのままトナーホッパとして使用することに
よりトナーの供給装置を小型簡略化すると同時に、トナ
ーボトルを半透明の材料で成形することで残量を容易に
視認出来るようにすることも可能である。 (給紙)図6は記録紙Pの給紙部を示したもので、記録
紙Pは給紙カセット15内に片側基準で格納されてお
り、従ってさばき爪151は記録紙Pの基準面側にのみ
設けられさらに半月ローラ16も片持ち構造とされて記
録紙Pの基準面側に片寄って位置されている。
【0044】給紙部は、専用のモータを有しており、半
月ローラ16が矢示方向に回転して押上げ板152上に
積載した記録紙Pをさばき爪151の作用によりその最
上層の1枚のみを搬出する。
【0045】給紙カセット15より搬出された記録紙P
は搬送系路に入ってUターンし、先端が給紙ローラ17
を通過したすぐ後に図示しない給紙センサの検知によっ
てモータを一旦停止したのち、転写のタイミングが整っ
た段階で再びモータが回転を始め、感光体面に対し所定
の角度を保ってその転写域に給紙される。
【0046】一方手差しによる給紙は装置本体の前面に
位置する手差し給紙台Mより行われる。
【0047】手差しされた紙はピックアップローラ15
3の回転により搬送され、前述した給紙カセット15か
らの給紙と同様のプロセスを経て転写域に給紙される。
【0048】手差し給紙の対象とする紙は通常用いられ
る16lbsないし24lbsの一般の記録紙Pの他、
36lbsの厚紙やOHP用のトランスペアレンシ等で
ある。また手差し給紙台Mを取り外し、オプションとし
て専用のフィーダを装着することで封筒の給紙も可能で
ある。 (転写)転写ローラ18は感光体ドラム10の周面に対
する位置が可変であって、単色画像のプリント時には図
7に示す如く常に圧接状態に置かれるが、カラー画像の
形成中には退避して離間した位置に保たれ転写時にのみ
圧接される。一方分離ブラシ19も転写ローラ18の位
置変動にほぼ同期して感光体ドラム10の周面に圧接な
らびに離間の作動をする。
【0049】本実施例の装置には、印加電圧が+3ない
し4kVDCで、ブレードによってローラ面をクリーニ
ングする形式の転写ローラ18が使用され、また分離ブ
ラシ19にはDCとACを重畳したバイアス電圧を印加
して使用される。 (定着)本実施例の装置の備える定着装置20は図8に
示す如く一対のローラから成るいわゆる熱ローラ方式の
定着装置であって、ヒータHを内蔵し時計方向に駆動回
転する上ローラ201と該上ローラ201に圧接して従
動回転する下ローラ202との間に形成されたニップ部
により記録紙Pを加熱搬送してトナー像の溶着を行う。
【0050】上下の各ローラは共に耐熱チューブを被覆
されていて、圧接によりニップ部が直線状に形成される
ことにより、封筒等が搬送される際に生じ易い紙面のシ
ワが防止される。
【0051】前記上ローラ201の周面温度は温度セン
サSに検知されることによって制御されて所定の温度範
囲内に保たれ、またトナーの溶着によって付着した汚れ
はクリーニングローラ203の圧接によって除去清掃さ
れる。このクリーニングローラ203はプリント枚数4
万枚程度で新規のものに交換される。また、定着ヒータ
は使用しない時間が所定時間を越えるとSLEEPモー
ドとなり、省エネ制御される。
【0052】さらにOHPに使用されるトランスペアレ
ンシを転写材として使用する場合、カラーのトナー像の
透過率を向上するべくトナー像面を平滑化して乱反射を
防止する目的から、上ローラ201の周面のオイルパッ
ド204によりローラ表面にシリコンオイルが塗布され
る。
【0053】従って本実施例の装置は転写材の搬送速度
を100mm/sec,50mm/secおよび12.
5mm/secの3段階に切換可能とすることにより、
普通紙,封筒およびトランスペアレンシの3種の転写材
を使用出来るモードを備えて幅広い用途に対応して利用
される。
【0054】なお上ローラ201の設定温度は、低温度
で溶融するトナーを用いることにより約180℃前後と
低温度化することが可能であり、またオイルパッド20
4にスポンジ材(多孔質PTFE被覆)を用いることに
より押圧ムラが解消されて均一なオイル塗布が実現され
る。
【0055】本発明における感光体ドラム10の速度変
動の抑制は次のようにして行われる。
【0056】図9は図3において矢示Aをもって示した
感光体ドラム10の非駆動側の側面の支持構造を示した
断面図である。
【0057】感光体ドラム10はその側端を支持するフ
ランジ101の外側面にリング状の摺動部材40を固定
していて、前述したヘリカル歯車Gの駆動に伴う矢示方
向の推力により、その表面を相対する前記カートリッジ
30の内側の摺動面に圧接しドラムの回転に伴って摺擦
させている。
【0058】前記の摺動部材40は、フランジ101側
に固定される粘弾性層単独で構成することが考えられる
が更に、図10(a)に示すようにカートリッジ30側
に接する表面層41とフランジ101側に固定される粘
弾性層42とから成るものか、或いは図10(b)に示
すようにさらに粘弾性層42にベース層43を加えて補
強したものが使用される。
【0059】前記の表面層41は粘弾性層42を保護す
ると共に表面の滑り性を確保するためのもので、カート
リッジ30の内側面を摺擦する場合に部材自体の制動性
と感光体ドラム10の円滑な駆動のために適度の硬度と
摩擦係数を有するものが用いられる。
【0060】また前記の粘弾性層42は感光体ドラム1
0の駆動時に発生する速度変動を粘弾性により吸収し、
速度変動の絶対値を低減するためのもので、粘性と弾性
を兼ね備える高分子部材が使用される。
【0061】さらに前記のベース層43は感光体ドラム
10とカートリッジ30の寸法関係と前記粘弾性層42
の変形量及びその変形によって粘弾性層42がカートリ
ッジ30の内側面を押圧する力との関係から必要に応じ
て使用されるものである。即ち、カートリッジ30の内
側面を押圧する力が大きい場合には感光体ドラム10の
駆動に大きなトルクを必要として前記のモータmに負担
がかかり、一方押圧する力が小さい場合には前述した速
度変動の低減は小さく効果が期待出来ない。
【0062】従って前記の粘弾性層42は前述した変形
量を考慮した上で厚さが決定され、ドラム10とカート
リッジ30の寸法関係から前記のベース層43の要否が
決定され、その厚さが設定される。
【0063】具体的には前記の表面層41には摩擦係数
の小さい耐摩耗性の樹脂シート、前記の粘弾性層42に
はウレタン,シリコン等の発泡樹脂材、又前記のベース
層43には硬質の樹脂板が適していて、一例として次に
示すような厚さの割合で積層して一体化されたものが使
用され、両面テープ或いは接着剤を介してフランジ10
1に固定される。 さらに前記の各摺動部材40は図11に示すように円周
方向に丸穴40A或いは長穴40Bのような貫通穴若し
くは凹部を設けることにより、摺擦面に浸入した埃や異
物を前記の貫通穴や凹部に排除して摺擦面を常に清浄な
状態に保ち、それによってカートリッジ30との間に発
生する摩擦力を一定に保つことができる。
【0064】前記の摺動部材40の使用により感光体ド
ラム10は速度変動が先に図15によって説明した如く
大きな変動成分が解消し、且つ周波数応答関数がピーク
も低くなって安定した速度で回転されることとなる。
【0065】また前記の摺動部材40は図12(a)に
示す如くカートリッジ30の内側面に固定して前記の表
面層41が感光体ドラム10のフランジ101の外側面
を摺動面として摺擦するように構成しても良く、さらに
図12(b)に示す如くフランジ101とカートリッジ
30の相対する面の双方に固定して表面層41が互いに
摺擦するようにしても同様の効果を得ることができる。
【0066】なお本実施例においてはドラム状の感光体
を使用する画像形成装置について説明したが、本発明は
図13に示すような回動ローラ110Aと110Bとの
間に張架して循環搬送されるベルト状の感光体10Aを
使用する画像形成装置に対しても適用されるもので、そ
の場合には前記の摺動部材40は摺動側のローラ例えば
回動ローラ110Aの側端に設けられる。
【0067】
【発明の効果】本発明により、感光体は駆動系固有の振
動や画像形成時の負荷の変動を受けても常に一定した周
速度をもって駆動回転されることとなり、その結果特に
書き込み系の副走査方向に発生する画像の濃度ムラや色
ムラが著しく改善されて高品位の画像を記録することの
出来る画像形成装置が提供されることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の断面構成図。
【図2】前記装置内における各機材のレイアウトを示す
説明図。
【図3】感光体ドラムの駆動形成を示す斜視図。
【図4】像露光手段の光学系を示す説明図。
【図5】現像器の断面構成図。
【図6】給紙部の要部図。
【図7】転写部の要部図。
【図8】定着装置の要部図。
【図9】摺動部材の設置例(その1)を示す要部断面
図。
【図10】摺動部材の断面図。
【図11】摺動部材の平面図。
【図12】摺動部材の設置例(その2)を示す要部断面
図。
【図13】ベルト状感光体を使用する画像形成装置の構
成例。
【図14】従来の感光体の速度変動のパワースペクトル
並びに駆動系の伝達関数を示すグラフ。
【図15】本発明による感光体の速度変動のパワースペ
クトル並びに駆動系の伝達関数を示すグラフ。
【符号の説明】
10 感光体ドラム 12 帯電器 13 像露光手段 14 現像器 30 カートリッジ 40 摺動部材 40A,40B 穴部 41 表面層 42 粘弾性層 43 ベース層 101 フランジ 102 回転軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 厳恭 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H035 CA07 CB04 CG03 2H171 FA02 FA04 FA09 GA08 JA02 JA14 KA12 KA16 LA04 LA10 LA20 PA06 PA12 PA13 QA02 QA05 QA08 QA11 QA13 QA18 QB02 QB15 QB17 QB23 QB33 QB42 QB49 QB53 QB56 QC03 TB04 TB06 UA02 UA03 UA05 UA08 UA12 UA28 VA02 VA04 VA06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体ドラム及び感光体ドラムを収容す
    るカートリッジと、前記感光体ドラムに駆動力を伝達す
    る駆動部とを有する、電子写真方式の画像形成装置にお
    いて、前記感光体ドラムの側面或いは前記感光体ドラム
    の側面に対向する前記カートリッジの内面の何れか一方
    に、粘弾性層或いは粘弾性層と該粘弾性層を保護する表
    面層の2層或いは粘弾性層と該粘弾性層を補強するベー
    ス層と表面層の3層から形成されるリング状の摺動部材
    が、前記感光体ドラムの駆動により前記摺動部材が対向
    する前記カートリッジの内面或いは感光体ドラムの側面
    に摺擦されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 感光体ドラムを収容するカートリッジ
    と、前記感光体ドラムに駆動力を伝達する駆動部とを有
    する、電子写真方式の画像形成装置において、前記感光
    体ドラムの側面或いは前記感光体ドラムの側面に対向す
    る前記カートリッジの内面の何れか一方に、粘弾性層或
    いは粘弾性層と該粘弾性層を保護する表面層の2層或い
    は粘弾性層と該粘弾性層を補強するベース層と表面層の
    3層から形成されるリング状の摺動部材を設け、前記感
    光体ドラムが駆動されることにより発生する軸方向の推
    力により、前記感光体ドラムを前記摺動部材に圧接さ
    せ、前記感光体ドラムの駆動により前記摺動部材の表面
    層が対向する前記カートリッジの内面或いは感光体ドラ
    ムの側面に摺擦されることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記摺動部材は、前記感光体ドラムの側
    面及び前記感光体ドラムの側面に対向する前記カートリ
    ッジの内面の双方に設け、前記感光体ドラムの駆動によ
    り前記摺動部材の双方の表面層が摺擦されることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも感光体ドラムを収容して一体
    化され、装置本体に対し着脱可能に構成される画像形成
    装置のカートリッジにおいて、前記感光体ドラムの側面
    或いは前記感光体ドラムの側面に対向する前記カートリ
    ッジの内面の何れか一方に、粘弾性層或いは粘弾性層と
    該粘弾性層を保護する表面層の2層或いは粘弾性層と該
    粘弾性層を補強するベース層と表面層の3層から形成さ
    れるリング状の摺動部材を設け、前記感光体ドラムの駆
    動により前記摺動部材の表面層が対向する前記カートリ
    ッジの内面或いは感光体ドラムの側面に摺擦されること
    を特徴とするカートリッジ。
  5. 【請求項5】 少なくとも感光体ドラムを収容して一体
    化され、装置本体に対し着脱可能に構成される画像形成
    装置のカートリッジにおいて、前記感光体ドラムの側面
    或いは前記感光体ドラムの側面に対向する前記カートリ
    ッジの内面の何れか一方に、粘弾性層或いは粘弾性層と
    該粘弾性層を保護する表面層の2層或いは粘弾性層と該
    粘弾性層を補強するベース層と表面層の3層から形成さ
    れるリング状の摺動部材を設け、前記感光体ドラムが駆
    動されることにより発生する軸方向の推力により、前記
    感光体ドラムを前記摺動部材に圧接させ、前記感光体ド
    ラムの駆動により前記摺動部材の表面層が対向する前記
    カートリッジの内面或いは感光体ドラムの側面に摺擦さ
    れることを特徴とするカートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記摺動部材は、前記感光体ドラムの側
    面及び前記感光体ドラムの側面に対向する前記カートリ
    ッジの内面の双方に設け、前記感光体ドラムの駆動によ
    り前記摺動部材の双方の表面層が摺擦されることを特徴
    とする請求項4又は5に記載のカートリッジ。
  7. 【請求項7】 感光体ドラム及び感光体ドラムを収容す
    るカートリッジと、前記感光体ドラムを帯電するための
    帯電手段及び潜像を形成するための露光手段と、前記潜
    像を現像してトナー像を得るための複数の現像手段と、
    前記トナー像を転写材に転写するための転写手段と、前
    記トナー像転写後の前記感光体ドラムをクリーニングす
    るためのクリーニング手段と、を有し、前記トナー像を
    重ね合わせて一括して転写材に転写する電子写真方式の
    画像形成装置において、前記感光体ドラムの側面或いは
    前記感光体ドラムの側面に対向する前記カートリッジの
    内面の何れか一方に、粘弾性層或いは粘弾性層と該粘弾
    性層を保護する表面層の2層或いは粘弾性層と該粘弾性
    層を補強するベース層と表面層の3層から形成されるリ
    ング状の摺動部材が、前記感光体ドラムの駆動により前
    記摺動部材が対向する前記カートリッジの内面或いは感
    光体ドラムの側面に摺擦されることを特徴とする画像形
    成装置。
  8. 【請求項8】 感光体ドラム及び感光体ドラムを収容す
    るカートリッジと、前記感光体ドラムを帯電するための
    帯電手段及び潜像を形成するための露光手段と、前記潜
    像を現像してトナー像を得るための複数の現像手段と、
    前記トナー像を転写材に転写するための転写手段と、前
    記トナー像転写後の前記感光体ドラムをクリーニングす
    るためのクリーニング手段と、を有し、前記トナー像を
    重ね合わせて一括して転写材に転写する電子写真方式の
    画像形成装置において、前記感光体ドラムの側面或いは
    前記感光体ドラムの側面に対向する前記カートリッジの
    内面の何れか一方に、粘弾性層或いは粘弾性層と該粘弾
    性層を保護する表面層の2層或いは粘弾性層と該粘弾性
    層を補強するベース層と表面層の3層から形成されるリ
    ング状の摺動部材を設け、前記感光体ドラムを前記摺動
    部材に圧接させ、前記感光体ドラムの駆動により前記摺
    動部材の表面層が対向する前記カートリッジの内面或い
    は感光体ドラムの側面に摺擦されることを特徴とする画
    像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記摺動部材は、前記感光体ドラムの側
    面及び前記感光体ドラムの側面に対向する前記カートリ
    ッジの内面の双方に設け、前記感光体ドラムの駆動によ
    り前記摺動部材の双方の表面層が摺擦されることを特徴
    とする請求項7又は8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 感光体ドラムを収容するカートリッジ
    と、前記感光体ドラムに駆動力を伝達する駆動部とを有
    する、電子写真方式の画像形成装置において、前記感光
    体ドラムの側面或いは前記感光体ドラムの側面に対向す
    る前記カートリッジの内面の何れか一方に、粘弾性層或
    いは粘弾性層と該粘弾性層を保護する表面層の2層或い
    は粘弾性層と該粘弾性層を補強するベース層と表面層の
    3層から形成されるリング状の摺動部材を設け、前記感
    光体ドラムの軸方向の推力により、前記感光体ドラムを
    前記摺動部材に圧接させ、前記感光体ドラムの駆動によ
    り前記摺動部材の表面層が対向する前記カートリッジの
    内面或いは感光体ドラムの側面に摺擦されることを特徴
    とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 少なくとも感光体ドラムを収容して一
    体化され、装置本体に対し着脱可能に構成される画像形
    成装置のカートリッジにおいて、前記感光体ドラムの側
    面或いは前記感光体ドラムの側面に対向する前記カート
    リッジの内面の何れか一方に、粘弾性層或いは粘弾性層
    と該粘弾性層を保護する表面層の2層或いは粘弾性層と
    該粘弾性層を補強するベース層と表面層の3層から形成
    されるリング状の摺動部材を設け、前記感光体ドラムの
    軸方向の推力により、前記感光体ドラムを前記摺動部材
    に圧接させ、前記感光体ドラムの駆動により前記摺動部
    材の表面層が対向する前記カートリッジの内面或いは感
    光体ドラムの側面に摺擦されることを特徴とするカート
    リッジ。
  12. 【請求項12】 感光体ドラム及び感光体ドラムを収容
    するカートリッジと、前記感光体ドラムを帯電するため
    の帯電手段及び潜像を形成するための露光手段と、前記
    潜像を現像してトナー像を得るための複数の現像手段
    と、前記トナー像を転写材に転写するための転写手段
    と、前記トナー像転写後の前記感光体ドラムをクリーニ
    ングするためのクリーニング手段と、を有し、前記トナ
    ー像を重ね合わせて一括して転写材に転写する電子写真
    方式の画像形成装置において、前記感光体ドラムの側面
    或いは前記感光体ドラムの側面に対向する前記カートリ
    ッジの内面の何れか一方に、粘弾性層或いは粘弾性層と
    該粘弾性層を保護する表面層の2層或いは粘弾性層と該
    粘弾性層を補強するベース層と表面層の3層から形成さ
    れるリング状の摺動部材を設け、前記感光体ドラムの軸
    方向の推力により、前記感光体ドラムを前記摺動部材に
    圧接させ、前記感光体ドラムの駆動により前記摺動部材
    の表面層が対向する前記カートリッジの内面或いは感光
    体ドラムの側面に摺擦されることを特徴とする画像形成
    装置。
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