JPH11337803A - ズームレンズ鏡胴 - Google Patents

ズームレンズ鏡胴

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JPH11337803A
JPH11337803A JP10148938A JP14893898A JPH11337803A JP H11337803 A JPH11337803 A JP H11337803A JP 10148938 A JP10148938 A JP 10148938A JP 14893898 A JP14893898 A JP 14893898A JP H11337803 A JPH11337803 A JP H11337803A
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lens barrel
driving
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 沈胴式の鏡胴において、該鏡胴内の空間に電
動部材を配置してカメラ内の空間の有効利用を図る際
に、カメラ本体側から該電動部材への電気配線の引回し
等が有利になる沈胴式鏡胴を提供する。 【解決手段】 カメラ本体内において露光されるフィル
ム面の前方側に設けられた長方形の撮影画枠に適合する
長方形断面の固定筒20と、該固定筒の内側にスライド可
能に嵌入する長方形断面の第1可動筒30と、該第1可動
筒の内側にスライド可能に嵌入する断面円形の第2可動
筒61と、を備え、撮影状態と収納状態とを取りうるズー
ムレンズ鏡胴。収納状態において第1可動筒30と第2可
動筒61との間に、電動部材を収容する空間を形成してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の筒状部材で
構成される沈胴式のズームレンズ鏡胴に関し、さらに詳
しくは、筒状部材間に確保したスペースにモータ等の電
動部材を収容したズームレンズ鏡胴に関する。
【0002】
【従来の技術】撮影光軸に直交する断面が略長方形の筒
体(以下、四角筒という。)を組み合わせてなる沈胴式
(多段繰出し式)ズームレンズ鏡胴として、例えば、特開
平1-130114号公報や特開平4-289806号公報に示された
ものが知られている。
【0003】図15〜17は、3つの四角筒を入子式に組み
合わせてなるそのようなズームレンズ鏡胴の一例を示し
ている。図15は、かかる鏡胴を突出(tele)状態で示す鉛
直断面図である。図16は、図15の状態にある鏡胴を下面
側から見た一部切欠き図であって、図17は、同じく突出
状態にあるズームレンズ鏡胴を示す水平断面図である。
【0004】フレーム111は、カメラ本体内に固定され
ており、露光される撮影フィルムの前方側(被写体側)に
位置する。フレーム111には、長方形の撮影画枠112が形
成されており、撮影レンズを通過した光を図中右側に位
置する不図示のフィルムへと導く。
【0005】固定筒120は、光軸に直交するその断面が
撮影画枠112に適合する長方形とされており、フレーム1
11に固定されている。すなわち、固定筒120は、カメラ
本体に対して不動である。
【0006】駆動筒130は、固定筒120の内側に入子式に
嵌合しており、図16に示したネジ棒113で駆動されて固
定筒120から繰り出される。すなわち、ネジ棒113は、カ
メラ本体に対して光軸方向には移動不可でかつ回動可能
に固定されている。一方、駆動筒130は、その底面に、
ネジ棒113と螺合するナット部131が設けられている。し
たがって、ネジ棒113が回動することによって、可動筒1
30は、光軸方向に前後動することができる。
【0007】なお、図中、114は駆動筒130の光軸方向に
おける移動を案内するガイドバーであって、このガイド
バー114には、駆動筒底面に固定されたスリーブ状部材1
32が嵌合している。さらに、115は駆動筒130がガイドバ
ー114を中心として回動するのを禁止する回止め棒であ
って、この回止め棒115には、駆動筒上面に固定された
係合部135が係合している。
【0008】駆動筒130の底部内表面上には、カム板150
が配置されている。カム板150は、駆動筒底部内表面に
設けた凹部内に嵌合する回動軸突起151によって駆動筒1
30に連結されており、したがって、駆動筒底部内表面上
において該回動軸突起151を中心として回動可能であ
る。カム板150の撮影者側端部付近にはピン152(図16参
照)が設けられており、このピン152は、固定筒120の底
面に形成されたカムスロット121内に係合している。カ
ムスロット121は撮影光軸に対して傾斜しているため、
駆動筒130が固定筒120に対して相対移動すると、これに
伴ってカム板150は回動軸突起151を中心として回動す
る。
【0009】カム板150の被写体側端部付近には2本の
カムスロット153、154が形成されている。これらのカム
スロットは、後で詳しく説明するが、第1および第2の
レンズ群160、170を駆動筒130に対して相対移動させる
機能を備える。駆動筒130の内側には、第1レンズ群160
を保持する可動筒140と第2レンズ群170とが配置されて
おり、これらは光軸方向に相対的に移動する。第1レン
ズ群160は、可動筒140に固定されたレンズ保持円筒141
内に固定されており、第2レンズ群170は、その玉枠171
内に固定されている。
【0010】図15に示したように、駆動筒130の内側に
は、底面付近のガイドバー133と上面付近の回止め棒134
との2本の棒状部材が固定されている。ガイドバー133
は、第1レンズ群を保持する可動筒140および第2レン
ズ群の玉枠171の光軸方向における移動を案内する。可
動筒140および玉枠171にはそれぞれスリーブ状部材142
および172が固定されており、これらがガイドバー133に
係合している。回止め棒134は、可動筒140および玉枠17
1がガイドバー133を中心として回動するのを禁止する。
可動筒140および玉枠171にはそれぞれ係合部143、173が
固定されており、これらが回止め棒134に係合してい
る。したがって、可動筒140および玉枠171は、それぞ
れ、回動することなく光軸方向に前後動可能である。
【0011】可動筒140の底面側の位置にはピン144が、
玉枠171の図15中下方側の位置にはピン174が、それぞれ
固定されている。そして、ピン144は前述のカム板被写
体側端部付近に形成されたカムスロット153に、ピン174
は同じくカム板被写体側端部付近でカムスロット153よ
りもやや撮影者側に形成されたカムスロット154に、そ
れぞれ係合している。既に説明したように、固定筒120
に対して駆動筒130が相対移動すると、それに連動して
カム板150が回動する。そして、このカム板150に可動筒
140および玉枠171がピン144および174を介して連結され
ているので、駆動筒130の前後動に連動して可動筒140お
よび玉枠171も光軸方向に前後動する。また、2つのカ
ムスロット153、154は、図16からも分かるように、互い
に角度をなして延在しているため、可動筒140と玉枠171
とは、光軸方向に移動する際にその相対距離を変えなが
ら移動することとなり、これによってズーミングを達成
している。
【0012】既に説明したように、3つの筒120、130、
140は、いずれも光軸に直交する断面が長方形とされた
四角筒である。そして、固定筒120だけが常にカメラ内
に不動に位置しており、駆動筒130および可動筒140がカ
メラ前面側から繰り出される構成となっている。図15〜
17は、鏡胴部分のみを取り出して図示しているが、各図
ににおいて固定筒120の前端部に示した破線Aは、カメ
ラ前面に位置する外装部材を示すものである。そして、
フレーム111の図中右側にはフィルム面が位置すること
となる。
【0013】今、図17において、3つの四角筒の先端に
位置する筒、すなわち可動筒140に着目する。光軸に直
交する断面が長方形の可動筒140の内側には、既に説明
したように、第1レンズ群160を保持するレンズ保持円
筒141が配置されている。そして、断面長方形の可動筒1
40と断面円形のレンズ保持円筒141との組み合わせによ
って、その内部に一定の空間140aが生じている。な
お、この空間は、鏡胴の鉛直断面図である図15にも少し
は現れるが有効利用するには狭く、鏡胴の水平断面図で
ある図17にその大半が現れる。そして、この空間140a
内にシャッタ用アクチュエータ147およびフォーカスメ
カ149を駆動するフォーカス用モータ148を組み込むこと
によって、カメラ内における空間の有効利用を図り、こ
れによってカメラ全体の小型化を達成している。
【0014】しかしながら、鏡胴を構成するすべての筒
状部材が四角筒である図15〜17に示したような構成にお
いては、上記空間140aは、互いに入子式に嵌合する複
数の筒状部材のうち最も内側に位置する筒(図示の例で
は、可動筒140)内に必然的に生じることとなる。当然の
ことながら、そのような筒状部材は、tele状態において
はカメラ本体から最も離れた位置(すなわち、最も被写
体側の位置)に存在することとなり、上記空間140a内に
モータ等の電動部材を配置する場合には、カメラ本体側
からの電気配線も長くとらざるをえず、電気配線の引回
し等を考える上では不利な構成であると言える。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明が
解決すべき技術的課題は、沈胴式の鏡胴において、該鏡
胴内の空間に電動部材を配置してカメラ内の空間の有効
利用を図る際に、カメラ本体側から該電動部材への電気
配線の引回し等が有利になる沈胴式鏡胴を提供すること
である。
【0016】
【課題を解決するための手段・作用・効果】本発明は、上
記課題を有効に解決するために創案されたものであっ
て、以下の特徴を有するズームレンズ鏡胴を提供するも
のである。
【0017】すなわち、本発明のズームレンズ鏡胴は、
「カメラ本体内において露光されるフィルム面の前方側
に設けられた長方形の撮影画枠に適合する長方形断面の
固定筒」と「該固定筒の内側にスライド可能に嵌入する
長方形断面の第1可動筒」と「該第1可動筒の内側にス
ライド可能に嵌入する円形断面の第2可動筒」とを含
み、撮影状態と収納状態とをとりうる沈胴式のズームレ
ンズ鏡胴である。そして、第1可動筒の内側であって収
納状態において第2可動筒の外側に位置する空間内に電
動部材を収容したことを特徴としている。
【0018】上記構成のズームレンズ鏡胴においては、
鏡胴が最も伸張した状態においては、少なくとも第2可
動筒の方が第1可動筒よりも被写体側(すなわち、カメ
ラ本体からより遠い側)に位置することとなる。そし
て、電動部材を配置するための空間を第2可動筒の内側
ではなく第1可動筒の内側に設けている。言い換える
と、互いに入子式に組み合わせられた複数の可動筒を備
えるズームレンズ鏡胴が最も伸張した状態にあるとき、
電動部材を収容するための空間が該鏡胴内において、カ
メラ本体側から最も遠い位置ではなく、比較的カメラ本
体に近い位置に配置されているのである。
【0019】したがって、例えば図15〜17に示したよう
な従来の鏡胴に比べて、カメラ本体側から該電動部材へ
の電気配線の引回しが比較的有利になる。
【0020】さらに本発明により、「カメラ本体内にお
いて露光されるフィルム面の前方側に設けられた長方形
の撮影画枠に適合する長方形断面の固定筒」と「該固定
筒の内側にスライド可能に嵌入する長方形断面の可動
筒」と「可動筒に対して相対的に回動可能であるが撮影
光軸方向には相対移動不可に、該可動筒内に保持される
円形断面の駆動筒」と「駆動筒に対して撮影光軸方向に
相対移動可能に、該駆動筒の内面側に保持される1また
は2以上の撮影レンズ群」とを備えてなるズームレンズ
鏡胴であって、長方形断面の可動筒と円形断面の駆動筒
との間に形成される空間内に電動部材を収容したことを
特徴とするズームレンズ鏡胴が提供される。
【0021】上記構成のズームレンズ鏡胴においても、
鏡胴が最も伸張した状態では、複数の撮影レンズ群のう
ち最もカメラ前方側に位置するレンズ群は可動筒よりも
被写体側(すなわち、カメラ本体からより遠い側)に位置
することとなる。そして、電動部材を配置するための空
間が、そのようなレンズ群を保持する枠体よりもカメラ
本体側に近い可動筒の内側に設けられているので、上記
ズームレンズ鏡胴の場合と同様の効果が得られる。
【0022】駆動筒を備える上記ズームレンズ鏡胴にお
いては、撮影光軸方向に延在するとともに同一円筒面内
に含まれる複数の直進ガイド部が上記可動筒内に固定さ
れ、上記駆動筒がこれらの直進ガイド部の外側に回動可
能に嵌合しており、駆動筒の外周面の少なくとも一部に
駆動ギア部およびヘリコイドが形成され、該ヘリコイド
は、上記固定筒の内表面上に部分的に形成されたヘリコ
イド部と係合しており、上記撮影レンズ群の枠体には、
駆動筒の内周面に設けられたカム溝またはヘリコイドに
係合するピンまたはヘリコイドと、直進ガイド部に係合
する係合部とが設けられていることが好ましい。かかる
構成を採用した場合には、駆動筒が駆動モータからの駆
動力を上記駆動ギア部で受けて回動すると、これに連動
して、可動筒が固定筒に対して相対的にスライドすると
ともに、撮影レンズ群が直進ガイド部に沿って撮影光軸
方向に直進移動する。
【0023】本発明において、上記空間内に配置される
電動部材としては、上記駆動筒を駆動するモータ等の鏡
胴駆動用モータ、シャッタ駆動用モータ、AF(自動焦
点調節)ユニット、AE(自動露出)ユニット、およびセ
ルフタイマー用LED等が考えられる。勿論、この空間
内に配置することができるカメラ構成要素がこれらに限
定されるものではない。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付の図面
を参照して以下に詳細に説明する。図1は、本発明の一
実施形態に係るカメラのズームレンズ鏡胴の分解斜視図
である。また、図2は、図1のズームレンズ鏡胴を備え
るカメラ10を概略的に示す斜視図である。
【0025】後述の〔図面の簡単な説明〕の欄において
説明した図3〜12をさらに参照して、ズームレンズ鏡胴
の機構を下に詳細に説明する。なお、以下においては、
ズーミングおよびフォーカシングを同一機構で行う“ズ
ームフォーカス一体駆動”タイプのカメラを例にとって
説明を行うが、本発明のズームレンズ鏡胴がそのような
カメラにのみ採用されるものではないことは勿論であ
る。
【0026】固定筒20は、図2にも示したように、カメ
ラ本体内において露光される撮影フィルムの前方側のフ
レーム11に固定される断面長方形の部材であって、その
サイズは、フィルム前方側に確保されたフレーム11上の
撮影画枠12のサイズに対応している。
【0027】可動筒30(第1可動筒)は、固定筒20の内側
にスライド可能に嵌合される断面長方形の部材である。
可動筒30の両側面には姿勢保持用ピン31が設けられてお
り、この姿勢保持用ピン31は、固定筒20の両側面に撮影
光軸方向に沿って形成された直線状の案内スロット21内
を摺動する。なお、ズームレンズ鏡胴の組立後において
は、姿勢保持用ピン31は固定筒20の外表面を越えて突出
しており、この突出したピン31の先端部が支持アーム
(可動筒姿勢保持具)75に支持されている。支持アーム75
は、左右のアーム部76および77をステー78で連結してな
り、ステー78は、その長手軸回りに回動可能とされてい
る。両アーム部76、77は、ステーの両端から該ステーに
対して直角かつ同一方向に延在している。各アーム部の
先端付近には長手方向に沿って延びるスロット76a、77
aが形成されており、ピン31の先端部がこれらのスロッ
ト内で摺動する。可動筒30が撮影光軸方向にスライドし
ている間、ピン31が支持アーム75に支持されるので、可
動筒30のスライド中における姿勢が維持される。なお、
可動筒30が撮影光軸方向にスライドする際、該可動筒30
の軸心を固定筒20の軸心と一致させつつ正確に繰り出す
必要があるが、その機構については後に詳述する。
【0028】可動筒30の前面には鏡胴の受光面を構成す
る開口部32が設けられており、この開口部32の周囲に
は、撮影者側に向かって突出する直進ガイド部33がほぼ
等間隔で3つ形成されている。すなわち、これらの直進
ガイド部33は、同一の円筒面内に含まれるように配置さ
れている。これらの直進ガイド部33は、後述する第1お
よび第2のレンズ群の撮影光軸方向の直進移動をガイド
するものであるが、可動筒30の内側に配置される駆動筒
40を回動可能に支持する駆動筒支持部材としての機能も
兼ね備えている。
【0029】駆動筒40は、3本の直進ガイド部33に外嵌
されており、可動筒30に対して相対回転することが可能
である。また、各直進ガイド部33の先端に形成された係
止フック部33aが駆動筒40の内周面に形成された環状溝
45(図3参照)内に嵌合しているので、駆動筒40は、可動
筒30に対して撮影光軸方向には相対移動することはでき
ない。すなわち、可動筒30と駆動筒40とは、撮影光軸方
向には一体的に移動する。駆動筒40の撮影者側端部に
は、ギア部41およびヘリコイド42が設けられている。前
方側のギア部41は、駆動モータ80(図4、6、8、9、1
0、11参照)から不図示の減速系をへて駆動力を受ける駆
動ギアである。一方、後方側に設けられた大径のヘリコ
イド42は、固定筒20の上側内表面および下側内表面に形
成されたヘリコイド部22と係合する。すなわち、駆動筒
40がそのギア部41において駆動力を受けて可動筒30に対
して回転すると、該駆動筒40のヘリコイド42が固定筒20
のヘリコイド部22に沿って移動し、その結果、駆動筒40
は固定筒20に対して回転しながら前進または後退でき
る。
【0030】以上の説明から分かるように、鏡胴部内に
配置された駆動モータ80によって駆動筒40が回転する
と、駆動筒40は、可動筒30内で回動しながら撮影光軸方
向に固定筒20に対して相対的に前後動する。そして、可
動筒30が駆動筒40とともに撮影光軸方向に移動する。本
実施形態のズームレンズ鏡胴においては、可動筒30を断
面長方形の部材とし、かつ、駆動筒40を断面円形の部材
としている。そして、これにより両者の間に形成した空
間39内に、電動部材を搭載することにより、カメラ全体
を小型化している。この空間39は、ズームレンズ鏡胴の
鉛直断面図には現れないが、水平断面図には現れる(図
4、6、8参照)。
【0031】ここで、従来の構成を示す図17と本発明に
係る構成を示す図8とを比較すれば分かるように、従来
においては、3つの筒状部材のうちtele状態においては
カメラ本体から最も遠くなる最前方の筒状部材内に電動
部材が配置されているのに対して、本発明においては、
3つの筒状部材のうち中央の筒状部材(すなわち、比較
的カメラ本体側に近い筒状部材)内に電動部材が配置さ
れている。したがって、これらの電動部材に対するカメ
ラ本体側からの電気配線の引回し等が従来の構成に比べ
て比較的容易になる。
【0032】なお、上記空間39は、断面長方形の可動筒
(第1可動筒)30と断面円形の駆動筒40との間に形成され
た空間であるが、可動筒30とその内側に存在する後述の
第1レンズ群60の枠体(第2可動筒)61との間に形成され
た空間(すなわち、第1可動筒の内側であって収納状態
において第2可動筒の外側に位置する空間)であるとも
考えられる。
【0033】既に説明したように可動筒30は断面長方形
の部材であって、同じく断面長方形の固定筒20内をスラ
イドする。この際に、可動筒30の軸心を固定筒20の軸心
と一致させつつ正確に繰り出すためには、固定筒20に対
する可動筒30の相対的な平行偏心および同じく相対的な
傾斜の両方を拘束する必要がある。これらの機構につい
て以下に説明する。
【0034】まず、上記相対的平行偏心は以下のように
して拘束される。すなわち、可動筒30の両側面に設けら
れた姿勢保持用ピン31が、固定筒20の両側面に光軸方向
に形成された案内スロット21と係合することによって、
可動筒30が固定筒20に対して鉛直方向に平行に偏心する
ことを防止している。また、図1に最も良く示されるよ
うに、可動筒30の両側面における姿勢保持用ピン31近傍
の位置には、平板状に隆起した当接部34が設けられてお
り、これが固定筒20の内面に当接することによって、可
動筒30が固定筒20に対して水平方向に平行に偏心するこ
とを防止している。
【0035】次に、上記相対的傾斜は以下のようにして
拘束される。すなわち、可動筒30内に保持した駆動筒40
のヘリコイド42が固定筒20の上下の内面に形成したヘリ
コイド部22と係合することによって、可動筒30の鉛直面
内における傾斜が拘束される。また、可動筒30の両側面
から突出する姿勢保持用ピン31が支持アーム75の両アー
ム部76、77と係合することによって、可動筒30の水平面
内における傾斜が拘束される。この場合、駆動筒40のヘ
リコイド42が固定筒20の上下面で拘束(すなわち、撮影
光軸に直交する方向においてある程度の距離を保った2
カ所で拘束)され、可動筒30の両面の各ピン31が支持ア
ームの対向する両アーム部76、77で拘束(同じく、撮影
光軸に直交する方向においてある程度の距離を保った2
カ所で拘束)されるため、図15〜17に示した従来例に比
べて、可動筒30をその姿勢を高精度に維持しつつ光軸方
向に大きなスパンでスライドさせることができる。
【0036】すなわち、図15〜17に示したような、入子
式に嵌合する複数の断面長方形の筒部材を採用する従来
の鏡胴においては、筒部材の姿勢保持のために、光軸方
向に延在して設けたガイドバー114、133に対して、各筒
部材に固定したスリーブ状部材132、142、172を嵌合さ
せるとともに、ガイドバー114、133を中心とする各筒部
材の回動を禁止する回止め棒115、134を設けていた。そ
して、この場合には、姿勢保持精度を高めるためには、
各筒部材に固定したスリーブ状部材132、142、172の光
軸方向長さを大きくとる必要があり、したがってその場
合には、姿勢を高精度に維持しつつ各筒部材を光軸方向
に大きなスパンでスライドさせることが困難であった。
【0037】これに対して、本発明の上記構成によれ
ば、可動筒30は、鉛直方向においても水平方向において
も、「撮影光軸に直交する方向においてある程度の距離
を保った2カ所で拘束」されており、これらは、「従来
技術におけるスリーブ状部材の光軸方向長さ」に対応し
ている。そしてこれらは、もともと、スリーブ状部材の
光軸方向長さよりも遙かに長く、しかも、「駆動筒40の
ヘリコイド42および可動筒30の両面から突出する各ピン
31のいずれも、光軸方向に延在する距離は極僅か」であ
る。したがって、従来に比べて、可動筒30をその姿勢を
高精度に維持しつつ光軸方向に大きなスパンでスライド
させることができる。
【0038】また、本発明においては、後述するよう
に、支持アーム75を有効に利用することにより、ズーム
レンズ鏡胴の進退移動に連動してカメラ本体側の機構部
を駆動することもできる。
【0039】駆動筒40の内側には、第1レンズ群60およ
び第2レンズ群70が配置されている。第1レンズ群60の
枠体(第2可動筒)61の撮影者側端部にはヘリコイド62が
設けられており、このヘリコイド62は、駆動筒40の内周
面に形成されたヘリコイド46と係合している。図9の断
面図からも分かるように、ヘリコイド62は枠体61の周方
向に沿って3つに分割されており、その間に形成される
係合凹部に直進ガイド部33がそれぞれ係合する。各係合
凹部は、可動筒30に固定された前記直進ガイド部33に対
して回動不可に係合しているため、駆動筒40が回動する
と、ヘリコイド62とヘリコイド46との関係で、第1レン
ズ群60は駆動筒40に対して(同時に、固定筒20に対して
も)撮影光軸方向に相対的に移動する。
【0040】なお、分割されたヘリコイド62間の3つの
係合凹部のうち、図9中の左上方部および下方部に現れ
るものについては、単に直進ガイド部33と係合するだけ
であるが、図9中右上方に現れるものについては、当該
凹部が突起63で2つの凹部63aおよび63bに区切られて
いて(図1参照)、凹部63aが直進ガイド部33と係合する
係合凹部として機能する。他方の凹部63bは、後に説明
するシャッタ駆動リング55の外周部に設けた係合凹部55
aの回動が許容される範囲を規定するものである。
【0041】第2レンズ群70の枠体71の外周面には、放
射状に突出する3本のピン72が設けられている。これら
のピン72は、駆動筒40の内周面に形成されたカム溝47と
係合している。一方、図11の断面図からも分かるよう
に、第2レンズ群の枠体71の外表面には可動筒30に固定
された前記直進ガイド部33と係合する係合凹部73が3つ
設けられている。各係合凹部73は、ピン72とそれに隣接
する突起74とで構成されている。係合凹部73が直進ガイ
ド部33に対して回動不可に係合しているため、駆動筒40
が回動すると、カム溝47により第2レンズ群70は駆動筒
40に対して(同時に、固定筒20に対しても)撮影光軸方向
に相対的に移動する。
【0042】なお、図9および図10の両断面図を比較す
ると分かるように、図9においては、3本の各直進ガイ
ド部33の両側面に第1レンズ群60の枠体61に形成された
ヘリコイド62または突起63が当接しているが、図10にお
いては、第1レンズ群60のどの部分も直進ガイド部33に
は当接しておらず、第2レンズ群70の枠体71に形成され
たピン72および突起74が直進ガイド部33の両側面に当接
している。このことから分かるように、第1レンズ群60
の枠体に形成されたヘリコイド62間の各係合凹部は、図
1では明瞭に示されていないが撮影光軸方向後方(撮影
者側)に向かうにつれて周方向幅が大きくなるように段
が付けられている。そして、この周方向幅が大きくなっ
た部分は、2つのレンズ群60および70が接近した場合(t
ele状態)に第2レンズ群70に対する逃げとして機能す
る。つまり、この周方向幅の大きくなった部分に、第2
レンズ群70のピン72および突起74が直進ガイド部33の両
側面に当接しつつ入り込むのである。そして、図10は、
その状態を示している。
【0043】なお、図示の例においては、駆動筒の内面
側に保持されるレンズ群の数は2つであるが、レンズ群
の数に特に限定はなく、1つであっても3つ以上であっ
てもよい。
【0044】図1において、50はシャッタ駆動キーを、
55はシャッター駆動リングを、それぞれ示している。シ
ャッタ駆動リング55は、図3〜8の各断面図に示したよ
うに、第1レンズ群60の後端部に設けられたシャッタ機
構部65に連結されており、これをシャッタ駆動キー50で
駆動することによってシャッタ機構部65を動作すること
ができる。
【0045】シャッタ駆動キー50は、リング部材51と棒
状キー部材52とから構成されている。すなわち、リング
部材51は、図3〜8の各断面図に示したように、駆動筒
40の前端面と可動筒30の内面との間で3本の直進ガイド
部33の周囲に回動可能であって、かつ該ガイド部に対し
ては光軸方向に不動に外嵌されている。図9の断面図か
らも分かるように、リング部材51の外周部に沿ってギア
部51aが部分的に形成されており、シャッタ駆動モータ
66の駆動軸に固定されたピニオン67からの駆動力がギア
68を介してこのギア部51aに伝達される。棒状キー部材
52は、リング部材51から撮影者側へと向かって撮影光軸
方向に直線的に延在しており、シャッタ機構部65に対し
てシャッタ開閉の為、光軸方向に不動に、かつ、回転可
能に嵌装されたシャッタ駆動リング55に連結されてい
る。シャッタ駆動リング55の外周部には係合凹部55aが
設けられており、該係合凹部55a内に棒状キー部材52が
係合している。したがって、シャッタ機構部65と一体化
した第1レンズ群60が、ズーミングにより駆動筒40に対
して光軸方向に移動しても、棒状キー部材52が長さを有
しているので係合凹部55aから外れることはなく、ズー
ミング全域にわたって連結が保たれる。すなわち、全て
のズーム域で、シャッタ駆動モータ66によってシャッタ
駆動キー50が回動すると、これに伴ってシャッタ駆動リ
ング55も回動し、これによって、シャッタ機構部65が動
作される。
【0046】既に説明したように、固定筒20内をスライ
ドする可動筒30に連動して、上記可動筒姿勢保持具(支
持アーム75)が回動する。そして、図12は、ズームレン
ズ鏡胴が最も伸張した状態(tele状態)を示している。本
発明においては、このように回動する支持アーム75を利
用してカメラ本体側の機構部を駆動することができる。
これについて以下に説明する。
【0047】図12に示した支持アーム75においては、一
方のアーム部76の回動ステー側端部にギア部78aを一体
的に形成している(なお、図1においてはこのギア部78
aの図示は省略している)。ギア部78aは、カメラ本体
側に設けられた機構部につらなるギア列の最終ギア(不
図示)と係合しており、これによって、ズームレンズ鏡
胴の進退移動に連動してカメラ本体側の機構部を駆動す
ることができる。カメラ本体側に設けられた機構部とし
ては、レンズバリアの開閉駆動機構や、リトラクタブル
タイプのフラッシュを備えるカメラにおけるフラッシュ
開閉駆動機構等が考えられる。他にも、ズーミングに応
じてフラッシュの照射角を変更するカメラにおいては、
発光管と反射傘との間隔を変更する駆動機構が考えられ
る。さらには、レンズシャッタカメラにおけるファイン
ダ光学系のズーミング機構等が考えられる。
【0048】以上のようなカメラ本体側の機構部への駆
動力伝達の別法として、上記可動筒姿勢保持具の回動ス
テーにカム面を設け、該カム面により、カメラ本体側機
構部動作ピン等のカム係合部を駆動する方法も考えられ
る。勿論、可動筒の直進移動から直接駆動してもよい
(例えば、可動筒30の側面から突出するピン31によっ
て、カメラ本体側機構部動作ピン等を駆動する方法
等)。
【0049】以上図示した実施形態においては、上記空
間39内に配置される電動部材として、駆動筒を駆動する
駆動モータ80およびシャッタ駆動用モータ66を示してい
るが、本発明において、空間39内に配置される要素がこ
れらのものに限定されるものではない。図13は、投光部
と受光部とを備えるアクティブAFユニットを空間39
内に配置した別例の外観図を示している。図13は、ズ
ームレンズ鏡胴部分の前面部分のみを示したものである
が、可動筒30の前面に投光窓91および受光窓92が現れて
いる。この場合、駆動筒用およびシャッタ用の駆動モー
タは、鏡胴内部においてAFユニットの下方側に配置さ
れる。なお、図13においては、可動筒に形成された姿勢
保持用ピン31や当接部34の図示は省略している。
【0050】図14は、AEユニットおよびセルフタイマ
ー用LEDを空間39内に配置した別例の外観図を示して
いる。可動筒30の前面にLED発光部93およびAE用受
光窓94が現れている。この場合においても、駆動筒用お
よびシャッタ用の駆動モータは、鏡胴内部の下方側に配
置される。図14においても、可動筒に形成された姿勢保
持用ピン31や当接部34の図示は省略している。以上図示
した例の他にも、例えば、コンパクトに一体化したパッ
シブAFユニットや、可動筒30の前面にファインダ窓
(図示せず)を設け、上記空間をファインダ光路として利
用することも考えられる。勿論、この空間内に配置する
ことができるカメラ構成要素がこれらに限定されるもの
ではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るカメラのズームレ
ンズ鏡胴の分解斜視図である。
【図2】 図1のズームレンズ鏡胴を備えるカメラを概
略的に示す斜視図である。
【図3】 沈胴状態にあるズームレンズ鏡胴の鉛直断面
図である。
【図4】 沈胴状態にあるズームレンズ鏡胴の水平断面
図である。
【図5】 沈胴状態と最伸張状態との間の位置にあるズ
ームレンズ鏡胴の鉛直断面図である。
【図6】 沈胴状態と最伸張状態との間の位置にあるズ
ームレンズ鏡胴の水平断面図である。
【図7】 最伸張状態にあるズームレンズ鏡胴の鉛直断
面図である。
【図8】 最伸張状態にあるズームレンズ鏡胴の水平断
面図である。
【図9】 図3の9-9線断面図である。
【図10】 図3の10-10線断面図である。
【図11】 図3の11-11線断面図である。
【図12】 最伸張状態にあるズームレンズ鏡胴の側面
図である。
【図13】 可動筒と駆動筒との間の空間に投光部と受
光部とを備えるアクティブAFユニットをを配置した別
の例を示す外観図である。
【図14】 可動筒と駆動筒との間の空間にAEユニッ
トおよびセルフタイマー用LEDを配置した別の例を示
す外観図である。
【図15】 四角筒を組み合わせてなる従来の沈胴式鏡
胴をtele状態で示す鉛直断面図である。
【図16】 図15の鏡胴を下面側から見た一部切欠き図
である。
【図17】 図15の鏡胴を示す水平断面図である。
【符号の説明】
10 カメラ 11 フレーム 12 撮影画枠 20 固定筒 21 案内スロット(開口部) 22 ヘリコイド部 30 可動筒 31 姿勢保持用ピン 32 前面開口部 33 直進ガイド部 34 当接部 33a 係止フック部 39 空間 40 駆動筒 41 駆動ギア 42 ヘリコイド 45 環状溝 46 ヘリコイド 47 カム溝 50 シャッタ駆動キー 51 リング部材 51a ギア部 52 棒状キー部材 55 シャッタ駆動リング 60 第1レンズ群 61 枠体 62 ヘリコイド 63 突起 63a 係合凹部 63b 凹部 65 シャッタ機構部 66 シャッタ駆動モータ 67 ピニオン 68 ギア 70 第2レンズ群 71 枠体 72 ピン 73 係合凹部 74 突起 75 支持アーム(可動筒姿勢保持具) 76 アーム部 76a スロット 77 アーム部 77a スロット 78 回動ステー 78a ギア部 80 駆動モータ 91 投光窓 92 受光窓 93 LED発光部 94 AE用受光窓 111 フレーム 112 撮影画枠 113 ネジ棒 114 ガイドバー 115 回止め棒 120 固定筒 130 駆動筒 131 ナット部 132 スリーブ状部材 133 ガイドバー 134 回止め棒 135 係合部 140 可動筒 140a 空間 141 レンズ保持円筒 142 スリーブ状部材 143 係合部 144 ピン 147 シャッタ用アクチュエータ 148 フォーカス用モータ 149 フォーカスメカ 150 カム板 151 回動軸突起 152 ピン 153、154 カムスロット 160 第1レンズ群 170 第2レンズ群 171 玉枠 172 スリーブ状部材 173 係合部 174 ピン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体内において露光されるフィル
    ム面の前方側に設けられた長方形の撮影画枠に適合する
    長方形断面の固定筒と、 該固定筒の内側にスライド可能に嵌入する長方形断面の
    第1可動筒と、 該第1可動筒の内側にスライド可能に嵌入する円形断面
    の第2可動筒と、を含み、撮影状態と収納状態とをとり
    うるズームレンズ鏡胴であって、 第1可動筒の内側であって収納状態において第2可動筒
    の外側に位置する空間内に電動部材を収容したことを特
    徴とする、ズームレンズ鏡胴。
  2. 【請求項2】 カメラ本体内において露光されるフィル
    ム面の前方側に設けられた長方形の撮影画枠に適合する
    長方形断面の固定筒と、 該固定筒の内側にスライド可能に嵌入する長方形断面の
    可動筒と、 可動筒に対して相対的に回動可能であるが撮影光軸方向
    には相対移動不可に、該可動筒内に保持される円形断面
    の駆動筒と、 駆動筒に対して撮影光軸方向に相対移動可能に、該駆動
    筒の内面側に保持される1または2以上の撮影レンズ群
    と、を備えてなるズームレンズ鏡胴であって、 長方形断面の可動筒と円形断面の駆動筒との間に形成さ
    れる空間内に電動部材を収容したことを特徴とする、ズ
    ームレンズ鏡胴。
  3. 【請求項3】 撮影光軸方向に延在するとともに同一円
    筒面内に含まれる複数の直進ガイド部が上記可動筒内に
    固定され、上記駆動筒がこれらの直進ガイド部の外側に
    回動可能に嵌合しており、 駆動筒の外周面の少なくとも一部に駆動ギア部およびヘ
    リコイドが形成され、該ヘリコイドは、上記固定筒の内
    表面上に部分的に形成されたヘリコイド部と係合してお
    り、 上記撮影レンズ群の枠体には、駆動筒の内周面に設けら
    れたカム溝またはヘリコイドに係合するピンまたはヘリ
    コイドと、直進ガイド部に係合する係合部とが設けられ
    ており、 駆動筒が駆動モータからの駆動力を上記駆動ギア部で受
    けて回動すると、これに連動して、可動筒が固定筒に対
    して相対的にスライドするとともに、撮影レンズ群が直
    進ガイド部に沿って撮影光軸方向に直進移動することを
    特徴とする、請求項2記載のズームレンズ鏡胴。
  4. 【請求項4】 上記空間内に配置される電動部材は、駆
    動筒を駆動する駆動モータ、シャッタ駆動用モータ、A
    Fユニット、AEユニット、およびセルフタイマー用L
    EDのうちの少なくとも1つであることを特徴とする、
    請求項1、2または3記載のズームレンズ鏡胴。
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