JPH11337794A - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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Publication number
JPH11337794A
JPH11337794A JP16277898A JP16277898A JPH11337794A JP H11337794 A JPH11337794 A JP H11337794A JP 16277898 A JP16277898 A JP 16277898A JP 16277898 A JP16277898 A JP 16277898A JP H11337794 A JPH11337794 A JP H11337794A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
mirror chamber
mirror
contact surface
holding
Prior art date
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Pending
Application number
JP16277898A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Osone
康裕 大曽根
Takao Ogawa
隆夫 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sigma Corp
Original Assignee
Sigma Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sigma Corp filed Critical Sigma Corp
Priority to JP16277898A priority Critical patent/JPH11337794A/ja
Publication of JPH11337794A publication Critical patent/JPH11337794A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鏡室内において、加工上精度を確保すること
が困難な特殊形状のレンズがレンズ構成上中間付近にあ
る場合、該レンズのみを弾性のある部材を有する鏡室で
押えることによって、該レンズの倒れを防ぎ、隣接する
他のレンズに倒れ等の悪影響を及ぼさないようにしたレ
ンズ鏡筒。 【構成】 鏡室22に設けられた切り込み部22bによ
り弾性部22aが得られ、レンズL6は当て面と締め込
まれる部材の当て面の平行度の狂いから変形あるいは偏
心させられることなく保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ用レンズ鏡
筒に関するものであり、更に詳しくは鏡筒内の鏡室にお
けるレンズの固定、保持に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カメラ用レンズ鏡筒の鏡室内におけるレ
ンズの保持、固定方法については従来より、スペーサ
ー、押え環による締込み、鏡室端面をローラー等で変形
させレンズを押さえるカシメ、接着剤による接着、Cス
プリング、ゴムリングによる押さえ等多くの方式が提案
され実際に製造されている。また、近年は鏡室のプラス
チック化に伴い、熱カシメ、超音波カシメ等も多く利用
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法はレンズの加工精度に依存している部分が多く、加
工上精度の出す事が困難な形状のレンズを固定させる場
合には問題が多い。
【0004】スペーサー、押え環、別鏡室等の締込みに
よる固定の場合、レンズの当て面の精度が出ていない
と、レンズの当て面と締め込まれる部材の当て面の平行
度の狂いからレンズを変形あるいは偏心させてしまう。
例えば図5に示すレンズ保持の場合、レンズL6の右端
面の光軸に対する直角度が出ていないとスペーサー27
の当て面27aとが平行にならずスペーサー27を閉め
込んでいくとレンズL6は傾いてしまったり、変形して
しまう。これはカシメ、プラスチックによる熱カシメに
ついても同様の事が言える。
【0005】また、レンズを別鏡室で押さえる場合、レ
ンズの当て面の精度が出ていない時、レンズの当て面の
狂いが押さえる側の鏡室の位置精度を狂わせてしまい、
レンズ鏡筒自体の性能に大きな影響を与えてしまう。図
6に示すレンズ保持の場合、レンズL6の右端面の光軸
に対する直角度が出ていないと鏡室29の当て面29a
とが平行にならず鏡室29を閉め込んでいくとレンズL
6は傾いてしまったり、変形してしまう。この時、レン
ズL6の剛性が高く変形しない場合には鏡室29自体
が、レンズL6の右端面に合わせてレンズL7と共に傾
いてしまう。
【0006】Cスプリング、ゴムリング等の部材で押さ
える場合、衝撃によるずれ、外れ、部品点数や組立工数
の増加が問題となる。また、接着剤による結合も接着剤
の塗布量の制御や乾燥時間、発生するガス、糸引き等に
よる作業性、接着自体の信頼性等の問題が未解決であっ
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決する為、
本発明においては加工上精度が出しにくいレンズを弾性
部を有する鏡室を使用することによってレンズの変形、
偏心の発生を防ぎレンズ群全体の芯を狂わすことなくレ
ンズ固定、保持が可能となるレンズ鏡筒を、少ない部品
点数で安価に提供する事ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のレンズ鏡筒においては、
加工上精度が出しにくい特殊な形状のレンズを固定させ
る場合、先ずレンズに対してインロー、当て面を持つ鏡
室に、その当て面までレンズを挿入ないしは圧入する。
そして、挿入ないしは圧入されたレンズの反対側の端面
を、弾性部を有する鏡室の弾性部分を圧接させることに
よってレンズを固定、保持させる。この方法ではレンズ
の当て面と締め込まれる部材の当て面の平行度の狂いか
らレンズを変形あるいは偏心させてしまう事も無く、ま
たレンズの形状の狂いが隣接する他のレンズに影響を与
えず、鏡筒内の芯の狂いを最小限にすることができる。
【0009】
【実施例】以下に図面を参照して本発明によるレンズ鏡
筒の実施例を示す。図1は本発明のレンズ鏡室を有する
レンズ鏡筒の断面図、図2本発明の鏡室の拡大断面図、
図3、図4はそれぞれ鏡室の斜視図である。
【0010】図1において3はレンズ鏡筒の固定筒で右
端に外観リング4、レンズ着脱用マウント5がビス2
4、25によって締結されている。外観リング4にはL
3〜L7を移動し変倍させるためのズームリング26が
回転可能な状態に嵌合されている。固定筒3の外径には
回転筒6がズーム時に回転可能な状態にバヨネット嵌合
され、ズームリング26と不図示のレバーで連動してい
る。回転筒6の外径には直進筒7がコロ11と不図示の
カム溝によってズーム時に光軸方向に摺動可能な状態に
結合されている。直進筒7の外径にはフロント8がコロ
17と不図示のカム溝によってフォーカス時に回動可能
な状態に結合されている。フロント内径にはフォーカス
のためのレンズL1,L2がカシメによって結合されて
いる。固定筒3の内径側には鏡室1、2、22と鏡室9
がコロ13、15と不図示のカム溝によって光軸方向に
移動可能な状態で結合されている。鏡室1にはレンズL
4、L5が、鏡室9にはレンズL3がカシメによって結
合されている。鏡室2にはレンズL6が、鏡室22には
レンズL7が結合されている。コロ11、13、15は
ビス12、14、16によって直進筒7、鏡室1、鏡室
9に取り付けられている。また鏡室1と鏡室2の間には
絞り機構であるダイヤフラムプレート18、アパーチャ
ープレート19、複数の絞り羽根20が組み込まれてい
る。
【0011】上記のような構成のレンズ鏡筒において、
鏡室2に組み込まれているレンズL6は1、2面共Rが
強く、しかも非常に薄肉である。そのため加工上精度が
出しにくく、また非常に変形し易い。そこで図2により
レンズの保持を説明する。
【0012】レンズL6の右側端面を鏡室22に複数設
けられた弾性部22aによって押さえることによってL
6の当て面と締め込まれる部材の当て面の平行度の狂い
からレンズL6を変形あるいは偏心させることなく保持
することができる。鏡室22に設けられた弾性部は図3
に示すようにプラスチック材で構成された鏡室22に切
り込み部22bを設けることで弾性部22aを得ること
ができる。また、鏡室22は弾性部22aとは別に鏡室
2との当て面を持つ事によって鏡室22自体が、レンズ
L6の右端面に合わせて傾いてしまう事を防いでいる。
【0013】図4は別の形状の鏡室の実施例を示し、切
り込み部22cを設けて弾性部22aを得ている。
【0014】
【発明の効果】上記の通り、本発明のレンズ鏡筒につい
ては、加工上精度が出しにくいレンズを弾性部を有する
鏡室を使用することによってレンズの変形、倒れの発生
を防ぐことができる。またレンズの形状の狂いが隣接す
る他のレンズに影響を与え、レンズ群全体の芯を狂わす
ことも合わせて防止することができる。
【0015】なお、本実施例では鏡室の弾性部を鏡室を
プラスチックで構成し、切り込み部による弾性で説明し
たが、弾性部を金属製の板バネ、巻バネ等どのような部
材を使用しても問題がないことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンズ鏡室を有するレンズ鏡筒の断面
図である。
【図2】本発明のレンズ鏡室の拡大断面図である。
【図3】本発明の鏡室の斜視図である。
【図4】本発明の鏡室の斜視図である。
【図5】従来例を示す鏡室の拡大断面図である。
【図6】従来例を示す鏡室の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 鏡室 2 鏡室 3 固定筒 4 外観リング 5 マウント 6 回転筒 7 直進筒 8 フロント 9 鏡室 18 ダイヤフラムプレート 19 アパーチャープレート 20 絞り羽根 22 鏡室 26 ズームリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のレンズ群と、該レンズ群を保持す
    るための鏡室を有するレンズ鏡筒において,該鏡室内の
    対向するレンズを弾性部を有する鏡室で保持した事を特
    徴とするレンズ鏡筒。
JP16277898A 1998-05-28 1998-05-28 レンズ鏡筒 Pending JPH11337794A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16277898A JPH11337794A (ja) 1998-05-28 1998-05-28 レンズ鏡筒

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JP16277898A JPH11337794A (ja) 1998-05-28 1998-05-28 レンズ鏡筒

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JPH11337794A true JPH11337794A (ja) 1999-12-10

Family

ID=15761043

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JP16277898A Pending JPH11337794A (ja) 1998-05-28 1998-05-28 レンズ鏡筒

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JP (1) JPH11337794A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002098878A (ja) * 2000-07-17 2002-04-05 Toshiba Corp 光学レンズユニット
JP2005092141A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Ricoh Co Ltd レンズ鏡枠、ズームレンズ鏡胴、デジタルカメラ、及び光学装置
JP2009009068A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd レンズ保持装置及びレンズ保持装置を備えた携帯機器
JP2009210693A (ja) * 2008-03-03 2009-09-17 Canon Inc 光学素子保持装置
US10564381B2 (en) 2016-07-14 2020-02-18 Mitsubishi Electric Corporation Illumination device

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