JPH11337762A - 光変換線 - Google Patents

光変換線

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JPH11337762A
JPH11337762A JP16288198A JP16288198A JPH11337762A JP H11337762 A JPH11337762 A JP H11337762A JP 16288198 A JP16288198 A JP 16288198A JP 16288198 A JP16288198 A JP 16288198A JP H11337762 A JPH11337762 A JP H11337762A
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JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
optical
sheet member
junctures
core
Prior art date
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Pending
Application number
JP16288198A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuichi Nishino
龍一 西野
Yukio Hayashi
幸生 林
Yoshikazu Nomura
義和 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11337762A publication Critical patent/JPH11337762A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 従来の光変換線(FAN−OUTコード)に
は、分岐部の補強作業に工数がかかるため製品コストが
上昇し、また分岐部が大きくなるため、光配線盤等の密
空間への収納が難しい等の問題がある。 【解決手段】 単心光ファイバ心線20を並列に纏めて
テープ化する。この光ファイバ24と、光テープ12の
光ファイバ16とを一括融着接続する。その後接続部を
透明シート部材30で挟み込み、これを加熱圧着して密
閉する。次に各単心線20に保護用のコードチューブ2
6を被せ、その先端に光コネクタ28を成端する。こう
して得られる光変換線は、収納密度が向上し、特に、複
数の接続部を積層できるため、接続部の仕分けが容易と
なり、識別性も向上する。また、接続部の補強作業も、
簡単な工具で容易に行えるので、製造コストが低下す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多心の光ファイ
バテープの先端を分岐して単心に変換する光変換線に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、多心の光ファイバテープの先端を
単心に切り分けた後、各光ファイバの先端に光コネクタ
(通常は、SC型光コネクタ)を取り付けた光変換線
(光分岐コード、FAN−OUTコード)が市販されて
いる。図2は、この光分岐コードの一例を示している。
図中、1はコード化された2心の光ファイバテープであ
り、2は光ファイバテープ1の先端を分岐してコード化
された単心の光ファイバである。3は光ファイバテープ
1から単心の光ファイバへ分岐する分岐部である。
【0003】上記光変換コードは以下の工程にて製作さ
れる。 光ファイバテープ1の先端を切り裂いて単心の光ファ
イバ2へ分岐する。 分岐部3において、単心光ファイバ2が末広がりとな
るように、単心光ファイバ2の向きと位置を規定するホ
ルダを設け、このホルダ内に光ファイバテープ1から単
心光ファイバへ2の分岐する部分を固定する。 分岐部を熱収縮チューブなどにより被覆して補強す
る。 なお、分岐後の単心光ファイバは被覆が不完全で損傷
しやすいため、各単心光ファイバへ、コードチューブを
被せる。 各単心光ファイバの先端に光コネクタ4を取り付け
る。
【0004】以上の光変換コードはコード内に接続点を
有しないが、変換コード内に接続点を設けることが許容
される場合には、以下の工程を採用することができる。 光コネクタが取り付けられ単心光ファイバを準備す
る。 単心光ファイバを纏めてリボン化し、多心の光ファイ
バテープと融着接続する。 接続部を熱収縮チューブに通して補強する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の第1の製造方法
は以下の問題点がある。 光ファイバテープの先端を切り裂いて単心光ファイバ
とするために、単心光ファイバを含めた光変換コードの
全長に制限がある。すなわち、例えば、光ファイバテー
プが口出しされた光ケーブルから導出されている場合、
光ケーブルの端部から引き出せる光ファイバテープの長
さに制限があるから、必要な長さの単心光ファイバが得
られないという問題がある。 また、分岐部の補強作業にかなりの工数が必要であ
り、製品のコスト上昇という問題もある。 光ファイバテープから単心光ファイバ化する分岐部が
比較的大きくなるため、光配線盤等の密空間にコンパク
トに収納することが難しいという問題がある。
【0006】次に、上記の第2の製造方法は以下の問題
がある。単心光ファイバと光ファイバテープの接続点が
融着接続であるため、融着接続部の補強作業が必要とな
る。しかし、補強作業には工数が必要であり、また補強
具を使うために、補強後の接続部は大きくなる。このた
め、光配線盤等の密空間にコンパクトに収納することが
難しいという問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、図1(e)に例示するように、光ファイバテープ1
2の各光ファイバ16と単心光ファイバ24とが接続さ
れ、接続された部分をシート部材30にて挟み込み、前
記シート部材を接着したことを特徴とする。
【0008】このシート部材30は、例えばフレキシブ
ルな透明なポリエチレン、塩化ビニールのシートなどの
プラスチックよりなる(図1(c))。接続された部分
を挟み込むために、1枚のシートを中央から折り曲げて
用いても良いし、2枚のシートで上下から挟むようにし
ても良い。
【0009】上記の接着には、接着剤により固定する場
合、圧着加熱、加熱溶融などによる場合など種々の形態
を含む。例えば、シート部材の内側に熱溶融性の接着糊
が塗布されている場合は、加熱圧着することにより接着
される。また、塩化ビニール等の、比較的溶けやすい材
料を用いた場合には、接着糊が無くとも、溶融温度まで
加熱することにより加熱圧着が可能となる。加熱手段に
は、ヒータや超音波等を用いることができる。
【0010】また、請求項2に記載のように、シート部
材30は、少なくとも光ファイバテープ12の被覆部1
4に跨っていることが、好ましい。
【0011】このようにすると、接続部の補強強度が向
上して対環境性、耐候性、長期にわたる接続の安定性が
得られる。
【0012】さらに、請求項3記載のように、単心光フ
ァイバ心線20の先端には光コネクタ28が取り付けら
れ、少なくとも単心光ファイバ心線にはコードチューブ
26が被せられるようにしてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】図1(e)は本発明の光変換線の
一実施形態を示す。図中30は、接続部(例えば融着接
続部)を覆うシート部材である。このシート部材30
は、重ね合わされた、例えばフレキシブルな透明なポリ
エチレン、あるいは塩化ビニールのシートなどのプラス
チックよりなり(図1(c))、融着接続部を挟み込ん
で気密に密閉するように接着される。例えば、シート部
材の内側に熱溶融性の接着糊が塗布されている場合にお
いて、加熱圧着することにより両シートは接着される。
【0014】ここで接着とは、上記のように、シート部
材を接着剤により固定する場合、圧着加熱、加熱溶融な
どによる場合など種々の形態を含む。ただし、塩化ビニ
ール等の、比較的溶けやすい材料を用いた場合には、接
着糊が無くとも溶融温度まで加熱することにより加熱圧
着が可能となる。また、接着剤として、多少の粘度を有
する液性のものを用い、シート間に滴下若しくは塗り付
けて使用することもできる。加熱手段は、ヒータや超音
波等を用いることができる。
【0015】上記シート部材を用いて光分岐コードは次
のように製作される。 まず、図1(a)のように、多心の光ファイバテープ
12の先端被覆14を除去して、融着接続が可能なよう
に光ファイバ16を口出しをする。なお、10は光ケー
ブルを示す。 単心光ファイバ心線20を並列に纏めて取りそろえテ
ープ化(リボン化)した後に、先端被覆22を除去し
て、光ファイバ24を口出しをする。この際、テープ化
された先端は、各単心光ファイバがバラケないように瞬
間接着剤等にて仮接着しておくことが好ましい。 次いで、光ファイバテープの光ファイバ16と、先端
が纏められた単心の光ファイバ24を一括融着接続する
(図1(b))。
【0016】融着接続終了後、接続部を上記シート部
材30にて挟み込んだ後(図1(d))、上記シート部
材の両側からヒータ板を当てて、上記シート部材を加熱
圧着して、密閉する。加熱されることにより、上記シー
ト部材は収縮しながら接着され、シート間の気体は排除
され、気密状態に接続部を挟み込んだ融着接続部の補強
構造が完成する。 次に、各単心光ファイバ心線20に、保護用のコード
チューブ26に挿通し(図1(e))、その先端に光コ
ネクタ28、例えばSC型の単心光コネクタ(JISC
5973のF04型単心光ファイバコネクタ)を成端す
る。
【0017】もっとも、融着接続前に、各単心光ファイ
バ心線20の光コネクタ成端を完成させておいてもよ
い。また、特に図示しないが、多心の光ファイバテープ
12に、保護用のコードチューブを挿通しておいても良
い。なお、各コードの端部と光ファイバを接着剤により
固定しても良い。
【0018】コードチューブ26は、例えば最外層がP
VCで、内層がナイロンであり、両層の間にケブラ(ア
ラミド繊維、商標名)のような補強繊維を内層に編み込
んだ、光ファイバ心線20よりも幾分か大径のチューブ
であり、光ファイバ心線を当該チューブ内に滑らかに挿
通することができる。
【0019】一方、融着接続の部分は裸光ファイバであ
るから、上記シート部材30は、少なくとも裸光ファイ
バの部分を覆って保護被覆できるだけの面積を必要とす
る。
【0020】図示されるように、上記シート部材30は
光ファイバの被覆部分14、22に跨がって覆っている
ことが好ましい。被覆とは、例えば、光ファイバテープ
にあっては最外層のテープ被覆、単心光ファイバにあっ
ては最外層の心線被覆であるが、これよりも内側の光フ
ァイバ素線が露出しない程度の被覆であってもよい。
【0021】単心光ファイバ心線20の先端はテープ化
され並列に配設されており、シート部材30が覆う部分
は上記の並列な部分である。上記シート部材30に覆わ
れた領域から外れたところから、単心光ファイバ心線2
0が末広がりの状態になってもよいし、また、単心光フ
ァイバ心線20が末広がりに分岐する部分まで、シート
部材30にて挟み込むようにしてもよい(図1(d)
(e)は後者の状態で描いてある)。
【0022】上記シート部材30が被覆部分(特にテー
プ被覆14)に跨ることにより、接続部の補強強度が向
上して対環境性、耐候性、長期にわたる接続の安定性が
得られる。
【0023】さらに、シート材質を透明とすることによ
り接続部の状態を目視確認することができるが、シート
の材質を有色にすることにより、耐候性、対環境性の向
上をはかることも可能である。
【0024】上記シート部材30は、1枚のシートを折
り畳んだもの(図1(c))や、2枚のシートを重ねた
ものを採用することができるが、補強強度を高めるため
に、上記シートに補強用のシート、あるいは補強用の板
材等を裏打ちしたものを採用することができる。上記裏
打ち用の補強用のシート、板材等には、シート部材と同
質材、あるいは同程度の柔軟性を有する材質、若しくは
シート部材よりも剛性がある材質(プラスチック材、セ
ラミック材、ガラス材)を採用することができる。
【0025】上記構造の光分岐コード(光変換線)は、
光配線盤や密閉された余長収納ケース内に用いて最適で
ある。例えば、余長収納ケースの内部などでは、環境が
良好であり外力が加わるおそれがないため、従来構造の
ような頑丈な分岐構造を用いずとも、本発明の安直な構
造にて十分な信頼性を実現でき、しかも、密に収納する
ことが可能である。余長収納ケースから外部に露出する
ところ、あるいは作業時に力が加わるところは、コード
にて保護されているため機械的に十分な信頼性を保つこ
とができる。
【0026】
【発明の効果】薄いシート部材を使用するため、接続
部の収納密度が向上する。特に、複数の接続部を処理す
る場合、シート部材を縦あるいは横方向へ積層する事も
可能であるため、接続部の仕分けが容易となり、識別性
も向上する。 シート部材を接着、特に加熱圧着するだけで、接続部
を機密状態にシール(密閉)することができる。 簡単な工具でシート部材を挟み込んで加熱圧着するだ
けでなので、接続部の補強作業が簡単になり、光分岐コ
ードの製造コストを低下させることができる。 加熱収縮後に剛直になる材質をシート部材に用いるこ
とにより、接続部の機械的な強度を持たせることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の説明図。
【図2】従来技術の説明図。
【符号の説明】
1 光ファイバテープ 2 単心光ファイバ 3 分岐部 4 光コネクタ 10 光ケーブル 12 光ファイバテープ 14 被覆 16 光ファイバ 20 光ファイバ心線(単心) 22 被覆 24 光ファイバ 26 コードチューブ 28 光コネクタ 30 シート部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多心の光ファイバテープの先端が単心光
    ファイバへ分岐した光変換線であり、前記光ファイバテ
    ープの各光ファイバと単心光ファイバを接続し、接続さ
    れた部分をシート部材にて挟み込み、前記シート部材を
    接着したことを特徴とする光変換線。
  2. 【請求項2】 請求項1において、シート部材は、少な
    くとも光ファイバテープの被覆部に跨っていることを特
    徴とする光変換線。
  3. 【請求項3】 請求項1において、単心光ファイバの先
    端には光コネクタが取り付けられ、少なくとも単心光フ
    ァイバにはコードチューブが被せられていることを特徴
    とする光変換線。
JP16288198A 1998-05-27 1998-05-27 光変換線 Pending JPH11337762A (ja)

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JP16288198A JPH11337762A (ja) 1998-05-27 1998-05-27 光変換線

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JP16288198A JPH11337762A (ja) 1998-05-27 1998-05-27 光変換線

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003025640A1 (fr) * 2001-09-13 2003-03-27 Fujikura Ltd. Feuille de fibre optique et procede de production de cette feuille de fibre optique

Cited By (3)

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WO2003025640A1 (fr) * 2001-09-13 2003-03-27 Fujikura Ltd. Feuille de fibre optique et procede de production de cette feuille de fibre optique
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