JPH11337632A - 指向性受波器 - Google Patents
指向性受波器Info
- Publication number
- JPH11337632A JPH11337632A JP14371198A JP14371198A JPH11337632A JP H11337632 A JPH11337632 A JP H11337632A JP 14371198 A JP14371198 A JP 14371198A JP 14371198 A JP14371198 A JP 14371198A JP H11337632 A JPH11337632 A JP H11337632A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arrival
- directional
- directional wave
- relative direction
- sound wave
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 音波の到来方向を判別する指向性受波器にお
いて、全ての音波到来方向に対して正確にその絶対方向
を判別することを課題とする。 【解決手段】 所定の三角形の各頂点に対応させて、3
つ配設され、それぞれ信号を受信する無指向性受波素子
3と、該無指向性受波素子3からの出力信号を基に、指
向性受波器を基準とした音波到来の相対方向を算出する
相対方向判別手段9と、指向性受波器自体の回転変位に
よる回転角を検出する回転角検出センサ8と、前記相対
方向判別手段9から出力された音波到来の相対方向を示
す信号を、前記回転角検出センサ8から出力された回転
角を示す信号により補正し、音波到来の絶対方向を算出
する絶対方向判別手段10とを設けた。
いて、全ての音波到来方向に対して正確にその絶対方向
を判別することを課題とする。 【解決手段】 所定の三角形の各頂点に対応させて、3
つ配設され、それぞれ信号を受信する無指向性受波素子
3と、該無指向性受波素子3からの出力信号を基に、指
向性受波器を基準とした音波到来の相対方向を算出する
相対方向判別手段9と、指向性受波器自体の回転変位に
よる回転角を検出する回転角検出センサ8と、前記相対
方向判別手段9から出力された音波到来の相対方向を示
す信号を、前記回転角検出センサ8から出力された回転
角を示す信号により補正し、音波到来の絶対方向を算出
する絶対方向判別手段10とを設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、指向性受波器に
係り、例えば、低周波数で音波到来方位を判別する機能
を有する小型の指向性受波器に関するものである。
係り、例えば、低周波数で音波到来方位を判別する機能
を有する小型の指向性受波器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来例を示す説明図である。図に
おいて、1は音波を受信する無指向性受波素子である。
従来この種の指向性受波器では、その無指向性受波素子
1を2つ用いることにより、8の字指向性2を形成して
音波到来方向を判別している。
おいて、1は音波を受信する無指向性受波素子である。
従来この種の指向性受波器では、その無指向性受波素子
1を2つ用いることにより、8の字指向性2を形成して
音波到来方向を判別している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしならがら、前記
構成の指向性受波器では、2つの無指向性受波素子によ
る8の字指向性を用いて方向判別をおこなっているた
め、音波到来方向によっては、該方向を判別不能となる
ことがある。また、指向性受波器自体が回転してしまう
ような場合、絶対方位を判定することができないという
問題がある。
構成の指向性受波器では、2つの無指向性受波素子によ
る8の字指向性を用いて方向判別をおこなっているた
め、音波到来方向によっては、該方向を判別不能となる
ことがある。また、指向性受波器自体が回転してしまう
ような場合、絶対方位を判定することができないという
問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、音波の到来方
向を判別する指向性受波器において、所定の三角形の各
頂点に対応させて、3つ配設され、それぞれ信号を受信
する無指向性受波素子と、無指向性受波素子からの出力
信号を基に、指向性受波器を基準とした音波到来の相対
方向を算出する相対方向判別手段と、指向性受波器自体
の回転変位による回転角を検出する回転角検出センサ
と、相対方向判別手段から出力された音波到来の相対方
向を示す信号を、回転角検出センサから出力された回転
角を示す信号により補正し、音波到来の絶対方向を算出
する絶対方向判別手段とを設けたことを特徴とする。
向を判別する指向性受波器において、所定の三角形の各
頂点に対応させて、3つ配設され、それぞれ信号を受信
する無指向性受波素子と、無指向性受波素子からの出力
信号を基に、指向性受波器を基準とした音波到来の相対
方向を算出する相対方向判別手段と、指向性受波器自体
の回転変位による回転角を検出する回転角検出センサ
と、相対方向判別手段から出力された音波到来の相対方
向を示す信号を、回転角検出センサから出力された回転
角を示す信号により補正し、音波到来の絶対方向を算出
する絶対方向判別手段とを設けたことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を用いて
説明する。図1は実施の形態の指向性受波器の説明図で
ある。図において、3は音波を受信して信号に変換する
無指向性受波素子であり、例えば円筒形のケース4内
に、中心から所定の長さの位置に、120度おきに計3
つ配設される。すなわちここでは、最も好適な実施態様
として、正三角形の各頂点に無指向性受波素子3を配設
した構成としているが、正三角形以外の三角形の各頂点
に配設することとしてもよい。
説明する。図1は実施の形態の指向性受波器の説明図で
ある。図において、3は音波を受信して信号に変換する
無指向性受波素子であり、例えば円筒形のケース4内
に、中心から所定の長さの位置に、120度おきに計3
つ配設される。すなわちここでは、最も好適な実施態様
として、正三角形の各頂点に無指向性受波素子3を配設
した構成としているが、正三角形以外の三角形の各頂点
に配設することとしてもよい。
【0006】図1(a)は前記無指向性受波素子3を配
設した面を見た図であり、(b)は前記円筒形のケース
4を側方から見た図となっている。無指向性受波素子3
は、例えば円筒形の圧電子をゴムモールドしたものを用
いる。図1(c)に示すように、その無指向性受波素子
3はプラスチック5により固定されている。また、無指
向性受波素子3とケース5の間はスポンジ6およびシリ
コン油7が充填されている。
設した面を見た図であり、(b)は前記円筒形のケース
4を側方から見た図となっている。無指向性受波素子3
は、例えば円筒形の圧電子をゴムモールドしたものを用
いる。図1(c)に示すように、その無指向性受波素子
3はプラスチック5により固定されている。また、無指
向性受波素子3とケース5の間はスポンジ6およびシリ
コン油7が充填されている。
【0007】図1(b)において、8は回転角検出セン
サであり、前記ケース4内に配設され、受波器の回転角
を検知する。すなわち、予め定めた基準の状態からどれ
だけ回転したかということを示す情報を取得することが
できる。図2は実施の形態の指向性受波器の簡略ブロッ
ク図である。図において、9は相対方向判別手段であ
る。各無指向性受波素子3がそれぞれ音波を受信して変
換することにより、信号を出力すると、相対方向判別手
段9はその信号を2つずつ組み合わせることにより、3
つのカージオイド指向性を形成する。これによるカージ
オイド出力レベルは、音波の到来方向によって異なり、
そのレベル差に基づいて音波の到来方向を判別すること
ができる。
サであり、前記ケース4内に配設され、受波器の回転角
を検知する。すなわち、予め定めた基準の状態からどれ
だけ回転したかということを示す情報を取得することが
できる。図2は実施の形態の指向性受波器の簡略ブロッ
ク図である。図において、9は相対方向判別手段であ
る。各無指向性受波素子3がそれぞれ音波を受信して変
換することにより、信号を出力すると、相対方向判別手
段9はその信号を2つずつ組み合わせることにより、3
つのカージオイド指向性を形成する。これによるカージ
オイド出力レベルは、音波の到来方向によって異なり、
そのレベル差に基づいて音波の到来方向を判別すること
ができる。
【0008】3つの無指向性受波素子3により、3つの
カージオイド指向性を形成させているので、あらゆる到
来方向に対する判別が可能である。なお、相対方向判別
手段9によって判別されるのは、その測定の時点におけ
る指向性受波器の状態を基準とした相対的な音波到来方
向である。10は絶対方向判別手段であり、回転角検出
センサから出力される指向性受波器の回転角を示す信号
と、相対方向判別手段9から出力される前記相対方向を
示す信号を基に、音波到来方向を絶対方向として算出す
る。すなわち、音波到来の相対方向を示す信号を、受波
器自身の回転角を示す信号によって補正し、絶対的な音
波到来方向を取得することができる。
カージオイド指向性を形成させているので、あらゆる到
来方向に対する判別が可能である。なお、相対方向判別
手段9によって判別されるのは、その測定の時点におけ
る指向性受波器の状態を基準とした相対的な音波到来方
向である。10は絶対方向判別手段であり、回転角検出
センサから出力される指向性受波器の回転角を示す信号
と、相対方向判別手段9から出力される前記相対方向を
示す信号を基に、音波到来方向を絶対方向として算出す
る。すなわち、音波到来の相対方向を示す信号を、受波
器自身の回転角を示す信号によって補正し、絶対的な音
波到来方向を取得することができる。
【0009】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、3つの無指
向性受波素子を用いたことにより、全方向に対する判別
が可能となり、さらに、回転角検出センサを設けたこと
により、指向性受波器自体が回転したとしてもその回転
変位分を補正して音波到来の絶対方向を判別可能となる
効果を有する。
向性受波素子を用いたことにより、全方向に対する判別
が可能となり、さらに、回転角検出センサを設けたこと
により、指向性受波器自体が回転したとしてもその回転
変位分を補正して音波到来の絶対方向を判別可能となる
効果を有する。
【図1】実施の形態の指向性受波器の説明図
【図2】実施の形態の指向性受波器の簡略ブロック図
【図3】従来例を示す説明図
3 無指向性受波素子 8 回転角検出センサ 9 相対方向判別手段 10 絶対方向判別手段
Claims (1)
- 【請求項1】 音波の到来方向を判別する指向性受波器
において、 所定の三角形の各頂点に対応させて、3つ配設され、そ
れぞれ信号を受信する無指向性受波素子と、 該無指向性受波素子からの出力信号を基に、指向性受波
器を基準とした音波到来の相対方向を算出する相対方向
判別手段と、 指向性受波器自体の回転変位による回転角を検出する回
転角検出センサと、 前記相対方向判別手段から出力された音波到来の相対方
向を示す信号を、前記回転角検出センサから出力された
回転角を示す信号により補正し、音波到来の絶対方向を
算出する絶対方向判別手段とを設けたことを特徴とする
指向性受波器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14371198A JPH11337632A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 指向性受波器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14371198A JPH11337632A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 指向性受波器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11337632A true JPH11337632A (ja) | 1999-12-10 |
Family
ID=15345208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14371198A Pending JPH11337632A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 指向性受波器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11337632A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2006054599A1 (ja) * | 2004-11-16 | 2008-05-29 | 学校法人日本大学 | 音源方向判定装置及び方法 |
KR101715903B1 (ko) * | 2015-10-27 | 2017-03-13 | 국방과학연구소 | 잡음신호와 배열 뒤틀림 및 회전각 오차에 강인한 삼중 배열 센서 방위 탐지 방법 및 장치 |
-
1998
- 1998-05-26 JP JP14371198A patent/JPH11337632A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2006054599A1 (ja) * | 2004-11-16 | 2008-05-29 | 学校法人日本大学 | 音源方向判定装置及び方法 |
JP5004276B2 (ja) * | 2004-11-16 | 2012-08-22 | 学校法人日本大学 | 音源方向判定装置及び方法 |
KR101715903B1 (ko) * | 2015-10-27 | 2017-03-13 | 국방과학연구소 | 잡음신호와 배열 뒤틀림 및 회전각 오차에 강인한 삼중 배열 센서 방위 탐지 방법 및 장치 |
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