JP2592883B2 - 方向探知装置 - Google Patents
方向探知装置Info
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- JP2592883B2 JP2592883B2 JP63025157A JP2515788A JP2592883B2 JP 2592883 B2 JP2592883 B2 JP 2592883B2 JP 63025157 A JP63025157 A JP 63025157A JP 2515788 A JP2515788 A JP 2515788A JP 2592883 B2 JP2592883 B2 JP 2592883B2
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- Japan
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- phase difference
- antennas
- antenna
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- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、インターフェロメータ方式の方向探知装
置に係り、特に空中線間のカップリングによる測定誤差
を減少させ、性能向上を図るものに関する。
置に係り、特に空中線間のカップリングによる測定誤差
を減少させ、性能向上を図るものに関する。
（従来の技術） インターフェロメータ方式の方向探知装置は、同一直
線上に並ばないように複数の空中線を配置し、各空中線
間の受信信号の位相差から到来方位角を求める。今、第
８図に示すように空中線１と空中線ｒ、空中線２と空中
線ｒが間隔ｄで、角度90゜を成して配置されているとす
る。このとき波長λの信号が方位角θ、仰角βの方向か
ら到来すると、空中線１と空中線ｒ間の位相差φ１と空
中線２と空中線ｒ間の位相差φ２は、次式で表わすこと
ができる。
線上に並ばないように複数の空中線を配置し、各空中線
間の受信信号の位相差から到来方位角を求める。今、第
８図に示すように空中線１と空中線ｒ、空中線２と空中
線ｒが間隔ｄで、角度90゜を成して配置されているとす
る。このとき波長λの信号が方位角θ、仰角βの方向か
ら到来すると、空中線１と空中線ｒ間の位相差φ１と空
中線２と空中線ｒ間の位相差φ２は、次式で表わすこと
ができる。
（１），（２）式より、方位角θは、 という式で表わすことができる。ここでλ，β共に一定
と考えると、（１），（２）式は次式で表わすことがで
きる。
と考えると、（１），（２）式は次式で表わすことがで
きる。
φ１＝Ksinθ …（４） φ２＝Kcosθ …（５） 但しＫ＝２πdcosβ／λである。（４），（５）式か
ら明らかなように、位相差φ１と位相差φ２は方位角θ
に対して正弦波特性となる。
ら明らかなように、位相差φ１と位相差φ２は方位角θ
に対して正弦波特性となる。
しかし、実際に第８図のような、空中線配置にした場
合、各空中線間のカップリングにより、位相差φ１及び
位相差φ２は第９図及び第10図の実線に示すような特性
となる（図中点線は理論特性曲線を示す）。これらは、
誤差成分となり、方位角の測定精度に悪影響を及ぼす。
合、各空中線間のカップリングにより、位相差φ１及び
位相差φ２は第９図及び第10図の実線に示すような特性
となる（図中点線は理論特性曲線を示す）。これらは、
誤差成分となり、方位角の測定精度に悪影響を及ぼす。
（発明が解決しようとする課題） 以上述べたように従来のインターフェロメータ方式に
よる方向探知装置では、各空中線間のカップリングによ
る測定誤差が多大であった。
よる方向探知装置では、各空中線間のカップリングによ
る測定誤差が多大であった。
この発明は上記の問題を改善するためになされたもの
で、各空中線間のカップリングによる方位角の測定精度
の悪化を除去し、極めて精度よく到来方向角を探知する
ことのできるインターフェロメータ方式の方向探知装置
を提供することを目的とする。
で、各空中線間のカップリングによる方位角の測定精度
の悪化を除去し、極めて精度よく到来方向角を探知する
ことのできるインターフェロメータ方式の方向探知装置
を提供することを目的とする。
［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 上記目的を達成するためにこの発明は、 同一直線上に並ばないように同一平面上に配置された
少なくとも４本の空中線と、 これらの空中線の各出力信号の少なくとも４個の位相
差を検出する位相差検出手段と、 前記空中線間のカップリングによって各位相差に生じ
る正の方向及び負の方向の誤差が相殺されるように、前
記位相差検出手段からの位相差情報を演算処理すること
で受信信号の到来方位角を求める演算手段とを具備して
構成される。
少なくとも４本の空中線と、 これらの空中線の各出力信号の少なくとも４個の位相
差を検出する位相差検出手段と、 前記空中線間のカップリングによって各位相差に生じ
る正の方向及び負の方向の誤差が相殺されるように、前
記位相差検出手段からの位相差情報を演算処理すること
で受信信号の到来方位角を求める演算手段とを具備して
構成される。
（作用） 上記構成によるインターフェロメータ方式の方向探知
装置は、４個の位相差のうち２つは正の方向、他の２つ
は負の方向に空中線間のカップリングによる誤差が生じ
るのを利用して演算により誤差分を相殺して到来方向角
を求める。
装置は、４個の位相差のうち２つは正の方向、他の２つ
は負の方向に空中線間のカップリングによる誤差が生じ
るのを利用して演算により誤差分を相殺して到来方向角
を求める。
（実施例） 以下、第１図乃至第７図を参照してこの発明の一実施
例を説明する。
例を説明する。
第１図はその構成を示すもので、1,2,r1,r2は第１乃
至第４の空中線である。これらの空中線1,2,r1,r2は第
２図に示すように辺の長さをｄとする正方形の頂点に配
置され、それぞれ第１乃至第４図の受信機R1,R2,Rr1,Rr
2に接続される。各受信機R1,R2,Rr1,Rr2はそれぞれ各空
中線出力から波長λの信号を受信するもので、各受信機
出力は第１乃至第４の位相差検出回路P1,P2,P3,P4のう
ちの２つに選択的に送られる。第１の位相差検出回路P1
は第１及び第３の空中線1,r1（受信機R1,Rr1）の出力の
位相差φ１を検出し、第２の位相差検出回路P2は第２及
び第３の空中線2,r1（受信機R2,Rr1）出力の位相差φ２
を検出し、第３の位相差検出回路P3は第２及び第４の空
中線2,r2（受信機R2,Rr2）出力の位相差φ３を検出し、
第４の位相差検出回路P4は第１及び第４の空中線1,r
2（受信機R1,Rr2）出力の位相差φ４を検出するもので
ある。各位相差検出回路P1〜P4の各出力φ１〜φ４は演
算回路OPに入力される。この演算回路OPは位相差φ１〜
φ４を に代入し、方位角θを算出するものである。
至第４の空中線である。これらの空中線1,2,r1,r2は第
２図に示すように辺の長さをｄとする正方形の頂点に配
置され、それぞれ第１乃至第４図の受信機R1,R2,Rr1,Rr
2に接続される。各受信機R1,R2,Rr1,Rr2はそれぞれ各空
中線出力から波長λの信号を受信するもので、各受信機
出力は第１乃至第４の位相差検出回路P1,P2,P3,P4のう
ちの２つに選択的に送られる。第１の位相差検出回路P1
は第１及び第３の空中線1,r1（受信機R1,Rr1）の出力の
位相差φ１を検出し、第２の位相差検出回路P2は第２及
び第３の空中線2,r1（受信機R2,Rr1）出力の位相差φ２
を検出し、第３の位相差検出回路P3は第２及び第４の空
中線2,r2（受信機R2,Rr2）出力の位相差φ３を検出し、
第４の位相差検出回路P4は第１及び第４の空中線1,r
2（受信機R1,Rr2）出力の位相差φ４を検出するもので
ある。各位相差検出回路P1〜P4の各出力φ１〜φ４は演
算回路OPに入力される。この演算回路OPは位相差φ１〜
φ４を に代入し、方位角θを算出するものである。
上記構成において、以下その動作について説明する。
今、空中線1,2,r1,r2に対して方位角θ、仰角βの方
向から波長λの信号が到来したとする。このときの位相
差φ1,φ２は前記した（４），（５）式により表わさ
れ、位相差φ3,φ４は次式で表わすことができる。
向から波長λの信号が到来したとする。このときの位相
差φ1,φ２は前記した（４），（５）式により表わさ
れ、位相差φ3,φ４は次式で表わすことができる。
φ３＝Ksin（θ＋π）＝−Ksinθ …（６） φ４＝Kcos（θ＋π）＝Kcosθ …（７） 位相差φ3,φ４も、各空中線間のカップリングによ
り、第３図，第４図に示すように誤差成分を含む特性と
なる。
り、第３図，第４図に示すように誤差成分を含む特性と
なる。
ここで、カップリングによる誤差成分をＥ（θ）とお
くと、実際の位相差φ１′〜φ４′は、 φ１′＝Ｋ′sinθ＋E1（θ） …（８） φ２′＝−Ｋ′cosθ＋E2（θ） …（９） φ３′＝−Ｋ′sinθ＋E1（θ＋π） …（10） φ４′＝Ｋ′cosθ＋E2（θ＋π） …（11） と表わすことができる。次にφ１′，φ２′，φ３′，
φ４′を次式に代入する。
くと、実際の位相差φ１′〜φ４′は、 φ１′＝Ｋ′sinθ＋E1（θ） …（８） φ２′＝−Ｋ′cosθ＋E2（θ） …（９） φ３′＝−Ｋ′sinθ＋E1（θ＋π） …（10） φ４′＝Ｋ′cosθ＋E2（θ＋π） …（11） と表わすことができる。次にφ１′，φ２′，φ３′，
φ４′を次式に代入する。
第５図，第６図にE1（θ）及びE1（θ＋π）の特性を
示す。
示す。
以上のことから、（12）式のカップリングによる誤差
成分｛E1（θ）−E1（θ＋π）｝/2は、第７図に示すよ
うな特性となり、ほぼカップリングによる誤差成分が抑
制され、カップリングの影響が無視できるようになる。
同様に｛E2（θ）−E2（θ＋π）｝/2についても誤差成
分が抑制される。従ってφA,φＢは φＡ≒Ｋ′sinθ …（14） φＢ≒Ｋ′cosθ …（15） となるから、（３）式のφ１にφA,φ２にφＢを次式の
ように代入することにより方位角θを求めることができ
る。
成分｛E1（θ）−E1（θ＋π）｝/2は、第７図に示すよ
うな特性となり、ほぼカップリングによる誤差成分が抑
制され、カップリングの影響が無視できるようになる。
同様に｛E2（θ）−E2（θ＋π）｝/2についても誤差成
分が抑制される。従ってφA,φＢは φＡ≒Ｋ′sinθ …（14） φＢ≒Ｋ′cosθ …（15） となるから、（３）式のφ１にφA,φ２にφＢを次式の
ように代入することにより方位角θを求めることができ
る。
［発明の効果］ 以上述べたようにこの発明によれば、各空中線間のカ
ップリングが原因となって生じる誤差成分を最小限に抑
え、測定精度の向上により極めて正確な到来方向角を探
知可能なインターフェロメータ方式の方向探知装置を提
供することができる。
ップリングが原因となって生じる誤差成分を最小限に抑
え、測定精度の向上により極めて正確な到来方向角を探
知可能なインターフェロメータ方式の方向探知装置を提
供することができる。
第１図はこの発明に係るインターフェロメータ方式の方
向探知装置の一実施例を示すブロック図、第２図は同実
施例の空中線配置図、第３図及び第４図はそれぞれ同実
施例の各空中線間の位相差を示す波形図、第５図及び第
６図はそれぞれ同実施例の空中線カップリングによる位
相差誤差を示す波形図、第７図は同実施例により位相差
誤差が抑制されることを示す波形図、第８図は従来のイ
ンターフェロメータ方式の方向探知装置における空中線
配置図、第９図及び第10図は第８図の各空中線間の位相
差を示す波形図である。 1,2,r1,r2……空中線、R1,R2,Rr1,Rr2……受信機、P1〜
P4……位相差検出回路、φ１〜φ４……位相差、θ……
方位角、λ……波長、ｄ……長さ（距離）。
向探知装置の一実施例を示すブロック図、第２図は同実
施例の空中線配置図、第３図及び第４図はそれぞれ同実
施例の各空中線間の位相差を示す波形図、第５図及び第
６図はそれぞれ同実施例の空中線カップリングによる位
相差誤差を示す波形図、第７図は同実施例により位相差
誤差が抑制されることを示す波形図、第８図は従来のイ
ンターフェロメータ方式の方向探知装置における空中線
配置図、第９図及び第10図は第８図の各空中線間の位相
差を示す波形図である。 1,2,r1,r2……空中線、R1,R2,Rr1,Rr2……受信機、P1〜
P4……位相差検出回路、φ１〜φ４……位相差、θ……
方位角、λ……波長、ｄ……長さ（距離）。
Claims (1)
- 【請求項１】同一直線上に並ばないように同一平面上に
配置された少なくとも４本の空中線と、 これらの空中線の各出力信号の少なくとも４個の位相差
を検出する位相差検出手段と、 前記空中線間のカップリングによって各位相差に生じる
正の方向及び負の方向の誤差が相殺されるように、前記
位相差検出手段からの位相差情報を演算処理することで
受信信号の到来方位角を求める演算手段とを具備したこ
とを特徴とする方向探知装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63025157A JP2592883B2 (ja) | 1988-02-05 | 1988-02-05 | 方向探知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63025157A JP2592883B2 (ja) | 1988-02-05 | 1988-02-05 | 方向探知装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01201177A JPH01201177A (ja) | 1989-08-14 |
| JP2592883B2 true JP2592883B2 (ja) | 1997-03-19 |
Family
ID=12158189
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63025157A Expired - Fee Related JP2592883B2 (ja) | 1988-02-05 | 1988-02-05 | 方向探知装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2592883B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101984105B1 (ko) * | 2017-10-20 | 2019-05-30 | 국방과학연구소 | 위상비교 방식을 이용한 2차원 방향탐지 오차 추정 시스템 및 그 방법 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5242596A (en) * | 1975-10-01 | 1977-04-02 | Nippon Soda Co Ltd | Process for preparing urethane prepolymer |
-
1988
- 1988-02-05 JP JP63025157A patent/JP2592883B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01201177A (ja) | 1989-08-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |