JPH028226Y2 - - Google Patents

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JPH028226Y2
JPH028226Y2 JP4821684U JP4821684U JPH028226Y2 JP H028226 Y2 JPH028226 Y2 JP H028226Y2 JP 4821684 U JP4821684 U JP 4821684U JP 4821684 U JP4821684 U JP 4821684U JP H028226 Y2 JPH028226 Y2 JP H028226Y2
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案はソナー装置における目標の方位検出を
行なう水中目標方位検出回路に関する。
(従来技術) 従来、水中における目標(主として艦船)の方
位を検出する方法としては、目標の発する音を利
用し、第1図のように距離d離れて設けられた受
波器11,12間に入る音波の位相差を測定し、
音波の到来方向を検出する方法が知られている。
この図において、間隔dで配置された2個の受
波器11,12を用いて、目標の音を受信する
と、その出力信号の間には、次式に示すような位
相差を生ずる。
=2π/λ・d・cosθ …(1) ここで、θは受波器11,12の配置軸からの
目標方位角、λは音波の水中での波長(=C/
:C=水中の音速、=周波数)である。
この電気的位相差を位相差測定回路(電気回
路)を用いて検出していた。しかし、実際の海中
においては、波、風、水中生物等によつて引き起
こされる雑音(海中雑音と呼ばれる)のため、目
標からの音波の信号対雑音比(S/N比)がある
有限の値となり、位相測定回路で無視できない大
きさの誤差やバラツキを生じることが多く、その
ため音波の到来方向の検出も相当の誤差やバラツ
キを伴うという欠点があつた。
(考案の目的) 本考案の目的は、このような欠点を除き、多数
の鋭いサイドローブを持つ指向性パターンを用い
ることにより、目標方位の検出誤差やバラツキを
小さくした水中目標方位検出回路を提供すること
にある。
(考案の構成) 本考案の水中目標方位検出回路は、所定間隔に
おかれた二個の受波器からの受波信号のうちの第
1の周波数1をそれぞれ抽出する第1および第2
のバンドパスフイルタと、これら第1および第2
のバンドパスフイルタの各出力を加算する第1の
加算回路と、前記各受波信号のうちn/n+11(n は自然数)の関係にある第2の周波数2をそれぞ
れ抽出する第3および第4のバンドパスフイルタ
と、この第3のバンドパスフイルタの出力に遅延
制御信号により可変される遅延を与える可変遅延
回路と、この可変遅延回路の出力と前記第4のバ
ンドパスフイルタの出力とを加算する第2の加算
回路と、これら第1および第2の加算回路の出力
を受けこれら加算出力のピークを重なるように前
記遅延制御信号を形成する遅延制御回路とを含み
構成される。
(実施例) 以下図面により本考案を詳細に説明する。
第2図は本考案の実施例を含むブロツク図であ
る。この実施例は、受波器11,12で受けた受
波信号のうち周波数1をそれぞれとり出すバンド
パスフイルタ1,2と、これらバンドパスフイル
タ1,2の各出力の加算回路5と、その受波信信
のうち周波数2をそれぞれとり出すバンドパスフ
イルタ3,4と、このバンドパスフイルタ3の出
力を制御信号によつて可変遅延させる可変遅延回
路7と、この可変遅延回路7の出力とバンドパス
フイルタ4の出力とを加算する加算回路6と、こ
れら加算回路5,6の出力を制御して遅延制御信
号をつくりかつ検出信号をとり出す遅延制御回路
8とから構成される。なお、9は検出信号の出力
端子である。
本考案における方位測定には、2つの周波数
12を使用することを特徴とする。この2つの
周波数12は、受波器11,12の間隔dに対
しd=nλ1,d=(n+1)λ2(但しλ1=C/1 λ
2
=C/2)の関係があるとする。このように受波
器の間隔を広くとると、例えば、第3図(n=
5)のように、多数の鋭いサイドロープが出る。
このようにnλ1=(n+1)λ2の関係にある場合
のサイドロープ数は、波長λ2が波長λ1のサイドロ
ーブより1つ多く、λ1のサイドローブの間にλ2
サイドローブが入る形となる。このときの各指向
性DD1,DD2は、それぞれ次のように表わされ
る。
ここで周波数1における受波器11,12の受
波信号S1,S2は次式のようになる。
S1=S,S2=Sexpj〔2π/λ1dcosθ〕したがつて加 算回路5の出力SS1の次のようになる。
SS1=S〔1+expj{2π/λ1dcosθ}〕 |SS1|=|2cos〔1/2{2π/λ1dcosθ}〕| この式から指向性DD1は、DD1=|cos(〔π/λ1 dcosθ)|となり、d=nλ1を代入すると次式が得
られる。
DD1=|cos(nπcosθ)| …(1) 同様にして、周波数2についての指向性DD2
次式のようになる。
DD2=|cos〔π/λ2dcosθ−π/λ2C・τ}| =|cos〔π/λ2(dcosθ−C・τ)}| ここでτは、可変遅延回路の遅延時間とする。
この式をd=(n+1)λ2,λ2=n/n+1λ1,T1 =1/1を用いて変形すると次式で得られる。
DD2=|cos{n+1/nλ1π(nλ1cosθ−C・τ)
}|=|cos{(n+1)πcosθ −n+1/n C/λ1τ・π}|=|cos{(
n+1)π×(cosθ−1/n τ/T1)}|…(2) ここで可変遅延回路の遅延量τを変化させたと
きの2つの指向性のピークの重なり方は、DD1
DD2として次のようになる。
(n+1)π(cosθ−1/n τ/T1)±lπ =nπcosθ (l=0,1,2…) cosθ=n+1/n τ/T1±l …(3) ここで次の(4)式の範囲について測的を行なうと
すると、(5)式の様にサイドローブの重なる方位角
θは遅延量τにより一意的に決まる。
0゜<θ90゜,0τn/n+1T1 …(4) cosθ=n+1/n τ/T1 …(5) 第3図,第4図はn=5の場合の指向性図で、
第3図はτ=0の場合、第4図はθ=66゜のサイ
ドローブの重なるように遅延量τを与えた場合の
パターンである。このように(4)式の範囲で遅延量
τを変化させると、0゜θ90゜の範囲の任意の
サイドローブを重ねることができ、他のサイドロ
ーブのピークが重なることはない。これはn=5
のときだけでなくnが大きくなりサイドローブの
数が多くなり鋭くなつても同様であり、重なるサ
イドローブのピークはただ1個所である。
したがつて、第2図の回路構成において可変遅
延回路7の遅延量τを可変して入力のピークが重
つた時の遅延量τを出力すればよい。
この水中目標方位検出回路の動作は次のように
なる。受波器11,12によつて受波した信号は
バンドパスフイルタ1〜4により周波数12
分けられる。受波器からの信号のうち周波数1
分はそれぞれバンドパスフイルタ1,2を通つて
加算回路5によつて加算される。この加算出力
は、例えば第4図における実線の指向性をもつた
ものの出力である。
今、n=5、目標方位θ=66゜のときを考える
サイドローブのピークからの入力があるとき、周
波数2成分の加算回路6の出力はもう一つの指向
性からの出力である。ここで可変遅延回路7の遅
延量τを変化させると、指向性のピークが移動し
ていき、順次周波数1のビームのピークと重なつ
ていくが、ある遅延量τの値になると方位θ=
66゜の1のピークと重なりはじめ、目標音源より
の信号が受かりはじめ、サイドローブとサイドロ
ーブとが重なつてピークとなる。このときの遅延
制御及び検出回路8から遅延量τの値が出力さ
れ、周波数1のどのサイドローブで目標信号を受
波しているかがわかり、あらかじめ既知である周
波数1の指向性から音波の到来方向を正確に知る
ことができる。
もし、音波の到来方向がθ=60゜であれば、第
4図から明らかなように周波数1のビームでは信
号が受信できないか、かなり弱くなつてしまう。
このように受波信号がサイドローブにかからない
場合は、うまく測的できないが、この様な領域は
式(1),(2)中のnを大きくしてサイドローブの数を
増していくことにより減らすことができる。
以上説明したように、本考案においては、各周
波数の指向性のサイドローブを利用することによ
つて目標音波の到来方向を検出するので、その検
出誤差、バラツキや分解能は、サイドローブの数
やその鋭さに依存する。これは式(1),(2)の中のn
を大きくすればするほどサイドローブの数が増加
するのでその指向性の鋭さはより大きくなる。ま
た、従来の位相検出回路の様に信号のS/N比に
よつて検出の誤差やバラツキ、分解能が大きく影
響を受けることはなく、本考案では目標信号がそ
のサイドローブにより受信できたかどうかにより
検出を行なうので原理的にはほとんどS/N比の
影響を受けなくて済み、式(1),(2)中のnを大きく
とればとるほど方位検出精度を向上させることが
できる。
なお、可変遅延回路7は可変遅延線やCCDな
どを用いた遅延回路が用いられるが、この可変遅
延回路7への遅延制御を行う遅延制御及び検出回
路8としては、二個の加算出力をモニターしなが
らこれらの重なりを見て操作者が遅延量を設定し
ても良いし、またマイクロプロセツサなどを用い
て制御してもよい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案は、2つの周波数
を用いることによつて互にずれた多数の鋭いサイ
ドローブを作り、どのサイドローブから信号が受
かつているかを見つけることによつて、目標音波
が到来方向を検出するので、従来の位相検出回路
による目標方位の検出に大きな誤差バラツキ要因
としてあつたS/N比の影響をほとんど受けない
ようにでき、かつ検出誤差、バラツキ、分解能を
小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の方位検出方式の原理を説明する
構成図、第2図は本考案の一実施例を示すブロツ
ク図、第3図、第4図は第2図においてτ=0お
よびθ=66゜でサイドローブを重なるようにした
τにおける指向性パターン図である。 図において、1,2,3,4……バンドパスフ
イルタ、5,6……加算回路、7……可変遅延回
路、8……遅延制御及び検出回路、9……出力端
子、11,12……受波器、である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 所定間隔おかれた二個の受波器からの受波信号
    のうちの第1の周波数1をそれぞれ抽出する第1
    および第2のバンドパスフイルタと、これら第1
    および第2のバンドパスフイルタの各出力を加算
    する第1の加算回路と、前記各受波信号のうち
    n/n+11(nは自然数)の関係にある第2の周波 数2をそれぞれ抽出する第3および第4のバンド
    パスフイルタと、この第3のバンドパスフイルタ
    の出力に遅延制御信号により可変される遅延を与
    える可変遅延回路と、この可変遅延回路の出力と
    前記第4のバンドパスフイルタの出力とを加算す
    る第2の加算回路と、これら第1および第2の加
    算回路の出力を受けこれら各出力のピーク値を重
    なるように前記遅延制御信号を形成する遅延制御
    回路とを含む水中目標方位検出回路。
JP4821684U 1984-04-02 1984-04-02 水中目標方位検出回路 Granted JPS60161876U (ja)

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JP4821684U JPS60161876U (ja) 1984-04-02 1984-04-02 水中目標方位検出回路

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Publication Number Publication Date
JPS60161876U JPS60161876U (ja) 1985-10-28
JPH028226Y2 true JPH028226Y2 (ja) 1990-02-27

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JP4821684U Granted JPS60161876U (ja) 1984-04-02 1984-04-02 水中目標方位検出回路

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