JPH11336181A - スクリーンパネル及びその取付方法 - Google Patents

スクリーンパネル及びその取付方法

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JPH11336181A
JPH11336181A JP14361798A JP14361798A JPH11336181A JP H11336181 A JPH11336181 A JP H11336181A JP 14361798 A JP14361798 A JP 14361798A JP 14361798 A JP14361798 A JP 14361798A JP H11336181 A JPH11336181 A JP H11336181A
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JP
Japan
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screen panel
building frame
support columns
fixing
building
Prior art date
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Pending
Application number
JP14361798A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Inoue
知広 井上
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 支持柱間の位置決め作業を容易にすることが
できる上に、部品点数を少なくすることができて、現場
施工における取付作業を容易にすることができるスクリ
ーンパネルを提供する。 【解決手段】 建物躯体の周囲に固定されて建物躯体の
内部の目隠しとして使用されるスクリーンパネル(10)で
あって、上下端を建物躯体の周囲部材に固定可能な複数
本の支持柱(20)と、この各支持柱(20)間の一部にはめ込
まれて支持柱(20)間を所定間隔に設定した面材(30)と、
この面材(30)の上下の支持柱(20)間に位置して整数枚の
面材(30)を配置可能な面材配置可能領域(40)とを備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建物周囲に形成
して建物内部の目隠しとなるスクリーンパネル及びその
取付方法に関するものである。
【0002】
【先行技術】従来、建物躯体の周囲に、建物内部の目隠
しとして平板状の面材を配置する場合があった。この面
材は、具体的には、例えば、細幅の板を斜め羽重ね状に
隙間を開けて取り付けたガラリ状のものや、多数の微少
孔を有する平板状のもの等がある。この面材は、例え
ば、玄関の外側に配置して、玄関ドアを開放した場合に
おいても、採光性や、通風性を損なうことなく、外部か
ら建物内部を見えないように視界の一部を遮ることがで
きるように形成されているものである。
【0003】この面材は、施工現場において、所定間隔
に配置される複数の支持柱の間にはめ込まれることによ
り、建物周囲に固定されていた。具体的に、従来の面材
の取付作業を説明する。先ず、部品生産工場において、
複数本の支持柱及び複数枚の面材をそれぞれ製造し、支
持柱及び面材毎にまとめて梱包して、建築現場に搬送す
る。
【0004】次に、建築現場において、支持柱の上下端
部を建物躯体の周囲に固定し、更に、複数の支持柱を所
定間隔に配置し、同様に固定する。次に、支持柱間に面
材をはめ込んで、締結部材等を介して両者を固定する。
これにより、面材の固定作業が終了し、建物躯体の周囲
に目隠しとなる面材を形成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の技術では、面材と支持柱とが、それぞれ別個、独立に
形成されていたため、部品点数が多い上に、支持柱の取
付位置の位置決めが容易ではなく、取付作業に手間がか
かるという問題点があった。請求項1記載の発明は、上
記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、支持柱間の位置決め
作業を容易にすることができる上に、部品点数を少なく
することができて、現場施工における取付作業を容易に
することができるスクリーンパネルを提供しようとする
ものである。
【0006】これに加え、請求項2記載の発明は、取付
位置における建物躯体の上下方向の寸法誤差や、支持柱
の上下方向の寸法誤差にも対応することができるスクリ
ーンパネルを提供しようとするものである。これに加
え、請求項3記載の発明は、固定部の先端を目立たない
ようにすることができ、外観が良好なスクリーンパネル
を提供しようとするものである。
【0007】これに加え、請求項4記載の発明は、面材
を建物躯体側若しくは反建物躯体側から支持柱に取り付
けることができて、取付作業を容易にすることができる
スクリーンパネルを提供しようとするものである。請求
項5記載の発明は、支持柱間の位置決め作業を容易にす
ることができる上に、部品点数を少なくすることができ
て、現場施工における取付作業を容易にすることができ
るスクリーンパネルの取付方法を提供しようとするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものである。請求項1記載の発明は、
建物躯体の周囲に固定されて建物躯体の内部の目隠しと
して使用されるスクリーンパネル(10)であって、上下端
を建物躯体の周囲部材に固定可能な複数本の支持柱(20)
と、この各支持柱(20)間の一部にはめ込まれて支持柱(2
0)間を所定間隔に設定した面材(30)と、この面材(30)の
上下の支持柱(20)間に位置して整数枚の面材(30)を配置
可能な面材配置可能領域(40)とを備えた。
【0009】本発明は、複数本の支持柱(20)と、この各
支持柱(20)間の一部にはめ込まれた面材(30)とが一体と
なってスクリーンパネル(10)を形成している。このた
め、現場施工において、支持柱(20)と面材(30)とを別個
独立に形成する場合よりも部品点数を少なくすることが
できて、部品の保管や管理や取扱いを容易なものにする
ことができる。
【0010】また、面材(30)は、複数本の支持柱(20)間
にはめ込まれて支持柱(20)間を所定間隔に設定可能に形
成されているため、複数本の支持柱(20)間同士の間隔
を、建築現場において、別途、測定する必要がない。す
なわち、複数本の支持柱(20)と各支持柱(20)間の一部に
はめ込まれた面材(30)とが一体となったスクリーンパネ
ル(10)さえ配置すれば、複数本の支持柱(20)間の間隔は
予め所定の間隔に形成されており、特別な位置決め作業
等をすることなく、複数本の支持柱(20)を所定間隔に設
定することができる。これにより、スクリーンパネル(1
0)の取付作業を容易にすることができる。
【0011】そして、このスクリーンパネル(10)は、面
材(30)の上下の支持柱(20)間に位置して整数枚の面材(3
0)を配置可能な面材配置可能領域(40)を備えている。こ
のため、面材(30)の上下の支持柱(20)間に、別の面材(3
0)を配置して、面材(30)を形成する領域を形成すること
ができ、面材(30)の形成領域を、数種類のパターンから
選択することができる。また、支持柱(20)の全面に面材
(30)を予め形成していないため、取付前のスクリーンパ
ネル(10)の全重量を抑えることができ、現場施工におい
て、人力により容易に持ち運ぶことができ、取付作業を
容易なものにすることができる。
【0012】請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の特徴点に加え、支持柱(20)の上下端部には、建物
躯体の周囲に固定可能な固定部(21)を設け、この固定部
(21)は、支持柱(20)の上下方向に沿ってスライド可能に
形成されていることを特徴とする。本発明は、支持柱(2
0)の上下端部の固定部(21)が、建物躯体の周囲に固定可
能であるとともに、支持柱(20)の上下方向に沿ってスラ
イド可能に形成されている。このため、スクリーンパネ
ル(10)の取付位置における建物躯体の上下方向の寸法誤
差により、取付位置の上下方向の長さが変化しても、固
定部(21)を上下方向にスライドさせることにより、容易
に対応することができる。
【0013】また、支持柱(20)の上下方向の長さが、寸
法誤差により変化しても、固定部(21)を上下方向にスラ
イドさせることにより、容易に対応することができる。
請求項3記載の発明は、上記した請求項2記載の特徴点
に加え、固定部(21)は、支持柱(20)の上下方向に沿って
スライド可能な固定部本体(29)と、この固定部本体(29)
の先端から対向する支持柱(20)間に向かって延びて周囲
部材に固定可能な固定アンカー片(22)とを備えたことを
特徴とする。
【0014】本発明は、固定アンカー片(22)が、固定部
本体(29)の先端から対向する支持柱(20)間に向かって延
びて周囲部材に固定可能に形成されている。このため、
支持柱(20)間に面材(30)をはめ込むと、固定アンカー片
(22)の上方にはめ込まれた面材(30)が位置することとな
り、固定アンカー片(22)を目立たないように隠すことが
できる。これにより、固定部(21)の先端を目立たないよ
うにすることができて、外観が良好なスクリーンパネル
(10)を形成することができる。
【0015】請求項4記載の発明は、上記した請求項
1、請求項2または請求項3記載の特徴点に加え、支持
柱(20)は、対向する支持柱(20)に向かって突出して面材
(30)の建物躯体側若しくは反建物躯体側のいずれか一面
側に沿って当接するとともに、建物躯体側若しくは反建
物躯体側のいずれか一方側から締結部材を差し込んで面
材(30)を固定可能な当接部(23)を備えたことを特徴とす
る。
【0016】本発明は、支持柱(20)の当接部(23)が、対
向する支持柱(20)に向かって突出して面材(30)の建物躯
体側若しくは反建物躯体側のいずれか一面側に沿って当
接して、建物躯体側若しくは反建物躯体側のいずれか一
方側から締結部材を差し込んで固定可能に形成されてい
る。このため、建物躯体の周囲に既に立設した支持柱(2
0)の建物躯体側若しくは反建物躯体側のいずれか一方側
から面材(30)を移動させてはめ込むことができる。そし
て、締結部材等を面材(30)の建物躯体側若しくは反建物
躯体側からねじ込んで当接部(23)及び面材(30)を固定す
ることができる。すなわち、面材(30)を支持柱(20)に取
り付ける際、締結部材等をスクリーンパネル(10)の支持
柱(20)の側面側から取り付ける必要がなく、スクリーン
パネル(10)の支持柱(20)の側方に、側方からの締結部材
の取付作業用の特別のスペースを必要とせず、隣接する
スクリーンパネル(10)間の間隔を小さなものにすること
ができる。
【0017】また、側方から締結部材を差し込んで形成
するような構造の場合、スクリーンパネル(10)間の間隔
が小さなものにするためには、支持柱(20)を建物躯体の
周囲に固定する前、予め、面材(30)をスクリーンパネル
(10)の全面に全て取り付けて固定しなければならない。
しかし、本発明では、スクリーンパネル(10)の建物躯体
側若しくは反建物躯体側のいずれか一方側から面材(30)
を取り付けて締結部材をねじ込むことができる。このた
め、取付作業前、スクリーンパネル(10)の全面に予め面
材(30)を固定する必要がなく、支持柱(20)間の一部にの
み面材(30)をはめ込むだけで良い。これにより、取付作
業時におけるスクリーンパネル(10)の全体重量を軽減す
ることができて、現場施工における手持ち作業を多数要
する取付作業を容易にすることができる。
【0018】請求項5記載の発明は、上下端を建物躯体
の周囲部材に固定可能な複数本の支持柱(20)と、この支
持柱(20)間の一部にはめ込まれた面材(30)とを備えたス
クリーンパネル(10)の取付方法であって、スクリーンパ
ネル(10)は、その上下に整数枚の面材(30)を配置可能な
面材配置可能領域(40)を備え、スクリーンパネル(10)を
建物躯体の周囲の所定の位置に配置する工程と、スクリ
ーンパネル(10)を建物躯体の周囲に配置した後、支持柱
(20)の上下端を周囲部材に固定する工程と、建物躯体の
周囲部材に固定されたスクリーンパネル(10)の面材配置
可能領域(40)に面材(30)をはめ込んで固定する工程とを
備えたことを特徴とする。
【0019】スクリーンパネル(10)の取付手順について
説明する。先ず、最初にスクリーンパネル(10)を建物躯
体の周囲の所定の位置に配置する。次に、スクリーンパ
ネル(10)を建物躯体の周囲に配置した後、支持柱(20)の
上下端を周囲部材に固定する。
【0020】次に、建物躯体の周囲部材に固定されたス
クリーンパネル(10)の面材配置可能領域(40)に面材(30)
をはめ込んで固定する。これにより、スクリーンパネル
(10)の取付が終了する。本発明は、スクリーンパネル(1
0)の一部に面材(30)がはめ込まれているため、スクリー
ンパネル(10)の支持柱(20)同士の間隔を、建築現場にお
いて、別途、測定することなく、予め面材(30)の幅間隔
に設定することができる。これにより、支持柱(20)の位
置決め作業を容易にすることができ、スクリーンパネル
(10)の取付作業を容易にすることができる。
【0021】また、スクリーンパネル(10)は、面材(30)
を支持柱(20)間の一部にはめ込んで、その上下には、面
材配置可能領域(40)を形成して、支持柱(20)の上下の全
面に面材(30)を予め形成していない状態のものを建物躯
体の周囲の所定の位置に配置している。これにより、取
付前のスクリーンパネル(10)の全重量を抑えることがで
き、現場施工において、人力により容易に持ち運ぶこと
ができ、取付作業を容易なものにすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて、更に詳しく説明する。図1乃至図9は、本
発明の実施の形態を示すものであり、図1はスクリーン
パネルの組立斜視図、図2は支持柱の下部の固定部の組
立斜視図、図3は支持柱の上部の固定部の組立斜視図、
図4は面材の取付状態の組立斜視図、図5は支持柱に面
材を取り付ける状態の組立横断面図、図6は支持柱に支
持柱カバーを取り付ける状態の組立横断面図、図7は支
持柱及び面材の横断面図、図8は支持柱に支持柱カバー
を取り付ける状態の組立斜視図、図9は建物躯体の周囲
にスクリーンパネルを取り付けた状態の外観斜視図をそ
れぞれ示す。
【0023】まず、本実施の形態の構成について説明す
る。本実施の形態に係るスクリーンパネル10は、建物躯
体の周囲に固定されて建物躯体の内部の目隠しとして使
用されるものである。具体的には、図9に示すように、
建物躯体14の凹んだ内部奥側に玄関13が形成され、コン
クリートからなる玄関床11と玄関上部12との間に二枚の
スクリーンパネル10が配置されている。このスクリーン
パネル10は、玄関13が開放された際に、外部から建物躯
体14内部の室内が覗かれないような目隠しとして形成さ
れているものである。もちろん、このスクリーンパネル
10の使用は、これに限定されることはなく、玄関13以外
の部分にも使用することができるものであって、例え
ば、バルコニーや窓等の目隠しとしても使用することが
できるものである。
【0024】このスクリーンパネル10は、上下端を建物
躯体14の玄関上部12及び玄関床11に固定可能な二本の縦
断面形状が略L字状の支持柱20と、この各支持柱20間の
上下方向の略中央の一部にはめ込まれて支持柱20間を所
定間隔に設定した面材30と、この面材30の上下の支持柱
20間に位置して整数枚の面材30を配置可能な面材配置可
能領域40とを備えている。
【0025】前記支持柱20の上下端部には、建物躯体14
の周囲に固定可能な固定部21を設け、この固定部21は、
支持柱20の上下方向に沿ってスライド可能に形成されて
いる。そして、この固定部21は、支持柱20の上下方向に
沿ってスライド可能な固定部本体29と、この固定部本体
29の先端から対向する支持柱20側に向かって延びて周囲
部材に固定可能な固定アンカー片22とを備えている。具
体的には、支持柱20の下部の固定部21は、図2に示すよ
うに、支持柱20の上下方向に沿ってスライド可能な平板
状の下部本体28と、この下部本体28の下側先端から対向
する支持柱20側に向かって延びて玄関床11に固定可能な
下部固定アンカー片25とから形成されている。そして、
下部本体28は、調整ナット53により支持柱20の所定のス
ライド位置に仮止めされ、取付ねじ52により支持柱20の
下部に固定されている。また、下部固定アンカー片25
は、アンカー固定ねじ51により玄関床11に固定されてい
る。また、支持柱20の上部の固定部21は、図3に示すよ
うに、支持柱20に沿ってはめ込まれた平板状の上部本体
27と、この上部本体27の上側先端から対向する支持柱20
側に向かって延びて玄関上部12にアンカー固定ねじ51に
より固定可能な上部固定アンカー片24とから形成されて
いる。なお、この上部本体27は、支持柱20内部に差し込
まれてあるだけだが、下部本体28のようにスライド可能
な構造にしても良いものである。
【0026】前記支持柱20は、横断面形状がL字状本体
の反建物躯体側から対向する支持柱20に向かって突出す
る当接部23を備えている。そして、面材30の両側端に
は、支持柱20の当接部23にそって当接可能な横断面形状
が略L字状の面材側取付金具32が形成されている。そし
て、前記当接部23は、面材30の面材側取付金具32の建物
躯体14側の表面に沿って当接するとともに、反建物躯体
14側から締結部材である面材固定ボルト31を差し込んで
面材30を固定可能に形成されている。そして、支持柱20
の反建物躯体側の正面には、図6乃至図8に示すよう
に、前記面材側取付金具32等を外部から見えないように
隠すための長尺状の支持柱カバー26が固定されている。
【0027】前記面材30は、全体形状が方形状であっ
て、その内部には、多数の四角推状の開口孔が形成され
ているものである。そして、この四角推状の開口孔は、
反建物躯体側に向かって開口するように形成されてい
る。次に、スクリーンパネル10の取付手順について説明
する。先ず、最初に、図1に示すように、スクリーンパ
ネル10を建物躯体14の玄関上部12及び玄関床11の間に配
置する。
【0028】次に、支持柱20の下部の固定部21を上下方
向にスライドさせて、玄関床11及び玄関上部12の間に隙
間が発生しないように設定する。具体的には、固定部21
の下部本体28を支持柱20の内部において上下方向にスラ
イドさせて、適当な位置で調整ナット53により仮止めし
た後、取付ねじ52により下部本体28を支持柱20に固定す
る。なお、本実施の形態では、下部本体28のみスライド
可能に形成しているが、上部本体27も同様にスライド可
能に形成しても良いものである。
【0029】次に、スクリーンパネル10を建物躯体14の
周囲に配置した後、支持柱20の上下端を周囲部材に固定
する。具体的には、固定部21の下部固定アンカー片25を
アンカー固定ねじ51により玄関床11に固定する。また、
固定部21の上部固定アンカー片24をアンカー固定ねじ51
により玄関上部12に固定する。次に、建物躯体14の周囲
部材に固定されたスクリーンパネル10の面材配置可能領
域40に面材30をはめ込んで固定する。具体的には、図5
に示すように、面材30を反建物躯体14側から支持柱20側
に向かって移動させ、面材30の面材側取付金具32の建物
躯体14側表面を支持柱20の当接部23の反建物躯体14側の
表面に沿うように当接する。そして、次に、図6に示す
ように、面材側取付金具32及び当接部23を面材固定ボル
ト31により固定する。次に、支持柱20の反建物躯体側の
正面を支持柱カバー26により覆う。これにより、スクリ
ーンパネル10の取付が終了する。
【0030】次に、上記した実施の形態の作用及び効果
について説明する。本実施の形態は、二本の支持柱20
と、この各支持柱20間の略中央の一部にはめ込まれた面
材30とが一体となってスクリーンパネル10を形成してい
る。このため、現場施工において、支持柱20と面材30と
を別個独立に形成する場合よりも部品点数を少なくする
ことができて、部品の保管や管理や取扱いを容易なもの
にすることができる。
【0031】また、面材30は、二本の支持柱20間にはめ
込まれて支持柱20間を所定間隔に設定可能に形成されて
いるため、二本の支持柱20間同士の間隔を、建築現場に
おいて、別途、測定する必要がない。すなわち、二本の
支持柱20と各支持柱20間の一部にはめ込まれた面材30と
が一体となったスクリーンパネル10さえ配置すれば、二
本の支持柱20間の間隔は予め所定の間隔に形成されてお
り、特別な位置決め作業等をすることなく、二本の支持
柱20を所定間隔に設定することができる。これにより、
二本の支持柱20を別個、独立に固定するよりも、スクリ
ーンパネル10の取付作業を容易にすることができる。
【0032】そして、このスクリーンパネル10は、面材
30の上下の支持柱20間に位置して整数枚の面材30を配置
可能な面材配置可能領域40を備えている。このため、面
材30の上下の支持柱20間に、別の面材30を配置して、面
材30を形成する領域を形成することができ、面材30の形
成領域を、数種類のパターンから選択することができ
る。また、支持柱20の全面に面材30を予め形成していな
いため、取付前のスクリーンパネル10の全重量を抑える
ことができ、現場施工において、人力により容易に持ち
運ぶことができ、取付作業を容易なものにすることがで
きる。
【0033】本実施の形態は、支持柱20の上下端部の固
定部21が、建物躯体14の周囲に固定可能であるととも
に、支持柱20の上下方向に沿ってスライド可能に形成さ
れている。このため、スクリーンパネル10の取付位置に
おける建物躯体14の上下方向の寸法誤差により、取付位
置の上下方向の長さが変化しても、固定部21を上下方向
にスライドさせることにより、容易に対応することがで
きる。
【0034】また、支持柱20の上下方向の長さが、寸法
誤差により変化しても、固定部21を上下方向にスライド
させることにより、容易に対応することができる。ま
た、本実施の形態は、固定アンカー片22が、固定部本体
29の先端から対向する支持柱20間に向かって延びて周囲
部材に固定可能に形成されている。このため、支持柱20
間に面材30をはめ込むと、固定アンカー片22の上方には
め込まれた面材30が位置することとなり、固定アンカー
片22を目立たないように隠すことができる。これによ
り、固定部21の先端を目立たないようにすることができ
て、外観が良好なスクリーンパネル10を形成することが
できる。
【0035】また、本実施の形態は、支持柱20の当接部
23が、対向する支持柱20に向かって突出して面材30の建
物躯体14側に沿って当接して、反建物躯体14側から面材
固定ボルト31を差し込んで固定可能に形成されている。
このため、建物躯体14の周囲に既に立設した支持柱20の
反建物躯体14側から面材30を移動させてはめ込むことが
できる。そして、面材固定ボルト31を面材30の反建物躯
体14側からねじ込んで当接部23及び面材側取付金具32を
固定することができる。すなわち、面材30を支持柱20に
取り付ける際、面材固定ボルト31等をスクリーンパネル
10の支持柱20の側面側から取り付ける必要がなく、スク
リーンパネル10の支持柱20の側方に、側方からの締結部
材の取付作業用の特別のスペースを必要とせず、隣接す
るスクリーンパネル10間の間隔を小さなものにすること
ができる。
【0036】また、側方から締結部材を差し込んで形成
するような構造の場合、隣接するスクリーンパネル10間
の間隔が小さなものにするためには、支持柱20を建物躯
体14の周囲に固定する前、予め、面材30をスクリーンパ
ネル10の全面に全て取り付けて固定しなければならな
い。しかし、本本実施の形態では、スクリーンパネル10
の反建物躯体14側から面材30を取り付けて締結部材をね
じ込むことができる。このため、取付作業前、スクリー
ンパネル10の全面に予め面材30を固定する必要がなく、
支持柱20間の一部にのみ面材30をはめ込むだけで良い。
これにより、取付作業時におけるスクリーンパネル10の
全体重量を軽減することができて、現場施工における手
持ち作業を多数要する取付作業を容易にすることができ
る。
【0037】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、支持柱間の位置決め作業を容易に
することができる上に、部品点数を少なくすることがで
きて、現場施工における取付作業を容易にすることがで
きるスクリーンパネルを提供することができる。
【0038】請求項2記載の発明によれば、取付位置に
おける建物躯体の上下方向の寸法誤差や、支持柱の上下
方向の寸法誤差にも対応することができるスクリーンパ
ネルを提供することができる。請求項3記載の発明によ
れば、固定部の先端を目立たないようにすることがで
き、外観が良好なスクリーンパネルを提供することがで
きる。
【0039】請求項4記載の発明によれば、面材を建物
躯体側若しくは反建物躯体側から支持柱に取り付けるこ
とができて、取付作業を容易にすることができるスクリ
ーンパネルを提供することができる。請求項5記載の発
明によれば、支持柱間の位置決め作業を容易にすること
ができる上に、部品点数を少なくすることができて、現
場施工における取付作業を容易にすることができるスク
リーンパネルの取付方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であって、スクリーンパネ
ルを示す組立斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態であって、支持柱の下部の
固定部を示す組立斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態であって、支持柱の上部の
固定部を示す組立斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態であって、面材の取付状態
を示す組立斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態であって、支持柱に面材を
取り付ける状態を示す組立横断面図である。
【図6】本発明の実施の形態であって、支持柱に支持柱
カバーを取り付ける状態を示す組立横断面図である。
【図7】本発明の実施の形態であって、支持柱及び面材
を示す横断面図である。
【図8】本発明の実施の形態であって、支持柱に支持柱
カバーを取り付ける状態を示す組立斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態であって、建物躯体の周囲
にスクリーンパネルを取り付けた状態を示す外観斜視図
である。
【符号の説明】
10 スクリーンパネル 11 玄関床 12 玄関上部 13 玄関 14 建物躯体 20 支持柱 21 固定部 22 固定アンカー片 23 当接部 24 上部固定アンカー
片 25 下部固定アンカー片 26 支持柱カバー 27 上部本体 28 下部本体 29 固定部本体 30 面材 31 面材固定ボルト 32 面材側取付金具 40 面材配置可能領域 51 アンカー固定ねじ 52 取付ねじ 53 調整ナット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物躯体の周囲に固定されて建物躯体の
    内部の目隠しとして使用されるスクリーンパネルであっ
    て、 上下端を建物躯体の周囲部材に固定可能な複数本の支持
    柱と、 この各支持柱間の一部にはめ込まれて支持柱間を所定間
    隔に設定した面材と、 この面材の上下の支持柱間に位置して整数枚の面材を配
    置可能な面材配置可能領域とを備えたことを特徴とする
    スクリーンパネル。
  2. 【請求項2】 支持柱の上下端部には、建物躯体の周囲
    に固定可能な固定部を設け、 この固定部は、支持柱の上下方向に沿ってスライド可能
    に形成されていることを特徴とする請求項1記載のスク
    リーンパネル。
  3. 【請求項3】 固定部は、支持柱の上下方向に沿ってス
    ライド可能な固定部本体と、この固定部本体の先端から
    対向する支持柱間に向かって延びて周囲部材に固定可能
    な固定アンカー片とを備えたことを特徴とする請求項2
    記載のスクリーンパネル。
  4. 【請求項4】 支持柱は、対向する支持柱に向かって突
    出して面材の建物躯体側若しくは反建物躯体側のいずれ
    か一面側に沿って当接するとともに、建物躯体側若しく
    は反建物躯体側のいずれか一方側から締結部材を差し込
    んで面材を固定可能な当接部を備えたことを特徴とする
    請求項1、請求項2または請求項3記載のスクリーンパ
    ネル。
  5. 【請求項5】 上下端を建物躯体の周囲部材に固定可能
    な複数本の支持柱と、この支持柱間の一部にはめ込まれ
    た面材とを備えたスクリーンパネルの取付方法であっ
    て、 スクリーンパネルは、その上下に整数枚の面材を配置可
    能な面材配置可能領域を備え、 スクリーンパネルを建物躯体の周囲の所定の位置に配置
    する工程と、 スクリーンパネルを建物躯体の周囲に配置した後、支持
    柱の上下端を周囲部材に固定する工程と、 建物躯体の周囲部材に固定されたスクリーンパネルの面
    材配置可能領域に面材をはめ込んで固定する工程とを備
    えたことを特徴とするスクリーンパネルの取付方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006226034A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Tostem Corp 建物開口部の目隠し装置
JP2014070473A (ja) * 2012-10-02 2014-04-21 Sekisui Chem Co Ltd 張出下空間の構造

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