JPH1133481A - スエード調の外観を有する装飾材及びその製造方法 - Google Patents

スエード調の外観を有する装飾材及びその製造方法

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JPH1133481A
JPH1133481A JP20963197A JP20963197A JPH1133481A JP H1133481 A JPH1133481 A JP H1133481A JP 20963197 A JP20963197 A JP 20963197A JP 20963197 A JP20963197 A JP 20963197A JP H1133481 A JPH1133481 A JP H1133481A
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microcapsules
decorative material
surface layer
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suede
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JP20963197A
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Takaharu Tanaka
高治 田中
Hiroshi Hyodo
博 兵藤
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Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車の内装材、内装建材などの用途に好適
な、スエード調の外観を有し、また、柔らかい触感を備
える装飾材及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 ポリ塩化ビニルシート等の基材の表面
に、一液型ウレタン樹脂塗料等に熱膨張性のマイクロカ
プセル及びウレタンビーズ、シリコンビーズ等を配合し
た塗料を塗布する。その後、マイクロカプセルが熱膨張
する温度より低い温度で乾燥して塗膜を形成する。次い
で、マイクロカプセルが熱膨張する温度より高い温度で
加熱し、マイクロカプセルを熱膨張させる。このように
して、基材と、特定の100%モジュラスを有する比較
的柔らかい樹脂或いはウレタン系等の熱可塑性エラスト
マーとからなり、滑りのよい表層とからなる装飾材を得
る。この表層は、緻密、且つ均質な凹凸模様を形成し、
スエード調の外観と、柔らかい触感とを併せ有する装飾
材が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スエード調の外観
を有し、特に柔らかな触感をも併せ備える装飾材及びそ
の製造方法に関する。本発明の装飾材は、車両の内装
材、内装用建材等の他、家具調度類、家電製品等の外装
材などとして使用することができ、質感の高い外観が得
られる。
【0002】
【従来の技術】車両の内装材、内装建材などの質感を高
めるため、従来より種々の方法が採られている。以下に
その具体例及び問題点を挙げる。 内装材等の基材の表面に植毛をしたり、バックスキン
を貼着したりして質感を高める方法がある。しかし、こ
の方法では、コスト、工数等がかさむため、低コストで
あって、且つ手触りのよいスエード調の外観を有するも
のが求められている。
【0003】そこで、基材表面にマイクロカプセルを分
散させた塗料を塗布し、加熱してマイクロカプセルを膨
張させ、表面に凹凸模様を有する装飾材を得る方法が提
案されている。そのような方法としては、 マイクロカプセルを含有する樹脂系処理剤を、熱可塑
性樹脂からなるシートの表面にグラビア印刷し、これを
加熱してマイクロカプセルの膨張と樹脂の軟化を生ぜし
め、シート表面に微細な凹凸を形成する方法(特開平2
−76735号公報)、
【0004】塩化ビニル樹脂ペースト中にマイクロカ
プセルを分散させ、このペーストをグラビア印刷等によ
って裏打材上に印刷し、これを加熱してペーストをゲル
化せしめると同時にマイクロカプセルを膨張させ、スエ
ード調の外観を呈する装飾用シートを得る方法(特開昭
62−28481号公報)及び、
【0005】基材上にマイクロカプセルを含有した下
塗り塗料を塗布し、塗料を硬化させた後、さらに上塗り
塗料を塗布し、その後、加熱してマイクロカプセルを膨
張させ、凹凸模様を有する塗膜を形成する方法(特開平
2−303573号公報)などが知られている。この
の公報には、マイクロカプセルの膨張温度より低い温度
で容易に硬化させることができ、また、マイクロカプセ
ルの外殻を損傷する恐れのある溶剤、特にケトン系溶剤
等を含有しない好ましい下塗り塗料として、アクリル−
エポキシ水系エマルジョン塗料、ウレタン水系エマルジ
ョン塗料、アクリル系紫外線硬化塗料が例示されてい
る。更に、上塗り塗料としては、メラミン−アルキッド
系、アクリル系などのエナメル塗料が外観上好ましいと
して挙げられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の方法
では、例えば真空成形などした場合に、絞りの大きいコ
ーナー部等において基材が引き伸ばされるため、植毛の
間隔が広がってしまって外観が低下するとの問題があ
る。また、上記の方法では、加熱によってマイクロカ
プセルの膨張と基材となる熱可塑性樹脂の軟化とを同時
に進行させている。そのため、マイクロカプセルの膨張
によって軟化した樹脂が引き寄せられて凹凸が形成さ
れ、スエード調の外観は得られるかもしれないが、触感
は固い感じのものとなる。
【0007】更に、上記の方法では、シート表面の滑
りがよくないため、他の物品と接触して擦られた場合
に、マイクロカプセルの一部が損傷を受けたり、脱落し
たりすることがある。また、マイクロカプセルを含むペ
ーストを裏打材上に印刷する方法であるため、印刷機が
目詰まりを生じ易く、印刷面にムラが発生することがあ
る。尚、この版の目詰まりの補修にはたいへんな手間を
要する。また、上記の方法では、上塗り塗装によって
マイクロカプセルの損傷、脱落は抑えられるものの、表
面の滑りがよくないため、他の物品との擦れによってマ
イクロカプセルが損傷したり、脱落したりすることがあ
る。しかも凹凸模様が荒くスエード調の外観とはならな
い。
【0008】本発明は、上記の問題を解決するものであ
り、表面の凹凸が緻密で微細な外観を呈し、また、柔ら
かい触感をも併せ備え、艶消し調であって、且つしっと
りとしたスエード調の外表面を有する装飾材及びその製
造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1発明のスエード調の
外観を有する装飾材は、基材及び表層を備える積層体に
よって構成される装飾材であって、上記表層は、合成樹
脂中に、(1) 熱膨張したマイクロカプセル並びに(2) ウ
レタンビーズ、シリコンビーズ及びシリコンオイルのう
ちの少なくとも1種が分散されてなり、上記表層を10
0重量%とした場合に、上記熱膨張したマイクロカプセ
ルは2〜30重量%であることを特徴とする。
【0010】また、第2発明のスエード調の外観を有す
る装飾材は、基材、中間層及び表層からなる積層体によ
って構成される装飾材であって、上記中間層は、合成樹
脂中に、第1の熱膨張したマイクロカプセルが分散され
てなり、上記中間層を100重量%とした場合に、上記
第1の熱膨張したマイクロカプセルは2〜30重量%で
あり、且つ上記表層には、(1) 第2の熱膨張したマイク
ロカプセル並びに(2)ウレタンビーズ、シリコンビーズ
及びシリコンオイルのうちの少なくとも1種が含有され
ており、上記表層を100重量%とした場合に、上記第
2の熱膨張したマイクロカプセルは2〜30重量%であ
ることを特徴とする。
【0011】尚、第5発明は、第1発明における合成樹
脂に代えて熱可塑性エラストマーを使用したものであ
り、第6発明は、第2発明における合成樹脂に代えて熱
可塑性エラストマーを使用したものである。
【0012】更に、第8発明のスエード調の外観を有す
る装飾材の製造方法は、請求項1又は5記載の装飾材を
製造する方法であって、(1) 熱膨張性マイクロカプセル
並びに(2) ウレタンビーズ、シリコンビーズ及びシリコ
ンオイルのうちの少なくとも1種が分散、含有された塗
料を基材に塗布する工程、上記熱膨張性マイクロカプセ
ルの熱膨張温度より低い温度で乾燥する工程、及び上記
熱膨張性マイクロカプセルの熱膨張温度より高い温度で
加熱して上記表層を形成する工程を、この順に備えるこ
とを特徴とする。
【0013】また、第10発明のスエード調の外観を有
する装飾材の製造方法は、請求項2又は6記載の装飾材
を製造する方法であって、第1の熱膨張性マイクロカプ
セルが分散、含有された下塗り塗料を基材に塗布する工
程、上記第1の熱膨張性マイクロカプセルの熱膨張温度
より低い温度で乾燥する工程、(1) 第2の熱膨張性マイ
クロカプセル並びに(2) ウレタンビーズ、シリコンビー
ズ及びシリコンオイルのうちの少なくとも1種が分散、
含有された上塗り塗料を塗布する工程、並びに上記第1
の熱膨張性マイクロカプセル及び上記第2の熱膨張性マ
イクロカプセルの熱膨張温度より高い温度で加熱し、上
記中間層及び上記表層を形成する工程を、この順に備え
ることを特徴とする。
【0014】上記「基材」としては、熱膨張性マイクロ
カプセルを熱膨張せさるための加熱、並びに表層又は中
間層を形成する合成樹脂或いは熱可塑性エラストマーを
含む塗料の乾燥、硬化時等の加熱に耐えられるものを用
いることができる。また、塗料が有機溶剤によって希釈
されたものである場合は、この有機溶剤によって容易に
侵されないものの使用が好ましい。この基材としては樹
脂製シートが好ましく、樹脂としては特に柔軟であっ
て、絞りの大きい成形にも適したポリ塩化ビニルが好ま
しい。尚、ポリ塩化ビニルシート等からなる基材の表面
は平滑であってもよいし、予めしぼ加工などが施された
ものであってもよい。更に、基材は、単層であってもよ
いし、2層以上の複数の層からなるものであってもよ
い。2層以上である場合、各層は同じ材質であってもよ
いし、異なった材質であってもよい。また、各層が適宜
の接着剤によって接合されたものであってもよい。
【0015】第1発明における上記「表層」及び第2発
明における上記「中間層」を構成する上記「合成樹
脂」、並びに第5発明における表層及び第6発明におけ
る中間層を構成する上記「熱可塑性エラストマー」は、
第8発明における塗料並びに第10発明における下塗り
塗料及び上塗り塗料の主たる成分である。第1及び第2
発明において、この合成樹脂としては、ウレタン樹脂、
アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂等、各種のものを使用し
得るが、100%以上の伸びがあり、且つ第3発明のよ
うに、その100%モジュラスが「20〜150kg/
cm2 」であるものが好ましい。
【0016】この100%モジュラスが20kg/cm
2 未満では、第1発明における表層或いは第2発明にお
ける中間層が柔らかすぎて強度的に問題であり、スエー
ド調の好ましい外観が得られ難い。一方、100%モジ
ュラスが150kg/cm2を越える場合は、これら表
層或いは中間層は固くなり、柔らかい触感のスエード調
の外観とはならない。また、熱膨張するマイクロカプセ
ルが固い樹脂を無理に引き伸ばすことになって、砂目状
の好ましくない外観となることもある。この合成樹脂の
100%モジュラスは特に60〜80kg/cm2 であ
ることが好ましく、100%モジュラスがこの範囲であ
れば、スエード調の外観を有し、適度に柔らかい触感で
あって、より質感の高い装飾材が得られる。尚、第2発
明における表層も同様の100%モジュラスを有する合
成樹脂により構成することが好ましい。
【0017】また、第5発明における表層及び第6発明
における中間層を構成する熱可塑性エラストマーとして
は、スチレン系熱可塑性エラストマー、オレフィン系熱
可塑性エラストマー、ウレタン系熱可塑性エラストマ
ー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリアミド
系熱可塑性エラストマー、1,2−ポリブタジエン系熱
可塑性エラストマー、塩化ビニル系熱可塑性エラストマ
ー及びフッ素系熱可塑性エラストマー等が挙げられる。
熱可塑性エラストマーとしては、特に、これらのエラス
トマーを有機溶剤或いは水に溶解又は分散させ、塗料の
形態としたものが好適である。この熱可塑性エラストマ
ーとしては、特に第7発明のように、「ウレタン系熱可
塑性エラストマー及び塩化ビニル系熱可塑性エラストマ
ーの少なくとも一方」が好ましい。尚、第6発明におけ
る表層も同様の熱可塑性エラストマーにより構成するこ
とが好ましい。
【0018】合成樹脂及び熱可塑性エラストマーは、第
8発明における上記「塗料」或いは第10発明における
上記「下塗り塗料」を乾燥、硬化させ、或いは乾燥させ
てなるものである。このような塗料の種類は特に限定さ
れないが、第1及び2発明では、乾燥、硬化の後、合成
樹脂の100%モジュラスが第3発明の特定の範囲とな
るものを使用することが好ましい。この塗料或いは下塗
り塗料としては、特に第4発明の「一液型ウレタン樹脂
塗料」及び第7発明のウレタン系熱可塑性エラストマー
及び塩化ビニル系熱可塑性エラストマーの少なくとも一
方を含む塗料が好ましい。尚、この一液型ウレタン樹脂
塗料として、特に熱可塑性ウレタン樹脂を用いた塗料及
び乾燥、硬化によって樹脂中にそれほど多くの架橋構造
が形成されない塗料を使用することがより好ましい。そ
れによって、比較的柔軟な表層或いは中間層が形成さ
れ、柔らかい触感の装飾材が得られる。
【0019】第1及び第5発明において、合成樹脂或い
は熱可塑性エラストマーとともに表層を構成する上記
「熱膨張したマイクロカプセル」、及び第2及び第6発
明において、表層又は中間層に含有される上記「第1及
び第2の熱膨張したマイクロカプセル」は、それぞれ上
記「熱膨張性マイクロカプセル」或いは上記「第1及び
第2の熱膨張性マイクロカプセル」が熱膨張したもので
ある。表層又は中間層は、熱膨張したマイクロカプセル
或いは第1及び第2の熱膨張したマイクロカプセルと、
これらマイクロカプセルの外表面により形成される空間
を埋める合成樹脂又は熱可塑性エラストマーによって構
成されている。
【0020】尚、第2及び第6発明において、第1及び
第2の熱膨張性マイクロカプセルは、異なったものであ
ってもよいが、同じものを用いることが好ましい。これ
らのマイクロカプセル並びに第1及び第5発明において
使用されるマイクロカプセルは、通常、直径が5〜50
μmの球形であり、加熱によって4〜30倍に体膨張す
るものである。本発明においては、特に、直径が15〜
25μmであって、8〜15倍に体膨張するものが好ま
しい。このようなマイクロカプセルを使用すれば、適度
な厚さ及び柔軟性を有する表層或いは中間層とすること
ができる。
【0021】熱膨張性マイクロカプセルは、通常、ブタ
ン、イソブタン等の揮発性炭化水素を内包し、その外殻
は、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、ポリ
塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリ
ル等によって形成されており、本発明における熱膨張性
マイクロカプセルとしては、いずれのものも問題なく使
用することができる。
【0022】表層又は中間層を100重量%とした場合
に、この表層又は中間層におけるマイクロカプセルの含
有量が2重量%未満である場合は、装飾材の表面に形成
される凹凸模様が荒く、且つ少なく、スエード調の外観
が損なわれる。また、含有量が30重量%を越える場合
は、マイクロカプセルの損傷、脱落が十分に抑えられ
ず、実用に供することができない。本発明において、表
層又は中間層に含有されるマイクロカプセルは5〜25
重量%、特に15〜25重量%とすることが好ましく、
この範囲の含有量であれば、スエード調の外観を有し、
且つ柔らかい触感をも備える装飾材を得ることができ
る。尚、第1及び第2発明において、特に100%モジ
ュラスが150kg/cm2 を越える固い樹脂を用いる
場合は、このマイクロカプセルの含有量を15〜25重
量%の範囲とすることが好ましい。
【0023】第2及び第6発明において、表層は、乾燥
した下塗り塗料の表面に塗布される上記「上塗り塗料」
によって形成される。この上塗り塗料は特に限定されな
いが、表層の固さ、質感等が中間層のそれに比べて大き
く相違する場合は、中間層の有する好ましい特性が減殺
されてしまう。そのため、マイクロカプセルを熱膨張さ
せるために加熱した場合に、相似た固さ、質感等となる
塗料を使用することが好ましい。特に、下塗り塗料、上
塗り塗料ともに一液型ウレタン樹脂塗料或いはウレタン
系熱可塑性エラストマー等を含む塗料、とりわけ同一又
は近似の組成を有する樹脂成分又はエラストマー成分を
用いれば、同様の固さ等となるばかりでなく、表層と中
間層との密着性、接着性も向上し、両層が容易に剥離す
ることがない。
【0024】上記「ウレタンビーズ、シリコンビーズ及
びシリコンオイルのうちの少なくとも1種」は、表層を
形成することになる塗料に配合しておけばよい。その配
合量は、塗料が乾燥、硬化して形成される表層を100
重量%とした場合の含有量が1〜30重量%、好ましく
は15〜25重量%となるようにすればよい。この含有
量が1重量%未満では、滑りが不十分であり、また、通
常、20重量%の配合で所要の効果が得られ、30重量
%の配合で十分な効果が奏される。
【0025】尚、第1及び第5発明の装飾材は、少なく
とも基材と表層とからなる2層の積層体によって構成す
ることができる。また、表層が基材に十分に接合されな
い場合は、これら両層の間に接着剤層を設け、3層の積
層体とすることもできる。
【0026】更に、第2及び第6発明の、基材と、中間
層と、表層とからなる3層の積層体により構成される装
飾材において、基材と中間層或いは中間層と表層とが十
分に接合されない場合は、それぞれ両層の間に接着剤層
を設け、4層の積層体とすることができる。また、基
材、中間層及び表層のいずれもが十分に接合されない場
合は、これら各層の間に接着剤層を設け、5層の積層体
とすることもできる。接着剤としては、接合される各層
の材質によって適宜のものを選択して用いればよい。こ
の接着剤としては、例えば、エポキシ樹脂系接着剤、酢
酸ビニル樹脂系接着剤、アクリルエマルジョン系接着剤
等の樹脂系接着剤、及びクロロプレンゴム系接着剤、ニ
トリルゴム系接着剤、天然ゴム系接着剤等のゴム系接着
剤が挙げられる。
【0027】また、第8発明において、塗料は、第9発
明のように、有機溶剤によって希釈されたものであるこ
とが好ましい。更に、第10発明においても、下塗り塗
料は、第11発明のように、有機溶剤によって希釈され
たものであることが好ましい。また、この第10発明に
おいては、上塗り塗料も、第12発明のように、有機溶
剤によって希釈されたものであることが好ましい。この
有機溶剤としては、一般に溶剤系の塗料に使用されるト
ルエン、メチルエチルケトン等を用いることができる。
このように溶剤によって希釈することによって、スプレ
ーガンなどによって容易に塗布することができる。その
ため、基材表面に均一な塗膜を形成することができ、装
飾材表面に緻密、微細であって、且つ均質な凹凸模様を
形成することができる。
【0028】塗料を希釈するための有機溶剤の使用量は
特に限定されないが、スプレーガンなどによって塗布す
るに要する以上に希釈する必要はなく、過剰の有機溶剤
は乾燥、除去に多くの操作、時間を費やすことになり好
ましくない。尚、第12発明のように、上塗り塗料を有
機溶剤によって希釈した場合は、第10発明における加
熱工程の前に、マイクロカプセルの熱膨張温度より低い
温度で乾燥し、予め有機溶剤を除去しておくことが好ま
しい。
【0029】更に、第8発明における塗料は、熱膨張性
マイクロカプセルが熱膨張する前の乾燥状態での厚さが
35〜120μm、特に50〜80μm程度となるよう
に塗布すればよい。また、第10発明における下塗り塗
料は、熱膨張性マイクロカプセルが熱膨張する前の乾燥
状態での厚さが30〜100μm、特に40〜70μm
程度、上塗り塗料は、同じく乾燥状態での厚さが5〜2
0μm、特に10μm程度となるように塗布すればよ
い。塗膜厚さをこの程度とし、第1、第2、第5及び第
6発明に特定する量のマイクロカプセルを含有させれ
ば、マイクロカプセルが加熱され、膨張することによ
り、緻密な凹凸模様が形成され、スエード調の外観を有
する装飾材を得ることができる。更に、第3発明の特定
の合成樹脂或いは第7発明の熱可塑性エラストマーを使
用した場合は、柔らかい触感をも併せ備える装飾材を得
ることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、実施例によって本発明を詳
しく説明する。 〔1〕実施例1(第1発明に対応する装飾材) (1) 使用材料 基材としては表面にしぼ加工が施されたポリ塩化ビニル
のシートを使用した。表層を形成するための塗料として
は、一液型ウレタン樹脂塗料(特殊色料株式会社製)を
用いた。この塗料を乾燥、硬化させて得られるウレタン
樹脂の100%モジュラスは80kg/cm2 であっ
た。尚、この100%モジュラスはJISK6301に
よって測定した値である。
【0031】上記の塗料には、この塗料を100重量%
とした場合に、100重量%のトルエンを加えた。ま
た、塗料が乾燥、硬化してなるウレタン樹脂(これは第
1発明の表層の合成樹脂である。)を100重量%とし
た場合に、表1に示す量比となる熱膨張性マイクロカプ
セルを配合した。使用したマイクロカプセルは、日本フ
ェライト式会社製であり、球径は18〜24μm、この
実施例における加熱条件による体膨張率は8倍であっ
た。更に、上記の塗料には、装飾材の表面の滑りをよく
するために、表層を100重量%とした場合に20重量
%となる量のウレタンビーズ等を配合した。
【0032】
【表1】
【0033】(2) 装飾材の製造 基材の表面に、塗料をスプレーガンによって吹き付け、
塗布した後、110℃で1分乾燥してトルエン他の揮発
分を除去した。乾燥後の塗膜厚さは約60μmであっ
た。その後、基材と、乾燥した塗膜とを180℃で1分
加熱し、各塗料を硬化させるとともにマイクロカプセル
を熱膨張させて装飾材を製造した。得られた装飾材の外
観、触感等を表1に併記する。
【0034】図1は、この実施例1の製造工程におい
て、塗料を乾燥させた時点での断面を模式的に表した模
式図〔図1(a)〕及び加熱によって塗料を硬化させ、
且つマイクロカプセルを熱膨張させて得られた装飾材の
断面を模式的に表す模式図〔図1(b)〕である。1は
基材、2は塗膜、3は表層、5は熱膨張性マイクロカプ
セル、5’は熱膨張後のマイクロカプセル、8はウレタ
ンビーズ等である。
【0035】(3) 結果の考察 表1の結果によれば、表層の100%モジュラスが60
〜80kg/cm2 と第1発明の範囲内にある実験例1
〜4の装飾材では、スエード調の外観を有し、且つ柔ら
かい触感の製品が得られていることが分かる。特に、マ
イクロカプセルの含有量が3〜30重量%の範囲にある
実験例2〜4の装飾材では、その全面に緻密で均質な凹
凸模様が形成され、優れた外観及び触感となっている。
また、マイクロカプセルの含有量が2重量%と下限であ
る実験例1の装飾材では、凹凸模様の形成がやや不十
分、不均質であった。
【0036】一方、マイクロカプセルの含有量が第1発
明の上限を少し越えている実験例5では、十分な凹凸模
様は形成されたが、マイクロカプセルの一部が損傷を受
けたり、脱落したりする傾向がみられた。また、実験例
6〜9では、マイクロカプセルの含有量は20重量%と
適正な範囲であるが、伸びが小さい固い硬化塗膜となる
塗料を使用した装飾材である。そのため、これらの装飾
材は、固い樹脂をマイクロカプセルが無理に引き伸ばす
ことになり、スエード調の外観とはなるものの、柔らか
い触感を併せ備える装飾材ではなかった。尚、実験例6
及び7の二液型ウレタン樹脂塗料及び実験例8及び9の
アクリル樹脂塗料を乾燥、硬化させて得られる塗膜の伸
びはいずれも100%未満であった。
【0037】〔2〕実施例2(第2発明に対応する装飾
材) (1) 使用材料 基材及び中間層を形成するための下塗り塗料としては、
第1発明における基材及び塗料と同じものを使用した。
また、同様に、この下塗り塗料を100重量%とした場
合に、100重量%のトルエンを加えた。更に、下塗り
塗料が乾燥、硬化してなる中間層を100重量%とした
場合に、20重量%となる第1の熱膨張性マイクロカプ
セルを配合した。このマイクロカプセルとしては第1発
明と同じものを用いた。
【0038】また、表層を形成するための上塗り塗料と
しても、上記と同一の一液型ウレタン樹脂塗料を使用し
た。この上塗り塗料にも上記と同量比のトルエンを加
え、更に、この塗料が乾燥、硬化してなる表層を100
重量%とした場合に、20重量%となる第2の熱膨張性
マイクロカプセル及び20重量%となる量の、装飾材の
表面の滑りをよくするためのウレタンビーズ等を配合し
た。このマイクロカプセルも第1発明と同じものを用い
た。尚、このように上塗り塗料にも有機溶剤を加えた場
合は、第12発明のように、上塗り塗料を塗布した後、
有機溶媒を除去するための乾燥工程を設けることが好ま
しい。
【0039】(2) 装飾材の製造及び得られた装飾材の評
価 基材の表面に、下塗り塗料をスプレーガンによって吹き
付け、塗布した後、110℃で1分乾燥してトルエン他
の揮発分を除去した。乾燥後の塗膜厚さは約50μmで
あった。その後、この乾燥した下塗り塗料の塗膜表面
に、上塗り塗料を同様にスプレーガンによって吹き付
け、塗布した後、110℃で1分乾燥してトルエン他の
揮発分を除去した。乾燥後の塗膜厚さは約10μmであ
った。次いで、基材と、乾燥した下塗り塗料及び上塗り
塗料からなる塗膜(全厚さ;60μm)とを180℃で
1分加熱し、各塗料を硬化させるとともに第1及び第2
の熱膨張性マイクロカプセルを熱膨張させて装飾材を製
造した。得られた装飾材は、その全面にスエード調の緻
密で均質な凹凸模様が形成され、優れた外観及び触感を
有していた。
【0040】図2は、この実施例2の製造工程におい
て、上塗り塗料を乾燥させた時点での断面を模式的に表
した模式図〔図2(a)〕及び加熱によって下塗り塗料
と上塗り塗料を硬化させ、且つ第1及び第2の熱膨張性
マイクロカプセルを熱膨張させて得られた装飾材の断面
を模式的に表す模式図〔図2(b)〕である。1は基
材、21は下塗り塗料からなる塗膜、22は上塗り塗料
からなる塗膜である。また、3は表層、4は中間層、6
は第1の熱膨張性マイクロカプセル、6’は第1の熱膨
張後のマイクロカプセル、7は第2の熱膨張性マイクロ
カプセル、7’は第2の熱膨張後のマイクロカプセル、
8はウレタンビーズ等である。
【0041】尚、図2は模式図であり、表層と中間層と
の境界が実線によって明示されている。しかし、実施例
2では、表層も中間層もともに一液型ウレタン樹脂塗料
を用いて形成されているため、実際にはこれらの境界に
おいては両層は混在しており、表層と中間層は強固に一
体に連なったものとなっている。
【0042】また、実施例1及び2のいずれにおいて
も、目視で観察した結果では、基材は、そのしぼ模様の
凹凸が明瞭であり、表面には艶がある。一方、得られた
装飾材の表面には同様のしぼ模様が観察されるが、しぼ
模様の細かい部分では明瞭でなくなった箇所もあり、表
面は艶消しになっていた。また、基材表面はかなり硬い
触感であるが、装飾材では、しっとりとした柔らかい触
感になっていた。
【0043】更に、上記の塗料の乾燥温度及び時間は塗
料の種類、溶剤で希釈した場合は用いた溶剤の種類等に
よって適宜設定することができる。例えばこの実施例に
おいて使用した塗料の場合、80〜130℃、1〜5分
程度の乾燥温度及び時間とすることができる。また、塗
料の硬化温度及び時間は、塗料の種類の他、熱膨張性マ
イクロカプセルの所望の膨張率を勘案し、適宜設定する
ことができる。この実施例で使用した塗料及びマイクロ
カプセルの場合、150〜190℃、30秒〜1分程度
の硬化及び膨張温度、時間とすることができる。
【0044】尚、本発明においては、上記の具体的な実
施例に示すものに限られず、目的、用途等に応じて本発
明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。
例えば、第2発明における表層は、中間層と同様の合成
樹脂によって構成してもよいし、第5発明等において使
用される熱可塑性エラストマーを用いてもよい。更に、
第6発明における表層も、同様に、合成樹脂及び熱可塑
性エラストマーのいずれによって構成してもよい。
【0045】
【発明の効果】第1、第2、第5及び第6発明の装飾材
は、スエード調の外観を有し、特に第3及び第7発明で
は、柔らかい触感をも併せ備え、車両の内装材、内装建
材等、各種の用途において優れた性能の装飾材として使
用することができる。また、これらの装飾材は、他の物
品との擦れにより表面が損傷を受けたりして触感、外観
が低下することのない装飾材を得ることができる。尚、
本発明によれば、特に真空成形等による絞りの深い箇所
などにおいても、他の部分と比べ何ら遜色のない触感、
外観を有する装飾材を得ることができる。
【0046】また、第8及び第10発明のスエード調の
外観を有する装飾材の製造方法は、基材に特定のマイク
ロカプセル或いはこれらに更にウレタンビーズ等を含有
する塗料を塗布し、乾燥させ、加熱するという簡便な方
法であって、容易に優れた性能の装飾材を製造すること
ができる。更に、第9及び第11、12発明によれば、
より優れた外観及び表面状態並びに触感を有する装飾材
を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、実施例1の製造工程中、塗料を乾燥
させた時点での断面を模式的に表した模式図である。ま
た、(b)は、加熱によって塗料を硬化させ、且つマイ
クロカプセルを膨張させて得られた装飾材の断面を模式
的に表す模式図である。
【図2】(a)は、実施例2の製造工程中、上塗り塗料
を乾燥させた時点での断面を模式的に表した模式図であ
る。また、(b)は、加熱によって下塗り塗料と上塗り
塗料を硬化させ、且つマイクロカプセルを膨張させて得
られた装飾材の断面を模式的に表す模式図である。
【符号の説明】
1;基材、2;塗膜、21;下塗り塗料からなる塗膜、
22;上塗り塗料からなる塗膜、3;表層、4;中間
層、5;熱膨張性マイクロカプセル、5’;熱膨張後の
マイクロカプセル、6;第1の熱膨張性マイクロカプセ
ル、6’;第1の熱膨張後のマイクロカプセル、7;第
2の熱膨張性マイクロカプセル、7’;第2の熱膨張後
のマイクロカプセル、8;ウレタンビーズ等。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材及び表層を備える積層体によって構
    成される装飾材であって、上記表層は、合成樹脂中に、
    (1) 熱膨張したマイクロカプセル並びに(2)ウレタンビ
    ーズ、シリコンビーズ及びシリコンオイルのうちの少な
    くとも1種が分散されてなり、上記表層を100重量%
    とした場合に、上記熱膨張したマイクロカプセルは2〜
    30重量%であることを特徴とするスエード調の外観を
    有する装飾材。
  2. 【請求項2】 基材、中間層及び表層からなる積層体に
    よって構成される装飾材であって、上記中間層は、合成
    樹脂中に、第1の熱膨張したマイクロカプセルが分散さ
    れてなり、上記中間層を100重量%とした場合に、上
    記第1の熱膨張したマイクロカプセルは2〜30重量%
    であり、且つ上記表層には、(1) 第2の熱膨張したマイ
    クロカプセル並びに(2) ウレタンビーズ、シリコンビー
    ズ及びシリコンオイルのうちの少なくとも1種が含有さ
    れており、上記表層を100重量%とした場合に、上記
    第2の熱膨張したマイクロカプセルは2〜30重量%で
    あることを特徴とするスエード調の外観を有する装飾
    材。
  3. 【請求項3】 上記合成樹脂の100%モジュラスが2
    0〜150kg/cm2 である請求項1又は2記載のス
    エード調の外観を有する装飾材。
  4. 【請求項4】 上記合成樹脂は、一液型ウレタン樹脂塗
    料が乾燥、硬化してなるものである請求項1乃至3のい
    ずれか1項に記載のスエード調の外観を有する装飾材。
  5. 【請求項5】 基材及び表層を備える積層体によって構
    成される装飾材であって、上記表層は、熱可塑性エラス
    トマー中に、(1) 熱膨張したマイクロカプセル並びに
    (2) ウレタンビーズ、シリコンビーズ及びシリコンオイ
    ルのうちの少なくとも1種が分散されてなり、上記表層
    を100重量%とした場合に、上記熱膨張したマイクロ
    カプセルは2〜30重量%であることを特徴とするスエ
    ード調の外観を有する装飾材。
  6. 【請求項6】 基材、中間層及び表層からなる積層体に
    よって構成される装飾材であって、上記中間層は、熱可
    塑性エラストマー中に、第1の熱膨張したマイクロカプ
    セルが分散されてなり、上記中間層を100重量%とし
    た場合に、上記第1の熱膨張したマイクロカプセルは2
    〜30重量%であり、且つ上記表層には、(1) 第2の熱
    膨張したマイクロカプセル並びに(2) ウレタンビーズ、
    シリコンビーズ及びシリコンオイルのうちの少なくとも
    1種が含有されており、上記表層を100重量%とした
    場合に、上記第2の熱膨張したマイクロカプセルは2〜
    30重量%であることを特徴とするスエード調の外観を
    有する装飾材。
  7. 【請求項7】 上記熱可塑性エラストマーは、ウレタン
    系熱可塑性エラストマー及び塩化ビニル系熱可塑性エラ
    ストマーの少なくとも一方を含む塗料が乾燥してなるも
    のである請求項5又は6記載のスエード調の外観を有す
    る装飾材。
  8. 【請求項8】 請求項1又は5記載の装飾材を製造する
    方法であって、(1)熱膨張性マイクロカプセル並びに(2)
    ウレタンビーズ、シリコンビーズ及びシリコンオイル
    のうちの少なくとも1種が分散、含有された塗料を基材
    に塗布する工程、上記熱膨張性マイクロカプセルの熱膨
    張温度より低い温度で乾燥する工程、及び上記熱膨張性
    マイクロカプセルの熱膨張温度より高い温度で加熱して
    上記表層を形成する工程を、この順に備えることを特徴
    とするスエード調の外観を有する装飾材の製造方法。
  9. 【請求項9】 上記塗料は、有機溶剤によって希釈され
    たものである請求項8記載のスエード調の外観を有する
    装飾材の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項2又は6記載の装飾材を製造す
    る方法であって、第1の熱膨張性マイクロカプセルが分
    散、含有された下塗り塗料を基材に塗布する工程、上記
    第1の熱膨張性マイクロカプセルの熱膨張温度より低い
    温度で乾燥する工程、(1) 第2の熱膨張性マイクロカプ
    セル並びに(2) ウレタンビーズ、シリコンビーズ及びシ
    リコンオイルのうちの少なくとも1種が分散、含有され
    た上塗り塗料を塗布する工程、並びに上記第1の熱膨張
    性マイクロカプセル及び上記第2の熱膨張性マイクロカ
    プセルの熱膨張温度より高い温度で加熱し、上記中間層
    及び上記表層を形成する工程を、この順に備えることを
    特徴とするスエード調の外観を有する装飾材の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 上記下塗り塗料は、有機溶剤によって
    希釈されたものである請求項10記載のスエード調の外
    観を有する装飾材の製造方法。
  12. 【請求項12】 上記上塗り塗料は有機溶剤によって希
    釈されており、上記加熱工程の前に、上記第1の熱膨張
    性マイクロカプセル及び上記第2の熱膨張性マイクロカ
    プセルの熱膨張温度より低い温度で乾燥する工程を備え
    る請求項10又は11記載のスエード調の外観を有する
    装飾材の製造方法。
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