JPH1133448A - 光電管レンズの汚れ防止装置 - Google Patents

光電管レンズの汚れ防止装置

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Publication number
JPH1133448A
JPH1133448A JP9196647A JP19664797A JPH1133448A JP H1133448 A JPH1133448 A JP H1133448A JP 9196647 A JP9196647 A JP 9196647A JP 19664797 A JP19664797 A JP 19664797A JP H1133448 A JPH1133448 A JP H1133448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
lens
shielding cover
photoelectric tube
compressed air
Prior art date
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Pending
Application number
JP9196647A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Inoue
雅浩 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP9196647A priority Critical patent/JPH1133448A/ja
Publication of JPH1133448A publication Critical patent/JPH1133448A/ja
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  • Prevention Of Fouling (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光電管レンズの汚れを防止することのできる
光電管レンズの汚れ防止装置の提供。 【解決手段】 光電管レンズ1aの周囲を覆う遮蔽カバ
ー3と、遮蔽カバー3の内部に加圧空気を供給する加圧
空気供給部2と、を有する光電管レンズの汚れ防止装置
であって、遮蔽カバー3はその全長の少なくとも一部に
下流にいくに従い径が徐々に拡大する拡径部3bを有
し、最大径部の開口端3aを有している光電管レンズの
汚れ防止装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光電管レンズの汚
れを防止することのできる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の塗装ラインでは、塗装ラインを
流れてくる各々のボデーの車種や車型の判別を光電管を
用いて行うことができる。たとえば、台車上に載せられ
て移動するボデーを挟んで光電管と光源とを水平方向に
対向させて設け、光源から光電管に向けて発せられる光
線がボデーによって遮られる時間と、台車の移動速度と
からボデーの全長を算出することにより車種の判別を行
うことができる。自動車の塗装ラインで、ボデーに向け
て吹き付けられる塗料の一部は、周囲に塗料ダストとし
て浮遊する。この塗料ダストが光電管レンズに付着する
と、光電管レンズが曇り正確な測定が行えなくなる。そ
のため、従来、たとえば特開平6−304505号に開
示されているように、または、図4に示すように、光電
管レンズ31aを直円筒状の遮蔽カバー33で覆い、か
つ遮蔽カバー33内部に光電管レンズ31a側から開口
側に向けて清浄エアを流し、遮蔽カバー33内部に塗料
ダスト34が流入して光電管レンズ31aに付着するこ
とを防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、円筒状の遮蔽
カバー33内部を光電管レンズ31a側から開口側に向
けて流れる清浄エアに流速分布がある場合、たとえば、
図4に示すように遮蔽カバー断面中央部の流速が高く周
囲の流速が0に近い場合の遮蔽カバー33内の周囲部に
負圧が生じ、そこに遮蔽カバー33の開口から大気が流
れ込んで、逆流Rが生じる。その逆流Rに乗って、塗料
ダスト34が遮蔽カバー33内部に巻き込まれ、光電管
レンズ31aに付着してしまい、遮蔽カバー33と清浄
エアによる光電管レンズ31aの汚れ防止効果が十分に
得られないという問題がある。本発明の課題は、光電管
レンズに取り付けられた遮蔽カバーの開口から塗料ダス
トが遮蔽カバー内部に巻き込まれて光電管レンズが汚れ
るのを防止する光電管レンズの汚れ防止装置を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成する本発
明は、つぎの通りである。光電管レンズの周囲を覆う遮
蔽カバーと、前記遮蔽カバーの内部に加圧空気を供給す
る加圧空気供給部と、を有する光電管レンズの汚れ防止
装置であって、前記遮蔽カバーはその全長の少なくとも
一部に下流にいくに従い径が徐々に拡大する拡径部を有
し、最大径部の開口端を有していることを特徴とする光
電管レンズの汚れ防止装置。
【0005】上記の光電管レンズの汚れ防止装置では、
遮蔽カバー内部を流れる加圧空気の流速は拡径部で徐々
に小さくなるとともに断面全体に均一化し、それと同時
に静圧も徐々に大きくなり、開口端で全断面にわたって
静圧がほぼ大気圧になる。その結果、遮蔽カバー内への
逆流が発生しないか、または、発生しにくい。したがっ
て、遮蔽カバーの周囲に塗料ダストなどの浮遊物があっ
たとしても、遮蔽カバー内に浮遊物を巻き込むことが防
止され、光電管レンズに浮遊物が付着して汚れるのを防
止できる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1、図2は本発明の実施例の光
電管レンズの汚れ防止装置を示す。図3は本発明の実施
例の光電管レンズの汚れ防止装置を備えた光電管を自動
車塗装ラインに配置した状態を示す。以下には、本発明
の実施例の光電管レンズの汚れ防止装置を、自動車の塗
装ラインに備えられる光電管に用いた場合について説明
する。
【0007】本発明の実施例の光電管レンズの汚れ防止
装置は、光電管レンズ1aの周囲を覆う筒状の(ただ
し、全長のうち少なくとも一部で径が変化する)遮蔽カ
バー3と、遮蔽カバー3の内部に加圧空気(圧縮空気)
を供給する加圧空気供給部2と、を有している。遮蔽カ
バー3は、その全長の少なくとも一部に下流にいくに従
い径が徐々に拡大する拡径部3bを有し、最大径部の開
口端3aを有している。遮蔽カバー3の拡径部3bの軸
芯に対する拡径角度Aは、流れの壁面からの剥離を抑え
周囲に負圧部を形成しないようにするために、約10°
以下とされ、全長を短くする上から約6〜10°とされ
ている。遮蔽カバー3の拡径部3bは図1に示すよう
に、光電管レンズ1aから開口端3aあるいは、図2に
示すように、光電管レンズ1aから途中までは一定の内
径を有し、途中から開口端3aまでにわたって形成され
るか、あるいは、途中に形成され拡径部3bの下流端か
ら開口端3aまで一定の内径としてもよい。加圧空気供
給部2は、加圧空気供給源2aと、加圧空気供給源2a
から供給される加圧空気を光電管レンズ1a付近の遮蔽
カバー3のまわりから遮蔽カバー3内部に導く少なくと
も1本の加圧空気供給路2bと、からなる。加圧空気供
給路2bは図1に示すように、遮蔽カバー3の内径面に
開口してもよいし、あるいは図2に示すように遮蔽カバ
ー3の内径面から内側に突出していてもよい。遮蔽カバ
ー3内部に導入された加圧空気は、光電管レンズ1aか
ら開口端3aに向かって流れ、開口端3aから遮蔽カバ
ー3外へ流出する。
【0008】図3に示すように、本発明の実施例の光電
管レンズ1aの汚れ防止装置を取り付けた光電管1は、
自動車の塗装ラインでは、台車11上に載せられて塗装
ブース20内を移動するボデー12を光源13とで挟む
ように、光源13と対向した位置に設けられる。そし
て、光源13から光電管1に向けて発せられる光線13
aがボデー12によって遮られる時間と、台車11の移
動速度とからボデー12の全長を車種・車型判別装置1
4において算出することによって車種・車型の判別が行
われる。
【0009】つぎに本発明実施例の作用を説明する。自
動車の塗装ラインでは、塗装機15などによって塗料が
ボデー12に対して噴霧されるが、ボデー12に付着し
ない塗料は、一部が、塗装ブース20内に塗料ダスト4
として浮遊している。本発明の実施例においては、遮蔽
カバー3内に供給された加圧空気は光電管レンズ1a付
近から遮蔽カバー開口端3aに向かって流れる。その
時、拡径部3bで流速が徐々に落とされ、動圧が静圧に
変わって静圧が徐々に大きくなると共に、断面内流速分
布が横断面内で全域にわたって均一化する。そして、つ
いに開口端3aに至った時に静圧はほぼ大気圧にまで回
復している。この状態では、遮蔽カバー3内には周囲部
に負圧が発生せず、開口端3aの断面全域でほぼ大気圧
となる。その結果、開口端3aからの周囲の浮遊物など
の遮蔽カバー3内への巻き込みが生じにくい。したがっ
て、塗装ブース20内に浮遊している塗料ダスト4は、
開口端3aでのほぼ大気圧の静圧と、遮蔽カバー3の開
口端3aから流出する空気に残存している小さな動圧と
によって、遮蔽カバー3内に入ることが開口端3a断面
全域にわたって遮られる。そのため、光電管レンズ1a
の汚れは防止される。とくに、遮蔽カバー3の拡径角度
Aが約6〜10°とされているため、流れが開口端3a
壁面から剥離せず、剥離した場合に生じる壁面付近の負
圧の発生がなく、逆流の防止効果が高い。また、万一光
電管レンズが汚れてしまったとしても、開口端3aが拡
がっているため、開口端3a側から清掃を行うのが容易
である。
【0010】
【発明の効果】本発明の光電管レンズの汚れ防止装置に
よれば、光電管レンズを覆う遮蔽カバーに拡径部を設け
開口端を最大径部としたため、遮蔽カバー内を流れる加
圧空気の流速は拡径部において徐々に減速され、静圧が
徐々に大となり、開口端ではほぼ全域にわたってほぼ大
気圧となるため、開口壁面に沿って逆流が発生しにくく
なり、塗料ダストなどの浮遊物の遮蔽カバー内部への巻
き込みを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の光電管レンズの汚れ防止装
置の断面図である。
【図2】本発明のもう一つの実施例の光電管レンズの汚
れ防止装置の断面図である。
【図3】本発明の実施例の光電管レンズの汚れ防止装置
を備えた光電管を自動車塗装ラインに配置した状態を説
明する図である。
【図4】従来の光電管レンズの汚れ防止装置の断面図で
ある。
【符号の説明】
1a 光電管レンズ 2 加圧空気供給部 3 遮蔽カバー 3a 開口端 3b 拡径部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電管レンズの周囲を覆う遮蔽カバー
    と、前記遮蔽カバーの内部に加圧空気を供給する加圧空
    気供給部と、を有する光電管レンズの汚れ防止装置であ
    って、前記遮蔽カバーはその全長の少なくとも一部に下
    流にいくに従い径が徐々に拡大する拡径部を有し、最大
    径部の開口端を有していることを特徴とする光電管レン
    ズの汚れ防止装置。
JP9196647A 1997-07-23 1997-07-23 光電管レンズの汚れ防止装置 Pending JPH1133448A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9196647A JPH1133448A (ja) 1997-07-23 1997-07-23 光電管レンズの汚れ防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9196647A JPH1133448A (ja) 1997-07-23 1997-07-23 光電管レンズの汚れ防止装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1133448A true JPH1133448A (ja) 1999-02-09

Family

ID=16361262

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9196647A Pending JPH1133448A (ja) 1997-07-23 1997-07-23 光電管レンズの汚れ防止装置

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JP (1) JPH1133448A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6688020B2 (en) 2000-04-21 2004-02-10 Tokyo Electron Limited Substrate processing apparatus
WO2017080699A1 (de) * 2015-11-10 2017-05-18 Robert Bosch Gmbh Optisches system für eine umfelderfassungsvorrichtung

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6688020B2 (en) 2000-04-21 2004-02-10 Tokyo Electron Limited Substrate processing apparatus
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