JPH11334282A - 出没式筆記具 - Google Patents
出没式筆記具Info
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- JPH11334282A JPH11334282A JP10164232A JP16423298A JPH11334282A JP H11334282 A JPH11334282 A JP H11334282A JP 10164232 A JP10164232 A JP 10164232A JP 16423298 A JP16423298 A JP 16423298A JP H11334282 A JPH11334282 A JP H11334282A
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Abstract
制し把持し易い状態を確保する。 【解決手段】 操作部材を軸筒内にて挟持されるような
し、少なくともペン先突出状態において、操作部材が把
持の邪魔にならないようにした。
Description
端にペン先を取り付けたリフィルをコイルスプリングに
よって後方付勢しつつ軸筒内に前後動可能に収容し、軸
筒の前側壁に形成した横孔より操作部材を突出させて操
作可能となすと共に、この操作部材を軸筒の径方向に押
圧操作し、径方向に付与される力を傾斜壁を有するスラ
イド体に伝達して長手方向にスライドする力に変換する
ことにより、リフィルに係合した係止機構を前進させ
て、この係止機構により軸筒先端口よりのペン先の先端
出没係止をなす出没式筆記具に関する。
壁に形成した横孔より、軸筒内部のペン先の出没係止機
構を稼働させる操作部材を突出させ、筆記状態に近い把
持状態でペン先の出没係止制御を手元操作にて行えるよ
うなした出没式筆記具が知られている。また、この手元
操作として、操作部材を軸径方向に押圧操作するものと
し、この径方向の押圧力を、傾斜壁を有する軸筒内を摺
動可能な部材の前記傾斜壁で受けて、軸長手方向ペン先
側への摺動力に変換し、出没係止する位置に係止機構及
びリフィルを移動させるものが所謂サイドノック式筆記
具などと称され知られている。
ック式筆記具は、ペン先を突出させた状態では、係止機
構及びリフィルの係止位置をペン先側寄りの位置に係止
するものであり、その分、傾斜壁を有する部材もペン先
側へ前進していることになり、操作部材は、傾斜壁を有
する部材を前進させるために、軸筒径方向に移動してい
る。この状態では、操作部材は抜け落ち係止されている
以外は操作部材の移動範囲で操作部材が重力や筆記具本
体の移動の慣性により絶えず動く状態が形成されること
になる。このように操作部材が固定されない不安定な状
態は、ペン先の突出状態である筆記時に形成され、ま
た、操作部材は手元操作のために軸筒の前側部分に位置
するために、操作部材が自由に動いてしまうと、把持し
た手にガタ付きとして感じてしまい、筆記の邪魔になる
という問題があった。
タンクの先端にペン先を取り付けたリフィルをコイルス
プリングによって後方付勢しつつ軸筒内に前後動可能に
収容し、軸筒の前側壁に形成した横孔より操作部材を突
出させて操作可能となすと共に、この操作部材を軸筒の
径方向に押圧操作し、径方向に付与される力を傾斜壁を
有するスライド体に伝達して長手方向にスライドする力
に変換することにより、リフィルに係合した係止機構を
前進させて、この係止機構により軸筒先端口よりのペン
先の先端出没係止をなす出没式筆記具において、前記操
作部材の軸筒内に位置する部位に外方凸部を形成し、軸
筒先端口よりペン先を突出させた状態で前記外方凸部を
軸筒内壁に圧接するようになし、軸筒先端口よりペン先
を突出した状態の操作部材の位置を保持してなることを
特徴とした出没式筆記具を要旨とする。
いずれの図面のものもペン先の突出した筆記可能状態を
示してある。先端口に向かって次第に縮径する円錐体形
状の先筒1aと後筒1bとからなる軸筒1内に、ボール
ペンチップ2aとインキを収容するポリプロピレン樹脂
製のパイプ体であるインキタンク2bとを接続したリフ
ィル2が、先筒1aの内部に配置したコイルスプリング
3の弾撥力を側壁に形成した突条2cで受けて後方付勢
され前後動可能に収容されている。また、軸筒1の後端
にはクリップ4aを有する頭冠4が連結されている。
ルペンチップ2aを先筒の先端口より出没維持する係止
機構が収容されており、係止機構は後筒側壁の横孔5よ
り突出する操作部材である押圧ボタン6に連結されてい
る。押圧ボタン6はポリオキシメチレン樹脂製の箱型状
部材であり、側壁に形成した外方凸部により後筒の横孔
からの抜け落ち係止がなされている。
に、リフィル2を摺動係止する係止機構は、回転により
後筒1b内での長手方向位置を変化させる回転カム7
と、回転カムに長手方向の摺動力と回転力とを付与する
摺動カム8と、押圧ボタン6の径方向の押圧力を長手方
向の摺動力に変換し摺動カム8を摺動させる連結部材9
とからなっている。これら係止機構の各部材は他部材と
の当接、摺接を繰り返す部材であることから、摩擦抵抗
が極力少なく、摩擦による変形、摩耗等の極力少ないポ
リオキシメチレン樹脂に脂肪酸等の滑剤を配合して成形
されたものが使用されている。
状態では、回転カム7は、後筒1bの内壁に形成された
交互に配置された長さの異なる係止溝1cの内、短い溝
に係止される複数の羽根7aを有している。即ち、より
先端側に位置させている。また、この羽根7aは、後部
が傾斜壁7bとなっており、後述する摺動カム8の前端
の鋸歯状の山形傾斜面8aと当接すると一定方向に回転
し、短い溝と長い溝の係合溝1cに交互に係合する。回
転カム7の先端は、コイルスプリング3によって後方付
勢されたリフィル2の突条2cと当接しており、羽根7
aが交互に長い係止溝と短い係止溝に係合することによ
って交互にボールペンチップ2aの出没状態を形成す
る。
て前端に鋸歯状の山形傾斜面8aを複数有していると共
に、側壁に後筒1b内壁に形成した摺動溝1dに係合し
て摺動する摺動突起8bを有している。連結部材9は、
押圧ボタン6の径方向の押圧力を受ける部分として2つ
の傾斜壁9aを有しており、押圧ボタン6の前後の脚6
aと当接するようになっている。また、連結部材9は傾
斜壁9aと反対側の側壁に後筒1b内壁と当接する突起
9bを有しており、摺動時に後筒1bの内壁との接触面
積を極力少なくして、摩擦抵抗を極力小さくするように
してある。
材9の傾斜壁9aに当接して連結部材が前方向に移動
し、摺動カム8を移動させる。摺動カム8は山形傾斜面
8aにて回転カム7の羽根7aに当接する。羽根7aの
後部の傾斜壁7bと山形傾斜面8aとが押圧力を付与さ
れつつ当接することによって、回転カム7は傾斜に摺れ
つつ前方に移動し、係合溝1cの開口部に達したときに
回転して隣の係合溝1cに係合し、ペン先の出没係止を
なすものである。
小径の先端口を別部材である先筒1aに形成してある。
この、先筒1aと後筒1bとの連結は螺合によりなして
あるが、先筒1aを外側部材となるように内壁に雌螺子
部1fを形成し後筒1bの先端に形成した小径部外面に
雄螺子部1gを形成することにより、外径を極力連続し
た形状とすることができ把持しやすく、軸筒内での摺動
部材である係止機構を収容する後筒1bの内壁を段のな
い直管状に形成することができ、内容部材の移動に支障
を来す恐れの極力抑制されたものとなる。尚、先筒1a
と後筒1bとの連結は螺合の他に乗り越え嵌合や接着が
考えられるが、リフィルの交換を考慮すると、螺合が好
ましいものと言える。参照符号11は先筒1aを取り外
した際に、内容物が一気に抜け落ちないようにするため
の軟質ポリエチレン樹脂製の係止リングであり、後筒1
b開口部に圧入されている。
すように、押圧ボタン6は側壁の最下部に外方凸部6b
を有しており、軸筒1の横孔5の縁として形成される顎
部5aにより横孔5よりの抜け落ち防止がなされてい
る。また、外方凸部6bが摺動する範囲に相当する範囲
において、軸筒1の押圧ボタン6を介在して対峙する内
側壁1eは押圧ボタン6の外方凸部6bの形成する部材
の最大幅よりも幅狭になっており、押圧ボタン6は内側
壁1eに挟持圧接されその位置が保持される。即ち、押
圧ボタン6は常に横孔5内でその位置が保持されること
になり、最も横孔5に入り込んだ状態でも押圧ボタン6
が、軸筒1の外形から突出する部分を少なく保持するの
で筆記の際の障害になり難い。
して示してある。外方凸部6bが摺動する範囲に相当す
る範囲において、軸筒1の押圧ボタン6を介在して対峙
する内側壁1eは押圧ボタン6の押圧操作される方向に
向かって次第にその幅を狭くするように内側に向かって
傾斜している。ペン先収納状態となる、押圧ボタン6が
連結部材9の傾斜面9aによって最も上側に押し上げら
れている状態では、前記外方凸部6bが最も顎部5aに
近い位置にくるが、その位置に相当する内側壁1eはそ
の対峙する壁との間が最も広く設定されており、外方凸
部6bが内側壁1eに圧接しない。これに対して図示
の、押圧ボタン6を押圧して連結部材9を前進させ、ボ
ールペンチップ2aを突出状態とした際には、外方凸部
6bが対峙する内側壁1eの幅狭部分に位置し、挟持圧
接されその位置が保持される。この状態は、押圧ボタン
6が最も横孔5に入り込んだ状態となっており、押圧ボ
タン6が、軸筒1の外形から突出する部分が少なく、筆
記の際の障害になり難い。
る点は、押圧ボタン6の側壁に形成される外方凸部6b
を台形状の凸部とし、軸筒1の内側壁1eに対する接触
面積を増大させて、押圧ボタン6の保持力を部材間の摩
擦抵抗を利用して高めた例である。
りで種々なせるものである。一例を挙げると、後軸1b
をアクリルニトリルスチレン樹脂やポリプロピレン樹脂
等の透明または半透明の材質により形成し、内部構造や
インキ残量を視認可能としてもよいし、先筒1aを後筒
1bと一体に形成してもよい。また、軸筒1の筆記時に
把持する部分に、シリコンゴム等の弾性軟質部材を被覆
してもよいし、押圧ボタンとして、その前端または後端
を支点として円弧状の動きをする操作部材としてもよい
し、少なくとも押圧する面に弾性軟質材を被覆してもよ
い。
材を位置させた出没式筆記具であって、出没係止機構に
回転カムを使用したものであっても、操作部材はペン先
の突出時にも没入時にも固定される事になり、筆記時把
持し易い状態を確保することができるものである。
Claims (3)
- 【請求項1】 インキタンクの先端にペン先を取り付け
たリフィルをコイルスプリングによって後方付勢しつつ
軸筒内に前後動可能に収容し、軸筒の前側壁に形成した
横孔より操作部材を突出させて操作可能となすと共に、
この操作部材を軸筒の径方向に押圧操作し、径方向に付
与される力を傾斜壁を有するスライド体に伝達して長手
方向にスライドする力に変換することにより、リフィル
に係合した係止機構を前進させて、この係止機構により
軸筒先端口よりのペン先の先端出没係止をなす出没式筆
記具において、前記操作部材の軸筒内に位置する部位に
外方凸部を形成し、軸筒先端口よりペン先を突出させた
状態で前記外方凸部を軸筒内壁に圧接するようになし、
軸筒先端口よりペン先を突出した状態の操作部材の位置
を保持してなることを特徴とした出没式筆記具。 - 【請求項2】 前記係止機構を、軸筒内壁に形成した係
止位置の異なる複数の係止溝に回転により交互に係止す
る回転カムと該回転カムに操作部材の操作による摺動力
を付与する摺動子よりなるものとしたことを特徴とする
請求項1記載の出没式筆記具。 - 【請求項3】 前記軸筒内壁の少なくとも前記操作部材
の外方凸部が移動する範囲の内壁部分を、ペン先の没入
状態時の外方突起の位置相当部からペン先突出時の外方
突起の位置相当部に向かって次第に幅狭となる傾斜壁と
したことを特徴とする請求項1又は2記載の出没式筆記
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16423298A JP3774805B2 (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | 出没式筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16423298A JP3774805B2 (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | 出没式筆記具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11334282A true JPH11334282A (ja) | 1999-12-07 |
JP3774805B2 JP3774805B2 (ja) | 2006-05-17 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16423298A Expired - Fee Related JP3774805B2 (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | 出没式筆記具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3774805B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107387983A (zh) * | 2017-09-06 | 2017-11-24 | 钦州学院 | 一种便于拆卸和组装的计算机显示器 |
-
1998
- 1998-05-28 JP JP16423298A patent/JP3774805B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107387983A (zh) * | 2017-09-06 | 2017-11-24 | 钦州学院 | 一种便于拆卸和组装的计算机显示器 |
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JP3774805B2 (ja) | 2006-05-17 |
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