JPH11334131A - 熱転写プリンタ - Google Patents

熱転写プリンタ

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Publication number
JPH11334131A
JPH11334131A JP10143817A JP14381798A JPH11334131A JP H11334131 A JPH11334131 A JP H11334131A JP 10143817 A JP10143817 A JP 10143817A JP 14381798 A JP14381798 A JP 14381798A JP H11334131 A JPH11334131 A JP H11334131A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
correction
print data
correction coefficient
rom
line number
Prior art date
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Pending
Application number
JP10143817A
Other languages
English (en)
Inventor
Morihiro Takagi
盛宏 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP10143817A priority Critical patent/JPH11334131A/ja
Publication of JPH11334131A publication Critical patent/JPH11334131A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】熱転写プリンタのサーマルヘッドには、発熱抵
抗体の抵抗値のばらつき等による発熱特性のばらつきが
ある。濃度ムラの補正は印画データを変化させることで
おこなうため、階調数が少ない場合濃度の調整が細かく
できない。したがって階調数が少ない場合1階調あたり
の濃度変化が大きく、濃度一定の画像を印画した場合に
補正による印画データが変化する箇所にすじ状のムラが
発生しかえって画像品質が劣化するという問題点があっ
た。 【解決手段】各々の発熱抵抗体に対応した補正係数と印
画するライン番号を印画データを補正する演算に使用
し、さらに印画するライン番号毎に複数種類の異なる補
正演算を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発熱抵抗体の発熱
特性の違いによる濃度ムラを補正する手段を有した熱転
写プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】サーマルヘッドを使用した熱転写プリン
タでは、印画データに応じてサーマルヘッドの各発熱抵
抗体の通電時間を制御する。すなわち各発熱抵抗体から
発生する熱量を制御することによってインクを溶融ある
いは昇華させ、記録紙に付着させて印画記録を行う。
【0003】サーマルヘッドには、発熱抵抗体の抵抗値
のばらつき等による発熱特性のばらつきが通常ある。こ
れにより印画ドットの濃度にばらつきを生じ、主走査方
向に濃度ムラが発生することが多い。そこで従来よりサ
ーマルヘッドの各発熱抵抗体の補正係数をあらかじめ求
め記憶回路に記憶しておき、印画の際に発熱抵抗体ごと
に印画データの補正をおこなうことにより濃度ムラの補
正をおこなっている。
【0004】図2に従来のサーマルプリンタの濃度ムラ
の補正方法の例を示す。補正演算ROM1はサーマルヘ
ッドの発熱抵抗体番号をアドレスとして、補正係数を出
力するROMである。補正係数は、主走査方向の濃度が
一定になるように各発熱抵抗体の通電時間を調整した場
合の通電時間の比率で表す。また最長の通電時間を必要
とする発熱抵抗体の補正係数を1とすることにより、補
正係数は1以下の値となる。
【0005】図2の例では補正係数ROM1のアドレス
を10bitとする。これにより、2の10乗、すなわ
ち1024個までの発熱抵抗体を有するサーマルヘッド
に対応可能である。また補正係数ROM1の出力データ
は8bitで、例えば0の場合に補正係数の値が0、2
00 の場合に補正係数の値を1で表す。たとえば補正
係数の値が0.995の場合出力データは199とな
る。
【0006】n番目の発熱抵抗体の入力印画データをd
[n]、n番目の発熱抵抗体の補正係数をh[n]、n番目
の補正印画データをd'[n]とすると、補正演算ROM
2に書き込む演算結果は以下の式で現される。INT
(a)は実数aの小数点以下を切り捨てた値を表す。 d'[n] = INT(d[n] × h[n]) 補正演算ROM2は印画データと補正係数を入力のアド
レスとして、演算結果のデータd'[n]をROM2にテ
ーブルとして書き込んである。印画データ及び補正印画
データは6bitで0〜63の値となり64階調の濃度
制御が可能である。ROM2のようにルックアップテー
ブル方式にする事で印画時の演算時間を省略する事がで
きる。
【0007】図3に上記の演算をおこなった場合の例を
示す。この表で縦方向はn番目の発熱抵抗体であり、す
べての発熱抵抗体に入力印画データとして値32を入力
した場合の補正係数と補正後の印画データを示す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】濃度ムラの補正は印画
データを変化させることでおこなうため、階調数が少な
い場合濃度の調整が細かくできない。したがって階調数
が少ない場合1階調あたりの濃度変化が大きく、濃度一
定の画像を印画した場合に補正による印画データが変化
する箇所にすじ状のムラが発生しかえって画像品質が劣
化するという問題点があった。
【0009】このため、主走査方向だけでなく副走査方
向の補正を導入し、このすじ状のムラを軽減する処置が
必要である。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決のため、
本発明の濃度ムラ補正装置において、請求項1の発明で
は、 複数の発熱抵抗体が直線状に配置されたサーマル
ヘッドを用い、入力された印画データに基づいて、複数
の発熱抵抗体の各々の通電時間を制御して印画する熱転
写プリンタにおいて、複数の発熱抵抗体の各々の発熱特
性の相違による印画濃度のばらつきに対応した補正係数
を格納する補正係数格納手段と、補正係数と印画するラ
イン番号を印画データを補正する演算に使用する補正演
算手段と、を有する構成とした。
【0011】請求項2の発明では、 請求項1に記載の
熱転写プリンタにおいて、補正演算手段は、印画するラ
イン番号毎に異なる補正演算を行う構成とした。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図を
用いて説明する。図1に本発明の濃度ムラ補正装置の実
施の形態を示す。補正係数ROM1はサーマルヘッドの
発熱抵抗体番号をアドレスとして、補正係数を出力する
ROMである。ROM1は図2に示す従来例と同様なた
め説明は割愛する。
【0013】補正演算ROM3は印画データと補正係数
及びライン番号の下位2bitをアドレスとして入力し
てデータとして補正後印画データを出力する。印画デー
タ及び補正後印画データは6bitで0〜63の値とな
り64階調の濃度制御が可能である。ここで、n番目の
発熱抵抗体の入力印画データをd[n]、補正係数をh
[n]、補正後印画データをd'[n] とすると、補正演算
ROM3は以下の演算結果を出力する。また以下の式で
INT(a)は実数aの小数点以下を切り捨てた値を表
す。また以下の演算では、境界処理として、d'[n] が
0より小さくなった場合に0で置き換え、63より大き
くなった場合63で置き換える処理を行う。
【0014】ライン番号の下位2bitが00の場合 d'[n] = INT(d[n]× h[n]) ライン番号の下位2bitが01の場合 d'[n]= INT(d[n] × h[n]+ 0.5) ライン番号の下位2bitが10の場合 d'[n]= INT(d[n] × h[n]+ 0.25) ライン番号の下位2bitが11の場合 d'[n]= INT(d[n] × h[n]− 0.25) 図4に上記の演算をおこなった場合の例として、図3同
様すべての発熱抵抗体に入力印画データとして値32を
入力した場合の補正係数と補正後印画データを示す。こ
のように補正係数が一定であってもライン番号の下位2
bitの値によって補正後印画データは変化している。
【0015】仮に2つの隣接する発熱抵抗体の補正係数
がそれぞれ0.970と0.965であった場合を考え
る。従来の方法では図3に示すようにこの2つの発熱抵
抗体の補正後印画データには1階調分の差が生じ、全ラ
インを印画した場合この箇所ですじ状のムラが発生す
る。本実施形態では第4図に示すようにライン番号の下
位2bitが00のラインでは、補正後印画データには
1階調分の差が生じているが、その他のラインでは2つ
の発熱抵抗体の補正後印画データに差が生じていない。
したがって4ラインに1回ずつデータが変化することに
なる。これは補正演算ROM3での補正演算のオフセッ
ト値を0.25きざみで変化させることにより1/4階
調きざみで印画データを制御していることになる。
【0016】結果として階調数が少ない場合に濃度が一
定の画像を印画しても、補正による印画データが変化す
る箇所にすじ状のムラが発生し画像品質が劣化するとい
う問題は発生しない。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、補正係数格納手段にて格納された各々の
発熱抵抗体に対応した補正係数と印画するライン番号を
印画データを補正する演算に使用する補正演算手段に用
いることで濃度ムラを押さえた熱転写プリンタが実現で
きる。
【0018】また、請求項2に記載の発明によれば、ラ
インごとに異なる補正演算を実行するため、階調数が少
ない場合でも濃度一定の画像を印画した場合でも、補正
による印画データが変化する箇所がラインごとに変化す
るため、すじ状のムラによる画像品質の劣化が発生しな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】・・・本発明の補正回路の実施形態を示すブロ
ック図
【図2】・・・従来の補正回路のブロック図
【図3】・・・従来の補正演算ROMで行われる補正演
算結果の一部を示す図
【図4】・・・本発明の補正演算ROMで行われる補正
演算結果の一部を示す図
【符号の説明】
1・・・補正係数ROM1 2・・・従来の補正演算ROM2 3・・・本発明の補正演算ROM2

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の発熱抵抗体が直線状に配置されたサ
    ーマルヘッドを用い、入力された印画データに基づい
    て、前記複数の発熱抵抗体の各々の通電時間を制御して
    印画する熱転写プリンタにおいて、 前記複数の発熱抵抗体の各々の発熱特性の相違による印
    画濃度のばらつきに対応した補正係数を格納する補正係
    数格納手段と、 前記補正係数と印画するライン番号を印画データを補正
    する演算に使用する補正演算手段と、を有することを特
    徴とする熱転写プリンタ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の熱転写プリンタにおい
    て、前記補正演算手段は、前記印画するライン番号毎に
    複数種類の異なる補正演算を行うことを特徴とする熱転
    写プリンタ。
JP10143817A 1998-05-26 1998-05-26 熱転写プリンタ Pending JPH11334131A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10143817A JPH11334131A (ja) 1998-05-26 1998-05-26 熱転写プリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10143817A JPH11334131A (ja) 1998-05-26 1998-05-26 熱転写プリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11334131A true JPH11334131A (ja) 1999-12-07

Family

ID=15347660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10143817A Pending JPH11334131A (ja) 1998-05-26 1998-05-26 熱転写プリンタ

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