JPH11333213A - ろ過池洗浄制御装置およびその方法 - Google Patents

ろ過池洗浄制御装置およびその方法

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JPH11333213A
JPH11333213A JP10148758A JP14875898A JPH11333213A JP H11333213 A JPH11333213 A JP H11333213A JP 10148758 A JP10148758 A JP 10148758A JP 14875898 A JP14875898 A JP 14875898A JP H11333213 A JPH11333213 A JP H11333213A
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JP
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washing
turbidity
water
filter
pond
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JP10148758A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Shimazaki
弘志 島崎
Shoichi Samejima
正一 鮫島
Kazuharu Ikeda
一治 池田
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定な水質が得られるようにするとともに、
ろ過池の円滑な洗浄制御ができるようにした。 【解決手段】 ろ過池11の未ろ水流入側には、濁色度
計12が配置される。濁色度計12は、流入未ろ水と洗
浄排水を三方弁13を介して採水し、濁度および色度を
測定する。洗浄排水の測定では、ろ過池11の洗浄開始
を検出し、水洗浄間の後半部の排水を三方弁13を介し
て採水する。この時の洗浄状態を濁色度計12にて計測
し、ろ過池11の汚れ状態を判断する。この判断結果に
より濁色度計12から逆洗洗浄時間信号が、監視制御装
置14に供給される。ろ過水測定には、ろ過池11のろ
過水流出側に配置された高感度濁度計15にて行う。こ
の高感度濁度計15によるろ過水の連続計測では、ろ過
池11の洗浄後の濁度変化を計測して、最適通水時間を
判定する。この判定により洗浄開始ならば、高感度濁度
計15から洗浄開始信号が監視制御装置14に供給され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、浄水場の急速ろ
過池の水質を因子とした、ろ過洗浄制御装置およびその
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】日本の浄水場における現状の主プロセス
は、凝集沈殿+砂ろ過+塩素消毒である。原水中に含ま
れている濁質分や、近年間題となっているクリプトスポ
リジウムなどの原虫は、凝集沈殿+砂ろ過で除去する必
要がある。その中でも、ろ過池は、マイクロフロックや
有機物の吸着、原虫などの漏出の安全弁的な機能を果た
している重要なプロセスである。ろ過池は、これらの機
能を維持するため、洗浄を行う必要があり、ろ過池の運
転管理上最も重要なことである。ろ過池の洗浄は、一般
的には、ろ過継続時間およびろ過抵抗値到達時に実施し
ており、物理的な要因のみが指標として用いられている
のが実状である。
【0003】一方、上述したように、クリプトスポリジ
ウムの混入といった問題点があり、水質的な面からも、
ろ過池の運転管理を行う必要が出てきている。厚生省で
は、このような背景の下、ろ過池の水質やろ過池のろ過
操作、洗浄操作などについて以下のような通達を出して
いる。
【0004】共通事項:各ろ過池ごとに、十分調整され
た濁度計を用いて濁度を測定すること ろ過池流出水の水質:ろ過池流出水の濁度の常時把握及
びその濁度を0.1度に維持すること 洗浄排水の水質:最終濁度2度以下を目標とすること ろ過開始直後の水質:ろ過池流出水0.1度になるまで
捨て水を実施すること従って、洗浄排水やろ過水の監視
が重要となるが、これらを水質因子を連続測定する手段
が、現在では確立されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したろ過池の運転
管理に対する問題点は、以下の通りである。 (1)ろ過継続時間およびろ過抵抗値到達時にろ過池の
洗浄を実施しているため、安定な水質が得られているか
どうかが判らない。 (2)水質(未ろ水濁度、未ろ水色度、ろ過水濁度)を
因子とした洗浄制御は、行われていない。 (3)水質を洗浄開始トリガーとして使用すると、各池
での洗浄間隔がバラバラになるため、洗浄開始時刻が重
なることがある。通常、浄水場では2池を一度に洗浄で
きる能力を持たないのが普通である。また、一度に沢山
のろ過池を洗浄すると、その間、浄水が得られなくなる
恐れがある。したがって、2池以上のろ過池を一度に洗
浄することは避けるべきである。
【0006】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、水質因子を使用してろ過池の洗浄制御を行って、
安定な水質が得られるようにするとともに、ろ過池の円
滑な洗浄制御ができるようにしたろ過池洗浄制御装置お
よびその方法を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を達成するために、第1発明は、未ろ水を流入してろ過
水を得るろ過池と、このろ過池の汚れ状態を判断してろ
過池を洗浄水にて洗浄し、その洗浄水を排水制御する洗
浄制御部を備えたろ過池洗浄制御システムにおいて、前
記ろ過池の未ろ水流入側には濁色度計を配置し、この濁
色度計で採水した流入未ろ水と洗浄排水の濁度および色
度を測定してろ過池の汚れ状態を判断し、この判断結果
から逆洗洗浄時間信号を濁色度計の出力に得るととも
に、ろ過池のろ過水流出側には高感度濁度計を配置し、
この濁度計でろ過池洗浄後の濁度変化を計測して洗浄開
始信号を出力に得、前記濁色度計の出力に得られた逆洗
洗浄時間信号と前記濁度計に得られた洗浄開始信号と
を、監視制御装置に入力し、入力された両信号に応じて
監視制御装置から、ろ過池洗浄制御出力を送出してろ過
池の洗浄制御を行うようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0008】第2発明は、前記濁色度計の濁度を指標と
してろ過池の汚れ状態を判断してろ過池の洗浄制御を行
うようにしたことを特徴とするものである。
【0009】第3発明は、前記濁色度計の色度を指標と
してろ過池の汚れ状態を判断してろ過池の洗浄制御を行
うようにしたことを特徴とするものである。
【0010】第4発明は、前記高感度濁度計の濁度を指
標としてろ過池洗浄後の濁度変化を計測して濁度が設定
した値に達したときを、ろ過池の逆洗洗浄開始信号とし
たことを特徴とするものである。
【0011】第5発明は、未ろ水を流入させ、ろ過水を
得るろ過池の汚れ状態を判断して、ろ過池を洗浄制御す
る方法において、前記ろ過池の水位低下を検出したな
ら、ろ過池の洗浄を開始して、ろ過池の表洗洗浄、表洗
洗浄と逆洗洗浄の同時運転を一定時間順次行った後、逆
洗洗浄工程をさらに一定時間行うとともに、ろ過池の洗
浄排水を行って一定時間経過後に前記逆洗洗浄工程を終
了した後、ろ過池水位の回復を待つようにしたしたこと
を特徴とするものである。
【0012】第6発明は、前記逆洗洗浄工程が、洗浄排
水目標値濁度が予め設定した値以下に達したときに、そ
の工程の動作を終了するようにしたことを特徴とするも
のである。
【0013】第7発明は、前記逆洗洗浄工程が、洗浄排
水目標値色度が予め設定した値以下に達したときに、そ
の工程の動作を終了するようにしたことを特徴とするも
のである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、この発明の実施の第1形
態を示す水質計器を備えたろ過池水質洗浄制御システム
の概略構成図で、図1において、11はろ過池で、この
ろ過池11の未ろ水流入側には、濁色度計12が配置さ
れている。この濁色度計12は、流入未ろ水と洗浄排水
を三方弁13を介して採水し、濁度および色度を測定す
るものである。その時、未ろ水の連続測定からは、経時
的変化によるろ過池洗浄タイミングの推定を行う。
【0015】また、洗浄排水の測定では、ろ過池11の
洗浄開始を図示しない現場操作盤からの信号やレベル計
等によって検出し、水洗浄間の後半部の排水を三方弁1
3を介して採水する。この時の洗浄状態を濁色度計12
にて計測し、ろ過池11の汚れ状態を判断する。この判
断結果により濁色度計12から逆洗洗浄時間信号が、C
PUなどを有する監視制御装置14に供給される。監視
制御装置14は供給された逆洗洗浄時間信号に応じて後
述のようにろ過池の洗浄制御を行う。
【0016】ろ過水測定には、ろ過池11のろ過水流出
側に配置された高感度濁度計15にて行う。この高感度
濁度計15によるろ過水の連続計測では、ろ過池11の
洗浄後の濁度変化を計測して、最適通水時間等(洗浄開
始点)を判定する。この判定により洗浄開始ならば、高
感度濁度計15から洗浄開始信号が監視制御装置14に
供給される。監視制御装置14は入力された洗浄開始信
号でろ過池の洗浄開始判断制御を行う。この様に、ろ過
池水質洗浄制御システムでは、濁色度計12と高感度濁
度計15が必要になる。
【0017】なお、洗浄には、ろ過池11に設けられた
表洗弁16、排水弁17、捨水弁18、逆洗弁19およ
びろ過水弁20が使用される。11aはろ過池11内の
ろ過砂層である。
【0018】上述した未ろ水中の濁度は、原水濁度の変
動により流入負荷も変動するから、ろ層に堆積する濁質
量も変動し、汚れ具合も一定ではない。このため、次に
示す第2形態では洗浄排水の汚れ具合を前述した濁色度
計12で計測し、洗浄排水濁度が設定された管理目標
2.0度以下に達した時点でろ過池逆洗洗浄工程を終了
するようにした。以下、この発明の実施の第2形態であ
るろ過池洗浄制御方法を図2のフローチャートにより述
べるに当たり、濁色度計の濁度(波長660nm)によるろ
過池逆洗洗浄時間制御について、図3の濁色度計の測定
動作のタイムチャートを参照して説明する。
【0019】図2において、まず、ろ過池の洗浄時の水
位が低下するのを検出する(S21)。この水位低下
は、図示しないろ過池現場盤やろ過池に設置される図示
しないレベルスイッチにより図3の時刻t1にて検出
し、この検出信号にて、次に、ろ過池洗浄開始を行う
(S22)。前記検出信号と同時に排水測定待タイマー
をスタート(S23)させるととに、測定タイミングを
調整する(S24)。
【0020】図3のタイムチャートでは、図示しないレ
ベルスイッチが0Nしてから表洗洗浄まで1分30秒、表洗
洗浄3分、表洗洗浄と逆洗洗浄の同時運転が3分、逆洗洗
浄工程が3分30秒に設定した。そのため、測定タイミン
グを表洗洗浄と逆洗洗浄同時運転の終わりの30秒と逆洗
洗浄中に設定し、図3のタイムチャートでは7分間(mi
n)となっている。この7分間に、測定対象である未ろ過
水の測定を行う(S25)。
【0021】図示しない採水ポンプは、水位低下検出信
号(図3の時刻t1)で自動停止し(ポンプOFF)、排水
測定待タイマーのタイムアップと同時に図3の時刻t2
にて、洗浄排水のサンプリングを始める(S26)。こ
のとき、排水測定タイマーを時刻t2でスタートさせ、
洗浄排水のサンプリング時間を設定する。排水測定タイ
マー時間は、図3のタイムーチャートでは、測定タイミ
ングから4分間に設定した。排水測定タイマーがタイム
アップ(図3の時刻t3にて)すると、洗浄排水工程
(S27)は終了し、ろ過池の水位が回復するまで採水
ポンプを停止(ポンプOFF)する。なお、図3の時刻t2
からt3の間は採水ポンプはONする。ろ過池洗浄終了
後、ろ過池水位が回復(S28)したら、採水ポンプを
ONにして未ろ水の濁色度連続測定を開始する(S2
9)。
【0022】上記シーケンス動作によるろ過池の未ろ水
と洗浄排水の濁度連続計測結果を図4に示す。ろ過継続
時間やろ過池洗浄水位に達したら、未ろ水測定を停止
し、上述した洗浄排水測定シーケンスが動作する。逆洗
当初は高濁度の洗浄排水がでてくるため、この期間は、
濁色度計の採水ポンプを動作させない。この理由は、濁
色度計の仕様にある。すなわち、濁色度計の濁度測定レ
ンジは、最大20度であり、スケールオーバーしてしま
うと、未ろ水測定値が低レンジであるとともに、セル内
に高濁水を通水すると汚れの原因になるためである。こ
の高濁度領域は、図4中に示す斜線領域である。
【0023】逆洗洗浄時間が経過するにしたがって、洗
浄排水の濁度も低下し、図4に洗浄水濁度曲線Aで示す
ような濁度傾向になる。この洗浄水濁度曲線Aが、例え
ば、図4に一点鎖線で示す洗浄排水管理目標値の濁度
2.0度に達したら、濁色度計12から逆洗洗浄工程が
終了する信号を図1に示す監視制御装置14に供給し
て、逆洗洗浄工程を終了する。この洗浄水濁度曲線Aを
逆洗洗浄時間のトリガーとすることで、ろ過池の汚れ状
態によって洗浄時間を操作することができる。ただし、
洗浄水の使用量には制約条件があるため、最大逆洗洗浄
時間を優先因子とする。 上記のように制御することに
より、クリプトスポリジウム対策指針の洗浄排水の水質
を最終濁度2.0度以下にすることができるようになる
ため、濁度負荷に対応した洗浄制御が可能となる。
【0024】次に、濁色度計の色度(波長370nm)によ
るろ過池逆洗洗浄時間制御について述べる。通常、未ろ
水中の色度は、原水色度の変動により流入負荷も変動す
るから、ろ層に堆積する色度成分も変動し、汚れ具合も
一定ではない。このため、この制御では、洗浄排水の汚
れ具合を濁色度計で計測し、洗浄排水色度が設定された
洗浄排水管理目標値の色度2.0度以下に達した時点
で、逆洗洗浄工程を終了する。
【0025】なお、濁色度計の測定動作タイムチャート
は、上述した図3に示したように動作する。このシーケ
ンス動作によるろ過池の未ろ水と洗浄排水の濁度連続計
測結果を図5に示す。ろ過継続時間やろ過池洗浄水位に
達したら、未ろ水測定を停止し、上述した洗浄排水測定
シーケンスが動作する。逆洗当初は、高濁度の洗浄排水
がでてくるため、この期間は、濁色度計の採水ポンプを
動作させない。この理由は、濁色度計の仕様にある。す
なわち、濁色度計の濁度測定レンジは、最大20度であ
り、スケールオーバーしてしまうと、未ろ水測定値が低
レンジであるとともに、セル内に高濁水を通水すると汚
れの原因になるためである。この高濁度領域は、図5中
に示す斜線領域である。逆洗洗浄時間が経過するにした
がって、洗浄排水の濁度も低下し、洗浄水色度曲線Bに
示すような色度傾向になる。この洗浄水色度曲線Bが、
例えば図示一点鎖線で示す洗浄排水管理目標値の色度
2.0度に達したら、逆洗洗浄工程が終了する信号を図
1に示す監視制御装置14に供給して、逆洗洗浄工程を
終了する。この洗浄水色度曲線Bを逆洗洗浄時間のトリ
ガーとすることで、ろ過池の汚れ状態によって洗浄時間
を操作することができる。ただし、洗浄水の使用量には
制約条件があるため最大逆洗洗浄時間を優先因子とす
る。
【0026】上記のように制御することにより、色度成
分の多い原水系に対しては、色度を洗浄指標にすること
により、最適洗浄時間制御ができるようになり、色度負
荷に対応した洗浄制御が可能となる。
【0027】最後に、高感度濁度計の濁度によるろ過池
洗浄判断制御について述べる。この制御には、図1に示
す高感度濁度計15による、ろ過水濁度の測定結果を図
6に示す。図6の測定結果から判ることは、ろ過継続時
間が経過すると、図中破線で示すように、ろ過水濁度が
時間の経過とともに上昇してくる。このため、クリプト
スポリジウム対策指針から、ろ過水濁度を0.1度で管
理しなければならないため、直接ろ過水の濁度を逆洗洗
浄開始の判断条件として逆洗洗浄を開始する。例えば、
逆洗洗浄開始値を、ろ過水濁度0.02に設定した時、
図6においては、9/10の22:00が逆洗洗浄開始
点で、これを図1に示す監視制御装置14に供給するこ
とで、ろ過池洗浄判断制御ができるようになる。このよ
うに水質による連続計測と監視を行うことで安全な浄水
が造れるようになる。また、クリプトスポリジウム対策
指針のろ過池流出水の濁度を0.1度に維持することが
できるようになるとともに、流入側の濁色度負荷に対応
した洗浄判断制御も可能となる。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
ろ過池の流入側に濁色度計を配置し、流出側に高感度濁
度計を配置して、ろ過池水質洗浄制御を達成するように
したので、水質因子を使用してろ過池の洗浄制御を行う
ことができるようになり、安定な水質が得られるととも
に、ろ過池の円滑な洗浄制御を行うができる利点が得ら
れる。また、上記のような洗浄洗浄を行うことにより、
クリプトスポリジウム対策指針の監視が連続的に行うこ
とができる他に、濁度負荷や色度負荷に対応した洗浄制
御が可能になるとともに、流入側の濁色度負荷に対応し
た洗浄判断制御が可能となる等の利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の第1形態を示す水質計器を備
えたろ過池水質洗浄制御システムの概略構成図。
【図2】この発明の実施の第2形態を述べるためのフロ
ーチャート。
【図3】濁色度計の測定動作タイムチャート。
【図4】未ろ水・洗浄排水濁度計測の経時変化特性図。
【図5】未ろ水・洗浄排水色度計測の経時変化特性図。
【図6】ろ過水濁度の経時変化特性図。
【符号の説明】
11…ろ過池 12…濁色度計 13…三方弁 14…監視制御装置 15…高感度濁度計 16…表洗弁 17…排水弁 18…捨水弁 19…逆洗弁 20…ろ過水弁

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未ろ水を流入して、ろ過水を得るろ過池
    と、このろ過池の汚れ状態を判断して、ろ過池を洗浄水
    にて洗浄し、その洗浄水を排水制御する洗浄制御部を備
    えたろ過池洗浄制御システムにおいて、 前記ろ過池の未ろ水流入側には濁色度計を配置し、この
    濁色度計で採水した流入未ろ水と洗浄排水の濁度および
    色度を測定して、ろ過池の汚れ状態を判断し、この判断
    結果から逆洗洗浄時間信号を濁色度計の出力に得るとと
    もに、ろ過池のろ過水流出側には高感度濁度計を配置
    し、この濁度計でろ過池洗浄後の濁度変化を計測して洗
    浄開始信号を出力に得、 前記濁色度計の出力に得られた逆洗洗浄時間信号と前記
    濁度計に得られた洗浄開始信号とを、監視制御装置に入
    力し、入力された両信号に応じて監視制御装置からろ過
    池洗浄制御出力を送出して、ろ過池の洗浄制御を行うよ
    うにしたことを特徴とするろ過池洗浄制御装置。
  2. 【請求項2】 前記濁色度計の濁度を指標として、ろ過
    池の汚れ状態を判断して、ろ過池の洗浄制御を行うよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載のろ過池洗浄制御
    装置。
  3. 【請求項3】 前記濁色度計の色度を指標として、ろ過
    池の汚れ状態を判断して、ろ過池の洗浄制御を行うよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載のろ過池洗浄制御
    装置。
  4. 【請求項4】 前記高感度濁度計の濁度を指標として、
    ろ過池洗浄後の濁度変化を計測して濁度が設定した値に
    達したときを、ろ過池の逆洗洗浄開始信号としたことを
    特徴とする請求項1記載のろ過池洗浄制御装置。
  5. 【請求項5】 未ろ水を流入させ、ろ過水を得るろ過池
    の汚れ状態を判断してろ過池を洗浄制御する方法におい
    て、 前記ろ過池の水位低下を検出したなら、ろ過池の洗浄を
    開始して、ろ過池の表洗洗浄、表洗洗浄と逆洗洗浄の同
    時運転を一定時間順次行った後、逆洗洗浄工程をさらに
    一定時間行うとともに、ろ過池の洗浄排水を行って一定
    時間経過後に前記逆洗洗浄工程を終了した後、ろ過池水
    位の回復を待つようにしたしたことを特徴とするろ過池
    洗浄制御方法。
  6. 【請求項6】 前記逆洗洗浄工程は、洗浄排水目標値濁
    度が予め設定した値以下に達したときに、その工程の動
    作を終了するようにしたことを特徴とする請求項5記載
    のろ過池洗浄制御方法。
  7. 【請求項7】 前記逆洗洗浄工程は、洗浄排水目標値色
    度が予め設定した値以下に達したときに、その工程の動
    作を終了するようにしたことを特徴とする請求項5記載
    のろ過池洗浄制御方法。
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