JP2000005518A - ろ過池洗浄制御装置およびその制御方法 - Google Patents
ろ過池洗浄制御装置およびその制御方法Info
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- JP2000005518A JP2000005518A JP10177926A JP17792698A JP2000005518A JP 2000005518 A JP2000005518 A JP 2000005518A JP 10177926 A JP10177926 A JP 10177926A JP 17792698 A JP17792698 A JP 17792698A JP 2000005518 A JP2000005518 A JP 2000005518A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 最適な洗浄流量で最適な洗浄効果を得ること
ができる。 【解決手段】 未ろ水が導入されるろ過池11でろ過さ
れた水は、ろ過水弁12を経て排水される。ろ過池11
には洗浄のために、逆洗水が逆洗水弁13を介して供給
される。ろ過池11内の濁度を計測する濁度計14に
は、濁度測定機能の他に、水温測定機能を備えている。
濁度計14で測定された濁度と水温はシーケンサ15に
入力され、ここで濁度と水温は演算されてシーケンサ1
5から流量設定値と洗浄終了信号が送出される。流量設
定値は流量コントローラ16に入力された後、このコン
トローラ16から逆洗水弁13に流量制御信号が供給さ
れ、この制御信号に応じて逆洗水弁13は制御される。
なお、ろ過池11の洗浄が終了したときには、シーケン
サ15から洗浄終了信号が逆洗水弁13に与えられて逆
洗水弁13は閉じる。
ができる。 【解決手段】 未ろ水が導入されるろ過池11でろ過さ
れた水は、ろ過水弁12を経て排水される。ろ過池11
には洗浄のために、逆洗水が逆洗水弁13を介して供給
される。ろ過池11内の濁度を計測する濁度計14に
は、濁度測定機能の他に、水温測定機能を備えている。
濁度計14で測定された濁度と水温はシーケンサ15に
入力され、ここで濁度と水温は演算されてシーケンサ1
5から流量設定値と洗浄終了信号が送出される。流量設
定値は流量コントローラ16に入力された後、このコン
トローラ16から逆洗水弁13に流量制御信号が供給さ
れ、この制御信号に応じて逆洗水弁13は制御される。
なお、ろ過池11の洗浄が終了したときには、シーケン
サ15から洗浄終了信号が逆洗水弁13に与えられて逆
洗水弁13は閉じる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、浄水場の急速ろ
過池についての運転管理技術であるろ過池洗浄制御装置
およびその制御方法に関する。
過池についての運転管理技術であるろ過池洗浄制御装置
およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】日本の浄水場における現状の主プロセス
は、凝集沈殿+砂ろ過+塩素消毒である。原水中に含ま
れている濁質分や、近年間題となっているクリプトスポ
リジウムなどの原虫は、凝集沈殿+砂ろ過で除去する必
要がある。その中でも、ろ過池は、マイクロフロックや
有機物の吸着、原虫などの漏出の安全弁的な機能を果た
している重要なプロセスである。ろ過池は、これらの機
能を維持するため、洗浄を行う必要があり、ろ過池の運
転管理上最も重要なことである。ろ過池の洗浄は、一般
的には、ろ過継続時間およびろ過抵抗値到達時に実施し
ており、物理的な要因のみが指標として用いられている
のが実状である。
は、凝集沈殿+砂ろ過+塩素消毒である。原水中に含ま
れている濁質分や、近年間題となっているクリプトスポ
リジウムなどの原虫は、凝集沈殿+砂ろ過で除去する必
要がある。その中でも、ろ過池は、マイクロフロックや
有機物の吸着、原虫などの漏出の安全弁的な機能を果た
している重要なプロセスである。ろ過池は、これらの機
能を維持するため、洗浄を行う必要があり、ろ過池の運
転管理上最も重要なことである。ろ過池の洗浄は、一般
的には、ろ過継続時間およびろ過抵抗値到達時に実施し
ており、物理的な要因のみが指標として用いられている
のが実状である。
【0003】一方、上述したように、クリプトスポリジ
ウムの混入といった問題点があり、水質的な面からも、
ろ過池の運転管理を行う必要が出てきている。厚生省で
は、このような背景の下、ろ過池の水質やろ過池のろ過
操作、洗浄操作などについて以下のような通達を出して
いる。
ウムの混入といった問題点があり、水質的な面からも、
ろ過池の運転管理を行う必要が出てきている。厚生省で
は、このような背景の下、ろ過池の水質やろ過池のろ過
操作、洗浄操作などについて以下のような通達を出して
いる。
【0004】共通事項:各ろ過池ごとに、十分調整され
た濁度計を用いて濁度を測定すること、 ろ過池流出水の水質:ろ過池流出水の濁度の常時把握及
びその濁度を0.1度に維持すること、 洗浄排水の水質:最終濁度2度以下を目標とすること、 ろ過開始直後の水質:ろ過池流出水0.1度になるまで
捨て水を実施することろ過機能を維持するには、適切な
洗浄方法で、ろ過池を洗浄してやる必要がある。ろ過池
洗浄方式には、表面洗浄、逆洗水による洗浄、両者の組
み合わせがあり、ろ過池が砂層のみの単層ろ過か、砂層
とアンスラサイトを組み合わせた複合ろ過かによって洗
浄方法や時間、洗浄水流量が変わっていくる。
た濁度計を用いて濁度を測定すること、 ろ過池流出水の水質:ろ過池流出水の濁度の常時把握及
びその濁度を0.1度に維持すること、 洗浄排水の水質:最終濁度2度以下を目標とすること、 ろ過開始直後の水質:ろ過池流出水0.1度になるまで
捨て水を実施することろ過機能を維持するには、適切な
洗浄方法で、ろ過池を洗浄してやる必要がある。ろ過池
洗浄方式には、表面洗浄、逆洗水による洗浄、両者の組
み合わせがあり、ろ過池が砂層のみの単層ろ過か、砂層
とアンスラサイトを組み合わせた複合ろ過かによって洗
浄方法や時間、洗浄水流量が変わっていくる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ろ過水濁度の運転管理
方法におけるろ過池洗浄制御に対する問題点には、以下
のようなものがある。 (1)ろ過池の洗浄における基本は、砂やアンスラサイ
ト表面に水流を噴射することで汚れを除去すること、砂
やアンスラサイトをろ過水によって20〜30%程度の
層膨張率になるように浮かし撹拌することである。この
ときに利用される力は、水の剪断力であるが、この力
は、水の粘度に依存するため水温によって洗浄効果が変
化する。また、洗浄は通常水量一定の条件で行われてい
る。つまり、水温の高い夏場は、水の粘度が低いため相
対的に洗浄効果が低く、一方、水温の低い冬場は水の粘
度が高いため洗浄効果が相対的に高くなる。
方法におけるろ過池洗浄制御に対する問題点には、以下
のようなものがある。 (1)ろ過池の洗浄における基本は、砂やアンスラサイ
ト表面に水流を噴射することで汚れを除去すること、砂
やアンスラサイトをろ過水によって20〜30%程度の
層膨張率になるように浮かし撹拌することである。この
ときに利用される力は、水の剪断力であるが、この力
は、水の粘度に依存するため水温によって洗浄効果が変
化する。また、洗浄は通常水量一定の条件で行われてい
る。つまり、水温の高い夏場は、水の粘度が低いため相
対的に洗浄効果が低く、一方、水温の低い冬場は水の粘
度が高いため洗浄効果が相対的に高くなる。
【0006】(2)洗浄排水濁度を常時モニターしてい
るところは少なく、洗浄排水濁度2度以下が守られてい
るかどうか不明である。また、各ろ過池毎に汚れ方の違
いがある。
るところは少なく、洗浄排水濁度2度以下が守られてい
るかどうか不明である。また、各ろ過池毎に汚れ方の違
いがある。
【0007】(3)時間のみで洗浄工程を管理すると、
洗浄できているかどうかが、確認できない。
洗浄できているかどうかが、確認できない。
【0008】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、最適な洗浄流量で最適な洗浄効果を得ることがで
きるとともに、濁度に応じて洗浄時間の延長し、かつ洗
浄を終了することができるようにしたろ過池洗浄制御装
置およびその制御方法を提供することを課題とする。
ので、最適な洗浄流量で最適な洗浄効果を得ることがで
きるとともに、濁度に応じて洗浄時間の延長し、かつ洗
浄を終了することができるようにしたろ過池洗浄制御装
置およびその制御方法を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を達成するために、第1発明は、未ろ水が導入されるろ
過池と、このろ過池でろ過されたろ過水を排出するろ過
水弁と、前記ろ過池を洗浄するための逆洗水が逆洗水弁
を介してろ過池に供給されるろ過池洗浄制御システムに
おいて、前記ろ過池内の濁度および水温測定機能を有
し、濁度および水温を電気信号に変換する濁度計と、こ
の濁度計で測定された濁度および水温信号が供給され、
これらを演算して流量設定値と洗浄終了信号を送出し、
洗浄終了信号で逆洗水弁を制御する演算部と、この演算
部から送出される流量設定値が供給され、この流量設定
値に応じて前記逆洗水弁の弁開度を制御する流量コント
ローラとを備えたことを特徴とするものである。
を達成するために、第1発明は、未ろ水が導入されるろ
過池と、このろ過池でろ過されたろ過水を排出するろ過
水弁と、前記ろ過池を洗浄するための逆洗水が逆洗水弁
を介してろ過池に供給されるろ過池洗浄制御システムに
おいて、前記ろ過池内の濁度および水温測定機能を有
し、濁度および水温を電気信号に変換する濁度計と、こ
の濁度計で測定された濁度および水温信号が供給され、
これらを演算して流量設定値と洗浄終了信号を送出し、
洗浄終了信号で逆洗水弁を制御する演算部と、この演算
部から送出される流量設定値が供給され、この流量設定
値に応じて前記逆洗水弁の弁開度を制御する流量コント
ローラとを備えたことを特徴とするものである。
【0010】第2発明は、ろ過池に未ろ水を導入した
後、ろ過池でろ過されたろ過水を得、前記ろ過池を洗浄
するために逆洗水が逆洗水弁を介してろ過池に供給する
ようにしたろ過池洗浄制御方法において、前記ろ過池の
水温を測定した後、水温に応じたろ過池の逆洗時間を算
出して、逆洗水弁を開放し、算出した逆洗時間が経過し
たなら、洗浄排水濁度が所定値以下となるまで前記洗浄
時間を延長できるようしたことを特徴とするものであ
る。
後、ろ過池でろ過されたろ過水を得、前記ろ過池を洗浄
するために逆洗水が逆洗水弁を介してろ過池に供給する
ようにしたろ過池洗浄制御方法において、前記ろ過池の
水温を測定した後、水温に応じたろ過池の逆洗時間を算
出して、逆洗水弁を開放し、算出した逆洗時間が経過し
たなら、洗浄排水濁度が所定値以下となるまで前記洗浄
時間を延長できるようしたことを特徴とするものであ
る。
【0011】第3発明は、算出した逆洗時間が経過し、
かつ洗浄排水濁度が所定値以下なら洗浄を終了するよう
にしたことを特徴とするものである。
かつ洗浄排水濁度が所定値以下なら洗浄を終了するよう
にしたことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1はこの発明の実施の第1形態
を示すろ過池洗浄制御システム構成説明図である。図1
において、11は未ろ水が導入されるろ過池で、このろ
過池11でろ過された水は、ろ過水弁12を経て排水さ
れる。ろ過池11には洗浄のために、逆洗水が逆洗水弁
13を介して供給される。逆洗水弁13は、後述のよう
に制御される。14はろ過池11内の濁度を計測する濁
度計で、この濁度計14には、濁度測定機能の他に、水
温測定機能を備え、測定した濁度および水温を電気信号
に変換するようにしている。濁度計14で測定された濁
度と水温信号は、シーケンサ15に入力され、ここで濁
度と水温は演算されてシーケンサ15から流量設定値と
洗浄終了信号が送出される。流量設定値は、流量コント
ローラ16に入力された後、このコントローラ16から
逆洗水弁13に流量制御信号が供給され、この制御信号
に応じて逆洗水弁13は制御(弁開度が制御)される。
なお、ろ過池11の洗浄が終了したときには、シーケン
サ15から洗浄終了信号が逆洗水弁13に与えられて逆
洗水弁13は閉じられる。また、ろ過池11の洗浄時に
は、ろ過水弁12は閉じられるようになっている。
に基づいて説明する。図1はこの発明の実施の第1形態
を示すろ過池洗浄制御システム構成説明図である。図1
において、11は未ろ水が導入されるろ過池で、このろ
過池11でろ過された水は、ろ過水弁12を経て排水さ
れる。ろ過池11には洗浄のために、逆洗水が逆洗水弁
13を介して供給される。逆洗水弁13は、後述のよう
に制御される。14はろ過池11内の濁度を計測する濁
度計で、この濁度計14には、濁度測定機能の他に、水
温測定機能を備え、測定した濁度および水温を電気信号
に変換するようにしている。濁度計14で測定された濁
度と水温信号は、シーケンサ15に入力され、ここで濁
度と水温は演算されてシーケンサ15から流量設定値と
洗浄終了信号が送出される。流量設定値は、流量コント
ローラ16に入力された後、このコントローラ16から
逆洗水弁13に流量制御信号が供給され、この制御信号
に応じて逆洗水弁13は制御(弁開度が制御)される。
なお、ろ過池11の洗浄が終了したときには、シーケン
サ15から洗浄終了信号が逆洗水弁13に与えられて逆
洗水弁13は閉じられる。また、ろ過池11の洗浄時に
は、ろ過水弁12は閉じられるようになっている。
【0013】上記のように構成されたろ過池洗浄制御シ
ステムにおいて、ろ過池11を洗浄する際には、前述し
たように水温が問題となる。水温が変動するとろ層の膨
張率が変化する。膨張率が小さいと、洗浄効果が低下
し、逆に膨張率が大きすぎると、砂がろ過池外へ排出さ
れてしまう。このため、第1形態のシステムでは、ろ過
池11の水温と濁度を濁度計14で測定し、その測定結
果をシーケンサ15で演算している。演算結果から流量
設定値を得て、その値を流量コントローラ16に与え、
流量コントローラ16から制御信号で逆洗水弁13の弁
開度を制御することにより、ろ過池11の洗浄水量を決
定している。この洗浄水量を決定することにより、ろ過
池11の水温を監視して、ろ層の膨張率が20〜30%
に維持されるようにしている。また、洗浄効果の確認の
ために、濁度計14を利用して洗浄排水濁度が2度以下
となるように濁度の監視を実施している。このように、
ろ過池11の洗浄を行うことにより、最適な洗浄流量
で、かつ最適な洗浄効果を得ることができるようにな
る。
ステムにおいて、ろ過池11を洗浄する際には、前述し
たように水温が問題となる。水温が変動するとろ層の膨
張率が変化する。膨張率が小さいと、洗浄効果が低下
し、逆に膨張率が大きすぎると、砂がろ過池外へ排出さ
れてしまう。このため、第1形態のシステムでは、ろ過
池11の水温と濁度を濁度計14で測定し、その測定結
果をシーケンサ15で演算している。演算結果から流量
設定値を得て、その値を流量コントローラ16に与え、
流量コントローラ16から制御信号で逆洗水弁13の弁
開度を制御することにより、ろ過池11の洗浄水量を決
定している。この洗浄水量を決定することにより、ろ過
池11の水温を監視して、ろ層の膨張率が20〜30%
に維持されるようにしている。また、洗浄効果の確認の
ために、濁度計14を利用して洗浄排水濁度が2度以下
となるように濁度の監視を実施している。このように、
ろ過池11の洗浄を行うことにより、最適な洗浄流量
で、かつ最適な洗浄効果を得ることができるようにな
る。
【0014】上記ろ過池洗浄制御システムにおいて、流
量が一定の場合、水温と濁度2度以下になる時間は、次
表1のような関係がある。この関係から、水温と逆洗時
間には、次のような関係が得られた。 逆洗時間=0.3×(水温)+1 (10℃<水温<3
0℃)
量が一定の場合、水温と濁度2度以下になる時間は、次
表1のような関係がある。この関係から、水温と逆洗時
間には、次のような関係が得られた。 逆洗時間=0.3×(水温)+1 (10℃<水温<3
0℃)
【0015】
【表1】
【0016】上記式を利用して最適な洗浄時間を決定す
るために、この発明の実施の第2形態を図2に示すフロ
ーチャートにより以下述べる。
るために、この発明の実施の第2形態を図2に示すフロ
ーチャートにより以下述べる。
【0017】図2において、ステップS11で、まずろ
過池11の水温を濁度計14の水温測定機能を用いて測
定する。水温が測定されたなら、その水温に応じて上記
式から逆洗時間をステップS12で算出する。逆洗時間
が算出されたなら、逆洗水弁13をステップS13で開
放(OPEN)する。この開放で逆洗水が、ろ過池11に流
入して、ろ過池11を設定した時間洗浄する。この設定
した洗浄時間が経過したかを、ステップS14で判定
し、「NO」なら洗浄時間が経過するまで洗浄を行う。ス
テップS14の判定で、「YES」なら洗浄排水濁度が2
度以下であるかをステップS15で判定し、その濁度を
濁度計14で監視する。ステップS15での判定で「N
O」なら、濁度が2度以下になるまで洗浄時間を延長す
る。ステップS15の判定で「YES」なら,逆洗水弁1
3をステップS16で閉じ(CLOSE)て洗浄処理を終了
する。このような処理でろ過池を洗浄すれば、最適な洗
浄時間を決定することができる。
過池11の水温を濁度計14の水温測定機能を用いて測
定する。水温が測定されたなら、その水温に応じて上記
式から逆洗時間をステップS12で算出する。逆洗時間
が算出されたなら、逆洗水弁13をステップS13で開
放(OPEN)する。この開放で逆洗水が、ろ過池11に流
入して、ろ過池11を設定した時間洗浄する。この設定
した洗浄時間が経過したかを、ステップS14で判定
し、「NO」なら洗浄時間が経過するまで洗浄を行う。ス
テップS14の判定で、「YES」なら洗浄排水濁度が2
度以下であるかをステップS15で判定し、その濁度を
濁度計14で監視する。ステップS15での判定で「N
O」なら、濁度が2度以下になるまで洗浄時間を延長す
る。ステップS15の判定で「YES」なら,逆洗水弁1
3をステップS16で閉じ(CLOSE)て洗浄処理を終了
する。このような処理でろ過池を洗浄すれば、最適な洗
浄時間を決定することができる。
【0018】図3は、この発明の実施の第3形態を示す
フローチャートで、この図3に示す第3形態は、第2形
態と同様のろ過池洗浄制御方法であり、ステップS11
からステップS13の処理は第2形態と同様であるので
その説明は省略する。図3において、ステップS17
は、ろ過池11を洗浄する設定時間が経過したかを判定
するとともに、この設定時間内に洗浄排水濁度が2度以
下になったかも判定し、判定結果が「YES」なら、洗浄
を終了するために、逆洗水弁13をステップS16で閉
じて処理を終わる。また、ステップS17で洗浄排水濁
度が2度以下にならなかったならステップS18の処理
に移り、ここで再び洗浄排水濁度が2度以下であるかを
判定し、「NO」ならステップS17から処理を繰り返
し、「YES」ならステップS16を経て洗浄処理を終了
する。
フローチャートで、この図3に示す第3形態は、第2形
態と同様のろ過池洗浄制御方法であり、ステップS11
からステップS13の処理は第2形態と同様であるので
その説明は省略する。図3において、ステップS17
は、ろ過池11を洗浄する設定時間が経過したかを判定
するとともに、この設定時間内に洗浄排水濁度が2度以
下になったかも判定し、判定結果が「YES」なら、洗浄
を終了するために、逆洗水弁13をステップS16で閉
じて処理を終わる。また、ステップS17で洗浄排水濁
度が2度以下にならなかったならステップS18の処理
に移り、ここで再び洗浄排水濁度が2度以下であるかを
判定し、「NO」ならステップS17から処理を繰り返
し、「YES」ならステップS16を経て洗浄処理を終了
する。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
ろ過池を洗浄する際に、ろ過池内の水温と濁度を測定す
るようにしたので、最適な洗浄流量で、最適な洗浄効果
を得ることができる。また、ろ過池洗浄の設定時間を濁
度に応じて延長を可能とするとともに、設定時間内に濁
度が所定濁度以下になった場合には、洗浄を終了できる
ようした。
ろ過池を洗浄する際に、ろ過池内の水温と濁度を測定す
るようにしたので、最適な洗浄流量で、最適な洗浄効果
を得ることができる。また、ろ過池洗浄の設定時間を濁
度に応じて延長を可能とするとともに、設定時間内に濁
度が所定濁度以下になった場合には、洗浄を終了できる
ようした。
【図1】この発明の実施の第1形態を示すシステム構成
説明図。
説明図。
【図2】この発明の実施の第2形態を示すフローチャー
ト。
ト。
【図3】この発明の実施の第3形態を示すフローチャー
ト。
ト。
11…ろ過池 12…ろ過水弁 13…逆洗水弁 14…濁度計 15…シーケンサ 16…流量コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 一治 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式会 社明電舎内 Fターム(参考) 4D041 BA01 BA27 BB04 BB21 BC15 BC16 BD17 CB03 CC00 4D066 BA03 BB01 EA09 EA14 EA15 FA02
Claims (3)
- 【請求項1】 未ろ水が導入されるろ過池と、このろ過
池でろ過されたろ過水を排出するろ過水弁と、前記ろ過
池を洗浄するための逆洗水が逆洗水弁を介してろ過池に
供給されるろ過池洗浄制御システムにおいて、 前記ろ過池内の濁度および水温測定機能を有し、濁度お
よび水温を電気信号に変換する濁度計と、この濁度計で
測定された濁度および水温信号が供給され、これらを演
算して流量設定値と洗浄終了信号を送出し、洗浄終了信
号で逆洗水弁を制御する演算部と、この演算部から送出
される流量設定値が供給され、この流量設定値に応じて
前記逆洗水弁の弁開度を制御する流量コントローラとを
備えたことを特徴とするろ過池洗浄制御装置。 - 【請求項2】 ろ過池に未ろ水を導入した後、ろ過池で
ろ過されたろ過水を得、前記ろ過池を洗浄するために逆
洗水が逆洗水弁を介してろ過池に供給するようにしたろ
過池洗浄制御方法において、 前記ろ過池の水温を測定した後、水温に応じたろ過池の
逆洗時間を算出して、逆洗水弁を開放し、算出した逆洗
時間が経過したなら、洗浄排水濁度が所定値以下となる
まで前記洗浄時間を延長できるようしたことを特徴とす
るろ過池洗浄制御方法。 - 【請求項3】 前記算出した逆洗時間が経過し、かつ洗
浄排水濁度が所定値以下なら洗浄を終了するようにした
ことを特徴とする請求項2記載のろ過池洗浄制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10177926A JP2000005518A (ja) | 1998-06-25 | 1998-06-25 | ろ過池洗浄制御装置およびその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10177926A JP2000005518A (ja) | 1998-06-25 | 1998-06-25 | ろ過池洗浄制御装置およびその制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000005518A true JP2000005518A (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=16039491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10177926A Pending JP2000005518A (ja) | 1998-06-25 | 1998-06-25 | ろ過池洗浄制御装置およびその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000005518A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003299911A (ja) * | 2002-04-11 | 2003-10-21 | Japan Water Works Association | 濾材洗浄システムおよび水処理システム |
KR100462357B1 (ko) * | 2001-05-25 | 2004-12-31 | 원 경 김 | 입도 계수기를 이용한 정수장의 역세척 제어장치 |
CN115090018A (zh) * | 2022-06-30 | 2022-09-23 | 重庆海浦洛自动化科技有限公司 | 反冲洗过滤方法 |
-
1998
- 1998-06-25 JP JP10177926A patent/JP2000005518A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100462357B1 (ko) * | 2001-05-25 | 2004-12-31 | 원 경 김 | 입도 계수기를 이용한 정수장의 역세척 제어장치 |
JP2003299911A (ja) * | 2002-04-11 | 2003-10-21 | Japan Water Works Association | 濾材洗浄システムおよび水処理システム |
CN115090018A (zh) * | 2022-06-30 | 2022-09-23 | 重庆海浦洛自动化科技有限公司 | 反冲洗过滤方法 |
CN115090018B (zh) * | 2022-06-30 | 2023-06-23 | 重庆海浦洛自动化科技有限公司 | 反冲洗过滤方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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