JPH11333100A - パチンコ式遊技機の球受け皿 - Google Patents

パチンコ式遊技機の球受け皿

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JPH11333100A
JPH11333100A JP15010598A JP15010598A JPH11333100A JP H11333100 A JPH11333100 A JP H11333100A JP 15010598 A JP15010598 A JP 15010598A JP 15010598 A JP15010598 A JP 15010598A JP H11333100 A JPH11333100 A JP H11333100A
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Toshio Tamagaki
利男 玉垣
Naoki Miyahara
直樹 宮原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 球抜き装置の構成の簡素化を図り、球受け皿
全体を楽に製作し得るようにする。 【解決手段】 所要形状に成形されたケース体46に、
球送出口33を開閉し得る開閉舌部62を有する開閉部
材60と、同開閉部材60を球送出口33の閉鎖方向へ
付勢保持させる付勢手段68と、前記開閉部材60に一
端を連繋した作動部材70とを内部に組込み、このケー
ス体46を皿本体21に取付固定する。また操作部81
を有する操作部材80を、外郭体20に形成された挿通
部77に嵌挿支持する。そして、前記皿本体21と外郭
体20とを組付けることにより、操作部材80と作動部
材70とが、連繋部分73,83を介して着脱可能に連
繋される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ式遊技
機の球受け皿に関し、更に詳しくは、パチンコ球を使用
して所要のゲームを行ない得る遊技機の前側に装備され
て、受入れた遊技球および賞球を、機内の球処理装置側
へ送出すると共に下方へ抜出し得る球受け皿に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技機の代表例の一つである一
般的なパチンコ機では、ゲーム開始操作に基づく打球発
射装置と球送り装置との関連作動において、上球受け皿
(上球皿)内の遊技球を1球ずつ機内の発射部位に送込
み、これを遊技面内に打出してゲームを遂行し得るよう
になっている。そして、ゲーム中に発生したセーフ球に
対する褒賞として、機裏側の機構セット盤に配設した賞
球排出部から所定数のパチンコ球(賞球ともいう)が排出
され、遊技者側に還元されるようになっている。このた
めパチンコ機は、パチンコ球の受入れおよび貯留に必要
とされる球受け部材として、機体前面の中央において貯
留送出用として設置される前記上球皿と、下端部におい
て貯留用として設置される下球受け皿(下球皿)とを備え
ている。そして、前記賞球排出部から排出された賞球に
ついては、機裏側の主排出路から上球皿へ優先的に通出
されて遊技球として送出されたり貯留され、この上球皿
の充満以後に溢れ出る余剰賞球は、主排出路から分岐連
設された副排出路を介して下球皿へ排出されて貯留され
るようになっている。
【0003】また、前述した上球皿および下球皿には、
遊技者が適時必要に応じて指先で開放操作し得る球抜き
装置が付設されている。例えば上球皿に付設される球抜
き装置については、各メーカ毎のパチンコ機において設
置部位や形式等に差異があっても、その基本的な形態と
しては、上球皿の外郭体に露出されている操作部材の操
作に伴い開閉弁部材が開放変位されることにより、上球
皿の下流端の球送出口と球抜き路が互いに開放連通され
て、同上球皿の貯留球を下球皿側へ抜出し得るようにな
っている。なお下球皿においては、操作部材の操作に伴
い開閉弁部材が開放変位することにより、皿部底面の球
抜き口が開放されて、同下球皿側の貯留球および上球皿
側からの球を抜出して、下方に用意される球受け箱に排
出するよう構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記上球皿
に付設される球抜き装置は、操作部材と開閉弁部材およ
びこれら各部材同志を連繋する連繋部材等から構成され
ているが、これら各構成部材は、夫々が個別に上球皿の
所定位置に組込まれるようになっていた。すなわち、上
球皿の構成部材の所定位置に前記球抜き装置の各構成部
材を順次組付けながら該上球皿全体を組立てることとな
り、上球皿の組立工程および工数が多くなってその組立
作業に時間が掛かる問題があった。また、各構成部材の
組付けに熟練を要するものであるから、組立作業の簡素
化および簡単化を図り得ない課題を内在していた。しか
も、上球皿の組立完了後にはじめて球抜き装置の作動状
態を確認することができるため、万一組付け不良や成形
不良等を起因とした作動不具合があった際には、上球皿
全体の分解作業と再組立作業とを余儀なくされ、該上球
皿の組立合理化およびコスト低減化等を図り得なかっ
た。
【0005】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を解決するべく
新規に提案されたものであって、球抜き装置の構成の簡
素化を図り、球受け皿全体を楽に製作し得るようにした
パチンコ式遊技機の球受け皿を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決し、
所期の目的を好適に達成するため、本発明に係るパチン
コ式遊技機の球受け皿は、遊技球を用いてゲームを展開
し得ると共に、入賞成立に対して賞球を払出し得る遊技
機の前側に装備されて、受入れた遊技球および賞球を、
機内の球処理装置側へ送出し得る一方、下方へ抜出し得
る上球皿にあって、球収容部および球送出口を含む形状
に形成された皿本体と、皿の外郭形状に形成された外郭
体とを互いに着脱可能に組付けて皿主体部が構成される
と共に、球送出口の近傍内部に外側から操作し得る球抜
き装置が組込まれ、前記球抜き装置については、前記皿
本体および外郭体の間に着脱可能に取着されるケース体
に、前記球送出口を開閉し得る開閉部材を組込むと共
に、同開閉部材に一端を連繋した作動部材を支持する一
方、前記外郭体に形成された挿通部に、同外郭体の外側
から指先き操作し得る操作部材を嵌挿支持して、同操作
部材と前記作動部材とを着脱可能に適宜連繋し、前記開
閉部材と作動部材そして操作部材の何れかに付勢手段を
付設して、開閉部材を球送出口の閉鎖方向に付勢保持し
たことを特徴とする。
【0007】
【作用】球抜き装置は、開閉部材や作動部材等を内部に
収容セットしたケース体を皿本体の所定位置に組付固定
すると共に、指先で押圧操作する操作部を備えた操作部
材を外郭体の挿通部に嵌挿支持し、皿本体と外郭体とを
組付けることで操作部材の連繋部分と作動部材とが連繋
される。そして、操作部に対する非押圧時には、ばねに
よる付勢弾力のもとに開閉部材が球送出口の閉鎖方向へ
付勢され、開閉舌部が球送出口に位置することにより、
上球皿内の貯留球は貯留状態に保持される。一方、ばね
の付勢弾力に抗して前記操作部を押圧操作した際には、
作動部材を介して開閉部材が球送出口の開放方向へ移動
し、開閉舌部が球送出口から退避することにより、上球
皿内の貯留球が該球送出口から下球皿側へ抜出される。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るパチンコ式遊
技機の球受け皿につき、好適な実施例を挙げて、添付図
面を参照しながら以下詳細に説明する。なお本実施例で
は、前枠の正面内部にパチンコ球用の遊技盤がセットさ
れた一般的なパチンコ機の場合を主に示す。
【0009】本実施例のパチンコ機は、その基本的構成
の概要として、図1に略示するように、外枠Aの開口前
面側に連結支持手段および施錠手段を利用して開閉およ
び着脱が可能に組付けられる前枠Bの各部に、ガラス扉
D付きの窓枠C、後述する上下の球受け皿E,Fおよび
打球発射装置G等が装備されている一方、前枠Bの正面
内部に所要の遊技盤Hが着脱交換可能にセットされてお
り、そして前枠Bの裏側にアウト球、セーフ球、賞品球
の各処理部を有する機構セット盤(図示せず)が着脱可能
に装備されている。なお外枠Aは、上下および左右の各
枠部材1,2,3,4が互いに枠組み連設された形態のも
のを例とし、少なくとも右と下の枠部材3,4を合成樹
脂成形製のものとして交換することにより、一般に「関
東枠、関西枠」と呼称区分されているタイプのものに変
更し得るようになっている。
【0010】(前枠について)各種構成部材の搭載枠とさ
れる前記前枠Bは、全体が合成樹脂成形されたものを例
とし、基本的には図1に示すように、外枠Aの開口前面
域に適合する外形枠サイズに成形されて内側に正面縦長
方形の窓枠口6を開口した枠体5と、この枠体5の裏側
に一体成形されて窓枠口6よりやや狭い開口面域を成形
した収容保持枠8とが前後に連設された内外二重枠形態
とされている。そして前記枠体5においては、窓枠口6
の内周囲に窓枠Cを設置し得るようになっており、この
窓枠口6の下部に下球皿Fや打球発射装置G等を設置す
るための前盤部7が成形され、また窓枠口6の上縁部お
よび右縁部に亘り電光装飾部9が設置されている。なお
収容保持枠8においては、窓枠口6の下部内側に位置す
る遊技補助盤10が一体成形され、この遊技補助盤10
には、賞品球用の排出口11およびこぼれ球やファール
球用の回収路12等が成形されていると共に、同盤の前
側に発射レール13とスピーカ14等を組込んだ回収ケ
ース15等がセットされている。
【0011】(上球皿について)前枠Bの下部前側に装備
される上球受け皿(単に上球皿ともいう)Eは、窓枠Cに
おけるガラス扉Dの下方面域に合わせて開閉および着脱
可能に組付けセットされている。この上球皿Eは、図2
および図3に示すように基本的な構成として、合成樹脂
成形された基本構成部材である箱枠状の外郭体20と、
同外郭体20の開口内側に嵌合セットされる皿本体21
とをビス19で組付け整合して、全体が下面を水平にし
両端を曲面状にした流線形状にユニット化されており、
この両者20,21の裏面に合わせて、補強装飾用の補
助部材22を前面に取着した薄肉金属成形製(または樹
脂製)の開閉セット板23がビス18で取着されて単一
化されている。そして外郭体20および補助部材22
は、ともに同長に整合されて互いの右端部が開閉セット
板23の右端から延出しており、また開閉セット板23
は、窓枠Cの下部面域に整合する横長方形サイズにされ
て、各部に必要な口が成形されていると共に、その水平
下端縁が外郭体20における水平底板部20aの下底面
に対して平行位置に整合されている(図4参照)。
【0012】そして、この上球皿Eの着脱開閉用の連結
支持手段として、図1および図2に例示するように、前
枠Bの前盤部7の左端部前面に固定された支持具16の
支軸16aに対して、開閉セット板23の左端部前面に
固定された受け具24の軸筒部25が軸孔26を介して
上下方向へ抜脱可能に嵌挿連結し得るようになってい
る。また施錠手段として、図1に示すように、窓枠Cの
右中央内側に設置された施錠具17の昇降施錠杆に対し
て、開閉セット板23の右側裏面に取着された掛け具2
7が係脱可能に係合できるようになっている。なお、前
記受け具24の軸筒部25を含む前出部分は、外郭体2
0および皿本体21の左端部に成形された平面U字状の
逃し口28内に位置するようになっており(図2参照)、
そして軸筒部25と支軸16aとが適正な嵌合い公差を
以って嵌挿される。
【0013】前記皿本体21は、枠体部29に成形され
た皿部として、球収容部30と金属製のレール31を敷
設した整列送出部32とが一連の勾配で成形されてお
り、この送出部32の下流端に開口された球送出口33
に対して後述する球抜き装置42が付設されるようにな
っている。一方前記補助部材22は、開閉セット板23
の上縁に合わせて着脱交換可能に取着されており、その
本体34の左端部には前枠B側の賞球用排出口11と皿
本体21の球収容部30とを連絡する賞球給出用の連絡
筒部35が成形されている。また開閉セット板23で
は、その上端縁に沿って成形された係合レール部36
が、前記ガラス扉Dの下縁と噛合状態で整合し得るよう
になっている。なお、前述の上球皿Eにおけるその余の
構成として、外郭体20における前記逃し口28の底面
周囲と水平底板部20aの右部下底面とに、夫々水平姿
勢保持用の支持座37が形成されている(図4参照)。
【0014】また補助部材22では、一般的なパチンコ
機の場合には標準タイプのものが、また球貸し型のパチ
ンコ機の場合には、図1に示すように、球貸し操作部3
8を備えた別種タイプのものが夫々選択使用される。こ
れら2種タイプの何れの補助部材22にあっても、球貸
し操作部38の有無を除いて基本的には同様に構成され
て、開閉セット板23に対して止め具(図示せず)を利用
してビス着されている。そして前枠Bに対する上球皿E
の組付け状態において、補助部材22の本体34の右外
端部が外郭体20の右外端部と共に窓枠Cの右側下部を
覆蓋し得るようになっている。
【0015】(球抜き部について)前述した上球皿Eにお
ける球抜き部40は、皿本体21内のパチンコ球を下球
皿Fへ直接的に抜出す形態のものであって、皿本体21
と外郭体20との右側空間部内に組込まれている。すな
わちこの球抜き部40では、図1および図4に示すよう
に、皿本体21の枠体部29裏側に成形されて前記球送
出口33と縦通した球抜き路41と、枠体部29前面に
固定される球抜き装置42とから構成されている。そし
て、球送出口33の隣接部位に形成された取着セット部
45に、球抜き装置42の後述する舌片部62の挿通を
許容するスリット口43が形成されており、また球抜き
路41の開口下端に合わせて外郭体20の水平底板部2
0aに出口44が開口されている。なお前記出口44
は、下球皿Fに連通する球抜き通入部99の上端開口部
99aに整合するようになっている。
【0016】(球抜き装置について)前記球抜き部40に
おける球抜き装置42は、図3〜図7に示すように、所
要形状に成形されたケース体46に組込んで前記球送出
口33を開閉し得る開閉部材60と、同ケース体46に
組込んで該開閉部材60に一端を連繋する作動部材70
と、前記ケース体46の外方から嵌挿されて該作動部材
70に連繋される操作部材80とから構成され、操作部
材80の操作部81を押圧するプッシュボタン形式とな
っている。そして、前記皿本体21および外郭体20と
の間において、前記開閉部材60および作動部材70を
組込んだ前記ケース体46を皿本体21に形成した前記
取着セット部45に取付固定し、前記操作部材80の押
しボタン状の操作部81を前記外郭体20の前面右方に
開設した挿通部77に嵌挿支持させた状態で、前記皿本
体21と外郭体20との間に着脱可能に取着されるよう
になっている。そこで次に、球抜き装置42の各構成部
材につき詳細に説明する。
【0017】(ケース体について)前記ケース体46は、
上方へ全面開口する開口部47aを有する略矩形状の本
体部材47と、該本体部材47の開口部47aに整合し
得る形状に成形されて該開口部47aを上方から全面的
に覆蓋する蓋部材48とから形成されている。前記本体
部材47では、内部右側に前記開閉部材60用の摺動室
49が画成され、内部左側に前記操作部材80の軸杆部
82用の嵌挿部50が画成されると共に、摺動室49と
嵌挿部50との間に前記作動部材70用の支持部51が
形成されている。そして、前記摺動室49に整合する後
壁に、開閉部材60の舌片部62の移動を許容し得る大
きさの開口52が形成され、また前記嵌挿部50に整合
する前壁に、軸杆部82の挿通を許容する挿入口53が
形成されている。また、本体部材47の左前隅角部と右
後隅角部には上方に開口したビス孔54が形成され、ま
た蓋部材48の左前隅角部と右後隅角部には該ビス孔5
4に整合する通孔55が形成されており、本体部材47
と蓋部材48とを整合セットした状態で各通孔55に挿
通したビス56を各ビス孔54に締付けることにより、
中空体状のケース体46が形成される。更に図4および
図6に示すように、本体部材47の下面後端部には、垂
直下方へ延出した取付片57が該本体部材47に一体成
形されると共に、蓋部材48の上面後端部には、垂直上
方へ延出した取付片58が該蓋部材48に一体成形され
ており、これら取付片57,58の凹部57a,58aに
整合させたビス59を皿本体21の枠体部29に締付け
ることにより、ケース体46全体が該皿本体21の取着
セット部45に組付けられるようになっている。
【0018】(開閉部材について)前記開閉部材60は、
図7に示すように、断面が倒伏コ字状に形成された樋状
の本体61と、この本体61の後端面から後方に略水平
に延出する舌片部(開閉舌部)62と、前記本体61の右
側面から右方に形成された係止案内部63とが一体的に
成形されている。この開閉部材60は、前記本体部材4
7に画成された摺動室49に収納された状態において、
該摺動室49の左側に形成された案内リブ64に対して
本体61の左側面が当接し、右側に形成された案内リブ
65に対して係止案内部63に形成された案内溝66が
上方から嵌合しており、これら案内リブ64,65に沿
って前後方向へのスライド移動のみが可能となってい
る。また、蓋部材48の下面には規制リブ69が形成さ
れており、開閉部材60は上方への移動が規制されてい
る。そして、開閉部材60が摺動室49内の最も後方ま
でスライド移動すると、前記舌片部62がケース体46
の後方側へ突出した状態となり(図2または図3参照)、
摺動室49内の最も前方までスライド移動すると、前記
舌片部62がケース体46内に収納した状態となる(図
5参照)。なお、摺動室49に面した前壁内側に、後方
へ突出したボス67が一体成形され、このボス67と開
閉部材60の本体61後壁との間にコイルばね(付勢手
段)68が圧縮状態に配設されており、これにより開閉
部材60は、常に摺動室49の後方側へ付勢されて前記
舌片部62をケース体46の後方側へ延出させた状態に
保持される。
【0019】(作動部材について)前記作動部材70は、
上方へ突出したボス状の前記支持部51に外嵌される円
筒状の支点部71と、この支点部71の外周面上端から
水平外方へ延出したアーム部72と、前記支点部71の
外周面中央から該アーム部72とは正反対(略180度)
方向の水平外方へ延出した連繋片部(連繋部分)73とが
一体成形され、前記支点部71を支持部51に対して上
方から嵌合させることにより、該支持部51を中心とし
た旋回動が可能となっている。そして、前記アーム部7
2の先端下面には、垂直下方へ突出したピン74が一体
成形されており、前記開閉部材60の係止案内部63の
上面に形成した係合孔75に、前記ピン74が上方から
係合するようになっている。また前記連繋片部73は、
その先端部の端面が円形曲面状に形成され、操作部材8
0の軸杆部82の後端に形成された連繋溝(連繋部分)8
3に係合するようになっている。前記係合孔75は、作
動部材70の旋回動に伴うピン74の円弧動を許容する
ように、左右方向に長い長孔にしてある。なお、作動部
材70の上下方向へのがたつきを防止するために、支点
部71の上方から支持部51に対してビスを締付けるよ
うにしてもよい。
【0020】(操作部材について)前記操作部材80は、
前記外郭体20の所定位置に形成された円形凹状の挿通
部77に前方からセットされる押しボタン型の円形状の
操作部81と、外郭体20の後方から前記挿通部77の
挿通孔78を介して前記操作部81に係着される前記軸
杆部82とから構成され、ケース体46に直接的に取着
されるようになっていない。すなわち軸杆部82は、ケ
ース体46の前壁に形成された前記挿入口53を介して
その後端側が嵌挿部50内へ挿入され、これにより後端
部に形成された前記連繋溝83と前記作動部材70の連
繋片部73とが、好適に連繋されるよう構成されてい
る。なお軸杆部82は、図6に示すように、挿入口53
の左右両側縁から後方へ平行に延在する案内壁84,8
4と、嵌挿部50の下面(本体部材47の底面)において
前後方向へ延在するリブ85と、該嵌挿部50の上面
(蓋部材48の下面)において前後方向へ延在するリブ8
6とにより、左右方向および上下方向への移動が規制さ
れ、前後方向へのみスライド移動が許容される。また、
操作部81の外周面と挿通部77の内周面とは、略密着
した状態となっており、しかも挿通孔78に向けて奥壁
が形成されているので、この挿通部77から針金等の極
細異物を侵入させることは不可能である。
【0021】そして、軸杆部82の前端部に係合溝部8
7が形成され、また操作部81の背面には、該軸杆部8
2の前端部に外嵌される連結筒部88と前記係合溝部8
7に係合する係合突部89が形成されており、係合溝部
87と係合突部89との係合および連結筒部88と軸杆
部82外周面との係合により、軸杆部82と操作部81
とが容易な分離が不能に係着される。このように構成さ
れた操作部材80は、前記外郭体20に対して前後方向
へスライド移動が可能に配設され、これにより操作部8
1が挿通部77に対して出没変位するようになってい
る。なお軸杆部82の外周面の上下対向部には、前端部
から所要長に亘って平面状の切欠き90が形成されると
共に、前記挿通孔78はこの切欠き90に対応した形状
に成形されており、操作部材80の前方向へのスライド
移動した際には、挿通孔78の後方開口部と切欠き90
の後方端部とが係止して、該操作部材80が外郭体20
から脱抜することを防止し得るようになっている(図4
参照)。
【0022】(球抜き装置の取付け)前述のように構成さ
れた本実施例の球抜き装置42では、前記開閉部材6
0,コイルばね68および作動部材70を内部に収納セ
ットしてユニット化されたケース体46が、前述したよ
うに、前記開閉部材60の舌片部62がスリット口43
を介して球送出口33に整合した状態で、皿本体21に
おける枠体部29の取着セット部45にビス59で固定
される。一方操作部材80は、操作部81を外郭体20
の挿通部77の前側からセットすると共に、軸杆部82
を外郭体20の挿通孔78を介して後側からセットし、
両者81,82を係着して該外郭体20に対してスライ
ド移動可能でかつ脱抜不能に配設される。そして、ケー
ス体46を取付けた皿本体21と、操作部材80を配設
した外郭体20とを組付けることにより、操作部材80
の軸杆部82がケース体46の嵌挿部50へ挿通され、
前記連繋溝83と連繋片部73とが好適に係合される。
【0023】(球抜き装置の作動態様について)前記皿本
体21と外郭体20との間に組付けられた実施例の球抜
き装置42は、前記操作部81に対する非押圧状態にお
いては、前記コイルばね68の伸び方向への付勢弾力の
もとに、開閉部材60が摺動室49内を後方側へ移動
し、舌片部62がスリット口43を介して球送出口33
へ延出するので、該球送出口33は閉鎖状態に保持され
て貯留球の球抜きがなされない(図3参照)。なおこの状
態では、作動部材70が図の反時計方向へ旋回するの
で、操作部材80は前方側へ押出され、操作部84が挿
通部77の前方部に位置するようになる。一方、前記操
作部81を指先で後方側へ押圧すると、操作部材80の
軸杆部82が後方へ移動することに伴って作動部材70
が時計方向へ旋回するので、開閉部材60がコイルばね
68の付勢弾力に抗して摺動室49内を前方側へ移動
し、舌片部62が球送出口33から退避するので、該球
送出口33の開放に伴って貯留球の球抜きが行なわれ
る。
【0024】(球送り装置について)そして、前述のよう
に構成された上球受け皿Eの開閉セット板23裏面に、
球送り装置(球処理装置)92がセットされている(図2
および図3参照)。この球送り装置92は、打球発射装
置G側の打球作動とタイミングを合わせて球送り作動を
行ない得る電動制御形態のものであって、全体がカセッ
ト形式に構成・取扱い得るようになっている。そして開
閉セット板23の裏面において、ケース93の送通路
(図示せず)の入口を上球皿Eの前記球送出口33に合わ
せてビス止めセットされ、この送通路の出口を前記発射
レール13の基部側に臨ませている。
【0025】(下球皿について)前記前枠Bの下段前側に
装備される前記下球受け皿(単に下球皿ともいう)Fは、
本来の賞品球貯留機能の他に、前記上球皿Eの載置保持
機能をも奏し得るものとして、前盤部7の前面において
上球皿Eの下面と整合する条件で設置されている。この
下球皿Fは、図1に示すように基本的な構成として、合
成樹脂成形された基本構成部材である箱枠状の外郭保護
体95と、同保護体95の開口内側に嵌合セットされる
皿本体96と、両者95,96の開口裏面に当接セット
される横長方形のセット板(図示せず)を組付け整合して
ユニット化されている。また、セット板と外郭保護体9
5との間には、前記上球皿Eに形成した球抜き路41の
出口44と、下球皿Fにおける皿本体96の貯留皿部9
8とを連通する前記球抜き通入部99が配設され、前述
したように、該球抜き通入部99の上端開口部99aが
前記出口44に整合している。従って、前記球抜き装置
42における球抜き操作により球送出口33から通出さ
れた上球皿Eの貯留球は、球抜き路41および球抜き通
入部99を介して下球皿Eの貯留皿部98に通出される
よう構成されている。
【0026】前記下球皿Eに対するその余の構成とし
て、前記外郭保護体95の水平上板部95aの上面内側
に沿って係合レール部97が成形され、上球皿Eにおけ
る開閉セット板23の下端縁と噛合状態で整合し得るよ
うになっている(図4参照)。そして打球発射装置Gにお
ける打球操作部100が、図3に示すように、外郭保護
体95の右側斜状部において、平面外向きでかつ側面後
下りの所要角度の斜状に設置されて、遊技者が長く楽に
疲れず把持操作できるようになっている。また皿本体9
6における貯留皿部98の底部には、該貯留皿部98内
の賞品球を抜出すための球抜き部101が設置され、該
貯留皿部98の左方に灰皿102が設置されている。更
に外郭保護体95における左側部には、パチンコ機にお
けるゲーム制御用、電気部材や電気制御機器に対するリ
セット用、あるいは遊技者による異常連絡用等に適宜選
択して用いられるスイッチ操作部103が設置されてい
る。
【0027】
【実施例の作用】前述のように構成された本実施例のパ
チンコ機は、外枠Aに対する前枠Bに、ガラス扉D付き
の窓枠C、遊技盤H、機構セット盤の他に、前述した上
下の球皿E,Fおよび打球発射装置G等が装備・セットさ
れて1台単位に構成される。そしてゲームホール内の設
置枠台に所定の傾き起立姿勢で設置された外枠Aに、前
枠B全体が組付けられることにより、在来のパチンコ機
と同様な縦型弾球遊技機として遊技に供し得る。このも
とで通常の打球発射操作を行なうことにより、上球皿E
内の遊技球を球送り装置92により1球ずつ発射レール
13に送込み、打球発射装置Gの駆動に従動する打球杆
で打出して、遊技盤H内で所要のパチンコゲームを展開
し得る。そして、このゲーム中に発生したセーフ球に対
して機構セット盤の賞球排出装置から払出された賞品球
が、排出口11および連絡筒部35を介して上球皿E側
へ優先的に排出されて球収容部30内に収容され、また
上球皿E側の充満以後には下球皿F側へ排出されて貯留
皿部98内に貯留される。
【0028】そしてこのようなパチンコ機にあって、前
記球抜き装置42の組立ておよび上球皿Eに対する組付
けに関しては、ケース体46の本体部材47において、
摺動室49内にコイルばね68および開閉部材60をセ
ットすると共に、ピン74を開閉部材60の係合孔75
に係合させた作動部材70を支持部51に配設する。そ
して、本体部材47に蓋部材48をセットしてビス56
を締付けることにより、ユニット化されたケース体46
が形成される。そして、このように組立てられたケース
体46は、後方に延出している舌片部62を、皿本体2
1における枠体部29の所定位置に形成したスリット口
43に整合させた状態に位置決めし、ビス59を利用し
て該枠体部29の取着セット部45に組付固定する。一
方操作部材80は、操作部81を外郭体20の挿通部7
7の前側からセットすると共に、軸杆部82を外郭体2
0の挿通孔78を介して後側からセットして両者81,
82を係着することで、外郭体20に対してスライド移
動可能でかつ脱抜不能に配設する。このように実施例の
球抜き装置42は、操作部材80とケース体46との2
点から構成されることとなり、その構成の簡素化が図ら
れる。
【0029】そして、球抜き装置42のケース体46を
組付固定した皿本体21と、操作部材80を配設した外
郭体20は、同外郭体20の開口内側に皿本体21を嵌
合セットしてビス19を締付けることにより流線形状に
一体化される。なお、両者20,21の組付けに際し
て、前記操作部材80の軸杆部82が、前記ケース体4
6の嵌挿部50へ挿通され、連繋溝83と連繋片部73
とが係合されるので、操作部材80,作動部材70,開閉
部材60が好適に連繋される。次いで、皿本体21の裏
面に合わせて、補強装飾用の補助部材22を前面に取着
した前記開閉セット板23を、ビス18を利用して取着
することにより、単一ユニット化された上球皿Eが形成
される。このように、前記球抜き装置42の構成の簡素
化に伴い、上球皿E全体を極めて楽に組立て、製作する
ことが可能となる。しかも、操作部材80と作動部材7
0とは、連繋溝83と連繋片部73との係合のみで連繋
されるので、組付不良等が発生することもない。
【0030】前述のように組立てられた上球皿Eの前枠
Bに対する組付けは、前記下球皿Fを前盤部7の前面に
水平姿勢に固定セットした後において、該前枠Bに設置
された窓枠Cのガラス扉Dを開放したもとで簡単に行な
い得る。すなわち、上球皿Eの左端部をガラス扉Dと干
渉しない所要の向きにしたまま、下球皿Fの上方に露出
している前記支持具16の支軸16aを、開閉セット板
23の受け具24における軸筒部25の軸孔26に差込
むことにより、上球皿Eはガタ付きの少ない条件で連結
支持され、また窓枠C側の施錠具17の昇降施錠杆に、
開閉セット板23の掛け具27を係合して施錠される。
そしてこの組付け状態において上球皿Eは、下球皿Fの
水平上板部95a上に支持座37を当接した水平姿勢で
安定良く載置セットされる。これにより皿本体21の皿
部に係る球流れ勾配を設定通りに維持して良好な球流れ
を図り得、また球送り装置92を、発射レール13の発
射位置や打球発射装置Gにおける打球杆の打球点位置に
対して適正な位置,姿勢に保持して的確な球送りを図る
ことができる。
【0031】そしてこのような上球皿Eでは、その開閉
について、前記ガラス扉Dを開放すると共に前述の施錠
具17を解錠したもとで、下球皿Fの水平上板部95a
を載置台面として利用しながら、支持具16と受け具2
4の連結支点に基いて水平保持したまま円滑に開閉し得
る。また着脱にあたっては、上球皿Eをガラス扉Dと干
渉しない向きにしたもとで、前述の支持具16と受け具
24との着脱を利用して簡単に組外し・組付けができる
ので、上球皿Eの新旧交換等に際しては、未熟練者でも
手早く容易に、楽な姿勢で簡単に着脱することができ
る。しかもこの上球皿Eのセット状態においては、開閉
セット板23の係合レール部36がガラス扉Dの下縁と
噛合状態で整合すると共に、外郭体20および補助部材
22の両右外端部が窓枠Cの右下部を覆蓋し、また下球
皿F側の係合レール部97が開閉セット板23の下端縁
と噛合状態で整合するので、針金や帯状片等の異物を遊
技盤H内に侵入させようとする不正行為を積極的に防止
することができる。
【0032】そして、前述のように装備されて実施され
る上球皿Eにおいては、簡単な球抜き操作により貯留球
および賞品球を速やかに下球皿F側へ抜出し得る。すな
わち、前記球抜き装置42における操作部81を指先で
押圧することにより、閉鎖位置の舌片部62が開放変位
されて球送出口33と球抜き路41とが連絡保持され
る。これにより皿本体21内、更には連絡筒部35およ
び排出口11内に亘り収容されている全ての貯留球およ
び賞品球を、球送出口33から球抜き路41へ速やかに
流通させ得、そのまま下球皿Fの球抜き通入部99内へ
通入させて、最終的には下球皿Fの貯留皿部98に抜出
し得る。なお下球皿Fでは、球抜き部101を開放操作
することにより、貯留皿部98内に貯留されている全て
の賞品球を皿外へ抜出すことができる。
【0033】なお、前記実施例において、球抜き装置4
2における操作部材80に関しては、外郭体20の前側
から挿通部77にセットする操作部81と、該外郭体2
0の裏側から挿通孔78を介して該操作部81に係着す
る軸杆部82とから構成される分割形態のものを例示し
たが、この操作部81と軸杆部82とを一体成形して、
外郭体20の前方から挿通部77に配設セットする形態
のものであってもよい。但しこの一体形態においては、
挿通部77にセットした操作部材80の抜止めを図るた
めに、挿通孔78から後方へ延出した軸杆部82の所定
位置に、例えばスナップリング等を取着することが好ま
しい。
【0034】前記実施例における球抜き装置42では、
開閉部材60に直接的に付勢力を付加するコイルばね6
8により、該開閉部材60を球送出口33の閉鎖方向へ
付勢するよう構成したが、この開閉部材60に対する付
勢形態はこれに限定されるものではない。すなわち、前
記作動部材70の支点部71に外装されると共にアーム
部72または連繋片部73の何れかに係止されるねじり
ばねを取付け、該作動部材70を反時計方向へ回動付勢
するようにしても、ピン74と係合孔75の連繋下に、
前記開閉部材60は球送出口33の閉鎖方向へ付勢され
る。また、前記操作部材80にコイルばね等の付勢力が
作用するよう構成して、作動部材70を介して開閉部材
60を球送出口33の閉鎖方向へ付勢するようにしても
よい。
【0035】また前記実施例では、球送出口33から抜
出された貯留球を、前枠Bの前面側に形成した球抜き路
41および球抜き通入部99を介して下球皿F側へ直接
的に抜出す形態の上球皿Eに、プッシュボタン形式の球
抜き装置42を組付けたものを例示したが、この球抜き
装置42は、このような形態の上球皿に限らず、例えば
貯留球を前枠Bの背面側に一旦排出した後に賞球の副排
出路を介して下球皿に抜出す裏側排出形態の上球皿にも
好適に実施し得る。
【0036】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るパチン
コ式遊技機の球受け皿によれば、上球皿に組付けられる
球抜き装置を、球送出口を開閉し得る開閉舌部を備えた
開閉部材と作動部材を内部に組付けたケース体と、この
ケース体に外部から嵌挿して前記作動部材に連繋する操
作部材との2点から構成して簡素化したことにより、上
球皿の組立作業の合理化および簡単化,容易化が図ら
れ、かつ組立時間の短縮による製作コストの低減化等を
図り得る利点がある。しかも球抜き装置は、操作部材の
軸杆部と作動部材の他端とが連繋部分を介して連繋され
るだけであるから、上球皿の組立てに際して組付け不良
等が発生することがなく、上球皿の分解,再組立等の煩
雑な作業を全く要しないから、該上球皿の組立作業の合
理化等をも図り得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るパチンコ機全体を略示す
る正面図である。
【図2】実施例の上球皿の各構成部材を分解した状態で
示す平面図である。
【図3】球抜き装置を組付けた上球皿の要部横断平面図
である。
【図4】球抜き装置の組付位置で破断した上球皿の縦断
側面図である。
【図5】上球皿に組付けた球抜き装置を一部破断して示
す横断平面図である。
【図6】球抜き装置を所定位置で破断した縦断正面図で
ある。
【図7】球抜き装置の各構成部材を分解状態で示す概略
斜視図である。
【符号の説明】
20 外郭体 21 皿本体 30 球収容部 33 球送出口 42 球抜き装置 46 ケース体 60 開閉部材 62 開閉舌部 68 コイルばね(ばね,付勢手段) 73 連繋片部(連繋部分) 70 作動部材 77 挿通部 80 操作部材 81 操作部 82 軸杆部 83 連繋溝(連繋部分) 92 球送り装置(球処理装置)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技球を用いてゲームを展開し得ると共
    に、入賞成立に対して賞球を払出し得る遊技機の前側に
    装備されて、受入れた遊技球および賞球を、機内の球処
    理装置(92)側へ送出し得る一方、下方へ抜出し得る上球
    皿にあって、球収容部(30)および球送出口(33)を含む形
    状に形成された皿本体(21)と、皿の外郭形状に形成され
    た外郭体(20)とを互いに着脱可能に組付けて皿主体部が
    構成されると共に、球送出口(33)の近傍内部に外側から
    操作し得る球抜き装置(42)が組込まれ、前記球抜き装置
    (42)については、前記皿本体(21)および外郭体(20)の間
    に着脱可能に取着されるケース体(46)に、前記球送出口
    (33)を開閉し得る開閉部材(60)を組込むと共に、同開閉
    部材(60)に一端を連繋した作動部材(70)を支持する一
    方、前記外郭体(20)に形成された挿通部(77)に、同外郭
    体(20)の外側から指先き操作し得る操作部材(80)を嵌挿
    支持して、同操作部材(80)と前記作動部材(70)とを着脱
    可能に適宜連繋し、前記開閉部材(60)と作動部材(70)そ
    して操作部材(80)の何れかに付勢手段(68)を付設して、
    開閉部材(60)を球送出口(33)の閉鎖方向に付勢保持した
    ことを特徴とするパチンコ式遊技機の球受け皿。
  2. 【請求項2】 前記球抜き装置(42)では、前記皿本体(2
    1)側に着脱可能に取着されるケース体(46)に、前記球送
    出口(33)に対する開閉舌部(62)を有する開閉部材(60)を
    前後方向に移動可能に組付けると共に、同開閉部材(60)
    に一端を連繋した作動部材(70)を傾動可能に支持する一
    方、前記外郭体(20)に形成された挿通部(77)に、押しボ
    タン状の操作部(81)と軸杆部(82)を有する操作部材(80)
    を前後方向に移動可能に嵌挿して抜止め保持し、この操
    作部材(80)の軸杆部(82)と作動部材(70)の他端とを連繋
    部分(73,83)を介して着脱可能に連繋し、開閉部材(60)
    または作動部材(70)あるいは操作部材(80)にばね(68)を
    付設した請求項1記載のパチンコ式遊技機の球受け皿。
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