JPH11332955A - 健康器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者が自ら掌中でボールを操作し、安全に
手指のリハビリテーションやトレーニングが行え、また
四肢への押圧や転圧によってマッサージのできる多機能
健康器具の提供を目的とする。 【解決手段】 ２個のボール１，２と、２個のボールの
間に一定の間隔ｇを設けて、両ボールを相対移動可能に
連結する連結軸４と、２個のボールの間の連結軸に嵌着
した両ボールを互に反対方向にばね付勢するばね３とよ
りなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は傷病後の機能回復の
ためのリハビリテーション、健康者の手指関節、筋力の
トレーニング、四肢のマッサージ等を行う健康器具に関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来のボールを使用した健康器具は、図
２に示すように、軸１１を２個のボール１２，１３に挿
通した押圧健康ボール（実願平４−８１０５５）が知ら
れている。この器具は、ボール間隔をボールの移動によ
って任意の大きさに設定し、その位置にボールを固定し
た状態で押圧するものであった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の器具
は、ボールを予め任意の間隔に設定できる利点を有する
が、ボールが軸に固定された状態で押圧使用するもので
あるため、ボールの相対移動や回転がない。このため、
握り動作や指先の揉み動作の繰返し等による手や指の筋
力の向上を図る運動ができない。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この発明に係る健康器具
は、上記問題点を解決するためになされたもので、２個
のボールと、２個のボールの間に一定の間隔を設けて、
両ボールを相対移動可能に連結する連結軸と、２個のボ
ール間の連結軸に嵌着した両ボールを互に反対方向にば
ね付勢するばねとよりなるものである。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を実
施例にもとづき図面を参照して説明する。図１は実施例
の組立断面図を示したもので、ボール１とボール２は連
結軸４で間隔ｇを設けて連結されている。３はボール
１，２の間の間隔ｇ部分の連結軸４に嵌着したばねであ
る。両ボール１，２は、このばね３によって、互に反対
方向に付勢されている。

【０００６】ボール１，２は表面にディンプルをもつ硬
質の合成ゴム又は合成樹脂製である。ボール１は連結軸
に固定されている。ボール２は、連結軸に回転自在且
つ、軸方向に移動可能に取付けられている。

【０００７】連結軸４は金属製で、ボールの抜け止めの
ため軸頭部４ａとなっている。ボール２がばね３の繰返
し圧縮運動で軸方向に間隔ｇの距離だけ移動できるよう
ボール２の中に軸頭部４ａの移動空間をもうけてあり、
開口部はプラグ５で閉塞してある。

【０００８】実施形態で説明のボール１，２は表面ディ
ンプル付で同寸のボールとしているが、本発明はこの形
状や寸法に限定されるものではない。ボールの大小、組
合せ形状は任意である。ボールには突起等を付すこと
で、マッサージやツボの刺激を変化させることができ
る。

【０００９】また、実施例では、コイルばねを使用して
いるが、使用者の年齢やトレーニング目的により、線材
や板材のばねを使用することができる。また、ばね強度
を色別等で表示することもできる。

【００１０】圧縮運動に際して、ボール１，２の間隔ｇ
内での反復離合回数を計測するセンサーやカウンターを
ボールに埋装して表示すれば、使用者のトレーニング量
の目安となる。又、発音装置等を装着すればリズミカル
にトレーニングを促進できる。

【００１１】

【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、使用者の目的とする任意の用法によって、
次の（１）〜（４）に記載するような効果が得られる。

【００１２】（１）２個のボール間にばねを介在させ、
軸の突出しないボールとすることで、軸方向の把握が可
能となり、ばねの反発力を感じながらボールの繰返し圧
縮運動ができる。このとき圧縮行程では、行程の開始か
ら密着迄除々に圧縮力が増加するので、圧縮力の加減が
できる。又、図３，４，５に示すような手指の組合せを
変えたり、掌同志でボールを圧縮させることで、手のひ
らのツボ刺激や、リハビリテーションができる。

【００１３】（２）両ボールを図６，７のように両手で
個々に把握して捩り運動をすることで、手首関節のリハ
ビリテーションやトレーニングができる。

【００１４】（３）図８，９のように手指でボールを回
転方向や軸方向に揉み運動することで、指関節の筋力強
化やリハビリテーションができる。

【００１５】（４）図１０のように一方のボールを把握
し、他の一方のボールで四肢の目的とする部位を押え乍
ら転動したり、軸方向に押圧することでマッサージがで
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例の健康器具の構成を示す断面図である。

【図２】従来の健康器具の一部切欠正面図である。

【図３】実施例の健康器具の使用方法を示す図である。

【図４】実施例の健康器具の使用方法を示す図である。

【図５】実施例の健康器具の使用方法を示す図である。

【図６】実施例の健康器具の使用方法を示す図である。

【図７】実施例の健康器具の使用方法を示す図である。

【図８】実施例の健康器具の使用方法を示す図である。

【図９】実施例の健康器具の使用方法を示す図である。

【図１０】実施例の健康器具の使用方法を示す図であ
る。

【符号の説明】 １ ボール ２ ボール ３ ばね ４ 連結軸 ５ プラグ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ２個のボールと、２個のボールの間に一
   定の間隔を設けて両ボールを相対移動可能に連結する連
   結軸と、２個のボール間の連結軸に嵌着した、両ボール
   を互に反対方向にばね付勢するばねとよりなる健康器
   具。