JPH11332696A - ウォーターベッド - Google Patents
ウォーターベッドInfo
- Publication number
- JPH11332696A JPH11332696A JP10158429A JP15842998A JPH11332696A JP H11332696 A JPH11332696 A JP H11332696A JP 10158429 A JP10158429 A JP 10158429A JP 15842998 A JP15842998 A JP 15842998A JP H11332696 A JPH11332696 A JP H11332696A
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- JP
- Japan
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- mat
- water
- liquid
- cover
- short side
- Prior art date
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- Pending
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- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
- Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】ウォーターベッドを複数に分割可能とすること
により取り扱い性を向上させる。 【解決手段】軟質長方形袋体の内部に適量の液体が充填
密封されているとともに、体圧による液体の短辺方向へ
の流動を邪魔して遅延させる邪魔壁が短辺方向に向けて
一定の間隔を介して複数箇所形成されたウォーターマッ
トを、基台の長さ方向に向けてそれぞれの長辺を対向さ
せた状態にて複数並置してなる。 これにより必要に応
じて各個別のウォーターマットを取り出し、またこれを
清掃することができ、しかも運搬移動も容易となるため
に、簡易型ウォーターベッドとして取り扱い性がきわめ
て良好となる。
により取り扱い性を向上させる。 【解決手段】軟質長方形袋体の内部に適量の液体が充填
密封されているとともに、体圧による液体の短辺方向へ
の流動を邪魔して遅延させる邪魔壁が短辺方向に向けて
一定の間隔を介して複数箇所形成されたウォーターマッ
トを、基台の長さ方向に向けてそれぞれの長辺を対向さ
せた状態にて複数並置してなる。 これにより必要に応
じて各個別のウォーターマットを取り出し、またこれを
清掃することができ、しかも運搬移動も容易となるため
に、簡易型ウォーターベッドとして取り扱い性がきわめ
て良好となる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に水や油等の
液体を適量充填して体圧の一部を液体の浮力により支承
するようにした軟質袋体からなるウォーターベッドの改
良に関し、取り扱い性を向上させ、液体漏れによる周辺
部の汚損や二次的災害発生をなくし、また衛生的である
とともに、十分な保温・保湿性を保ち、快適な睡眠環境
を得ることができ、特に介護用として最適なベッドを提
供することを目的とする。
液体を適量充填して体圧の一部を液体の浮力により支承
するようにした軟質袋体からなるウォーターベッドの改
良に関し、取り扱い性を向上させ、液体漏れによる周辺
部の汚損や二次的災害発生をなくし、また衛生的である
とともに、十分な保温・保湿性を保ち、快適な睡眠環境
を得ることができ、特に介護用として最適なベッドを提
供することを目的とする。
【０００２】
【従来の技術】従来公知のこの種のウォーターベッド
は、長方形の大きな軟質袋体内に体圧の一部を浮力にて
支えるために多量の液体が密封充填されて構成されてい
る。
は、長方形の大きな軟質袋体内に体圧の一部を浮力にて
支えるために多量の液体が密封充填されて構成されてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のウォーターベッドにあっては、折り畳みが不可
能であるばかりでなく、持ち運び等の移動に際しても数
人の人手を要し、また不用意に損傷すると内部の液体が
漏れ出して周囲に多量の液体が溢れ、汚損や階下への漏
水、あるいは漏電等の二次的災害の危険があり、また身
体の不自由な要介護者が使用する場合においては、失禁
や採尿漏れその他の汚物が付着しやすく、ベッドから床
下に漏れ落ちて床の汚損や悪臭を放つことが多く、その
都度おこなう清掃も容易ではない。
た従来のウォーターベッドにあっては、折り畳みが不可
能であるばかりでなく、持ち運び等の移動に際しても数
人の人手を要し、また不用意に損傷すると内部の液体が
漏れ出して周囲に多量の液体が溢れ、汚損や階下への漏
水、あるいは漏電等の二次的災害の危険があり、また身
体の不自由な要介護者が使用する場合においては、失禁
や採尿漏れその他の汚物が付着しやすく、ベッドから床
下に漏れ落ちて床の汚損や悪臭を放つことが多く、その
都度おこなう清掃も容易ではない。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そこで本発明にあって
は、上記した従来技術における種々の課題を解決し、取
り扱い性を著しく向上させるとともに、ベッドの液体漏
れ、あるいは汚物等による汚損や悪臭を無くし、衛生的
でしかも快適な睡眠環境を備えることができるようにし
たものであって、具体的には軟質長方形袋体の内部に適
量の液体が充填密封されているとともに、体圧による液
体の短辺方向への流動を邪魔して遅延させる邪魔壁が短
辺方向に向けて一定の間隔を介して複数箇所形成された
ウォーターマットを、基台の長さ方向に向けてそれぞれ
の長辺を対向させた状態にて複数並置してなるウォータ
ーベッドに関する。
は、上記した従来技術における種々の課題を解決し、取
り扱い性を著しく向上させるとともに、ベッドの液体漏
れ、あるいは汚物等による汚損や悪臭を無くし、衛生的
でしかも快適な睡眠環境を備えることができるようにし
たものであって、具体的には軟質長方形袋体の内部に適
量の液体が充填密封されているとともに、体圧による液
体の短辺方向への流動を邪魔して遅延させる邪魔壁が短
辺方向に向けて一定の間隔を介して複数箇所形成された
ウォーターマットを、基台の長さ方向に向けてそれぞれ
の長辺を対向させた状態にて複数並置してなるウォータ
ーベッドに関する。
【０００５】また本発明は、軟質長方形袋体の内部に適
量の液体が充填密封されているとともに、体圧による液
体の短辺方向への流動を邪魔して遅延させる邪魔壁が短
辺方向に向けて一定の間隔を介して複数箇所形成された
ウォーターマットと、基台上に載置可能な大きさの略長
方形をした袋状シートであって、上面に大きめの開口窓
を有するマットカバーとからなり、該マットカバーの内
部に、その長さ方向に向けて複数のウォーターマット
を、それぞれの長辺を対向させた状態にて複数並置させ
るようにしたウォーターベッドにも関する。
量の液体が充填密封されているとともに、体圧による液
体の短辺方向への流動を邪魔して遅延させる邪魔壁が短
辺方向に向けて一定の間隔を介して複数箇所形成された
ウォーターマットと、基台上に載置可能な大きさの略長
方形をした袋状シートであって、上面に大きめの開口窓
を有するマットカバーとからなり、該マットカバーの内
部に、その長さ方向に向けて複数のウォーターマット
を、それぞれの長辺を対向させた状態にて複数並置させ
るようにしたウォーターベッドにも関する。
【０００６】さらに本発明は、軟質長方形袋体の内部に
適量の液体が充填密封されているとともに、体圧による
液体の短辺方向への流動を邪魔して遅延させる邪魔壁が
短辺方向に向けて一定の間隔を介して複数箇所形成され
たウォーターマットと、基台上に載置可能な大きさの略
長方形をした袋状シートであって、上面に大きめの開口
窓を有するマットカバーと、該マットカバーの上面に載
置される単数又は複数の軟質弾性マットとからなり、マ
ットカバーの内部に、その長さ方向に向けて複数のウォ
ーターマットを、それぞれの長辺を対向させた状態にて
複数並置するとともに、各ウォーターマット上にわたっ
て羊皮のムートン等の軟質弾性マットを敷設させてなる
ことを特徴としたウォーターベッドにも関する。
適量の液体が充填密封されているとともに、体圧による
液体の短辺方向への流動を邪魔して遅延させる邪魔壁が
短辺方向に向けて一定の間隔を介して複数箇所形成され
たウォーターマットと、基台上に載置可能な大きさの略
長方形をした袋状シートであって、上面に大きめの開口
窓を有するマットカバーと、該マットカバーの上面に載
置される単数又は複数の軟質弾性マットとからなり、マ
ットカバーの内部に、その長さ方向に向けて複数のウォ
ーターマットを、それぞれの長辺を対向させた状態にて
複数並置するとともに、各ウォーターマット上にわたっ
て羊皮のムートン等の軟質弾性マットを敷設させてなる
ことを特徴としたウォーターベッドにも関する。
【０００７】さらに本発明は、軟質長方形袋体の内部に
適量の液体が充填密封されているとともに、体圧による
液体の短辺方向への流動を邪魔して遅延させる邪魔壁が
短辺方向に向けて一定の間隔を介して複数箇所形成され
たウォーターマットと、基台上に載置可能な大きさの略
長方形をした袋状シートであって、上面に大きめの開口
窓を有するマットカバーとからなり、マットカバーの内
部に、その長さ方向に向けて複数のウォーターマット
を、それぞれの長辺を対向させた状態にて複数並置させ
るとともに、前記基台と袋状シートとの間に電気保温シ
ートを敷設してなるウォーターベッドにも関する。
適量の液体が充填密封されているとともに、体圧による
液体の短辺方向への流動を邪魔して遅延させる邪魔壁が
短辺方向に向けて一定の間隔を介して複数箇所形成され
たウォーターマットと、基台上に載置可能な大きさの略
長方形をした袋状シートであって、上面に大きめの開口
窓を有するマットカバーとからなり、マットカバーの内
部に、その長さ方向に向けて複数のウォーターマット
を、それぞれの長辺を対向させた状態にて複数並置させ
るとともに、前記基台と袋状シートとの間に電気保温シ
ートを敷設してなるウォーターベッドにも関する。
【０００８】さらに本発明は、軟質長方形袋体の内部に
適量の液体が充填密封されているとともに、体圧による
液体の短辺方向への流動を邪魔して遅延させる邪魔壁が
短辺方向に向けて一定の間隔を介して複数箇所形成され
たウォーターマットと、基台上に載置可能な大きさの略
長方形をした袋状シートであって、上面に大きめの開口
窓を有するマットカバーとからなり、マットカバーの内
部に、その長さ方向に向けて複数のウォーターマット
を、それぞれの長辺を対向させた状態にて複数並置する
とともに、前記基台と袋状シートとの間に電気保温シー
トを敷設し、さらに上記各ウォーターマット上にわたっ
て羊皮のムートン等の軟質弾性マットを敷設させてなる
ことを特徴としたウォーターベッドにも関する。
適量の液体が充填密封されているとともに、体圧による
液体の短辺方向への流動を邪魔して遅延させる邪魔壁が
短辺方向に向けて一定の間隔を介して複数箇所形成され
たウォーターマットと、基台上に載置可能な大きさの略
長方形をした袋状シートであって、上面に大きめの開口
窓を有するマットカバーとからなり、マットカバーの内
部に、その長さ方向に向けて複数のウォーターマット
を、それぞれの長辺を対向させた状態にて複数並置する
とともに、前記基台と袋状シートとの間に電気保温シー
トを敷設し、さらに上記各ウォーターマット上にわたっ
て羊皮のムートン等の軟質弾性マットを敷設させてなる
ことを特徴としたウォーターベッドにも関する。
【０００９】上記した構成において、ウォーターマット
を、基台の長さ方向に向けてそれぞれの長辺を対向させ
た状態にて複数並置してなるものであるために、必要に
応じて各個別のウォーターマットを取り出し、またこれ
を清掃することができ、しかも運搬移動も容易となるた
めに、取り扱い性がきわめて良好となる。
を、基台の長さ方向に向けてそれぞれの長辺を対向させ
た状態にて複数並置してなるものであるために、必要に
応じて各個別のウォーターマットを取り出し、またこれ
を清掃することができ、しかも運搬移動も容易となるた
めに、取り扱い性がきわめて良好となる。
【００１０】また上記のウォーターマットのほかに基台
上に載置可能な大きさの略長方形をした袋状シートであ
って、上面に大きめの開口窓をマットカバーを有する場
合においては、該マットカバーの内部に、その長さ方向
に向けて複数のウォーターマットを、それぞれの長辺を
対向させた状態にて複数並置させることができ、そのた
めに何れかのウォーターマットが損傷により内部の液体
が漏れ出し、あるいは要介護者が失禁や採尿漏れ等によ
って汚物等を流した場合においても、汚物がウォーター
マットの周辺に沿ってマットカバー内にすべて収容され
る。
上に載置可能な大きさの略長方形をした袋状シートであ
って、上面に大きめの開口窓をマットカバーを有する場
合においては、該マットカバーの内部に、その長さ方向
に向けて複数のウォーターマットを、それぞれの長辺を
対向させた状態にて複数並置させることができ、そのた
めに何れかのウォーターマットが損傷により内部の液体
が漏れ出し、あるいは要介護者が失禁や採尿漏れ等によ
って汚物等を流した場合においても、汚物がウォーター
マットの周辺に沿ってマットカバー内にすべて収容され
る。
【００１１】さらにウォーターマット上に羊革のムート
ン等の軟質弾性マットを敷設する場合には保温性や通気
性が向上し、またウォーターベッドとしての弾力性が良
好となる。 なお軟質弾性マットとして羊革の天然ムー
トンを使用する場合においては、天然のムートンにあっ
ては通常６０パーセント程度の水分を含有するところか
ら、とくに通気性および保温・吸湿性に優れ、ウォータ
ーマット特有の作用、すなわち人体表面と接する全表面
にわたり負荷を均等に分散させることのできるウォータ
ーマットとの相乗的作用によって、心地よい睡眠をもた
らすことができる。
ン等の軟質弾性マットを敷設する場合には保温性や通気
性が向上し、またウォーターベッドとしての弾力性が良
好となる。 なお軟質弾性マットとして羊革の天然ムー
トンを使用する場合においては、天然のムートンにあっ
ては通常６０パーセント程度の水分を含有するところか
ら、とくに通気性および保温・吸湿性に優れ、ウォータ
ーマット特有の作用、すなわち人体表面と接する全表面
にわたり負荷を均等に分散させることのできるウォータ
ーマットとの相乗的作用によって、心地よい睡眠をもた
らすことができる。
【００１２】さらに基台上であって袋状シートの下面に
敷設される電気保温シートを有する場合には、該電気保
温シートによる適度の加熱が可能であるばかりでなく、
その上に敷設されるマットカバーおよびウォーターマッ
ト、また場合によってはウォーターマットの上面に敷設
される羊皮のムートン等の軟質弾性マットにより十分な
保湿性が維持されるために、電気保温カーペット特有の
水分吸収や静電気発生を抑えて人体に対して心地よい間
接保温作用を発揮する。
敷設される電気保温シートを有する場合には、該電気保
温シートによる適度の加熱が可能であるばかりでなく、
その上に敷設されるマットカバーおよびウォーターマッ
ト、また場合によってはウォーターマットの上面に敷設
される羊皮のムートン等の軟質弾性マットにより十分な
保湿性が維持されるために、電気保温カーペット特有の
水分吸収や静電気発生を抑えて人体に対して心地よい間
接保温作用を発揮する。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下において本発明の具体的な内
容を図の実施例をもとに説明すると、１はウォーターベ
ッドを構成する基台、２はマット、３は電気保温シー
ト、４はマットカバー、６はウォーターマット、１０は
軟質弾性マットをあらわす。 基台１は四本の脚により
床から一定の高さ位置に水平に保持され、しかもその平
面上にはゴムやウレタン等のある程度柔軟な材質のマッ
ト２が敷設される。 電気保温シート３は、通常は和室
の畳上やあるいは木製の床上等に敷設される一畳敷き程
度の大きさの市販の電気カーペットが安価でしかも使い
勝手が良好であり、また好ましくは設定温度を可変でき
るものがよい。
容を図の実施例をもとに説明すると、１はウォーターベ
ッドを構成する基台、２はマット、３は電気保温シー
ト、４はマットカバー、６はウォーターマット、１０は
軟質弾性マットをあらわす。 基台１は四本の脚により
床から一定の高さ位置に水平に保持され、しかもその平
面上にはゴムやウレタン等のある程度柔軟な材質のマッ
ト２が敷設される。 電気保温シート３は、通常は和室
の畳上やあるいは木製の床上等に敷設される一畳敷き程
度の大きさの市販の電気カーペットが安価でしかも使い
勝手が良好であり、また好ましくは設定温度を可変でき
るものがよい。
【００１４】マットカバー４は基台１上に載置可能な大
きさの略長方形をした柔軟な袋状シートであって、ポリ
エステルやナイロン等の樹脂シート、あるいは比較的薄
手のゴム等のような耐水性に富む材質のものが用いら
れ、しかも周端縁部を上方に立ち上がらせるとともに上
面に折り返して開口縁４ａを有し、これによって上面に
大きめの開口窓５を有している。 さらにウォーターマ
ット６は、ポリエステルその他の合成樹脂材、あるいは
ゴム等による軟質長方形袋体からなり、該袋体の角隅部
等適当箇所に給・排水可能な開口を有すると共に、該開
口には内部を密封できる密栓（図示省略）が取り付けら
れる。
きさの略長方形をした柔軟な袋状シートであって、ポリ
エステルやナイロン等の樹脂シート、あるいは比較的薄
手のゴム等のような耐水性に富む材質のものが用いら
れ、しかも周端縁部を上方に立ち上がらせるとともに上
面に折り返して開口縁４ａを有し、これによって上面に
大きめの開口窓５を有している。 さらにウォーターマ
ット６は、ポリエステルその他の合成樹脂材、あるいは
ゴム等による軟質長方形袋体からなり、該袋体の角隅部
等適当箇所に給・排水可能な開口を有すると共に、該開
口には内部を密封できる密栓（図示省略）が取り付けら
れる。
【００１５】さらに上記ウォーターマット６の袋体の内
部には、短辺６ａ方向に向けて一定の間隔を介して邪魔
壁７が、それぞれの上下端部のみを袋体に接着させて複
数箇所形成され、しかも各邪魔壁７の両端部には長辺６
ｂ端との間に隙間９が形成されている。 さらに邪魔壁
７には図６にあらわしたように複数の比較的小さな通孔
８が形成され、袋体内には水あるいはオイルその他流動
性の液体が適量（通常は全容積の半量程度）充填密封さ
れているとともに、袋体の一部が体圧により圧迫された
際に液体が通孔８および隙間９を通過して流動するため
に液体の短辺６ａ方向への流動を邪魔して流動を遅延さ
せるようになっている。
部には、短辺６ａ方向に向けて一定の間隔を介して邪魔
壁７が、それぞれの上下端部のみを袋体に接着させて複
数箇所形成され、しかも各邪魔壁７の両端部には長辺６
ｂ端との間に隙間９が形成されている。 さらに邪魔壁
７には図６にあらわしたように複数の比較的小さな通孔
８が形成され、袋体内には水あるいはオイルその他流動
性の液体が適量（通常は全容積の半量程度）充填密封さ
れているとともに、袋体の一部が体圧により圧迫された
際に液体が通孔８および隙間９を通過して流動するため
に液体の短辺６ａ方向への流動を邪魔して流動を遅延さ
せるようになっている。
【００１６】軟質弾性マット１０は、羊皮のムートンの
使用が静電気の発生がなく、しかも保温性および吸湿・
通気性および弾力性に優れ、床ずれの発生を予防するこ
とができる点で最良であるが、必ずしもこれに限られる
ものではなく、これに近い天然若しくは人口素材であっ
てもよい。
使用が静電気の発生がなく、しかも保温性および吸湿・
通気性および弾力性に優れ、床ずれの発生を予防するこ
とができる点で最良であるが、必ずしもこれに限られる
ものではなく、これに近い天然若しくは人口素材であっ
てもよい。
【００１７】上記した構成において、基台１上にマット
２を敷き、その上に電気保温シート３を設置するととも
に、さらにその上にマットカバー４を載せ、該マットカ
バー４の上面開口窓５からマットカバー４の内部に、そ
の長さ方向に向けて複数（図の実施例においては３枚）
のウォーターマット６を、それぞれの長辺６ｂを対向さ
せた状態にて並置させ、さらに必要に応じて各ウォータ
ーマット６上にわたってムートン等の軟質弾性マット１
０を敷設して使用する。 また上記実施例においては電
気保温シート３およびマットカバー４をウォーターベッ
ドの必須の構成要件としたが、必ずしもこれらを備えな
くとも本発明の意図する簡易型ウォーターベッドとして
の特徴を維持することができる。
２を敷き、その上に電気保温シート３を設置するととも
に、さらにその上にマットカバー４を載せ、該マットカ
バー４の上面開口窓５からマットカバー４の内部に、そ
の長さ方向に向けて複数（図の実施例においては３枚）
のウォーターマット６を、それぞれの長辺６ｂを対向さ
せた状態にて並置させ、さらに必要に応じて各ウォータ
ーマット６上にわたってムートン等の軟質弾性マット１
０を敷設して使用する。 また上記実施例においては電
気保温シート３およびマットカバー４をウォーターベッ
ドの必須の構成要件としたが、必ずしもこれらを備えな
くとも本発明の意図する簡易型ウォーターベッドとして
の特徴を維持することができる。
【００１８】
【発明の効果】本発明は上記した通り、軟質長方形袋体
の内部に適量の液体が充填密封されているとともに、体
圧による液体の短辺方向への流動を邪魔して遅延させる
邪魔壁が短辺方向に向けて一定の間隔を介して複数箇所
形成されたウォーターマットを、基台の長さ方向に向け
てそれぞれの長辺を対向させた状態にて複数並置してな
るものであるために、必要に応じて各個別のウォーター
マットを取り出し、またこれを清掃することができ、し
かも運搬移動も容易となるために、簡易型ウォーターベ
ッドとして取り扱い性がきわめて良好となる。
の内部に適量の液体が充填密封されているとともに、体
圧による液体の短辺方向への流動を邪魔して遅延させる
邪魔壁が短辺方向に向けて一定の間隔を介して複数箇所
形成されたウォーターマットを、基台の長さ方向に向け
てそれぞれの長辺を対向させた状態にて複数並置してな
るものであるために、必要に応じて各個別のウォーター
マットを取り出し、またこれを清掃することができ、し
かも運搬移動も容易となるために、簡易型ウォーターベ
ッドとして取り扱い性がきわめて良好となる。
【００１９】また上記のウォーターマットのほかに基台
上に載置可能な大きさの略長方形をした袋状シートであ
って、上面に大きめの開口窓をマットカバーを有する場
合においては、該マットカバーの内部に、その長さ方向
に向けて複数のウォーターマットを、それぞれの長辺を
対向させた状態にて複数並置させることができ、そのた
めに何れかのウォーターマットが損傷により内部の液体
が漏れ出し、あるいは要介護者が失禁や採尿漏れ等によ
って汚物等を流した場合においても、汚物がウォーター
マットの周辺に沿ってマットカバー内にすべて収容され
るので清掃が容易で衛生的であり、床下に滲み込んだり
して悪臭を放ち、また床下を腐敗したりするようなこと
がなくなる。
上に載置可能な大きさの略長方形をした袋状シートであ
って、上面に大きめの開口窓をマットカバーを有する場
合においては、該マットカバーの内部に、その長さ方向
に向けて複数のウォーターマットを、それぞれの長辺を
対向させた状態にて複数並置させることができ、そのた
めに何れかのウォーターマットが損傷により内部の液体
が漏れ出し、あるいは要介護者が失禁や採尿漏れ等によ
って汚物等を流した場合においても、汚物がウォーター
マットの周辺に沿ってマットカバー内にすべて収容され
るので清掃が容易で衛生的であり、床下に滲み込んだり
して悪臭を放ち、また床下を腐敗したりするようなこと
がなくなる。
【００２０】さらにウォーターマット上に羊皮のムート
ン等の軟質弾性マットを敷設する場合には保温性や通気
性が向上し、またウォーターベッドとしての弾力性が良
好となる。 またこの場合において、軟質弾性マットと
して皮革の天然のムートンを使用する場合においては、
天然のムートン自体が通常６０パーセント程度の水分を
含有し、自然呼吸性を有するために特に通気性がよく、
また吸湿ならびに保温性にも格段に優れ、しかも人体表
面と接する全表面にわたり体重負荷を均等に分散するこ
とができる特徴を有するウォーターマットとの相乗的作
用によって、最良の睡眠環境をつくり出すことができ
る。
ン等の軟質弾性マットを敷設する場合には保温性や通気
性が向上し、またウォーターベッドとしての弾力性が良
好となる。 またこの場合において、軟質弾性マットと
して皮革の天然のムートンを使用する場合においては、
天然のムートン自体が通常６０パーセント程度の水分を
含有し、自然呼吸性を有するために特に通気性がよく、
また吸湿ならびに保温性にも格段に優れ、しかも人体表
面と接する全表面にわたり体重負荷を均等に分散するこ
とができる特徴を有するウォーターマットとの相乗的作
用によって、最良の睡眠環境をつくり出すことができ
る。
【００２１】さらに基台上であって袋状シートの下面に
敷設される電気保温シートを有する場合には、該電気保
温シートによる適度の加熱が可能であるばかりでなく、
その上に敷設されるマットカバーおよびウォーターマッ
ト、また場合によってはウォーターマットの上面に羊皮
のムートン等の軟質弾性マットを敷設する場合において
は、電気保温シートによる加熱がウォーターマットや軟
質弾性マットを介在させた間接的加熱となり、十分な保
湿性が維持されるために、電気保温カーペット特有の水
分吸収や静電気発生を抑えて人体に対して心地よい間接
保温作用を発揮する。
敷設される電気保温シートを有する場合には、該電気保
温シートによる適度の加熱が可能であるばかりでなく、
その上に敷設されるマットカバーおよびウォーターマッ
ト、また場合によってはウォーターマットの上面に羊皮
のムートン等の軟質弾性マットを敷設する場合において
は、電気保温シートによる加熱がウォーターマットや軟
質弾性マットを介在させた間接的加熱となり、十分な保
湿性が維持されるために、電気保温カーペット特有の水
分吸収や静電気発生を抑えて人体に対して心地よい間接
保温作用を発揮する。
【図１】本発明の一実施例であるウォーターベッドの全
体斜視図。
体斜視図。
【図２】図１におけるＡ−Ａ線矢視方向の断面図。
【図３】図１におけるＢ−Ｂ線矢視方向の断面図。
【図４】ウォーターマットの平面図。
【図５】図４におけるＣ−Ｃ線矢視方向の断面図。
【図６】図４におけるＤ−Ｄ線矢視方向の断面図。
１ 基台 ２ マット ３ 電気保温シート ４ マットカバー ５ 開口窓 ６ ウォーターマット ７ 邪魔壁 ８ 通孔 ９ 隙間 １０ 軟質弾性マット
Claims (6)
- 【請求項１】軟質長方形袋体の内部に適量の液体が充填
密封されているとともに、体圧による液体の短辺方向へ
の流動を邪魔して遅延させる邪魔壁が短辺方向に向けて
一定の間隔を介して複数箇所形成されたウォーターマッ
トを、基台の長さ方向に向けてそれぞれの長辺を対向さ
せた状態にて複数並置してなるウォーターベッド。 - 【請求項２】軟質長方形袋体の内部に適量の液体が充填
密封されているとともに、体圧による液体の短辺方向へ
の流動を邪魔して遅延させる邪魔壁が短辺方向に向けて
一定の間隔を介して複数箇所形成されたウォーターマッ
トと、基台上に載置可能な大きさの略長方形をした袋状
シートであって、上面に大きめの開口窓を有するマット
カバーとからなり、該マットカバーの内部に、その長さ
方向に向けて複数のウォーターマットを、それぞれの長
辺を対向させた状態にて複数並置させるようにしたウォ
ーターベッド。 - 【請求項３】軟質長方形袋体の内部に適量の液体が充填
密封されているとともに、体圧による液体の短辺方向へ
の流動を邪魔して遅延させる邪魔壁が短辺方向に向けて
一定の間隔を介して複数箇所形成されたウォーターマッ
トと、基台上に載置可能な大きさの略長方形をした袋状
シートであって、上面に大きめの開口窓を有するマット
カバーと、該マットカバーの上面に載置される単数又は
複数の軟質弾性マットとからなり、マットカバーの内部
に、その長さ方向に向けて複数のウォーターマットを、
それぞれの長辺を対向させた状態にて複数並置するとと
もに、各ウォーターマット上にわたって軟質弾性マット
を敷設させてなることを特徴としたウォーターベッド。 - 【請求項４】軟質長方形袋体の内部に適量の液体が充填
密封されているとともに、体圧による液体の短辺方向へ
の流動を邪魔して遅延させる邪魔壁が短辺方向に向けて
一定の間隔を介して複数箇所形成されたウォーターマッ
トと、基台上に載置可能な大きさの略長方形をした袋状
シートであって、上面に大きめの開口窓を有するマット
カバーとからなり、マットカバーの内部に、その長さ方
向に向けて複数のウォーターマットを、それぞれの長辺
を対向させた状態にて複数並置させるとともに、前記基
台と袋状シートとの間に電気保温シートを敷設してなる
ウォーターベッド。 - 【請求項５】軟質長方形袋体の内部に適量の液体が充填
密封されているとともに、体圧による液体の短辺方向へ
の流動を邪魔して遅延させる邪魔壁が短辺方向に向けて
一定の間隔を介して複数箇所形成されたウォーターマッ
トと、基台上に載置可能な大きさの略長方形をした袋状
シートであって、上面に大きめの開口窓を有するマット
カバーとからなり、マットカバーの内部に、その長さ方
向に向けて複数のウォーターマットを、それぞれの長辺
を対向させた状態にて複数並置するとともに、前記基台
と袋状シートとの間に電気保温シートを敷設し、さらに
上記各ウォーターマット上にわたって軟質弾性マットを
敷設させてなることを特徴としたウォーターベッド。 - 【請求項６】マットカバーの上面に載置される軟質弾性
マットは、羊皮のムートンであるところの請求項３又は
請求項４又は請求項５に記載のウォーターベッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10158429A JPH11332696A (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | ウォーターベッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10158429A JPH11332696A (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | ウォーターベッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11332696A true JPH11332696A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=15671575
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10158429A Pending JPH11332696A (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | ウォーターベッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11332696A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6265360B1 (ja) * | 2017-07-28 | 2018-01-24 | エイシントラスト株式会社 | 疾病皮膚治療具及び褥瘡予防具 |
| CN113647771A (zh) * | 2021-08-18 | 2021-11-16 | 袁乐 | 一种新型多功能双层床 |
| JP2022161551A (ja) * | 2021-04-09 | 2022-10-21 | 弘喜 大海 | 調温マット |
-
1998
- 1998-05-22 JP JP10158429A patent/JPH11332696A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6265360B1 (ja) * | 2017-07-28 | 2018-01-24 | エイシントラスト株式会社 | 疾病皮膚治療具及び褥瘡予防具 |
| WO2019022260A1 (ja) * | 2017-07-28 | 2019-01-31 | エイシントラスト株式会社 | 疾病皮膚治療具及び褥瘡予防具 |
| JP2022161551A (ja) * | 2021-04-09 | 2022-10-21 | 弘喜 大海 | 調温マット |
| CN113647771A (zh) * | 2021-08-18 | 2021-11-16 | 袁乐 | 一种新型多功能双层床 |
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