JPH11332424A - 釣 竿 - Google Patents
釣 竿Info
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- JPH11332424A JPH11332424A JP15023798A JP15023798A JPH11332424A JP H11332424 A JPH11332424 A JP H11332424A JP 15023798 A JP15023798 A JP 15023798A JP 15023798 A JP15023798 A JP 15023798A JP H11332424 A JPH11332424 A JP H11332424A
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- reel
- rod
- finger
- diameter portion
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Abstract
(57)【要約】
【課題】小径部の範囲内にリール脚の最先端部分を位置
付けて固定することができるように構成することによっ
て、指掛け位置の自由度を向上させて、常に繊細な竿操
作を安定して行うことが可能な釣竿を提供する。 【解決手段】魚釣用リールのリール脚24を固定するこ
とが可能なリール固定部10を有する前側握り部12を
備えた釣竿であって、この握り部には、竿操作に際して
指を引っ掛けるための小径部20と、この小径部よりも
大径の大径部とが設けられており、リール脚をリール固
定部に固定する際に、小径部の範囲内にリール脚の前側
最先端部分24aを位置付けて固定することができるよ
うに構成されている。
付けて固定することができるように構成することによっ
て、指掛け位置の自由度を向上させて、常に繊細な竿操
作を安定して行うことが可能な釣竿を提供する。 【解決手段】魚釣用リールのリール脚24を固定するこ
とが可能なリール固定部10を有する前側握り部12を
備えた釣竿であって、この握り部には、竿操作に際して
指を引っ掛けるための小径部20と、この小径部よりも
大径の大径部とが設けられており、リール脚をリール固
定部に固定する際に、小径部の範囲内にリール脚の前側
最先端部分24aを位置付けて固定することができるよ
うに構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊細な竿操作性に
優れた釣竿に関する。
優れた釣竿に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、釣竿の握り部には、リール固定部
の前フードと後フードとの間の一部分に、他の部分より
も小径の小径部が形成されており、この小径部に指を引
っ掛けて握持することによって、繊細な竿操作ができる
ようになっている。即ち、この従来の握り部は、前フー
ドに隣接する部分と後フードに隣接する部分の径が、夫
々、小径部よりも大きくなっており、また、釣竿の軸芯
方向に沿って両側(竿先端方向及び竿後端方向)に延出
している魚釣用リールのリール脚のうち、竿先端方向に
延出したリール脚の最先端部分が、小径部を越えて前フ
ードに隣接した大径の握り部に達している。
の前フードと後フードとの間の一部分に、他の部分より
も小径の小径部が形成されており、この小径部に指を引
っ掛けて握持することによって、繊細な竿操作ができる
ようになっている。即ち、この従来の握り部は、前フー
ドに隣接する部分と後フードに隣接する部分の径が、夫
々、小径部よりも大きくなっており、また、釣竿の軸芯
方向に沿って両側(竿先端方向及び竿後端方向)に延出
している魚釣用リールのリール脚のうち、竿先端方向に
延出したリール脚の最先端部分が、小径部を越えて前フ
ードに隣接した大径の握り部に達している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように前フードと後フードとの間の一部分に小径部を形
成すると、握り部に対する指の当接位置が特定されてし
まうため、小径部に対する指掛け位置の自由度が限定さ
れてしまう。例えば釣り人の手の大きさや魚釣用リール
のサイズによっては、小径部に引っ掛けた指の一部又は
全部が、前フードに隣接した大径部分或いは前フード自
体に掛かってしまうため、上述したような繊細な竿操作
が困難に成ってしまう場合がある。
ように前フードと後フードとの間の一部分に小径部を形
成すると、握り部に対する指の当接位置が特定されてし
まうため、小径部に対する指掛け位置の自由度が限定さ
れてしまう。例えば釣り人の手の大きさや魚釣用リール
のサイズによっては、小径部に引っ掛けた指の一部又は
全部が、前フードに隣接した大径部分或いは前フード自
体に掛かってしまうため、上述したような繊細な竿操作
が困難に成ってしまう場合がある。
【0004】このような問題は、握り部の大径部分の外
周面に前後フードを配置してリール脚を挟持するといっ
た技術的固定観念や前後フードの径を統一するといった
技術的固定観念などによって、前フードと後フードとの
間の一部分に小径部の形成範囲を限定解釈していたこと
に起因している。
周面に前後フードを配置してリール脚を挟持するといっ
た技術的固定観念や前後フードの径を統一するといった
技術的固定観念などによって、前フードと後フードとの
間の一部分に小径部の形成範囲を限定解釈していたこと
に起因している。
【0005】本発明は、このような問題を解決するため
に成されており、その目的は、小径部の範囲内にリール
脚の最先端部分を位置付けて固定することができるよう
に構成することによって、指掛け位置の自由度を向上さ
せて、常に繊細な竿操作を安定して行うことが可能な釣
竿を提供することにある。
に成されており、その目的は、小径部の範囲内にリール
脚の最先端部分を位置付けて固定することができるよう
に構成することによって、指掛け位置の自由度を向上さ
せて、常に繊細な竿操作を安定して行うことが可能な釣
竿を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、魚釣用リールのリール脚を固定す
ることが可能なリール固定部を有する握り部を備えた釣
竿において、この握り部には、竿操作に際して指を引っ
掛けるための小径部と、この小径部よりも大径の大径部
とが設けられており、リール脚をリール固定部に固定す
る際に、小径部の範囲内にリール脚の最先端部分を位置
付けて固定することができるように構成されている。
るために、本発明は、魚釣用リールのリール脚を固定す
ることが可能なリール固定部を有する握り部を備えた釣
竿において、この握り部には、竿操作に際して指を引っ
掛けるための小径部と、この小径部よりも大径の大径部
とが設けられており、リール脚をリール固定部に固定す
る際に、小径部の範囲内にリール脚の最先端部分を位置
付けて固定することができるように構成されている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態に係
る釣竿について、添付図面を参照して説明する。図1に
示すように、本実施の形態の釣竿は、竿管2と、この竿
管2の基端から先端に亘って所定間隔で複数個設けられ
た釣糸ガイド4と、竿管2の基端側に設けられた握り部
6とを備えており、魚釣用リール8は、握り部6に設け
られたリール固定部10に固定させることができるよう
になっている。
る釣竿について、添付図面を参照して説明する。図1に
示すように、本実施の形態の釣竿は、竿管2と、この竿
管2の基端から先端に亘って所定間隔で複数個設けられ
た釣糸ガイド4と、竿管2の基端側に設けられた握り部
6とを備えており、魚釣用リール8は、握り部6に設け
られたリール固定部10に固定させることができるよう
になっている。
【0008】図2及び図3に示すように、握り部6は、
リール固定部10が設けられている前側握り部12と、
この前側握り部12よりも後ろ側であって且つ竿管2の
基端に設けられた後側握り部14とを備えている。な
お、これら前側握り部12及び後側握り部14は、夫
々、例えば、発泡樹脂、合成樹脂、天然コルク、人工コ
ルク、FRP素材などで形成することが可能である。
リール固定部10が設けられている前側握り部12と、
この前側握り部12よりも後ろ側であって且つ竿管2の
基端に設けられた後側握り部14とを備えている。な
お、これら前側握り部12及び後側握り部14は、夫
々、例えば、発泡樹脂、合成樹脂、天然コルク、人工コ
ルク、FRP素材などで形成することが可能である。
【0009】前側握り部12と後側握り部14とは互い
に離間して設けられており、これら前側握り部12と後
側握り部14との間には、所定径の竿管2が所定の長さ
だけ延在している。また、後側握り部14は、リール固
定部10の長さ寸法よりも短くなっている。なお、前側
握り部12と後側握り部14との間のに延在させる竿管
2の長さは、釣竿のバランスや使用目的、或いは、釣り
人の手や腕の長さ及び大きさ等に対応して最適な長さに
調整することが可能である。また、竿操作時の釣り服等
の当たりを防止するために、前側握り部12と後側握り
部14との間のに延在させる竿管2の直径は、約10m
m以下に設定することが好ましい。
に離間して設けられており、これら前側握り部12と後
側握り部14との間には、所定径の竿管2が所定の長さ
だけ延在している。また、後側握り部14は、リール固
定部10の長さ寸法よりも短くなっている。なお、前側
握り部12と後側握り部14との間のに延在させる竿管
2の長さは、釣竿のバランスや使用目的、或いは、釣り
人の手や腕の長さ及び大きさ等に対応して最適な長さに
調整することが可能である。また、竿操作時の釣り服等
の当たりを防止するために、前側握り部12と後側握り
部14との間のに延在させる竿管2の直径は、約10m
m以下に設定することが好ましい。
【0010】このように前側握り部12と後側握り部1
4との間に竿管2を延在させたことによって、釣竿の軽
量化を図ることができると共に、後側握り部14を前側
握り部12から離間して配置したことによって、例えば
後側握り部14に肘を当てて竿操作したり、前側握り部
12と後側握り部14とを両手で持って竿操作するとい
った種々の魚釣操作に対応した竿操作を行うことが可能
となる。
4との間に竿管2を延在させたことによって、釣竿の軽
量化を図ることができると共に、後側握り部14を前側
握り部12から離間して配置したことによって、例えば
後側握り部14に肘を当てて竿操作したり、前側握り部
12と後側握り部14とを両手で持って竿操作するとい
った種々の魚釣操作に対応した竿操作を行うことが可能
となる。
【0011】また、前側握り部12は、竿操作時に釣り
人の指(例えば、親指)を当接させることが可能な指当
面16を有する指当部18と、この指当部18から竿管
2の基端方向に所定の長さLだけ延出した握持把持部と
を備えており、この握持把持部は、指当部18よりも小
径で且つこの指当部18から竿管2の基端方向に所定の
長さL1だけ延出した小径部20と、この小径部20か
ら竿管2の基端方向に所定の長さ(L−L1)だけ延出
した大径部22とから構成されている。なお、握持把持
部の長さLは、釣り人の手の大きさ等を考慮して、約1
0cm以上に設定することが好ましい。
人の指(例えば、親指)を当接させることが可能な指当
面16を有する指当部18と、この指当部18から竿管
2の基端方向に所定の長さLだけ延出した握持把持部と
を備えており、この握持把持部は、指当部18よりも小
径で且つこの指当部18から竿管2の基端方向に所定の
長さL1だけ延出した小径部20と、この小径部20か
ら竿管2の基端方向に所定の長さ(L−L1)だけ延出
した大径部22とから構成されている。なお、握持把持
部の長さLは、釣り人の手の大きさ等を考慮して、約1
0cm以上に設定することが好ましい。
【0012】リール固定部10は、握持把持部の小径部
20側に設けられており、指当部18の指当面16とは
反対側の領域には、魚釣用リール8(図1参照)のリー
ル脚24を載置して固定することが可能なリール脚載置
面26が形成されている。
20側に設けられており、指当部18の指当面16とは
反対側の領域には、魚釣用リール8(図1参照)のリー
ル脚24を載置して固定することが可能なリール脚載置
面26が形成されている。
【0013】小径部20は、リール脚載置面26を含め
て全体的に、大径部22から指当部18に向かうに従っ
て連続的且つ滑らかに大きさ寸法が小さくなった先細り
形状を成している。このような小径部20の長さL1
は、釣り人の指(例えば、人差し指、中指)の指掛け位
置の自由度を向上させるために、約30mm以上に設定
することが好ましい。
て全体的に、大径部22から指当部18に向かうに従っ
て連続的且つ滑らかに大きさ寸法が小さくなった先細り
形状を成している。このような小径部20の長さL1
は、釣り人の指(例えば、人差し指、中指)の指掛け位
置の自由度を向上させるために、約30mm以上に設定
することが好ましい。
【0014】また、指当部18に隣接した部分の小径部
20の厚さ寸法T1及び幅寸法W1は、指当部18の大
きさ寸法よりも小さくなるように設定される。この場
合、指掛けの容易性及び安定性を考慮して、厚さ寸法T
1は、10〜16mmの範囲に設定することが好まし
く、幅寸法W1は、10〜18mm(更に好ましくは、
10〜15mm)の範囲に設定することが好ましい。
20の厚さ寸法T1及び幅寸法W1は、指当部18の大
きさ寸法よりも小さくなるように設定される。この場
合、指掛けの容易性及び安定性を考慮して、厚さ寸法T
1は、10〜16mmの範囲に設定することが好まし
く、幅寸法W1は、10〜18mm(更に好ましくは、
10〜15mm)の範囲に設定することが好ましい。
【0015】また、小径部20から連続的に形成された
大径部22は、竿管2の軸芯Aに沿って略平行に延出し
ており、その厚さ寸法T2及び幅寸法W2は、握持把持
性を考慮して設定される。この場合、幅寸法W2は、厚
さ寸法T2よりも大きく設定することが好ましい。具体
的には、幅寸法W2は、20〜28mm(更に好ましく
は、21〜25mm)の範囲に設定することが好まし
く、厚さ寸法T2は、15〜28mm(更に好ましく
は、20±3mm)の範囲に設定することが好ましい。
大径部22は、竿管2の軸芯Aに沿って略平行に延出し
ており、その厚さ寸法T2及び幅寸法W2は、握持把持
性を考慮して設定される。この場合、幅寸法W2は、厚
さ寸法T2よりも大きく設定することが好ましい。具体
的には、幅寸法W2は、20〜28mm(更に好ましく
は、21〜25mm)の範囲に設定することが好まし
く、厚さ寸法T2は、15〜28mm(更に好ましく
は、20±3mm)の範囲に設定することが好ましい。
【0016】従って、小径部20は、上記の設定条件を
満足するように、大径部22から指当部18に向かうに
従って連続的且つ滑らかに寸法が小さくなった先細り形
状に形成することが好ましい。特に、小径部20全体の
幅寸法の割合は、大径部22の幅寸法W2に対して約8
0%以下であって且つ30%以上に設定することが好ま
しい。このような割合に設定することによって、小径部
20に指を引っ掛けるように前側握り部12を握持した
状態での竿操作がし易くなる。
満足するように、大径部22から指当部18に向かうに
従って連続的且つ滑らかに寸法が小さくなった先細り形
状に形成することが好ましい。特に、小径部20全体の
幅寸法の割合は、大径部22の幅寸法W2に対して約8
0%以下であって且つ30%以上に設定することが好ま
しい。このような割合に設定することによって、小径部
20に指を引っ掛けるように前側握り部12を握持した
状態での竿操作がし易くなる。
【0017】この場合において、小径部20は、リール
脚載置面26とは反対側の面を、指当部18に向かって
先細り形状を成すと同時に、所定の下り勾配を成した傾
斜角度θ1で傾斜状に形成することが好ましい。具体的
には、この傾斜角度θ1は、指の引っかけ位置を決まり
易くさせるように、竿管2の軸芯Aに対してθ1=2°
〜20°(更に好ましくは、8°〜12°)の範囲に設
定することが好ましい。
脚載置面26とは反対側の面を、指当部18に向かって
先細り形状を成すと同時に、所定の下り勾配を成した傾
斜角度θ1で傾斜状に形成することが好ましい。具体的
には、この傾斜角度θ1は、指の引っかけ位置を決まり
易くさせるように、竿管2の軸芯Aに対してθ1=2°
〜20°(更に好ましくは、8°〜12°)の範囲に設
定することが好ましい。
【0018】そして、この小径部20に亘って形成され
たリール脚載置面26は、リール脚24を載置する際の
安定性や取付易さ等を考慮して、約15mmよりも大き
な幅を有する略平坦状に形成することが好ましい。この
場合、リール脚載置面26の材質は、前側握り部12の
材質よりも硬質の材料(例えば、人工コルクなど)で形
成することが好ましい。
たリール脚載置面26は、リール脚24を載置する際の
安定性や取付易さ等を考慮して、約15mmよりも大き
な幅を有する略平坦状に形成することが好ましい。この
場合、リール脚載置面26の材質は、前側握り部12の
材質よりも硬質の材料(例えば、人工コルクなど)で形
成することが好ましい。
【0019】更に、このリール脚載置面26は、所定の
下り勾配を成した傾斜角度θ2で傾斜状に形成すること
が好ましい。具体的には、この傾斜角度θ2は、竿管2
の軸芯Aに対してθ2=2°〜20°(更に好ましく
は、3°〜10°)の範囲に設定することが好ましい。
このような傾斜角度θ2に設定すると、このリール脚載
置面26にリール脚24を介して魚釣用リール8を固定
した場合(図1参照)、この魚釣用リール8からの釣糸
繰出方向S(図1参照)を例えば第1の釣糸ガイド4a
の中心に一致させることができる。この結果、第1の釣
糸ガイド4aによる抵抗を受けること無く、スムーズに
釣糸を繰り出すことが可能となる。なお、釣糸が第1の
釣糸ガイド4aの中心よりも若干外側(竿管2から離間
した側)に向くように、上記の傾斜角度θ2を設定して
も同様の作用効果を実現することができる。
下り勾配を成した傾斜角度θ2で傾斜状に形成すること
が好ましい。具体的には、この傾斜角度θ2は、竿管2
の軸芯Aに対してθ2=2°〜20°(更に好ましく
は、3°〜10°)の範囲に設定することが好ましい。
このような傾斜角度θ2に設定すると、このリール脚載
置面26にリール脚24を介して魚釣用リール8を固定
した場合(図1参照)、この魚釣用リール8からの釣糸
繰出方向S(図1参照)を例えば第1の釣糸ガイド4a
の中心に一致させることができる。この結果、第1の釣
糸ガイド4aによる抵抗を受けること無く、スムーズに
釣糸を繰り出すことが可能となる。なお、釣糸が第1の
釣糸ガイド4aの中心よりも若干外側(竿管2から離間
した側)に向くように、上記の傾斜角度θ2を設定して
も同様の作用効果を実現することができる。
【0020】また、上述したような各設定条件を全て満
足させた状態において、指当部18の指当面16が小径
部20の幅寸法W1よりも大きくなるように、指当部1
8の幅寸法W3を設定することが好ましい。具体的に
は、幅寸法W3は、20〜28mm(更に好ましくは、
21〜25mm)の範囲に設定することが好ましい。こ
の場合、指当部18の長さL2は、少なくとも20mm
以上に設定することが好ましい。更に、指当面16は、
略平坦状であって且つ大径部22の高さ位置よりも低い
位置に設定することが好ましい。このような設定するこ
とによって、竿操作時に、指(親指)を指当部18の指
当面16に対して安定して圧接させることが可能とな
り、竿操作がし易くなると共に指の疲労も生じない。
足させた状態において、指当部18の指当面16が小径
部20の幅寸法W1よりも大きくなるように、指当部1
8の幅寸法W3を設定することが好ましい。具体的に
は、幅寸法W3は、20〜28mm(更に好ましくは、
21〜25mm)の範囲に設定することが好ましい。こ
の場合、指当部18の長さL2は、少なくとも20mm
以上に設定することが好ましい。更に、指当面16は、
略平坦状であって且つ大径部22の高さ位置よりも低い
位置に設定することが好ましい。このような設定するこ
とによって、竿操作時に、指(親指)を指当部18の指
当面16に対して安定して圧接させることが可能とな
り、竿操作がし易くなると共に指の疲労も生じない。
【0021】リール載置面26にリール脚24を位置決
め固定させる方法としては、図2に示すように、まず、
リール脚24の前側最先端部分24a(即ち、竿管2の
先端方向に延出した延出端部)を指当部18に当て付け
るように、リール脚24をリール載置面26上に載置し
た後、リール脚24の前側最先端部分24a及び後側最
先端部分24bを所定の固定具で固定すれば良い。
め固定させる方法としては、図2に示すように、まず、
リール脚24の前側最先端部分24a(即ち、竿管2の
先端方向に延出した延出端部)を指当部18に当て付け
るように、リール脚24をリール載置面26上に載置し
た後、リール脚24の前側最先端部分24a及び後側最
先端部分24bを所定の固定具で固定すれば良い。
【0022】固定具としては、公知の固定具を用いるこ
とが可能であり、例えば、リングシート、締付バンド、
パイプシート、板シートなどを任意に選択的に利用する
ことが可能である。例えば、リングシートを利用した場
合、小径部20の領域内に位置付けられている前側最先
端部分24aを小径フード(図示しない)で固定し、大
径部22の領域に位置付けられている後側最先端部分2
4bを大径フード(図示しない)で固定すれば良い。
とが可能であり、例えば、リングシート、締付バンド、
パイプシート、板シートなどを任意に選択的に利用する
ことが可能である。例えば、リングシートを利用した場
合、小径部20の領域内に位置付けられている前側最先
端部分24aを小径フード(図示しない)で固定し、大
径部22の領域に位置付けられている後側最先端部分2
4bを大径フード(図示しない)で固定すれば良い。
【0023】このような固定具を利用してリール脚24
をリール脚載置面26に固定することによって、釣糸繰
出方向Sが第1の釣糸ガイド4a方向に向くように魚釣
用リール8を竿管2に固定させることができると同時
に、リール脚24の前側最先端部分24aを小径部20
内に位置付けることができる。
をリール脚載置面26に固定することによって、釣糸繰
出方向Sが第1の釣糸ガイド4a方向に向くように魚釣
用リール8を竿管2に固定させることができると同時
に、リール脚24の前側最先端部分24aを小径部20
内に位置付けることができる。
【0024】本実施の形態によれば、実際の竿操作に際
し、図4に示すように釣り人が前側握り部12を握持し
た場合でも、小径部20に対する指掛け位置の自由度を
拡大することができるため、繊細な竿操作の支点となる
指(図面上では、人差し指)を安定して且つ確実に小径
部20内に位置付けることができる。この結果、指の操
作範囲を拡大することができるため、特に人差し指を引
っ掛けて握持した状態での竿操作がし易くなり、繊細な
竿操作を安定して且つ疲労を伴うこと無く容易に行うこ
とが可能となる。
し、図4に示すように釣り人が前側握り部12を握持し
た場合でも、小径部20に対する指掛け位置の自由度を
拡大することができるため、繊細な竿操作の支点となる
指(図面上では、人差し指)を安定して且つ確実に小径
部20内に位置付けることができる。この結果、指の操
作範囲を拡大することができるため、特に人差し指を引
っ掛けて握持した状態での竿操作がし易くなり、繊細な
竿操作を安定して且つ疲労を伴うこと無く容易に行うこ
とが可能となる。
【0025】更に、本実施の形態によれば、リール脚2
4の前側最先端部分24aを固定するための固定具の取
付位置まで小径部20を延出させたことによって、魚釣
用リールの種類を問わず、常に、そのリール脚24の前
側最先端部分24aを小径部20の領域内に位置付ける
ことができる。この結果、魚釣用リールの種類を問わ
ず、常に、上述したような繊細な竿操作を行うことが可
能となる。
4の前側最先端部分24aを固定するための固定具の取
付位置まで小径部20を延出させたことによって、魚釣
用リールの種類を問わず、常に、そのリール脚24の前
側最先端部分24aを小径部20の領域内に位置付ける
ことができる。この結果、魚釣用リールの種類を問わ
ず、常に、上述したような繊細な竿操作を行うことが可
能となる。
【0026】なお、このような竿操作を更に向上させる
場合には、リール脚24のソール部の高さ程度の切欠溝
(図示しない)をリール脚載置面26に形成すれば、ソ
ール部をリール脚載置面26内に収容することができる
ため、リール脚載置面26をほぼ面一状態にすることが
できる。この結果、握持時の違和感や異物感等を無くす
ることができるため、更に繊細且つ安定した竿操作が可
能となる。
場合には、リール脚24のソール部の高さ程度の切欠溝
(図示しない)をリール脚載置面26に形成すれば、ソ
ール部をリール脚載置面26内に収容することができる
ため、リール脚載置面26をほぼ面一状態にすることが
できる。この結果、握持時の違和感や異物感等を無くす
ることができるため、更に繊細且つ安定した竿操作が可
能となる。
【0027】また、小径部20、又は、小径部20と大
径部22の一部において、リール脚載置面26とは反対
側の部分を膨出形成しても良い。このようにすることに
よって、その厚さ寸法T1,T2大きく且つその幅寸法
W1,W2を小さくすれば、握持時の釣竿の方向を安定
化させることができるため、竿操作を更にし易くするこ
とができる。
径部22の一部において、リール脚載置面26とは反対
側の部分を膨出形成しても良い。このようにすることに
よって、その厚さ寸法T1,T2大きく且つその幅寸法
W1,W2を小さくすれば、握持時の釣竿の方向を安定
化させることができるため、竿操作を更にし易くするこ
とができる。
【0028】更に、指当部18と小径部20との隣接部
分は、図面上において、その一例として、段差状に形成
しているが、釣り人の指の形状や寸法に合わせて当たり
具合が良くなるように、例えば滑らかな傾斜形状にした
り、凹曲面形状にすることが好ましい。
分は、図面上において、その一例として、段差状に形成
しているが、釣り人の指の形状や寸法に合わせて当たり
具合が良くなるように、例えば滑らかな傾斜形状にした
り、凹曲面形状にすることが好ましい。
【0029】また、本発明の他の実施の形態として、例
えば図5及び図6に示すように、単一の握り部6を有す
る釣竿においても、リール脚載置面26にリール脚24
を固定した際に、その後側最先端部分24bが小径部2
0の領域内に位置付けられるように構成すれば、上述し
た実施の形態と同様の作用効果を実現することができ
る。なお、この実施の形態の釣竿では、例えば、後側最
先端部分24bの小径部20に引っ掛けた薬指及び小指
を支点として、指当部18に人差し指を当て付けて釣竿
に微妙な力を加えることによって、釣竿の繊細な操作が
される。
えば図5及び図6に示すように、単一の握り部6を有す
る釣竿においても、リール脚載置面26にリール脚24
を固定した際に、その後側最先端部分24bが小径部2
0の領域内に位置付けられるように構成すれば、上述し
た実施の形態と同様の作用効果を実現することができ
る。なお、この実施の形態の釣竿では、例えば、後側最
先端部分24bの小径部20に引っ掛けた薬指及び小指
を支点として、指当部18に人差し指を当て付けて釣竿
に微妙な力を加えることによって、釣竿の繊細な操作が
される。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、小径部の範囲内にリー
ル脚の最先端部分を位置付けて固定することができるよ
うに構成することによって、指掛け位置の自由度を向上
させ、常に繊細な竿操作を安定して行うことが可能な釣
竿を提供することができる。
ル脚の最先端部分を位置付けて固定することができるよ
うに構成することによって、指掛け位置の自由度を向上
させ、常に繊細な竿操作を安定して行うことが可能な釣
竿を提供することができる。
【図1】本発明の一実施の形態に係る釣竿の構成を示す
図。
図。
【図2】本発明に適用した前側握り部の構成を示す側面
図。
図。
【図3】本発明に適用した前側握り部の構成を示す上面
図。
図。
【図4】前側握り部を握持した状態を示す図。
【図5】本発明の他の実施の形態に適用した握り部の構
成を示す側面図。
成を示す側面図。
【図6】本発明の他の実施の形態に適用した握り部の構
成を示す上面図。
成を示す上面図。
10 リール固定部 12 前側握り部 20 小径部 24 リール脚 24a前側最先端部分
Claims (1)
- 【請求項1】 魚釣用リールのリール脚を固定すること
が可能なリール固定部を有する握り部を備えた釣竿にお
いて、 この握り部には、竿操作に際して指を引っ掛けるための
小径部と、この小径部よりも大径の大径部とが設けられ
ており、 前記リール脚を前記リール固定部に固定する際に、前記
小径部の範囲内に前記リール脚の最先端部分を位置付け
て固定することが可能な釣竿。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15023798A JPH11332424A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 釣 竿 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15023798A JPH11332424A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 釣 竿 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11332424A true JPH11332424A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=15492566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15023798A Pending JPH11332424A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 釣 竿 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11332424A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008118927A (ja) * | 2006-11-13 | 2008-05-29 | Shimano Inc | 釣り竿のグリップ |
JP2018007582A (ja) * | 2016-07-11 | 2018-01-18 | 株式会社シマノ | 釣竿 |
JP2019062918A (ja) * | 2019-01-27 | 2019-04-25 | 株式会社シマノ | 釣竿 |
-
1998
- 1998-05-29 JP JP15023798A patent/JPH11332424A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008118927A (ja) * | 2006-11-13 | 2008-05-29 | Shimano Inc | 釣り竿のグリップ |
JP2018007582A (ja) * | 2016-07-11 | 2018-01-18 | 株式会社シマノ | 釣竿 |
JP2019062918A (ja) * | 2019-01-27 | 2019-04-25 | 株式会社シマノ | 釣竿 |
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