JPH11331606A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH11331606A
JPH11331606A JP10296010A JP29601098A JPH11331606A JP H11331606 A JPH11331606 A JP H11331606A JP 10296010 A JP10296010 A JP 10296010A JP 29601098 A JP29601098 A JP 29601098A JP H11331606 A JPH11331606 A JP H11331606A
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JP
Japan
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image
unit
processing
line segment
smoothing
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Pending
Application number
JP10296010A
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English (en)
Inventor
Masanori Oyama
真紀 大山
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低濃度の地肌汚れと高周波ノイズ部を除去す
ることで網点画像で発生するモアレや地汚れを抑制する
ことができる画像処理装置を提供すること。 【解決手段】 入力画像データは地肌除去部2に送ら
れ、高周波ノイズ除去部3を介して、変倍処理部4に、
その後、強調画像を生成する強調処理部5と平滑画像を
生成する平滑処理部6に送られる。強調処理部5が処理
した画像データと平滑処理部6が処理した画像データ
は、セレクタ8に送られ、線分検出信号生成部7が与え
る切り替え信号に応じて、強調処理部5または平滑処理
部6が与える画像データを選択して出力する。地肌除去
部2では、コピーによる地肌汚れ等の複写品質の低下を
防止するために地肌などの低濃度を除去する。図2の例
では、入力濃度(id)が0から32の場合は出力濃度
を0とし、低濃度部分を飛ばして白黒はっきりした文字
を再現するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、網点画像でのモア
レの発生を防止し、地肌汚れを抑制することができる画
像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スキャナで読み取った画像データが表す
画像の文字部の解像力を改善し、絵柄部の階調性を改善
する画像再現において画質の向上を行う機能を有した画
像処理装置が種々提案されている。例えば、特開平9−
65118号公報記載の発明では、画像入力装置より入
力された画像データに対して、エッジの有無を判定する
エッジ判定手段の判定結果より、複数の階調処理手段の
うちどれか1つを選択し、画像エッジの再現性を向上さ
せて良好な画像出力を得ようとしている。また、特開平
8−18777号公報記載の発明では、読み取り信号か
ら原稿の文字領域と写真領域とを分離し、その領域信号
に従ってフィルタ処理を切り替えることにより、文字画
像と写真領域をそれぞれ鮮明に表す画像データを得よう
としている。さらに、画像入力装置より入力された画像
データに対して、線分の有無を判定する線分判定手段の
結果より、文字領域と写真領域の処理方法を変えること
で画像が良好な出力を得る技術も提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た画像処理装置では、文字/写真領域分離処理の完全な
領域分離が困難であり、分離処理ミスにより、画像が著
しく汚くなり、また、文字/写真領域分離を行うとFI
FO(先入れ先出し)メモリが多数必要となるため、ハ
ードコストが高価になってしまうという問題があった。
さらに、エッジ検出によりフィルタ処理を切り替える方
法では、網点画像のモアレの発生や地肌汚れの発生を防
ぐことができないという問題があった。加えて、上記に
示されるような画像処理装置では、文字領域か写真領域
かで処理を切り替える処理だけでは元の画像が再現でき
ないという問題もあった。
【0004】そこで、本発明の第1の目的は、入力され
た画像データに対して、低濃度の地肌汚れと高周波ノイ
ズ部を除去することで、網点画像で発生するモアレや地
汚れを抑制することができる画像処理装置を提供するこ
とである。また、本発明の第2の目的は、入力された画
像データに対して線分の有無を判定する線分判定手段結
果に基づき、処理手段を切り替えることにより、文字、
写真、網点画像の混在した原稿でも良好な画像を得るこ
とができる画像処理装置を提供することである。
【0005】本発明の第3の目的は、入力された画像デ
ータに対して、低濃度の地肌汚れと高周波ノイズ部を除
去し、かつ線分の有無を判定する線分判定結果に基づ
き、処理手段を切り替えることにより、網点画像におけ
るモアレを抑制し、原稿上の画像領域に適する解像力と
階調性を再生することができる画像処理装置を提供する
ことである。本発明の第4の目的は、入力された画像デ
ータに対して、画質モードに適した地肌除去手段と高周
波ノイズ除去手段を選択することにより、低濃度の地肌
汚れと高周波ノイズ部を除去することができ、網点画像
で発生するモアレや地肌汚れを抑制できる画像処理装置
を提供することである。
【0006】本発明の第5の目的は、入力された画像デ
ータに対して変倍率に適した、各処理部のフィルタマト
リクスサイズが選択され、任意の変倍率に対して良好な
画像を得ることができる画像処理装置を提供することで
ある。本発明の第6の目的は、入力された画像データに
対して画質モードに適した、各処理部のフィルタマトリ
クス係数が選択され、線分の有無を判定する線分判定手
段結果に基づき、処理手段を切り替えることにより、文
字、写真、網点画像の混在した原稿を1回のコピー操作
で、ともに良好な画像を得ることができる画像処理装置
を提供することである。また、本発明の第7の目的は、
入力された画像データに対して、低濃度の地肌汚れと高
周波ノイズ部を除去し、かつ線分の有無を判定する線分
判定結果に基づき、処理部を切り替えることにより、網
点画像におけるモアレを抑制し、原稿上の画像領域に適
する解像力と階調性を再生することができる画像処理装
置を提供することである。
【0007】本発明の第8の目的は、入力された画像デ
ータに対して、画像処理判定部の判定結果に基づき、画
像を補正することにより、低濃度の地肌汚れ等を抑制
し、良好な画像を得ることができる画像処理装置を提供
することである。本発明の第9の目的は、入力された画
像データに対して画像モードに適した、画像補正を行う
手段と、画像処理を行うかどうかを判定する手段が選択
され、その判定結果に基づき、処理を切り替えることに
より、画質モードに適した良好な画像を得ることができ
る画像処理装置を提供することである。本発明の第10
の目的は、入力された画像データに対して、線分の有無
を判定する線分検出手段と画像処理を行うかどうかを判
定する画像処理判定手段の結果に基づき、処理手段を換
えることにより、文字、写真、網点画質の混在した原稿
を、1回のコピー操作で、ともに良好な画像を得ること
ができる画像処理装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、原稿画像を光学的に読み取る読取手段と、この読取
手段で読み取った画像に対して、所定の画像処理を施す
画像処理手段と、この画像処理手段で得られた画像デー
タを出力する画像出力手段とを備え、前記画像処理手段
が低濃度の地肌汚れを除去するための地肌除去部と、高
周波ノイズ部を除去する高周波ノイズ除去部とを備えた
ことで、前記第1の目的を達成する。
【0009】請求項2記載の発明では、原稿画像を光学
的に読み取る読取手段と、この読取手段で読み取った画
像に対して、所定の画像処理を施す画像処理手段と、こ
の画像処理手段で得られた画像データを出力する画像出
力手段とを備え、前記画像処理手段が強調処理を行う強
調処理部と、平滑化処理する平滑化処理部と、線分の有
無を判定する線分判定部とを備え、この線分判定部の判
定結果に基づき、強調処理部が強調処理した画像データ
と平滑化処理部が平滑化処理した画像データの一方を前
記画像出力手段から出力する画像データとして選択する
選択手段をさらに備えたことで、前記第2の目的を達成
する。
【0010】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
画像処理装置において、前記画像処理手段が強調処理を
行う強調処理部と、平滑化処理する平滑化処理部と、線
分の有無を判定する線分判定部とを備え、この線分判定
部の判定結果に基づき、強調処理部が強調処理した画像
データと平滑化処理部が平滑化処理した画像データの一
方を前記画像出力手段から出力する画像データとして選
択する選択手段をさらに備えたことで、前記第3の目的
を達成する。
【0011】請求項4記載の発明では、請求項1記載の
画像処理装置において、操作者が任意の画質モードを選
択する画質モード選択手段を備え、この画質モード選択
手段の選択により、画質モードに適した地肌除去部と高
周波除去部が選択されることで、前記第4の目的を達成
する。
【0012】請求項5記載の発明では、請求項2または
請求項3記載の画像処理装置において、操作者が任意の
変倍率を選択する変倍率選択手段を備え、この変倍率選
択手段により、変倍率に適した強調処理部と平滑化処理
部と線分判定処理部のフィルタマトリクスサイズが選択
されることで、前記第5の目的を達成する。
【0013】請求項6記載の発明では、請求項2、請求
項3または請求項5記載の画像処理装置において、操作
者が任意の画質モードを選定する画質モード選定手段を
備え、この画質モード選定手段の選定により、画質モー
ドに適した強調処理部と、平滑化処理部と、線分判定処
理部のフィルタマトリクス係数が選定され、線分判定部
の判定結果に基づき、強調処理部が強調処理した画像デ
ータと平滑化処理部が平滑化処理した画像データの一方
を前記出力手段の出力画像データとして選択されること
で、前記第6の目的を達成する。
【0014】請求項7記載の発明では、請求項4記載の
画像処理装置において、前記画像処理手段が強調処理を
行う強調処理部と、平滑化処理する平滑化処理部と、線
分の有無を判定する線分判定部とを備えた画像処理装置
であって、操作者が任意の変倍率を選択する変倍率選択
手段と、操作者が任意の画質モードを選定する画質モー
ドを選定手段とを備え、前記変倍率選択手段により、変
倍率に適した強調処理部と平滑化処理部と線分判定処理
部のフィルタマトリクスサイズが選択され、線分判定部
の判定結果に基づき、強調処理した画像データと平滑化
処理した画像データの一方を前記出力手段の出力画像デ
ータとして選択され、前記画質モード選定手段の選定に
より、画質モードに適した強調処理部と、平滑化処理部
と、線分判定処理部のフィルタマトリクス係数が選定さ
れ、線分判定部の判定結果に基づき、強調処理部が強調
処理した画像データと平滑化処理部が平滑化処理した画
像データの一方を前記出力手段の出力画像データとして
選択されることで、前記第7の目的を達成する。
【0015】請求項8記載の発明では、原稿画像を光学
的に読み取る読取手段と、この読取手段で読み取った画
像に対して、所定の画像処理を施す画像処理手段と、こ
の画像処理手段で得られた画像データを出力する画像出
力手段とを備え、画像処理手段が画像処理の判定を行う
画像処理判定部と、画像を補正する画像補正部とを備
え、画像処理判定部の判定結果に基づき画像補正部が画
像補正を行うことで、前記第8の目的を達成する。
【0016】請求項9記載の発明では、請求項8記載の
画像処理装置において、操作者が操作部から任意の画質
モードを選択する画質モード選択手段を備え、この画質
モード選択手段の選択により、画質モードに適した画像
処理判定部と画像補正部が選択されることで、前記第9
の目的を達成する。
【0017】請求項10記載の発明では、請求項8記載
の画像処理装置において、前記画像処理手段が強調処理
を行う強調処理部と、平滑化処理する平滑化処理部と、
線分の有無を判定する線分判定部とを備えた画像処理装
置であって、操作者が操作部から任意の画質モードを選
択する画質モード選択手段を備え、この画質モード選択
手段の選択により、画質モードに適した強調処理部と、
平滑化処理部と、線分判定処理部のフィルタマトリクス
係数が選択され、線分判定部の判定結果に基づき、強調
処理部が強調処理した画像データと平滑化処理部が平滑
化処理した画像データの一方を前記出力手段の出力画像
データとして選択され、選択された出力画像データを画
像処理判定部の判定結果に基づき画像補正部が画像補正
を行うことで、前記第10の目的を達成する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を、図1ないし図27を参照して詳細に説明する。図1
は、本実施の形態の構成概要を示した図である。スキャ
ナ1から入力された入力画像データは地肌除去部2に送
られる。そして、高周波ノイズ除去部3を介して、画像
情報変倍を行う変倍処理部4に、その後、強調画像を生
成する強調処理部5と平滑画像を生成する平滑処理部6
に送られる。強調処理部5が処理した画像データと平滑
処理部6が処理した画像データは、セレクタ8に送られ
る。セレクタ8は線分検出信号生成部7が与える切り替
え信号に応じて、強調処理部5が与える画像データまた
は平滑処理部6が与える画像データを選択して出力す
る。
【0019】地肌除去部2では、コピーによる地肌汚
れ、また複数世代にわたってコピーをとっていく場合の
複写品質の低下を防止するために、地肌などの低濃度を
除去する。これにより良好な画質を得ることができる。
低濃度除去手段の一例として、スキャナγを用いた例を
あげる。図2はスキャナγの一例を示した図である。こ
の例では入力濃度(id)が0から32の場合は出力濃
度を0とし、低濃度部分を飛ばして白黒はっきりした文
字を再現するようにしている。図3に示すように、入力
濃度と出力濃度に対応したテーブルをもち、地肌汚れな
どの低濃度を除去することができ、高周波除去部では、
網点画像に見られるモアレの原因である高周波成分を除
去することができる。
【0020】次に、高周波除去手段の一例として、平滑
化フィルタを用いた例をあげる。図4は高周波ノイズの
除去部の例であり、平滑化フィルタを用いて画像処理を
行うことにより網点画像にみられるモアレを除去してい
る。図5はMTF補正フィルタ(a)、平滑化フィルタ
(b)の例を、図6は線分検出フィルタの例をあげた図
である。強調処理の例としてMTF(変調伝達関数)補
正フィルタ処理を行う。また、平滑化処理の例として平
滑フィルタ処理を行う。注目画素に対して図6に例示し
たフィルタを用いてマトリクス演算を行い、その結果と
しきい値の比較を行い線分と非線分の判定を行う。 |注目画素|>しきい値 線分 |注目画素|<しきい値 非線分 この結果より線分であれば図5(a)に示したMTF補
正フィルタを用いて強調処理を行い、非線分であれば図
5(b)に示した平滑化フィルタを用いて平滑処理を行
う。
【0021】図7は、本発明の第2の実施形態の構成概
要を示した図である。スキャナ11から入力された入力
画像データは、地肌除去部12に送られ、地肌除去部1
2では操作者が操作部13より任意の画質モードを選択
することにより、画質モードに適した地肌処理手段が選
択され、低濃度の地肌汚れを除去する。そして、高周波
ノイズ除去部14に送られる。高周波ノイズ除去部14
では、操作者が操作部13より任意の画質モードを選択
することにより、画質モードに適した高周波除去手段が
選択され、モアレの原因となる周波数成分を除去する。
【0022】次に、変倍処理部15に送られる。操作者
が操作部16から任意の変倍率を選択することにより、
選択された変倍率に適したフィルタマトリクスサイズが
フィルタマトリクスサイズ処理部17で選択される。そ
して、操作者が操作部13より任意の画質モードを選択
することにより、画質モードに適したフィルタマトリク
ス係数がフィルタマトリクス処理部18によって選択さ
れる。操作者が操作部13、16より任意の画質モード
と変倍率を選択することにより、画質モードと変倍率に
適した強調処理を行う手段と、平滑化処理する手段と、
線分の有無を判定する線分判定手段が選択される。強調
処理部19が処理した画像データと平滑処理部20が処
理した画像データは、セレクタ22に送られる。セレク
タ22は線分判定処理部21が与える切り替え信号に応
じて、強調処理部19が与える画像データ又は平滑処理
部20が与える画像データを選択して出力する。
【0023】地肌除去部12では、コピーによる地肌汚
れ、複数世代にわたってコピーをとっていく場合におけ
る複写品質の低下を防止するために地肌などの低濃度を
除去する。また、操作者が操作部より任意の画質モード
を選択することにより、選択された画質モードに適した
低濃度除去手段が選択される。こうして画質モードに応
じた良好な画質を得ることができる。低濃度除去手段の
一例として、スキャナγを用いた例をあげる。図8
(a)(b)(c)はスキャナγの一例をあげた図であ
る。文字モードのスキャナγの例を図8(a)に示して
ある。入力濃度(id)が0から48の場合は出力濃度
を0とし、低濃度部分を飛ばしている。これより、操作
者が操作部13より文字モードを選択した場合、文字を
はっきり出したいという要望通りに白黒はっきりした画
像を出すことができる。写真モードのスキャナγの例を
図8(c)に示してある。入力濃度(id)が0から1
6の場合は出力濃度を0とする。文字モードのスキャナ
γ(図8(a))と比べて階調を出すように低濃度部分
を飛ばしていない。
【0024】文字/写真モードのスキャナγの例を図8
(b)に示してある。入力濃度(id)が0から32の
場合は出力濃度を0とする。低濃度を飛ばしてかつ階調
を出せるようになっている。このように操作者が操作部
13より任意の画質モードを選択することにより、画質
モードに適した低濃度除去手段がされ、操作者が得たい
画像を得ることができる。
【0025】高周波ノイズ除去部14では、網点画像に
見られるモアレの原因である高周波成分を除去する。操
作者が操作部13より任意の画質モードを選択すること
により、選択された画質モードに適した高周波除去手段
が選択される。このことより画質モードに応じた良好な
画質を得ることができる。高周波除去手段の一例とし
て、平滑化フィルタを用いた例をあげる。図9(a)
(b)(c)は画質モードに対する平滑化フィルタの例
を示した図である。文字モードの平滑化フィルタの例を
図9(a)に示してある。平滑化フィルタをかけると画
像データがぼやけてしまうので、文字には平滑化フィル
タをかけないようにスルーにしている。
【0026】写真モードの平滑化フィルタの例を図9
(c)に示してある。写真モードの平滑化フィルタは周
りとの画素の平均をとることにより画像が全体的にぼや
け、写真原稿のコピーをとる際に問題となるモアレの発
生を抑えている。文字/写真モードの平滑化フィルタの
例を図9(b)に示してある。文字/写真モードの平滑
化フィルタは(a)と(c)を足した状態になっている
ので文字は強調され、かつモアレの発生を防ぐことがで
きるようになっている。このように操作者が操作部13
より任意の画質モードを選択することにより、画質モー
ドに適した高周波除去がなされ、操作者が得たい画像を
得ることができる。
【0027】変倍処理部15では操作者が操作部16よ
り任意の変倍率を選択することより、変倍率に適した強
調処理部19と平滑化処理部20と線分判定処理部21
のフィルタマトリクスサイズが選択される。図10は変
倍率と強調処理部19と平滑化処理部20と線分判定処
理部21のマトリクスサイズの対応の例を示した表であ
る。図10に示すように、操作者が操作部16より任意
の変倍率を選択することにより、変倍率に適したマトリ
クスサイズが選択される。変倍率が大きくなるにつれて
マトリクスサイズも大きく設定する。これより、良好な
画像を得ることができる。操作者が操作部13より任意
の画質モードを選択することにより、画質モードに適し
た処理方法が選択される。
【0028】図11は画質モードに適した処理手順を選
ぶ場合のフローチャートである。例えば、操作者が文字
モードを選択した場合、文字モードに適した強調処理手
段、平滑処理手段、線分判定部手段が選択される。フロ
ーチャートではまず、文字モードかを確認し(ステップ
30)、文字モードなら(ステップ30;Y)、文字モ
ードに適したMTF補正フィルタ、平滑フィルタ、線分
検出フィルタを決定する(ステップ32)。一方、文字
モードでなければ(ステップ30;N)、文/写モード
であるかを確認する(ステップ31)。文/写モードな
ら(ステップ31;Y)、文/写モードに適したMTF
補正フィルタ、平滑フィルタ、線分検出フィルタを決定
する(ステップ33)。文/写モードでなければ(ステ
ップ31;N)、写真モードに適したMTF補正フィル
タ、平滑フィルタ、線分検出フィルタを決定する(ステ
ップ34)。
【0029】図12は画質モードと各処理部の処理方法
の対応を示したものであり、ここに示すように画質モー
ドに適した処理方法が選択される。強調処理の例として
MTF補正フィルタ処理を、また平滑化処理の例として
平滑フィルタ処理を行う。図13(a)(b)(c)は
画質モードによるMTF補正フィルタ係数を、図14
(a)(b)(c)は画質モードによる平滑化フィルタ
係数を示した図である。例えば、操作者が文字モードを
選択した場合、強調処理部19は、強度の強いMTF補
正フィルタ係数(図13(a))が選択され、平滑化処
理部20では平滑化フィルタをスルー(もしくは弱い平
滑化フィルタ)(図14(a))が選択され、文字をく
っきり、はっきり出すよう、文字に適した処理が行われ
る。線分判定部21では文字であること(線分であるこ
と)を検出しやすいように、線分が検出しやすい処理を
行う。
【0030】図15(a)(b)(c)に線分判定フィ
ルタの一例を、図16に線分検出判定部による処理の切
り替えのフローチャートを示してある。線分判定部21
より線分であれば強調処理部19が選択され、非線分で
あれば平滑処理部20が選択される。図16でのフロー
チャートではまず、線分判定部21で線分を検出し(ス
テップ40)、線分であれば(ステップ41;Y)、強
調処理を行い(ステップ42)、線分でなければ(ステ
ップ41;N)、平滑化処理を行う(ステップ43)。
【0031】続いて、 線分検出判定部の処理方法を説
明する。注目画素に対して図15に示したフィルタを用
いてマトリクス演算を行い、その結果としきい値の比較
を行い線分と非線分の判定を行う。 |注目画素|>しきい値 線分 |注目画素|<しきい値 非線分 画質モードにより線分判定のしきい値を変える。
【0032】図17は画質モードとしきい値の対応を示
した表である。この表に示すように、画質モードにより
しきい値を変えることで画質モードに適した処理を行
う。例えば、文字モードであればしきい値を小さくして
線分を検出しやすくし、写真モードであればしきい値を
大きくして線分を検出しにくくしている。これは、文字
モードであれば、強調処理された画像を、写真モードで
あれば平滑化処理された画像を選択しやすくしている。
【0033】図18に本発明の他の実施の形態の概要を
示してある。まず、スキャナ30から入力された入力画
像データはまず、地肌除去部31に送られる。地肌除去
部31では操作者が操作部より任意の画質モードを選択
することにより、画質モードに適した地肌処理手段が選
択され、低濃度の地肌汚れを除去する。次に、高周波ノ
イズ除去部32に送られる。高周波ノイズ除去部32で
は操作者が操作部より任意の画質モードを選択すること
により、画質モードに適した高周波除去手段が選択さ
れ、モアレの原因となる周波数成分を除去する。その
後、変倍処理部33に送られる。操作者が操作部より任
意の変倍率を選択することにより、選択された変倍率に
適したフィルタマトリクスサイズが選択される。そし
て、操作者が操作部より任意の画質モードを選択するこ
とにより、画質モードに適した強調処理と平滑化処理と
線分判定処理を行うフィルタマトリクス係数及び、画像
補正処理部と、画像処理判定処理部が選択される。
【0034】操作者が操作部より任意の画質モードと変
倍率を選択することにより、画質モードと変倍率に適し
た強調処理を行う手段と、平滑化する手段と、画像補正
処理を行う手段と、線分の有無を判定する線分判定手段
と画像処理を行うかどうか判定する画像処理判定手段が
選択される。強調処理部36が処理した画像データと平
滑処理部38が処理した画像データと画像補正部39が
処理した画像データはセレクタ37に送られる。セレク
タ37は線分判定手段部40と画像補正判定手段部が与
える切り替え信号に応じて、強調処理部36が与える画
像データまたは平滑処理部38が与える画像データまた
は画像補正部が与えるデータを選択して出力する。
【0035】この実施の形態を図19のフローチャート
を参照して説明する。画像処理判定部では、画像処理を
行うかどうかを判定する(ステップ41)。画像処理判
定部の判定結果に基づき、画像処理を行う場合(ステッ
プ41;Y)、画像補正部で補正された画像データが選
択され出力される(ステップ43)。例えば均一濃度黒
ベタ部をCCDで読み取ると、CCDに読み込まれる理
想データは全て255である。しかし、CCD素子個々
の感度ばらつき、光源光量の変動、キャリッジの送りム
ラなどのさまざまな要因により、実際にどうしてもばら
つきを生じてしまう。このばらつきをもったままMTF
フィルタをかけると、ばらつきがさらに広がってしま
い、コピーで再現した際に均一濃度黒ベタ部に白抜け等
が生じる。この実施の形態では、画像処理判定部を具備
し、画像処理を行うかどうか判断する。その判定結果に
基づき、画像補正部で補正された画像データが選択さ
れ、出力される。画像補正部により、ばらつきをもった
画像データは補正され理想データに近いデータとなる
(図20参照)。
【0036】画像処理判定部と画像補正部の例を図21
および図22のフローチャートを参照して説明する。操
作者が操作部より任意の変倍率を選択することにより変
倍率に応じたフィルタサイズが決定する(ステップ5
0)。例として3×5フィルタが選択された場合で説明
を行う。3×5=15画素の各画素データの隣画素との
差を求める(ステップ51)。差の最大値(A)を差分
最大値とする。この例では8である。そして差分しきい
値(B 実施例では10)と比較して(ステップ5
2)、AがBより小さいのであれば(ステップ52;
Y)、それは読み取り系における誤差であると判断し、
均一濃度とみなして画像補正処理を行う(ステップ5
3)。
【0037】即ち、A<Bのときは、画像補正処理を行
い、A>Bのときは、画像補正処理を行わない(ステッ
プ56)。ここで、Aは差分最大値であり、Bは差分し
きい値である。画像補正処理部では(ステップ54)、
画像処理判定部の判定結果に基づき、補正を行う(ステ
ップ55)。図21にはその一例を示してある。3×5
=15画素の最大データを記憶しておき、全てのデータ
をそのデータに補正する。このように均一濃度を補正す
ることで、コピーで再現した際の地肌汚れ、ベタ部によ
るぼそつきを除去し、良質な画質を得ることができる。
【0038】次に、さらに他の実施の形態を説明する。
操作者が操作部より任意の画質モードを選択することに
より、画質モードに適した画像補正処理部と、画像処理
判定処理部が選択される。操作者が操作部より文字モー
ドを選択した場合、文字モードに適した画像補正方法と
画像処理判定部が選択され、文/写モードには文/写モ
ードに適した画像補正方法と画像処理判定部が、写真モ
ードには写真モードに適した画像補正方法と画像処理判
定部が選択される。このように、操作者が操作部より選
択したモードに適した処理方法が選ばれ、操作者が得た
い画像に適した処理を行う。図27に各モードに対する
画像処理判定部の判定方法と画像補正処理部の処理方法
を示してある。画像処理判定部では、差分しきい値を文
字モードでは15、文/写モードでは8、写真モードで
は5に設定する。差分最大値が差分しきい値より小さい
ならば画像補正を行う。文字モードでは、白黒をはっき
り出したいという操作者の要求により、しきい値は、文
/写モード、写真モードと比べて大きい値に設定する。
文字モードでは多少のばらつきも白黒はっきり出すため
に差分しきい値を大きくしている。画像補正部では、文
字モードでは鮮鋭性を重視し、文/写モード、写真モー
ドでは階調性を重視する。
【0039】画像補正部では、操作者が操作部で文字モ
ードを選択すると、3×5=15画素データ中の最大値
が128より大きければ3×8=15画素全てを最大値
データに補正する。3×5=15画素データ中の最大値
が128より小さければ3×5=15画素全てを最小値
データに補正する。
【0040】図23には、文字モードの画像処理判定部
と画像補正部の一例をあげてある。この例では差分最大
値が10画素データ最大値は255である。画像処理判
定部では、差分最大値(10)<差分しきい値(15)
の式が成り立つので画像補正を行う。画像補正部では、
画像データ最大値(255)>128の式が成り立つの
で3×5=15画素データ全てを画像データ最大値(2
55)に補正する。図24に文/写モードの画像処理判
定部と画像補正処理の一例をあげてある。この例では差
分最大値が6である。画像処理判定部では、差分最大値
(6)<差分しきい値(8)の式が成り立つので画像補
正を行う。画像補正部では、3×5=15画素データの
平均値(148)に補正する。
【0041】図25に写真モードの画像処理判定部と画
像補正部の一例をあげてある。画像処理判定部では、差
分最大値(4)<差分しきい値(5)の式が成り立つの
で画像補正を行う。画像補正部では、補正を行わず、ス
ルーにする。このような処理を行うことにより、画質モ
ードに応じた良好な画質を得ることができる。
【0042】続いて、次の別の実施の形態を説明する。
線分検出手段と画像処理判定手段とを組み合わせること
により、良好な画質を得ることができる。図26に線分
検出手段と画像処理判定手段とを組み合わせた画像処理
手順を示してある。画像データは画像補正部、画像処理
部、平滑化処理部に送られる。画像補正部が処理した画
像データと強調処理部が処理した画像データと平滑処理
部が処理した画像データはセレクタに送られる。セレク
タは、画像処理判定部と線分判定手段部が与える切り替
え信号に応じて、画像補正部が与える画像データ、強調
処理部が与える画像データ又は平滑処理部が与える画像
データを選択して出力する。
【0043】図28に画像処理判定部と線分検出判定部
による処理の切り替え表を示してある。画像処理判定部
と線分検出部からの信号がない場合は平滑処理された画
像データが選択される。画像処理判定部からの信号がな
く線分検出部からの信号がある場合は強調処理された画
像データが選択される。画像処理判定部からの信号があ
る場合は線分検出部からの信号に関係なく画像補正され
た画像データが選択される。このように画像処理判定部
と線分検出部とを組み合わせることにより、画像により
適した処理が行われ、良好な画像を得ることができる。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、入力された画
像データに対して、画像処理手段に備えている地肌除去
部と高周波ノイズ除去部が低濃度の地肌汚れと高周波ノ
イズ部を除去することで、網点画像で発生するモアレや
地汚れを抑制し、良好な画像を得ることができる。請求
項2記載の発明では、入力された画像データに対して、
画像処理手段に備えている強調処理部、平滑化処理部、
線分の有無を判定する線分判定部の判定結果に基づき、
強調処理と平滑化処理の手段を切り替えることができ、
文字、写真、網点画像の混在した原稿でも良好な画像を
得ることができる。
【0045】請求項3記載の発明では、入力された画像
データに対して、画像処理手段に備えている地肌除去部
と高周波ノイズ除去部が低濃度の地肌汚れと高周波ノイ
ズ部を除去し、かつ画像処理手段に備えている強調処理
部、平滑化処理部、線分の有無を判定する線分判定部の
判定結果に基づき、強調処理と平滑化処理の手段を切り
替えることにより、網点画像におけるモアレを抑制し、
原稿上の画像領域に適する解像力と階調性を再生するこ
とができる。
【0046】請求項4記載の発明では、画質モード選択
手段地肌除去部と高周波ノイズ除去部を選択することに
より、低濃度の地肌汚れと高周波ノイズ部を除去するこ
とができ、網点画像で発生するモアレや地肌汚れを抑制
し、良好な画像を得ることができる。請求項5記載の発
明では、変倍率選択手段で選択された変倍率に適した、
処理を行い、任意の変倍率に対して良好な画像を得るこ
とができる。
【0047】請求項6記載の発明では、画質モードを選
定手段の選定により、画質モードに適した強調処理部
と、平滑化処理部と、線分判定処理部のフィルタマトリ
クス係数が選定され、文字、写真、網点画像の混在した
原稿で良好な画像を得ることができる。請求項7記載の
発明では、低濃度の地肌汚れと高周波ノイズ部を除去
し、かつ線分の有無を判定する線分判定結果に基づき、
処理手段を切り替えることにより、網点画像におけるモ
アレを抑制し、原稿上の画像領域に適する解像力と階調
性を再生することができる。
【0048】請求項8記載の発明では、入力された画像
データに対して、画像処理判定部の判定結果に基づき、
画像を補正する手段を具備することにより、低濃度の地
肌汚れ等を抑制し、良好な画像を得ることができる。請
求項9記載の発明では、入力された画像データに対して
画質モードに適した、画像補正を行う手段と、画像処理
を行うかどうかを判定する画像処理判定手段が選択さ
れ、画像処理判定手段結果に基づき、処理を切り替える
ことにより、画質モードに適した良好な画像を得ること
ができる請求項10記載の発明では、入力された画像デ
ータに対して、線分の有無を判定する線分検出手段と画
像処理を行うかどうかを判定する画像処理判定手段の結
果に基づき、処理手段を換えることにより、文字、写
真、網点画像の混在した原稿を、1回のコピー操作で、
ともに良好な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置
の構成概要を示すブロック図である。
【図2】低濃度ノイズ除去部の例を示した図である。
【図3】入力濃度と出力濃度に対応したテーブル図であ
る。
【図4】高周波ノイズ除去部の例を示した図である。
【図5】MTF補正フィルタと平滑化フィルタの一例を
示した図である。
【図6】線分検出フィルタの一例を示した図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る画像処理装置
の構成概要を示すブロック図である。
【図8】画質モードによる低濃度ノイズ除去部の例を示
した図である。
【図9】画質モードによる高周波ノイズ除去部の例を示
した図である。
【図10】変倍率と強調処理部と平滑化処理部と線分判
定処理部のマトリクスサイズの対応の例を示した表であ
る。
【図11】画質モードに適した処理方法の手順を示した
フローチャートである。
【図12】画質モードと各処理部の処理方法の対応を示
した表である。
【図13】画質モードによるMTF補正フィルタの例を
示した図である。
【図14】画質モードによる平滑化フィルタの例を示し
た図である。
【図15】線分検出フィルタの例を示した図である。
【図16】線分検出判定部による処理の切り替えの手順
を示したフローチャートである。
【図17】画質モードとしきい値の対応を示した表であ
る。
【図18】他の実施の形態構成概要を示すブロック図で
ある。
【図19】画像処理判定部による処理手順のフローチャ
ートである。
【図20】従来の画像処理手段と本実施の形態の画像処
理手順の例である。
【図21】画像処理判定部と画像補正部の例である。
【図22】画像処理判定部と画像補正部の処理手順のフ
ローチャートである。
【図23】文字モードによる画像処理判定部と画像補正
部の例である。
【図24】文/写モードによる画像処理判定部と画像補
正部の例である。
【図25】写真モードによる画像処理判定部と画像補正
部の例である。
【図26】線分検出手段と画像処理判定手段とを組み合
わせた画像の処理手順の例である。
【図27】各モードに対する画像処理判定部の判定方法
と画像補正処理部の処理方法を示した表である。
【図28】画像処理判定部と線分検出判定部による処理
の切り換えを示した表である。
【符号の説明】
1 スキャナ 2 地肌除去部 3 高周波ノイズ除去部 4 変倍処理部 5 強調処理部 6 平滑処理部 7 線分検出信号生成部 8 セレクタ 11、30 スキャナ 12、31 地肌除去部 13、16 操作部 14、32 高周波ノイズ除去部 15、33 変倍処理部 17 フィルタマトリクスサイズ処理部 18 フィルタマトリクス処理部 19、36 強調処理部 20、38 平滑処理部 21、40 線分判定処理部 22、37 セレクタ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を光学的に読み取る読取手段
    と、 この読取手段で読み取った画像に対して、所定の画像処
    理を施す画像処理手段と、 この画像処理手段で得られた画像データを出力する画像
    出力手段とを備え、 前記画像処理手段が低濃度の地肌汚れを除去するための
    地肌除去部と、高周波ノイズ部を除去する高周波ノイズ
    除去部とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 原稿画像を光学的に読み取る読取手段
    と、 この読取手段で読み取った画像に対して、所定の画像処
    理を施す画像処理手段と、 この画像処理手段で得られた画像データを出力する画像
    出力手段とを備え、 前記画像処理手段が強調処理を行う強調処理部と、平滑
    化処理する平滑化処理部と、線分の有無を判定する線分
    判定部とを備え、 この線分判定部の判定結果に基づき、強調処理部が強調
    処理した画像データと平滑化処理部が平滑化処理した画
    像データの一方を前記画像出力手段から出力する画像デ
    ータとして選択する選択手段をさらに備えたことを特徴
    とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記画像処理手段が強調処理を行う強調
    処理部と、平滑化処理する平滑化処理部と、線分の有無
    を判定する線分判定部とを備え、 この線分判定部の判定結果に基づき、強調処理部が強調
    処理した画像データと平滑化処理部が平滑化処理した画
    像データの一方を前記画像出力手段から出力する画像デ
    ータとして選択する選択手段をさらに備えたことを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 操作者が任意の画質モードを選択する画
    質モード選択手段を備え、 この画質モード選択手段の選択により、画質モードに適
    した地肌除去部と高周波除去部が選択されることを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 操作者が任意の変倍率を選択する変倍率
    選択手段を備え、 この変倍率選択手段により、変倍率に適した強調処理部
    と平滑化処理部と線分判定処理部のフィルタマトリクス
    サイズが選択されることを特徴とする請求項2または請
    求項3記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 操作者が任意の画質モードを選定する画
    質モード選定手段を備え、 この画質モード選定手段の選定により、画質モードに適
    した強調処理部と、平滑化処理部と、線分判定処理部の
    フィルタマトリクス係数が選定され、 線分判定部の判定結果に基づき、強調処理部が強調処理
    した画像データと平滑化処理部が平滑化処理した画像デ
    ータの一方を前記出力手段の出力画像データとして選択
    されることを特徴とする請求項2、請求項3、または請
    求項5記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記画像処理手段が強調処理を行う強調
    処理部と、平滑化処理する平滑化処理部と、線分の有無
    を判定する線分判定部とを備えた画像処理装置であっ
    て、 操作者が任意の変倍率を選択する変倍率選択手段と、操
    作者が任意の画質モードを選定する画質モードを選定手
    段とを備え、 前記変倍率選択手段により、変倍率に適した強調処理部
    と平滑化処理部と線分判定処理部のフィルタマトリクス
    サイズが選択され、線分判定部の判定結果に基づき、強
    調処理した画像データと平滑化処理した画像データの一
    方を前記出力手段の出力画像データとして選択され、 前記画質モード選定手段の選定により、画質モードに適
    した強調処理部と、平滑化処理部と、線分判定処理部の
    フィルタマトリクス係数が選定され、 線分判定部の判定結果に基づき、強調処理部が強調処理
    した画像データと平滑化処理部が平滑化処理した画像デ
    ータの一方を前記出力手段の出力画像データとして選択
    されることを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 原稿画像を光学的に読み取る読取手段
    と、 この読取手段で読み取った画像に対して、所定の画像処
    理を施す画像処理手段と、 この画像処理手段で得られた画像データを出力する画像
    出力手段とを備え 画像処理手段が画像処理の判定を行う画像処理判定部
    と、画像を補正する画像補正部とを備え、 画像処理判定部の判定結果に基づき画像補正部が画像補
    正を行うことを特徴とする画像処理装置。
  9. 【請求項9】 操作者が操作部から任意の画質モードを
    選択する画質モード選択手段を備え、 この画質モード選択手段の選択により、画質モードに適
    した画像処理判定部と画像補正部が選択されることを特
    徴とする請求項8記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記画像処理手段が強調処理を行う強
    調処理部と、平滑化処理する平滑化処理部と、線分の有
    無を判定する線分判定部とを備えた画像処理装置であっ
    て、 操作者が操作部から任意の画質モードを選択する画質モ
    ード選択手段を備え、 この画質モード選択手段の選択により、画質モードに適
    した強調処理部と、平滑化処理部と、線分判定処理部の
    フィルタマトリクス係数が選択され、 線分判定部の判定結果に基づき、強調処理部が強調処理
    した画像データと平滑化処理部が平滑化処理した画像デ
    ータの一方を前記出力手段の出力画像データとして選択
    され、 選択された出力画像データを画像処理判定部の判定結果
    に基づき画像補正部が画像補正を行うことを特徴とする
    請求項8記載の画像処理装置。
JP10296010A 1998-03-15 1998-10-02 画像処理装置 Pending JPH11331606A (ja)

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JP10296010A JPH11331606A (ja) 1998-03-15 1998-10-02 画像処理装置

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JP8503898 1998-03-15
JP10-85038 1998-03-15
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002259960A (ja) * 2001-02-27 2002-09-13 Seiko Epson Corp 画像処理装置及び画像処理方法
EP1154634A3 (en) * 2000-05-08 2004-09-29 Ricoh Company, Ltd. Method and system for see-through image correction in image duplication
US9047535B2 (en) 2011-07-19 2015-06-02 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processing apparatus, image processing method, and computer readable medium

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