JPH11330194A - ウェハ搬送装置 - Google Patents

ウェハ搬送装置

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JPH11330194A
JPH11330194A JP13037698A JP13037698A JPH11330194A JP H11330194 A JPH11330194 A JP H11330194A JP 13037698 A JP13037698 A JP 13037698A JP 13037698 A JP13037698 A JP 13037698A JP H11330194 A JPH11330194 A JP H11330194A
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JP
Japan
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wafer
holder
cassette
lid
opening
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Pending
Application number
JP13037698A
Other languages
English (en)
Inventor
Akinori Matsuzaki
明範 松▲崎▼
Michio Imai
通夫 今井
Kazutoshi Ono
和俊 大野
Toshiro Kizakihara
稔郎 木崎原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウェハの汚染を防止でき、ウェハ保持具のクリ
ーンルーム内での運搬を簡易かつ迅速に行なうことがで
きるウェハ搬送装置を提供する。 【解決手段】ウェハを保持するウェハカセット70を開
口部62aから収容保持可能なウェハ保持具本体62
と、開口部62aを閉鎖可能な蓋体66とを備えるウェ
ハ保持具61と、ウェハ保持具61を載置する載置部9
9と、載置部99に載置されたウェハ保持具61の蓋体
66を開閉可能な蓋開閉手段としての蓋体開閉機構部8
8、ウェハ保持具61からウェハカセット70を取り出
しまたはウェハ保持具61にウェハカセット70を収納
可能なウェハカセット移載手段としてリーチフォーク機
構部81および昇降機構部90とを備えるウェハ搬送用
台車80とを有するものとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェハをクリーン
室内で搬送するのに好適なウェハ搬送装置およびウェハ
搬送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程における、たとえ
ば、ウェハプロセスでは、コンタミネーションを避ける
ため、ウェハに対して所定の処理を施す処理設備はクリ
ーンルーム内に設置される。クリーンルーム内でのウェ
ハの搬送は、たとえば、一または複数のウェハを保持す
るウェハカセットにウェハを収容し、このウェハカセッ
トを移動することにより行なわれる。たとえば、オープ
ン式ウェハカセットとよばれるものでは、ウェハカセッ
トには、ウェハが整列保持されているが、ウェハはウェ
ハカセットの外部に露出した構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のオープン式のウ
ェハカセットでは、ウェハはクリーンルーム内の空気に
晒されるため、クリーンルーム内がダストや化学物質等
によって汚染されると、ウェハも汚染されやすくなる。
また、従来においては、クリーンルーム内のウェハに所
定の処理を施す装置へのウェハの投入は、たとえば、作
業者がウェハカセットを当該装置まで運ぶことにより行
なっていた。このため、ウェハカセットに保持されたウ
ェハが作業者によって汚染される可能性もあった。
【0004】本発明は、上述の不利益を解消すべくなさ
れたものであって、ウェハの汚染を防止でき、ウェハ保
持具のクリーンルーム内での運搬を簡易かつ迅速に行な
うことができるウェハ搬送装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ウェハを保持
するウェハカセットを開口部を通じて収容保持可能なウ
ェハ保持具本体と、前記開口部を閉鎖可能な蓋体とを備
えるウェハ保持具と、前記ウェハ保持具を載置する載置
部と、前記載置部に載置されたウェハ保持具の前記蓋体
を開閉可能な蓋開閉手段と、前記ウェハ保持具からウェ
ハカセットを取り出しまたは前記ウェハ保持具に前記ウ
ェハカセットを収納可能なウェハカセット移載手段とを
備えるウェハ搬送用台車とを有する。
【0006】本発明では、ウェハ搬送用台車の載置部に
ウェハ保持具を載置して、当該台車を所定の場所に移動
する。ここで、蓋開閉手段は、ウェハ保持具の蓋体を開
き、ウェハ保持具本体の開口部は開くことになる。この
状態で、ウェハカセット移載手段によってウェハ保持具
本体内のウェハカセットが取り出され、所定の載置場所
に移載されることになる。また、蓋開閉手段は、ウェハ
カセットの移載が完了すると、ウェハ保持具本体の開口
部を蓋体によって閉じる。
【0007】前記ウェハ保持具は、前記蓋体を前記ウェ
ハ保持具本体の開口部に固定するロッキング手段を有す
る。この構成では、ウェハ保持具本体の開口部から蓋体
が脱落しない。
【0008】前記蓋体または前記ウェハ保持具本体の開
口部は、当該蓋体と開口部との間を気密にシーリングす
るシール手段を有する。この構成では、ウェハ保持具内
に収容されたウェハがウェハ保持具の外部の雰囲気によ
って汚染されることが確実の防止される。
【0009】前記ウェハ保持具は、前記ウェハカセット
の位置ずれ防止手段を有する。
【0010】前記ウェハ保持具は、前記ウェハの位置ず
れ防止手段を有する。
【0011】前記ウェハ搬送用台車は、前記載置部に載
置されたウェハ保持具のロッキング手段を作動または解
除させるロッキング操作手段を有する。
【0012】前記ウェハ搬送用台車は、前記載置部に載
置されたウェハ保持具を当該載置部に対して押圧する保
持具押圧手段を有する。
【0013】前記保持具押圧手段は、支持部材によって
鉛直方向に移動自在に保持され、先端が前記載置部に載
置されたウェハカセットの上面に当接可能な重り部材
と、前記重り部材を所定の位置に固定する固定手段とを
有し、前記重り部材の前記固定手段による所定の位置へ
の固定を解放することにより、前記ウェハカセットの上
面を前記載置部に向けて押圧する。このような構成で
は、蓋開閉手段やウェハカセット移載手段などの動作時
に、ウェハ保持具本体に力が働いても、ウェハ保持具本
体は載置部に押圧されているため、位置ずれを起こすこ
とがない。
【0014】前記蓋開閉手段は、前記蓋体を把持する把
持手段と、前記把持手段を所定の回転角で旋回可能な旋
回手段とを有する。この構成では、把持手段によって把
持された蓋体は、旋回手段によって移動し、ウェハ保持
具本体の開口部が開くことになる。また、逆の動作によ
って保持具本体の開口部は閉じられることになる。
【0015】前記ウェハカセット移載手段は、直線方向
に移動自在に支持された前記ウェハカセットの下部を保
持可能な2本のフォーク部材と、前記二本の平行なフォ
ーク部材を直動させる駆動源とを有するリーチフォーク
機構部と、前記リーチフォーク機構を昇降させるリフト
機構部とを有する。
【0016】前記ウェハカセットの下部の両側には、前
記二本の平行なフォーク部材の間に嵌合する切欠部が形
成されている。
【0017】前記ウェハ保持具には、前記ウェハカセッ
トの下面を保持する二条の平行な受部が形成されてい
る。
【0018】前記二本の平行なフォーク部材は、前記二
条の平行な受部の側方に形成される空間を通じて前記ウ
ェハカセットとウェハ保持具の下面との間に挿入可能で
ある。
【0019】前記ウェハ搬送用台車は、前記ウェハカセ
ットを載置する所定の載置台に対して対して当該ウェハ
搬送用台車を位置決めする位置決め手段と、前記所定の
載置台に対する前記2本のフォーク部材の相対位置を調
整する相対位置調整手段とを有する。
【0020】前記位置決め手段は、前記載置台の所定の
位置に形成された凹部と、前記ウェハ搬送用台車の所定
の位置に形成された前記凹部と嵌合する突起部とからな
る。
【0021】前記相対位置調整手段は、前記2本のフォ
ーク部材の長手方向に直交する方向の相対位置と、前記
2本のフォーク部材の回転位置とを調整可能である。
【0022】前記ウェハカセット移載手段は、前記2本
のフォーク部材の一端部側によって前記ウェハ保持具内
に収容されているウェハカセットの下部を保持したの
ち、当該ウェハカセットを前記ウェハ保持具外に移動さ
せ、前記ウェハ搬送用台車上の所定の位置に当該ウェハ
カセットを載置した後、再度前記2本のフォーク部材の
他端部側によって当該ウェハカセット下部を保持したの
ち、所定の載置台上に移載する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1および図2は、本発明
の一実施形態に係るウェハ保持具の構成を示す図であっ
て、図1は斜視図であり、図2(a)は上面図であり、
図2(b)は開口側の側面図であり、図2(c)は側面
図である。図1および図2において、ウェハ保持具61
は、保持具本体62と蓋体66とを有する。保持具本体
62は、開口部62aを有する断面が矩形状の箱体から
形成されている。保持具本体62の両側面には、作業者
が保持具本体62を持つための溝状の把持部65が形成
され、また、保持具本体62の両側面の開口部近くには
蓋体66を固定するためのロッキング機構63が設けら
れている。
【0024】保持具本体62内の底部には、図2(b)
に示すように、開口部62aを通じて収容されるウェハ
カセット70を載置するための二条の保持部64が平行
に形成されている。この保持部64は、ウェハカセット
70の下方に後述する蓋開閉/移載機能付き台車のリー
チフォークを挿入するための空間を形成するとともに、
保持部64の一部は、図2(c)に示すように、ウェハ
カセット70の底面に形成された嵌合溝70aに嵌ま
り、ウェハカセット70の横ずれを防ぐ機能も有する。
【0025】保持具本体62内の両側面部には、上記の
溝状の把持部65を形成する突出壁部65aが突出して
いる。この突出壁部65aは、収容されたウェハカセッ
ト70の横ずれ防止の機能を有している。突出壁部65
a間の距離は、ウェハカセット70の側面と所定のクリ
アランスを持つように、ウェハカセット70の横方向の
寸法に略等しく形成されている。
【0026】保持具本体62の底部には、図2(c)に
示すように、溝部62bが形成されており、後述する蓋
開閉/移載機能付き台車との位置決めのために用いられ
る。また、図2(b)に示すように、保持具本体62の
内部には、後述する蓋開閉/移載機能付き台車のリーチ
フォークがウェハカセット70の下端の両側挿入され
る。
【0027】ロッキング機構63は、図3(a)に示す
ように、操作レバー63aと、係合ピン63bを有して
おり、操作レバー63aの操作によって係合ピン63b
は、ロッキング機構63から出没可能となっている。ロ
ッキング機構63の係合ピン63bは、図3(b)に示
すように、蓋体66の前面に設けられた係止部68と係
合可能であり、蓋体66の係止部68と係合して蓋体6
6を保持具本体62の開口部62aに固定する。ロッキ
ング機構63の操作レバー63aを操作して係合ピン6
3bをロッキング機構63内に没入させると、蓋体66
の係止部68と係合ピン63bとの係合が解除され、蓋
体66の保持具本体62の開口部62aからの取り外し
が可能になる。
【0028】蓋体66は、前面中央付近に、後述する蓋
開閉/移載機能付き台車の蓋開閉装置がチャックする把
手部67が形成され、前面の両端部には、上述のロッキ
ング機構63の係合ピン63bと係合可能な係止部68
は形成されている。蓋体66の後面には、保持具本体6
2の開口周縁部と密着して保持具本体62を気密に密閉
するためのシール部69が形成されている。また、蓋体
66の後面には、図2(a)に示すように、ウェハカセ
ット70の保持されたウェハWと当接して、ウェハWが
ウェハカセット70からずれないようにするためのプレ
ート状のパッド部75が形成されている。このパッド部
75は、ウェハWと当接した際にウェハWを損傷させな
いように、たとえば、ウレタン系の樹脂材料等の比較的
軟らかい材料から形成されている。
【0029】蓋開閉/移載機能付き台車 次に、ウェハ保持具61のクリーンルーム内での運搬に
用いられる蓋開閉/移載機能付き台車について説明す
る。図4〜図7は、蓋開閉/移載機能付き台車の構造を
示す図であって、図4は斜視図であり、図5は上面図で
あり、図6は側面図であり、図7は背面図である。蓋開
閉/移載機能付き台車80は、リーチフォーク機構部8
1と、蓋体開閉機構部83と、保持具押え機構部86
と、ロッキング解除機構部88と、昇降機構部90とを
有する。
【0030】上記の各機構部は、蓋開閉/移載機能付き
台車80上の載置板98の上に直接的または間接的に設
けられている。また、載置板98上には、上記のウェハ
保持具61を載置するための載置部99が設けられてい
る。
【0031】ロッキング操作機構部88は、ウェハ保持
具61のロッキング機構63のロックを解除およびロッ
キング動作を操作する。ロッキング操作機構部88は、
係合アーム88aと、この係合アーム88aを旋回駆動
させる、たとえば、モータからなる駆動源88bとをウ
ェハ保持具61のロッキング機構63に対応して備えて
いる。また、ロッキング操作機構部88は、載置板98
上に設けられている。ロッキング操作機構部88は、図
10に示すように、係合アーム88aを旋回することに
よって、ウェハ保持具61のロッキング機構63の操作
レバー63aを操作可能となっており、ロッキング機構
63のロックを解除することができる。
【0032】蓋体開閉機構部83は、蓋体63の開閉を
行なうものであり、ウェハ保持具61の蓋体63を保持
し、これを所定の位置に移動可能である。蓋体開閉機構
部83は、保持アーム83aと、この保持アーム83a
を90度旋回可能な旋回駆動部83bとを有する。すな
わち、ウェハ保持具61の開口部62aに固定された蓋
体66の把手部67を保持アーム83aによって保持
し、旋回駆動部83bによって保持アーム83aを90
度旋回させることにより、蓋体66を開く。蓋体開閉機
構部83は、載置板98上に設けられている。また、蓋
体開閉機構部83の起動は、図5に示す操作ボタン95
を操作することによって行なう。
【0033】リーチフォーク機構部81は、ウェハカセ
ット70を保持して当該ウェハカセット70をウェハ保
持具61から取り出す機能を有する。リーチフォーク機
構部81は、図5に示すモータMによって直動するピニ
オンおよびラック機構を有し、このピニオンおよびラッ
ク機構によって2本のリーチフォーク82が直動方向の
任意の位置に移動可能となっている。2本のリーチフォ
ーク82に載置されたウェハカセット70は、装置側の
受台300に移載される。リーチフォーク機構部81
は、昇降板100上に設けられている。
【0034】昇降機構部90は、昇降板100を昇降さ
せることにより、リーチフォーク機構部81を昇降させ
る。昇降機構部90は、電車のパンタグラフに似た伸縮
可能な機構を有し、この機構が載置板98と昇降板10
0との間に連結されている。このため、リーチフォーク
機構部81のリーチフォーク82を任意の高さに移動さ
せることができる。
【0035】保持具押え機構部86は、蓋開閉/移載機
能付き台車80に載置されたウェハ保持具61を蓋開閉
/移載機能付き台車80に向けて押圧し、蓋開閉/移載
機能付き台車80上からウェハ保持具61が移動しない
ようにする。保持具押え機構部86は、図8に示すよう
に、載置板98上に固定されたフランジ部85によって
保持された円柱状の押え用重り86aを有する。押え用
重り86aは、フランジ部85に形成された貫通孔に挿
入されており、押え用重り86aの段付き部86fがフ
ランジ部85に係合可能に保持されている。
【0036】また、フランジ部85の下面にはストッパ
リング86bが固着しており、このストッパリング86
bには、固定用ネジ86cが設けられている。押え用重
り86aの外周には、固定用ネジ86cが嵌合する溝8
6dが形成されている。また、押え用重り86aの先端
面には、ウレタン系の樹脂材料等の比較的軟らかい材料
からなる当接板86eが固着されている。また、フラン
ジ部85は、図4に示すように、矢印方向に90度の角
度で回転可能となっている。これにより、蓋開閉/移載
機能付き台車80の載置部99にウェハ保持具61を載
置する際には、フランジ部85を図4に示す状態から9
0度の角度の回転位置に回転させておけば、ウェハ保持
具61の載置部99への載置が容易となる。
【0037】保持具押え機構部86は、ウェハカセット
70の上面を押圧しない状態では、図9(a)に示すよ
うに、固定ネジ86cを締めつけて当接板86eとウェ
ハカセット70の上面とを離間した状態とする。保持具
押え機構部86によって、ウェハカセット70の上面を
押圧する場合には、固定ネジ86cを緩めることによ
り、図9(b)に示すように、押え用重り86aが矢印
で示す下方に降下し、当接板86eがウェハカセット7
0の上面に当接する。これにより、押え用重り86aの
重さによってウェハカセット70の上面が押圧される。
当接板86eは軟らかい材料で形成されているため、ウ
ェハカセット70の上面は当接板86eと当接しても損
傷することがない。
【0038】蓋開閉/移載機能付き台車80の下部に
は、車輪91が設けられている。この車輪91は、例え
ば、ウレタン系の材料等の比較的軟らかい材料から形成
され、蓋開閉/移載機能付き台車80への振動を和らげ
ている。蓋開閉/移載機能付き台車80には、バッテリ
92および充電器93が設けられ、リーチフォーク機構
部81、蓋体開閉機構部83、ロッキング操作機構部8
8および昇降機構部90を駆動するための電力を供給可
能となっている。
【0039】また、蓋開閉/移載機能付き台車80の載
置板98の下方には、リーチフォーク位置調整用ハンド
ル94およびリーチフォーク回転調整用ハンドル95が
設けられている。リーチフォーク位置調整用ハンドル9
4は、これを回転させることによって、リーチフォーク
機構部81全体をリーチフォーク82の長手方向に直交
する方向に、たとえば、±50mmの範囲で移動するこ
とができる。リーチフォーク回転調整用ハンドル95
は、これを回転させることによって、リーチフォーク機
構部81全体を、たとえば、10度の角度範囲で回転さ
せることができる。リーチフォーク位置調整用ハンドル
94およびリーチフォーク回転調整用ハンドル95によ
る調整によって、ウェハ保持具61の受台300に対す
る正確な位置決めが可能となる。
【0040】また、蓋開閉/移載機能付き台車80の前
面には台車位置決めピン97が設けられている。図5お
よび図6に示すように、装置側の受台300に形成され
た位置決め用凹部300aと嵌合することにより、蓋開
閉/移載機能付き台車80を受台300に対して位置決
めすることができる。
【0041】上記構成の蓋開閉/移載機能付き台車80
は、たとえば、図11に示すように用いられる。図11
(a)に示すように、載置台302に載置されたウェハ
カセット70を収容したウェハ保持具61は保管棚30
3に載置されている。これらウェハ保持具61のうち必
要なウェハ保持具61を作業者OPが蓋開閉/移載機能
付き台車80に載置する。
【0042】次いで、図11(b)に示すように、作業
者OPは蓋開閉/移載機能付き台車80を押して作業モ
ジュール内の所定の処理を行なう装置304まで運ぶ。
蓋開閉/移載機能付き台車80を装置304まで運ぶ
と、蓋開閉/移載機能付き台車80は、ウェハ保持具6
1の蓋体66を自動的に開き、ウェハ保持具61に収容
されたウェハカセット70を自動的に装置304の受台
300に移載する。空になったウェハ保持具61は、保
管棚305に作業者OPによって保管される。
【0043】次に、上記構成の蓋開閉/移載機能付き台
車80のウェハ保持具61内に収容されたウェハカセッ
ト70の装置304の受台300への自動移載動作につ
いて図12、図13および図14を参照して説明する。
まず、図12(a)に示すように、蓋開閉/移載機能付
き台車80の載置部99に載置されたウェハカセット7
0の上面を保持具押え機構部86によって押圧する。こ
の保持具押え機構部86の押圧動作は、上述したよう
に、保持具押え機構部86の固定ネジ86cを緩めるこ
とによって行なう。これによって、ウェハ保持具61
は、蓋開閉/移載機能付き台車80の載置部99に対し
て固定される。また、この動作は作業者OPによって行
なわれる。
【0044】次いで、蓋開閉/移載機能付き台車80の
操作ボタン95を操作して、蓋体開閉機構部83を起動
する。蓋体開閉機構部83を起動すると、図12(b)
に示すように、蓋体開閉機構部83の保持アーム83a
が90度旋回し、保持アーム83aがウェハ保持具61
の蓋体66の把手部67を自動的にチャックする。
【0045】次いで、保持アーム83aによるウェハ保
持具61の蓋体66の把手部67のチャックが完了する
と、ロッキング操作機構部88が作動し、図10におい
ておいて説明した動作によって、ウェハ保持具61のロ
ッキング機構63による蓋体66のロックを自動的に解
除する。
【0046】次いで、図12(d)に示すように、蓋体
開閉機構部83の保持アーム83aが再度旋回して、ウ
ェハ保持具61の蓋体66を保持具本体62から外し、
ウェハカセット70を移載するまで蓋体66を保持した
状態を維持する。
【0047】次いで、図13(a)に示すように、リー
チフォーク機構部81が動作して、リーチフォーク82
がウェハ保持具61内のウェハカセット70の下方に挿
入される。
【0048】次いで、図13(b)に示すように、蓋開
閉/移載機能付き台車80の昇降機構部90が動作し
て、昇降板100が矢印方向に所定の位置まで上昇し、
これによってリーチフォーク82の一端部側がウェハ保
持具61の下部を保持する。
【0049】次いで、図13(c)に示すように、リー
チフォーク82が矢印方向に移動し、ウェハ保持具61
内からウェハカセット70を取り出す。
【0050】次いで、リーチフォーク82は一旦下降
し、ウェハカセット70を昇降板100上に載置する。
そして、図13(d)に示すように、リーチフォーク8
2は矢印で示すウェハ保持具61の方向に移動し、再度
所定の位置まで上昇してウェハカセット70を保持す
る。これにより、リーチフォーク82の他端部側がウェ
ハカセット70の下部を保持することになる。
【0051】次いで、図14(a)に示すように、リー
チフォーク82は、矢印(1)で示す装置側の受台30
0の方向の所定の位置までに移動した後、リーチフォー
ク82は矢印(2)の方向に下降し、受台300上にウ
ェハカセット70を載置する。
【0052】受台300上へのウェハカセット70の載
置が完了すると、リーチフォーク82は、図14(b)
に示すように、定位位置に戻る。また、図14(c)に
示すように、蓋体66を保持する蓋体開閉機構部83が
再度動作して蓋体66を旋回させて空となったウェハ保
持具61の開口部を閉じ、ロッキング操作機構部88が
動作してロッキング機構63を操作しロックする。ま
た、図14(d)に示すように、作業者OPは、保持具
押え機構部86によるウェハ保持具61の上面の押圧を
解除する。
【0053】以上の動作により、ウェハ保持具61から
のウェハカセット70の受台300への移載動作が完了
する。
【0054】以上のように、本実施形態によれば、ウェ
ハ保持具61は、シール部69が形成されているため、
開口部を気密に開閉することができ、ウェハの汚染を確
実に防止することができる。また、蓋開閉/移載機能付
き台車80は、単にウェハ保持具61を運搬するのみで
なく、ウェハ保持具61のロッキング機構63の操作、
蓋体66の開閉、およびウェハカセット70の移載動作
を自動で行なうため、作業者の省力化が可能になる。ま
た、蓋開閉/移載機能付き台車80にウェハ保持具61
のロッキング機構63の操作、蓋体66の開閉、および
ウェハカセット70の移載動作機能を具備することによ
り、種々の装置へのウェハカセット70の投入が可能と
なる。このため、ウェハに所定の処理を施す複数の装置
に、ロッキング機構63の操作、蓋体66の開閉、およ
びウェハカセット70の移載動作機能をそれぞれ設ける
場合に比べて、コストを低減することができる。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、ウェハの汚染を防止で
き、ウェハ保持具のクリーンルーム内での運搬を簡易か
つ迅速に行なうことができる。また、ウェハカセットの
運搬に要する設備コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るウェハ保持具の構成
を示す斜視図である。
【図2】ウェハ保持具の構成を示す図であって、(a)
は上面図であり、(b)は開口側の側面図であり、
(c)は側面図である。
【図3】ロッキング機構の構造を示す図である。
【図4】蓋開閉/移載機能付き台車の構造を示す斜視図
である。
【図5】蓋開閉/移載機能付き台車の構造を示す上面図
である。
【図6】蓋開閉/移載機能付き台車の構造を示す側面図
である。
【図7】蓋開閉/移載機能付き台車の構造を示す背面図
である。
【図8】保持具押え機構部の構造を示す図である。
【図9】保持具押え機構部の動作を示す図であって、
(a)は非押圧動作時の状態を示しており、(b)は押
圧動作時の状態を示している。
【図10】ロッキング操作機構部の係合アームとロッキ
ング機構部63との関係を示す図である。
【図11】蓋開閉/移載機能付き台車の使用方法を説明
するための図である。
【図12】蓋開閉/移載機能付き台車のウェハ保持具内
に収容されたウェハカセットの移載動作を説明するため
の図である。
【図13】図12に続く蓋開閉/移載機能付き台車の移
載動作を説明するための図である。
【図14】図13に続く蓋開閉/移載機能付き台車の移
載動作を説明するための図である。
【符号の説明】
61…ウェハ保持具、62…開口部、63…ロッキング
機構、66…蓋体、80…蓋開閉/移載機能付き台車、
81…リーチフォーク機構部、83…蓋体開閉機構部、
86…保持具押え機構部、88…ロッキング解除機構
部、90…昇降機構部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木崎原 稔郎 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウェハを保持するウェハカセットを開口部
    を通じて収容保持可能なウェハ保持具本体と、前記開口
    部を閉鎖可能な蓋体とを備えるウェハ保持具と、 前記ウェハ保持具を載置する載置部と、前記載置部に載
    置されたウェハ保持具の前記蓋体を開閉可能な蓋開閉手
    段と、前記ウェハ保持具からウェハカセットを取り出し
    または前記ウェハ保持具に前記ウェハカセットを収納可
    能なウェハカセット移載手段とを備えるウェハ搬送用台
    車とを有するウェハ搬送装置。
  2. 【請求項2】前記ウェハ保持具は、前記蓋体を前記ウェ
    ハ保持具本体の開口部に固定するロッキング手段を有す
    る請求項1に記載のウェハ搬送装置。
  3. 【請求項3】前記蓋体または前記ウェハ保持具本体の開
    口部は、当該蓋体と開口部との間を気密にシーリングす
    るシール手段を有する請求項1に記載のウェハ搬送装
    置。
  4. 【請求項4】前記ウェハ保持具は、前記ウェハカセット
    の位置ずれ防止手段を有する請求項1に記載のウェハ搬
    送装置。
  5. 【請求項5】前記ウェハ保持具は、前記ウェハの位置ず
    れ防止手段を有する請求項1に記載のウェハ搬送装置。
  6. 【請求項6】前記ウェハ搬送用台車は、前記載置部に載
    置されたウェハ保持具のロッキング手段を作動または解
    除させるロッキング操作手段を有する請求項1に記載の
    ウェハ搬送装置。
  7. 【請求項7】前記ウェハ搬送用台車は、前記載置部に載
    置されたウェハ保持具を当該載置部に対して押圧する保
    持具押圧手段を有する請求項1に記載のウェハ搬送装
    置。
  8. 【請求項8】前記保持具押圧手段は、支持部材によって
    鉛直方向に移動自在に保持され、先端が前記載置部に載
    置されたウェハカセットの上面に当接可能な重り部材
    と、前記重り部材を所定の位置に固定する固定手段とを
    有し、 前記重り部材の前記固定手段による所定の位置への固定
    を解放することにより、前記ウェハカセットの上面を前
    記載置部に向けて押圧する請求項1に記載のウェハ搬送
    装置。
  9. 【請求項9】前記蓋開閉手段は、前記蓋体を把持する把
    持手段と、 前記把持手段を所定の回転角で旋回可能な旋回手段とを
    有する請求項1に記載のウェハ搬送装置。
  10. 【請求項10】前記ウェハカセット移載手段は、直線方
    向に移動自在に支持された前記ウェハカセットの下部を
    保持可能な2本のフォーク部材と、前記二本の平行なフ
    ォーク部材を直動させる駆動源とを有するリーチフォー
    ク機構部と、 前記リーチフォーク機構を昇降させるリフト機構部とを
    有する請求項1に記載のウェハ搬送装置。
  11. 【請求項11】前記ウェハカセットの下部の両側には、
    前記二本の平行なフォーク部材の間に嵌合する切欠部が
    形成されている請求項10に記載のウェハ搬送装置。
  12. 【請求項12】前記ウェハ保持具には、前記ウェハカセ
    ットの下面を保持する二条の平行な受部が形成されてい
    る請求項1に記載のウェハ搬送装置。
  13. 【請求項13】前記二本の平行なフォーク部材は、前記
    二条の平行な受部の側方に形成される空間を通じて前記
    ウェハカセットとウェハ保持具の下面との間に挿入可能
    である請求項12に記載のウェハ搬送装置。
  14. 【請求項14】前記ウェハ搬送用台車は、前記ウェハカ
    セットを載置する所定の載置台に対して対して当該ウェ
    ハ搬送用台車を位置決めする位置決め手段と、 前記所定の載置台に対する前記2本のフォーク部材の相
    対位置を調整する相対位置調整手段とを有する請求項1
    0に記載のウェハ搬送装置。
  15. 【請求項15】前記位置決め手段は、前記載置台の所定
    の位置に形成された凹部と、前記ウェハ搬送用台車の所
    定の位置に形成された前記凹部と嵌合する突起部とから
    なる請求項14に記載のウェハ搬送装置。
  16. 【請求項16】前記相対位置調整手段は、前記2本のフ
    ォーク部材の長手方向に直交する方向の相対位置と、前
    記2本のフォーク部材の回転位置とを調整可能である請
    求項14に記載のウェハ搬送装置。
  17. 【請求項17】前記ウェハカセット移載手段は、前記2
    本のフォーク部材の一端部側によって前記ウェハ保持具
    内に収容されているウェハカセットの下部を保持したの
    ち、当該ウェハカセットを前記ウェハ保持具外に移動さ
    せ、前記ウェハ搬送用台車上の所定の位置に当該ウェハ
    カセットを載置した後、再度前記2本のフォーク部材の
    他端部側によって当該ウェハカセット下部を保持したの
    ち、所定の載置台上に移載する請求項10に記載のウェ
    ハ搬送装置。
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