JPH11330170A - 半導体装置およびその製造方法ならびに半導体装置の検査方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法ならびに半導体装置の検査方法

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JPH11330170A
JPH11330170A JP10139388A JP13938898A JPH11330170A JP H11330170 A JPH11330170 A JP H11330170A JP 10139388 A JP10139388 A JP 10139388A JP 13938898 A JP13938898 A JP 13938898A JP H11330170 A JPH11330170 A JP H11330170A
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semiconductor
semiconductor chip
semiconductor device
fuse
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JP10139388A
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Masaki Iwata
昌己 岩田
Atsushi Kumada
淳 熊田
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエハ状態の半導体装置の検査時間を短縮で
きる半導体装置およびその製造方法ならびに半導体装置
の検査方法を提供する。 【解決手段】 複数の半導体チップ2を備えているウエ
ハ1におけるストリート3の表面に、各々の半導体チッ
プ2に対応する検査結果識別用のヒューズ5が設置され
ているものである。また、本発明の半導体装置の検査方
法は、第1回目の検査において、不良品としての半導体
チップ2に対応する検査結果識別用のヒューズ5を切断
し、第2回目の検査において、切断されているヒューズ
5に対応する不良品としての半導体チップの検査を行わ
ないものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置および
その製造方法ならびに半導体装置の検査方法に関し、特
に、ウエハ状態の半導体装置の検査時間を短縮できる半
導体装置およびその製造方法ならびに半導体装置の検査
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ところで、本発明者は、ウエハ状態の半
導体装置の検査方法について検討した。以下は、本発明
者によって検討された技術であり、その概要は次のとお
りである。
【0003】すなわち、LSI(Large Scale Integrat
ed Circuit)などの半導体装置の検査方法として、プロ
ーバを検査装置として使用して、ウエハ状態の半導体装
置である半導体チップの各々を試験を含む検査を行って
いる。
【0004】この場合、第1回目の検査を行って、各々
の半導体チップが良品か不良品かのデータを得て、プロ
ーバにおけるコンピュータにそのデータを記憶させてい
る。
【0005】次に、第1回目の検査とは異なる半導体チ
ップの特性に対しての第2回目の検査を行って、各々の
半導体チップが良品か不良品かのデータを得て、プロー
バにおけるコンピュータにそのデータを記憶させてい
る。
【0006】なお、メモリ用テスタとしての試験装置に
ついて記載されている文献としては、例えば1987年
11月20日、工業調査会発行の「電子材料1987年
11月号別冊」p183〜p190に記載されているも
のがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した半
導体装置の検査方法によれば、第1回目の検査による半
導体チップの不良品を、第2回目の検査の際にも検査す
る必要があることにより、検査時間が増大し、半導体装
置の検査時間が多く必要となるという問題点が発生して
いる。
【0008】本発明の目的は、ウエハ状態の半導体装置
の検査時間を短縮できる半導体装置およびその製造方法
ならびに半導体装置の検査方法を提供することにある。
【0009】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0011】すなわち、(1)本発明の半導体装置は、
複数の半導体チップを備えているウエハにおけるストリ
ートの表面に、各々の半導体チップに対応する検査結果
識別用の回路、たとえばヒューズが設置されているもの
である。
【0012】(2)本発明の半導体装置は、複数の半導
体チップを備えているウエハにおける各々の半導体チッ
プの表面に検査結果識別用の回路、たとえばヒューズが
設置されているものである。
【0013】(3)本発明の半導体装置の製造方法は、
複数の半導体チップを備えているウエハにおけるストリ
ートの表面に、各々の半導体チップに対応する検査結果
識別用のヒューズを、半導体チップにおけるパッドの製
造工程と同時の製造工程を使用して、パッドと同一の材
料から形成する製造工程を有するものである。
【0014】(4)本発明の半導体装置の検査方法は、
第1回目の検査において、不良品としての半導体チップ
に対応する検査結果識別用のヒューズを切断し、第2回
目の検査において、切断されているヒューズに対応する
不良品としての半導体チップの検査を行わないものであ
る。
【0015】なお、本明細書において、半導体装置の概
念には最終製品としての半導体装置を含むことはもちろ
ん、いわゆる前工程の最終段階で製造される半導体ウエ
ハをも含む。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一機能を有するものは同一の符
号を付し、重複説明は省略する。
【0017】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1である半導体装置が形成されている半導体チップ
とストリートが配置されているウエハの平面の一部を示
す概略平面図である。図2は、図1におけるA−A矢視
断面を拡大して示す概略断面図である。図3は、図1に
おけるB−B矢視断面を拡大して示す概略断面図であ
る。本実施の形態の半導体装置は、複数のMOSFET
(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transisto
r )を有する半導体集積回路装置である。
【0018】図1〜図3に示すように、本実施の形態の
ウエハ1には、複数のMOSFETを有する半導体集積
回路装置が形成されている半導体チップ2と、各半導体
チップ2の間のストリート3とが配置されている。この
場合、各半導体チップ2の間のストリート3は、ウエハ
1を個々の半導体チップ2に分割する際に、ダイシング
装置によって、ウエハ1の表面に引掻き傷をいれるスク
ライブ部となっている。
【0019】また、半導体チップ2の中央部には、複数
のボンディングパッドからなるパッド4が配置されてい
る。
【0020】さらに、本実施の形態のウエハ1における
半導体チップ2の周辺のストリート3の表面には、各々
の半導体チップ2に対応する検査結果識別用のヒューズ
5が設置されている。
【0021】この場合、各々の半導体チップ2に対応す
る検査結果識別用のヒューズ5は、プローブ検査時に使
用されるヒューズ5であり、プローブ走査方向に配置さ
れている。また、各々の半導体チップ2に対応する検査
結果識別用のヒューズ5は、半導体装置の半導体素子、
多層配線層などの試験を含む検査を行う際のプローブ検
査時に使用されるものであり、検査の結果、不良品の半
導体チップ2に対応するヒューズ5は、その中心線領域
を加工用針によって、切断(切り取られる)加工(ヒュ
ーズ5の切り取られた領域を5aと示している)が行わ
れる。良品の半導体チップ2に対応するヒューズ5は加
工せず、そのまま(非切断状態)にされている。
【0022】本実施の形態のウエハ1は、ウエハ状の例
えば単結晶シリコンからなるp型の半導体基板6の表面
の選択的な領域に素子分離用のフィールド絶縁膜が形成
されており、半導体基板6の活性領域にMOSFETが
形成されている。
【0023】また、半導体基板6の上の半導体チップ2
の領域に多層配線層が形成されている。この場合、半導
体チップ2の領域の多層配線層は、絶縁膜7の上に第1
の配線層8が形成されており、層間絶縁膜9の上に第2
の配線層10が形成されており、絶縁膜11の表面にプ
ラグ12を介して第2の配線層10と電気的に接続され
ているパッド4が形成されている。また、本実施の形態
のウエハ1における半導体チップ2の周辺のストリート
3の表面である絶縁膜11の表面に、各々の半導体チッ
プ2に対応する検査結果識別用のヒューズ5が形成され
ている。
【0024】次に、本実施の形態の半導体装置の検査方
法を説明する。
【0025】まず、本実施の形態の半導体チップ2と検
査結果識別用のヒューズ5を有するウエハ1を、プロー
バにセットした後、例えば半導体装置の半導体素子の試
験を含む検査としての第1回目の検査を行う。
【0026】そして、検査の結果、不良品の半導体チッ
プ2に対応するヒューズ5は、その中心線領域を加工用
針によって、切断(切り取られる)加工(ヒューズ5の
切り取られた領域を5aと示している)が行われる。良
品の半導体チップ2に対応するヒューズ5は加工せず、
そのまま(非切断状態)にされている。
【0027】その後、本実施の形態の半導体チップ2と
検査結果識別用のヒューズ5を有するウエハ1を、プロ
ーバにセットした後、例えば半導体装置の多層配線層の
試験を含む検査としての第2回目の検査を行う。
【0028】この場合、半導体チップ2の検査を行う前
に、その半導体チップ2に対応する検査結果識別用のヒ
ューズ5の両端に2本のプローブ針を電気的に接続し
て、その2本のプローブ針の間に電気が流れる場合(検
査結果識別用のヒューズ5が非切断状態で、GO信号化さ
れているヒューズ5)、そのヒューズ5に対応している
良品の半導体チップ2の検査を行う。
【0029】また、プローブ走査方向の次の半導体チッ
プ2の検査を行う前に、その半導体チップ2に対応する
検査結果識別用のヒューズ5の両端に2本のプローブ針
を電気的に接続して、その2本のプローブ針の間に電気
が流れない場合(検査結果識別用のヒューズ5が切断状
態で、SKIP信号化されているヒューズ5)、そのヒュー
ズ5に対応している不良品の半導体チップ2の検査を行
わない。
【0030】前述した本実施の形態の半導体装置の検査
方法によれば、半導体チップ2の周辺のストリート3の
表面に各々の半導体チップ2に対応する検査結果識別用
のヒューズ5が設置されており、第1回目の検査の結果
を、各々の半導体チップ2に対応する検査結果識別用の
ヒューズ5に記憶させている。すなわち、検査の結果、
不良品の半導体チップ2に対応するヒューズ5は、その
中心線領域を加工用針によって、切断(切り取られる)
加工(ヒューズ5の切り取られた領域を5aと示してい
る)が行われる。良品の半導体チップ2に対応するヒュ
ーズ5は加工せず、そのまま(非切断状態)にされてい
る。
【0031】したがって、第2回目の検査の際に、プロ
ーブ走査方向の次の半導体チップ2の検査を行う前に、
その半導体チップ2に対応する検査結果識別用のヒュー
ズ5の両端に2本のプローブ針を電気的に接続して、そ
の2本のプローブ針の間に電気が流れない場合(検査結
果識別用のヒューズ5が切断状態で、SKIP信号化されて
いるヒューズ5)、そのヒューズ5に対応している不良
品の半導体チップ2の検査を行わないことができる。
【0032】その結果、第2回目の検査の際に、第1回
目の検査における不良品の半導体チップ2の検査を省略
することができることにより、第2回目の検査におい
て、不良品の半導体チップ2をスキップ(試験を含む検
査をしない)するので、検査時間を含むテスト時間を短
縮することができる。
【0033】したがって、本実施の形態の半導体装置の
検査方法によれば、検査時間を含むテスト時間を短縮す
ることができることにより、検査を含むテスト作業を短
縮することができるので、半導体装置の原価の低減を行
うことができる。
【0034】本実施の形態の半導体装置によれば、半導
体チップ2の周辺のストリート3の表面に各々の半導体
チップ2に対応する検査結果識別用のヒューズ5が設置
されており、半導体装置の半導体素子や多層配線層など
の試験を含む検査をする際に、各々の半導体チップ2に
対応する検査結果識別用のヒューズ5を利用することが
できる。したがって、半導体装置の検査において、検査
時間を含むテスト時間を短縮することができることによ
り、検査を含むテスト作業を短縮することができるの
で、半導体装置の原価の低減を行うことができる。
【0035】次に、本実施の形態の半導体装置の製造方
法を説明する。
【0036】まず、ウエハ状の例えば単結晶シリコンか
らなるp型の半導体基板6の表面の選択的な領域を熱酸
化してLOCOS(Local Oxidation of Silicon)構造
の酸化シリコン膜からなる素子分離用のフィールド絶縁
膜を形成した後、半導体基板6の活性領域にMOSFE
Tを形成する。この製造工程および後述する製造工程は
ウエハ処理をもって行っている。また、MOSFETの
形成の際には、先行技術を用いて行っているものであ
る。
【0037】すなわち、半導体基板6の表面に例えば酸
化シリコン膜などからなるゲート絶縁膜を形成した後、
ゲート絶縁膜の上にゲート電極を形成した後、半導体基
板6の表面が露出している領域にn型の不純物をイオン
注入し、拡散してMOSFETのソースおよびドレイン
となるn型の半導体領域を形成する。
【0038】次に、半導体基板6の上に絶縁膜7を形成
する。絶縁膜7は、例えば酸化シリコン膜をCVD(Ch
emical Vapor Deposition )法により形成した後、表面
研磨を行いその表面を平坦化処理することにより、平坦
化された絶縁膜7を形成する。平坦化処理は、絶縁膜7
の表面を例えばエッチバック法または化学機械研磨(C
MP)法により平坦にする態様を採用することができ
る。
【0039】次に、リソグラフィ技術および選択エッチ
ング技術を用いて、絶縁膜7の選択的な領域にスルーホ
ールを形成した後、スルーホールに例えば導電性多結晶
シリコン膜またはタングステンなどの導電性材料を埋め
込んで、半導体チップ2の領域のスルーホールにプラグ
を形成する。
【0040】次に、半導体基板6の上に、第1の配線層
8を形成する。この場合、第1の配線層8は、例えばア
ルミニウム層をスパッタリング法を使用して堆積した
後、リソグラフィ技術と選択エッチング技術とを使用し
て、配線パターンを形成している。
【0041】その後、半導体基板6の上に層間絶縁膜9
を形成する。層間絶縁膜9は、例えば酸化シリコン膜を
CVD法により形成した後、表面研磨を行いその表面を
平坦化処理することにより、平坦化された層間絶縁膜9
を形成する。平坦化処理は、層間絶縁膜9の表面を例え
ばエッチバック法またはCMP法により平坦にする態様
を採用することができる。
【0042】次に、リソグラフィ技術および選択エッチ
ング技術を用いて、層間絶縁膜9の選択的な領域にスル
ーホールを形成した後、スルーホールに例えばタングス
テンなどの導電性材料を埋め込んで、半導体チップ2の
領域のスルーホールにプラグを形成する。
【0043】次に、半導体基板6の上に、第2の配線層
10を形成する。この場合、第2の配線層10は、例え
ばアルミニウム層をスパッタリング法を使用して堆積し
た後、リソグラフィ技術と選択エッチング技術とを使用
して、配線パターンを形成している。
【0044】その後、半導体基板6の上に絶縁膜11を
形成する。絶縁膜11は、例えば酸化シリコン膜をCV
D法により形成した後、表面研磨を行いその表面を平坦
化処理することにより、平坦化された絶縁膜11を形成
する。平坦化処理は、絶縁膜11の表面を例えばエッチ
バック法またはCMP法により平坦にする態様を採用す
ることができる。
【0045】次に、リソグラフィ技術および選択エッチ
ング技術を用いて、絶縁膜11の選択的な領域にスルー
ホールを形成した後、スルーホールに例えばタングステ
ンなどの導電性材料を埋め込んで、半導体チップ2の領
域のスルーホールにプラグ12を形成する。
【0046】次に、半導体基板6の上に、例えばアルミ
ニウムまたは銅からなる配線層を形成した後、リソグラ
フィ技術および選択エッチング技術を用いて、半導体チ
ップ2の領域にパッド4を形成すると共に、同時の製造
工程によって、ストリート3の領域に検査結果識別用の
ヒューズ5を形成する。その後、例えば金からなる薄膜
を形成した後、リソグラフィ技術および選択エッチング
技術を用いて、半導体チップ2の領域のパッド4に金薄
膜を形成すると共に、同時の製造工程によって、ストリ
ート3の領域の検査結果識別用のヒューズ5に金薄膜を
形成する。
【0047】なお、前述した製造工程の他の態様とし
て、ストリート3の領域に検査結果識別用のヒューズ5
を形成する際に、パッド4を形成する製造工程以外の製
造工程を使用して、ストリート3の領域に検査結果識別
用のヒューズ5を形成することができる。具体的には、
パッド4を形成した後に、半導体基板6の上に、例えば
多結晶シリコンなどの導電体(パッド4とは異なる材料
の導電体)を材料とした導電膜を形成した後、リソグラ
フィ技術および選択エッチング技術を用いて、ストリー
ト3の領域に検査結果識別用のヒューズ5を形成する態
様など種々の態様とすることができる。
【0048】前述した本実施の形態の半導体装置の製造
方法によれば、半導体チップ2の周辺のストリート3の
表面に各々の半導体チップ2に対応する検査結果識別用
のヒューズ5を形成する際に、半導体チップ2における
パッド4の製造工程と同時の製造工程を使用して、パッ
ド4と同一の材料から形成する製造工程を利用している
ことにより、製造工程を簡単にできると共に各々の半導
体チップ2に対応する検査結果識別用のヒューズ5を高
製造歩留りで製造することができる。
【0049】本実施の形態の半導体装置の製造方法によ
れば、半導体チップ2の周辺のストリート3の表面に各
々の半導体チップ2に対応する検査結果識別用のヒュー
ズ5を形成する際に、半導体チップ2におけるパッド4
の製造工程とは別の製造工程を使用して、パッド2とは
異なる導電体の材料から形成する製造工程によって、例
えば多結晶シリコンからなる検査結果識別用のヒューズ
5を形成する態様を適用することができる。
【0050】その結果、検査結果識別用のヒューズ5を
検査の際に、加工用針によって、切断(切り取られる)
加工を行う場合、切断が容易にできる検査結果識別用の
ヒューズ5を形成することができる。
【0051】(実施の形態2)図4は、本発明の実施の
形態2である半導体装置が形成されている半導体チップ
とストリートが配置されているウエハの平面の一部を示
す概略平面図である。本実施の形態の半導体装置は、前
述した実施の形態1と同様に、複数のMOSFETを有
する半導体集積回路装置である。
【0052】図4に示すように、本実施の形態のウエハ
1には、複数のMOSFETを有する半導体集積回路装
置が形成されている半導体チップ2と、各半導体チップ
2の間のストリート3とが配置されている。
【0053】また、半導体チップ2の中央部には、複数
のボンディングパッドからなるパッド4が配置されてお
り、各々の半導体チップ2に対応する検査結果識別用の
ヒューズ5が各々の半導体チップ2の表面に設置されて
いる。
【0054】すなわち、本実施の形態の半導体装置は、
前述した実施の形態1の半導体装置における各々の半導
体チップ2に対応する検査結果識別用のヒューズ5が各
半導体チップ2の間のストリート3に配置されているの
を、各々の半導体チップ2に対応する検査結果識別用の
ヒューズ5を各々の半導体チップ2の表面に設置されて
いることを特徴としているものである。それ以外の構造
は、前述した実施の形態1の半導体装置と同様である。
【0055】また、本実施の形態の半導体装置の製造方
法は、前述した実施の形態1の半導体装置の製造方法と
同様な製造工程を使用して、各々の半導体チップ2に対
応する検査結果識別用のヒューズ5を各々の半導体チッ
プ2の表面に形成している態様である。
【0056】したがって、本実施の形態の半導体装置お
よびその製造方法ならびに半導体装置の検査方法は、前
述した実施の形態1の半導体装置およびその製造方法な
らびに半導体装置の検査方法と同様であることにより、
それぞれの効果は、前述した実施の形態1の半導体装置
およびその製造方法ならびに半導体装置の検査方法の効
果と同様である。
【0057】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0058】例えば、前述した実施の形態1および実施
の形態2の半導体装置における各々の半導体チップ2に
対応する検査結果識別用のヒューズ5が各々の半導体チ
ップ2に対応して1個設置されているが、各々の半導体
チップ2に対応する検査結果識別用のヒューズ5が、各
々の半導体チップ2に対応して2個以上の複数個をもっ
て設置する態様とすることができる。この場合、各々の
半導体チップ2に対応して設置されている2個以上の複
数個の検査結果識別用のヒューズ5を、試験を含む検査
の結果などの多種多様な結果を記憶させるための部品と
することができる。
【0059】また、本発明は、MOSFET、CMOS
FET、BiCMOSFETなどを構成要素とするDR
AM(Dynamic Random Access Memory)またはSRAM
(Static Random Access Memory )などの総パッド数が
多いメモリ系を有する半導体集積回路装置などの半導体
装置およびその製造方法ならびに半導体装置の検査方法
に適用できる。
【0060】また、本発明は、MOSFET、CMOS
FET、BiCMOSFET、バイポーラトランジスタ
などを構成要素とするロジック系などの種々の半導体集
積回路装置などの半導体装置およびその製造方法ならび
に半導体装置の検査方法に適用できる。
【0061】また、ヒューズ5の切断には、レーザ、あ
るいは通電加熱による溶断を用いることができる。
【0062】また、ヒューズ5に代えて、他の回路たと
えば、フローティングゲート型のメモリ素子等を用いる
こともできる。このメモリ素子への不良品情報の書き込
みには、紫外線照射等を用いることができる。
【0063】また、ヒューズ5に代えて抵抗素子を用い
ることもできる。この場合レーザ照射による抵抗率の変
化により不良品情報を書き込むことができる。
【0064】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0065】(1).本発明の半導体装置の検査方法に
よれば、半導体チップの周辺のストリートまたは半導体
チップの表面に各々の半導体チップに対応する検査結果
識別用のヒューズが設置されており、第1回目の検査の
結果を、各々の半導体チップに対応する検査結果識別用
のヒューズに記憶させている。すなわち、検査の結果、
不良品の半導体チップに対応するヒューズは、その中心
線領域を加工用針によって、切断(切り取られる)加工
が行われる。良品の半導体チップに対応するヒューズは
加工せず、そのまま(非切断状態)にされている。
【0066】したがって、第2回目の検査の際に、プロ
ーブ走査方向の次の半導体チップの検査を行う前に、そ
の半導体チップに対応する検査結果識別用のヒューズの
両端に2本のプローブ針を電気的に接続して、その2本
のプローブ針の間に電気が流れない場合(検査結果識別
用のヒューズが切断状態で、SKIP信号化されているヒュ
ーズ)、そのヒューズに対応している不良品の半導体チ
ップの検査を行わないことができる。
【0067】その結果、第2回目の検査の際に、第1回
目の検査における不良品の半導体チップの検査を省略す
ることができることにより、第2回目の検査において、
不良品の半導体チップをスキップ(試験を含む検査をし
ない)するので、検査時間を含むテスト時間を短縮する
ことができる。
【0068】したがって、本発明の半導体装置の検査方
法によれば、検査時間を含むテスト時間を短縮すること
ができることにより、検査を含むテスト作業を短縮する
ことができるので、半導体装置の原価の低減を行うこと
ができる。
【0069】(2).本発明の半導体装置によれば、半
導体チップの周辺のストリートまたは半導体チップの表
面に各々の半導体チップに対応する検査結果識別用のヒ
ューズが設置されており、半導体装置の半導体素子や多
層配線層などの試験を含む検査をする際に、各々の半導
体チップに対応する検査結果識別用のヒューズを利用す
ることができる。したがって、半導体装置の検査におい
て、検査時間を含むテスト時間を短縮することができる
ことにより、検査を含むテスト作業を短縮することがで
きるので、半導体装置の原価の低減を行うことができ
る。
【0070】(3).本発明の半導体装置の製造方法に
よれば、半導体チップの周辺のストリートまたは半導体
チップの表面に各々の半導体チップに対応する検査結果
識別用のヒューズを形成する際に、半導体チップにおけ
るパッドの製造工程と同時の製造工程を使用して、パッ
ドと同一の材料から形成する製造工程を利用しているこ
とにより、製造工程を簡単にできると共に各々の半導体
チップに対応する検査結果識別用のヒューズを高製造歩
留りで製造することができる。
【0071】本発明の半導体装置の製造方法によれば、
半導体チップの周辺のストリートまたは半導体チップの
表面に各々の半導体チップに対応する検査結果識別用の
ヒューズを形成する際に、半導体チップにおけるパッド
の製造工程とは別の製造工程を使用して、パッドとは異
なる導電体の材料から形成する製造工程によって、例え
ば多結晶シリコンからなる検査結果識別用のヒューズを
形成する態様を適用することができる。
【0072】その結果、検査結果識別用のヒューズを検
査の際に、加工用針によって、切断(切り取られる)加
工を行う場合、切断が容易にできる検査結果識別用のヒ
ューズを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1である半導体装置が形成
されている半導体チップとストリートが配置されている
ウエハの平面の一部を示す概略平面図である。
【図2】図1におけるA−A矢視断面を拡大して示す概
略断面図である。
【図3】図1におけるB−B矢視断面を拡大して示す概
略断面図である。
【図4】本発明の実施の形態2である半導体装置が形成
されている半導体チップとストリートが配置されている
ウエハの平面の一部を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1 ウエハ 2 半導体チップ 3 ストリート 4 パッド 5 検査結果識別用のヒューズ 5a ヒューズ5の切り取られた領域 6 半導体基板 7 絶縁膜 8 第1の配線層 9 層間絶縁膜 10 第2の配線層 11 絶縁膜 12 プラグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊田 淳 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の半導体チップを備えているウエハ
    におけるストリートの表面に、各々の前記半導体チップ
    に対応する検査結果識別用の回路が設置されていること
    を特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 複数の半導体チップを備えているウエハ
    における各々の前記半導体チップの表面に、検査結果識
    別用の回路が設置されていることを特徴とする半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体装置であ
    って、前記検査結果識別用の回路は、ヒューズであるこ
    とを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体装置であって、各
    々の前記半導体チップに対応する前記検査結果識別用の
    ヒューズは、前記半導体チップにおけるパッドと同一の
    材料または異なる材料から形成されていることを特徴と
    する半導体装置。
  5. 【請求項5】 複数の半導体チップを備えているウエハ
    におけるストリートの表面に、各々の前記半導体チップ
    に対応する検査結果識別用のヒューズを、前記半導体チ
    ップにおけるパッドの製造工程と同時の製造工程を使用
    して、前記パッドと同一の材料から形成する製造工程を
    有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 複数の半導体チップを備えているウエハ
    における各々の前記半導体チップの表面に、検査結果識
    別用のヒューズを、前記半導体チップにおけるパッドの
    製造工程と同時の製造工程を使用して、前記パッドと同
    一の材料から形成する製造工程を有することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 複数の半導体チップを備えているウエハ
    におけるストリートの表面に、各々の前記半導体チップ
    に対応する検査結果識別用のヒューズを、前記半導体チ
    ップにおけるパッドの製造工程とは別の製造工程を使用
    して、前記パッドとは異なる導電体の材料から形成する
    製造工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 複数の半導体チップを備えているウエハ
    における各々の前記半導体チップの表面に、検査結果識
    別用のヒューズを、前記半導体チップにおけるパッドの
    製造工程とは別の製造工程を使用して、前記パッドとは
    異なる導電体の材料から形成する製造工程を有すること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の半
    導体装置の検査方法であって、第1回目の検査におい
    て、不良品としての前記半導体チップに対応する前記検
    査結果識別用の回路に不良品情報を記録し、または前記
    ヒューズを切断し、第2回目の検査において、前記不良
    品情報または切断されている前記ヒューズに対応する不
    良品としての前記半導体チップの検査を行わないことを
    特徴とする半導体装置の検査方法。
JP10139388A 1998-05-21 1998-05-21 半導体装置およびその製造方法ならびに半導体装置の検査方法 Withdrawn JPH11330170A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9087803B2 (en) 2011-11-18 2015-07-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Methods of testing integrated circuit devices using fuse elements

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