JPH11329653A - スリップリングとその製造方法 - Google Patents
スリップリングとその製造方法Info
- Publication number
- JPH11329653A JPH11329653A JP10135313A JP13531398A JPH11329653A JP H11329653 A JPH11329653 A JP H11329653A JP 10135313 A JP10135313 A JP 10135313A JP 13531398 A JP13531398 A JP 13531398A JP H11329653 A JPH11329653 A JP H11329653A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixed base
- rotor
- conductive
- unit
- slip ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R39/00—Rotary current collectors, distributors or interrupters
- H01R39/02—Details for dynamo electric machines
- H01R39/14—Fastenings of commutators or slip-rings to shafts
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R39/00—Rotary current collectors, distributors or interrupters
- H01R39/02—Details for dynamo electric machines
- H01R39/18—Contacts for co-operation with commutator or slip-ring, e.g. contact brush
- H01R39/24—Laminated contacts; Wire contacts, e.g. metallic brush, carbon fibres
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R39/00—Rotary current collectors, distributors or interrupters
- H01R39/64—Devices for uninterrupted current collection
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R2201/00—Connectors or connections adapted for particular applications
- H01R2201/16—Connectors or connections adapted for particular applications for telephony
Landscapes
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 固定ベースユニット及びローターユニットに
おいて、複数個ある導電部を個々に着脱できる構成と
し、組立作業の容易化、不良率の低減、コストの低減を
図ることができるスリップリングとその製造する製造方
法を提供することにある。 【解決手段】 固定ベースユニットは、固定ベースと、
固定ベースに形成された複数個のスリットに着脱可能に
取り付けられる電極ワイヤープレートと、電極プレート
に固定された摺接電極とから構成されていて、ローター
ユニットは、ローターシャフトと、このローターシャフ
トの外周側に着脱可能に交互に積層・配置された複数個
の導電リングと絶縁スペーサとから構成されていて、摺
接電極に対応するように導電リングが配置されているも
の。
おいて、複数個ある導電部を個々に着脱できる構成と
し、組立作業の容易化、不良率の低減、コストの低減を
図ることができるスリップリングとその製造する製造方
法を提供することにある。 【解決手段】 固定ベースユニットは、固定ベースと、
固定ベースに形成された複数個のスリットに着脱可能に
取り付けられる電極ワイヤープレートと、電極プレート
に固定された摺接電極とから構成されていて、ローター
ユニットは、ローターシャフトと、このローターシャフ
トの外周側に着脱可能に交互に積層・配置された複数個
の導電リングと絶縁スペーサとから構成されていて、摺
接電極に対応するように導電リングが配置されているも
の。
Description
【０００１】本発明は、回転体を備えた各種機器にあっ
て上記回転体に電気信号及び電力を供給する際に使用す
るスリップリング（集電装置）とその製造方法に係り、
特に、組立作業の簡略化、不良率の低減、製造コストの
低減を図ることができるように工夫したものに関する。
て上記回転体に電気信号及び電力を供給する際に使用す
るスリップリング（集電装置）とその製造方法に係り、
特に、組立作業の簡略化、不良率の低減、製造コストの
低減を図ることができるように工夫したものに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のスリップリングを示すものとして
は、例えば、特開昭５５−１５９５８１号公報、米国特
許第３５９９１６５号公報、米国特許第４３２６７６９
号公報に示すようなものがある。又、これらに開示され
ているスリップリングは、回転体を備えた任意の機器に
取り付けられる固定ベースユニットと、この固定ベース
ユニット内に回転可能に収容・配置され回転体側と複数
本のリード線を介して接続されるローターユニットの二
つの構成要素に大きく二分される。
は、例えば、特開昭５５−１５９５８１号公報、米国特
許第３５９９１６５号公報、米国特許第４３２６７６９
号公報に示すようなものがある。又、これらに開示され
ているスリップリングは、回転体を備えた任意の機器に
取り付けられる固定ベースユニットと、この固定ベース
ユニット内に回転可能に収容・配置され回転体側と複数
本のリード線を介して接続されるローターユニットの二
つの構成要素に大きく二分される。
【０００３】上記固定ベースユニット側には、リード線
に接続された複数個のワイヤ（電極ブラシ）が取り付け
られており、一方、ローターユニット側には同じくリー
ド線が接続された導電リングが取り付けられている。そ
して、ローターユニットが回転する際、上記固定ベース
ユニット側のワイヤが導電リングに常時接触しており、
それによって、回転体側に対する電源の供給と信号の授
受が可能になる。
に接続された複数個のワイヤ（電極ブラシ）が取り付け
られており、一方、ローターユニット側には同じくリー
ド線が接続された導電リングが取り付けられている。そ
して、ローターユニットが回転する際、上記固定ベース
ユニット側のワイヤが導電リングに常時接触しており、
それによって、回転体側に対する電源の供給と信号の授
受が可能になる。
【０００４】上記固定ベースユニットとローターユニッ
トがどのようにして製造されて組み立てられるかである
が、まず、固定ベースユニットの場合には、リード線が
接続されたワイヤをインサート成形金型内に配置してそ
こに熱硬化性樹脂を流し込む。それによって、複数個の
ワイヤを一体的に備えた固定ベースユニットを得る。
又、上記インサート成型時にワイヤが変形するため、イ
ンサート成型後にワイヤの矯正を行い導電リングへの接
触圧力を調整する。
トがどのようにして製造されて組み立てられるかである
が、まず、固定ベースユニットの場合には、リード線が
接続されたワイヤをインサート成形金型内に配置してそ
こに熱硬化性樹脂を流し込む。それによって、複数個の
ワイヤを一体的に備えた固定ベースユニットを得る。
又、上記インサート成型時にワイヤが変形するため、イ
ンサート成型後にワイヤの矯正を行い導電リングへの接
触圧力を調整する。
【０００５】一方、ローターユニットであるが、まず、
リード線が接続された導電リングをインサート成型用金
型内に配置してそこに熱硬化性樹脂を流し込む。それに
よって、導電リングを一体的に備えたローターユニット
の原型を得る。次に、旋盤にて導電部を露出させる。こ
れは、ローターユニットの原型成型時（上記インサート
成形時）に、導電リングの表面（ワイヤとの接触面）に
樹脂が回り込み導電部が樹脂で覆われてしまっているか
らである。又、該旋盤加工後に導電安定化のために金鍍
金処理が施される。
リード線が接続された導電リングをインサート成型用金
型内に配置してそこに熱硬化性樹脂を流し込む。それに
よって、導電リングを一体的に備えたローターユニット
の原型を得る。次に、旋盤にて導電部を露出させる。こ
れは、ローターユニットの原型成型時（上記インサート
成形時）に、導電リングの表面（ワイヤとの接触面）に
樹脂が回り込み導電部が樹脂で覆われてしまっているか
らである。又、該旋盤加工後に導電安定化のために金鍍
金処理が施される。
【０００６】後は、上記ローターユニットを固定ベース
ユニット内に収容・配置させると共に、付随する各種処
理を施すことにより所望のスリップリングを得る。又、
このスリップリングを任意の機器に取り付けて、ロータ
ーユニットから出ている複数本のリード線をその機器の
回転体側に接続する。それによって、回転体が回転する
場合には、ローターユニットも回転し、結局、複数本の
リード線が何ら捩れるようなことなく、必要な電源を回
転体に供給できると共に、回転体との間で信号の授受が
可能となる。
ユニット内に収容・配置させると共に、付随する各種処
理を施すことにより所望のスリップリングを得る。又、
このスリップリングを任意の機器に取り付けて、ロータ
ーユニットから出ている複数本のリード線をその機器の
回転体側に接続する。それによって、回転体が回転する
場合には、ローターユニットも回転し、結局、複数本の
リード線が何ら捩れるようなことなく、必要な電源を回
転体に供給できると共に、回転体との間で信号の授受が
可能となる。
【０００７】
【発明が解決する課題】上記構成によると次のような問
題があった。まず、ローターユニットはインサート成型
によって製造されているため、複数個ある導電部（導電
リング）の内１極でも導通不良があると、ローターユニ
ット全体を交換しなければならないという問題があっ
た。つまり、導通不良の箇所が僅かであるにもかかわら
ず、ローターユニット全体を廃棄しなければならず、そ
れによって、維持管理費が上昇してしまうという問題が
あった。これは極数が増えれば増える程顕著であった。
又、これは固定ベースユニット側についても同様にいえ
ることである。すなわち、固定ベースユニット側におい
て、複数個ある導電部（ワイヤ）の内１箇所でも導通不
良があると、固定ベースユニット全体を廃棄して新規な
固定ベースユニットに交換しなければならなくなってし
まう。又、ローターユニット側における鍍金処理につい
てみてみると、該鍍金処理は、インサート成型及び旋盤
加工が終了した後、ローターユニットとして完成された
状態で行うため、鍍金漕における部品占有率が小さくな
ってしまうという問題があった。つまり、通常、鍍金処
理を施す場合には、鍍金処理の対象物を鍍金漕内に浸漬
させることになるが、その際、ローターユニットとして
浸漬させるために、本来鍍金処理の対象になっていない
部分まで鍍金漕内に浸漬させることになり、その為、一
度の処理で鍍金処理できる数が大幅に制限されてしまう
ことになる。したがって、鍍金処理のコストも上昇して
しまうことになる。又、固定ベースユニットは、前述し
たように、インサート成型時の成型圧によってワイヤが
変形するため、成型後にワイヤを矯正する必要があり、
その為、作業コストが嵩んでしまうという問題があっ
た。又、ローターユニット及び固定ベースユニットをイ
ンサート成型によって製造するため、導電リングやワイ
ヤに溶接で接続されているリード線としては、テフロン
等の高温に強い被覆材によって被覆されているものを使
用する必要があり、それによってもコストが上昇してし
まうという問題があった。さらに、極数の異なったスリ
ップリングを作るには、その都度それに応じたローター
ユニット用のインサート成型金型及び固定ベースユニッ
ト用のインサート成型金型を用意する必要がある。よっ
て、極数が異なるスリップリング間において部品の共通
化ができず、コストが上昇してしまうという問題があっ
た。
題があった。まず、ローターユニットはインサート成型
によって製造されているため、複数個ある導電部（導電
リング）の内１極でも導通不良があると、ローターユニ
ット全体を交換しなければならないという問題があっ
た。つまり、導通不良の箇所が僅かであるにもかかわら
ず、ローターユニット全体を廃棄しなければならず、そ
れによって、維持管理費が上昇してしまうという問題が
あった。これは極数が増えれば増える程顕著であった。
又、これは固定ベースユニット側についても同様にいえ
ることである。すなわち、固定ベースユニット側におい
て、複数個ある導電部（ワイヤ）の内１箇所でも導通不
良があると、固定ベースユニット全体を廃棄して新規な
固定ベースユニットに交換しなければならなくなってし
まう。又、ローターユニット側における鍍金処理につい
てみてみると、該鍍金処理は、インサート成型及び旋盤
加工が終了した後、ローターユニットとして完成された
状態で行うため、鍍金漕における部品占有率が小さくな
ってしまうという問題があった。つまり、通常、鍍金処
理を施す場合には、鍍金処理の対象物を鍍金漕内に浸漬
させることになるが、その際、ローターユニットとして
浸漬させるために、本来鍍金処理の対象になっていない
部分まで鍍金漕内に浸漬させることになり、その為、一
度の処理で鍍金処理できる数が大幅に制限されてしまう
ことになる。したがって、鍍金処理のコストも上昇して
しまうことになる。又、固定ベースユニットは、前述し
たように、インサート成型時の成型圧によってワイヤが
変形するため、成型後にワイヤを矯正する必要があり、
その為、作業コストが嵩んでしまうという問題があっ
た。又、ローターユニット及び固定ベースユニットをイ
ンサート成型によって製造するため、導電リングやワイ
ヤに溶接で接続されているリード線としては、テフロン
等の高温に強い被覆材によって被覆されているものを使
用する必要があり、それによってもコストが上昇してし
まうという問題があった。さらに、極数の異なったスリ
ップリングを作るには、その都度それに応じたローター
ユニット用のインサート成型金型及び固定ベースユニッ
ト用のインサート成型金型を用意する必要がある。よっ
て、極数が異なるスリップリング間において部品の共通
化ができず、コストが上昇してしまうという問題があっ
た。
【０００８】本発明は、このような点に基づいてなされ
たもので、その目的とするところは、固定ベースユニッ
ト及びローターユニットにおいて、複数個ある導電部を
個々に着脱できる構成とし、それによって、組立作業の
容易化、不良率の低減、コストの低減を図ることができ
るスリップリングを提供すると共にそのようなスリップ
リングを製造する製造方法を提供することにある。
たもので、その目的とするところは、固定ベースユニッ
ト及びローターユニットにおいて、複数個ある導電部を
個々に着脱できる構成とし、それによって、組立作業の
容易化、不良率の低減、コストの低減を図ることができ
るスリップリングを提供すると共にそのようなスリップ
リングを製造する製造方法を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するべく
本願発明の請求項１によるスリップリングは、固定ベー
スユニットと、上記固定ベースユニットの内周側に回転
可能に収容・配置されたローターユニットと、を具備し
てなるスリップリングにおいて、上記固定ベースユニッ
トは、固定ベースと、上記固定ベースに形成された複数
個のスリットに着脱可能に取り付けられる電極プレート
と、上記電極プレートに固定された摺接電極と、から構
成されていて、上記ローターユニットは、ローターシャ
フトと、このローターシャフトの外周側に着脱可能に交
互に積層・配置された複数個の導電リングと絶縁スペー
サとから構成されていて、上記摺接電極に対応するよう
に上記導電リングが配置されていることを特徴とするも
のである。又、請求項２によるスリップリングは、請求
項１記載のスリップリングにおいて、上記ローターシャ
フトの外周部には案内機構が設けられていて、上記導電
リングと絶縁スペーサはこの案内機構によって周方向の
位置を決定された状態で交互に積層・配置されることを
特徴とするものである。又、請求項３によるスリップリ
ングは、請求項２記載のスリップリングにおいて、上記
案内機構は、ローターシャフトにおいて軸方向に延長・
形成された一対の溝と、上記一対の溝にそれぞれ係合す
る一対のガイドバーと、上記導電リング及び絶縁スペー
サ側に形成され上記一対のガイドバーに移動可能に係合
する溝とから構成されていることを特徴とするものであ
る。又、請求項４によるスリップリングの製造方法は、
ローターシャフトの外周側に導電リングと絶縁スペーサ
とを交互に積層・配置させてローターユニットを構成
し、各摺接電極が各導電リングに対応できるよう形成さ
れた複数個のスリットを備えた固定ベースの上記各スリ
ットに摺接電極を備えた電極プレートを取り付けて固定
ベースユニットを構成し、上記ローターユニットを上記
固定ベース内に各導電リングに対応した各摺接電極が接
触するように収容・配置するようにしたことを特徴とす
るものである。
本願発明の請求項１によるスリップリングは、固定ベー
スユニットと、上記固定ベースユニットの内周側に回転
可能に収容・配置されたローターユニットと、を具備し
てなるスリップリングにおいて、上記固定ベースユニッ
トは、固定ベースと、上記固定ベースに形成された複数
個のスリットに着脱可能に取り付けられる電極プレート
と、上記電極プレートに固定された摺接電極と、から構
成されていて、上記ローターユニットは、ローターシャ
フトと、このローターシャフトの外周側に着脱可能に交
互に積層・配置された複数個の導電リングと絶縁スペー
サとから構成されていて、上記摺接電極に対応するよう
に上記導電リングが配置されていることを特徴とするも
のである。又、請求項２によるスリップリングは、請求
項１記載のスリップリングにおいて、上記ローターシャ
フトの外周部には案内機構が設けられていて、上記導電
リングと絶縁スペーサはこの案内機構によって周方向の
位置を決定された状態で交互に積層・配置されることを
特徴とするものである。又、請求項３によるスリップリ
ングは、請求項２記載のスリップリングにおいて、上記
案内機構は、ローターシャフトにおいて軸方向に延長・
形成された一対の溝と、上記一対の溝にそれぞれ係合す
る一対のガイドバーと、上記導電リング及び絶縁スペー
サ側に形成され上記一対のガイドバーに移動可能に係合
する溝とから構成されていることを特徴とするものであ
る。又、請求項４によるスリップリングの製造方法は、
ローターシャフトの外周側に導電リングと絶縁スペーサ
とを交互に積層・配置させてローターユニットを構成
し、各摺接電極が各導電リングに対応できるよう形成さ
れた複数個のスリットを備えた固定ベースの上記各スリ
ットに摺接電極を備えた電極プレートを取り付けて固定
ベースユニットを構成し、上記ローターユニットを上記
固定ベース内に各導電リングに対応した各摺接電極が接
触するように収容・配置するようにしたことを特徴とす
るものである。
【００１０】すなわち、本願発明によるスリップリング
の場合には、まず、固定ベースユニットにおいて、摺接
電極を備えた複数個の電極プレートを固定ベースのスリ
ットに対して着脱可能に取り付ける構成とし、且つ、ロ
ーターユニットにおいて、別個独立して製造された導電
リングと絶縁スペーサを、ローターシャフトの外周側に
着脱可能に交互に積層させることにより、ローターユニ
ットを構成するようにしたものである。よって、固定ベ
ースユニットの一部やローターユニットの一部に、例え
ば、導通不良や絶縁不良が生じても、該当する部分の導
電リングや絶縁スペーサや電極プレートを交換するだけ
で良く、従来のように全体を新規なものに交換する必要
はなくなるものである。又、ローターユニット側におい
て、ローターユニットの外周部に案内機構を設けた場合
には、導電リングや絶縁スペーサの積層作業がやり易く
なると共に、導電リングや絶縁スペーサの位置を正確に
規定することができるようになる。尚、案内機構の構成
としては様々な構成が考えられるが、例えば、ローター
シャフト側に一対の溝を形成し、その一対の溝に一対の
ガイドバーを係合させ、この一対のガイドバーによっ
て、導電リングや絶縁スペーサを案内するように構成す
ることが考えられる。又、請求項４はスリップリングの
製造方法をクレームしたものであり、まず、ローターシ
ャフトの外周側に導電リングと絶縁スペーサとを着脱可
能に交互に積層・配置させてローターユニットを構成し
ておく。又、同時に或いは前後して、各摺接電極が各導
電リングに対応できるように形成された複数個のスリッ
トを備えた固定ベースの上記各スリットに摺接電極を備
えた電極プレートを着脱可能に取り付けて固定ベースユ
ニットを構成しておく。後は上記ローターユニットを上
記固定ベースユニット内に各導電リングに対応した各摺
接電極が接触するように収容・配置することにより、所
望のスリップリングを得ることができる。
の場合には、まず、固定ベースユニットにおいて、摺接
電極を備えた複数個の電極プレートを固定ベースのスリ
ットに対して着脱可能に取り付ける構成とし、且つ、ロ
ーターユニットにおいて、別個独立して製造された導電
リングと絶縁スペーサを、ローターシャフトの外周側に
着脱可能に交互に積層させることにより、ローターユニ
ットを構成するようにしたものである。よって、固定ベ
ースユニットの一部やローターユニットの一部に、例え
ば、導通不良や絶縁不良が生じても、該当する部分の導
電リングや絶縁スペーサや電極プレートを交換するだけ
で良く、従来のように全体を新規なものに交換する必要
はなくなるものである。又、ローターユニット側におい
て、ローターユニットの外周部に案内機構を設けた場合
には、導電リングや絶縁スペーサの積層作業がやり易く
なると共に、導電リングや絶縁スペーサの位置を正確に
規定することができるようになる。尚、案内機構の構成
としては様々な構成が考えられるが、例えば、ローター
シャフト側に一対の溝を形成し、その一対の溝に一対の
ガイドバーを係合させ、この一対のガイドバーによっ
て、導電リングや絶縁スペーサを案内するように構成す
ることが考えられる。又、請求項４はスリップリングの
製造方法をクレームしたものであり、まず、ローターシ
ャフトの外周側に導電リングと絶縁スペーサとを着脱可
能に交互に積層・配置させてローターユニットを構成し
ておく。又、同時に或いは前後して、各摺接電極が各導
電リングに対応できるように形成された複数個のスリッ
トを備えた固定ベースの上記各スリットに摺接電極を備
えた電極プレートを着脱可能に取り付けて固定ベースユ
ニットを構成しておく。後は上記ローターユニットを上
記固定ベースユニット内に各導電リングに対応した各摺
接電極が接触するように収容・配置することにより、所
望のスリップリングを得ることができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、図１乃至図２３を参照し
て、本発明の一実施の形態を説明する。図１及び図２
は、本実施の形態によるスリップリングの全体の構成を
示す図であり、まず、ケース１がある。このケース１
は、中空円筒状をなすケース本体１ａと、このケース本
体１ａの図１中左側に設けられた鍔部１ｂとから構成さ
れている。上記鍔部１ｂには取付用の図示しないボルト
が通る穴１ｃが形成されている。本実施の形態によるス
リップリングは、上記ケース１を介して、任意の機器、
例えば、監視カメラに取り付けられることになる。尚、
その取付状態に関しては追って詳細に説明する。
て、本発明の一実施の形態を説明する。図１及び図２
は、本実施の形態によるスリップリングの全体の構成を
示す図であり、まず、ケース１がある。このケース１
は、中空円筒状をなすケース本体１ａと、このケース本
体１ａの図１中左側に設けられた鍔部１ｂとから構成さ
れている。上記鍔部１ｂには取付用の図示しないボルト
が通る穴１ｃが形成されている。本実施の形態によるス
リップリングは、上記ケース１を介して、任意の機器、
例えば、監視カメラに取り付けられることになる。尚、
その取付状態に関しては追って詳細に説明する。
【００１２】上記ケース１内には、固定ベースユニット
３が内装されている。この固定ベースユニット３は、図
５乃至図９に示すように、二つ割り状態にある一対の固
定ベース要素３ａと固定ベース要素３ｂとを備えてい
る。上記固定ベース要素３ａは、図６乃至図９に示すよ
うに、略中空状になっていると共に、所定のピッチでス
リット５が形成されている。これら複数個のスリット５
内に外側から内側に向けて、ワイヤ７を備えたワイヤー
プレート９が挿入されて圧入・固定されていく。
３が内装されている。この固定ベースユニット３は、図
５乃至図９に示すように、二つ割り状態にある一対の固
定ベース要素３ａと固定ベース要素３ｂとを備えてい
る。上記固定ベース要素３ａは、図６乃至図９に示すよ
うに、略中空状になっていると共に、所定のピッチでス
リット５が形成されている。これら複数個のスリット５
内に外側から内側に向けて、ワイヤ７を備えたワイヤー
プレート９が挿入されて圧入・固定されていく。
【００１３】上記ワイヤ７は、図１０に示すような形状
になっていて、略Ｕ字状をなしていると共にその両端は
外側に向かって拡開している。又、金属等の導電物質で
形成され、且つ、接触対向部にある程度の接触圧を付加
できるように弾性を持たせた摺接電極である。又、この
ワイヤ７は、電極プレートであるワイヤープレート９に
取り付けられた状態で、上記固定ベース要素３ａのスリ
ット５内に外側から内側に向けて挿入されて圧入・固定
されることになる。すなわち、図１１に示すように、ワ
イヤープレート９には、折曲片１１が設けられていて、
この折曲片１１の上に上記ワイヤ７を載置させ（図１１
中ワイヤ７を仮想線で示す）、その状態で折曲片１１を
図１１中上方に向かって折り曲げる。それによって、ワ
イヤ７をワイヤープレート９に取付・固定する。
になっていて、略Ｕ字状をなしていると共にその両端は
外側に向かって拡開している。又、金属等の導電物質で
形成され、且つ、接触対向部にある程度の接触圧を付加
できるように弾性を持たせた摺接電極である。又、この
ワイヤ７は、電極プレートであるワイヤープレート９に
取り付けられた状態で、上記固定ベース要素３ａのスリ
ット５内に外側から内側に向けて挿入されて圧入・固定
されることになる。すなわち、図１１に示すように、ワ
イヤープレート９には、折曲片１１が設けられていて、
この折曲片１１の上に上記ワイヤ７を載置させ（図１１
中ワイヤ７を仮想線で示す）、その状態で折曲片１１を
図１１中上方に向かって折り曲げる。それによって、ワ
イヤ７をワイヤープレート９に取付・固定する。
【００１４】又、ワイヤープレート９の左右両端には、
係止部１３、１３が形成されている。これら係止部１
３、１３が上記スリット５の左右両縁に係合することに
なり、それによって、ワイヤ７を保持したワイヤープレ
ート９の位置が決定される。又、上記ワイヤープレート
９には、図１及び図５に示すように、リード線１５が接
続される。又、固定ベース要素３ｂ側も固定ベース要素
３ａ側と同様の構成になっているが、スリット５の位置
がずれている。これは、ワイヤ７が両側から後述するロ
ーターユニットに対して交互（互い違い）に挿入・配置
されるようにするためである。
係止部１３、１３が形成されている。これら係止部１
３、１３が上記スリット５の左右両縁に係合することに
なり、それによって、ワイヤ７を保持したワイヤープレ
ート９の位置が決定される。又、上記ワイヤープレート
９には、図１及び図５に示すように、リード線１５が接
続される。又、固定ベース要素３ｂ側も固定ベース要素
３ａ側と同様の構成になっているが、スリット５の位置
がずれている。これは、ワイヤ７が両側から後述するロ
ーターユニットに対して交互（互い違い）に挿入・配置
されるようにするためである。
【００１５】上記したように、固定ベースユニット３に
おいては、固定ベース要素３ａ、固定ベース要素３ｂに
おいて、ワイヤ７を備えたワイヤープレート９が着脱可
能に圧入・固定される構成になっている。このように構
成したのは、例えば、任意のワイヤ７に導通不良が発生
したような場合に、そのワイヤ７を備えたワイヤープレ
ート９のみを外して新規なものに交換することを可能に
するためであり、それによって、固定ベースユニット３
全体を新規なものに交換する必要性をなくすためであ
る。
おいては、固定ベース要素３ａ、固定ベース要素３ｂに
おいて、ワイヤ７を備えたワイヤープレート９が着脱可
能に圧入・固定される構成になっている。このように構
成したのは、例えば、任意のワイヤ７に導通不良が発生
したような場合に、そのワイヤ７を備えたワイヤープレ
ート９のみを外して新規なものに交換することを可能に
するためであり、それによって、固定ベースユニット３
全体を新規なものに交換する必要性をなくすためであ
る。
【００１６】上記固定ベースユニット３の内周側には、
ローターユニット１７が収容・配置されている。上記ロ
ーターユニット１７は、図３乃至図５に示すような構成
になっている。図３は、ローターユニット１７の分解斜
視図であり、図４は側面図であり、図５は、ローターユ
ニット１７の外側に既に説明した固定ベース３を被冠し
た状態を示す斜視図である。まず、ローターシャフト１
９があり、このローターシャフト１９は、図１２乃至図
１４にも示すように、軸部１９ａと、この軸部１９ａの
図１２中右側に形成された鍔部１９ｂと、この鍔部１９
ｂの図１２中右側に形成された軸部１９ｃとから構成さ
れている。
ローターユニット１７が収容・配置されている。上記ロ
ーターユニット１７は、図３乃至図５に示すような構成
になっている。図３は、ローターユニット１７の分解斜
視図であり、図４は側面図であり、図５は、ローターユ
ニット１７の外側に既に説明した固定ベース３を被冠し
た状態を示す斜視図である。まず、ローターシャフト１
９があり、このローターシャフト１９は、図１２乃至図
１４にも示すように、軸部１９ａと、この軸部１９ａの
図１２中右側に形成された鍔部１９ｂと、この鍔部１９
ｂの図１２中右側に形成された軸部１９ｃとから構成さ
れている。
【００１７】上記軸部１９ａには、図１４に示すよう
に、１８０°の位置に一対の溝２１、２３が軸方向に延
長された状態で形成されている。これら一対の溝２１、
２３には、ガイドバー２５、２７がそれぞれ係合・配置
されることになる。上記ガイドバ２５、２７は、図１５
乃至図１７に示すような形状になっている。すなわち、
図１７に示すように、片側に上記溝２１、２３に係合す
る突条２５ａ、２７ａを備えていて、反対側にキー２５
ｂ、２７ｂを備えた形状になっている。そして、上記ガ
イドバー２５、２７の外側に、導電リング２９と絶縁ス
ペーサ３１とが交互に積層されていることになる。
に、１８０°の位置に一対の溝２１、２３が軸方向に延
長された状態で形成されている。これら一対の溝２１、
２３には、ガイドバー２５、２７がそれぞれ係合・配置
されることになる。上記ガイドバ２５、２７は、図１５
乃至図１７に示すような形状になっている。すなわち、
図１７に示すように、片側に上記溝２１、２３に係合す
る突条２５ａ、２７ａを備えていて、反対側にキー２５
ｂ、２７ｂを備えた形状になっている。そして、上記ガ
イドバー２５、２７の外側に、導電リング２９と絶縁ス
ペーサ３１とが交互に積層されていることになる。
【００１８】上記導電リング２９は、図１８及び図１９
に示すような構成になっていて、まず、図１８に示すよ
うに、１８０°の位置にキー溝２９ａ、２９ｂが形成さ
れている。これらキー溝２９ａ、２９ｂは、上記ガイド
バー２５、２７のキー２５ｂ、２７ｂに対応するもので
ある。つまり、導電リング２９は、キー・キー溝構造に
よって所定の姿勢で取り付けられていくことになる。
又、導電リング２９の外周円筒部には、図１９に示すよ
うに、Ｖ溝２９ｃが形成されている。このＶ溝２９ｃの
位置に既に述べたワイヤ７が圧接されることになる。
に示すような構成になっていて、まず、図１８に示すよ
うに、１８０°の位置にキー溝２９ａ、２９ｂが形成さ
れている。これらキー溝２９ａ、２９ｂは、上記ガイド
バー２５、２７のキー２５ｂ、２７ｂに対応するもので
ある。つまり、導電リング２９は、キー・キー溝構造に
よって所定の姿勢で取り付けられていくことになる。
又、導電リング２９の外周円筒部には、図１９に示すよ
うに、Ｖ溝２９ｃが形成されている。このＶ溝２９ｃの
位置に既に述べたワイヤ７が圧接されることになる。
【００１９】上記絶縁スペーサ３１は、図２０及び図２
１に示すような形状になっている。まず、図２０に示す
ように、１８０°の位置にキー溝３１ａ、３１ｂが形成
されていて、これらキー溝３１ａ、３１ｂとガイドバー
２５、２７のキー２５ｂ、２７ｂとによって、キー・キ
ー溝構造を構成している。それによって、所定の姿勢で
取り付けられることになる。又、上記導電リング２９に
は、図１及び図３に示すように、リード線３３が接続さ
れている。又、図１に示すように、この導電リング２９
に接続されているリード線３３が任意の機器の回転体側
に接続されることになる。
１に示すような形状になっている。まず、図２０に示す
ように、１８０°の位置にキー溝３１ａ、３１ｂが形成
されていて、これらキー溝３１ａ、３１ｂとガイドバー
２５、２７のキー２５ｂ、２７ｂとによって、キー・キ
ー溝構造を構成している。それによって、所定の姿勢で
取り付けられることになる。又、上記導電リング２９に
は、図１及び図３に示すように、リード線３３が接続さ
れている。又、図１に示すように、この導電リング２９
に接続されているリード線３３が任意の機器の回転体側
に接続されることになる。
【００２０】上記したように、導電リング２９と絶縁ス
ペーサ３１を着脱可能に積層させる構成としたのは、例
えば、一部に導通不良や絶縁不良が生じたような場合に
（例えば、任意の１個の導電リング２９に導通不良が発
生した場合）、その部分だけ交換できるようにするため
であり、それによって、従来のように、一部に不良が発
生した場合に、全体を新規なものに交換しなければなら
ないという不具合を解消するためである。
ペーサ３１を着脱可能に積層させる構成としたのは、例
えば、一部に導通不良や絶縁不良が生じたような場合に
（例えば、任意の１個の導電リング２９に導通不良が発
生した場合）、その部分だけ交換できるようにするため
であり、それによって、従来のように、一部に不良が発
生した場合に、全体を新規なものに交換しなければなら
ないという不具合を解消するためである。
【００２１】又、図３に示すように、ローターシャフト
１９の軸部１９ｃにはウェーブワッシャ４１を介して軸
受部材４３が取り付けられている。又、ローターシャフ
ト１９の上記軸受部材４３の反対側には、絶縁材料から
なるローターベース４５が取り付けられることになり、
このローターベース４５をねじ部材４７によってロータ
ーシャフト１９に取付・固定するものである。そして、
上記ローターベース４５の外周側には軸受部材４９が装
着され、止め輪５１によってその抜けを防止するように
している。
１９の軸部１９ｃにはウェーブワッシャ４１を介して軸
受部材４３が取り付けられている。又、ローターシャフ
ト１９の上記軸受部材４３の反対側には、絶縁材料から
なるローターベース４５が取り付けられることになり、
このローターベース４５をねじ部材４７によってロータ
ーシャフト１９に取付・固定するものである。そして、
上記ローターベース４５の外周側には軸受部材４９が装
着され、止め輪５１によってその抜けを防止するように
している。
【００２２】又、すでに説明したワイヤ７及びその近傍
の構成を断面図として、図２２に示す。この図２２に示
すように、ワイヤ７の両先端部が導電リング２９の外周
面に適度な圧接力を持った状態で接触している。又、図
示しない反対側のワイヤ７に関しても同様である。
の構成を断面図として、図２２に示す。この図２２に示
すように、ワイヤ７の両先端部が導電リング２９の外周
面に適度な圧接力を持った状態で接触している。又、図
示しない反対側のワイヤ７に関しても同様である。
【００２３】以上の構成を基にその作用を説明する。ま
ず、本実施の形態によるスリップリングの作用である
が、例えば、図２３に示すような箇所に組み込まれて使
用されることになる。図２３は、監視カメラの構成を示
す断面図であって、まず、固定側ケース５２がある。こ
の固定側ケース５２の上方には、可動側パンケース５３
が配置されていると共に、固定側ケース５２内には、パ
ンフレーム５５が内装されている。上記可動側パンケー
ス５３とパンフレーム５５は、固定側ケース５２に対し
て、図２３中横方向に回動可能に取り付けられている。
すなわち、固定側ケース５２内には、パンモータユニッ
ト５７が内装されていて、このパンモータユニット５７
を駆動することにより、上記可動側パンケース５３とパ
ンフレーム５５が、図２３中横方向に回動することにな
る。
ず、本実施の形態によるスリップリングの作用である
が、例えば、図２３に示すような箇所に組み込まれて使
用されることになる。図２３は、監視カメラの構成を示
す断面図であって、まず、固定側ケース５２がある。こ
の固定側ケース５２の上方には、可動側パンケース５３
が配置されていると共に、固定側ケース５２内には、パ
ンフレーム５５が内装されている。上記可動側パンケー
ス５３とパンフレーム５５は、固定側ケース５２に対し
て、図２３中横方向に回動可能に取り付けられている。
すなわち、固定側ケース５２内には、パンモータユニッ
ト５７が内装されていて、このパンモータユニット５７
を駆動することにより、上記可動側パンケース５３とパ
ンフレーム５５が、図２３中横方向に回動することにな
る。
【００２４】上記可動側パンケース５３の内側には、可
動側チルトケース５９が配置されていると共にチルトフ
レーム６１が内装されている。これら可動側チルトケー
ス５９とチルトフレーム６１は、パンフレーム５５に対
して、図２３中縦方向に回動可能に取り付けられてい
る。すなわち、可動側パンケース５３内には、チルトモ
ーターユニット６３が内装されていて、このチルトモー
タユニット６３を駆動することにより、可動側チルトケ
ース５９とチルトフレーム６１が、図２３中縦方向に回
動することになる。
動側チルトケース５９が配置されていると共にチルトフ
レーム６１が内装されている。これら可動側チルトケー
ス５９とチルトフレーム６１は、パンフレーム５５に対
して、図２３中縦方向に回動可能に取り付けられてい
る。すなわち、可動側パンケース５３内には、チルトモ
ーターユニット６３が内装されていて、このチルトモー
タユニット６３を駆動することにより、可動側チルトケ
ース５９とチルトフレーム６１が、図２３中縦方向に回
動することになる。
【００２５】そして、監視カメラユニット６５は、上記
チルトフレーム６１に取り付けられている。したがっ
て、この監視カメラユニット６５は、パンモータユニッ
ト５７を駆動することにより、図２３中横方向に回動す
ることになり、且つ、チルトモーターユニット６３を駆
動することにより、図２３中縦方向に回動することにな
る。
チルトフレーム６１に取り付けられている。したがっ
て、この監視カメラユニット６５は、パンモータユニッ
ト５７を駆動することにより、図２３中横方向に回動す
ることになり、且つ、チルトモーターユニット６３を駆
動することにより、図２３中縦方向に回動することにな
る。
【００２６】そして、本実施の形態によるスリップリン
グは、固定側ケース５１内に取り付けられることにな
り、その際、ケース１を介して固定側ケース５１側に固
定される。そして、ケース１より図２３中上方に突出・
配置されているローターベース４５の部分は、ローター
ユニットの一部として回転可能に構成されている。そし
て、ローターベース４５より外部に引き出された複数本
のリード線３３が、監視カメラユニット６５側に接続さ
れることになる。この状態で、監視カメラユニット６５
側が回動しても、それに追従して、ローターユニット側
も回転するので、何ら支障が生ずることはない。
グは、固定側ケース５１内に取り付けられることにな
り、その際、ケース１を介して固定側ケース５１側に固
定される。そして、ケース１より図２３中上方に突出・
配置されているローターベース４５の部分は、ローター
ユニットの一部として回転可能に構成されている。そし
て、ローターベース４５より外部に引き出された複数本
のリード線３３が、監視カメラユニット６５側に接続さ
れることになる。この状態で、監視カメラユニット６５
側が回動しても、それに追従して、ローターユニット側
も回転するので、何ら支障が生ずることはない。
【００２７】次に、本実施の形態によるスリップリング
の製造行程について説明する。まず、ローターシャフト
１９の外周の溝２１、２３に対して、ガイドバー２５、
２７を取り付ける。その状態で、ガイドバー２５、２７
の外周側に、導電リング２９と絶縁スペーサ３１を交互
に嵌合させながら積層させていく。それによって、ロー
ターユニット１７を構成する。
の製造行程について説明する。まず、ローターシャフト
１９の外周の溝２１、２３に対して、ガイドバー２５、
２７を取り付ける。その状態で、ガイドバー２５、２７
の外周側に、導電リング２９と絶縁スペーサ３１を交互
に嵌合させながら積層させていく。それによって、ロー
ターユニット１７を構成する。
【００２８】次に、ローターユニット１７を固定ベース
要素３ａ、固定ベース要素３ｂの間に嵌合させる。ここ
までの作業によってローターユニット１７と固定ベース
ユニット３とを一体化させた構成のものが組み立てられ
たことになる。次に、その状態のものをケース１内に組
み込むと共に付随する各種作業を行うことにより完成品
としてのスリップリングを得ることができる。
要素３ａ、固定ベース要素３ｂの間に嵌合させる。ここ
までの作業によってローターユニット１７と固定ベース
ユニット３とを一体化させた構成のものが組み立てられ
たことになる。次に、その状態のものをケース１内に組
み込むと共に付随する各種作業を行うことにより完成品
としてのスリップリングを得ることができる。
【００２９】以上本実施の形態によると次のような効果
を奏することができる。まず、本実施の形態の場合に
は、ローターユニット１７において、複数個の導電リン
グ２９と絶縁スペーサ３１を、ローターシャフト１９の
外周に交互に嵌合させながら着脱可能に導電リング２９
と絶縁スペーサ３１を積層・配置しているので、例え
ば、何れかの部分に導通不良や絶縁不良が生じたような
場合には、該当する部分の導電リング２９や絶縁スペー
サ３１のみを新規なものに交換するだけでよく、従来の
ように全体を新規なものに交換する必要はなくなる。よ
って、スリップリングとしての寿命の延長を図ることが
できる。又、この実施の形態においては、ローターシャ
フト１９の外周側に一対のガイドバー２５、２７を取り
付け、このガイドバー２５、２７の外周側に複数個の導
電リング２９と絶縁スペーサ３１を嵌合させて積層させ
ていくようにしているので、積層作業の作業性も極めて
良好である。又、ローターユニット側における鍍金処理
についてみてみると、該鍍金処理は、従来のように、イ
ンサート成形及び旋盤加工が終了した後、ローターユニ
ットとして完成された状態で施すわけではなく、予め、
導電リング２９として独立している部品の状態で行うこ
とができる。よって、鍍金漕内に一度に大量の導電リン
グ２９を浸漬させて鍍金処理を施すことができ、鍍金処
理に要するコストを大幅に低減させることができるよう
になった。又、固定ベースユニットにおいては、従来の
ようにインサート成型法によって製造するわけではない
ので、インサート成形時の成形圧によってワイヤーが変
形するといったこともなくなり、よって、従来必要であ
った成形後のワイヤーの矯正作業が不要になり、それに
よっても、コストの低減を図ることができるようになっ
た。又、ローターユニット及び固定ベースユニットの何
れの場合においても、従来のように、インサート成型法
によって製造するわけではないので、ワイヤ７に接続さ
れるリード線１５や導電リング２９に接続されるリード
線３３としても、従来のように、テフロン等の高温に強
い被覆材によって被覆されているものを使用する必要が
なく、それによってもコストの低減を図ることができる
ようになった。又、従来、極数の異なったスリップリン
グを作るには、その都度それに応じたローターユニット
用のインサート成型金型及び固定ベースユニット用のイ
ンサート成形金型を用意する必要があったが、この実施
の形態の場合には、そもそもインサート成型法を採用し
ていないので、そのような金型を多種類にわたって準備
する必要はなく、又、各部品、例えば、導電リング２
９、絶縁スペーサ３１、ワイヤ７を備えたワイヤープレ
ート９等については全ての場合において共通な部品とな
り、部品の共通化を図ることができるようになった。こ
れによっても、コストの低減を図ることができるもので
ある。
を奏することができる。まず、本実施の形態の場合に
は、ローターユニット１７において、複数個の導電リン
グ２９と絶縁スペーサ３１を、ローターシャフト１９の
外周に交互に嵌合させながら着脱可能に導電リング２９
と絶縁スペーサ３１を積層・配置しているので、例え
ば、何れかの部分に導通不良や絶縁不良が生じたような
場合には、該当する部分の導電リング２９や絶縁スペー
サ３１のみを新規なものに交換するだけでよく、従来の
ように全体を新規なものに交換する必要はなくなる。よ
って、スリップリングとしての寿命の延長を図ることが
できる。又、この実施の形態においては、ローターシャ
フト１９の外周側に一対のガイドバー２５、２７を取り
付け、このガイドバー２５、２７の外周側に複数個の導
電リング２９と絶縁スペーサ３１を嵌合させて積層させ
ていくようにしているので、積層作業の作業性も極めて
良好である。又、ローターユニット側における鍍金処理
についてみてみると、該鍍金処理は、従来のように、イ
ンサート成形及び旋盤加工が終了した後、ローターユニ
ットとして完成された状態で施すわけではなく、予め、
導電リング２９として独立している部品の状態で行うこ
とができる。よって、鍍金漕内に一度に大量の導電リン
グ２９を浸漬させて鍍金処理を施すことができ、鍍金処
理に要するコストを大幅に低減させることができるよう
になった。又、固定ベースユニットにおいては、従来の
ようにインサート成型法によって製造するわけではない
ので、インサート成形時の成形圧によってワイヤーが変
形するといったこともなくなり、よって、従来必要であ
った成形後のワイヤーの矯正作業が不要になり、それに
よっても、コストの低減を図ることができるようになっ
た。又、ローターユニット及び固定ベースユニットの何
れの場合においても、従来のように、インサート成型法
によって製造するわけではないので、ワイヤ７に接続さ
れるリード線１５や導電リング２９に接続されるリード
線３３としても、従来のように、テフロン等の高温に強
い被覆材によって被覆されているものを使用する必要が
なく、それによってもコストの低減を図ることができる
ようになった。又、従来、極数の異なったスリップリン
グを作るには、その都度それに応じたローターユニット
用のインサート成型金型及び固定ベースユニット用のイ
ンサート成形金型を用意する必要があったが、この実施
の形態の場合には、そもそもインサート成型法を採用し
ていないので、そのような金型を多種類にわたって準備
する必要はなく、又、各部品、例えば、導電リング２
９、絶縁スペーサ３１、ワイヤ７を備えたワイヤープレ
ート９等については全ての場合において共通な部品とな
り、部品の共通化を図ることができるようになった。こ
れによっても、コストの低減を図ることができるもので
ある。
【００３０】尚、本発明は前記一実施の形態に限定され
るものではない。まず、ローターシャフトにおける案内
機構であるが、ローターシャフトに軸方向に延長された
突条を設け、該突条を介して複数個の導電リングと絶縁
スペーサを積層させていくようにしても良いし、その他
様々な構成が考えられ、要は、導電リングと絶縁スペー
サを周方向にその位置を規定した状態で案内できるよう
なものであればよい。又、前記一実施の形態において
は、監視カメラに適用した例を示して説明したが、それ
以外にも回転体を備えていて、該回転体側に電力を供給
したり、或いは信号の授受を行うような様々な機器に適
用できるものである。
るものではない。まず、ローターシャフトにおける案内
機構であるが、ローターシャフトに軸方向に延長された
突条を設け、該突条を介して複数個の導電リングと絶縁
スペーサを積層させていくようにしても良いし、その他
様々な構成が考えられ、要は、導電リングと絶縁スペー
サを周方向にその位置を規定した状態で案内できるよう
なものであればよい。又、前記一実施の形態において
は、監視カメラに適用した例を示して説明したが、それ
以外にも回転体を備えていて、該回転体側に電力を供給
したり、或いは信号の授受を行うような様々な機器に適
用できるものである。
【００３１】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によるスリッ
プリングによると、固定ベースユニットにおいて、固定
ベースのスリットに対して、摺接電極を備えた電極プレ
ートを着脱可能に取り付けるようにし、且つ、ローター
ユニットにおいて、ローターシャフトの外周側に、複数
個の導電リングと絶縁スペーサを着脱可能に交互に積層
させる構成としたので、例えば、導通不良や絶縁不良が
生じたような場合には、全体を交換するのではなく、不
良部分の導電リングや絶縁スペーサや電極プレートのみ
を交換するだけで事足りることになる等、不良率の低
減、コストの低減、組立作業の容易化を図ることができ
るようになった。又、ローターシャフトの外周部に案内
機構を設けた場合には、該案内機構を利用して、複数個
の導電リング及び絶縁スペーサを正確な位置に容易に組
み込んでいくことができるようになる。又、本発明によ
るスリップリングの製造方法によると、製造作業が容易
になりなると共に製造コストの低減を図ることができ
る。
プリングによると、固定ベースユニットにおいて、固定
ベースのスリットに対して、摺接電極を備えた電極プレ
ートを着脱可能に取り付けるようにし、且つ、ローター
ユニットにおいて、ローターシャフトの外周側に、複数
個の導電リングと絶縁スペーサを着脱可能に交互に積層
させる構成としたので、例えば、導通不良や絶縁不良が
生じたような場合には、全体を交換するのではなく、不
良部分の導電リングや絶縁スペーサや電極プレートのみ
を交換するだけで事足りることになる等、不良率の低
減、コストの低減、組立作業の容易化を図ることができ
るようになった。又、ローターシャフトの外周部に案内
機構を設けた場合には、該案内機構を利用して、複数個
の導電リング及び絶縁スペーサを正確な位置に容易に組
み込んでいくことができるようになる。又、本発明によ
るスリップリングの製造方法によると、製造作業が容易
になりなると共に製造コストの低減を図ることができ
る。
【図１】本発明の一実施の形態を示す図で、スリップリ
ングの断面図である。
ングの断面図である。
【図２】本発明の一実施の形態を示す図で、図１のII-I
I矢視図である。
I矢視図である。
【図３】本発明の一実施の形態を示す図で、スリップリ
ングの内ケースを取り除いた部分の構成を示す分解斜視
図である。
ングの内ケースを取り除いた部分の構成を示す分解斜視
図である。
【図４】本発明の一実施の形態を示す図で、ローターユ
ニットの構成を示す側面図である。
ニットの構成を示す側面図である。
【図５】本発明の一実施の形態を示す図で、固定ベース
ユニットの構成を示す斜視図である。
ユニットの構成を示す斜視図である。
【図６】本発明の一実施の形態を示す図で、固定ベース
要素の平面図である。
要素の平面図である。
【図７】本発明の一実施の形態を示す図で、固定ベース
要素の側面図である。
要素の側面図である。
【図８】本発明の一実施の形態を示す図で、固定ベース
要素の背面図である。
要素の背面図である。
【図９】本発明の一実施の形態を示す図で、図６のIX−
IX断面図である。
IX断面図である。
【図１０】本発明の一実施の形態を示す図で、ワイヤの
正面図である。
正面図である。
【図１１】本発明の一実施の形態を示す図で、ワイヤー
プレートの正面図である。
プレートの正面図である。
【図１２】本発明の一実施の形態を示す図で、ローター
シャフトの正面図である。
シャフトの正面図である。
【図１３】本発明の一実施の形態を示す図で、ローター
シャフトの側面図である。
シャフトの側面図である。
【図１４】本発明の一実施の形態を示す図で、図１３の
XIV−XIV矢視図である。
XIV−XIV矢視図である。
【図１５】本発明の一実施の形態を示す図で、ガイドバ
ーの平面図である。
ーの平面図である。
【図１６】本発明の一実施の形態を示す図で、ガイドバ
ーの側面図である。
ーの側面図である。
【図１７】本発明の一実施の形態を示す図で、図１５の
XVII−XVII矢視図である。
XVII−XVII矢視図である。
【図１８】本発明の一実施の形態を示す図で、導電リン
グの平面図である。
グの平面図である。
【図１９】本発明の一実施の形態を示す図で、図１８の
XIX−XIX断面図である。
XIX−XIX断面図である。
【図２０】本発明の一実施の形態を示す図で、絶縁スペ
ーサの平面図である。
ーサの平面図である。
【図２１】本発明の一実施の形態を示す図で、図２０の
XXI−XXI断面図である。
XXI−XXI断面図である。
【図２２】本発明の一実施の形態を示す図で、ワイヤ及
びその近傍の構成を示す断面図である。
びその近傍の構成を示す断面図である。
【図２３】本発明の一実施の形態を示す図で、スリップ
リングを実際に使用している様子を示す断面図である。
リングを実際に使用している様子を示す断面図である。
【符号の説明】 １ ケース ３ 固定ベースユニット ３ａ 固定ベース要素 ３ｂ 固定ベース要素 ７ ワイヤ ９ ワイヤープレート １７ ローターユニット １９ ローターシャフト ２１ 溝 ２３ 溝 ２５ ガイドバー ２５ａ 突条 ２７ ガイドバー ２７ａ 突条 ２９ 導電リング ３１ 絶縁スペーサ
Claims (4)
- 【請求項１】 固定ベースユニットと、上記固定ベース
ユニットの内周側に回転可能に収容・配置されたロータ
ーユニットと、を具備してなるスリップリングにおい
て、上記固定ベースユニットは、固定ベースと、上記固
定ベースに形成された複数個のスリットに着脱可能に取
り付けられる電極プレートと、上記電極プレートに固定
された摺接電極とから構成されていて、上記ローターユ
ニットは、ローターシャフトと、このローターシャフト
の外周側に着脱可能に交互に積層・配置された複数個の
導電リングと絶縁スペーサとから構成されていて、上記
摺接電極に対応するように上記導電リングが配置されて
いることを特徴とするスリップリング。 - 【請求項２】 請求項１記載のスリップリングにおい
て、上記ローターシャフトの外周部には案内機構が設け
られていて、上記導電リングと絶縁スペーサはこの案内
機構によって周方向の位置を決定された状態で交互に積
層・配置されることを特徴とするスリップリング。 - 【請求項３】 請求項２記載のスリップリングにおい
て、 上記案内機構は、ローターシャフトにおいて軸方向に延
長・形成された一対の溝と、上記一対の溝にそれぞれ係
合する一対のガイドバーと、上記導電リング及び絶縁ス
ペーサ側に形成され上記一対のガイドバーに移動可能に
係合する溝とから構成されていることを特徴とするスリ
ップリング。 - 【請求項４】 ローターシャフトの外周側に導電リング
と絶縁スペーサを着脱可能に交互に積層・配置させてロ
ーターユニットを構成し、各摺接電極が各導電リングに
対応できるように形成された複数個のスリットを備えた
固定ベースの上記各スリットに摺接電極を備えた電極プ
レートを着脱可能に取り付けて固定ベースユニットを構
成し、上記ローターユニットを上記固定ベースユニット
内に各導電リングに対応した各摺接電極が接触するよう
に収容・配置するようにしたことを特徴とするスリップ
リングの製造方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10135313A JPH11329653A (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | スリップリングとその製造方法 |
| US09/313,357 US6089875A (en) | 1998-05-18 | 1999-05-18 | Slip ring assembly and the manufacturing method thereof |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10135313A JPH11329653A (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | スリップリングとその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11329653A true JPH11329653A (ja) | 1999-11-30 |
Family
ID=15148826
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10135313A Pending JPH11329653A (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | スリップリングとその製造方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6089875A (ja) |
| JP (1) | JPH11329653A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100333908B1 (ko) * | 2000-06-23 | 2002-04-22 | 이근웅 | 감시 카메라의 슬립링 구조 |
| KR100989176B1 (ko) | 2008-09-04 | 2010-10-20 | 김동선 | 조립형 슬립링 및 그 제조 방법 |
| KR101010712B1 (ko) * | 2008-11-17 | 2011-01-24 | 주식회사 원우이엔지 | 슬립링 |
| JP2014110744A (ja) * | 2012-12-04 | 2014-06-12 | Toyota Motor Corp | スリップリング装置 |
| JP2015506564A (ja) * | 2012-01-16 | 2015-03-02 | ヴォッベン プロパティーズ ゲーエムベーハーＷｏｂｂｅｎ Ｐｒｏｐｅｒｔｉｅｓ Ｇｍｂｈ | スリップリングトランスミッタ |
| US11316314B2 (en) | 2019-04-22 | 2022-04-26 | Luxshare Precision Industry Co., Ltd. | Conductive slip ring |
Families Citing this family (23)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6517357B1 (en) * | 2000-11-22 | 2003-02-11 | Athan Corporation | Slip ring and brush assembly for use in a video recorder |
| JP3607928B2 (ja) * | 2001-01-31 | 2005-01-05 | ビー・エル・オートテック株式会社 | ロータリジョイント |
| KR100782801B1 (ko) * | 2001-05-04 | 2007-12-06 | 삼성전자주식회사 | 전자사진 화상형성장치의 정착롤러 전원공급장치 |
| US20040169434A1 (en) * | 2003-01-02 | 2004-09-02 | Washington Richard G. | Slip ring apparatus |
| US7071591B2 (en) * | 2003-01-02 | 2006-07-04 | Covi Technologies | Electromagnetic circuit and servo mechanism for articulated cameras |
| ATE356451T1 (de) * | 2003-02-28 | 2007-03-15 | Ltn Servotechnik Gmbh | Verfahren zur herstellung von schleifringbürsten und auf diese weise hergestellte schleifringbürste |
| US8497935B2 (en) | 2004-08-26 | 2013-07-30 | Robert Bosch Gmbh | Rotatable camera system including infrared communications links |
| US7481655B2 (en) * | 2006-10-02 | 2009-01-27 | Tyco Electronics Corporation | Rotary joint |
| US7750493B2 (en) * | 2007-08-14 | 2010-07-06 | General Electric Company | Wind turbine assemblies and slip ring assemblies for wind blade pitch control motors |
| US8162044B2 (en) * | 2009-01-02 | 2012-04-24 | Joachim Sihler | Systems and methods for providing electrical transmission in downhole tools |
| US8482611B2 (en) * | 2010-03-23 | 2013-07-09 | Pelco, Inc. | Surveillance camera |
| US9021684B2 (en) * | 2011-04-19 | 2015-05-05 | Tyco Electronics Corporation | Method of fabricating a slip ring component |
| CN103199402B (zh) * | 2012-01-05 | 2015-07-22 | 隆环企业有限公司 | 简易组合式集电环 |
| US8641427B2 (en) * | 2012-01-06 | 2014-02-04 | Taiwan Long Hawn Enterprise Co. | Combinative type slip ring |
| CN103746244A (zh) * | 2013-12-13 | 2014-04-23 | 四川永贵科技有限公司 | 纤维束电刷滑环的遮盖板 |
| CN104269712A (zh) * | 2014-09-30 | 2015-01-07 | 四川永贵科技有限公司 | 纤维束导电滑环及其纤维束电刷及电刷固定装置 |
| US9793669B1 (en) * | 2015-08-14 | 2017-10-17 | The United States of America Department of the Navy | Slip ring assembly for electrical power transfer to centrifugal turbomachinery |
| DE102016203762A1 (de) * | 2016-03-08 | 2017-09-14 | Krones Ag | Schleifringübertrager für Rundläufermaschinen |
| CN107123913B (zh) * | 2017-06-07 | 2024-03-26 | 泉州格瑞特电子科技有限公司 | 一种持续供电旋转装置及采用该装置的风车 |
| CN110854637A (zh) * | 2019-11-21 | 2020-02-28 | 九江英智科技有限公司 | 一种导电滑环 |
| FR3116954B1 (fr) * | 2020-12-02 | 2023-08-25 | Valeo Equip Electr Moteur | Collecteur pour machine électrique tournante |
| CN113788319B (zh) * | 2021-08-27 | 2023-06-23 | 孙健春 | 一种电气自动化滑环刷丝送料装置 |
| CN113752466B (zh) * | 2021-09-18 | 2023-08-01 | 徐洪杰 | 一种导电滑环中轴的注塑工艺 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US32805A (en) * | 1861-07-09 | Improvement in stoppers for preserving-vessels | ||
| US3599165A (en) * | 1970-03-02 | 1971-08-10 | Litton Precision Prod Inc | Rotary conductor |
| US4252388A (en) * | 1979-05-21 | 1981-02-24 | Litton Systems, Inc. | High power slip ring assembly |
| US4326769A (en) * | 1980-04-21 | 1982-04-27 | Litton Systems, Inc. | Rotary coaxial assembly |
| US5435731A (en) * | 1994-05-12 | 1995-07-25 | Kang; Steve | Rotatable hidden connector for telephone transmitter |
| US5846090A (en) * | 1997-10-09 | 1998-12-08 | Lu; Ching-Shui | Rotational jack socket assembly |
-
1998
- 1998-05-18 JP JP10135313A patent/JPH11329653A/ja active Pending
-
1999
- 1999-05-18 US US09/313,357 patent/US6089875A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100333908B1 (ko) * | 2000-06-23 | 2002-04-22 | 이근웅 | 감시 카메라의 슬립링 구조 |
| KR100989176B1 (ko) | 2008-09-04 | 2010-10-20 | 김동선 | 조립형 슬립링 및 그 제조 방법 |
| KR101010712B1 (ko) * | 2008-11-17 | 2011-01-24 | 주식회사 원우이엔지 | 슬립링 |
| JP2015506564A (ja) * | 2012-01-16 | 2015-03-02 | ヴォッベン プロパティーズ ゲーエムベーハーＷｏｂｂｅｎ Ｐｒｏｐｅｒｔｉｅｓ Ｇｍｂｈ | スリップリングトランスミッタ |
| JP2014110744A (ja) * | 2012-12-04 | 2014-06-12 | Toyota Motor Corp | スリップリング装置 |
| US11316314B2 (en) | 2019-04-22 | 2022-04-26 | Luxshare Precision Industry Co., Ltd. | Conductive slip ring |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6089875A (en) | 2000-07-18 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH11329653A (ja) | スリップリングとその製造方法 | |
| CA1221398A (en) | Electrical connection system for motors | |
| US6701604B2 (en) | Method for assembling a power tool | |
| US8220146B2 (en) | Method of manufacturing short-circuiting member | |
| US3861027A (en) | Method of manufacturing a rotor assembly for a dynamo electric machine | |
| KR100396041B1 (ko) | 슬립링의 구조 및 그 제조방법 | |
| US4827167A (en) | Miniature motor | |
| US3648360A (en) | Method for making an aluminum armature | |
| JPH08205446A (ja) | 回転電機の回転電機子 | |
| US6359364B1 (en) | Brush apparatus of small motor and method for manufacturing the same | |
| JP2001196145A (ja) | 回転コネクタ装置 | |
| US3194931A (en) | Improved block-electrical brush assembly | |
| US3182217A (en) | Commutating apparatus | |
| US3854181A (en) | Method of producing variable capacitors | |
| JP7024776B2 (ja) | モータ | |
| JPH0622515A (ja) | 籠形誘導電動機の回転子 | |
| KR100240964B1 (ko) | 전동기 정류자의 제조방법 | |
| US5729070A (en) | Commutator assembly for small motor, method for producing the same, and commutator piece joint body for the small motor | |
| WO2020156829A1 (de) | Pumpe mit direkter anbindung des stators an die leiterplatte | |
| US7856703B2 (en) | Method for making a short-circuiting member and method for making a commutator | |
| JPH09322503A (ja) | 小型モータ | |
| JP3360093B2 (ja) | 極小径組立式整流子の製造方法 | |
| JPH05153751A (ja) | 電動機の刷子ホルダ | |
| JP3186502B2 (ja) | 小型直流モータのブラシ装置とその製造方法 | |
| JP3358241B2 (ja) | ブラシ構造、ブラシの製造方法及び組立方法並びにモータ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041025 |
|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20050208 |
|
| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20050309 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20050309 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061225 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070612 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070724 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070925 |