JP3360093B2 - 極小径組立式整流子の製造方法 - Google Patents

極小径組立式整流子の製造方法

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JP3360093B2 JP25812695A JP25812695A JP3360093B2 JP 3360093 B2 JP3360093 B2 JP 3360093B2 JP 25812695 A JP25812695 A JP 25812695A JP 25812695 A JP25812695 A JP 25812695A JP 3360093 B2 JP3360093 B2 JP 3360093B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば携帯用電子
機器等に駆動用として用いられる小型直流モータの整流
子に関し、特に直径が極小径の組立式整流子の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】小型モータは各種の機器に広く使用さ
れ、小型軽量化から超小型化が進むに連れて、上記機器
に使用される直流モータも超小型化が要望され、直径が
5mm以下の直流モータも出現するようになった。これに
伴い、超小型モータに使用される整流子も必然的に極小
化が要望されている。
【0003】従来この種の整流子としては、組立式整流
子とモールド式整流子の2種が一般に実用に供されてい
る。組立式整流子は、特開平7−79546号公報に示
されるように、通常は、一端側に大径のフランジ部を形
成した円筒型の合成樹脂からなるホルダーの外周面に、
個々に製造された複数個の整流子片を電気的に独立させ
るように微小の隙間を設けて円筒状に配列することによ
り組み立てられる。その後、これら整流子片の外周に電
気的絶縁性を有する絶縁リングを上記フランジ部に当接
するように圧入し、上記整流子片をホルダーの円筒部分
外周に圧接すると共に、整流子片と一体形成した端子部
を上記絶縁リングとフランジ部との間に挟持させて固定
することによって製造される。
【0004】また、モールド式整流子は、例えば、銅等
の円筒状金属素材を適宜の寸法に切断すると共に、プレ
ス打ち抜き加工により金属素材の一端側から端子部を一
体に突出させて形成し、略直角に折り曲げ形成する。そ
の後この円筒状の素材を外周面及び端子部の先端側を露
出させるように絶縁性合成樹脂からなるホルダー部をイ
ンサートモールド成型する。しかる後に、円筒状の金属
素材を周方向に複数個に電気的に独立させるために、ス
ライサーによって上記合成樹脂部分に至るまで軸方向に
複数本のスリットを入れるスリッティング加工を施し、
これにより複数に分割された整流子片を形成する。さら
に、最終仕上げ加工を行うことによってモールド式整流
子が製造される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
製造方法にあっては、整流子の直径が比較的大きい場合
に適合したが、直径が数mmの極小径の整流子の場合に
は、実質的に製造が困難となる問題が明らかになった。
即ち、組立式整流子は、通常、個々に製造された整流子
片をホルダーの円筒部分外周に円筒状に配列する工程を
手作業によって行っている。しかしながら、極小径の組
立式整流子の場合には、整流子片そのものが微小寸法と
なることから、手指での作業が困難となると共に、相寄
る整流子片間の隙間(スリット)が微小間隔となるため
に、寸法精度が低下して整流子本来の機能である整流機
能が得られない問題を有している。さらに、整流子片の
組み立てを自動化しようとしても、整流子片そのものが
微小寸法であるために、個々の整流子片を簡単でしかも
安価な手段によって自動組立機に供給することが極めて
困難となる問題もある。
【0006】一方、モールド式整流子においては、円筒
状金属素材の直径を極小にすることによって、見掛け上
は極小径の整流子が製造可能に思える。しかしながら、
電気的に独立させた整流子片を形成するためには、スリ
ッティング加工により円筒状の金属素材のみならずホル
ダー部に至るまで軸方向のスリットを入れる必要があ
る。ところが、極小径の整流子の場合には、当然ながら
ホルダー部の肉厚も小さくする必要がある。従って、ス
リットを入れたときには、ホルダー部の肉厚寸法を更に
薄くしなければならず、強度が著しく低下する問題が明
白となった。従って、モータの回転軸に圧入するとき、
或いは動作中の振動等により分解や亀裂等の最悪の事態
となり、以上の理由からモールド式は採用できない。特
に多極の整流子においては多数のスリットを入れるた
め、強度低下はさらに顕著となる。
【0007】そこで本発明は、上記問題点に鑑み、極小
径であっても生産性を良好にすると共に、高精度に製造
することのできる極小径組立式整流子の製造方法を提供
しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の極小径組立式
整流子の製造方法は、金属板を打ち抜き加工により、一
端側に連結部を形成すると共に、この連結部に連接して
他端側にスリットを介して複数個の整流子片及びこの整
流子片に連接した端子部を並列に形成するブランク抜き
工程と、上記連結部及び整流子片を円筒状にカーリング
すると共に、上記端子部を中心から放射方向に略直角に
折り曲げ形成するカーリング工程と、この円筒状に形成
された上記連結部及び整流子片の内部に電気絶縁性を有
する合成樹脂からなり軸方向に形成した軸孔と大径のフ
ランジ部を有するホルダーを挿入する組立工程と、上記
整流子片の外周に電気絶縁性を有するワッシャーを装着
すると共に、上記端子部を上記ワッシャーと上記フラン
ジ部との間に挟持させて固定する装着工程と、上記ワッ
シャーを装着した状態で少なくとも上記連結部を切り落
とし、上記スリットを介して孤立した整流子片とする切
断工程とを具備することを特徴としている。
【0009】請求項2の極小径組立式整流子の製造方法
は、銅等からなる金属板の整流子片に対応した位置には
金等の導伝性良好な貴金属のクラッド帯が形成された金
属板を打ち抜き加工により、一端側に連結部を形成する
と共に、この連結部に連接して他端側にスリットを介し
て複数個の整流子片及びこの整流子片に連接した端子部
を並列に形成するブランク抜き工程と、上記連結部及び
整流子片を円筒状にカーリングすると共に、上記端子部
を中心から放射方向に略直角に折り曲げ形成するカーリ
ング工程と、この円筒状に形成された上記連結部及び整
流子片の内部に電気絶縁性を有する合成樹脂からなり軸
方向に軸孔を形成したホルダーを挿入する組立工程と、
上記整流子片の外周に電気絶縁性を有するワッシャーを
装着する装着工程と、上記ワッシャーを装着した状態で
少なくとも上記連結部を切り落とし、上記スリットを介
して孤立した整流子片とする切断工程とを具備すること
を特徴としている。
【0010】請求項3の極小径組立式整流子の製造方法
は、ホルダーは連結部及び整流子片の内部に挿入され、
上記連結部は上記ホルダーと共に切断工程により切断さ
れることを特徴としている。
【0011】請求項4の極小径組立式整流子の製造方法
は、ホルダーは整流子片の内部に挿入され、上記連結部
のみが上記切断工程により切断されることを特徴として
いる。
【0012】このような極小径組立式整流子の製造方法
によれば、各整流子片は、予め連結部によって連結され
ているので、整流子片が微小寸法であっても、多数の整
流子片を一体的かつ同時にホルダーに対して組み立てで
きるようになり、直径が2mm程度の極小径の整流子で
あっても作業性が大幅に向上し、併せて生産性が一段と
向上する。さらに、整流子片を連結部によって予め連結
することにより、極小径の整流子であっても各整流子片
間のスリット間隔を高精度に一定にすることができる。
また、請求項2の製造方法によれば、モータに組付けた
ときにブラシを摺接する部分のみに高価な貴金属を使用
し、不要な部分となる連結部は安価な金属であるため、
高性能な極小径の整流子としても、コストの高騰を最小
限に抑制することができる。また、請求項4の製造方法
によれば、切断によって廃却される材料の無駄が最小限
に抑制され、コストを低減できる。
【0013】請求項5の極小径組立式整流子の製造方法
は、カーリング工程によって円筒状に形成された整流子
片の外周に電気絶縁性を有するワッシャーを装着した後
に、ホルダーを整流子片の内部に挿入する装着工程を有
することを特徴としている。
【0014】このような請求項5における極小径組立式
整流子の製造方法によれば、各整流子片をホルダーを挿
入した後にワッシャーを装着する場合は、ワッシャー自
体によって整流子片の表面に損傷を与える場合があった
が、事前にワッシャーを装着することによって、整流子
片の表面に与える損傷が未然に解消できる
【0015】
【0016】請求項6の極小径組立式整流子の製造方法
は、金属板の打ち抜き加工により形成する整流子片が3
極以上の多極数であることを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1乃至図5は本発明による極小
径組立式整流子の製造方法の第1の実施例を示す。円筒
型の極小径の組立式整流子1は、図1に示すように、一
端側に大径のフランジ部2bを形成した円筒型の合成樹
脂からなるホルダー2と、このホルダー2の外周面に各
々が電気的に独立させるように微小間隔のスリット4を
設けて円筒状に配列した複数個の整流子片3と、これら
整流子片3の外周に圧入により装着して上記整流子片3
をホルダー2の円筒部分外周に圧接すると共に、上記フ
ランジ部2bに当接させて上記整流子片3と一体形成し
た端子部5をフランジ部2bとの間に挟持させて固定す
るワッシャー6によって構成されている。
【0018】次に、かかる構成からなる極小径の組立式
整流子1の製造方法を詳細に説明する。まず、本発明の
特徴となる整流子片3は、図2に示すように、銅等の導
伝性良好な金属板11から、順送型プレス機によるブラ
ンク抜き工程によって素体12が打ち抜き形成される。
この素体12は、例えば3本の整流子片3a1 ,3a2
,3a3 と、これら整流子片部3の間に形成されるス
リット4と、上記整流子片3a1 ,3a2 ,3a3 から
図示下方に一体に突出形成される幅狭な端子部5と、複
数個の整流子片3a1 ,3a2 ,3a3 を連結させるた
めの連結部12cが形成される。この連結部12cを形
成するために、スリット4は図示上方近傍までとしてい
る。
【0019】尚、金属板11は図示のようなフープ材が
生産性を高める上で好適であるが、多数個採りが可能な
1枚の素材でもよい。また、金属板11は、極小径の組
立式整流子とするために、通常の整流子より薄い0.5
mm以下の厚さが好ましいが、所望の整流子の直径や使用
目的に応じて適宜の厚さが選択される。さらに、整流子
片2は3本以上の個数であってもよい。
【0020】以上のブランク抜き工程によって得られた
素体12は、次に、図3に示すカーリング工程によって
上記連結部12c及び整流子片部3a1 ,3a2 ,3a
3 を共に円筒状にカーリングし、さらに、端子部5を図
2(B)に示すように、中心から放射方向に略直角に折
り曲げ形成する。このとき、整流子片3a1 と3a3と
の隙間が上記スリット4の隙間と略同じ寸法に形成され
る。
【0021】このように、円筒状にカーリングされた素
体12は、次の組立工程によってホルダー2の外周に組
立られる。ホルダー2は図4に示すように、電気絶縁性
を有する合成樹脂をモールド成型によって形成され、軸
方向中心に軸孔2aを形成すると共に、図示下方近傍に
は大径のフランジ部2bと整流子片部3a1 ,3a2,
3a3 を配列させるための円筒部2cが一体に形成され
ている。この円筒部2cの長さは、上記連結部12c及
び整流子片部3a1 ,3a2 ,3a3 の長さと略同じに
設定されている。さらに、フランジ部2bの上面には、
上記端子部12cを所定位置に設置するための3個の凹
所2dが形成されている。そして、カーリングされた素
体12の連結部12c及び整流子片3a1 ,3a2 ,3
a3 をホルダー2の円筒部2cに挿入することにより組
み立てられる。
【0022】しかる後に、装着工程によって、図5に示
すように、整流子片3a1 ,3a2,3a3 の外周に電
気絶縁性を有する合成樹脂等からなる円環状のワッシャ
ー6を装着すると共に、ワッシャー6をホルダー2のフ
ランジ部2bの上面に当接させる。このワッシャー6の
内径寸法は、最終製品としての整流子片3の外径寸法に
略等しく設定されていることから、装着する際にはやや
圧入的に挿入することになる。この結果、整流子片3a
1 ,3a2 ,3a3 をホルダー2の円筒部2bに密接さ
せると共に、フランジ部2bの上面に形成した凹所2d
に設置された端子部5が押圧固定される。
【0023】以上の工程により、ワッシャー6を装着す
ることによってホルダー2に整流子片部3a1 ,3a2
,3a3 を固定した状態で、次の切断工程により連結
部12cを切断線7の位置で切り落とす。このとき、ホ
ルダー2の円筒部2cも連結部12cまで達した長さに
形成されているので、円筒部2cの先端側も同時に切り
落とされる。この結果、整流子片3a1 ,3a2 ,3a
3 は、スリット4を介して各々電気的にも孤立した3個
の整流子片3が形成される。その後、必要に応じて整流
子片3の外周面を研磨する等の適宜の仕上げを行い、本
発明による極小径の組立整流子が完成する。
【0024】図6に本発明の第2の実施例を示す。即
ち、上記第1の実施例は、ホルダー2の円筒部2cを連
結部12cまで達する長さに形成し、切断工程におい
て、円筒部2cの先端側も同時に切り落とすようにして
いたが、第2の実施例においては図6に示すように、ホ
ルダー2の円筒部2cの長さを、切断線7と同じか、若
しくは、若干短い寸法に設定し、切断工程において連結
部12cのみを切り落とすようにしている。この実施例
によれば、切断によって廃却される材料の無駄が最小限
に抑制され、コストが低減できる効果を奏する。
【0025】図7は、本発明の第3の実施例を示し、整
流子片3に対応した位置に、金等の導電性良好な貴金属
クラッド帯21dを形成した金属板21を使用した例
である。即ち、クラッド帯21dは、銅等からなる金属
素材に別個の金属板若しくは金属箔を加圧による圧着に
よって2種の金属を接合することによって形成されてい
る。本発明においては、図示しないモータに当該整流子
を組付けたときに、モータのブラシを摺接する部分のみ
に金等の導電性良好な貴金属をクラッドした金属板21
を用いている。
【0026】このような金属板21は図7に示すよう
に、整流子片23を金属板21から、第1の実施例と同
様に、順送型プレス機によるブランク抜き工程によって
素体22が打ち抜き形成される。この素体22は、例え
ば3本の整流子片22a1 ,22a2 ,22a3 と、こ
れら整流子片部23の間に形成されるスリット4と、上
記整流子片22a1 ,22a2 ,22a3 から図示下方
に一体に突出形成される幅狭な端子部5、及び、複数個
の整流子片22a1 ,22a2 ,22a3 を連結させる
ための連結部22cが形成される。そして、クラッド帯
21dは、これら整流子片部に対応させた位置に設けら
れ、連結部22c及び端子部5には素材である銅材のみ
となっている。
【0027】次に、図8に示すカーリング工程によっ
て、上記クラッド帯21dが外周面となるように連結部
22c及び整流子片22a1 ,22a2 ,22a3 を共
に円筒状にカーリングする。さらに、端子部5を図3に
示すように、中心から放射方向に略直角に折り曲げ形成
し、以後は、前述した第1の実施例と同様の各工程を経
て極小径の組立式整流子が製造される。従って、切断工
程により連結部22cを切断線7の位置で切り落とす
が、この位置にはクラッド帯21dが存在しないため、
安価な銅材が切り落とされ、高価な金属材を使用したク
ラッド帯21dは整流子片3として最終製品としても存
在している。この結果、クラッド帯21dを形成したこ
とにより極小径の整流子の高性能化が図られるが、コス
トの高騰を最小限に抑制することができる。
【0028】尚、前述の各実施例においては、3極用の
整流子として整流子片の数を3個としたが、5極、8
極、12極等、多極の整流子に適合できることは勿論で
あり、本発明は多極にするほど大きな効果を奏する。ま
た、ホルダーは極小径の回転軸に絶縁性を有する合成樹
脂等をアウトサートモールドによって形成したものや、
上記回転軸に塗装等の手段によって絶縁皮膜程度の薄さ
に形成したものであっても同様に使用可能であり、本発
明の実施例に限定されることなく、本発明を逸脱しない
範囲で適宜変更可能である。
【0029】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明では、各整
流子片を予め連結部によって連結しているので、整流子
片が微小寸法であっても、多数の整流子片を一体的かつ
同時にホルダーに対して組み立てでき、2mm程度の極小
径の整流子であっても作業性が大幅に向上すると共に、
生産性を一段と向上させることができる。さらに、整流
子片を連結部によって予め連結することにより、極小径
の整流子であっても各整流子片間のスリット間隔を高精
度に一定にすることができる。これら効果は、極数が3
極以上の多極の整流子において一層の効果を奏する。
【0030】また、請求項2における極小径組立式整流
子の製造方法によれば、モータに組付けたときにブラシ
を摺接する部分のみに高価な貴金属を使用でき、不要な
部分となる連結部は安価な金属とすることから、導電性
良好な貴金属を使用した高性能な極小径の整流子であっ
も、コストの高騰を最小限に抑制することができる。
【0031】さらに、請求項5における極小径組立式整
流子の製造方法によれば、事前にワッシャーを装着する
ことによって、ワッシャーの圧入時に与える整流子片表
面への損傷が未然に解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による極小径組立式整流子の完成状態を
示す半断面図である。
【図2】本発明の整流子の製造方法によるブランク抜き
工程を示す平面図である。
【図3】同 (A)はカーリング工程を示す半断面図で
あり、(B)は底面図である。
【図4】同 (A)はホルダーを示す半断面図であり、
(B)は平面図である。
【図5】同 (A)は装着工程を示す半断面図であり、
(B)は平面図である。
【図6】本発明の第2の実施例によるホルダーを示す半
断面図である。
【図7】本発明の第3の実施例における金属板を示す平
面図である。
【図8】同 カーリング工程を示す半断面図である。
【符号の説明】
1 極小径組立式整流子 2 ホルダー 3 整流子片 4 スリット 5 端子部 6 ワッシャー 11 金属板 12c 連結部 17 切断線 21d クラッド帯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 13/00 - 13/14 H02K 15/00 - 15/02 H02K 15/04 - 15/16 H01R 43/027 - 43/28

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板を打ち抜き加工により、一端側に
    連結部を形成すると共に、この連結部に連接して他端側
    にスリットを介して複数個の整流子片及びこの整流子片
    に連接した端子部を並列に形成するブランク抜き工程
    と、上記連結部及び整流子片を円筒状にカーリングする
    と共に、上記端子部を中心から放射方向に略直角に折り
    曲げ形成するカーリング工程と、この円筒状に形成され
    た上記連結部及び整流子片の内部に電気絶縁性を有する
    合成樹脂からなり軸方向に形成した軸孔と大径のフラン
    ジ部を有するホルダーを挿入する組立工程と、上記整流
    子片の外周に電気絶縁性を有するワッシャーを装着する
    と共に、上記端子部を上記ワッシャーと上記フランジ部
    との間に挟持させて固定する装着工程と、上記ワッシャ
    ーを装着した状態で少なくとも上記連結部を切り落と
    し、上記スリットを介して孤立した整流子片とする切断
    工程とを具備する極小径組立式整流子の製造方法。
  2. 【請求項2】 銅等からなる金属板の整流子片に対応し
    た位置には金等の導伝性良好な貴金属のクラッド帯が形
    成された金属板を打ち抜き加工により、一端側に連結部
    を形成すると共に、この連結部に連接して他端側にスリ
    ットを介して複数個の整流子片及びこの整流子片に連接
    した端子部を並列に形成するブランク抜き工程と、上記
    連結部及び整流子片を円筒状にカーリングすると共に、
    上記端子部を中心から放射方向に略直角に折り曲げ形成
    するカーリング工程と、この円筒状に形成された上記連
    結部及び整流子片の内部に電気絶縁性を有する合成樹脂
    からなり軸方向に軸孔を形成したホルダーを挿入する組
    立工程と、上記整流子片の外周に電気絶縁性を有するワ
    ッシャーを装着する装着工程と、上記ワッシャーを装着
    した状態で少なくとも上記連結部を切り落とし、上記ス
    リットを介して孤立した整流子片とする切断工程とを具
    備する極小径組立式整流子の製造方法。
  3. 【請求項3】 ホルダーは連結部及び整流子片の内部に
    挿入され、上記連結部は上記ホルダーと共に切断工程に
    より切断される請求項1又は2に記載の極小径組立式整
    流子の製造方法。
  4. 【請求項4】 ホルダーは整流子片の内部に挿入され、
    上記連結部のみが上記切断工程により切断される請求項
    又は2に記載の極小径組立式整流子の製造方法。
  5. 【請求項5】 カーリング工程によって円筒状に形成
    された整流子片の外周に電気絶縁性を有するワッシャー
    を装着した後に、ホルダーを整流子片の内部に挿入する
    装着工程からなる請求項1又は2に記載の極小径組立式
    整流子の製造方法。
  6. 【請求項6】 金属板の打ち抜き加工により形成する整
    流子片が3極以上の多数極である請求項1又は2に記載
    の極小径組立式整流子の製造方法。
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