JPH11328860A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

Info

Publication number
JPH11328860A
JPH11328860A JP7201599A JP7201599A JPH11328860A JP H11328860 A JPH11328860 A JP H11328860A JP 7201599 A JP7201599 A JP 7201599A JP 7201599 A JP7201599 A JP 7201599A JP H11328860 A JPH11328860 A JP H11328860A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
optical disk
detecting
pwm
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7201599A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Kashiwabara
裕 柏原
Katsuo Iwata
勝雄 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7201599A priority Critical patent/JPH11328860A/ja
Publication of JPH11328860A publication Critical patent/JPH11328860A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】再生波形に跳ね返りが生じている場合でも信号
検出で誤判定が生じない光ディスク装置を提供する。 【解決手段】光電変換により得られる電気信号を波形ス
ライス方式あるいはPRML方式により処理し、再生信
号を検出する第1再生器(10)と、再生信号レベルの
極小値の検出によりピットの端部を検出する第2再生器
(11)と再生する光ディスクの記録密度に応じて第1
再生器の検出信号および第2再生器の検出信号とのいず
れかを再生情報信号として選択するスイッチ(12)と
で構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクを用い
た光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図15に示される従来の光ディスク装置
によると、光ディスク1に記録される二値入力データ
は、変調よって“0”または“1”の連続長に制約を持
たせた変調後データに変換される。光ディスク上にはデ
ータの“1”の連続長に応じた長さのピットがピット幅
変調、即ちPWM(Pit Width Modulation)によって記
録されている。このように光ディスク1に記録された情
報を再生する場合、まず、READ信号がLD(Laser
Diode)ドライバ2に入力されると、レーザダイオー
ド、即ちLD3が駆動され、LD3からレーザビームが
出力される。このレーザビームはコリメートレンズ4、
対物レンズ6を通過した後、光ディスク1のあるピット
系列(トラック)上に集光される。光ディスク1により
反射されたビームは、ビームスプリッタ5で反射された
後、集光レンズ7で光検出器8に集光される。集光され
た反射光は光検出器8でその光量が電気信号に変換され
る。この電気信号は増幅器9で増幅された後、信号再生
器10に再生信号として入力される。信号再生器10は
入力された再生信号を二値データヘと変換し、出力され
る。
【0003】図16には、通常の光ディスク上での集光
ビームの照射状態を示している。これによると、集光ビ
ーム24全体がピット外にある場合は、反射光の位相は
全て同じであるため光の干渉による反射光量の低下はな
い。一方、集光ビーム24の一部がピット25内にある
場合には、ピット25からの反射光とピット外からの反
射光とでは位相差が生じる。したがって、反射光は互い
に干渉し反射光量は低下する。一般に光ディスク装置で
は、集光ビームのスポットの中心がピットの中心にある
時に反射光量が最小になるように設計されている。つま
り、集光ビーム24がピット25外にある場合には再生
信号レベルは高く、集光ビームがピット25に掛かると
再生信号レベルが減少し始め、集光ビームがピット25
中心部にある時に再生信号レベルが最小となる(図1
7)。
【0004】図18には、従来の検出方式である波形ス
ライス方式での信号再生器の構成が示されており。図1
9には、ピット系列と再生波形の状態および波形スライ
ス方式での信号検出状態が示されている。再生信号レベ
ルは上述したようにピット外で高く、ピット内で低くな
る。交点検出回路25にはある閾値が設定されており、
再生波形と閾値との交点が検出されると、交点検出回路
25は検出箇所でパルスを出力する。このことにより、
記録されたピットの端部が検出されたことになる。立上
り検出回路15は、パルスの立上りを検出し、検出個所
の符号ビットを“1”とする。続いてPWM回路16に
よりPWMを施すことにより、データの復号が行われ
る。
【0005】光ディスク装置では年々高密度化が進んで
いる。高密度化技術として集光ビーム径の縮小化が挙げ
られ、そのためには、レーザの短波長化と対物レンズの
高NA(Numerical Aperture)化が挙げられる。集光ビ
ーム径の縮小化により、より小さなピットから情報を再
生することが可能となる。
【0006】ところで、集光ビーム径が縮小化された高
密度光ディスク装置であっても、既に市場に出回ってい
る低密度の光ディスクから情報を再生する必要がある。
この場合、図20に高密度光ディスク装置で低密度光テ
ィスクから情報を再生する時の集光ビームとピットとの
関係から分かるように、集光ビーム24がピット21の
中心部にあるとき、集光ビーム24の大部分はピット2
1内に入り込んでしまい、大半の反射光は位相が同じに
なる。この時、干渉による反射光量の低下は少ない。つ
まり、集光ビーム24がピット21外にある場合には再
生信号レベルは高く、集光ビーム24がピット21に掛
かると、再生信号レベルが減少し、集光ビーム24がピ
ット21の中心部にある時は再び再生信号レベルは高く
なる(図21)。このように再生信号レベルがピット中
心部で高くなる現象を以下、跳ね返りと呼ぶ。
【0007】ピット系列と跳ね返りが発生している再生
波形の状態および従来の検出方式である波形スライス方
式での信号検出の状態が図22に示されている。これに
よると、跳ね返りにより、再生信号レベルはピット中心
部でも高くなる。このような再生波形を波形スライス方
式で検出した場合、閾値を如何に設定しても、誤判定が
生じる。例えば、閾値を図22の閾値1に設定すると、
ピット端で記録データ“0”を“1”と誤判定すること
となる。また、閾値を図22の閾値2に設定すると、ピ
ット中心部で記録データ“1”を“0”と判定すること
になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、高密度
光ディスク装置で低密度光ディスクの情報を再生する場
合、跳ね返りにより信号検出結果に誤判定が発生すると
いう問題がある。
【0009】本発明は、このような問題点を鑑み、再生
波形に跳ね返りが生じている場合でも信号検出で誤判定
が生じない光ディスク装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ピット記録さ
れた光ディスクを再生する光ディスク装置において、波
形スライス(Slice)方式あるいはPRML(Partial Resp
onse Maximum likelihood)方式により再生信号を検出す
る第1検出手段と、再生信号レベルの極小値を検出する
第2検出手段と、再生する光ディスクの記録密度に応じ
て第1検出手段の検出信号および第2検出手段の検出信
号を選択的に出力するスイッチとを具備する光ディスク
装置を提供する。
【0011】上記構成により、集光ビーム径が縮小化さ
れた高密度光ディスク装置であっても低密度の光ディス
クから情報を再生することができる。
【0012】上記の光ディスク装置において前記第2検
出手段は、再生信号を微分する微分回路と、微分波形の
0交差点を検出する立上り0交差点検出回路と、この立
上り0交差点検出回路の出力パルスの立上りを検出する
立上り検出回路と、この立上り検出回路の出力信号をP
WMに掛けるPWM回路とから構成される。
【0013】上記の光ディスク装置において、第2検出
手段は、PWM回路の後段に設けられ、PWM信号を再
生される前記光ディスクの仕様に応じて補正する補正回
路を有する。
【0014】前記補正回路はPWM信号のビット信号を
1ビット分遅延する単位遅延素子と前記PWM信号のビ
ット信号と前記遅延ビット信号との論理和をとるORゲ
ートにより構成される。
【0015】前記補正回路はPWM信号のビット信号を
1ビット分遅延する単位遅延素子と前記PWM信号のビ
ット信号と前記遅延ビット信号との論理積をとるAND
ゲートとにより構成される。
【0016】前記第2検出手段は、微分波形の振幅また
は再生波形のピークを強調するフィルタを有する。
【0017】上記の光ディスク装置は、再生信号レベル
がピット中心部で最大となる個所を検出しトラッキング
制御する手段を有する。
【0018】本発明は、光源と、この光源から出射され
た光ビームを光ディスクに集光する光学系と、該光ディ
スクからの反射光を検出するセンサとにより構成され、
該光ディスク上に所定のトラックに沿って記録されてい
る情報をピックアップするピックアップ部と、光源の波
長をλ1としたとき、前記光ディスクが所定の記録密度
の第1のディスクの場合は、前記光ディスク上の光ビー
ムスポット形状がディスク半径方向とトラック接線方向
とで等しく、前記光ディスクが第1のディスクより低い
記録密度を有し、λ1<λ2なる光源の波長λ2に対し
て最適化された第2のディスクの場合は、前記光ディス
ク上の光ビームスポット形状がディスク半径方向で大き
くトラック接線方向で小さくなるように前記対物レンズ
の開口を制限する開口制限部とにより構成される光ディ
スク装置を提供する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0020】図1に示される本発明の光ディスク装置に
よると、光ディスク1に記録された情報はピックアップ
部のレーザダイオードドライバ(LDドライバ)2に読
み出し信号(READ信号)が入力され、このLDドラ
イバ2がレーザダイオード3を駆動することにより読み
出される。即ち、レーザダイオード3が駆動されること
によりレーザダイオード3から出力されるレーザビーム
がコリメートレンズ4、ビームスプリッタ5および対物
レンズ6を介して光ディスク1に集光される。光ディス
ク1のピット列からの反射光はビームスプリッタ5によ
り反射され、集光レンズ7に入射する。この集光レンズ
7は反射光を光検出器8に集光する。
【0021】光検出器8は入射した反射光に応じた電気
信号を信号処理部の増幅器9を介して第1再生器10に
出力する。この第1再生器10は増幅電気信号を波形ス
ライス方式あるいはPRML(Partial Response Maximu
m Likelihood)方式により信号処理し、再生信号を生成
する。ここまでの構成は図9に示した従来の光ディスク
装置と実質的に同じである。
【0022】本発明では、従来の再生器に相当する第1
再生器10と並列に第2再生器11が増幅器9の後段に
設けられる。また、第1及び第2再生器の後段にはスイ
ッチ12が設けられる。このスイッチ12は、再生する
光ディスクの種類に応じて第1及び第2再生器10,1
1の出力を選択するために切り替えられる。例えば、C
DとDVD(特に高密度DVD)の光ディスクの光学的
特性を光検出器8の出力信号を用いて判別してこの判別
結果に応じてスイッチ12を切り換えることができる。
具体的には、再生信号が正常に再生されているか否かで
判断でき、再生信号が雑音として検出される場合には、
スイッチ12が切り換えられる。このようなスイッチの
切替は図示しないがディスク装置に設けられたコントロ
ーラにより行える。
【0023】上記のような構成において、増幅器9の出
力、即ち増幅された再生信号が第2再生器に供給される
ことにより再生信号レベルの極小値が第2再生器11に
より検出され、再生する光ディスクの種類に応じてスイ
ッチ12により選択される。
【0024】次に、図2および3を参照して本発明の第
2再生器の構成および動作を説明する。
【0025】第2再生器11は、図2に示すように微分
回路13,立上り0交点検出回路(立上りゼロクロス検
出回路)14,立上り検出回路15およびPWM(Pulse
Width Modulation)回路16により構成される。
【0026】上記の構成の第2再生器11において、再
生信号が微分回路13に入力されると、再生信号の波形
が微分される。微分波形は図3に示すように再生波形の
極値で0(ゼロ)交差する。この微分波形が立上り0交
差検出回路14に入力されると、立上り0交差検出回路
14は微分波形が負から正に極性が変わる箇所を検出
し、検出パルスを立上り検出回路15に出力する。立上
り検出回路15は検出パルスの立上りを検出し、検出箇
所の符号ビットを“1”とし、それ以外の箇所の符号ビ
ットを“0”とする。立上り検出回路15の出力信号は
PWM回路16に入力されると、PWM回路16により
PWMに掛けられ、復号データが生成される。
【0027】PWM後の系列(ビットストリーム)は、
必ずしも記録データと一致せず、例えば、図4に示すよ
うにPWM後の系列は記録データと比較され、連続する
符号ビット“1”の後端が符号ビット“0”となる。ま
た、図示しないが、逆に連続する符号ビット“0”の後
端が符号ビット“1”となる場合も考えられる。PWM
変換後の系列が記録データと比較してどのような相違が
生じるかは再生する光ディスクの仕様から予測可能であ
り、図5のようにPWM回路16の後段に補正回路17
を設けることにより、正しく復号することができる。
【0028】例えば、PWM変換後の系列は記録データ
と比較されて、連続する符号ビット“1”の後端が符号
ビット“0”となる場合には、図6に示されるような遅
延回路18とOR回路19により構成される補正回路1
7をPWM回路16の後段に設け、データを補正するこ
とにより、記録データと一致した復号データを得ること
ができる。具体的には、例えば、符号ビット“1”が遅
延回路18に入力され、1ビット期間遅延されてORゲ
ート19に入力されると、次のPWM符号ビットが
“0”となっても、符号ビット“1”がORゲートから
出力され、記録データに対応する補正データが得られ
る。
【0029】また、PWM変換後の系列は記録データと
比較して、連続する符号ビット“0”の後端が符号ビッ
ト“1”となる場合には、図7に示されるような遅延回
路17とAND回路20とで構成される補正回路17を
PWM回路16の後段に設け、データを補正することに
より、記録データと一致した復号データを得ることがで
きる。この場合、符号ビット“0”が遅延回路17に入
力され、1ビット期間遅延されてANDゲート20に入
力されると、次のPWM符号ビットが“1”となって
も、符号ビット“0”がANDゲートから出力され、記
録データに対応する補正データが得られる。
【0030】なお、上記実施形態において跳ね返りが小
さく、第2再生器11の微分回路13から得られる微分
波形の振幅が小さい場合に微分波形の振幅を強調するフ
ィルタを設けてもよい。これにより、跳ね返りの小さな
信号も精度良く再生することができる。
【0031】図8は、跳ね返りが発生している場合のオ
フトラックによる再生波形の変化を示しているが、これ
によると、レーザビームスポットがピット21の中心を
走査する第1の走査線1により得られる跳ね返り量、即
ち再生信号レベル22はピット21の中心からずれた第
2の走査線2により得られる跳ね返り量、即ちオフトラ
ックによる跳ね返りの量に相当する再生信号レベル23
は大きい。即ち、オフトラックによる跳ね返りの量はオ
ントラックのそれより減少する。このことから、再生波
形から再生信号レベルがピット中心部で最大となるよう
にトラッキング制御することにより、集光ビームがトラ
ック中心を捜査できるようになる。このようなトラッキ
ング制御はオントラックによる再生信号を光ディスク装
置のトラッキング制御回路に送ることにより実現でき
る。
【0032】再生信号の極小値を検出することで信号検
出をする場合、極小値の現れる箇所は必ずしも最適な箇
所にはならない。例えば、図9に示すように、通常スポ
ット(ほぼ円形)で得られる再生信号の極小値が、スポ
ットの最適箇所から外側にずれて現れる場合、スポット
形状を縦長の(ディスク半径方向に長い)楕円にするこ
とで、極小値の出現箇所が内側に変化し、最適箇所に近
づく。逆に、図10に示すように通常スポット(ほぼ円
形)で得られる再生信号の極小値が、スポットの最適箇
所から内側にずれて現れる場合、スポット形状を横長の
(トラック接線方向に長い)楕円にすることで、極小値
の出現箇所が外側に変化し、最適箇所に近づく。
【0033】このように、再生信号の極小値の出現箇所
が最適箇所からずれる場合、スポット形状を変形するこ
とで、極小値の出現箇所を最適箇所に近づけることがで
きる。
【0034】一方、跳ね返り量が最大になるようにとト
ラッキングする方式では、ピットとスポットの大きさの
関係から最適にトラッキングができない場合がある。例
えば、図11の場合、走査線1と走査線2とに関わら
ず、ピット中心付近でビームスポットは、全てピット底
部に入る。この場合、走査線1と走査線2とをスポット
が走査した際に再生信号に現れる跳ね返り量は同じにな
る。
【0035】この問題を解決するために、図12に示す
ように、スポット形状を縦長の(ディスク半径方向に長
い)楕円に変形する。スポット形状を縦長の楕円に変形
することにより走査線1をビームが走査した際には、ス
ポットが全てピット底部に入り、走査線2をビームが走
査した際には、スポットの一部がピット壁面に掛かる。
つまり、走査線1をスポットが走査する場合のみ、跳ね
返り量が最大になり、正しいトラッキングが可能にな
る。
【0036】上記のようにビームスポット形状を変形す
る機構としては開口制限素子を使用することが考えられ
る。この開口制限素子について以下に説明する。
【0037】図13に示されるように開口制限素子31
は対物レンズ4の開口を制限する素子であり、大きさ、
特に光ディスク1の半径方向(以下、ディスク半径方向
という)の大きさが異なる複数の開口を有し、これらを
開口切替器32により切り替えることができるように構
成されている。開口切替器32は、例えば光ディスク1
の種類を判別するディスク判別器33からの判別結果、
または再生信号を処理する信号処理回路(図示せず)か
らの信号処理による判別結果に従って開口制限素子31
を制御することで、開口の大きさを切り替える。
【0038】図14(a),(b),(c)に、開口制
限素子31の種々の構成例を示す。
【0039】図14(a)に示す開口制限素子は、長方
形状の遮光プレート41に、円形の開口42と、ディス
ク半径方向を短軸、光ディスク1上のトラック接線方向
を長軸とする楕円形の開口43を形成して構成される。
開口切替器32により矢印aの方向に平行移動されるこ
とによって、開口42,43のいずれかが選択的に図1
3中の対物レンズ4の入射光路に挿入される。
【0040】図14(b)に示す開口制限素子は、セク
タ形状の遮光プレート51に、同様に円形の開口52と
ディスク半径方向を短軸、トラック接線方向を長軸とす
る楕円形の開口53を形成して構成される。開口切替器
32により矢印bのように回転軸50を軸として回転さ
れることにより、開口52,53のいずれかが選択的に
図13中の対物レンズ4の入射光路に挿入される構成と
なっている。
【0041】一方、図14(c)に示す開口制限素子
は、中央部にディスク半径方向を短軸、トラック接線方
向を長軸とする楕円形の開口63が形成された液晶セル
61により構成され、液晶セル61への電圧の印加の有
無および電圧の大きさによって制御される。すなわち、
液晶セル61は電圧が印加されないときは、開口63の
部分も含めて入射する光を全て透過させるが、電圧が印
加されると、開口63の部分も含めて破線で示す円形の
部分が入射する光を透過させる状態となり、円形の開口
62を形成する。この場合、液晶セル61への電圧印加
の制御は、開口切替器32によって行われる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、跳
ね返りの生じた再生波形に対し、負の極値発生個所を検
出し、その検出箇所の符号ビットを“1”、それ以外の
箇所の符号ビットを“0”と判定し、続いて判判定結果
にPWMを施すことにより、再生波形に跳ね返りが発生
している場合であっても信号検出で誤りを生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に従ったを光ディスク装置
の概略構成図、
【図2】図1の光ディスク装置に用いられる第2再生器
のブロック図、
【図3】本発明を適用したときの動作波形図、
【図4】補正回路を備えた第2再生器を用いたときの動
作波形図、
【図5】補正回路を備えた第2再生器のブロック図、
【図6】符号ビット“1”の連続長を1ピット延長する
補正回路の回路図、
【図7】符号ビット“0”の連続長を1ピット延長する
補正回路の回路図、
【図8】トラッキングオフセットがある場合の再生波形
を示す図、
【図9】スポット形状の変形による極小箇所の第1の補
正例を示す図、
【図10】スポット形状の変形による極小箇所の第2の
補正例を示す図、
【図11】通常のスポット形状ではトラッキングが不可
能な例を示す図、
【図12】スポット形状の変形によるトラッキング性能
の向上を示す図、
【図13】開口制限素子を用いた光ディスク装置の概略
構成図、
【図14】本発明で用いる開口制限素子の具体的な構成
を示す図、
【図15】従来の光ディスク装置の構成を示す図、
【図16】通常の光ディスク上での集光ビームの状態を
示す図、
【図17】通常の集光スポット位置と再生信号レベルの
関係を示す図、
【図18】波形スライス方式の再生器のブロック図、
【図19】通常の光ディスクでの動作波形図
【図20】跳ね返りが発生する場合の集光ビームの状態
を示す図、
【図21】跳ね返りが発生している時の集光スポット位
置と再生信号レベルの関係を示す図、
【図22】跳ね返りが発生している場合の動作波形図
【符号の説明】
1.再生専用光ディスク 2.LDドライバ 3.レーザダイオード(LD) 4.コリメートレンズ 5.ビームスプリッタ 6.対物レンズ 7.集光レンズ 8.光検出器 9.増幅器 10.信号再生器 11.本発明の第2再生器 12.スイッチ 13.微分回路 14.立上り0交点検出回路 15.立上り検出回路 16.PWM変換回路 17.補正回路 18.単位遅延素子 19.ORゲート 20.ANDゲート 21.跳ね返りの生じるピット 22.走査線1を集光ビームが走査した時の再生波形 23.走査線2を集光ビームが走査した時の再生波形 24.集光ビーム 25.通常のピット 26.交点検出回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報がピットの形態で記録された光ディ
    スクを再生する光ディスク装置において、波形スライス
    方式あるいはPRML方式により再生信号を検出する第
    1再生手段と、再生信号レベルの極小値の検出によりピ
    ットの端部を検出する第2再生手段と、再生する光ディ
    スクの記録密度に応じて前記第1検出手段の検出信号お
    よび前記第2検出手段の検出信号のいずれかを再生情報
    信号として選択するスイッチとを具備することを特徴と
    する光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記光ディスクにはPWM記録により情
    報が記録されており、前記第2検出手段は、再生信号を
    微分する微分回路と、微分波形の0交差点を検出する立
    上り0交差点検出回路と、この立上り0交差点検出回路
    の出力パルスの立上りを検出する立上り検出回路と、こ
    の立上り検出回路の出力信号をPWMに掛けるPWM回
    路とからなる請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記第2検出手段は、前記PWM回路の
    後段に設けられ、PWM信号を再生される前記光ディス
    クの仕様に応じて補正する補正回路を有する請求項2記
    載の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記補正回路はPWM信号のビット信号
    を1ビット分遅延する単位遅延素子と前記PWM信号の
    ビット信号と前記遅延ビット信号ととの論理和をとるO
    Rゲートから成る請求項3記載の光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記補正回路はPWM信号のビット信号
    を1ビット分遅延する単位遅延素子と前記PWM信号の
    ビット信号と前記遅延ビット信号ととの論理積をとるA
    NDゲートからなる請求項3記載の光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記微分波形の振幅または再生は系のピ
    ークを強調するフィルタを有する請求項2記載の光ディ
    スク装置。
  7. 【請求項7】 再生信号レベルがピット中心部で最大と
    なる個所を検出しトラッキング制御する手段を有する請
    求項1に記載の光ディスク装置。
  8. 【請求項8】 前記再生信号の極小値の出現箇所に従っ
    て前記光ビームスポットを選択的に形成する光ビームの
    形状を選択的に変化するビームスポット形状変形部を有
    する請求項1の光ディスク装置。
  9. 【請求項9】 トラッキングを行う際に前記光ビームス
    ポットの形状を選択的に変化させるビームスポット形状
    変形部を有する請求項1の光ディスク装置。
JP7201599A 1998-03-17 1999-03-17 光ディスク装置 Pending JPH11328860A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7201599A JPH11328860A (ja) 1998-03-17 1999-03-17 光ディスク装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6742298 1998-03-17
JP10-67422 1998-03-17
JP7201599A JPH11328860A (ja) 1998-03-17 1999-03-17 光ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11328860A true JPH11328860A (ja) 1999-11-30

Family

ID=26408630

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7201599A Pending JPH11328860A (ja) 1998-03-17 1999-03-17 光ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11328860A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7319654B2 (en) 2000-05-23 2008-01-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Optical disk, optical disk recording method and optical disk apparatus
US7852729B2 (en) 2004-10-21 2010-12-14 Hitachi, Ltd. Optical disc apparatus with adjustable constraint length PRML

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7319654B2 (en) 2000-05-23 2008-01-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Optical disk, optical disk recording method and optical disk apparatus
US7321536B2 (en) 2000-05-23 2008-01-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Optical disk, optical disk recording method and optical disk apparatus
US7321538B2 (en) 2000-05-23 2008-01-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Optical disk, optical disk recording method and optical disk apparatus
US7321548B2 (en) 2000-05-23 2008-01-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Optical disk, optical disk recording method and optical disk apparatus
US7321547B2 (en) 2000-05-23 2008-01-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Optical disk, optical disk recording method and optical disk apparatus
US7321546B2 (en) 2000-05-23 2008-01-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Optical disk, optical disk recording method and optical disk apparatus
US7321537B2 (en) 2000-05-23 2008-01-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Optical disk, optical disk recording method and optical disk apparatus
US7321549B2 (en) 2000-05-23 2008-01-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Optical disk, optical disk recording method and optical disk apparatus
US7321545B2 (en) 2000-05-23 2008-01-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Optical disk, optical disk recording method and optical disk apparatus
US7321535B2 (en) 2000-05-23 2008-01-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Optical disk, optical disk recording method and optical disk apparatus
US7324427B2 (en) 2000-05-23 2008-01-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Optical disk, optical disk recording method and optical disk apparatus
US7336581B2 (en) 2000-05-23 2008-02-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Optical disk, optical disk recording method and optical disk apparatus
US7342863B2 (en) 2000-05-23 2008-03-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Optical disk, optical disk recording method and optical disk apparatus
US7366076B2 (en) 2000-05-23 2008-04-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Optical disk, optical disk recording method and optical disk apparatus
US7852729B2 (en) 2004-10-21 2010-12-14 Hitachi, Ltd. Optical disc apparatus with adjustable constraint length PRML

Similar Documents

Publication Publication Date Title
NL1005110C2 (nl) Automatische schijfdiscriminatiemethode en apparaat in optisch schijfsysteem.
US6456578B2 (en) Optical disk apparatus
JP2002304748A (ja) 光ディスク再生装置及び光ディスク判別方法
WO2004053856A1 (ja) 光ディスク装置及びこれに用いる収差補正方法
JPH07311948A (ja) 光学的情報記録再生装置
JP4791335B2 (ja) トラッキング誤差検出方法及びそれを用いた光ディスク再生装置
KR100768614B1 (ko) 디스크 드라이브 장치
JPH11328860A (ja) 光ディスク装置
JPH05266484A (ja) 情報再生装置
KR0157563B1 (ko) 디스크종류판별장치
JP4370519B2 (ja) 光情報再生装置及び光情報再生方法
JP2007234144A (ja) 光ディスク装置
JP2007280541A (ja) 収差補正装置およびディスク装置
JP4076646B2 (ja) 光ディスク装置
JP2598165B2 (ja) 光ディスク記録再生装置
JP4520906B2 (ja) タンジェンシャルチルト検出装置および光ディスク装置
KR100651965B1 (ko) 광 기록매체의 기록 재생 방법 및 장치
JPH07311962A (ja) 円盤状記録媒体用の記録再生装置
KR100343966B1 (ko) 광디스크의 신호 재생방법 및 장치
JP4396707B2 (ja) 光ディスク装置
JPH0668607A (ja) 情報処理装置
KR100734102B1 (ko) 광디스크장치의 트래킹서보 조정방법
KR100579622B1 (ko) 광 기록 재생기의 서보 제어방법
KR100628193B1 (ko) 광 기록매체의 재생 방법
JPH0536095A (ja) デイスク装置のカウント回路