JPH11328727A - 光ディスク及び光ディスク用リング - Google Patents

光ディスク及び光ディスク用リング

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JPH11328727A
JPH11328727A JP10193792A JP19379298A JPH11328727A JP H11328727 A JPH11328727 A JP H11328727A JP 10193792 A JP10193792 A JP 10193792A JP 19379298 A JP19379298 A JP 19379298A JP H11328727 A JPH11328727 A JP H11328727A
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optical disk
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outer edge
optical
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Hideki Izumi
秀樹 泉
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/24Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material

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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
  • Optical Head (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、レーザービームの照射によ
り情報信号の記録又は再生が行われる光ディスクにおい
て、光ディスク自体の改良、改善によってデジタルノイ
ズを低減させることを目的とし、光ディスク内部の光線
の乱反射を効果的に外部に放出させ、また、光ディスク
のそりによる回転の不安定性を解消することができる光
ディスクを実現することである。 【解決手段】 ディスクの外縁端部面を上下面に対して
非直角面となるように形成し、ディスク内部の乱反射光
を外部に放出しやすくし、また、ディスクの外周面に周
方向に一定の角度に傾斜させた溝や突起などを形成し、
回転振れを抑制するようにしたことを特徴とする光ディ
スクである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザービームの
照射により情報信号の記録又は再生が行われる光ディス
クに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザビームの照射により情報信
号の記録又は再生が行われる光ディスクとしては、光磁
気ディスク、各種追記型光ディスク、デジタルオーディ
オディスク(いわゆるコンパクトディスク、以下CDと
いう。)、光学式ビデオディスク等の各種記録媒体が実
用化されている。これらの光ディスクは、いずれもアク
リルやポリカーボネート等の樹脂やガラスにより形成さ
れた透明な基板と、この基板の主面上に成膜された反射
膜等を備えている。
【0003】音楽用に用いられるCDなどでは、基板上
に凹状のピットが再生光の1/4波長程度の深さに形成
されて情報信号部とされ、この情報信号部上に反射膜が
成膜されている。このCDでは、ピットを覆う反射膜に
レーザ光が情報信号に応じて照射され、これにより生じ
る光の干渉による反射率変化を検出させて再生が行われ
ている。また、CDにおいては、CDプレーヤーの操作
の簡易さと優れた物理特性の為、従来のLPレコードプ
レーヤーは、殆ど姿を消してしまっているのが現状であ
る。
【0004】しかしながら、音質に関しては、オーディ
オマニアや音楽家などから、いかなる高級CDプレーヤ
ーにおいても、従来のLPレコードプレーヤーにはおよ
ばないと言われていることも事実である。
【0005】周波数特性、歪特性、S/Nレシオ、ダイ
ナミックレンジ、ワウアンドフラッターなどはCDプレ
ーヤーの方が優れているが、LPレコードプレーヤーに
は含まれない一般的にはデジタルノイズと呼ばれる低レ
ベルの雑音がCDプレーヤーには存在している。このデ
ジタルノイズが音楽では最も重要視されるハーモニ−や
音色に影響を与えるため、敏感な音楽家やオーディオマ
ニアがその違いを以前から感じ取っていたのである。
【0006】近年では、各CDプレーヤーの製造メーカ
ーでも、この問題に取りくんでおり、電子回路内にて発
生するデジタルノイズを極力減らすように努力してお
り、各種の開発が行われている。
【0007】このように、電子回路内で発生するデジタ
ルノイズについては、盛んに研究・開発が行われている
が、光ディスク内部で発生する光線の乱反射や、光ディ
スクのそりや回転振れにより発生するデジタルノイズに
ついては、あまり検討されていないのが現状である。
【0008】(1)光ディスク内部の光線の乱反射 CDの場合には、レーザービームがディスク面に垂直に
照射され、音楽の信号がピット(細長い穴)の形で刻ま
れている面に当たって戻ってきた反射光の強弱を光ピッ
クアップで検出して、デジタルの電気信号に変換すると
いう再生方式が用いられている。
【0009】ここでレーザービームがピットに当たれ
ば、ピットの縁でその一部が散乱する。これが散乱レー
ザー光となり、ディスクの上下面で反射を繰り返しなが
ら内縁部ならびに外縁部に向かって進み、そこで反射し
て戻ってくることになる。
【0010】ピツト毎に発生する散乱レーザー光がディ
スク内で反射を繰り返して蓄積されることにより、無視
できないような強さに増幅される。それが光ピックアッ
プの方向に戻り、ピツトの有無に対応する反射光と重な
って光ピックアップに混入する。これにより検出される
信号は、ピットの配列に完全に対応したものにはならな
くなってしまうのである。
【0011】これらの対策としては、実開平5−548
3号に開示されているように、光ディスクの外縁部ある
いは内縁部に、レーザービームの色相を吸収する緑色を
塗付し、乱反射分を吸収させるようにしたものや、特開
平7−93823号に開示されているように、乱反射分
をさらに拡散させて弱めるために、外縁部、内縁部、ク
ランピングエリア、あるいはコルゲーション部を乳白色
などの不透明に加工するものや、特開平9−12881
3号に開示されているように、クランピングエリアに同
芯円状にV字の溝を設け、この部分に乱反射分を集めて
減衰させるようにしたものなどが提案されている。
【0012】(2)光ディスクのそり、回転振れ CDプレーヤーにおいては、安定した回転で光ディスク
を回転させて再生することが音質あるいは画質の向上に
つながる。
【0013】CDの場合には、記憶する音を1秒間に4
4、100回に分けてサンプリングし、強弱を256段
階で表現している。また、ディスク面の記憶領域に幅1
μm以下、トラックピッチ約2μm程度のピット配列と
して記憶されている。さらに、光ピックアップによって
直径約1〜2μmに絞り込まれたレーザービームが用い
られている。
【0014】このような微細なレーザビームを記憶範囲
に合致させることが必要であり、光ディスクのそりや面
振れも重要である。市販のCDにおいては、最大面振れ
範囲が0.5mm以下となっている。
【0015】面振れを抑える対策としては、特開平9−
259496号に開示されているように、光ディスクと
同じあるいはそれより大きく、透明なクランプテーブル
及びターンテーブルを用いて、両者で光ディスクを挟持
して回転させるようにしたものや、特開平9−6316
7号に開示されているように、光ディスクをターンテー
ブルに吸着させる手段をCDプレーヤーに設けたものな
どがある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】このように、電子回路
内で発生するもの以外のデジタルノイズに対する対策に
ついてもいくつか提案されている。しかし、光ディスク
内部の光線の乱反射については、レーザー光の吸収剤な
ども開発され、市販されているが、吸収よりも反射分が
多く思い通りの効果が得られていない。また、特殊な加
工により拡散、減衰させるものについては、コスト面で
の問題が残されており、実用化されていないのが現状で
ある。
【0017】面振れについては、CDプレーヤー側から
みた改良、改善となっており、高価な材料や高精度の装
置が必要となり相当のコストアップとなってしまう。
【0018】本発明の課題は、光ディスク自体の改良、
改善に注目し、上記のようなデジタルノイズの低減を目
的とするものであり、光ディスク内部の光線の乱反射を
効果的に外部に放出し、また、光ディスクのそりによる
回転の不安定性を解消することができる光ディスクを実
現することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1は、ディスクの
外縁端部面が上下面に対して非直角面となるように形成
されていることを特徴とする光ディスクである。
【0020】光ディスクとは、レーザビームの照射によ
り情報信号の記録又は再生が行われる光学式記憶媒体の
ことであり、光磁気ディスク、各種追記型光ディスク、
デジタルオーディオディスク(いわゆるCD)、光学式
ビデオディスク等のことである。
【0021】ディスクの外縁端部面とは、外周部分の信
号が記憶されていない領域の外側端面を示しており、通
常のCDなどでは、この外縁端部面が上下面に対して直
角面をなしている。この端部面を上下面に対して非直角
面とすることに特徴がある。
【0022】非直角面とは、端部が面で構成されてお
り、この面が上下面に対して90度以外のある角度を有
しているものであり、平坦面でも良く、曲面でも良い。
また、複数の面により構成された組合わせ面でも良い。
【0023】請求項2は、前記のディスクの外縁端部面
と上下面との角度が40度〜89度であることを特徴と
する光ディスクである。
【0024】通常、光ディスクの外縁部、即ち信号が記
憶されていない部分の径方向の長さは、1〜2mm程度
であり、ディスク厚が1.2mm程度であるため40度
以下にすることは、記録容量などの問題より、実用的で
はない。
【0025】光には物質の境界面でその一部分あるいは
大部分が反射して戻るという性質があり、反射して戻る
光の割合は角度によって異なる。光ディスクの内部から
境界面(すなわちディスクと空気の境界面)に当たる場
合には、入射角が小さければ(垂直に近い角度であれ
ば)ほとんど外部に放出されるが、入射角が大きくなる
と反射して内部に戻る割合が大きくなる。さらに臨界角
以上の角度で入射した光は全反射する。
【0026】このように、レーザービームが光ディスク
内部で乱反射する光は、外周及び内周方向に反射を繰り
返しながら拡散する。内周方向への反射光は、内縁端部
面で反射する。この面は凸状の曲面のため、反射により
拡散し、減衰しやすい。
【0027】一方、外周方向への反射光は、外縁端部面
で反射する。この面は凹状の曲面のため、反射により光
が集積されやすくなる。この集積された反射光が今度は
内周方向に反射を繰り返す中で、一部の反射光は光ピッ
クアップに放射されることになる。この光ピックアップ
への放射光がデジタルノイズとして音質・画質に影響を
与えることになるのである。
【0028】この放射光を減衰させるために、外縁端部
面での内周方向への反射において、全反射させずに、極
力外部へ放出させるようにしたものである。光ディスク
の場合の臨界角は、その材質により違いはあるが、通常
40度〜50度程度である。このため、光ディスクの外
縁端部面の角度は、この臨界角以上の角度とすることが
望ましい。
【0029】請求項3は、ディスクの外縁端部縦断面が
三角形状となるように形成されていることを特徴とする
光ディスクである。該断面の三角形状は、凸状の三角形
状でも凹状の三角形状のいずれでも良い。
【0030】外縁端部断面を三角形状とすると、レーザ
ービームの乱反射により外周方向に臨界角反射(全反
射)を繰り返して進行する反射光が外縁端部面で外部に
放出される。
【0031】請求項4は、ディスクの外縁端部縦断面が
曲面状となるように形成されていることを特徴とする光
ディスクである。該断面の曲面は、凸状曲面でも凹状曲
面のいずれでも良い。
【0032】外縁端部断面を曲面形状とすると、レーザ
ービームの乱反射により外周方向に臨界角反射(全反
射)を繰り返して進行する反射光が外縁端部面で外部に
放出される。
【0033】請求項5は、ディスクの外周部が鋸刃状に
形成されていることを特徴とする光ディスクである。外
周部の鋸刃状部分の各凹凸部先端は、三角形状または円
形状に形成されたものが好ましい。
【0034】鋸刃状に形成することにより、レーザービ
ームの乱反射がこの鋸刃部分で左右方向に反射または屈
折し、拡散したり、外部に放出したりする。
【0035】請求項6は、ディスクの外周部が波状に形
成されていることを特徴とする光ディスクである。波状
に形成すると、レーザービームの乱反射が、この波状部
分で左右方向に反射または屈折し、拡散したり、外部に
放出したりする。
【0036】請求項7は、ディスク外縁部の基板材内部
に、ディスクの上下面に対して非直角面となる境界面が
設けられていることを特徴とする光ディスクである。
【0037】該境界面は、光ディスクの基板材の内部に
形成されるものであればいずれでも良い。例えば、図3
(1)に示すように、基板材がアクリルであるならば、
ガラス製の薄板材を埋め込み境界層を形成するようにし
ても良い。また、図3(2)に示すように、外周部分を
透明な異種材で形成することにより境界面を形成しても
良い。
【0038】この場合のレーザービームの乱反射は、境
界面において、屈折または、反射するために、拡散した
り、外部に放出したりする。なお、境界面は、曲面や凹
凸面でも良い。
【0039】請求項8は、ディスクの外周部の上下両面
に、同芯円状に溝が設けられていることを特徴とする光
ディスクである。
【0040】該溝は、ディスクの外周部の信号が記録さ
れていない部分の上面および下面に、同芯円状に設けら
れたものならばいずれでも良く、溝の形状も任意であ
り、V字形状でも、半円形状でも良い。構造強度の低下
を防ぐために、図4に示すように、上面溝と下面溝が同
じ位置とならないように、若干ずらして設けることが望
ましい。
【0041】ディスクの上下面に溝を設けることによ
り、レーザービームの乱反射が、該溝部で屈折あるい
は、反射して、拡散したり、外部に光が放出されたりす
る。
【0042】請求項9は、ディスクの外縁部において、
上下に貫通する複数の小孔が設けられていることを特徴
とする光ディスクである。
【0043】該小孔は、ディスク面を上下に貫通してい
るものであれば、いずれでも良く、例えば、小孔断面は
円形状でも良く、三角形などの多角形でも良い。また、
円錐形状などでも良い。小孔の軸線は、ディスク面に対
して垂直でも良く、一定の角度を有するように開けられ
たものでも良く、曲線でも良い。また、小孔の配置は、
同芯円状に複数列配置しても良く、各列の小孔は、互い
違いになるように配置すると良い。
【0044】外縁部に小孔が複数設けられていると、レ
ーザービームの乱反射が、この小孔部分で反射または屈
折し、拡散したり、外部に放出したりする。
【0045】請求項10は、ディスクの内縁部におい
て、上下に貫通する複数の小孔が設けられていることを
特徴とする光ディスクである。該小孔は、上記請求項7
と同様に、ディスク面を上下に貫通するように設けられ
ているものであれば、いずれでも良い。
【0046】内縁部に小孔が複数設けられていると、レ
ーザービームの乱反射が、この小孔部分で反射または屈
折し、拡散したり、外部に放出したりする。
【0047】請求項11は、ディスクの外周面におい
て、垂直方向に対して同一方向に傾斜させた溝が等間隔
で複数設けられていることを特徴とする光ディスクであ
る。
【0048】該溝は、ディスクの外周面に一定の角度を
有し、表面を溝状に削って設けられているものならば、
いずれでも良く、例えば、外周面に斜に断面がV字状の
溝を等間隔に複数、削設したものでも良い。溝の断面形
状は、円形状でも良い。また、溝は、直線状に削設した
ものでも良く、曲線状に削設したものでも良い。
【0049】ディスクの外周面に傾斜状に溝が設けられ
ていると、ディスク回転時に該溝を風が通り抜けること
となり、ディスクが一定方向に押圧され、回転振れが解
消される。
【0050】請求項12は、ディスクの外周面におい
て、垂直方向に対して同一方向に傾斜させた凸条が等間
隔で複数設けられていることを特徴とする光ディスクで
ある。
【0051】該凸条は、ディスクの外周面に一定の角度
を有し、表面に筋状の突起が等間隔に設けられているも
のならば、いずれでも良く、例えば、外周面に斜に断面
が三角形状の筋状突起を複数、接着して設けたものでも
良い。筋状突起の断面形状は、円形状でも良く、四角形
でも良く、翼形状でも良い。また、該筋状突起は、直線
状に設けたものでも良く、曲線状に設けたものでも良
い。
【0052】ディスクの外周面に傾斜状に凸条が設けら
れていると、ディスク回転時に該凸条が風を受けること
となり、ディスクが一定方向に押圧され、回転振れが解
消される。
【0053】請求項13は、ディスクの外縁部におい
て、垂直方向に対して同一方向に傾斜させた貫通孔が同
芯円状に等間隔で複数設けられていることを特徴とする
光ディスクである。
【0054】該貫通孔は、ディスクの外周面に軸線が一
定の角度を有し、同芯円状に複数穿設されているものな
らば、いずれでも良く、例えば、外周面に2重の同芯円
上に等間隔に円柱状の小孔が複数穿設され、かつ、この
小孔の軸線が同芯円の周方向に45度傾斜させて開けら
れているものでも良い。
【0055】貫通孔の断面形状は、円形状でも良く、三
角形などの多角形でも良い。また、回転時の風を受けや
すいように、風の吹込み側の口を広くしたものでも良
い。貫通孔の軸線は直線でも良く、流線状などの曲線で
も良い。
【0056】貫通孔の配列は、ディスクの同芯円状に等
間隔で配置されればいずれでも良く、複数の同芯円状に
配置しても良い。この場合には、前列の貫通孔と次の列
の貫通孔とが互い違いになるように配置すると良い。
【0057】ディスクの外周面に傾斜状に貫通孔が設け
られていると、ディスク回転時に該貫通孔内を風が通過
し、ディスクが一定方向に押圧され、回転振れが解消さ
れる。
【0058】請求項14は、ディスクの外周部に装着す
るための装着手段が設けられたリング本体と、該リング
本体の外周部に複数のフィンが設けられていることを特
徴とする光ディスク用リングである。
【0059】該リングは、光ディスクの外周に装着でき
る装着手段が設けられたリング状のものであり、そのリ
ングの外周部に回転により風を受けることができるフィ
ンが複数設けられたものならばいずれでも良い。例え
ば、光ディスクの外周にはめ込んで装着できるように、
ディスクの外周サイズに合せたプラスチック樹脂製リン
グを製作し、その外周部に風を受けることができるよう
に、ディスク面に対して一定の角度を有するような羽根
板を複数固着したものでも良い。
【0060】外周部にフィンが設けられたリングを光デ
ィスクの外周部に装着することにより、光ディスクの回
転によりフィンが風を受け、ディスクが一定方向に押圧
され、回転振れが解消される。
【0061】
【発明の実施の形態】本発明による光ディスクは、CD
による画像の効果的な記録、保存に関する研究、開発を
重ねる中で、光ディスクのデジタルノイズ低減対策とし
て、従来の電子回路内部で発生するデジタルノイズの対
策だけでは不十分であることが解り、光ディスク自体に
起因する光学的特性によるデジタルノイズの対策に注目
し、光ディスク内部の乱反射、拡散特性および回転安定
性を改善することにより、デジタルノイズを低減し、効
果的に音質、画質を改善することができることを見出
し、発明を完成させたものである。
【0062】以下に発明の実施の形態について説明す
る。図1は、本発明による光ディスクの一実施形態を示
す部分拡大縦断面図であり、光ディスク内部のレーザー
ビームの乱反射による内部反射状況を表したものであ
る。臨界角は45度の場合である。(臨界角は、材質に
よって異なるが、光ディスクの場合には40度〜50度
程度である)この光ディスクは、外縁端部面2がディス
クの上下面に対して45度の角度にカットされたCD
(コンパクトディスク)1である。
【0063】光ディスク内部に照射されたレーザービー
ムは、ディスク内の信号記録部分であるピット部分で反
射されて信号が読み取られるが、この時の反射光の一部
が乱反射し、ディスクの中心方向および外周方向に向か
って拡散する。これらの反射光の中で、ディスク内部で
反射または屈折を繰り返す際に、光ピックアップに対し
て放射されるものが、デジタルノイズとして読み取られ
てしまうのである。
【0064】これらの反射光は、拡散により減衰してい
くが、臨界角以上での反射により全反射するもの(すな
わち、減衰しないもの)および、外縁端部面での反射に
より光が集積されるもの(すなわち、増幅されるもの)
が、デジタルノイズとして問題となる。
【0065】図1(1)の反射光の経路は、ディスク内
部で乱反射し、ディスクの外周方向に内部反射を繰り返
して拡散する反射光3を示しており、CDの臨界角以下
の角度(30度)で反射する場合の反射光の経路を示
す。
【0066】この場合には、反射角が臨界角以内である
ため、大部分は、ディスク上下面での屈折光4として外
部に放出されてしまう。この場合の屈折光4の放出は、
外周方向への屈折のため、光ピックアップへの影響はほ
とんどない。更に外縁端部面2では、屈折光5としても
外部に放出され、反射光6はすでにかなり減衰されてい
るため、デジタルノイズとしての問題はほとんどない。
【0067】図1(2)の反射光の経路は、CDの臨界
角の角度(45度)で反射する場合の反射光の経路を示
す。
【0068】この場合には、反射角が臨界角であるた
め、反射光7は、ディスク上下面で全反射し、外縁端部
面2まで減衰せずに達する。この反射光7の入射角度は
外縁端部面2に垂直となるため、反射光7はすべてが外
部に放出される。
【0069】図1(3)の反射光の経路は、CDの臨界
角以上の角度(60度)で反射する場合の反射光の経路
を示す。
【0070】この場合には、反射角が臨界角以上である
ため、反射光8は、ディスク上下面で全反射となり、外
縁端部面2まで進行する。この外縁端部面2での反射角
度は、臨界角以内となるので、ほとんどが外部に屈折光
9として放射され、一部はディスクの中心方向に反射す
る。しかし、この反射光10は、十分に減衰しているた
め、光ピックアップに放出されたとしてもほとんど問題
となるデジタルノイズにはならない。
【0071】このように、光ディスク1の外縁端部面2
を臨界角に近い角度にカットすることにより、ディスク
内部で乱反射する反射光を光ピックアップに影響するこ
となく、外部に放出することができる。
【0072】3人のオーディオマニアの人にリスニング
テストしてもらったが、全員が明らかに音質が従来のも
のよりはっきりしているとの結果を得た。
【0073】図2は、本発明による光ディスクの他の実
施形態を示す部分拡大縦断面図であり、光ディスク内部
のレーザービームの乱反射による内部反射状況を表した
ものである。臨界角は45度の場合である。
【0074】図2(1)の光ディスクは、外縁端部12
の断面がディスクの上下面11に対して45度の角度を
有する山形三角形状となるようにカットされたCD(コ
ンパクトディスク)1である。
【0075】光ディスク内部の乱反射による反射光の中
で問題となる臨界角(45度)による反射光13は、山
形三角形状部分が臨界角と同じ角度となっているため、
この部分で反射光12は外部に放出される。
【0076】図2(2)の光ディスクは、外縁端部14
が円形状に形成されたCD(コンパクトディスク)1で
ある。この光ディスクは、臨界角で反射を繰り返す反射
光13が円形状の外縁端部面14で外部に放出される。
【0077】図2(3)の光ディスクは、外縁端部15
の断面がディスクの上下面11に対して45度の角度を
有する谷形三角形状となるようにカットされたCD(コ
ンパクトディスク)1である。この光ディスクも(1)
と同様に臨界角で反射を繰り返す反射光13が谷形三角
形状部分で外部に放出される。
【0078】図2(4)の光ディスクは、外縁端部16
が凹曲面状に形成されたCD(コンパクトディスク)1
である。この光ディスクは、臨界角で反射を繰り返す反
射光13が凹曲面の外縁端部面16で外部に放出され
る。
【0079】図3は、本発明による光ディスクのさらに
他の実施形態を示す斜視図である。(1)は、ディスク
の外周部の基板材17の内部に、境界層18が埋め込ま
れているCD1である。該境界層18は、ガラス製の薄
板リングが用いられており、上下面11に対して非直角
となるように傾斜状に埋め込まれているものである。
【0080】該ガラス板リングは、CD1のプレス時に
一体成形したものでも良く、CD1のプレス後に加工し
てはめ合わせ、接着したものでも良い。光ディスク内部
の乱反射による反射光の中で問題となる臨界角(45
度)による反射光19は、この境界層18であるガラス
板リング面において、図に示すように、ディスク上面側
に大きく屈折され、ディスク外部に放出される。
【0081】図3の(2)は、ディスクの外周部の先端
側が透明な異種材20で構成されているCD1であり、
境界面21が上下面11に対して非直角となっている。
異種材20は、透明な素材で、適度の強度を有するもの
であればいずれでも良く、境界面21を形成するものな
らば良い。
【0082】例えば、ディスクの基板材17がアクリル
で、先端部の異種材20をポリカーボネイトで構成して
も良い。この場合においても、内部の乱反射による反射
光22は、図に示すように、異種材20の境界面21で
大きく屈折し、CDの外部に放出され、ディスクの中心
方向への反射を抑えることができる。
【0083】図4は、本発明による光ディスクのさらに
他の実施形態を示す斜視図である。このディスクは、外
周部の上面及び下面の両面に同芯円状に溝が設けられて
いるCD1である。上面溝23及び下面溝24の断面
は、V字状であり、各溝はディスクの厚さの1/2より
僅かに深く削設されており、下面溝24が上面溝23よ
り外周側にずらして削設されている。
【0084】このように溝が設けられていると、ディス
ク内部で発生する乱反射による反射光25、26は、上
面溝23および下面溝24の部分で屈折あるいは反射し
てディスクの外部に放出される。上面溝23と下面溝2
4の位置は、同位置でも良いが、図に示すようにずらし
て設けるのが好ましい。
【0085】図5は、本発明による光ディスクのさらに
他の実施形態を示す部分拡大図である。(1)は、貫通
孔の配列を示す図であり、(2)は、貫通孔部分での反
射光の拡散状況を表したものであり、(3)は、臨界角
反射光の反射経路を表したものである。臨界角は45度
の場合である。
【0086】この光ディスクは、(1)に示すように、
外縁部27にディスクの同芯円状に等間隔で貫通孔28
を設けたものである。該貫通孔28の配置は、2重の同
芯円状に設け、図のように、各同芯円状の貫通孔28が
重ならないようにずらして設け、反射光が貫通孔と貫通
孔の隙間を通り抜けて外縁端部面29に直接到達しない
ように配置する。
【0087】該貫通孔28の孔径は、1mmの円柱状と
し、軸線をディスクの中心側に15度傾斜させて穿設し
た。また、各同芯円の間隔は、0.5mmとした。
【0088】レーザービームの乱反射により発生した反
射光30は、外周方向に広がるが、(2)に示すよう
に、貫通孔28に達し、その境界面で反射または屈折す
る。このため、反射光30は、貫通孔28の配列部分で
分散され、減衰するため、ディスクの中心方向へはほと
んど反射しない。
【0089】臨界角の反射光31は、(3)に示すよう
に、貫通孔28の内部に屈折して透過し(透過光3
2)、貫通孔28内部で反射し(反射光33)、ディス
ク外部に放出される。
【0090】図6は、本発明による光ディスクのさらに
他の実施形態を示す部分拡大断面図である。(1)は、
CDプレーヤーにCDがセットされた状態を示す概略図
である。
【0091】一般に市販されるCDプレーヤーは、CD
34の記録面を下向きとし、下部側に設けられた光ピッ
クアップ35からレーザービーム36を照射するように
なっている。このため、CD34の上面をターンテーブ
ル37で回転自在に支持し、下部よりモーター(図示し
ない)に接続されるクランパの突起部(図示しない)を
CDの中心穴にはめ合わせて上方に押し上げて挟み込
み、回転させるようになっている。
【0092】(2)は、(1)の拡大断面図であり、こ
のCD34は、外縁部に周方向に45度傾斜させた貫通
孔38を同芯円状に等間隔で穿設したものである。
【0093】市販のCDは、最大面振れが±0.5mm
で製造されているため、僅かにそりがある。また、高速
回転するため、表面粗さも回転安定性に影響する。この
ため、実際には目で十分に確認できるほど回転振れが生
じており、レーザービームの乱反射の原因となってい
る。
【0094】この貫通孔38を有するCD34を回転さ
せると、貫通孔38内を空気39が通過し、CD34が
ターンテーブル37側に空気抵抗で押圧される(押圧方
向40)ことになる。このため、絶えずCD34外周部
の風の流れが一定となるため、回転振れが抑制され、安
定する。また、貫通孔38の表面で内部反射光を拡散減
衰させる。
【0095】(3)は、CD41の外周面を鋸刃状に切
削加工したものである。刃面42は、周方向に45度傾
斜させて設けられている。このため、刃面42が回転時
に風を受け、ターンテーブル37側に押圧され(押圧方
向43)、CD41自体のそりなどによる回転振れが発
生しにくくなっている。また、ディスク内部からの反射
光もこの鋸刃面42で外部に放出または拡散減衰され
る。
【0096】図7は、本発明による光ディスクのさらに
他の実施形態を示す斜視図であり、(1)は上面側から
見た図であり、(2)は下面側から見た図である。
【0097】このCD44は、外周面に多数のフィン状
の凸条45が設けられている。該フィン状の凸条45
は、CD44の回転により風を受け、ターンテーブル
(図示しない)側に押圧され、回転振れを抑止すること
ができる。また、ディスク内部からの反射光もこのフィ
ン状の凸条45で外部に放出または拡散減衰される。C
D44は非常に高速回転するため、安定した回転を維持
するためには、フィンの凸条45の傾斜角度は、45゜
以上が好ましく、80゜程度でも良い。
【0098】CDプレーヤーの上部カバーを取り外し、
従来のCDと本発明のCDとを同じ条件で回転させて目
視で確認した。高速回転により、CDの周囲にかなりの
風が発生しており、従来のCDは、明らかに振れが生じ
ていた。本発明のCDは、周囲にかなり強い風が発生し
ているが、振れは肉眼では確認できないほど安定した回
転をしていた。
【0099】図8は、本発明による光ディスク用リング
の実施形態を示す図であり、CD46に装着された状態
を示し、縦断面を示す斜視図である。
【0100】該リング47は、プラスチック樹脂製の帯
状リングであり、その外周部に多数のフィン48が設け
られているものである。図に示すフィン48は、一定の
角度に傾斜した小板状の突起を一体成形したものである
が、フィンを接着固定したものでも良く、CD46の回
転により、フィン48が風を受けてターンテーブル側
(図では上側)に押圧させることができるものである。
【0101】該リング46は、図に示すように、リング
の内側下部の突起部49にCD46の外周部が密着され
るように、該リング47にCD46を上側よりはめ込
む。この状態でCDプレーヤーにセットし回転させる
と、フィン48が風を受けて、CD46をターンテーブ
ル(図示しない図では上部側となる)側に押圧すること
となる。このため、回転が安定し、ディスクの回転振れ
が抑制され、内部での乱反射を減少させることができ
る。
【0102】
【発明の効果】請求項1は、ディスクの外縁端部面が上
下面に対して非直角面となるように形成されていること
により、光ディスク内に照射されるレーザービームの乱
反射により発生する反射光を外縁端部面で効果的にディ
スクの外部に放出し、ディスクの中心方向への反射光を
減少させることができる。
【0103】請求項2は、前記のディスクの外縁端部面
と上下面との角度を40度〜89度にすることにより、
減衰しにくい全反射を繰り返す臨界角以上の反射光を効
果的にディスク外部に放出させることができる。
【0104】請求項3は、ディスクの外縁端部縦断面が
三角形状となるように形成されていることにより、光デ
ィスク内部の反射光を三角形状の外縁端部面で外部に放
出しやすくし、中心方向への反射光を減少させることが
できる。また、外周部の信号の未記録部分を少なくする
ことができる。
【0105】請求項4は、ディスクの外縁端部縦断面が
曲面状となるように形成されていることにより、光ディ
スク内部の反射光を曲面状の外縁端部面で外部に放出し
やすくし、中心方向への反射光を減少させることができ
る。また、外周部の信号の未記録部分を少なくすること
ができる。
【0106】請求項5は、ディスクの外周部が鋸刃状に
形成されていることにより、光ディスク内部の反射光を
鋸刃状の外縁端部面でさらに拡散し、外部に放出しやす
くし、中心方向への反射光を減少させることができる。
【0107】請求項6は、ディスクの外周部が波状に形
成されていることにより、光ディスク内部の反射光を波
状の外縁端部面でさらに拡散し、外部に放出しやすく
し、中心方向への反射光を減少させることができる。
【0108】請求項7は、ディスク外縁部の基板材内部
に、ディスクの上下面に対して非直角面となる境界面が
設けられていることにより、ディスク内部の反射光を該
境界面において屈折、あるいは反射させて拡散させ、デ
ィスクの中心方向への反射を減少させることができる。
【0109】請求項8は、ディスクの外周部の上下両面
に、同芯円状に溝が設けられていることにより、ディス
ク内部の反射光を該溝部において屈折、あるいは反射さ
せて拡散させ、ディスクの中心方向への反射を減少させ
ることができる。
【0110】請求項9は、ディスクの外縁部において、
上下に貫通する複数の小孔が設けられていることによ
り、ディスク内部の反射光を該貫通小孔の表面で拡散さ
せ、ディスクの中心方向への反射を減少させることがで
きる。
【0111】請求項10は、ディスクの内縁部におい
て、上下に貫通する複数の小孔が設けられていることに
より、ディスク内部の反射光を該貫通小孔の表面で拡散
させ、ディスクの外周方向への反射を減少させることが
できる。
【0112】請求項11は、ディスクの外周面におい
て、垂直方向に対して同一方向に傾斜させた溝が等間隔
で複数設けられていることにより、ディスク回転により
該溝で空気流が発生し、この空気抵抗により、ターンテ
ーブル側に押圧されるため、ディスク回転時の回転振れ
を抑制し、回転を安定させることができ、レーザービー
ムの乱反射の発生を抑えることができる。
【0113】請求項12は、ディスクの外周面におい
て、垂直方向に対して同一方向に傾斜させた凸条が等間
隔で複数設けられていることにより、ディスク回転によ
り該凸条が回転安定翼となり、空気抵抗によりターンテ
ーブル側に押圧され、ディスク回転時の回転振れを抑制
し、回転を安定させることができ、レーザービームの乱
反射の発生を抑えることができる。
【0114】請求項13は、ディスクの外縁部におい
て、垂直方向に対して同一方向に傾斜させた貫通孔が同
芯円状に等間隔で複数設けられていることにより、ディ
スク回転により該貫通小孔内を空気流が通過し、傾斜さ
せて設けられているため、空気抵抗によりターンテーブ
ル側に押圧される。このため、ディスク回転時の回転振
れを抑制し、回転を安定させることができる。従って、
レーザービームの乱反射の発生を抑えることができる。
【0115】請求項14は、光ディスクの外周部に装着
するための装着手段が設けられたリング本体と、該リン
グ本体の外周部に複数のフィンが設けられていることに
より、該フィンが回転による風を受けてターンテーブル
側に押圧され、回転振れを抑制し、レーザービームの乱
反射の発生を抑えることができる。また、光ディスク本
体への加工の必要がなく、古い光ディスクなどにも簡単
に装着して使用でき、容易に高品位の音質・画質を実現
できる。
【0116】以上に示したように、本発明によれば、光
ディスク自体の改善によって、ディスク内部で発生した
乱反射による反射光を効果的に外部に放出あるいは減衰
させ、また、ディスク回転の安定性を高め、レーザービ
ームの乱反射を減少させることができ、光ディスク内部
で発生するデジタルノイズを低減させ、高音質、高画質
な光ディスクを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ディスクの一実施形態を示す概
略図である。
【図2】本発明による光ディスクの他の実施形態を示す
概略図である。
【図3】本発明による光ディスクのさらに他の実施形態
を示す概略図である。
【図4】本発明による光ディスクのさらに他の実施形態
を示す概略図である。
【図5】本発明による光ディスクのさらに他の実施形態
を示す概略図である。
【図6】本発明による光ディスクのさらに他の実施形態
を示す概略図である。
【図7】本発明による光ディスクのさらに他の実施形態
を示す概略図である。
【図8】本発明による光ディスク用リングの実施形態を
示す概略図である。
【符号の説明】
1、34、41、44、46 CD 2、12、14、15、16、29 外縁端部面 3、7、8、10、13、19、22、25、26、3
1 反射光(内部反射) 4 屈折光(下面放出) 6 反射光(境界面反射) 5、9 屈折光(外縁端部面放出) 11 ディスク上下面 17 基板材 18 境界層 20 異種材 21 境界面 23 上面溝 24 下面溝 17 外縁部 28 貫通孔 32 透過光 33 反射光(貫通光内) 35 光ピックアップ 38 貫通孔(傾斜) 39 空気(風) 40、43 押圧方向 42 鋸刃面 45 フィン状の凸条 47 リング 48 フィン

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクの外縁端部面が上下面に対して
    非直角面となるように形成されていることを特徴とする
    光ディスク。
  2. 【請求項2】 前記のディスクの外縁端部面と上下面と
    の角度が40度〜89度であることを特徴とする請求項
    1の項に記載の光ディスク。
  3. 【請求項3】 ディスクの外縁端部縦断面が三角形状と
    なるように形成されていることを特徴とする光ディス
    ク。
  4. 【請求項4】 ディスクの外縁端部縦断面が曲面状とな
    るように形成されていることを特徴とする光ディスク。
  5. 【請求項5】 ディスクの外周部が鋸刃状に形成されて
    いることを特徴とする光ディスク。
  6. 【請求項6】 ディスクの外周部が波状に形成されてい
    ることを特徴とする光ディスク。
  7. 【請求項7】 ディスク外縁部の基板材内部に、ディス
    クの上下面に対して非直角面となる境界面が設けられて
    いることを特徴とする光ディスク。
  8. 【請求項8】 ディスクの外周部の上下両面に、同芯円
    状に溝が設けられていることを特徴とする光ディスク。
  9. 【請求項9】 ディスクの外縁部において、上下に貫通
    する複数の小孔が設けられていることを特徴とする光デ
    ィスク。
  10. 【請求項10】 ディスクの内縁部において、上下に貫
    通する複数の小孔が設けられていることを特徴とする光
    ディスク。
  11. 【請求項11】 ディスクの外周面において、垂直方向
    に対して周方向に一定の角度に傾斜させた溝が等間隔で
    複数設けられていることを特徴とする光ディスク。
  12. 【請求項12】 ディスクの外周面において、垂直方向
    に対して同一方向に傾斜させた凸条が等間隔で複数設け
    られていることを特徴とする光ディスク。
  13. 【請求項13】 ディスクの外縁部において、垂直方向
    に対して同一方向に傾斜させた貫通孔が同芯円状に等間
    隔で複数設けられていることを特徴とする光ディスク。
  14. 【請求項14】 ディスクの外周部に装着するための装
    着手段が設けられたリング本体と、該リング本体の外周
    部に複数のフィンが設けられていることを特徴とする光
    ディスク用リング。
JP10193792A 1998-03-12 1998-06-23 光ディスク及び光ディスク用リング Pending JPH11328727A (ja)

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JP10-82910 1998-03-12
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